JPH0615004Y2 - スクリュ冷間起動防止回路 - Google Patents

スクリュ冷間起動防止回路

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Publication number
JPH0615004Y2
JPH0615004Y2 JP1988102793U JP10279388U JPH0615004Y2 JP H0615004 Y2 JPH0615004 Y2 JP H0615004Y2 JP 1988102793 U JP1988102793 U JP 1988102793U JP 10279388 U JP10279388 U JP 10279388U JP H0615004 Y2 JPH0615004 Y2 JP H0615004Y2
Authority
JP
Japan
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temperature
screw
time
cylinder
setting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988102793U
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English (en)
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JPH0224920U (ja
Inventor
貴司 水野
悟雍 黒田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム等の射出
成形機、或いは押出機等の可塑化装置に適用されるスク
リュの冷間起動防止回路に関する。
(従来の技術) 射出成形機の成形運転に入る準備段階として、溶融樹脂
をエアショットし、樹脂温度、樹脂の重量、樹脂の混練
状態等を見る工程がある。このとき手動運転にて、スク
リュ回転(可塑化)→エアショット→スクリュ回転→エ
アショット……繰り返し操作するが、最初のスクリュ回
転時に、スクリュシリンダ内の樹脂が完全に溶融してい
ない状態でスクリュを回転させると、スクリュ頭部、ス
クリュ本体等の折損事故につながる為、それを防止する
目的で、従来から冷間起動防止回路が設けられている。
第5図は、従来の冷間起動防止回路のブロック図を示し
ている。この回路にはスクリュシリンダ3を昇温させる
為のバンドヒータ4、スクリュシリンダ内部温度を検出
する温度センサー5、バンドヒータ4の温度を設定する
温度設定器6があり、スクリュシリンダ温度が温度設定
器6により、あらかじめ設定された温度に到達すると、
その旨の信号が成形機制御装置9へ送られ、時間設定器
8でセットされたタイマが計時を開始し、タイマがタイ
ムアウトすると、その信号が成形機制御装置9へ送ら
れ、初めてスクリュ回転冷間起動防止回路が解除され、
スクリュ回転が可能となり、ここで図示しないスクリュ
回転スイッチを“入”にすると、油圧源から高圧油が高
トルクモータ1へ送られスクリュ2が回転し、スクリュ
回転(可塑化)が実行される。
ところで、従来の冷間起動防止回路では、時間設定器8
の設定時間が短いと、スクリュシリンダ3内の樹脂が未
溶融状態のままでスクリュ2の回転が可能となり、上記
折損事故につながる虞れがあった。逆に、時間設定器8
の設定時間を長くすると、成形運転の立ち上がり時間が
長くなる為、生産性が低下するという不具合が生じるも
のであった。
(考案が解決しようとする課題) 上記の如き従来の冷間起動防止回路では、時間設定器8
の設定時間は設定温度、樹脂、停機時の状況に拘わらず
一定であり、電源がONされた後に最初に設定された温
度に対してのみ有効であり、その後の設定温度の変更に
対しては現状のスクリュ冷間起動防止回路では一定の時
間を設定せざるを得ないので、この回路を無効にしてい
る。この回路を無効にする事で、スクリュ及びスクリュ
頭部の切損の可能性が著しく高まることになる。一方、
この回路を有効にしてしまうと僅かな温度設定の変更の
場合にも、一定の時間停機していなければならず成形運
転の立ち上がり時間が長くなる為、生産性を著しく低下
させるとか、劣化しやすい樹脂等ではシリンダ内で樹脂
が劣化し、成形不良を引き起こす等の不具合があった。
また、停電時等で機械が停止した場合にも、復帰時に一
定時間スクリュを起動させない防止回路が有効となり、
前述と同様な生産性低下と成形不良をもたらす事にな
る。
本考案はこうした従来の不具合を解消することを目的と
してなされたもので、設定温度、樹脂条件等の変更に際
し、常に最適な設定時間の下でスクリュ冷間起動防止回
路が作用するようにすることにある。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、可塑化スクリュと加熱シリンダを有
する射出成形機等の可塑化装置において、シリンダ温度
を検知し、同検知信号を発信する温度検知器と、スクリ
ュ起動開始温度を設定する設定器と、前記シリンダを昇
温させるためのバンドヒータON時から設定温度達成時
までの任意時刻の温度勾配の大きさを、予め決定してあ
る温度勾配の定数と比較演算する演算器と、同演算器の
処理信号を受けてスクリュの起動を停止する時間を設定
し、タイマにセットするスクリュ起動停止時間設定器と
を備えてなるもので、これを問題点解決のための手段と
するものである。
また本考案は、可塑化スクリュと加熱シリンダを有する
射出成形機等の可塑化装置において、シリンダ温度を検
知し、同検知信号を発信する温度検知器と、スクリュ起
動開始温度を設定する設定器と、前記シリンダを昇温さ
せるためのバンドヒータON時から設定温度達成時まで
の任意時刻の温度勾配より、前記設定温度に達するに要
する時間を演算処理する演算器と、同演算器の処理信号
を受けてスクリュの起動を停止する時間を設定し、タイ
マにセットするスクリュ起動停止時間設定器とを備えて
なるもので、これを問題点解決のための手段とするもの
である。
(作用) 本考案では、所定の設定温度に達するまでの温度上昇曲
線を監視して、設定温度に達するまでの任意区間での温
度勾配、又は所定の温度差を昇温させる時間を演算す
る。そしてその結果に基づいて、スクリュが起動可能と
なる時間を可変制御するようにする。
従って本考案によると、昇温過程状態によってスクリュ
回転が可能となる時間を可変制御できるので、最適化が
図られ、場合により生産性向上をも図ることができる。
(実施例) 以下に本考案の代表的な実施例について図面に基づき説
明する。第1図は本考案の一実施例を示すブロック線図
である。この回路には、スクリュシリンダ3を昇温させ
る為のバンドヒータ4、スクリュシリンダの内部温度を
検出する温度センサー5、バンドヒータ4の温度を設定
する温度設定器6と、時間に対する温度勾配、もしくは
所定温度と設定温度差分を昇温させるに要する時間を監
視する演算器7と、演算器7の指示により、可変に設定
できるスクリュ冷間起動停止時間設定器8からなる。
本実施例におけるスクリュ冷間起動防止回路は、シリン
ダ3の内部温度を検出する温度センサー5からの信号を
受けて、演算器7で、第2図に示すようなバンドヒータ
4ON時からの昇温曲線を監視して、設定温度達成まで
第3図に示すように適当な時間増分Δtでの温度勾配
を監視する。
次にバンドヒータ4ON時から設定温度達成時までの任
意時刻の温度勾配の大きさΔt/Δtを、演算器7
で予め決定してある温度勾配の定数と比較して、その大
きさに見合った時間をスクリュ起動停止時間設定器8に
指示する。時間設定器8でセットされたタイマが、計時
を開始してタイマがタイムアウトすると、その信号が成
形機制御装置7へ送られ、ここで初めてスクリュ回転冷
間起動防止回路が解除されてスクリュ回転が可能とな
り、図示しないスクリュ回転スイッチを“入”にすると
油圧源から高圧油が高トルクモータ1へ送られてスクリ
ュ2が回転し、スクリュ回転(可塑化)が実行される。
次に本考案の他の実施例を説明すると、第4図に示す如
く現在のシリンダ温度と、シリンダ設定温度間の任意の
温度差Tだけ昇温する時間を演算器7で検知し、予め決
定してある所要時間と比較して、その大きさに見合った
時間をスクリュ起動停止時間設定器8に指示する。そし
てそのセットされたタイマがタイムアウトすると、前述
の如く冷間起動防止が解除されて、スクリュ回転が可能
となる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案では、所定の設定温度に
達するまでの温度上昇曲線を監視して、設定温度に達す
るまでの任意区間での温度勾配、又は所定の温度差を昇
温させる時間を演算する。そしてその結果に基づいて、
スクリュが起動可能となる時間を可変制御するようにす
る。
従って本考案によると、昇温過程状態によってスクリュ
回転が可能となる時間を可変制御できるので、最適化が
図られ、場合により生産性向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示すスクリュ冷間起
動防止回路の構成図、第2図は起動停止中のシリンダ昇
温曲線図、第3図は同昇温時の任意の時間帯における温
度勾配を示す線図、第4図は同任意の時間における設定
温度までの残り昇温時間を示す線図、第5図は従来のス
クリュ冷間起動防止回路の構成図である。 図の主要部分の説明 2……スクリュ 3……スクリュシリンダ 4……バンドヒータ 5……温度センサー 6……温度設定器 7……演算器 8……時間設定器 9……成形機制御装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可塑化スクリュと加熱シリンダを有する射
    出成形機等の可塑化装置において、シリンダ温度を検知
    し、同検知信号を発信する温度検知器と、スクリュ起動
    開始温度を設定する設定器と、前記シリンダを昇温させ
    るためのバンドヒータON時から設定温度達成時までの
    任意時刻の温度勾配の大きさを、予め決定してある温度
    勾配の定数と比較演算する演算器と、同演算器の処理信
    号を受けてスクリュの起動を停止する時間を設定し、タ
    イマにセットするスクリュ起動停止時間設定器とを備え
    てなることを特徴とするスクリュ冷間起動防止回路。
  2. 【請求項2】可塑化スクリュと加熱シリンダを有する射
    出成形機等の可塑化装置において、シリンダ温度を検知
    し、同検知信号を発信する温度検知器と、スクリュ起動
    開始温度を設定する設定器と、前記シリンダを昇温させ
    るためのバンドヒータON時から設定温度達成時までの
    任意時刻の温度勾配より、前記設定温度に達するに要す
    る時間を演算処理する演算器と、同演算器の処理信号を
    受けてスクリュの起動を停止する時間を設定し、タイマ
    にセットするスクリュ起動停止時間設定器とを備えてな
    ることを特徴とするスクリュ冷間起動防止回路。
JP1988102793U 1988-08-04 1988-08-04 スクリュ冷間起動防止回路 Expired - Lifetime JPH0615004Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988102793U JPH0615004Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04 スクリュ冷間起動防止回路

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JP1988102793U JPH0615004Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04 スクリュ冷間起動防止回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0224920U JPH0224920U (ja) 1990-02-19
JPH0615004Y2 true JPH0615004Y2 (ja) 1994-04-20

Family

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JP1988102793U Expired - Lifetime JPH0615004Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04 スクリュ冷間起動防止回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62227720A (ja) * 1986-03-31 1987-10-06 Toshiba Mach Co Ltd スクリユ冷間起動防止機能を有する温度調節計

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JPH0224920U (ja) 1990-02-19

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