JPH0615042A - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents
パチンコ機の変動入賞装置Info
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- JPH0615042A JPH0615042A JP5464993A JP5464993A JPH0615042A JP H0615042 A JPH0615042 A JP H0615042A JP 5464993 A JP5464993 A JP 5464993A JP 5464993 A JP5464993 A JP 5464993A JP H0615042 A JPH0615042 A JP H0615042A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑な釘調整を行うことなく、変動入賞装置
内の特別入賞領域への入賞確率を直接的、且つ比較的容
易に調節できるようにする。 【構成】 変動入賞装置8内に入賞した打球が流下して
くる下側空間部20bに、開閉可能な開戸34,34を
設け、この開戸34,34が開状態になった場合には、
下側空間部20bに受け入れた球の一部が比較的高い確
率で継続入賞口29に入賞する。
内の特別入賞領域への入賞確率を直接的、且つ比較的容
易に調節できるようにする。 【構成】 変動入賞装置8内に入賞した打球が流下して
くる下側空間部20bに、開閉可能な開戸34,34を
設け、この開戸34,34が開状態になった場合には、
下側空間部20bに受け入れた球の一部が比較的高い確
率で継続入賞口29に入賞する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変動入賞装置を備えた
パチンコ機に関する。
パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機としては、遊
技盤面を流下する打球が特定入賞口に入賞すると、変動
入賞装置の打球の受入れ状態が遊技者にとって不利な第
2の状態から有利な第1の状態に変化し、この第1の状
態において、変動入賞装置に流入した打球が継続入賞口
に入賞した際には、第1の状態が繰返されるように設定
されたものが公知である(例えば特開昭58−1125
71号公報)。
技盤面を流下する打球が特定入賞口に入賞すると、変動
入賞装置の打球の受入れ状態が遊技者にとって不利な第
2の状態から有利な第1の状態に変化し、この第1の状
態において、変動入賞装置に流入した打球が継続入賞口
に入賞した際には、第1の状態が繰返されるように設定
されたものが公知である(例えば特開昭58−1125
71号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のパチンコ機では、変動入賞装置内に流入した打球の継
続入賞口への入賞確率は、変動入賞装置の構造により予
め所定値となるように設定してあるが、この変動入賞装
置内に流入した打球の流下方向が多種多様に変化するた
め、継続入賞口へ入賞することは偶然性によるところが
多くなってしまい、この継続入賞口へ効率よく打球を入
賞させることが殆どできなかった。
のパチンコ機では、変動入賞装置内に流入した打球の継
続入賞口への入賞確率は、変動入賞装置の構造により予
め所定値となるように設定してあるが、この変動入賞装
置内に流入した打球の流下方向が多種多様に変化するた
め、継続入賞口へ入賞することは偶然性によるところが
多くなってしまい、この継続入賞口へ効率よく打球を入
賞させることが殆どできなかった。
【0004】従って、遊技店では遊技店と遊技者との利
益バランスを図りながら、遊技者に利益拡大のサービス
を施すことができなくなったり、又、遊技者にとっても
利益率が低下してしまい、変化に乏しい遊技内容となっ
てしまうという問題点があった。更に、遊技店では、変
動入賞装置内に流入した打球の継続入賞口への入賞確率
を調整できないことから、その周辺の釘を調節すること
で変動入賞装置に流入する打球をコントロールするより
ほかなかった。しかし、釘の調節は間接的な調節である
ので、その実行を期し難く、しかも変動入賞装置に打球
が流入し難く釘を調節してしまったのでは、興趣に乏し
いパチンコ機となってしまうので、その調整範囲も極く
限られるという問題点がある。
益バランスを図りながら、遊技者に利益拡大のサービス
を施すことができなくなったり、又、遊技者にとっても
利益率が低下してしまい、変化に乏しい遊技内容となっ
てしまうという問題点があった。更に、遊技店では、変
動入賞装置内に流入した打球の継続入賞口への入賞確率
を調整できないことから、その周辺の釘を調節すること
で変動入賞装置に流入する打球をコントロールするより
ほかなかった。しかし、釘の調節は間接的な調節である
ので、その実行を期し難く、しかも変動入賞装置に打球
が流入し難く釘を調節してしまったのでは、興趣に乏し
いパチンコ機となってしまうので、その調整範囲も極く
限られるという問題点がある。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ものであって、その目的とするところは、特別入賞領域
への打球の入賞確率の調整を行うようにして、しかも変
動入賞装置内に受入れられた打球が打球誘導路を流下し
て行く、その流下過程を遊技者が特別入賞領域への入賞
期待感をもって見て楽しむこともできるパチンコ機を提
供することにある。
ものであって、その目的とするところは、特別入賞領域
への打球の入賞確率の調整を行うようにして、しかも変
動入賞装置内に受入れられた打球が打球誘導路を流下し
て行く、その流下過程を遊技者が特別入賞領域への入賞
期待感をもって見て楽しむこともできるパチンコ機を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、入賞領域を形成した遊技盤(5)を含むパ
チンコ機(1)であって、前記遊技盤上に配設されて遊
技者にとって有利になる第1の状態(例えば可動片21
の開状態)及び遊技者にとって不利になる第2の状態
(例えば可動片21の閉状態)に変化可能な変動入賞装
置(8)と、特定球検出手段(例えば図示しない特定入
賞検出器)が臨み、この特定球検出手段が受入れた打球
を検出すると、前記変動入賞装置を第1の状態に変化で
きるように定められた特定入賞領域(例えば特定入賞口
9,10)と、特別球検出手段(例えば図示しない検出
器)が臨み、前記特定球検出手段が打球を検出した後に
おいて上記特別球検出手段が受入れた打球を検出する
と、前記変動入賞装置を繰返して第1の状態にできるよ
うに定められた特別入賞領域(例えば継続入賞口29)
と、前記変動入賞装置内に受入れられた打球を特別入賞
領域に導く打球誘導路(例えば仕切板24→開口部26
→底部27)と、この打球誘導路から特別入賞領域に入
賞する打球の入賞確率を調整する打球誘導手段(例えば
制御部材33)とを備えたことを特徴とする。
れたもので、入賞領域を形成した遊技盤(5)を含むパ
チンコ機(1)であって、前記遊技盤上に配設されて遊
技者にとって有利になる第1の状態(例えば可動片21
の開状態)及び遊技者にとって不利になる第2の状態
(例えば可動片21の閉状態)に変化可能な変動入賞装
置(8)と、特定球検出手段(例えば図示しない特定入
賞検出器)が臨み、この特定球検出手段が受入れた打球
を検出すると、前記変動入賞装置を第1の状態に変化で
きるように定められた特定入賞領域(例えば特定入賞口
9,10)と、特別球検出手段(例えば図示しない検出
器)が臨み、前記特定球検出手段が打球を検出した後に
おいて上記特別球検出手段が受入れた打球を検出する
と、前記変動入賞装置を繰返して第1の状態にできるよ
うに定められた特別入賞領域(例えば継続入賞口29)
と、前記変動入賞装置内に受入れられた打球を特別入賞
領域に導く打球誘導路(例えば仕切板24→開口部26
→底部27)と、この打球誘導路から特別入賞領域に入
賞する打球の入賞確率を調整する打球誘導手段(例えば
制御部材33)とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】遊技盤(5)面を流下する打球が、特定入賞領
域(9,10)に入賞すると、変動入賞装置(8)が第
2の状態(例えば可動片21の閉状態)から第1状態
(例えば可動片21が開状態)に変化する。
域(9,10)に入賞すると、変動入賞装置(8)が第
2の状態(例えば可動片21の閉状態)から第1状態
(例えば可動片21が開状態)に変化する。
【0008】この第1状態において、変動入賞装置
(8)内に受入れられた打球は、打球誘導路(24等)
を流下する。この流下した打球が特別入賞領域(29)
に入賞すると、変動入賞装置は繰返して第1の状態にな
り、当該変動入賞装置へ打球が入賞し易くなる。
(8)内に受入れられた打球は、打球誘導路(24等)
を流下する。この流下した打球が特別入賞領域(29)
に入賞すると、変動入賞装置は繰返して第1の状態にな
り、当該変動入賞装置へ打球が入賞し易くなる。
【0009】このように打球が特定入賞領域又は特別入
賞領域に入賞すると、変動入賞装置は第1の状態にな
り、例えばこの第1の状態において変動入賞装置内に打
球が受入れられると、打球は打球誘導路を流下する途中
で、特別の条件のもとに作動する打球誘導手段により、
打球誘導路から特別入賞領域に入賞する打球の入賞確率
が調整され、特別入賞領域に打球が再度入賞することを
条件に、例えば繰返して所定回数だけ第1の状態による
利益を遊技者に与えることが可能なようにする。
賞領域に入賞すると、変動入賞装置は第1の状態にな
り、例えばこの第1の状態において変動入賞装置内に打
球が受入れられると、打球は打球誘導路を流下する途中
で、特別の条件のもとに作動する打球誘導手段により、
打球誘導路から特別入賞領域に入賞する打球の入賞確率
が調整され、特別入賞領域に打球が再度入賞することを
条件に、例えば繰返して所定回数だけ第1の状態による
利益を遊技者に与えることが可能なようにする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】パチンコ機1は、第2図で示すように、額
縁状前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操作部4
などを有し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして
設けた遊技盤5の表面にはガイドレール6で囲まれる遊
技部7を有し、該遊技部7には多数の障害釘(図示せ
ず)と、遊技者にとって有利になる第1の状態及び遊技
者にとって不利になる第2の状態に変化可能な変動入賞
装置8と、受入れた打球の検出により、変動入賞装置8
を第1の状態に変化できるように定められた特定入賞領
域としての第1特定入賞口9及び第2特定入賞口10等
を備え、遊技盤5の裏面には賞球を排出する賞球排出装
置(図示せず)や電気的制御装置11等を有する。
縁状前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操作部4
などを有し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして
設けた遊技盤5の表面にはガイドレール6で囲まれる遊
技部7を有し、該遊技部7には多数の障害釘(図示せ
ず)と、遊技者にとって有利になる第1の状態及び遊技
者にとって不利になる第2の状態に変化可能な変動入賞
装置8と、受入れた打球の検出により、変動入賞装置8
を第1の状態に変化できるように定められた特定入賞領
域としての第1特定入賞口9及び第2特定入賞口10等
を備え、遊技盤5の裏面には賞球を排出する賞球排出装
置(図示せず)や電気的制御装置11等を有する。
【0012】そして、遊技者が球供給皿3に球を供給
し、発射操作部4を操作すると、打球発射装置12が作
動して球供給皿3から導いた球を1個宛ガイドレール6
を介して遊技部7内に発射する。
し、発射操作部4を操作すると、打球発射装置12が作
動して球供給皿3から導いた球を1個宛ガイドレール6
を介して遊技部7内に発射する。
【0013】遊技部7内に発射された打球は、障害釘に
当りながら流下し、流下する途中でいずれかの入賞口に
も入らなかった場合には、遊技部7の最下位置に開設し
たアウト口13に入り、アウト球として遊技盤5の裏面
に排出される。
当りながら流下し、流下する途中でいずれかの入賞口に
も入らなかった場合には、遊技部7の最下位置に開設し
たアウト口13に入り、アウト球として遊技盤5の裏面
に排出される。
【0014】一方、遊技部7内を流下する途中で打球が
第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10に入ると、各
特定入賞口9,10の流路に臨ませた特定球検出手段と
しての各特定入賞検出器(図示せず)からの信号を受け
た電気的制御装置11が変動入賞装置8を打球が入賞し
易い状態に変換する。
第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10に入ると、各
特定入賞口9,10の流路に臨ませた特定球検出手段と
しての各特定入賞検出器(図示せず)からの信号を受け
た電気的制御装置11が変動入賞装置8を打球が入賞し
易い状態に変換する。
【0015】変動入賞装置8は、遊技盤5表面に取付け
る取付け基板14の上部に前面が前飾り15で塞がれた
中央の天入賞口16と、左右の天横入賞口17,17と
を有し、各入賞口16,17の流下端部を遊技盤5の裏
面の集合樋に臨ませて上部入賞部18を構成する。
る取付け基板14の上部に前面が前飾り15で塞がれた
中央の天入賞口16と、左右の天横入賞口17,17と
を有し、各入賞口16,17の流下端部を遊技盤5の裏
面の集合樋に臨ませて上部入賞部18を構成する。
【0016】又、基板16の略中央には左右に鍔状の縁
部19,19を有し、中央部分を窪ませて前面開放の凹
室20を形成する。そして、左右の縁部19には左右の
可動片21,21を支軸22で対向状に軸着し、該支軸
22を基板14の裏側に突出させ、該支軸22の端部に
リンク機構を介して電気的駆動源、例えば電磁ソレノイ
ド23を連結する。
部19,19を有し、中央部分を窪ませて前面開放の凹
室20を形成する。そして、左右の縁部19には左右の
可動片21,21を支軸22で対向状に軸着し、該支軸
22を基板14の裏側に突出させ、該支軸22の端部に
リンク機構を介して電気的駆動源、例えば電磁ソレノイ
ド23を連結する。
【0017】従って、電磁ソレノイド23が励磁する
と、リンク機構が支軸22に回転力を伝達し、両可動片
21を、第1図中、一点鎖線で示すように浅いV字状に
傾動し、変動入賞装置8は遊技者にとって有利になる第
1の状態に変化する。
と、リンク機構が支軸22に回転力を伝達し、両可動片
21を、第1図中、一点鎖線で示すように浅いV字状に
傾動し、変動入賞装置8は遊技者にとって有利になる第
1の状態に変化する。
【0018】これに対し、電磁ソレノイド23が消磁す
ると、電磁ソレノイド23のスプリング23′の付勢力
により両可動片21が第1図中、実線で示すように直立
状となり、この状態では基板14上部にある上部入賞部
18が両可動片21の上端間隙を塞ぐので、変動入賞装
置8は遊技者にとって不利になる第2の状態に変化す
る。尚、電磁ソレノイド23は常時消磁しているので、
変動入賞装置8も常時は第2の状態にある。
ると、電磁ソレノイド23のスプリング23′の付勢力
により両可動片21が第1図中、実線で示すように直立
状となり、この状態では基板14上部にある上部入賞部
18が両可動片21の上端間隙を塞ぐので、変動入賞装
置8は遊技者にとって不利になる第2の状態に変化す
る。尚、電磁ソレノイド23は常時消磁しているので、
変動入賞装置8も常時は第2の状態にある。
【0019】上記した凹室20内には奥に向って緩く下
り傾斜した仕切板24を設け、その傾斜上端を凹室20
の開口端に、傾斜下端を凹室20の途中に位置させ、凹
室20内を上側空間部20aと下側空間部20bとに上
下に二分割する。そして、仕切板24の略中央には飛行
機状の飾り部25を縦方向に設け、飾り部25の凸状の
胴体部25′によって上側空間部20aを左右に分割し
ている。又、仕切板24の傾斜下端は凹室20の後面か
ら離れているので、仕切板24の傾斜下端と凹室20の
後面との間には打球が通過可能な大きさの開口部26,
26が形成され、該開口部26により下側空間部20b
に連通する。
り傾斜した仕切板24を設け、その傾斜上端を凹室20
の開口端に、傾斜下端を凹室20の途中に位置させ、凹
室20内を上側空間部20aと下側空間部20bとに上
下に二分割する。そして、仕切板24の略中央には飛行
機状の飾り部25を縦方向に設け、飾り部25の凸状の
胴体部25′によって上側空間部20aを左右に分割し
ている。又、仕切板24の傾斜下端は凹室20の後面か
ら離れているので、仕切板24の傾斜下端と凹室20の
後面との間には打球が通過可能な大きさの開口部26,
26が形成され、該開口部26により下側空間部20b
に連通する。
【0020】下側空間部20bの底部27は凹室20の
後面から前方に向って緩く下り傾斜し、傾斜下端には前
面が装飾板28で塞がれ、特定入賞領域としての第1特
定入賞口9若しくは第2特定入賞口10への打球の入賞
後において変動入賞装置8を繰返して第1の状態にでき
るように定められた特別入賞領域としての中央の継続入
賞口29と、該継続入賞口29の左右の一般入賞口3
0,30とを並べて開設し、各入賞口29,30には両
可動片21の開閉動作時に可動片21の内端部と飾り部
25の前部との間に生じる隙間から落下した打球が入賞
することとなる。
後面から前方に向って緩く下り傾斜し、傾斜下端には前
面が装飾板28で塞がれ、特定入賞領域としての第1特
定入賞口9若しくは第2特定入賞口10への打球の入賞
後において変動入賞装置8を繰返して第1の状態にでき
るように定められた特別入賞領域としての中央の継続入
賞口29と、該継続入賞口29の左右の一般入賞口3
0,30とを並べて開設し、各入賞口29,30には両
可動片21の開閉動作時に可動片21の内端部と飾り部
25の前部との間に生じる隙間から落下した打球が入賞
することとなる。
【0021】一方、底部27の傾斜途中の略中央には落
し開口部31を開設し、該落し開口部31は遊技盤5裏
面の集合樋に連絡し、底部27を転動する打球が該落し
開口部31に入ると集合樋に導かれる。
し開口部31を開設し、該落し開口部31は遊技盤5裏
面の集合樋に連絡し、底部27を転動する打球が該落し
開口部31に入ると集合樋に導かれる。
【0022】そして、上記落し開口部31の前方には、
落し開口部31の左右の縁部32,32を通過して転動
する打球の転動方向を変化させ、特別入賞領域としての
継続入賞口29への打球の入賞確率を調整するための打
球誘導手段として制御部材33を設ける。
落し開口部31の左右の縁部32,32を通過して転動
する打球の転動方向を変化させ、特別入賞領域としての
継続入賞口29への打球の入賞確率を調整するための打
球誘導手段として制御部材33を設ける。
【0023】上記制御部材33は、第1図及び第3〜5
図に示すように、変動入賞装置8内に受入れられた打球
を特別入賞領域としての継続入賞口29に導く打球誘導
路としての仕切板24、開口部26及び底部27の途
中、こゝでは底部27の上面に、左右の両開き状開戸3
4,34を回動軸35により回動可能に軸支して成り、
開戸34は戻しバネ36により常には閉方向に付勢され
て、落し開口部31の前方を左右から塞いでいる。
図に示すように、変動入賞装置8内に受入れられた打球
を特別入賞領域としての継続入賞口29に導く打球誘導
路としての仕切板24、開口部26及び底部27の途
中、こゝでは底部27の上面に、左右の両開き状開戸3
4,34を回動軸35により回動可能に軸支して成り、
開戸34は戻しバネ36により常には閉方向に付勢され
て、落し開口部31の前方を左右から塞いでいる。
【0024】そして、開戸34は開閉機構37により中
央から回動軸35を支点に、前方に向って左右に所要角
度だけ開く。開閉機構37としては、例えば電磁ソレノ
イド38の作動子39の先端に幅広な押圧部40を設
け、該押圧部40を開戸34の裏面に臨ませ、電磁ソレ
ノイド38が励磁したときに押圧部39により開戸34
を後方から押し開くように構成している。
央から回動軸35を支点に、前方に向って左右に所要角
度だけ開く。開閉機構37としては、例えば電磁ソレノ
イド38の作動子39の先端に幅広な押圧部40を設
け、該押圧部40を開戸34の裏面に臨ませ、電磁ソレ
ノイド38が励磁したときに押圧部39により開戸34
を後方から押し開くように構成している。
【0025】一方、前記した各可動片21は長さの途中
に支軸22をインサート成型し、該支軸22により基板
14表面に回動可能に軸着したもので、基板14の裏側
に円筒形の軸受41を設け、該軸受41に支軸22を通
して軸受41の後端部から支軸22の先端を突出させ、
突出端にリンク機構を介して電磁ソレノイド23を連結
する。電磁ソレノイド23は凹室20の背面に設けたカ
バー部42内に収納され、変動入賞装置8と一体となっ
ている。
に支軸22をインサート成型し、該支軸22により基板
14表面に回動可能に軸着したもので、基板14の裏側
に円筒形の軸受41を設け、該軸受41に支軸22を通
して軸受41の後端部から支軸22の先端を突出させ、
突出端にリンク機構を介して電磁ソレノイド23を連結
する。電磁ソレノイド23は凹室20の背面に設けたカ
バー部42内に収納され、変動入賞装置8と一体となっ
ている。
【0026】上記のように構成した変動入賞装置8を遊
技盤5に取付けるには、遊技盤5の遊技部7のほゞ中央
に、変動入賞装置8の後部を嵌入できる大きさの開口部
(図示せず)を設け、該開口部に変動入賞装置8の後部
を嵌め入れ、基板14表面から打込むビスを遊技盤5に
止め付ければよい。
技盤5に取付けるには、遊技盤5の遊技部7のほゞ中央
に、変動入賞装置8の後部を嵌入できる大きさの開口部
(図示せず)を設け、該開口部に変動入賞装置8の後部
を嵌め入れ、基板14表面から打込むビスを遊技盤5に
止め付ければよい。
【0027】そして、各入賞口の流下端部を遊技盤5裏
面の集合樋(図示せず)に接続すると共に、各流路に各
検出器(図示せず)を臨ませ、各検出器を電気的制御装
置11に電気的に接続する。又、各電磁ソレノイド2
3,38の端子も同様に電気的制御装置11に電気的に
接続する。
面の集合樋(図示せず)に接続すると共に、各流路に各
検出器(図示せず)を臨ませ、各検出器を電気的制御装
置11に電気的に接続する。又、各電磁ソレノイド2
3,38の端子も同様に電気的制御装置11に電気的に
接続する。
【0028】図面の実施例においては、打球が特定入賞
領域としての第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10
に入ると、特定球検出手段としての特定入賞検出器が該
打球を検出して電気的制御装置11に信号を送り、該信
号を受けた電気的制御装置11が電磁ソレノイド23を
励磁する。そして、電磁ソレノイド23が励磁される
と、リンク機構を介して両可動片21が浅いV字状に傾
動し、打球を受入れ易い第1の状態に変換する。変動入
賞装置8が第1の状態に変換すると、各可動片21が遊
技部7を流下してくる打球を広い範囲で受止め、受止め
た打球を仕切板24上に案内する。
領域としての第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10
に入ると、特定球検出手段としての特定入賞検出器が該
打球を検出して電気的制御装置11に信号を送り、該信
号を受けた電気的制御装置11が電磁ソレノイド23を
励磁する。そして、電磁ソレノイド23が励磁される
と、リンク機構を介して両可動片21が浅いV字状に傾
動し、打球を受入れ易い第1の状態に変換する。変動入
賞装置8が第1の状態に変換すると、各可動片21が遊
技部7を流下してくる打球を広い範囲で受止め、受止め
た打球を仕切板24上に案内する。
【0029】仕切板24上に案内された打球は、仕切板
24の下り傾斜により上側空間部20aの奥に向って転
動し、仕切板24の傾斜下端の開口部26から下側空間
部20b内に落下する。下側空間部20bから落下した
打球は、下側空間部20bの底部27で受止められ、底
部27の下り傾斜により下側空間部20bの前方に向っ
て転動する。
24の下り傾斜により上側空間部20aの奥に向って転
動し、仕切板24の傾斜下端の開口部26から下側空間
部20b内に落下する。下側空間部20bから落下した
打球は、下側空間部20bの底部27で受止められ、底
部27の下り傾斜により下側空間部20bの前方に向っ
て転動する。
【0030】このとき、底部27の傾斜途中を塞ぐ制御
部材33の開戸34が閉状態か、又は開状態となってい
る。
部材33の開戸34が閉状態か、又は開状態となってい
る。
【0031】開戸34を閉状態から開状態とするための
特別条件としては種々の条件が考えられるが、例えばそ
の一つとして、まず、変動入賞装置8が第2の状態から
第1の状態に変換されたときに、同時に開戸34を閉状
態から開状態に変換するものとする。
特別条件としては種々の条件が考えられるが、例えばそ
の一つとして、まず、変動入賞装置8が第2の状態から
第1の状態に変換されたときに、同時に開戸34を閉状
態から開状態に変換するものとする。
【0032】即ち、打球が前記した入賞検出器により検
出されると、電気的制御装置11が開閉機構用の電磁ソ
レノイド38を励磁する。そして、開閉機構用の電磁ソ
レノイド38が励磁されると、作動子39を介して押圧
部40が開戸34の裏面を押圧し、戻しバネ36の付勢
に抗して左右の開戸34を前方に向って押し開き、開戸
34を閉状態から開状態に変換する。
出されると、電気的制御装置11が開閉機構用の電磁ソ
レノイド38を励磁する。そして、開閉機構用の電磁ソ
レノイド38が励磁されると、作動子39を介して押圧
部40が開戸34の裏面を押圧し、戻しバネ36の付勢
に抗して左右の開戸34を前方に向って押し開き、開戸
34を閉状態から開状態に変換する。
【0033】開戸34が開状態となると、左右の開戸3
4は中央から左右外向きに一定角度だけ略ハの字形に開
いて、開戸34の各内側面34′の対向間隔を底部27
の傾斜下端に向って徐々に幅狭なものとする。
4は中央から左右外向きに一定角度だけ略ハの字形に開
いて、開戸34の各内側面34′の対向間隔を底部27
の傾斜下端に向って徐々に幅狭なものとする。
【0034】従って、開戸34が開状態になっているの
で底部27を転動する打球は、その一部が底部27の落
し開口部31に落ち込み、落し開口部31を介して遊技
盤5裏面の集合樋に放出されて入賞球となるが落し開口
部31に落ち込まなかった他の一部の打球は開戸34に
達する。
で底部27を転動する打球は、その一部が底部27の落
し開口部31に落ち込み、落し開口部31を介して遊技
盤5裏面の集合樋に放出されて入賞球となるが落し開口
部31に落ち込まなかった他の一部の打球は開戸34に
達する。
【0035】即ち、下側空間部20bの左右両内側面に
沿って転動する打球は、落し開口部31の左右の縁部3
2,32を通過してそのまま底部27を転動する。この
打球は開戸34の内側面34′の外側端部に接触し、内
側面34′に沿って転動して、底部27の中央に向って
開放した内側面34′の内側端部から底部27の傾斜下
端に導びかれて、そのほとんどは中央の継続入賞口29
に流下する。このように、開戸34は開状態では打球の
転動方向を規制し、打球を特定の入賞口に向って転動す
るよう方向性を与える機能があり、実施例のものでは打
球を底部27の中央側に寄せて、継続入賞口29に打球
が流入する確率を高めている。従って、開戸34が開く
と、継続入賞口29への打球の入賞確率が飛躍的に向上
する。
沿って転動する打球は、落し開口部31の左右の縁部3
2,32を通過してそのまま底部27を転動する。この
打球は開戸34の内側面34′の外側端部に接触し、内
側面34′に沿って転動して、底部27の中央に向って
開放した内側面34′の内側端部から底部27の傾斜下
端に導びかれて、そのほとんどは中央の継続入賞口29
に流下する。このように、開戸34は開状態では打球の
転動方向を規制し、打球を特定の入賞口に向って転動す
るよう方向性を与える機能があり、実施例のものでは打
球を底部27の中央側に寄せて、継続入賞口29に打球
が流入する確率を高めている。従って、開戸34が開く
と、継続入賞口29への打球の入賞確率が飛躍的に向上
する。
【0036】尚、極く僅かな数の打球は、中央の継続入
賞口29の左右に並設された一般入賞口30に流入し、
該一般入賞口30を介し遊技盤5裏面の集合樋に直接放
出されて入賞球となる。
賞口29の左右に並設された一般入賞口30に流入し、
該一般入賞口30を介し遊技盤5裏面の集合樋に直接放
出されて入賞球となる。
【0037】そして、打球が継続入賞口29に入れば、
特別球検出手段としての検出器により検出され、例えば
電気的制御装置11が変動入賞装置8を繰返し(例えば
18回)第2の状態から第1の状態に変換したり、或い
は第1の状態を所定時間(例えば30秒間)継続する等
して、この入賞打球に応じて賞球排出装置(図示せず)
を作動して所定数の賞球を排出する。
特別球検出手段としての検出器により検出され、例えば
電気的制御装置11が変動入賞装置8を繰返し(例えば
18回)第2の状態から第1の状態に変換したり、或い
は第1の状態を所定時間(例えば30秒間)継続する等
して、この入賞打球に応じて賞球排出装置(図示せず)
を作動して所定数の賞球を排出する。
【0038】又、両可動片21が開くとき、又は閉じる
とき、各可動片21に乗る打球は、両可動片21の内端
部端面と飾り部25の前部外側面との間に発生する隙間
から、そのまゝ下方に落下し、継続入賞口29か又は一
般入賞口30のいずれかの入賞口に流下する。
とき、各可動片21に乗る打球は、両可動片21の内端
部端面と飾り部25の前部外側面との間に発生する隙間
から、そのまゝ下方に落下し、継続入賞口29か又は一
般入賞口30のいずれかの入賞口に流下する。
【0039】従って、打球が継続入賞口29に入る継続
条件が達成されゝば、両可動片21は所要回数だけ繰返
して第2の状態から第1の状態に変換したり、第1の状
態を所要時間継続し、開戸34も開状態を維持する。逆
に、継続条件が達成されないときは、予め設定された条
件に基づいて電気的制御装置11が電磁ソレノイド23
と開閉機構用の電磁ソレノイド38を消磁する。
条件が達成されゝば、両可動片21は所要回数だけ繰返
して第2の状態から第1の状態に変換したり、第1の状
態を所要時間継続し、開戸34も開状態を維持する。逆
に、継続条件が達成されないときは、予め設定された条
件に基づいて電気的制御装置11が電磁ソレノイド23
と開閉機構用の電磁ソレノイド38を消磁する。
【0040】電磁ソレノイド23が消磁されると、電磁
ソレノイド23のスプリング23′の付勢により、両可
動片21を第1図中、実線で示すように直立状とした第
2の状態に変換する。そして、開閉機構用の電磁ソレノ
イド38が消磁されると、電磁ソレノイド38はスプリ
ング38′の付勢により、押圧部40を開戸34裏面か
ら離すように引き戻すので、開戸34は戻しバネ36の
付勢により下側空間部20bの底部27の傾斜途中を塞
ぐよう閉状態に変換する。尚、開戸34の停止位置とし
ては、開戸34の裏面が押圧部40の前面に当接した位
置で停止する。
ソレノイド23のスプリング23′の付勢により、両可
動片21を第1図中、実線で示すように直立状とした第
2の状態に変換する。そして、開閉機構用の電磁ソレノ
イド38が消磁されると、電磁ソレノイド38はスプリ
ング38′の付勢により、押圧部40を開戸34裏面か
ら離すように引き戻すので、開戸34は戻しバネ36の
付勢により下側空間部20bの底部27の傾斜途中を塞
ぐよう閉状態に変換する。尚、開戸34の停止位置とし
ては、開戸34の裏面が押圧部40の前面に当接した位
置で停止する。
【0041】次に、前記した開戸34を開閉するため特
別条件を他の条件に設定した場合について説明する。
別条件を他の条件に設定した場合について説明する。
【0042】この特別条件は、例えば継続条件が達成さ
れた継続動作中に、両可動片21に受止められて変動入
賞装置8に入賞した一般入賞球の全計数がn個(例えば
5個)に達するか、又は可動片21の開閉動作の回数が
n回(例えば10回)を過ぎるか、若しくは両条件のい
ずれか先に達成された条件に従い、開戸34を閉状態か
ら開状態に変換するようにする。
れた継続動作中に、両可動片21に受止められて変動入
賞装置8に入賞した一般入賞球の全計数がn個(例えば
5個)に達するか、又は可動片21の開閉動作の回数が
n回(例えば10回)を過ぎるか、若しくは両条件のい
ずれか先に達成された条件に従い、開戸34を閉状態か
ら開状態に変換するようにする。
【0043】図示したもので、例えば、継続終了条件と
して、変動入賞装置8は所定時間(例えば0.7秒間)
ずつ所定の回数(例えば18回)だけ両可動片34を繰
返して第2の状態から第1の状態に変換するか、該繰返
し動作中の一般入賞球の合計数が10個に達するか、い
ずれか先に達成された条件に従って動作を終了し、これ
を1サイクルとして、サイクルの繰返し回数が一定数
(最大8サイクル)に達したならば全ての継続動作を終
了する。そして、継続動作中において次のサイクルが開
始される条件としては、1サイクルの間に打球が継続入
賞口29に入賞することを条件とし、継続入賞口29に
入賞したならば、1サイクルの途中であっても、直ちに
そのサイクルが停止されて次のサイクルに移行すること
ゝする。
して、変動入賞装置8は所定時間(例えば0.7秒間)
ずつ所定の回数(例えば18回)だけ両可動片34を繰
返して第2の状態から第1の状態に変換するか、該繰返
し動作中の一般入賞球の合計数が10個に達するか、い
ずれか先に達成された条件に従って動作を終了し、これ
を1サイクルとして、サイクルの繰返し回数が一定数
(最大8サイクル)に達したならば全ての継続動作を終
了する。そして、継続動作中において次のサイクルが開
始される条件としては、1サイクルの間に打球が継続入
賞口29に入賞することを条件とし、継続入賞口29に
入賞したならば、1サイクルの途中であっても、直ちに
そのサイクルが停止されて次のサイクルに移行すること
ゝする。
【0044】即ち、所定回数(18回)の途中で打球が
継続入賞口29に入ると、所定回数(18回)の残り回
数に拘らず新たに所定回数(18回)を1回、2回…と
カウントする。
継続入賞口29に入ると、所定回数(18回)の残り回
数に拘らず新たに所定回数(18回)を1回、2回…と
カウントする。
【0045】このように、1サイクルの初期に打球が継
続入賞口29に入ってしまうと、直ちに次回のサイクル
へ移行してしまうので、入賞球の発生が少なく、結局、
出球の数が減少してしまう。
続入賞口29に入ってしまうと、直ちに次回のサイクル
へ移行してしまうので、入賞球の発生が少なく、結局、
出球の数が減少してしまう。
【0046】そのため、先のように開戸34を開状態に
変換するための条件として一般入賞球の合計数がn個に
達したことを条件としたものであり、他の条件も同様の
目的から設定されたものであり、この条件に従えば、入
賞球の発生を多くしながら、且つ継続動作を最終回まで
継続させて行なわせることができるので、必然的に遊技
者の賞球獲得数が多くなり実用的な制御となる。
変換するための条件として一般入賞球の合計数がn個に
達したことを条件としたものであり、他の条件も同様の
目的から設定されたものであり、この条件に従えば、入
賞球の発生を多くしながら、且つ継続動作を最終回まで
継続させて行なわせることができるので、必然的に遊技
者の賞球獲得数が多くなり実用的な制御となる。
【0047】即ち、継続動作の初期においては、開戸3
4が閉状態となっているので、上部空間部20aに導び
かれた打球は、仕切板24の傾斜下端の開口部26から
落下し、下部空間部20bの底部27で受止められる。
底部27で受止められた打球は、底部27の下り傾斜に
より転動し、その多くは、そのまゝ落し開口部31に直
接落ち込み、落し開口部31の縁部32を通過した打球
も、開戸34で前方が塞がれているので、開戸34の裏
面で撥ね返されて落し開口部31に落ち込む。従って、
両可動片21により凹室20内に導びかれた打球は、全
て落し開口部31を通って入賞球となる。
4が閉状態となっているので、上部空間部20aに導び
かれた打球は、仕切板24の傾斜下端の開口部26から
落下し、下部空間部20bの底部27で受止められる。
底部27で受止められた打球は、底部27の下り傾斜に
より転動し、その多くは、そのまゝ落し開口部31に直
接落ち込み、落し開口部31の縁部32を通過した打球
も、開戸34で前方が塞がれているので、開戸34の裏
面で撥ね返されて落し開口部31に落ち込む。従って、
両可動片21により凹室20内に導びかれた打球は、全
て落し開口部31を通って入賞球となる。
【0048】そして、落し開口部31を通って入賞球と
なった打球及び両可動片21の開閉時の隙間から下方に
落下して、一般入賞口30に入って入賞球となった打球
の合計数がn個(例えば5個)に達したならば、開戸3
4が閉状態から開状態に変換する。
なった打球及び両可動片21の開閉時の隙間から下方に
落下して、一般入賞口30に入って入賞球となった打球
の合計数がn個(例えば5個)に達したならば、開戸3
4が閉状態から開状態に変換する。
【0049】このため、開戸34が開状態となると、凹
室20内に導びかれた打球の内、落し開口部31の縁部
32を通過した打球は、開戸34の内側面34′に導び
かれて、高い確率で継続入賞口30にそのまゝ流入し、
継続条件を達成することができる。
室20内に導びかれた打球の内、落し開口部31の縁部
32を通過した打球は、開戸34の内側面34′に導び
かれて、高い確率で継続入賞口30にそのまゝ流入し、
継続条件を達成することができる。
【0050】第6図は打球誘導手段の他の実施例を示す
もので、本実施例の打球誘導手段は、打球誘導路を構成
する下側空間部20bの底部27の傾斜途中に位置し、
底部27の両側面から中央に向って傾斜した傾斜側面4
3を有する比較的背の低い三角柱状の一対の誘導片44
より構成し、両誘導片44は落し開口部31の前方に位
置させる。従って、落し開口部31の両側の縁部32を
通過した打球は、誘導片44の傾斜側面43に案内され
て中央側に寄せられ、底部27を転動する打球が比較的
継続入賞口29に入賞し易くなる。
もので、本実施例の打球誘導手段は、打球誘導路を構成
する下側空間部20bの底部27の傾斜途中に位置し、
底部27の両側面から中央に向って傾斜した傾斜側面4
3を有する比較的背の低い三角柱状の一対の誘導片44
より構成し、両誘導片44は落し開口部31の前方に位
置させる。従って、落し開口部31の両側の縁部32を
通過した打球は、誘導片44の傾斜側面43に案内され
て中央側に寄せられ、底部27を転動する打球が比較的
継続入賞口29に入賞し易くなる。
【0051】尚、誘導片44はいずれか一方でもよい
し、又、傾斜側面43の傾斜角度を変化させることで、
或いはこの誘導片44を底部27から出没可能な構成と
することで、継続入賞口29への打球の入賞確率を調整
することができる。
し、又、傾斜側面43の傾斜角度を変化させることで、
或いはこの誘導片44を底部27から出没可能な構成と
することで、継続入賞口29への打球の入賞確率を調整
することができる。
【0052】又、誘導片44のほか、底部27の両側縁
に中央に向かって下り傾斜した突縁を設けてもよいし、
或は継続入賞口29の手前に、底部27から一段低くな
った誘導溝を形成し、上記突縁や誘導溝により底部27
を転動する打球を継続入賞口29に導くようにしてもよ
い。尚、第6図において説明していない符号は前記実施
例の同一符号のものと同一構成であるから、説明を省略
する。更に、打球誘導手段は、特別入賞領域に入賞する
打球の入賞確率を調整することができれば、実施例に示
すもの以外の構成を採用することができる。
に中央に向かって下り傾斜した突縁を設けてもよいし、
或は継続入賞口29の手前に、底部27から一段低くな
った誘導溝を形成し、上記突縁や誘導溝により底部27
を転動する打球を継続入賞口29に導くようにしてもよ
い。尚、第6図において説明していない符号は前記実施
例の同一符号のものと同一構成であるから、説明を省略
する。更に、打球誘導手段は、特別入賞領域に入賞する
打球の入賞確率を調整することができれば、実施例に示
すもの以外の構成を採用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
別入賞領域への入賞確率を調整するための打球誘導手段
を備えているので、複雑な釘調整を行うことなく、打球
誘導手段により特別入賞領域への入賞確率を直接的に、
且つ比較的容易に調節することができると共に、遊技者
にとっても利益拡大の期待感が高められて変化に富むパ
チンコ機を提供することができる。これに加えて、変動
入賞装置内に受入れられた打球を特別入賞領域に導く打
球誘導路に打球誘導手段を介在させているので、変動入
賞装置内に受入れられた打球が特別入賞領域に向かう経
過が遊技者からそのまゝ視認されて、特別入賞領域への
入賞の期待感を一層掻き立てることができるばかりでな
く、遊技者に満足感を与えることができ、しかも特別入
賞領域へ入賞する打球の流入状態を遊技者に対して明確
にできるので、遊技者に納得感や安心感を与える遊技内
容とすることができる。
別入賞領域への入賞確率を調整するための打球誘導手段
を備えているので、複雑な釘調整を行うことなく、打球
誘導手段により特別入賞領域への入賞確率を直接的に、
且つ比較的容易に調節することができると共に、遊技者
にとっても利益拡大の期待感が高められて変化に富むパ
チンコ機を提供することができる。これに加えて、変動
入賞装置内に受入れられた打球を特別入賞領域に導く打
球誘導路に打球誘導手段を介在させているので、変動入
賞装置内に受入れられた打球が特別入賞領域に向かう経
過が遊技者からそのまゝ視認されて、特別入賞領域への
入賞の期待感を一層掻き立てることができるばかりでな
く、遊技者に満足感を与えることができ、しかも特別入
賞領域へ入賞する打球の流入状態を遊技者に対して明確
にできるので、遊技者に納得感や安心感を与える遊技内
容とすることができる。
【図1】変動入賞装置の斜視図である。
【図2】パチンコ機の概略正面図である。
【図3】第1図の縦断面図である。
【図4】第1図の一部横断面図である。
【図5】要部の拡大斜視図である。
【図6】他の実施例を示す要部斜視図である。
1 パチンコ機 5 遊技盤 8 変動入賞装置 9,10 特定入賞領域としての各特定入賞口 24 仕切板 26 開口部 27 底部 29 特別入賞領域としての継続入賞口 33 打球誘導手段の一例としての制御部材 44 打球誘導手段の他の一例としての誘導片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パチンコ機の変動入賞装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の変動入賞
装置に関し、特に、継続条件が達成される特別入賞領域
に対する入賞確率を調整できるようにした変動入賞装置
に関わる。
装置に関し、特に、継続条件が達成される特別入賞領域
に対する入賞確率を調整できるようにした変動入賞装置
に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤面を流下する打球が特定入
賞口に入賞すると、変動入賞装置の打球の受入れ状態が
遊技者にとって不利な第2の状態から有利な第1の状態
に変化し、この第1の状態において、変動入賞装置に流
入した打球が特別入賞領域に入賞した際には継続条件が
達成されたものとして、第1の状態が繰り返されるよう
に設定されたパチンコ機の変動入賞装置は、例えば特開
昭58−112571号公報あるいは特開昭59−10
3690号公報等により公知である。そして、斯かる変
動入賞装置を備えるパチンコ機の遊技内容としては、変
動入賞装置の第1の状態が繰り返される継続動作中に特
別入賞球が発生することを条件として、再度継続動作が
繰り返されるようにするのである。
賞口に入賞すると、変動入賞装置の打球の受入れ状態が
遊技者にとって不利な第2の状態から有利な第1の状態
に変化し、この第1の状態において、変動入賞装置に流
入した打球が特別入賞領域に入賞した際には継続条件が
達成されたものとして、第1の状態が繰り返されるよう
に設定されたパチンコ機の変動入賞装置は、例えば特開
昭58−112571号公報あるいは特開昭59−10
3690号公報等により公知である。そして、斯かる変
動入賞装置を備えるパチンコ機の遊技内容としては、変
動入賞装置の第1の状態が繰り返される継続動作中に特
別入賞球が発生することを条件として、再度継続動作が
繰り返されるようにするのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の変動入賞装置では、変動入賞装置内に流入した打球の
特別入賞領域への入賞確率は、変動入賞装置の構造によ
り予め所定値となるように設定してあるが、この変動入
賞装置周辺の障害釘の釘調整次第では、変動入賞装置へ
受け入れられる際の流下勢や流下態様が微妙に変化する
ので、変動入賞装置内に流入した打球の流下方向が多種
多様に変化することとなって、特別入賞領域へ入賞する
ことは偶然性に依存する度合いが高くなってしまい、こ
の特別入賞領域へ効率よく打球を入賞させることが殆ど
できなかった。すなわち、特別入賞球の発生確率が低い
場合には、変動入賞装置の継続動作中に特別入賞球が発
生し難くなって、継続動作が繰り返されることによる遊
技者の獲得利益が減少することとなるため、遊技者は当
該パチンコ機から十分な遊技利益を獲得できないため、
遊技者は斯かる変動入賞装置を備えるパチンコ機での遊
技を避けるようになり、結果的に、当該遊技店における
パチンコ機の稼働率が低下して、遊技店の利益も減少し
てしまうのである。また、変動入賞装置における特別入
賞領域への入賞確率をある程度高めてあっても、前記し
た釘調整次第では当該サイクル中に特別入賞領域へ入賞
するとは限らないので、たまたま継続遊技の1サイクル
目で特別入賞球が発生しなかった場合には、遊技者に大
きな不満を与えることとなってしまう。一方、変動入賞
装置の特別入賞領域へ確実に球が導かれる構造にする
と、遊技者は確実に最終サイクルまで継続遊技を行うこ
とが可能となるので、遊技者の獲得利益は増大するが、
遊技店の不利益が大きくなると共に、遊技者にとっても
継続遊技本来の特別入賞球の発生に対する期待感が得ら
れないことから、遊技上の興趣を十分に高めることはで
きない。
の変動入賞装置では、変動入賞装置内に流入した打球の
特別入賞領域への入賞確率は、変動入賞装置の構造によ
り予め所定値となるように設定してあるが、この変動入
賞装置周辺の障害釘の釘調整次第では、変動入賞装置へ
受け入れられる際の流下勢や流下態様が微妙に変化する
ので、変動入賞装置内に流入した打球の流下方向が多種
多様に変化することとなって、特別入賞領域へ入賞する
ことは偶然性に依存する度合いが高くなってしまい、こ
の特別入賞領域へ効率よく打球を入賞させることが殆ど
できなかった。すなわち、特別入賞球の発生確率が低い
場合には、変動入賞装置の継続動作中に特別入賞球が発
生し難くなって、継続動作が繰り返されることによる遊
技者の獲得利益が減少することとなるため、遊技者は当
該パチンコ機から十分な遊技利益を獲得できないため、
遊技者は斯かる変動入賞装置を備えるパチンコ機での遊
技を避けるようになり、結果的に、当該遊技店における
パチンコ機の稼働率が低下して、遊技店の利益も減少し
てしまうのである。また、変動入賞装置における特別入
賞領域への入賞確率をある程度高めてあっても、前記し
た釘調整次第では当該サイクル中に特別入賞領域へ入賞
するとは限らないので、たまたま継続遊技の1サイクル
目で特別入賞球が発生しなかった場合には、遊技者に大
きな不満を与えることとなってしまう。一方、変動入賞
装置の特別入賞領域へ確実に球が導かれる構造にする
と、遊技者は確実に最終サイクルまで継続遊技を行うこ
とが可能となるので、遊技者の獲得利益は増大するが、
遊技店の不利益が大きくなると共に、遊技者にとっても
継続遊技本来の特別入賞球の発生に対する期待感が得ら
れないことから、遊技上の興趣を十分に高めることはで
きない。
【0004】従って、斯かる継続遊技の可能な変動入賞
装置を備えるパチンコ機で遊技を行う場合には、変動入
賞装置の特別入賞球の発生が効率良くなされることで、
遊技店と遊技者との利益バランスを図ることができるの
であるが、従来の変動入賞装置では、特別入賞領域の物
理的構造に基づく入賞球の発生確率に依存することとな
るために、変動入賞装置の構造によっては(特別入賞領
域への入賞確率が著しく高かったり低かったりした場合
には)、遊技者に利益拡大のサービスを施すことができ
なくなったり、又、遊技者にとっても利益率が低下して
しまったり、変化に乏しい遊技内容となってしまうとい
う問題点があった。
装置を備えるパチンコ機で遊技を行う場合には、変動入
賞装置の特別入賞球の発生が効率良くなされることで、
遊技店と遊技者との利益バランスを図ることができるの
であるが、従来の変動入賞装置では、特別入賞領域の物
理的構造に基づく入賞球の発生確率に依存することとな
るために、変動入賞装置の構造によっては(特別入賞領
域への入賞確率が著しく高かったり低かったりした場合
には)、遊技者に利益拡大のサービスを施すことができ
なくなったり、又、遊技者にとっても利益率が低下して
しまったり、変化に乏しい遊技内容となってしまうとい
う問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ものであって、その目的とするところは、1サイクルの
継続遊技において、変動入賞装置に設けた継続入賞領域
への打球の入賞確率を任意のタイミングで高めることが
でき、変動入賞装置の受け入れた打球が継続入賞領域へ
入賞するタイミングを効率良く行わせることを可能とし
て、遊技店と遊技者との利益バランスを図りつつ遊技店
が遊技者に利益拡大のサービスを施せると共に、遊技者
の遊技意欲を十分に高め得るパチンコ機の変動入賞装置
を提供することにある。
ものであって、その目的とするところは、1サイクルの
継続遊技において、変動入賞装置に設けた継続入賞領域
への打球の入賞確率を任意のタイミングで高めることが
でき、変動入賞装置の受け入れた打球が継続入賞領域へ
入賞するタイミングを効率良く行わせることを可能とし
て、遊技店と遊技者との利益バランスを図りつつ遊技店
が遊技者に利益拡大のサービスを施せると共に、遊技者
の遊技意欲を十分に高め得るパチンコ機の変動入賞装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、取付基板(14)に可動部材(例えば可動
片21)を軸着すると共に、該可動部材により受け入れ
られた打球の入賞に基づいて継続条件が達成される特別
入賞領域(例えば継続入賞口29)を少なくとも設け、
駆動源(例えば電磁ソレノイド23等)の作動により上
記可動部材を遊技者にとって有利な第1状態と遊技者に
とって不利な第2状態とに変換することができる変動入
賞装置(8)において、上記継続条件の達成後に作動す
るように設定され、上記第1状態に変換された可動部材
により受け入れた打球が、上記特別入賞領域に流入する
確率を高める入賞確率制御手段(例えば制御部材33)
を該特別入賞領域に対応させて設けたことを特徴とする
ものである。
れたもので、取付基板(14)に可動部材(例えば可動
片21)を軸着すると共に、該可動部材により受け入れ
られた打球の入賞に基づいて継続条件が達成される特別
入賞領域(例えば継続入賞口29)を少なくとも設け、
駆動源(例えば電磁ソレノイド23等)の作動により上
記可動部材を遊技者にとって有利な第1状態と遊技者に
とって不利な第2状態とに変換することができる変動入
賞装置(8)において、上記継続条件の達成後に作動す
るように設定され、上記第1状態に変換された可動部材
により受け入れた打球が、上記特別入賞領域に流入する
確率を高める入賞確率制御手段(例えば制御部材33)
を該特別入賞領域に対応させて設けたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】変動入賞装置の可動部材が、遊技者にとって不
利な第2状態から遊技者にとって有利な第1状態に変換
することにより、変動入賞装置内へ打球を容易に受け入
れることが可能となる。そして、変動入賞装置内へ受け
入れた打球が特別入賞領域へ入賞すると、継続条件が達
成されて、可動部材を上記した第1状態に変換して、遊
技者にとって入賞球を多く発生させ易い特別有利な遊技
状態となる。
利な第2状態から遊技者にとって有利な第1状態に変換
することにより、変動入賞装置内へ打球を容易に受け入
れることが可能となる。そして、変動入賞装置内へ受け
入れた打球が特別入賞領域へ入賞すると、継続条件が達
成されて、可動部材を上記した第1状態に変換して、遊
技者にとって入賞球を多く発生させ易い特別有利な遊技
状態となる。
【0008】この継続条件の達成後において、特別有利
な遊技状態の終了条件が満たされる前の任意な状態とし
て設定した特別条件(例えば可動部材の開閉回数が所定
回数に達したこと、もしくは変動入賞装置への入賞球数
が所定個数に達したこと等)が達成されることにより、
入賞確率制御手段が作動して、変動入賞装置内へ受け入
れた打球が特別入賞領域へ入賞する確率が高まる。
な遊技状態の終了条件が満たされる前の任意な状態とし
て設定した特別条件(例えば可動部材の開閉回数が所定
回数に達したこと、もしくは変動入賞装置への入賞球数
が所定個数に達したこと等)が達成されることにより、
入賞確率制御手段が作動して、変動入賞装置内へ受け入
れた打球が特別入賞領域へ入賞する確率が高まる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】パチンコ機1は、図2で示すように、額縁
状前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操作部4な
どを有し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして設
けた遊技盤5の表面にはガイドレール6で囲まれる遊技
部7を有し、該遊技部7には多数の障害釘(図示せず)
と、遊技者にとって有利になる第1の状態及び遊技者に
とって不利になる第2の状態に変換可能な変動入賞装置
8と、受入れた打球の検出により、変動入賞装置8を第
1の状態に変化できるように定められた特定入賞領域と
しての第1特定入賞口9及び第2特定入賞口10等を備
え、遊技盤5の裏面には賞球を排出する賞球排出装置
(図示せず)や電気的制御装置11等を有する。
状前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操作部4な
どを有し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして設
けた遊技盤5の表面にはガイドレール6で囲まれる遊技
部7を有し、該遊技部7には多数の障害釘(図示せず)
と、遊技者にとって有利になる第1の状態及び遊技者に
とって不利になる第2の状態に変換可能な変動入賞装置
8と、受入れた打球の検出により、変動入賞装置8を第
1の状態に変化できるように定められた特定入賞領域と
しての第1特定入賞口9及び第2特定入賞口10等を備
え、遊技盤5の裏面には賞球を排出する賞球排出装置
(図示せず)や電気的制御装置11等を有する。
【0011】そして、遊技者が球供給皿3に球を供給
し、発射操作部4を操作すると、打球発射装置12が作
動して球供給皿3から導いた球を1個宛ガイドレール6
を介して遊技部7内に発射する。
し、発射操作部4を操作すると、打球発射装置12が作
動して球供給皿3から導いた球を1個宛ガイドレール6
を介して遊技部7内に発射する。
【0012】遊技部7内に発射された打球は、障害釘に
当りながら流下し、流下する途中でいずれかの入賞口に
も入らなかった場合には、遊技部7の最下位置に開設し
たアウト口13に入り、アウト球として遊技盤5の裏面
に排出される。
当りながら流下し、流下する途中でいずれかの入賞口に
も入らなかった場合には、遊技部7の最下位置に開設し
たアウト口13に入り、アウト球として遊技盤5の裏面
に排出される。
【0013】一方、遊技部7内を流下する途中で打球が
第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10に入ると、各
特定入賞口9,10の流路に臨ませた特定球検出手段と
しての各特定入賞検出器(図示せず)からの信号を受け
た電気的制御装置11が変動入賞装置8を打球が入賞し
易い状態に変換する。
第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10に入ると、各
特定入賞口9,10の流路に臨ませた特定球検出手段と
しての各特定入賞検出器(図示せず)からの信号を受け
た電気的制御装置11が変動入賞装置8を打球が入賞し
易い状態に変換する。
【0014】本実施例に係る変動入賞装置8は、遊技盤
5表面に取付ける取付基板14の上部に前面が前飾り1
5で塞がれた中央の天入賞口16と、左右の天横入賞口
17,17とを有し、各入賞口16,17の流下端部を
遊技盤5の裏面の集合樋に臨ませて上部入賞部18を構
成する。
5表面に取付ける取付基板14の上部に前面が前飾り1
5で塞がれた中央の天入賞口16と、左右の天横入賞口
17,17とを有し、各入賞口16,17の流下端部を
遊技盤5の裏面の集合樋に臨ませて上部入賞部18を構
成する。
【0015】又、基板16の略中央には左右に鍔状の縁
部19,19を有し、中央部分を窪ませて前面開放の凹
室20を形成する。そして、左右の縁部19には左右の
可動片21,21を支軸22で対向状に軸着し、該支軸
22を基板14の裏側に突出させ、該支軸22の端部に
リンク機構を介して電気的駆動源、例えば電磁ソレノイ
ド23を連結する。
部19,19を有し、中央部分を窪ませて前面開放の凹
室20を形成する。そして、左右の縁部19には左右の
可動片21,21を支軸22で対向状に軸着し、該支軸
22を基板14の裏側に突出させ、該支軸22の端部に
リンク機構を介して電気的駆動源、例えば電磁ソレノイ
ド23を連結する。
【0016】従って、電磁ソレノイド23が励磁する
と、リンク機構が支軸22に回転力を伝達し、両可動片
21を、図1中、一点鎖線で示すように浅いV字状に傾
動し、変動入賞装置8は遊技者にとって有利になる第1
の状態に変換する。
と、リンク機構が支軸22に回転力を伝達し、両可動片
21を、図1中、一点鎖線で示すように浅いV字状に傾
動し、変動入賞装置8は遊技者にとって有利になる第1
の状態に変換する。
【0017】これに対し、電磁ソレノイド23が消磁す
ると、電磁ソレノイド23のスプリング23′の付勢力
により両可動片21が図1中、実線で示すように直立状
となり、この状態では基板14上部にある上部入賞部1
8が両可動片21の上端間隙を塞ぐので、変動入賞装置
8は遊技者にとって不利になる第2の状態に変換する。
尚、電磁ソレノイド23は常時消磁しているので、変動
入賞装置8も常時は第2の状態にある。
ると、電磁ソレノイド23のスプリング23′の付勢力
により両可動片21が図1中、実線で示すように直立状
となり、この状態では基板14上部にある上部入賞部1
8が両可動片21の上端間隙を塞ぐので、変動入賞装置
8は遊技者にとって不利になる第2の状態に変換する。
尚、電磁ソレノイド23は常時消磁しているので、変動
入賞装置8も常時は第2の状態にある。
【0018】上記した凹室20内には奥に向って緩く下
り傾斜した仕切板24を設け、その傾斜上端を凹室20
の開口端に、傾斜下端を凹室20の途中に位置させ、凹
室20内を上側空間部20aと下側空間部20bとに上
下に二分割する。そして、仕切板24の略中央には飛行
機状の飾り部25を縦方向に設け、飾り部25の凸状の
胴体部25′によって上側空間部20aを左右に分割し
ている。又、仕切板24の傾斜下端は凹室20の後面か
ら離れているので、仕切板24の傾斜下端と凹室20の
後面との間には打球が通過可能な大きさの開口部26,
26が形成され、該開口部26により下側空間部20b
に連通する。
り傾斜した仕切板24を設け、その傾斜上端を凹室20
の開口端に、傾斜下端を凹室20の途中に位置させ、凹
室20内を上側空間部20aと下側空間部20bとに上
下に二分割する。そして、仕切板24の略中央には飛行
機状の飾り部25を縦方向に設け、飾り部25の凸状の
胴体部25′によって上側空間部20aを左右に分割し
ている。又、仕切板24の傾斜下端は凹室20の後面か
ら離れているので、仕切板24の傾斜下端と凹室20の
後面との間には打球が通過可能な大きさの開口部26,
26が形成され、該開口部26により下側空間部20b
に連通する。
【0019】下側空間部20bの底部27は凹室20の
後面から前方に向って緩く下り傾斜し、傾斜下端には前
面が装飾板28で塞がれ、特定入賞領域としての第1特
定入賞口9若しくは第2特定入賞口10への打球の入賞
後において変動入賞装置8を繰り返して第1の状態にで
きるように定められた特別入賞領域としての中央の継続
入賞口29と、該継続入賞口29の左右の一般入賞口3
0,30とを並べて開設し、各入賞口29,30には両
可動片21の開閉動作時に可動片21の内端部と飾り部
25の前部との間に生じる隙間から落下した打球が入賞
することとなる。
後面から前方に向って緩く下り傾斜し、傾斜下端には前
面が装飾板28で塞がれ、特定入賞領域としての第1特
定入賞口9若しくは第2特定入賞口10への打球の入賞
後において変動入賞装置8を繰り返して第1の状態にで
きるように定められた特別入賞領域としての中央の継続
入賞口29と、該継続入賞口29の左右の一般入賞口3
0,30とを並べて開設し、各入賞口29,30には両
可動片21の開閉動作時に可動片21の内端部と飾り部
25の前部との間に生じる隙間から落下した打球が入賞
することとなる。
【0020】一方、底部27の傾斜途中の略中央には落
し開口部31を開設し、該落し開口部31は遊技盤5裏
面の集合樋に連絡し、底部27を転動する打球が該落し
開口部31に入ると集合樋に導かれる。
し開口部31を開設し、該落し開口部31は遊技盤5裏
面の集合樋に連絡し、底部27を転動する打球が該落し
開口部31に入ると集合樋に導かれる。
【0021】そして、上記落し開口部31の前方には、
落し開口部31の左右の縁部32,32を通過して転動
する打球の転動方向を変化させ、特別入賞領域としての
継続入賞口29への打球の入賞確率を高めるための入賞
確率制御手段としての制御部材33を設ける。
落し開口部31の左右の縁部32,32を通過して転動
する打球の転動方向を変化させ、特別入賞領域としての
継続入賞口29への打球の入賞確率を高めるための入賞
確率制御手段としての制御部材33を設ける。
【0022】上記制御部材33は、図1及び図3〜図5
に示すように、変動入賞装置8内に受入れられた打球を
特別入賞領域としての継続入賞口29に導く打球誘導路
としての仕切板24、開口部26及び底部27の途中、
こゝでは底部27の上面に、左右の両開き状開戸34,
34を回動軸35により回動可能に軸支して成り、開戸
34は戻しバネ36により常には閉方向に付勢されて、
落し開口部31の前方を左右から塞いでいる。
に示すように、変動入賞装置8内に受入れられた打球を
特別入賞領域としての継続入賞口29に導く打球誘導路
としての仕切板24、開口部26及び底部27の途中、
こゝでは底部27の上面に、左右の両開き状開戸34,
34を回動軸35により回動可能に軸支して成り、開戸
34は戻しバネ36により常には閉方向に付勢されて、
落し開口部31の前方を左右から塞いでいる。
【0023】そして、開戸34は制御部材33の作動源
として機能する開閉機構37により中央から回動軸35
を支点に、前方に向って左右に所要角度だけ開く。開閉
機構37としては、例えば電磁ソレノイド38の作動子
39の先端に幅広な押圧部40を設け、該押圧部40を
開戸34の裏面に臨ませ、電磁ソレノイド38が励磁し
たときに押圧部39により開戸34を後方から押し開く
ように構成している。なお、この制御部材33は、後述
するように、電気的制御装置11によって作動制御され
るものである。
として機能する開閉機構37により中央から回動軸35
を支点に、前方に向って左右に所要角度だけ開く。開閉
機構37としては、例えば電磁ソレノイド38の作動子
39の先端に幅広な押圧部40を設け、該押圧部40を
開戸34の裏面に臨ませ、電磁ソレノイド38が励磁し
たときに押圧部39により開戸34を後方から押し開く
ように構成している。なお、この制御部材33は、後述
するように、電気的制御装置11によって作動制御され
るものである。
【0024】一方、前記した各可動片21は長さの途中
に支軸22をインサート成型し、該支軸22により基板
14表面に回動可能に軸着したもので、基板14の裏側
に円筒形の軸受41を設け、該軸受41に支軸22を通
して軸受41の後端部から支軸22の先端を突出させ、
突出端にリンク機構を介して電磁ソレノイド23を連結
する。電磁ソレノイド23は凹室20の背面に設けたカ
バー部42内に収納され、変動入賞装置8と一体となっ
ている。
に支軸22をインサート成型し、該支軸22により基板
14表面に回動可能に軸着したもので、基板14の裏側
に円筒形の軸受41を設け、該軸受41に支軸22を通
して軸受41の後端部から支軸22の先端を突出させ、
突出端にリンク機構を介して電磁ソレノイド23を連結
する。電磁ソレノイド23は凹室20の背面に設けたカ
バー部42内に収納され、変動入賞装置8と一体となっ
ている。
【0025】上記のように構成した変動入賞装置8を遊
技盤5に取付けるには、遊技盤5の遊技部7のほゞ中央
に、変動入賞装置8の後部を嵌入できる大きさの開口部
(図示せず)を設け、該開口部に変動入賞装置8の後部
を嵌め入れ、基板14表面から打込むビスを遊技盤5に
止め付ければよい。
技盤5に取付けるには、遊技盤5の遊技部7のほゞ中央
に、変動入賞装置8の後部を嵌入できる大きさの開口部
(図示せず)を設け、該開口部に変動入賞装置8の後部
を嵌め入れ、基板14表面から打込むビスを遊技盤5に
止め付ければよい。
【0026】そして、各入賞口の流下端部を遊技盤5裏
面の集合樋(図示せず)に接続すると共に、各流路に各
検出器(図示せず)を臨ませ、各検出器を電気的制御装
置11に電気的に接続する。又、各電磁ソレノイド2
3,38の端子も同様に電気的制御装置11に電気的に
接続する。
面の集合樋(図示せず)に接続すると共に、各流路に各
検出器(図示せず)を臨ませ、各検出器を電気的制御装
置11に電気的に接続する。又、各電磁ソレノイド2
3,38の端子も同様に電気的制御装置11に電気的に
接続する。
【0027】図面の実施例においては、打球が特定入賞
領域としての第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10
に入ると、特定球検出手段としての特定入賞検出器が該
打球を検出して電気的制御装置11に信号を送り、該信
号を受けた電気的制御装置11が電磁ソレノイド23を
励磁する。そして、電磁ソレノイド23が励磁される
と、リンク機構を介して両可動片21が浅いV字状に傾
動し、打球を受入れ易い第1の状態に変換する。変動入
賞装置8が第1の状態に変換すると、各可動片21が遊
技部7を流下してくる打球を広い範囲で受止め、受止め
た打球を仕切板24上に案内する。
領域としての第1特定入賞口9又は第2特定入賞口10
に入ると、特定球検出手段としての特定入賞検出器が該
打球を検出して電気的制御装置11に信号を送り、該信
号を受けた電気的制御装置11が電磁ソレノイド23を
励磁する。そして、電磁ソレノイド23が励磁される
と、リンク機構を介して両可動片21が浅いV字状に傾
動し、打球を受入れ易い第1の状態に変換する。変動入
賞装置8が第1の状態に変換すると、各可動片21が遊
技部7を流下してくる打球を広い範囲で受止め、受止め
た打球を仕切板24上に案内する。
【0028】仕切板24上に案内された打球は、仕切板
24の下り傾斜により上側空間部20aの奥に向って転
動し、仕切板24の傾斜下端の開口部26から下側空間
部20b内に落下する。下側空間部20bから落下した
打球は、下側空間部20bの底部27で受止められ、底
部27の下り傾斜により下側空間部20bの前方に向っ
て転動する。
24の下り傾斜により上側空間部20aの奥に向って転
動し、仕切板24の傾斜下端の開口部26から下側空間
部20b内に落下する。下側空間部20bから落下した
打球は、下側空間部20bの底部27で受止められ、底
部27の下り傾斜により下側空間部20bの前方に向っ
て転動する。
【0029】このとき、底部27の傾斜途中を塞ぐ制御
部材33の開戸34が閉状態か、又は開状態となってい
る。
部材33の開戸34が閉状態か、又は開状態となってい
る。
【0030】而して、開戸34を閉状態から開状態とす
るための条件を特別条件とすると、この特別条件として
は種々の条件が考えられる。なお、特別入賞領域として
の継続入賞口29への入賞確率を高める入賞確率制御手
段としての制御部材33が作動するのは、少なくとも継
続条件が達成された後(変動入賞装置8内に打球を受け
入れ易い状態に変換された後)である必要があるので、
継続条件の達成後でなければならない。従って、例えば
特別条件の一つとして、まず、変動入賞装置8が第2の
状態から第1の状態に変換されたときに、同時に開戸3
4を閉状態から開状態に変換するものとする。
るための条件を特別条件とすると、この特別条件として
は種々の条件が考えられる。なお、特別入賞領域として
の継続入賞口29への入賞確率を高める入賞確率制御手
段としての制御部材33が作動するのは、少なくとも継
続条件が達成された後(変動入賞装置8内に打球を受け
入れ易い状態に変換された後)である必要があるので、
継続条件の達成後でなければならない。従って、例えば
特別条件の一つとして、まず、変動入賞装置8が第2の
状態から第1の状態に変換されたときに、同時に開戸3
4を閉状態から開状態に変換するものとする。
【0031】即ち、打球が前記した入賞検出器により検
出されると、電気的制御装置11が開閉機構用の電磁ソ
レノイド38を励磁する。そして、開閉機構用の電磁ソ
レノイド38が励磁されると、作動子39を介して押圧
部40が開戸34の裏面を押圧し、戻しバネ36の付勢
に抗して左右の開戸34を前方に向って押し開き、開戸
34を閉状態から開状態に変換する。
出されると、電気的制御装置11が開閉機構用の電磁ソ
レノイド38を励磁する。そして、開閉機構用の電磁ソ
レノイド38が励磁されると、作動子39を介して押圧
部40が開戸34の裏面を押圧し、戻しバネ36の付勢
に抗して左右の開戸34を前方に向って押し開き、開戸
34を閉状態から開状態に変換する。
【0032】開戸34が開状態となると、左右の開戸3
4は中央から左右外向きに一定角度だけ略ハの字形に開
いて、開戸34の各内側面34′の対向間隔を底部27
の傾斜下端に向って徐々に幅狭なものとする。
4は中央から左右外向きに一定角度だけ略ハの字形に開
いて、開戸34の各内側面34′の対向間隔を底部27
の傾斜下端に向って徐々に幅狭なものとする。
【0033】従って、開戸34が開状態になっているの
で底部27を転動する打球は、その一部が底部27の落
し開口部31に落ち込み、落し開口部31を介して遊技
盤5裏面の集合樋に放出されて入賞球となるが落し開口
部31に落ち込まなかった他の一部の打球は開戸34に
達する。
で底部27を転動する打球は、その一部が底部27の落
し開口部31に落ち込み、落し開口部31を介して遊技
盤5裏面の集合樋に放出されて入賞球となるが落し開口
部31に落ち込まなかった他の一部の打球は開戸34に
達する。
【0034】即ち、下側空間部20bの左右両内側面に
沿って転動する打球は、落し開口部31の左右の縁部3
2,32を通過してそのまま底部27を転動する。この
打球は開戸34の内側面34′の外側端部に接触し、内
側面34′に沿って転動して、底部27の中央に向って
開放した内側面34′の内側端部から底部27の傾斜下
端に導びかれて、そのほとんどは中央の継続入賞口29
に流下する。このように、開戸34は開状態では打球の
転動方向を規制し、打球を特定の入賞口に向って転動す
るよう方向性を与える機能があり、実施例のものでは打
球を底部27の中央側に寄せて、継続入賞口29に打球
が流入する確率を高めている。従って、開戸34が開く
と、継続入賞口29への打球の入賞確率が飛躍的に向上
する。
沿って転動する打球は、落し開口部31の左右の縁部3
2,32を通過してそのまま底部27を転動する。この
打球は開戸34の内側面34′の外側端部に接触し、内
側面34′に沿って転動して、底部27の中央に向って
開放した内側面34′の内側端部から底部27の傾斜下
端に導びかれて、そのほとんどは中央の継続入賞口29
に流下する。このように、開戸34は開状態では打球の
転動方向を規制し、打球を特定の入賞口に向って転動す
るよう方向性を与える機能があり、実施例のものでは打
球を底部27の中央側に寄せて、継続入賞口29に打球
が流入する確率を高めている。従って、開戸34が開く
と、継続入賞口29への打球の入賞確率が飛躍的に向上
する。
【0035】尚、極く僅かな数の打球は、中央の継続入
賞口29の左右に並設された一般入賞口30に流入し、
該一般入賞口30を介し遊技盤5裏面の集合樋に直接放
出されて入賞球となる。
賞口29の左右に並設された一般入賞口30に流入し、
該一般入賞口30を介し遊技盤5裏面の集合樋に直接放
出されて入賞球となる。
【0036】そして、打球が継続入賞口29に入れば、
特別球検出手段としての検出器により検出され、例えば
電気的制御装置11が変動入賞装置8を繰り返し(例え
ば18回)第2の状態から第1の状態に変換したり、或
いは第1の状態を所定時間(例えば30秒間)継続する
等して、この入賞打球に応じて賞球排出装置(図示せ
ず)を作動して所定数の賞球を排出する。
特別球検出手段としての検出器により検出され、例えば
電気的制御装置11が変動入賞装置8を繰り返し(例え
ば18回)第2の状態から第1の状態に変換したり、或
いは第1の状態を所定時間(例えば30秒間)継続する
等して、この入賞打球に応じて賞球排出装置(図示せ
ず)を作動して所定数の賞球を排出する。
【0037】又、両可動片21が開くとき、又は閉じる
とき、各可動片21に乗る打球は、両可動片21の内端
部端面と飾り部25の前部外側面との間に発生する隙間
から、そのまゝ下方に落下し、継続入賞口29か又は一
般入賞口30のいずれかの入賞口に流下する。
とき、各可動片21に乗る打球は、両可動片21の内端
部端面と飾り部25の前部外側面との間に発生する隙間
から、そのまゝ下方に落下し、継続入賞口29か又は一
般入賞口30のいずれかの入賞口に流下する。
【0038】従って、打球が継続入賞口29に入る継続
条件が達成されゝば、両可動片21は所要回数だけ繰返
して第2の状態から第1の状態に変換したり、第1の状
態を所要時間継続し、開戸34も開状態を維持する。逆
に、継続条件が達成されないときは、予め設定された条
件に基づいて電気的制御装置11が電磁ソレノイド23
と開閉機構用の電磁ソレノイド38を消磁する。
条件が達成されゝば、両可動片21は所要回数だけ繰返
して第2の状態から第1の状態に変換したり、第1の状
態を所要時間継続し、開戸34も開状態を維持する。逆
に、継続条件が達成されないときは、予め設定された条
件に基づいて電気的制御装置11が電磁ソレノイド23
と開閉機構用の電磁ソレノイド38を消磁する。
【0039】電磁ソレノイド23が消磁されると、電磁
ソレノイド23のスプリング23′の付勢により、両可
動片21を図1中、実線で示すように直立状とした第2
の状態に変換する。そして、開閉機構用の電磁ソレノイ
ド38が消磁されると、電磁ソレノイド38はスプリン
グ38′の付勢により、押圧部40を開戸34裏面から
離すように引き戻すので、開戸34は戻しバネ36の付
勢により下側空間部20bの底部27の傾斜途中を塞ぐ
よう閉状態に変換する。尚、開戸34の停止位置として
は、開戸34の裏面が押圧部40の前面に当接した位置
で停止する。
ソレノイド23のスプリング23′の付勢により、両可
動片21を図1中、実線で示すように直立状とした第2
の状態に変換する。そして、開閉機構用の電磁ソレノイ
ド38が消磁されると、電磁ソレノイド38はスプリン
グ38′の付勢により、押圧部40を開戸34裏面から
離すように引き戻すので、開戸34は戻しバネ36の付
勢により下側空間部20bの底部27の傾斜途中を塞ぐ
よう閉状態に変換する。尚、開戸34の停止位置として
は、開戸34の裏面が押圧部40の前面に当接した位置
で停止する。
【0040】上記したように、本発明に係る変動入賞装
置8においては、継続条件の達成後に作動するように設
定されて、受け入れた打球が特別入賞領域としての継続
入賞口29に流入される確率を高める入賞確率制御手段
たる制御部材33を設けたので、変動入賞装置8の受け
入れた打球が継続入賞口29へ高い確率で入賞するタイ
ミングを、制御部材33の動作タイミングと関連づけ
て、任意に設定することが可能となる。
置8においては、継続条件の達成後に作動するように設
定されて、受け入れた打球が特別入賞領域としての継続
入賞口29に流入される確率を高める入賞確率制御手段
たる制御部材33を設けたので、変動入賞装置8の受け
入れた打球が継続入賞口29へ高い確率で入賞するタイ
ミングを、制御部材33の動作タイミングと関連づけ
て、任意に設定することが可能となる。
【0041】したがって、継続条件の達成後における任
意な状態として設定した特別条件(上記実施例において
はサイクル中における可動片21,21の第1状態への
変換タイミングに同期)が達成されることにより、制御
部材33が作動するように設定しておけば、遊技者と遊
技店との遊技利益とのバランスを図りながら、当該特別
有利な遊技状態中における変動入賞装置8への入賞球に
基づいてい遊技者が獲得する遊技利益を拡大させるサー
ビスを遊技店が施すことが可能になると共に、遊技利益
の増大に対する期待感を惹起できて遊技者の遊技意欲を
高めることも可能となる。なお、この特別条件は、変動
入賞装置8の物理的な構造等に応じて適宜なタイミング
を設定すれば良く、特に限定されるものではない。例え
ば、本実施例のように入賞確率制御手段としての制御部
材33を設けた空間部へ到達する入賞球が一部となるよ
うな構造に設定してある場合には、継続条件の達成後に
変動入賞装置8の第1状態変換タイミングと同期させて
制御部材33を間歇的に作動させても、当該サイクルの
開始直後に特別入賞球が発生する確率は低く、当該サイ
クルの継続遊技が進行するにつれて変動入賞装置8への
入賞球が増えることに伴い、制御部材33の作動に基づ
く特別入賞球の発生確率も高まるのであるが、比較的多
数の球が誘導されてくる位置に入賞確率制御手段を設け
たような場合には、継続条件達成後に適宜な時間差をお
いて入賞確率制御手段を作動させるようにした方が遊技
者の獲得できる遊技利益を増やすことができ、一層効果
的である。
意な状態として設定した特別条件(上記実施例において
はサイクル中における可動片21,21の第1状態への
変換タイミングに同期)が達成されることにより、制御
部材33が作動するように設定しておけば、遊技者と遊
技店との遊技利益とのバランスを図りながら、当該特別
有利な遊技状態中における変動入賞装置8への入賞球に
基づいてい遊技者が獲得する遊技利益を拡大させるサー
ビスを遊技店が施すことが可能になると共に、遊技利益
の増大に対する期待感を惹起できて遊技者の遊技意欲を
高めることも可能となる。なお、この特別条件は、変動
入賞装置8の物理的な構造等に応じて適宜なタイミング
を設定すれば良く、特に限定されるものではない。例え
ば、本実施例のように入賞確率制御手段としての制御部
材33を設けた空間部へ到達する入賞球が一部となるよ
うな構造に設定してある場合には、継続条件の達成後に
変動入賞装置8の第1状態変換タイミングと同期させて
制御部材33を間歇的に作動させても、当該サイクルの
開始直後に特別入賞球が発生する確率は低く、当該サイ
クルの継続遊技が進行するにつれて変動入賞装置8への
入賞球が増えることに伴い、制御部材33の作動に基づ
く特別入賞球の発生確率も高まるのであるが、比較的多
数の球が誘導されてくる位置に入賞確率制御手段を設け
たような場合には、継続条件達成後に適宜な時間差をお
いて入賞確率制御手段を作動させるようにした方が遊技
者の獲得できる遊技利益を増やすことができ、一層効果
的である。
【0042】次に、前記した入賞確率制御手段としての
制御部材33を作動させるための特別条件を他の条件に
設定した場合について説明する。
制御部材33を作動させるための特別条件を他の条件に
設定した場合について説明する。
【0043】この特別条件は、例えば継続条件が達成さ
れた継続動作中に、両可動片21に受止められて変動入
賞装置8に入賞した一般入賞球の全計数がn個(例えば
5個)に達するか、又は可動片21の開閉動作の回数が
n回(例えば10回)を過ぎるか、若しくは両条件のい
ずれか先に達成された条件に従い、開戸34を閉状態か
ら開状態に変換するようにする。
れた継続動作中に、両可動片21に受止められて変動入
賞装置8に入賞した一般入賞球の全計数がn個(例えば
5個)に達するか、又は可動片21の開閉動作の回数が
n回(例えば10回)を過ぎるか、若しくは両条件のい
ずれか先に達成された条件に従い、開戸34を閉状態か
ら開状態に変換するようにする。
【0044】図示したもので、例えば、継続終了条件と
して、変動入賞装置8は所定時間(例えば0.7秒間)
ずつ所定の回数(例えば18回)だけ両可動片34を繰
返して第2の状態から第1の状態に変換するか、該繰返
し動作中の一般入賞球の合計数が10個に達するか、い
ずれか先に達成された条件に従って動作を終了し、これ
を1サイクルとして、サイクルの繰り返し回数が一定数
(最大8サイクル)に達したならば全ての継続動作を終
了する。そして、継続動作中において次のサイクルが開
始される条件としては、1サイクルの間に打球が継続入
賞口29に入賞することを条件とし、継続入賞口29に
入賞したならば、1サイクルの途中であっても、直ちに
そのサイクルが停止されて次のサイクルに移行すること
ゝする。
して、変動入賞装置8は所定時間(例えば0.7秒間)
ずつ所定の回数(例えば18回)だけ両可動片34を繰
返して第2の状態から第1の状態に変換するか、該繰返
し動作中の一般入賞球の合計数が10個に達するか、い
ずれか先に達成された条件に従って動作を終了し、これ
を1サイクルとして、サイクルの繰り返し回数が一定数
(最大8サイクル)に達したならば全ての継続動作を終
了する。そして、継続動作中において次のサイクルが開
始される条件としては、1サイクルの間に打球が継続入
賞口29に入賞することを条件とし、継続入賞口29に
入賞したならば、1サイクルの途中であっても、直ちに
そのサイクルが停止されて次のサイクルに移行すること
ゝする。
【0045】即ち、所定回数(18回)の途中で打球が
継続入賞口29に入ると、所定回数(18回)の残り回
数に拘らず新たに所定回数(18回)を1回、2回…と
カウントする。
継続入賞口29に入ると、所定回数(18回)の残り回
数に拘らず新たに所定回数(18回)を1回、2回…と
カウントする。
【0046】このように、1サイクルの初期に打球が継
続入賞口29に入ってしまうと、直ちに次回のサイクル
へ移行してしまうので、入賞球の発生が少なく、結局、
出球の数が減少してしまう。
続入賞口29に入ってしまうと、直ちに次回のサイクル
へ移行してしまうので、入賞球の発生が少なく、結局、
出球の数が減少してしまう。
【0047】そのため、先のように開戸34を開状態に
変換するための条件として一般入賞球の合計数がn個に
達したことを条件としたものであり、他の条件も同様の
目的から設定されたものであり、この条件に従えば、入
賞球の発生を多くしながら、且つ継続動作を最終回まで
継続させて行なわせることができるので、必然的に遊技
者の賞球獲得数が多くなり実用的な制御となる。
変換するための条件として一般入賞球の合計数がn個に
達したことを条件としたものであり、他の条件も同様の
目的から設定されたものであり、この条件に従えば、入
賞球の発生を多くしながら、且つ継続動作を最終回まで
継続させて行なわせることができるので、必然的に遊技
者の賞球獲得数が多くなり実用的な制御となる。
【0048】即ち、継続動作の初期においては、開戸3
4が閉状態となっているので、上部空間部20aに導び
かれた打球は、仕切板24の傾斜下端の開口部26から
落下し、下部空間部20bの底部27で受止められる。
底部27で受止められた打球は、底部27の下り傾斜に
より転動し、その多くは、そのまゝ落し開口部31に直
接落ち込み、落し開口部31の縁部32を通過した打球
も、開戸34で前方が塞がれているので、開戸34の裏
面で撥ね返されて落し開口部31に落ち込む。従って、
両可動片21により凹室20内に導びかれた打球は、全
て落し開口部31を通って入賞球となる。
4が閉状態となっているので、上部空間部20aに導び
かれた打球は、仕切板24の傾斜下端の開口部26から
落下し、下部空間部20bの底部27で受止められる。
底部27で受止められた打球は、底部27の下り傾斜に
より転動し、その多くは、そのまゝ落し開口部31に直
接落ち込み、落し開口部31の縁部32を通過した打球
も、開戸34で前方が塞がれているので、開戸34の裏
面で撥ね返されて落し開口部31に落ち込む。従って、
両可動片21により凹室20内に導びかれた打球は、全
て落し開口部31を通って入賞球となる。
【0049】そして、落し開口部31を通って入賞球と
なった打球及び両可動片21の開閉時の隙間から下方に
落下して、一般入賞口30に入って入賞球となった打球
の合計数がn個(例えば5個)に達したならば、開戸3
4が閉状態から開状態に変換する。
なった打球及び両可動片21の開閉時の隙間から下方に
落下して、一般入賞口30に入って入賞球となった打球
の合計数がn個(例えば5個)に達したならば、開戸3
4が閉状態から開状態に変換する。
【0050】このため、開戸34が開状態となると、凹
室20内に導びかれた打球の内、落し開口部31の縁部
32を通過した打球は、開戸34の内側面34′に導び
かれて、高い確率で継続入賞口30にそのまゝ流入し、
継続条件を達成することができる。
室20内に導びかれた打球の内、落し開口部31の縁部
32を通過した打球は、開戸34の内側面34′に導び
かれて、高い確率で継続入賞口30にそのまゝ流入し、
継続条件を達成することができる。
【0051】上記したように、入賞確率制御手段として
の制御部材33の作動条件たる特別条件を当該サイクル
の終了が近づいた適宜なタイミングに設定すると、遊技
者は各サイクルにおいて比較的多量の遊技利益を獲得す
ることができ、しかも、当該サイクルが終了する前に継
続条件を達成し易いので、継続遊技のサイクル数を最大
継続回数まで効率良く実行することができる。加えて、
制御部材33の作動状態によって、遊技者は当該サイク
ルの終了条件が近づいたことを視覚的に知ることができ
るので、継続条件の達成を意図した遊技に切り換えて対
処することも可能となる。
の制御部材33の作動条件たる特別条件を当該サイクル
の終了が近づいた適宜なタイミングに設定すると、遊技
者は各サイクルにおいて比較的多量の遊技利益を獲得す
ることができ、しかも、当該サイクルが終了する前に継
続条件を達成し易いので、継続遊技のサイクル数を最大
継続回数まで効率良く実行することができる。加えて、
制御部材33の作動状態によって、遊技者は当該サイク
ルの終了条件が近づいたことを視覚的に知ることができ
るので、継続条件の達成を意図した遊技に切り換えて対
処することも可能となる。
【0052】図6は入賞確率制御手段の一機能を担う打
球誘導手段の他の実施例を示すもので、本実施例の打球
誘導手段は、打球誘導路を構成する下側空間部20bの
底部27の傾斜途中に位置し、底部27の両側面から中
央に向って傾斜した傾斜側面43を有する比較的背の低
い三角柱状の一対の誘導片44より構成し、両誘導片4
4は落し開口部31の前方に位置させる。従って、落し
開口部31の両側の縁部32を通過した打球は、誘導片
44の傾斜側面43に案内されて中央側に寄せられ、底
部27を転動する打球が比較的継続入賞口29に入賞し
易くなる。
球誘導手段の他の実施例を示すもので、本実施例の打球
誘導手段は、打球誘導路を構成する下側空間部20bの
底部27の傾斜途中に位置し、底部27の両側面から中
央に向って傾斜した傾斜側面43を有する比較的背の低
い三角柱状の一対の誘導片44より構成し、両誘導片4
4は落し開口部31の前方に位置させる。従って、落し
開口部31の両側の縁部32を通過した打球は、誘導片
44の傾斜側面43に案内されて中央側に寄せられ、底
部27を転動する打球が比較的継続入賞口29に入賞し
易くなる。
【0053】尚、誘導片44はいずれか一方でもよい
し、又、傾斜側面43の傾斜角度を変化させることで、
或いはこの誘導片44を底部27から出没可能な構成と
することで、継続入賞口29への打球の入賞確率を調整
することができる。
し、又、傾斜側面43の傾斜角度を変化させることで、
或いはこの誘導片44を底部27から出没可能な構成と
することで、継続入賞口29への打球の入賞確率を調整
することができる。
【0054】又、誘導片44のほか、底部27の両側縁
に中央に向かって下り傾斜した突縁を設けてもよいし、
或は継続入賞口29の手前に、底部27から一段低くな
った誘導溝を形成し、上記突縁や誘導溝により底部27
を転動する打球を継続入賞口29に導くようにしてもよ
い。尚、図6において説明していない符号は前記実施例
の同一符号のものと同一構成であるから、説明を省略す
る。また、図6においては打球誘導路の開閉を行うため
の開閉機構(上記実施例においては電磁ソレノイド38
を有する開閉機構37)を省略してあるが、同様の開閉
機構が作動することによって打球誘導路が開成され、継
続入賞口29への入賞確率を高める点は上記実施例と同
様である。更に、打球誘導手段は、特別入賞領域に入賞
する打球の入賞確率を調整することができれば、実施例
に示すもの以外の構成を採用することができる。
に中央に向かって下り傾斜した突縁を設けてもよいし、
或は継続入賞口29の手前に、底部27から一段低くな
った誘導溝を形成し、上記突縁や誘導溝により底部27
を転動する打球を継続入賞口29に導くようにしてもよ
い。尚、図6において説明していない符号は前記実施例
の同一符号のものと同一構成であるから、説明を省略す
る。また、図6においては打球誘導路の開閉を行うため
の開閉機構(上記実施例においては電磁ソレノイド38
を有する開閉機構37)を省略してあるが、同様の開閉
機構が作動することによって打球誘導路が開成され、継
続入賞口29への入賞確率を高める点は上記実施例と同
様である。更に、打球誘導手段は、特別入賞領域に入賞
する打球の入賞確率を調整することができれば、実施例
に示すもの以外の構成を採用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
別入賞領域を備えた変動入賞装置に、継続条件の達成後
に作動するように設定されて、受け入れた打球が該特別
入賞領域に流入される確率を高める入賞確率制御手段を
設けたので、変動入賞装置の受け入れた打球が特別入賞
領域へ高い確率で入賞するタイミングを、入賞確率制御
手段の動作タイミングと関連づけて、任意に設定するこ
とが可能となる。
別入賞領域を備えた変動入賞装置に、継続条件の達成後
に作動するように設定されて、受け入れた打球が該特別
入賞領域に流入される確率を高める入賞確率制御手段を
設けたので、変動入賞装置の受け入れた打球が特別入賞
領域へ高い確率で入賞するタイミングを、入賞確率制御
手段の動作タイミングと関連づけて、任意に設定するこ
とが可能となる。
【0056】したがって、継続条件の達成後であって、
特別有利な遊技状態の終了条件が満たされる前の任意な
状態として設定した特別条件が達成されることにより、
入賞確率制御手段が作動するように設定しておけば、遊
技者と遊技店との遊技利益のバランスを図りながら、当
該特別有利な遊技状態中における変動入賞装置への入賞
球に基づいて遊技者が獲得する遊技利益を拡大させるサ
ービスが可能になると共に、遊技利益の増大に対する期
待感が惹起されて遊技者の遊技意欲を高められる変動入
賞装置となし得る。
特別有利な遊技状態の終了条件が満たされる前の任意な
状態として設定した特別条件が達成されることにより、
入賞確率制御手段が作動するように設定しておけば、遊
技者と遊技店との遊技利益のバランスを図りながら、当
該特別有利な遊技状態中における変動入賞装置への入賞
球に基づいて遊技者が獲得する遊技利益を拡大させるサ
ービスが可能になると共に、遊技利益の増大に対する期
待感が惹起されて遊技者の遊技意欲を高められる変動入
賞装置となし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】変動入賞装置の斜視図である。
【図2】パチンコ機の概略正面図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】図1の一部横断面図である。
【図5】入賞確率制御手段の要部の拡大斜視図である。
【図6】入賞確率制御手段の打球誘導路の他の実施例を
示す要部斜視図である。
示す要部斜視図である。
【符号の説明】 1 パチンコ機 8 変動入賞装置14 取付基板 21 可動片 23 電磁ソレノイド 29 特別入賞領域としての継続入賞口 33 入賞確率制御手段としての制御部材
Claims (1)
- 【請求項1】 入賞領域を形成した遊技盤を含むパチン
コ機であって、 前記遊技盤上に配設されて遊技者にとって有利になる第
1の状態及び遊技者にとって不利になる第2の状態に変
化可能な変動入賞装置と、特定球検出手段が臨み、前記
変動入賞装置を第1の状態に変化できるように定められ
た特定入賞領域と、特別球検出手段が臨み、前記特定球
検出手段が打球を検出した後において上記特別球検出手
段が受入れた打球を検出すると、前記変動入賞装置を繰
返して第1の状態にできるように定められた特別入賞領
域と、前記変動入賞装置内に受入れられた打球を特別入
賞領域に導く打球誘導路と、この打球誘導路から特別入
賞領域に入賞する打球の入賞確率を調整する打球誘導手
段とを備えたことを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5464993A JPH06104139B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | パチンコ機の変動入賞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5464993A JPH06104139B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | パチンコ機の変動入賞装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20801388A Division JPH01153177A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | パチンコ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615042A true JPH0615042A (ja) | 1994-01-25 |
JPH06104139B2 JPH06104139B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=12976634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5464993A Expired - Lifetime JPH06104139B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | パチンコ機の変動入賞装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104139B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304554A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Newgin Corp | 遊技機 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5464993A patent/JPH06104139B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304554A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Newgin Corp | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06104139B2 (ja) | 1994-12-21 |
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