JPH06150097A - 品質管理装置 - Google Patents

品質管理装置

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JPH06150097A
JPH06150097A JP29511692A JP29511692A JPH06150097A JP H06150097 A JPH06150097 A JP H06150097A JP 29511692 A JP29511692 A JP 29511692A JP 29511692 A JP29511692 A JP 29511692A JP H06150097 A JPH06150097 A JP H06150097A
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信一 尾岩
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克典 木村
Koji Hazama
孝治 挾間
Hajime Oba
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  • General Factory Administration (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質異常発生時にその復旧に有効な対策を迅
速に見つけ出すことを可能にする。 【構成】 各検査機111,112,…,11nの測定
データに基づき、品質傾向異常判定手段18A及び個別
品質異常判定手段18Bで品質異常の発生が判定され、
発生した品質異常項目が情報分析手段30に入力する。
この品質異常項目を実際に解消するのに有効であった対
策も対策入力手段20から情報分析手段30に入力され
る。情報分析手段30は、上記入力データに基づき、各
品質異常項目別にこれに適した対策を記憶するととも
に、この対策による復旧確率を演算し、そのデータを対
策表示手段40に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作物等に発生する品
質異常の復旧に有効な対策を分析する品質管理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、生産物の品質管理は、各生産物
に品質異常が発生しているか否かを検査機もしくは手作
業で検査し、品質異常を発見した場合には、これを復旧
させるのに有効な対策を探し出し、実行するといった作
業により行われている。ここで、上記品質異常に対する
対策は、その品質異常内容に対して一般的に最も有効と
認められているものから順に試行されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の品
質管理システムには、次のような解決すべき課題があ
る。
【0004】A)品質異常の復旧に有効な対策は、生産
物の加工工程の内容等の諸条件により変化するものであ
る。従って、一般的には有効と考えられている対策であ
っても、それが必ず適切なものであるとは限らない。こ
のような場合には、真に適正な対策を見つけ出してこれ
を実行するのに長い時間と多大な手間を要することにな
る。特に、検査項目が多種多様にわたる場合には、発生
した品質異常項目に対して最も有効な対策を迅速に探し
出すことは非常に困難であり、その改善が大きな課題と
なっている。
【0005】B)従来は、上記生産物等の品質検査対象
物に許容できないほどの品質異常が実際に発生した時点
で初めて対策が施されており、品質異常の生じた生産物
は製品対象から除外されている。従って、このような許
容できない品質異常が発生する前にこれを予測し、未然
防止するような対策を施すことができれば、生産能率は
飛躍的に向上することになる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、品質異
常発生時にその復旧に有効な対策を迅速に見つけ出すこ
とを可能にする品質管理装置を提供し、さらに好ましく
は、各品質検査対象物について許容できないほどの品質
異常が発生する前にこれを予測し、その発生を未然に防
ぐ対策を適正に行うことを可能にする品質管理装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報分析手段
と、実際に起こった品質異常の項目を上記情報分析手段
に入力する品質異常入力手段と、上記品質異常の復旧に
有効であった対策を情報分析手段に入力する対策入力手
段と、上記情報分析手段の分析結果を表示する対策表示
手段とを備え、上記情報分析手段は、上記品質異常入力
手段及び対策入力手段から品質異常項目及びこれに対応
する対策が入力される度に各対策の実施による復旧確率
に関する値を学習演算してこれを記憶する対策記憶手段
と、上記品質異常入力手段から品質異常項目が入力され
た時にこの品質異常項目に対応して記憶されている各対
策名用及びその復旧確率に関する値を上記対策表示手段
に表示させる表示制御手段とを備えたものである(請求
項1)。
【0008】ここで、上記検査手段は単数でも複数でも
よい。
【0009】上記品質異常入力手段は、品質検査対象物
の品質異常を判定するのに必要な情報を採取する検査手
段と、この検査手段で採取された情報に基づいて品質異
常が発生しているか否かを判定し、品質異常が発生して
いると判定した場合にその品質異常項目を上記情報分析
手段に入力する品質異常判定手段とを備えたものがより
好ましい(請求項2)。
【0010】さらに、上記検査手段で採取された情報を
順次記憶する情報記憶手段を備えるとともに、上記品質
異常判定手段として、上記検査手段で検査される品質検
査対象物の品質そのものの異常を判定し、品質異常が発
生したと判定した場合にこれを上記品質異常項目として
上記情報分析手段に入力する個別品質異常判定手段と、
上記情報記憶手段で記憶された過去複数回の情報に基づ
いて品質変化の傾向を分析し、この品質傾向が異常と判
定した場合にこれを上記品質異常項目として上記情報分
析手段に入力する品質傾向異常判定手段とを備えること
により、後述のようなより優れた効果が得られる(請求
項3)。
【0011】また、複数の検査手段を備える場合、各検
査手段毎に上記個別品質異常判定手段を設けるのが特に
有効である(請求項4)。
【0012】
【作用】請求項1記載の装置では、情報分析手段に、実
際に起こった品質異常の項目が入力されるとともに、こ
の品質異常の復旧に実際に効果があった対策が入力され
る。このような入力が行われる度に、その情報に基づ
き、上記品質異常項目に対応する各対策の実施による復
旧確率に関する値が学習演算され、記憶される。そし
て、上記項目と同様の品質異常が発生した場合には、そ
の項目を品質異常入力手段から情報分析手段へ入力する
ことにより、この品質異常項目に対応して記憶されてい
る各対策内容及び各対策の実施による復旧確率に関する
値が対策表示手段に表示されることとなる。従って、使
用者はこの表示内容を参照することにより、現在対象と
なっている品質異常項目に適した対策を過去の情報に基
づいて容易に探し出すことができる。
【0013】請求項2記載の装置では、品質検査対象物
の品質異常を判定するのに必要な情報が検査手段で採取
され、この情報に基づいて品質異常判定手段により品質
異常の発生の有無が自動的に判定される。異常が発生し
ている場合にはその品質異常項目が上記情報分析手段に
自動的に入力される。
【0014】さらに、請求項3記載の装置では、上記品
質異常の判定に関し、上記検査手段で検査される品質検
査対象物の品質そのものの異常が判定されるだけでな
く、情報記憶手段で記憶された過去複数回の情報に基づ
いて品質変化の傾向が分析され、この品質傾向が異常と
判定された場合にもその内容が上記品質異常項目として
情報分析手段に入力される。従って、この品質傾向異常
に関する品質異常に対してこれに適した対策を施すこと
により、実際に各品質検査対象物に許容できないほどの
品質異常が発生するのを未然に防ぐことができる。
【0015】請求項4記載の品質管理装置は、複数の検
査手段を備える場合に、各検査手段毎に上記個別品質異
常判定手段を設けたものであるので、これら検査手段の
採取する情報から判定し得る各検査手段特有の異常判定
項目は、それぞれ各検査手段において判定されることに
なり、その判定結果が各々情報分析手段に入力される。
【0016】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜3に基づいて説
明する。
【0017】図に示す品質管理装置は、品質異常入力手
段10、対策入力手段20、情報分析手段30、及び対
策表示手段40を備えている。
【0018】上記品質異常入力手段10は、n個の検査
機111,112,…,11n、情報収集手段14、情
報記憶手段16、品質傾向異常判定手段18A、及び個
別品質異常判定手段18Bを備えている。
【0019】各検査機111,112,…,11nは、
順次搬入される生産物(品質検査対象物)の品質判断に
必要な情報(例えば各種寸法や重量等)を測定するもの
であり、その測定データを出力するための測定データ出
力部121,122,…12nをそれぞれ具備してい
る。情報収集手段14は、各検査機111,112,
…,11nから出力される測定データを収集するもので
あり、情報記憶手段16は、収集されたデータを順次取
り込んで各検査機111,112,…,11nごとに類
別し、過去のデータに累積しながら記憶するものであ
る。
【0020】品質傾向異常判定手段18Aは、上記情報
記憶手段16で記憶された測定データに基づいて同デー
タの変化が現在どのような傾向にあるかを分析するとと
もに、この分析した品質傾向が、近い将来生産物に許容
できないほどの品質異常が発生するおそれのあることを
示唆するものである場合には、この品質傾向が異常であ
ると判定し、この品質傾向異常の内容を情報分析手段3
0に品質異常項目として入力するものである。具体的
に、この品質傾向異常判定手段18Aは、分析した品質
傾向が次の表1に示す項目のいずれかに該当する場合
に、品質傾向に異常があると判定するように構成されて
いる。
【0021】
【表1】
【0022】なお、この表において例えば「最新平均値
9個」とは、現在からさかのぼって過去9回演算された
平均値のことを意味し、同様に「最新領域幅9個」と
は、現在からさかのぼって過去9回演算された領域幅の
ことを意味している。
【0023】個別品質異常判定手段18Bは、過去のデ
ータに関係なく、現在採取されたデータに基づいて、生
産物に許容できない程度の品質異常が発生しているか否
か(例えば測定寸法が予め設定された許容寸法範囲から
外れているか否か等)を判定し、品質異常が発生してい
ると判定した場合にはその内容を品質異常項目として情
報分析手段30に入力するものである。
【0024】対策入力手段20は、キーボード等からな
り、後述のように、品質異常が発生した場合にこの品質
異常を解消する(すなわち復旧させる)のに有効であっ
た対策を管理者等がキー操作によって情報分析手段30
に入力するためのものである。
【0025】情報分析手段30は、図2に示すように、
品質傾向異常対策記憶手段32A、個別品質異常対策記
憶手段32B、及び表示制御手段34を備えている。
【0026】品質傾向異常対策記憶手段(対策記憶手
段)32Aは、上記品質傾向異常判定手段18Aから表
示制御手段34を通じて入力される品質異常項目(すな
わち品質傾向の異常に関する項目)と、この品質異常に
対する適正な対策として上記品質異常発生後に対策入力
手段20から入力される対策とを取込み、各品質異常項
目別にこれに有効であった対策を記憶するとともに、こ
の対策を取り込む度に、各対策の実施により上記品質傾
向異常を解消させることができた確率(すなわち復旧確
率)を新たに演算して更新記憶するものである。各対策
の実施による復旧確率Pは、上記品質異常項目について
有効な対策が入力された回数の総数をN、このうち対象
となる対策が入力された回数(実際には上記対策に対応
する対策項目番号が入力された回数)をmとすると、式
P=m/Nで与えられる。
【0027】ただし、この復旧確率Pは上式で与えられ
るものに限らず、例えば新しいデータほど重みづけを大
きくして確率を演算するようにしてもよい。
【0028】個別品質異常対策記憶手段(対策記憶手
段)32Bは、上記個別品質異常判定手段18Bから表
示制御手段34を通じて入力される品質異常項目(すな
わち各生産物の品質そのものの異常に関する項目)と、
この品質異常に対する適正な対策として品質異常発生後
に対策入力手段20から入力される対策とを取込み、上
記品質傾向異常対策記憶手段32Aと同様に、各品質異
常項目別にこれに有効であった対策を記憶するととも
に、この対策を取り込む度に、上記と同様の復旧確率を
新たに演算して更新記憶するものである。
【0029】表示制御手段34は、上記品質傾向異常判
定手段18Aもしくは個別品質異常判定手段18Bから
品質異常項目が入力された場合(すなわち品質異常が発
生した場合)に、上記品質異常項目に対応して品質傾向
異常対策記憶手段32Aもしくは個別品質異常対策記憶
手段32Bに記憶されている対策データ及びその復旧確
率データを呼出し、対策表示手段40に出力するもので
ある。対策表示手段40はCRTやプリンタ等で構成さ
れ、表示制御手段34からの指令信号を受け、上記品質
異常項目、対策、復旧確率等に関するデータを外部に表
示するものである。
【0030】次に、この装置の作用を説明する。
【0031】図1において、品質検査対象物である生産
物は第1検査機111から各検査機112,…11nへ
順に搬送され、各検査機111,112,…,11nで
それぞれ所定の測定が行われる。これらの検査機11
1,112,…,11nから出力される測定データは、
情報収集手段14で収集され、情報記憶手段16に順次
記憶される。
【0032】品質傾向異常判定手段18Aでは、上記情
報記憶手段16で記憶されている現在のデータ及び過去
のデータに基づいて品質傾向が統計的に分析され、これ
に異常がないか否かがチェックされる。同時に、個別品
質異常判定手段18Bでは、現在採取されているデータ
に基づき、このデータが採取された生産物の品質そのも
のに異常がないか否かがチェックされる。
【0033】ここで、品質傾向異常判定手段18Aもし
くは個別品質異常判定手段18Bにおいて異常ありとの
判定が行われた場合には、その品質異常項目が情報分析
手段30の表示制御手段34に入力される。情報分析手
段30は、原則として、入力された品質異常項目に対応
する対策及びその復旧確率に関するデータを品質傾向異
常対策記憶手段32Aもしくは個別品質異常対策記憶手
段32Bから呼び出すが、装置が作動し始めた当初は、
学習記憶されているデータがないため、この場合は例外
的に対策表示手段40に上記品質異常項目とこの品質異
常項目に対応する蓄積データがない旨のメッセージとを
表示させる。この時点では、使用者は上記品質異常項目
を参照してこれに適した対策を自力で探し、これを試行
することになる。この対策を施すことによって上記品質
異常が解消された場合には、使用者が対策入力手段20
を操作することにより、上記対策を適正な対策として情
報分析手段30に入力する。
【0034】このようにして何度も品質異常が発生し、
これに適した対策が施されて情報分析手段30に入力さ
れていくと、品質傾向異常対策記憶手段32Aや個別品
質異常対策記憶手段32Bには各品質異常項目に対応す
る対策データが蓄積されるとともに、各対策の実施によ
る復旧確率もより信頼性の高い値に更新演算されていく
ことになる。また、予め所要量の品質異常項目のデータ
を品質傾向異常対策記憶手段32Aと個別品質異常対策
記憶手段32Bに入力させておいて使用開始してもよ
い。
【0035】上記のようにある程度十分なデータが蓄積
された時点で品質異常が発生し、品質傾向異常判定手段
18Aや個別品質異常判定手段18Bから表示制御手段
34に品質異常項目が入力されると、前述のようにデー
タのほとんどない初期の場合とは異なり、対策表示手段
40の画面には、例えば図3に示すように適切な対策を
見つけ出すための有用なデータが表示されることにな
る。
【0036】この図3に示す画面表示例は、検査機のひ
とつであるアフターゲージ装置から出力されるデータに
基づいて分析された品質傾向に異常が発生したときに対
策表示手段40に表示される内容を示したものである。
この表示は、過去において上記品質傾向異常に対する有
効な対策が全部で10回入力された場合であって、その
うち6回は砥石交換という対策が入力され、2回は主軸
切込速度の調整、1回はクーラント不純物除去、残りの
1回はゲージ更正という対策がそれぞれ入力された場合
の表示である。使用者は、この表示を見ることにより、
現在発生している品質傾向異常を解消させるのに最も確
率の高いのは砥石交換であることを瞬時に把握すること
ができ、原則としてこの「砥石交換」から順に被表示対
策を試行することにより、現在の品質傾向異常に適した
対策を高い確率で迅速に見つけだすことができ、品質異
常に素早く対処することができる。
【0037】適当な対策が見つかった後、使用者は、画
面の表示に従い、実際に有効であった対策を選んでこれ
を対策入力手段20の操作で品質傾向異常対策記憶手段
32Aに入力すればよい。これにより、品質傾向異常対
策記憶手段32Aにおいて記憶されている各対策の入力
回数及びその復旧確率が改めて演算し直され、この新し
いデータが更新記憶される。例えば、図3に示す画面が
表示された状態で、実際に砥石交換を行うことにより品
質異常が解消されたため適正な対策として「1」を入力
した場合には、この「1.砥石交換」の復旧確率は現在
の60.0%から{(6+1)/(10+1)}×100=6
3.6(%)に更新される。
【0038】以上のように、この装置では、品質傾向異
常判定手段18Aや個別品質異常判定手段18Bで判定
された品質異常項目と、この品質異常を解消するのに実
際に有効であった対策とをそれぞれ情報分析手段30に
入力するようにし、この入力データをもとに、情報分析
手段30で各品質異常項目に対応する対策内容及びその
対策の実施による復旧確率を学習演算、記憶し、品質異
常発生の度に表示するようにしているので、この表示を
参照するだけで、現在生じている品質異常に最も有効な
対策を過去のデータに基づいて迅速に探し出すことが可
能になる。
【0039】しかも、この実施例装置では、品質異常項
目として、各生産物の品質そのものの異常を判定するだ
けでなく、過去複数回のデータに基づいて生産物の品質
変化の傾向を分析し、この品質傾向の異常も判定してこ
れに適した対策等を表示するようにしているので、この
品質傾向の異常を解消しておく、すなわち生産物の品質
そのものの異常が発生する原因を予め除去しておくこと
により、この品質そのものの異常の発生を未然に防ぐこ
とができ、生産能率をより高めることができる利点があ
る。
【0040】次に、第2実施例を図4に基づいて説明す
る。
【0041】前記第1実施例に示すように、多数の検査
機111,112,…,11nを使用する場合、その台
数が増えるほど、各検査機111,112,…,11n
からの測定データについて個別品質異常を判定しなけれ
ばならない項目は多種多様にわたることになり、判定手
段の構造が複雑化する。
【0042】そこでこの第2実施例では、前記第1実施
例のように共通の個別品質異常判定手段18Bを設ける
代わりに、各検査機111,112,…,11n毎に個
別品質異常判定部131,132,…,13nを設け、
それぞれの検査機111,112,…,11nで個別品
質異常の判定を行い、各判定部131,132,…,1
3nから出力される個別品質異常判定信号を情報整理手
段15で整理して情報分析手段30に入力するようにし
ている。このような構成によれば、検査機の台数が多
く、判定内容が多種多様にわたる場合にも、簡単な構成
で前記第1実施例と同様に各品質異常項目の判定を行う
ことができる。また、検査機の台数を増減したり、一部
の検査機を交換したりする場合にも検査機以外の構成は
ほとんど変更する必要がなく、よって装置全体の汎用性
が高められることとなる。
【0043】なお、以上の実施例では、対策表示手段に
各対策の実施による復旧確率を直接表示するようにした
ものを示したが、本発明はこれに限らず、上記確率の指
標となる他の値、例えば各対策が有効対策として入力さ
れた絶対回数等を表示したり、各対策の実施による復旧
確率の順位のみを表示するようにしてもよい。
【0044】また、上記各実施例では、各生産物の検査
及び異常判定を自動的に行い、その判定信号を情報分析
手段30に入力するようにしたものを示したが、上記検
査及び異常判定を情報分析手段30から独立した装置や
手作業等で行い、使用者が品質異常項目をキーボード等
の操作で直接情報分析手段30に入力するようにしても
よい。この場合には、上記キーボード等が本発明におけ
る品質異常入力手段となる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次のよう
な効果を得ることができる。
【0046】請求項1記載の装置は、品質異常項目と、
この品質異常を解消するのに実際に有効であった対策と
をそれぞれ情報分析手段に入力するようにし、この入力
データをもとに、情報分析手段で各品質異常項目に対応
する対策及びその実施による復旧確率に関する値を学習
演算、記憶し、品質異常発生の度に表示するようにして
いるので、この表示を参照するだけで、現在生じている
品質異常に最も有効な対策を過去のデータに基づいて迅
速にかつ容易に探し出すことができる効果がある。
【0047】より具体的に、請求項2記載の装置では、
品質検査対象物の品質異常を判定するのに必要な情報を
検査手段で採取し、この情報に基づいて品質異常判定手
段により品質異常の発生の有無を自動的に判定して、異
常が発生している場合にはその品質異常項目を上記情報
分析手段に自動的に入力するようにしているので、品質
管理作業者の負担をより低減させることができる。
【0048】さらに、請求項3記載の装置では、上記品
質異常の判定に関し、上記検査手段で検査される品質検
査対象物の品質そのものの異常を判定するだけでなく、
情報記憶手段で記憶された過去複数回の情報に基づいて
品質傾向異常判定手段により品質変化の傾向を分析し、
この品質傾向が異常と判定された場合にこれも上記品質
異常項目として情報分析手段に入力するようにしている
ので、この品質傾向異常に対して適正な対策を施すこと
により、実際に各品質検査対象物に許容できないほどの
品質異常が発生するのを未然に防ぐことができ、生産能
率をより高めることができる効果がある。
【0049】また、請求項4記載の装置では、各検査手
段毎に個別品質異常判定手段を設け、検査機側で各検査
機特有の品質異常項目の判定を行うようにしたものであ
るので、検査手段の総数が多い場合など、品質異常判定
項目が多種多様にわたる場合にも、簡単な構成で適切に
個別品質異常の判定を行うことができる。また、検査手
段の個数を増減したり、検査手段の種類を変えたりする
場合にも、追加あるいは交換する検査手段にこれに適し
た品質異常判定手段を設けるだけで、他の構成はほとん
ど変更する必要がないので、装置全体の汎用性をより高
めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における品質管理装置の機
能ブロック図である。
【図2】上記品質管理装置に設けられる情報分析手段の
機能ブロック図である。
【図3】上記品質管理装置の対策表示手段による表示画
面の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例における品質管理装置の機
能ブロック図である。
【符号の説明】
10 品質異常入力手段 111,112,…,11n 検査機(検査手段) 131,132,…,13n 個別品質異常判定部 16 情報記憶手段 18A 品質傾向異常判定手段 18B 個別品質異常判定手段 20 対策入力手段 30 情報分析手段 32A 品質傾向異常対策記憶手段(対策記憶手段) 32B 個別品質異常対策記憶手段(対策記憶手段) 34 表示制御手段 40 対策表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大庭 始 広島市南区宇品東5丁目3番38号 トーヨ ーエイテック株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報分析手段と、実際に起こった品質異
    常の項目を上記情報分析手段に入力する品質異常入力手
    段と、上記品質異常の復旧に有効であった対策を情報分
    析手段に入力する対策入力手段と、上記情報分析手段の
    分析結果を表示する対策表示手段とを備え、上記情報分
    析手段は、上記品質異常入力手段及び対策入力手段から
    品質異常項目及びこれに対応する対策が入力される度に
    各対策の実施による復旧確率に関する値を学習演算して
    これを記憶する対策記憶手段と、上記品質異常入力手段
    から品質異常項目が入力された時にこの品質異常項目に
    対応して記憶されている各対策内容及びその復旧確率に
    関する値を上記対策表示手段に表示させる表示制御手段
    とを備えていることを特徴とする品質管理装置。
  2. 【請求項2】 上記品質異常入力手段として、品質検査
    対象物の品質異常を判定するのに必要な情報を採取する
    検査手段と、この検査手段で採取された情報に基づいて
    品質異常が発生しているか否かを判定し、品質異常が発
    生していると判定した場合にその品質異常項目を上記情
    報分析手段に入力する品質異常判定手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の品質管理装置。
  3. 【請求項3】 上記検査手段で採取された情報を順次記
    憶する情報記憶手段を備えるとともに、上記品質異常判
    定手段として、上記検査手段で検査される品質検査対象
    物の品質そのものの異常を判定し、品質異常が発生した
    と判定した場合にこれを上記品質異常項目として上記情
    報分析手段に入力する個別品質異常判定手段と、上記情
    報記憶手段で記憶された過去複数回の情報に基づいて品
    質変化の傾向を分析し、この品質傾向が異常と判定した
    場合にこれを上記品質異常項目として上記情報分析手段
    に入力する品質傾向異常判定手段とを備えたことを特徴
    とする請求項2記載の品質管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の品質管理装置において、
    複数の検査手段を備えるとともに、各検査手段毎に上記
    個別品質異常判定手段を設けたことを特徴とする品質管
    理装置。
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