JP2020126443A - 対策推薦装置及び対策推薦方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造条件が一定であっても製品の品質が変化する製造工程においても、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションを最適化する。【解決手段】対策推薦装置100は、製造設備から複数の設備データ1421を収集し、設備設定データ1425に基づいてそれぞれの設備データ1421にプロセス毎のラベルを付与するデータ取得部1201と、設備データ1421に基づいて、製造設備に対して行われた対策の種類と対策の効果を示す特徴量とを有する対策記録データ1423を生成する対策検出部1202と、所定個数の最新の設備データから特徴量を算出し、算出した特徴量に類似する対策記録データの特徴量を抽出し、抽出された特徴量に係る前記対策を選択する対策推薦部1203と、対策推薦部1203により選択された対策を可視化された状態で提示させる対策提示部1204とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、対策推薦装置及び対策推薦方法に関する。
センシング技術やコンピューティング性能の向上により、製造業における情報技術の活用が世界的に加速している。実際に、製品、設備、作業者等に関する様々なデータの分析により、売上や生産性を向上させる取り組みが広がっている。
製造業における情報技術の活用例の一つに、最適な製造条件の決定がある。製造条件には、製品の設計段階で決定する条件と製造中の製品の品質低下を対策するために変更する条件が存在する。後者の対策に関して、一般には、製品、設備、作業者等の製造時のあらゆるデータを分析して品質低下の原因を発見し、どの対策を実施するのが有効化を判断する。
特許文献1には、通常の製造状態で静的/動的条件が所定の製造個数以上変化しない時の静的/動的条件と製品品質を、検索用情報とともに入力する製造状態収集部と、静的条件の組み合わせが経験済である場合、該当する最適な動的条件を推定、出力する動的条件推論部と、製造状態収集部から入力した情報を使用して、必要ならば動的条件推論部で記憶した推論知識を修正する動的条件修正部とを備える製造条件設定システムを実現するための技術が開示されている。
特許第4135726号
特許文献1には、製造設備の動的条件を類似事例から類推し、一つの静的条件に複数の動的条件がある場合に品質の高い条件を選択する方法が記載されている。しかし、製造設備の動的条件が一定の状態で製造されている状態であっても、例えば、同一種類の材料におけるロットの差や設備の部品劣化が原因で、製品の品質が変化する工程を対象とした場合、特許文献1の方法を適用できない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、製造条件が一定であっても製品の品質が変化する製造工程においても、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションを最適化することが可能な対策推薦装置及び対策推薦方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従う対策推薦装置は、製造設備から複数の設備データを収集し、設備設定データに基づいてそれぞれの設備データにプロセス毎のラベルを付与するデータ取得部と、設備データに基づいて、製造設備に対して行われた対策の種類と前記対策の効果を示す特徴量とを有する対策記録データを生成する対策検出部と、所定個数の最新の設備データから特徴量を算出し、算出した特徴量に類似する対策記録データの特徴量を抽出し、抽出された特徴量に係る前記対策を選択する対策推薦部と、対策推薦部により選択された対策を可視化された状態で提示させる対策提示部とを有する。
本発明によれば、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションを最適化することが可能となる。
実施例1に係る製造システムを示す構成図である。 実施例1の対策推薦装置を示す構成図である。 実施例1に係る製造システムを構成する設備を示す構成図である。 実施例1における設備データの一例を示す図である。 実施例1における手動対策記録データの一例を示す図である。 実施例1における対策記録データの一例を示す図である。 実施例1における推薦記録データの一例を示す図である。 実施例1における設備設定データの一例を示す図である。 実施例1における対策情報データの一例を示す図である。 実施例1における品質情報データの一例を示す図である。 実施例1の対策推薦装置の全体動作を示すフローチャートである。 実施例1の対策推薦装置によるデータ取得処理を示すフローチャートである。 実施例1の対策推薦装置によるデータ取得処理における設備データのプロセスIDを決定する手順の一例を示す図である。 実施例1の対策推薦装置による対策検出処理を示すフローチャートである。 実施例1の対策推薦装置による対策検出処理における手動対策記録データの補正処理の手順の一例を示す図である。 実施例1の対策推薦装置による対策推薦処理を示すフローチャートである。 実施例1の対策推薦装置による画面表示処理を示すフローチャートである。 実施例1の対策推薦装置による画面表示処理における画面表示の一例を示す図である。 実施例1の対策推薦装置による画面表示処理における画面表示の他の例を示す図である。 実施例1の対策推薦装置による画面表示処理における画面表示のまた他の例を示す図である。 実施例2における推薦記録データの一例を示す図である。 実施例3の対策推薦装置を示す構成図である。 実施例3における設備データの一例を示す図である。 実施例3における設備設定データの一例を示す図である。 実施例3における推薦用パラメタ設定データの一例を示す図である。 実施例3の対策推薦装置によるデータ取得処理を示すフローチャートである。 実施例3の対策推薦装置による対策推薦処理を示すフローチャートである。 実施例4における設備設定データの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
実施形態に係る対策推薦装置は、製造設備(以下、単に「設備」と称する)から収集した設備データに基づいて対策を選択し、選択した対策を可視化された状態で提示する。設備の種類等によっては、異なるプロセスであっても同じ形式の設備データがこの設備から収集されることがある。
以下説明する実施例では、この設備が自動溶接機である場合を例にとって説明する。実施例が適用される自動溶接機は、製品の複数箇所に対して同一の加工ユニットを用いて溶接を行う。個々の溶接箇所に対して加工ユニットを用いて溶接を行うことが、本明細書におけるプロセスの一例である。当然、自動溶接機を含めて設備が実行するプロセスはこの例に限定されない。また、設備の具体例は自動溶接機に限定されず、自動組み立て装置など公知の設備であってもよい。
溶接作業に伴い、対策推薦装置は自動溶接機から設備データを収集する。詳細は後述するが、自動溶接機から収集できる設備データの一例としては、製品の所定箇所を溶接する際に加工ユニットに印加された電圧値や、溶接前後の製品の厚さの差(以下、この値を「変位量」と称する)などがある。設備データは、加工ユニットがプロセスを実行する毎に自動溶接機から出力される。
この設備データは、実際の溶接箇所の品質を把握し、製品の品質を管理するための重要なデータである。しかし、上述した自動溶接機の場合、プロセスが異なっても同じ形式のデータが出力されるので、自動溶接機から出力された状態の設備データに基づいてプロセス単位の品質管理を行うことは難しい。実施形態に係る対策推薦装置では、上述した課題に着目し、設備データにプロセス毎のラベルを付与し、プロセス単位の品質管理を可能にするものである。
なお、本明細書において「データ」と記されている場合、その個数についての限定はない。また、データの形式に限定はない。さらに言えば、いわゆるテーブル形式で記憶媒体に保管、格納されているデータもここにいう「データ」である。
<製造システムの概略構成>
図1は、実施例1に係る製造システムを示す構成図である。本実施例に係る製造システムSは、実施例1である対策推薦装置100と設備200とを有する。対策推薦装置100は通信ネットワーク300を経由して1つ以上の設備200と通信している。図1において、製造システムSは3つの設備200を有しているが、対策推薦装置100と通信する設備200の個数に限定はない。
図2は、実施例1の対策推薦装置100を示す構成図である。
対策推薦装置100は、入出力部110、制御部120、通信部130、及び記憶部140を有する。対策推薦装置100は各種情報処理が可能な装置から構成されることが好ましい。一例として、対策推薦装置100はコンピュータ等から構成される。
入力部の一例である入出力部110は、対策推薦装置100のユーザからの入出力を受け付ける。入出力部110は、例えばキーボード、マウス等の入力機器及び液晶ディスプレイ等の表示画面を有する出力機器の組み合わせから構成される。あるいは、いわゆるスマートフォン、タブレット機器のような一台で入出力が可能な装置から構成される。
例えば、入出力部110は、記憶部140に記録されているデータの作成や変更に必要な情報の入力を受け付け、作成や変更の完了及び対策推薦結果を表示画面に出力する。入出力部110で実施される入出力処理は、通信部130を経由して別の装置に設置された入出力部から処理を実行してもよい。
特に、入出力部110は、設備に対して行われた対策の種類とこの対策が行われた時刻とを含む手動対策記録データを受け入れる。入出力部110が受け入れた手動対策記録データは記憶部140に格納される。
制御部120は、記憶部140に格納されたプログラムを実行する。制御部120は、例えば、各種情報処理が可能なCPU(Central Processing Unit)等の演算素子から構成される。例えば、制御部120は、入出力部110から取得したデータを記憶部140に格納する、記憶部140に格納されたデータを処理して結果を記憶部140に格納する、記憶部140に格納されたデータを入出力部110または通信部130に出力するなどの処理を実行する。
後述する記憶部140にはファームウェア等の図略のプログラムが格納されている。対策推薦装置100の電源が投入されると、制御部120は記憶部140に格納されているファームウェア等を読み込んで実行し、対策推薦装置100全体の動作制御を行うとともに、後述する各機能部に示す機能を実行する。
制御部120は、データ取得部1201、対策検出部1202、対策推薦部1203及び対策提示部1204を有する。
データ取得部1201は、設備200から複数の設備データを収集し、設備設定データに基づいてそれぞれの設備データにプロセス毎のラベルを付与する。言い換えれば、データ取得部1201は、設備200から複数の設備データを取得し、プロセス別にID付けして、データベース141に格納する処理を実行する。
ここで、データ取得部1201は、プロセス毎の設備データから追加設備データを作成する。
対策検出部1202は、データベース141に格納されたデータから対策を検出する処理を実行する。より詳細には、対策検出部1202は、データ取得部1201が取得した設備データに基づいて、設備200に対して行われた対策の種類と対策の効果を示す特徴量とを有する対策記録データを生成する。
ここで、対策検出部1202は、手動対策記録データの時刻に基づいて対策記録データを参照し、この対策記録データの時刻に基づいて手動対策記録データの時刻を補正し、補正後の時刻と手動対策記録データの対策の種類とを対策記録データに記録する。
また、対策検出部1202は、設備設定データを参照して手動対策記録データの対策の種類に対応する特徴量を算出し、前記対策記録データに記録する。
さらに、対策検出部1202は、時刻が同一である対策が複数あるとき、これら対策を単一の複合対策としてまとめる。
対策推薦部1203は、データベース141に格納されたデータから、対策推薦結果を出力する処理を実行する。より詳細には、対策推薦部1203は、所定個数の最新の設備データから特徴量を算出し、算出した特徴量に類似する対策記録データの特徴量を抽出し、抽出された特徴量に係る対策を選択する。
ここで、対策推薦部1203は、設備データから算出した特徴量の値に対して所定範囲の値を有する対策記録データの特徴量を抽出する。また、対策推薦部1203は複数の対策を仮選択し、所定の基準に基づいて仮選択した対策のうち一つの対策を選択する。さらに、対策推薦部1203は、仮選択した複数の対策のそれぞれについてスコアを算出し、スコアが最も高い対策を選択する。
対策提示部1204は、対策推薦部1203により選択された対策を可視化された状態で提示させる。より詳細には、対策提示部1204は、データベース141に格納されたデータを表示し、対策記録の入力を受け付けるための画面を作成する処理を実行する。
図2に示す各機能部が実行する処理の詳細については後述する。
通信部130は、対策推薦装置100が通信ネットワーク300経由で設備200と通信を行うためのものである。通信部130は、通信ネットワーク300が有線LANであればIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3規格に則った通信を行う機器であり、通信ネットワーク300が無線LANであればIEEE802.11規格に則った通信を行う機器である。このような機器の例としては、ルーター、アクセスポイント機器等が挙げられる。
例えば、通信部130は、設備200で取得したデータやイベントを対策推薦装置100に格納するための通信を実行する。別の例では、通信部130は、推薦結果を設備200に送信するための通信を実行する。
記憶部140は、データやプログラムを格納する。記憶部140は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶媒体、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)などの半導体記憶媒体から構成される。また、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスク及び光ディスクドライブの組み合わせも記憶部140として用いられる。その他、磁気テープメディアなどの公知の記憶媒体も記憶部140として用いられる。
記憶部140にはデータベース141が格納されている。データベース141には、設備データ1421、手動対策記録データ1422、対策記録データ1423、推薦記録データ1424、設備設定データ1425、対策情報データ1426、及び品質情報データ1427が格納されている。データベース141に格納されている各種データの詳細については後述する。
図3は、実施例1に係る製造システムSを構成する設備200を示す構成図である。
設備200は、入出力部210、制御部220、通信部230、データ収集部240、及び加工ユニット250を有する。設備200に入力された製品260は、一つ以上の加工ユニット250によって加工され、出力される。
入出力部210は、ユーザからの入出力を受け付ける装置である。例えば、入出力部210は、制御部220に対する設定情報の入力、データ収集部240に対するデータ収集に関する設定の入力などを実行する装置である。
制御部220は、設備200を制御する装置である。例えば、制御部220は、各加工ユニットが所定の動作をするように制御したり、以上発生時に設備200を停止させる制御をしたりする装置である。
通信部230は、制御部220及びデータ収集部240がネットワーク300経由で対策推薦装置100と通信を行うための装置である。
データ収集部240は、加工ユニット250から設備データを収集し、通信部230を経由して対策推薦装置100に送出する装置である。
加工ユニット250は、設備200に入力された製品260に対して所定の加工を実施する装置である。例えば、設備200が自動溶接機である場合においては、溶接ユニットや位置決めユニット、設備200が自動組み立て装置である場合においては、加工ユニット250は部品の取り付けユニットやはんだ付けユニットが加工ユニット250となる。本実施例では、設備200は2つの加工ユニット250を有する。
<データベース141に格納されている各種データ>
図4は、実施例1における設備データ1421の一例を示す図である。設備データ1421は設備200のデータ収集部240により収集され、通信部130、230及び通信ネットワーク300を経由して対策推薦装置100に送出されて記憶部140に格納されている。
設備データ1421には、加工ユニットID、時刻、電圧、変位量、プロセスID、プロセス間の電圧の差、プロセス間の変位量の差が格納されている。図4では、設備200から電圧と変位量というデータが取得できる場合の例を示しているが、設備データ1421に格納されるデータは、電圧と変位量に限られるものではない。
加工ユニットIDは、設備200の個々の加工ユニット250を識別するためのIDである。
図4の例では、プロセスIDとして「P1」、「P2」が格納されている。このプロセスIDは、データ取得部1201により付与されたプロセス毎のラベルの一例である。本実施例では、加工ユニット250が2つのプロセスを実施するものとする。当然、プロセスの数や種類について限定はない。
また、プロセス間の電圧の差及びプロセス間の変位量の差は、データ取得部1201が設備200のデータ収集部240から設備データ(図4の例では加工ユニットID、時刻、電圧及び変位量)を収集した後に、収集した設備データに基づいて作成する追加設備データの一例である。以下の説明では、特に区別して説明しない限り、データ収集部240から収集した設備データ、データ取得部1201がラベル付けしたプロセスID、及び追加設備データを含めて「設備データ」と称する。
図5は、実施例1における手動対策記録データ1422の一例を示す図である。手動対策記録データ1422は、後述する画面表示処理動作S400において、設備200に対して設備作業者が手作業で対策を行った際に、対策推薦装置100の入出力部110を介して設備作業者がデータを入力することで対策推薦装置100の記憶部140に格納される。
手動対策記録データ1422には、加工ユニットID、時刻、対策種類、実施理由が格納されている。図5の例では、対策種類として、「電極交換」や「ライン点検」、実施理由として、「不良発生」、「定期交換」が格納されている。実施理由については、データが無くてもよい。
図6は、データベース141に格納されている対策記録データ1423の例を示す図である。対策記録データ1423は、設備データ1421に基づいて対策検出部1202が作成し、記憶部140に格納する。
対策記録データ1423には、加工ユニットID、時刻、対策種類、対策前の電圧平均、対策前の変位量平均、対策前の工程能力、対策後の電圧平均、対策後の変位量平均、対策後の工程能力などが格納されている。対策記録データ1423のうち、加工ユニットID、時刻、対策種類を除く値、例えば電圧平均、変位量平均及び工程能力は、対策の効果を示す特徴量である。特徴量は、対策前と対策後の両方に同じ種類の特徴量が存在する必要がある、ただし、特徴量は、電圧平均、変位量平均、工程能力に限られるものではない。図示の関係で図6には特徴量として電圧平均、変位量平均及び工程能力のみ記載しているが、これに加えて、後述する図16に示す対策推薦処理動作において比較を行う変位量の標準偏差も含まれる。さらに、これら特徴量は、対策の前後のみならず、個々のプロセス(P1、P2)についての値、全てのプロセスについての値、プロセス間の差についても算出される。加えて、特徴量は例示したものに限定されない。
ここに、工程能力とは、品質管理の分野において工程のもつ品質に関する能力を言う。本明細書において、工程能力を示す値として、下式に示す工程能力指数cpkを用いる。
Figure 2020126443
ここに、
USL:上側規格値
LSL:下側規格値
μ^:母平均の推定値
σ^:母標準偏差の推定値
である。
図7は、実施例1における推薦記録データ1424の一例を示す図である。推薦記録データ1424は、対策推薦部1203による対策推薦動作の際にこの対策推薦部1203により生成される。
推薦記録データ1424には、加工ユニットID、時刻、対策種類、成功事例数、失敗事例数、スコア、代表成功事例の時刻、対策後の推定工程能力、推薦閲覧フラグが格納されている。図7に示す例では、対策種類として、「電圧変更」、「電極交換」が格納されており、電圧変更は設定値を変更する対策であるため、変更後の値を対策種類にあわせて記録する。
スコアは、「成功事例数/(成功事例数+失敗事例数)」により算出される成功率を示す値である。スコアは、成功率に限られるものではなく、例えば、対策後の推定工程能力をスコアとしてもよい。代表成功事例時刻は、例えば最新の成功事例の時刻でもよいし、過去最もスコアが高かった成功事例の時刻でもよい。推薦閲覧フラグは、入出力部110の画面にて推薦が閲覧されたかどうかを表し、閲覧された場合は「Y」、閲覧されていない場合には「N」が格納される。
図8は、実施例1における設備設定データ1425の一例を示す図である。設備設定データ1425は、データ取得部1201によるデータ取得処理動作において設備200の制御部220から取得し、記憶部140に格納する。
設備設定データ1425には、加工ユニットID、プロセスID、各プロセスの所要時間が格納されている。
図9は、実施例1における対策情報データ1426の一例を示す図である。対策情報データ1426も、対策推薦部1203による対策推薦動作の際にこの対策推薦部1203により生成される。
対策情報データ1426には、加工ユニットID、対策種類、実施時間、実施コスト、自動検出の可否、自動検出プログラム(PG)が格納されている記憶部140内のパスが格納されている。図9の例では、実施時間は対策の実施に要する時間、実施コストは対策実施により設備が停止することで発生する製造コストと使用した部品コストの和である。自動検出可否には、自動検出が可能である場合は「Y」が格納され、自動検出が可能でない場合は「N」が格納される。
図10は、実施例1における品質情報データ1427の一例を示す図である。品質情報データ1427は、例えば対策推薦装置100の管理者が作成して記憶部140に格納する。
品質情報データ1427には、加工ユニットID、工程能力の範囲、不良率が格納されている。図10の例では、加工ユニットID別に、工程能力の範囲に対応する不良率が算出できる。例えば、加工ユニットIDが4で工程能力が1.1の場合の不良率は、0.010となる。また、品質情報データ1427の別の例では、加工ユニットID別に、工程能力を入力として不良率を出力する関数が格納されている。
<対策推薦装置100の動作>
以下、図11〜図12、図14、図16〜図17のフローチャート及び図13、図15を参照して、実施例1の対策推薦装置100の動作について説明する。なお、以下の説明において、対策推薦装置100は設備200から相当数(少なくとも50個)の設備データ1421等を収集し、図11に示す動作を繰り返し実行しているものとする。
図11は、実施例1の対策推薦装置100の全体動作を示すフローチャートである。
制御部120は、まず、ステップS100〜S400の処理を、全加工ユニット250について繰り返し実行する(ステップS001)。すなわち、制御部120のデータ取得部1201はデータ取得処理動作を実行する(ステップS100)。続いて、制御部120の対策検出部1202は、対策検出処理動作を実行する(ステップS200)。続いて、制御部120の対策推薦部1203は、対策推薦処理動作を実行する(ステップS300)。そして、制御部120の対策提示部1204は、画面表示処理動作を実行する(ステップS400)。制御部120は、以上の処理を一定間隔、例えば1分毎に繰り返し実行する。
図12は、実施例1の対策推薦装置100によるデータ取得処理動作S100のフローチャートである。
まず、データ取得部1201は、設備200の制御部220から設備設定を取得し、データベース141の設備設定データ1425に格納する(ステップS101)。
次に、データ取得部1201は、データベース141の設備データ1421から最新の2レコードを取得する(ステップS102)。
次に、データ取得部1201は、設備200のデータ収集部240から、ステップS102で取得したレコード以降の設備データを取得する(ステップS103)。
次に、データ取得部1201は、ステップS103で取得した設備データの各レコードについて、その前のレコードの時間差dnを算出する(ステップS104)。
次に、データ取得部1201は、ステップS104で算出した時間差dnについて、時間差dnとその前のレコードの時間差dn-1の差分Dnを算出する(ステップS105)。
次に、データ取得部1201は、Dnが0秒より小さい、またはdnの絶対値が2秒以下である場合にP2、それ以外である場合にP1を設備データ1421のプロセスIDに記録する(ステップS106)。
次に、データ取得部1201は、ステップS107〜S112の処理を、全レコードについて繰り返し実行する(ステップS107)。
すなわち、データ取得部1201は、1つ前のレコードのプロセスIDがP2であるか否かを判定する(ステップS108)。そして、1つ前のレコードのプロセスIDがP2であると判定したら(ステップS108においてYES)、データ取得部1201は、プロセスIDをP1に変更する(ステップS109)。一方、1つ前のレコードのプロセスIDがP2ではないと判定したら(ステップS108においてNO)、データ取得部1201はステップS110を実行する。
次に、データ取得部1201は、プロセスIDがP2かを判定する(ステップS110)。そして、プロセスIDがP2であると判定したら(ステップS110においてYES)、データ取得部1201は、加工ユニットID、時刻、プロセスID以外のすべての列について、1つ前のレコードとの差を算出し、結果を新しい列として追加する(ステップS111)。図4を参照すると、電圧と変位量について1つ前のレコードとの差を算出し、結果を「電圧_差」、「変位量_差」という新しい列として追加している。一方、1つ前のレコードのプロセスIDがP2ではないと判定したら(ステップS110においてNO)、データ取得部1201はステップS112を実行する。
図13は、実施例1の対策推薦装置100によるデータ取得処理動作S100における設備データのプロセスIDを決定する手順の一例を示す図である。
図13に示すグラフにおいて、横軸は時刻、縦軸は変位量である。また、プロセスIDが1のデータを黒丸印、プロセスIDが2のデータを白の矩形で表している。ステップS103でデータ収集部240から設備データを取得した段階では各データのプロセスIDは不明である。
データ取得部1201は、ステップS104においてdn、ステップS105でDnを算出し、設備設定データ1425から取得した各プロセスの所要時間に基づいて、ステップS106でステップIDを決定する。
図8に示す設備設定データ1425に基づくと、図13の例では、dnは2s(秒)または10s、Dnは+8sまたは−8sの値をとる。図8に示す設備設定データ1425によると、プロセスIDがP1、P2のプロセスはともに所要時間は2sで、P1の前に製品切り替えのためのプロセスID P0に8sの時間を要している。
また、本実施例において、設備200の制御部220は、加工ユニット250に対してP0、P1、P2の順に実行する制御を実施している。なお、不良の発生でプロセスの途中で制御を中断した場合、再開時には制御部220が再度P0から実行さする制御を実施している。
従って、dnが2sまたはDnが−8sの設備データがP2、それ以外の設備データがP1であると判別することができる。そこで、データ取得部1201は、この条件に基づいてプロセスIDを記録する。
なお、上述のような手順で制御部220が加工ユニット250の制御を実施していることから、制御部220がP2を連続して実行する場合は存在しない。従って、P2が連続して実行されたと誤って記録されたレコードが存在する場合、データ取得部1201は、ステップS108〜S109の処理に従って当該レコードを修正する。
図14は、実施例1の対策推薦装置100による対策検出処理動作S200を示すフローチャートである。
まず、対策検出部1202は、データベース141から対策情報データ1426を取得する(ステップS201)。
次に、対策検出部1202は、ステップS202〜S210の処理を、対策情報データ1426の対策種類について繰り返し実行する(ステップS202)。
次に、対策検出部1202は、対策情報データ1426の自動検出可否が「Y」か「N」かを判定する(ステップS203)。そして、自動検出可否が「Y」であると判定したら(ステップS203においてYES)、対策検出部1202は、対策情報データ1426の自動検出プログラムに記載されたパスに存在する自動検出プログラムを実行し(ステップS204)、次の繰り返し処理を実行する(ステップS210)。
一方、自動検出可否が「N」であると判定したら(ステップS203においてNO)、対策検出部1202は手動対策記録データ1422から1件取得する(ステップS205)。
次に、対策検出部1202は、手動対策記録データ1422の時刻の前後30分の設備データ1421と設備設定データ1425を取得し、設備設定データ1425に格納されているプロセスの所要時間の最大値よりも大きく設備データ1421が存在しない期間を、空白期間として抽出する。(ステップS206)
次に、対策検出部1202は、対策情報データ1426の実施時間よりも大きい空白期間が存在するか否かを判定する(ステップS207)。そして、存在すると判定したら(ステップS207においてYES)、対策検出部1202は、手動対策記録データ1422の時刻を最も近い空白期間の終了時刻に補正する(ステップS208)。一方、存在しないと判定したら(ステップS207においてNO)、対策検出部1202はステップS209を実行する。
次に、対策検出部1202は、手動対策記録データ1422に次の対策記録が存在するか否かを判定する(ステップS209)。そして、存在すると判定したら(ステップS209においてYES)、対策検出部1202はステップS205を再度実行する。一方、存在しないと判定したら(ステップS209においてNO)、対策検出部1202はステップS210を実行する。
すべての対策種類について繰り返し処理を実行した後、対策検出部1202は、同時刻に実施した対策を複合対策として統合する(ステップS211)。例えば、対策検出部1202が、「電圧変更」と「電極交換」とを同時刻に実施された対策として検出した場合、対策検出部1202は2つの対策を統合して、対策種類が「電極交換+電圧変更」の対策が実施されたとする。
次に、対策検出部1202は、対策前後50製品以内かつ前後の対策までの設備データ1421を取得する(ステップS212)。
次に、対策検出部1202は、取得した設備データ1421の対策前、対策後それぞれについて特徴量を算出し、対策記録データ1423に出力する(ステップS213)。
図15は、実施例1の対策推薦装置100による対策検出処理動作S200における手動対策記録データの補正処理の手順の一例を示す図である。
図15に示すグラフにおいて、横軸は時刻、縦軸は変位量を表す。点線は図14のステップS205で取得される手入力の対策実施時刻を表す。斜線部は図14のステップS206で抽出される空白期間を表す。実線は、図14のステップS207で空白期間が手入力の対策の実施時間より大きいと判定された場合に、S208を実行した結果である補正後の対策実施時刻を表す。
図16は、実施例1の対策推薦装置100による対策推薦処理動作S300を示すフローチャートである。
まず、対策推薦部1203は、データベース141から直近前後50製品以内かつ前後の対策までの設備データ1421を取得する(ステップS301)。
次に、対策推薦部1203は、ステップS301で取得した設備データ1421から、特徴量のうち、電圧平均(V)、全体の変位量の平均(Qmean)、全体変位量の標準偏差(Qstd)、プロセスP1の変位量の平均(Q1mean)、プロセスP1の変位量の標準偏差(Q1std)、プロセスP2の変位量の平均(Q2mean)、プロセスP2の変位量の標準偏差(Q2std)、プロセス間の変位量の平均の差(Qdmean)、プロセス間の変位量の標準偏差の差(Qdstd)の9個の値を算出する(ステップS302)。
次に、対策推薦部1203は、データベース141から、ステップS302で抽出した9個の値との差がしきい値以下の対策記録データ1423を類似事例として取得する(ステップS303)。
例えば、抽出した値のうち、電圧平均が3.0であり、電圧平均のしきい値が±0.1である場合、対策記録の電圧平均が2.9〜3.1の事例を取得する。他の値についても同様の処理を実行し、すべての値で取得した事例を類似事例とする。しきい値は対策推薦装置100の管理者またはユーザが適宜設定すればよい。また、しきい値は値毎に適切な値が異なりうるので、値毎に設定される。
なお、対策記録データ1423には対策前及び対策後の特徴量が格納されているので、ステップS303では対策前の特徴量を取得する。
次に、対策推薦部1203は、ステップS303で取得した対策記録データ1423について、対策別にスコアを算出し、加工ユニットID、推薦記録を作成した時刻、対策種類、スコア、代表成功事例時刻、対策後の推定工程能力、推薦閲覧フラグを推薦記録データ1424に出力する(ステップS304)。図7の推薦記録データ1424を出力とする例では、スコアは、「成功事例数/(成功事例数+失敗事例数)」で算出する成功率であり、スコア算出に用いた成功事例数、失敗事例数も推薦記録データ1424に出力する。また、ステップS304実行時、推薦閲覧フラグは常に「N」を出力する。
図17は、実施例1の対策推薦装置100による画面表示処理動作S400を示すフローチャートである。
以降では、対策提示部1204で生成する画面が入出力部110の表示画面に出力される例を用いて説明する。ただし、入出力部110の表示画面は、通信部130、ネットワーク300経由で対策推薦装置100の外部から閲覧してもよい。
まず、対策提示部1204は、データベース141から直近1時間分の設備データ1421を取得する(ステップS401)。ただし、取得する設備データ1421の時間範囲は、画面で表示する範囲によって可変であり、直近1時間に限られるものではない。
次に、対策提示部1204は、設備データ1421のうち電流、変位量、変位量の差のグラフを表示する(ステップS402)。ただし、グラフに表示するパラメタは、圧力、厚さ、変位量、電流に限られるものではない。
次に、対策提示部1204は、データベース141から直近1時間分の対策記録データ1423を取得し、ステップS402で表示したグラフ上に表示する(ステップS403)。
次に、対策提示部1204は、設備データ1421から設備状態を表す情報として、エラー数、直行率、工程能力、稼働率を算出し、表示する(ステップS404)。ただし、工程の状態を表す情報は、エラー数、直行率、工程能力、稼働率に限られるものではない。
次に、対策提示部1204は、対策記録入力フォームを表示する(ステップS405)。
次に、対策提示部1204は、データベース141から最新の推薦記録データ1424を取得する(ステップS406)。最新の推薦記録データ1424の件数は0件である場合や2件以上存在する場合もある。
次に、対策提示部1204は、全ステップで取得した推薦記録に対応したメッセージを画面に出力する(ステップS407)。例えば、対策記録が1件以上存在する場合は、「品質が低下しています。対策が必要です。」、対策が存在しない場合は「なし」と表示する。
次に、対策提示部1204は、画面上で対策記録入力フォームの対策登録ボタンが押下されたかを判定する(ステップS408)。対策登録ボタンが押下された場合、対策提示部1204は、対策記録入力フォームに記入された内容をデータベース141の手動対策記録データ1422に格納する(ステップS409)。
次に、対策提示部1204は、画面上でメッセージ欄の詳細確認ボタンが押下されたかを判定する(ステップS410)。詳細確認ボタンが押下された場合、対策提示部1204は、ステップS406で取得した推薦記録のうち、対策閲覧フラグが「N」で最もスコアが高い対策を抽出する(ステップS411)。
次に、対策提示部1204は、前ステップの結果、対策推薦が存在するか判定する(ステップS412)。対策推薦が存在しない場合、対策提示部1204は、ステップS418を実行する。対策推薦が存在する場合、対策提示部1204は、抽出した対策について対策閲覧フラグを「Y」とし、対策推薦画面をポップアップで表示する(ステップS413)。
次に、対策提示部1204は、対策推薦画面のスキップボタンが押下されたかを判定する(ステップS414)。スキップボタンが押下された場合、対策提示部1204は、対策推薦画面のポップアップを閉じ、ステップS411を再度実行する(ステップS415)。
スキップボタンが押下された場合、対策提示部1204は、対策推薦画面の実行完了ボタンが押下されたか判定する(ステップS416)。実行完了ボタンが押下された場合、対策提示部1204は、対策推薦画面のポップアップを閉じる(ステップS417)。
次に、対策提示部1204は、更新時間に到達したかを判定する(ステップS418)。更新時間に到達した場合、対策提示部1204は処理を終了する。更新時間に到達していない場合、対策提示部1204は、ステップS408を再度実行する。
図18は、実施例1の対策推薦装置100による画面表示処理動作S400における画面表示の一例を示す図である。
図18では、加工ユニット250向けの設備表示画面D400の画面例を示す。設備表示画面D400は、メッセージ表示部D407、設備状態表示部D404、設備データ表示部D402、対策記録入力フォームD405を有している。
メッセージ表示部D407は、メッセージ内容と詳細確認ボタンを有し、ステップS407で表示される。詳細確認ボタンの押下は、ステップS408で判定される。
設備状態表示部D404は、不良数、直行率、工程能力(Cpk)、稼働率の表示を有し、ステップS404で表示される。
設備データ表示部D402は、電流、変位量、変位量の差のグラフを有し、ステップS402で表示される。電流、変位量のグラフについては、プロセスID別に異なる種類の線で描画する。図18に示す例では、プロセスIDがP1のデータを実線、P2のデータを点線で描画している。さらに、すべてのグラフ上に対策実施時刻を描画している。また、図18に示す例では、対策1を実線、対策2を点線の縦線で描画している。
対策記録入力フォームD405は、時刻、対策種類、実施理由を入力するための3つのプルダウンと、対策登録ボタンを有し、ステップS405で表示される。プルダウンの項目は、データベース141の手動対策記録データ1422に対応している。対策登録ボタンの押下は、ステップS408で判定される。
図19Aは、実施例1の対策推薦装置100による画面表示処理動作S400における画面表示の他の例を示す図である。
図19Aでは、加工ユニット250向けの対策推薦画面の例として、電圧変更推薦画面D4131を示す。
電圧変更推薦画面D4131は、メッセージ、推薦電圧値、過去の電圧変更実施例、実行完了ボタン、スキップボタンを有している。
図19Aに示す例において、過去の電圧変更実施例は、推薦記録データ1424の代表成功事例時刻前後の対策前後50製品以内かつ前後の対策までの設備データ1421から、電流、変位量、変位量の差を取得してグラフを作成し、表示している。
図19Bは、実施例1の対策推薦装置100による画面表示処理動作S400における画面表示のまた他の例を示す図である。図19Bでは、加工ユニット250向けの対策推薦画面の例として、設備点検推薦画面D4132を示す。
設備点検推薦画面D4132は、メッセージ、点検ポイント、実行完了ボタン、スキップボタンを有している。点検ポイントは、例えば、作業者が点検すべき箇所の画像を表示したり、点検点順を表示したりする。
<対策推薦装置100の効果>
このように構成される本実施例によれば、データ取得部1201が、設備設定データ1425に基づいて設備200から収集した設備データ1421にプロセス毎のラベルを付与している。
従って、本実施例によれば、プロセスが異なっても同じ形式の設備データ1421を対策推薦装置100が収集する場合でも、対策推薦装置100の管理者またはユーザは、プロセス毎のラベルが付与された設備データ1421に基づいてプロセス単位で設備データ1421を検討することができる。これにより、製造条件が一定であっても製品の品質が変化する製造工程においても、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションを最適化することが可能な対策推薦装置及び対策推薦方法を実現することができる。
また、本実施例では、対策推薦部1203が、所定個数の最新の設備データ1421から特徴量を算出し、算出した特徴量に対して所定のしきい値の範囲内にある対策記録データ1423の特徴量を抽出し、抽出された特徴量に係る対策を選択している。従って、対策推薦装置100が的確な対策を選択することができ、これに基づいて、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションを最適化することが可能となる。
さらに、本実施例では、対策検出部1202が、手動対策記録データ1422の時刻に基づいて対策記録データ1423を参照し、この対策記録データの時刻に基づいて手動対策記録データ1422の時刻を補正し、補正後の時刻と手動対策記録データ1422の対策の種類とを対策記録データ1423に記録している。これにより、手動対策記録データ1422の時刻が仮に不正確なものであったとしても、この時刻をより正確なものに補正することができる。これにより、対策記録データ1423の信頼性をより向上させることができ、ひいては、対策推薦部1203による対策選択をより的確なものにすることができる。
さらに、本実施例では、データ取得部1201が、プロセス毎の設備データ1421から追加設備データを作成しているので、プロセス間における設備データ1421の変位を対策推薦装置100の管理者またはユーザが容易に把握することができる。これにより、対策推薦装置100の管理者またはユーザが品質低下を招いているプロセスがいずれであるかを容易に把握することができる。
実施例1の対策推薦装置100では、対策の成功率または対策後の推定工程能力をスコアとして、対策推薦部1203が対策推薦処理動作S300を実施している。しかし、これらのスコアでは、実際にはまれにしか実施せず、対策効果は大きいが対策実施コストも大きい対策を優先して推薦してしまう可能性がある。
実施例2では、対策の効果と対策実施コストの両方に基づいてスコアを算出する。つまり、本実施例では、スコアを対策の費用対効果を示す値にする。そこで、対策推薦処理動作S300の出力である対策記録データ1423を以下のようにしている。
図20は、実施例2における推薦記録データ1424の一例を示す図である。なお、以下の説明において、実施例1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
推薦記録データ1424には、加工ユニットID、時刻、対策種類、成功事例数、失敗事例数、成功率、対策後の推定工程能力、対策による効果(円)、対策実施コスト(円)、スコア、代表成功事例の時刻、及び推薦閲覧フラグが格納されている。
効果は、「(対策前の不良率−対策後の推定不良率)×次対策までの推定生産数×不良品1個あたりの損金」で算出する。対策前の不良率と対策後の推定不良率は、設備データ1421から算出した対策前工程能力と推薦記録データ1424の対策後の推定工程能力から品質情報データ1427を用いて算出する。
実施コストは、対策の実施に要するコストであり、例えば、設備の一時停止によって発生する損金と交換部品のコストの和である。
実施例2において、スコアは、「成功率×効果−実施コスト」で算出する費用対効果を示す値である。
従って、本実施例によれば、対策推薦部1203が費用対効果が高い対策を選択するので、対策推薦装置100がより的確な対策を選択することができ、これに基づいて、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションをより最適化することが可能となる。
実施例1及び実施例2の対策推薦装置100は、加工ユニット250が2プロセスからなる加工を実施している。以下に説明する実施例3では、加工プロセスが3プロセス以上からなる加工を加工ユニット250が実施する場合について説明する。
図21は、実施例3の対策推薦装置100を示す構成図である。図21に示す実施例3の対策推薦装置100の構成は上述の実施例1の対策推薦装置100の構成と略同一であるが、実施例3の記憶部140のデータベース141には、推薦用パラメタ設定データ1428が格納されている。推薦用パラメタ設定データ1428の内容については後述する。
図22は、実施例3における設備データ1421の一例を示す図である。
設備データ1421には、加工ユニットID、時刻、電圧、変位量、特徴量ラベルが格納されている。
図4に示す実施例1の設備データ1421では、設備200から電圧と変位量というデータが取得できる場合の例を示しているが、対策推薦装置100のデータ取得部1201が設備データ1421に格納するデータは電圧と変位量に限られない。
図22に示す例では、図4に示す設備データ1421に加えて、特徴量ラベルが格納されている。「P1」、「P2」、「P3」はプロセスの値そのものが格納されているレコードを表す。「P1−P2」、「P2−P3」、「Std(P1,P2,P3)」は、各プロセスの値から算出した特徴量が格納されているレコードを表し、それぞれ「P1とP2の差」、「P2とP3の差」、「P1、P2、P3の標準偏差」を表す。
図23は、実施例3における設備設定データ1425の一例を示す図である。
設備設定データ1425には、加工ユニットID、プロセスID、各プロセスの所要時間、特徴量ラベルが格納されている。特徴量ラベルは、後述する図25に示すデータ取得処理動作S100において、プロセス検出後に作成する特徴量を表す。
図24は、実施例3における推薦用パラメタ設定データ1428の一例を示す図である。
推薦用パラメタ設定データ1428には、加工ユニットID、プロセスID、パラメタ名、特徴量ラベル、集計方法が格納されている。集計方法は、プロセス内の複数レコードを集計する方法を表す。
図25は、実施例3の対策推薦装置100によるデータ取得処理動作S100を示すフローチャートである。
まず、データ取得部1201は、ステップS101〜S104について、図12に示す処理と同様の処理を実行する。ただし、ステップS102において取得するレコードの件数は、設備設定データ1425のプロセス数Nとなる。
次に、データ取得部1201は、時間差をdn、プロセスNの所要時間をTN、製品搬送であるプロセス0の所要時間T0をとしたとき、「dn ≧(TN+TN)」を満たすレコードをP1とラベル付けする(ステップS115)。
次に、データ取得部1201は、ステップS116〜S122の処理を、ラベルなしのレコードについて繰り返し実行する(ステップS116)。
まず、データ取得部1201は、変数iに前レコードのプロセスIDを代入する(ステップS117)。
次に、データ取得部1201は、時間差dnがプロセスpの所要時間Ti以下であるか否かを判定する(ステップS118)。dnがTp以下であると判定したら(ステップS118においてYES)、データ取得部1201は、対象レコードをP(i+1)とラベル付する(ステップS119)。一方、dnがTp以下でないと判定したら(ステップS118においてNO)、データ取得部1201は、対象レコードをP1とラベル付する(ステップS120)。
次に、データ取得部1201は、設備設定データ1425の特徴量ラベルに記載されている特徴量を検索し、結果のレコードを設備データ1421に追加する(ステップS121)。
図26は、実施例3の対策推薦装置100による対策推薦処理動作S300を示すフローチャートである。
まず、対策推薦部1203は、ステップS310〜S314の処理を、プロセスについて繰り返し実行する(ステップS310)。
すなわち、対策推薦部1203は、推薦用パラメタ設定データ1428から対象プロセスのパラメタ一覧を取得する(ステップS311)。
次に、対策推薦部1203は、図16に示したステップS301と同様の処理を実行する。
次に、対策推薦部1203は、ステップS311で取得したパラメタ一覧に基づき、設備データ1421から特徴量を算出する(ステップS312)。
次に、対策推薦部1203は、算出した特徴量との差がしきい値以下の対策記録を類似事例として取得する(ステップS313)。
次に、対策推薦部1203は、図16に示したステップS304と同様の処理を実行する。
従って、本実施例によれば、プロセス数が3以上からなる加工を加工ユニット250が実施する場合でも、品質向上の対策を提示して製造設備のオペレーションを最適化することが可能な対策推薦装置及び対策推薦方法を実現することができる。
実施例1、実施例2及び実施例3の対策推薦装置100は、入力となる設備データ1421について、設備設定データ1425の所要時間に基づいて、1レコード毎にプロセスIDをラベル付けしていた。このラベル付け手法は、データ収集部240が、1つのプロセスについて単一の設備データ1421を収集していることを前提としている。
しかし、設備によっては、1プロセスから複数レコードからなるデータが収集される場合がある。また、プロセスが所要時間単位で切り替わるのではなく、例えば温度や回転数といった、センサデータの条件で切り替わる設備も存在する。
実施例4では、1プロセスから複数レコードの設備データ1421が収集でき、かつ所要時間以外の条件で設備データ1421にプロセスIDをラベル付けする場合の例を示す。
図27は、実施例4における設備設定データ1425の一例を示す図である。設備設定データ1425は、加工ユニットID、プロセスID、判定条件、特徴プロセス、特徴量ラベルを有している。
判定条件には、各プロセスの設備データ1421が満たすべき条件が格納されている。例えば、「Time<600」は該当するプロセスの時間が600未満であることを示し、「回転数>20」は該当するプロセスの回転数が20を上回ることを示している。
特徴プロセスには、プロセスの繰り返しからなる設備データ1421において、前後のプロセスに依存せずにプロセスIDをラベル付け可能であるプロセスか否かに関する情報を格納している。特徴プロセスが「Y」のプロセスは、加工ユニット毎に1つ存在し、最初にラベル付けされる。図24に示す実施例3の例では、ステップS115でP1をラベル付けしているが、実施例4では、この段階で特徴量プロセスが「Y」のプロセスを検出して、ラベル付けする。
図27において、プロセスIDにデータが存在していないレコードは、全プロセスIDのラベル付与後に計算する特徴量ラベルが格納されている。
従って、本実施例によれば、1プロセスから複数レコードの設備データ1421が収集できる場合においても、プロセス毎のラベルを設備データ1421に適切に付与することができる。
変形例
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100…対策推薦装置、110…入出力部、120…制御部、130…通信部、140…記憶部、141…データベース、200…製造設備、220…制御部、230…通信部、240…データ収集装置、250…加工ユニット、260…製品、300…ネットワーク、1201…データ取得部、1202…対策検出部、1203…対策推薦部、1204…対策提示部、1421…設備データ、1422…手動対策記録データ、1423…対策記録データ、1424…推薦記録データ、1425…設備設定データ、1426…対策情報データ、1427…品質情報データ

Claims (15)

  1. 製造設備から複数の設備データを収集し、設備設定データに基づいてそれぞれの前記設備データにプロセス毎のラベルを付与するデータ取得部と、
    前記設備データに基づいて、前記製造設備に対して行われた対策の種類と前記対策の効果を示す特徴量とを有する対策記録データを生成する対策検出部と、
    所定個数の最新の前記設備データから前記特徴量を算出し、算出した前記特徴量に類似する前記対策記録データの前記特徴量を抽出し、抽出された前記特徴量に係る前記対策を選択する対策推薦部と、
    前記対策推薦部により選択された前記対策を可視化された状態で提示させる対策提示部と
    を有する対策推薦装置。
  2. 前記対策推薦部は、前記設備データから算出した前記特徴量の値に対して所定範囲の値を有する前記対策記録データの前記特徴量を抽出する請求項1に記載の対策推薦装置。
  3. 前記対策推薦部は複数の前記対策を仮選択し、所定の基準に基づいて仮選択した前記対策のうち一つの前記対策を選択する請求項1または2に記載の対策推薦装置。
  4. 前記対策推薦部は、仮選択した複数の前記対策のそれぞれについてスコアを算出し、前記スコアが最も高い前記対策を選択する請求項3に記載の対策推薦装置。
  5. 前記スコアは、前記対策の成功率である請求項4に記載の対策推薦装置。
  6. 前記スコアは、前記対策の費用対効果を示す値である請求項4に記載の対策推薦装置。
  7. 前記対策記録データは前記対策が行われた時刻を含む請求項1に記載の対策推薦装置。
  8. 前記対策の種類と前記対策が行われた時刻とを含む手動対策記録データを受け入れる入力部を有する請求項7に記載の対策推薦装置。
  9. 前記対策検出部は、前記手動対策記録データの前記時刻に基づいて前記対策記録データを参照し、この対策記録データの前記時刻に基づいて前記手動対策記録データの前記時刻を補正し、補正後の前記時刻と前記手動対策記録データの前記対策の種類とを前記対策記録データに記録する請求項8に記載の対策推薦装置。
  10. 前記対策検出部は、前記設備設定データを参照して前記手動対策記録データの前記対策の種類に対応する前記特徴量を算出し、前記対策記録データに記録する請求項9に記載の対策推薦装置。
  11. 前記対策検出部は、前記時刻が同一である前記対策が複数あるとき、これら対策を単一の複合対策としてまとめる請求項7に記載の対策推薦装置。
  12. 前記データ取得部は、前記プロセス毎の前記設備データから追加設備データを作成する請求項1に記載の対策推薦装置。
  13. 前記追加設備データは、前記プロセス間の前記設備データの差分である請求項12に記載の対策推薦装置。
  14. 前記追加設備データは、前記設備設定データに従って作成される請求項12に記載の対策推薦装置。
  15. 製造設備から複数の設備データを収集し、設備設定データに基づいてそれぞれの前記設備データにプロセス毎のラベルを付与し、
    前記設備データに基づいて、前記製造設備に対して行われた対策の種類と前記対策の効果を示す特徴量とを有する対策記録データを生成し、
    所定個数の最新の前記設備データから前記特徴量を算出し、算出した前記特徴量に類似する前記対策記録データの前記特徴量を抽出し、抽出された前記特徴量に係る前記対策を選択し、
    選択した前記対策を可視化された状態で提示させる
    対策推薦装置により実行される対策推薦方法。

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