JPH0614993A - 人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプライン回路を備える人工透析装置並びに人工透析方法 - Google Patents
人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプライン回路を備える人工透析装置並びに人工透析方法Info
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- JPH0614993A JPH0614993A JP4305087A JP30508792A JPH0614993A JP H0614993 A JPH0614993 A JP H0614993A JP 4305087 A JP4305087 A JP 4305087A JP 30508792 A JP30508792 A JP 30508792A JP H0614993 A JPH0614993 A JP H0614993A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】パイプライン回路内の残血を自動的に処理可能
とする。 【構成】先端に採血針16が設けられた動脈パイプライ
ン10と、この動脈パイプライン10ら分岐接続され生
理食塩水を血液中に補給する補液パイプライン12と、
先端に返血針17が設けられた静脈パイプライン11と
からなり、採血針17と補液パイプライン12との分岐
部との間に位置し、かつ採血針17に近接して動脈パイ
プライン10をクランプするクランプ部Cを設けてな
る。動脈パイプライン10及び静脈パイプライン11の
中途部にそれぞれチャンバを設け、このチャンバを一定
間隔で押圧してパイプライン内の血液を押し流すように
する。
とする。 【構成】先端に採血針16が設けられた動脈パイプライ
ン10と、この動脈パイプライン10ら分岐接続され生
理食塩水を血液中に補給する補液パイプライン12と、
先端に返血針17が設けられた静脈パイプライン11と
からなり、採血針17と補液パイプライン12との分岐
部との間に位置し、かつ採血針17に近接して動脈パイ
プライン10をクランプするクランプ部Cを設けてな
る。動脈パイプライン10及び静脈パイプライン11の
中途部にそれぞれチャンバを設け、このチャンバを一定
間隔で押圧してパイプライン内の血液を押し流すように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動人工透析装置を実
現する人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプ
ライン回路を備えた人工透析装置並びにこのパイプライ
ン回路を使用した人工透析方法に関する。
現する人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプ
ライン回路を備えた人工透析装置並びにこのパイプライ
ン回路を使用した人工透析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人工透析装置は、図5に示すよ
うに、それぞれ可撓性を有するチューブによって形成さ
れ、真空ポンプ2を介して人工腎臓装置1の入力側に接
続された動脈パイプライン3及び出力側に接続された静
脈パイプライン4とからなるパイプライン回路を備えて
いる。そして、前記動脈パイプライン3の先端には採血
針5が着脱自在に取付けられるとともに、静脈パイプラ
イン4の先端には返血針6が着脱自在に取付けられてい
る。さらに、動脈パイプライン3の一部には、一端を生
理食塩水を封入した点滴容器7に接続された補液パイプ
ライン8の他端が分岐接続されている。
うに、それぞれ可撓性を有するチューブによって形成さ
れ、真空ポンプ2を介して人工腎臓装置1の入力側に接
続された動脈パイプライン3及び出力側に接続された静
脈パイプライン4とからなるパイプライン回路を備えて
いる。そして、前記動脈パイプライン3の先端には採血
針5が着脱自在に取付けられるとともに、静脈パイプラ
イン4の先端には返血針6が着脱自在に取付けられてい
る。さらに、動脈パイプライン3の一部には、一端を生
理食塩水を封入した点滴容器7に接続された補液パイプ
ライン8の他端が分岐接続されている。
【0003】かかる人工透析装置による人工透析の方法
は、動脈パイプライン3及び静脈パイプライン4をクラ
ンプした状態で、採血針5を被透析者Hの動脈に、また
返血針6を静脈にそれぞれ穿刺保持し、しかる後、クラ
ンプを開放した状態で、真空ポンプ2を駆動して採血針
5から血液を採血し、動脈パイプライン3を介して人工
腎臓装置1に送り込むようにしている。そして、人工腎
臓装置1に送り込まれた採血血液は、この人工腎臓装置
1内で老廃物が透析除去された後、静脈パイプライン4
を介して返血針6から被透析者Hの体内へと返血され
る。
は、動脈パイプライン3及び静脈パイプライン4をクラ
ンプした状態で、採血針5を被透析者Hの動脈に、また
返血針6を静脈にそれぞれ穿刺保持し、しかる後、クラ
ンプを開放した状態で、真空ポンプ2を駆動して採血針
5から血液を採血し、動脈パイプライン3を介して人工
腎臓装置1に送り込むようにしている。そして、人工腎
臓装置1に送り込まれた採血血液は、この人工腎臓装置
1内で老廃物が透析除去された後、静脈パイプライン4
を介して返血針6から被透析者Hの体内へと返血され
る。
【0004】なお、この透析処置中に血液中の血漿板が
若干損失されることによって血液の絶対量が少なくなる
ことから、動脈パイプライン3に分岐接続された補液パ
イプライン8を介して生理食塩水が血液中に補給され
る。また、真空ポンプ2は、パイプライン回路中に血流
を創成するもので、脈動に近似して間歇動作するステッ
プモータによって駆動される。
若干損失されることによって血液の絶対量が少なくなる
ことから、動脈パイプライン3に分岐接続された補液パ
イプライン8を介して生理食塩水が血液中に補給され
る。また、真空ポンプ2は、パイプライン回路中に血流
を創成するもので、脈動に近似して間歇動作するステッ
プモータによって駆動される。
【0005】ところで、従来の人工透析装置による人工
透析の方法によれば、透析処置が終了すると、真空ポン
プ2を停止した後、動脈パイプライン3及び静脈パイプ
ライン4とをそれぞれ再クランプした状態で、採血針5
及び返血針6を抜去し、止血処理を行っていた。したが
って、透析処置に際しては、被透析者H一人につき一人
の看護婦を必要とするとともに、透析処置終了後、パイ
プライン回路内に残留した相当量の血液を処理しなけれ
ばならなかった。
透析の方法によれば、透析処置が終了すると、真空ポン
プ2を停止した後、動脈パイプライン3及び静脈パイプ
ライン4とをそれぞれ再クランプした状態で、採血針5
及び返血針6を抜去し、止血処理を行っていた。したが
って、透析処置に際しては、被透析者H一人につき一人
の看護婦を必要とするとともに、透析処置終了後、パイ
プライン回路内に残留した相当量の血液を処理しなけれ
ばならなかった。
【0006】上述したパイプライン回路内の残留血液
は、パイプラインをカットしてそのまま廃棄してしまう
場合もあるが、大量の血液を体外処分することは被透析
者にとって大きな負担となる。このため、人工透析にお
いては、透析処置終了後、パイプライン回路内に残留し
た血液を被透析者の体内にいかに効率的に返血するかと
いうことが大きな課題である。
は、パイプラインをカットしてそのまま廃棄してしまう
場合もあるが、大量の血液を体外処分することは被透析
者にとって大きな負担となる。このため、人工透析にお
いては、透析処置終了後、パイプライン回路内に残留し
た血液を被透析者の体内にいかに効率的に返血するかと
いうことが大きな課題である。
【0007】例えば図6に示すように、、パイプライン
回路内の残血処理については、抜去した採血針5を点滴
容器用の針9に交換した後、この針9を生理食塩水を封
装した点滴容器7に差込むとともに補液パイプライン8
をクランプし、この状態で点滴容器7を押圧することに
よって生理食塩水を動脈パイプライン3内に流込んで生
理食塩水の圧力によって被透析者Hの体内に返血すると
いった方法も採用されていた。
回路内の残血処理については、抜去した採血針5を点滴
容器用の針9に交換した後、この針9を生理食塩水を封
装した点滴容器7に差込むとともに補液パイプライン8
をクランプし、この状態で点滴容器7を押圧することに
よって生理食塩水を動脈パイプライン3内に流込んで生
理食塩水の圧力によって被透析者Hの体内に返血すると
いった方法も採用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した透析処置の終
了後、パイプライン回路内の残血処理も看護婦の手によ
って行なわなければならず作業量或いは処置時間も増加
していた。また、このパイプライン回路内の残血処理に
は、採血針5の交換、消毒といった煩わしい作業が必要
であるばかりか、採血針5の他にも点滴容器用の針9或
いは消毒綿、消毒薬も必要となる。さらに、思わぬ出血
事故の発生或いは血液感染の防止についても万全の配慮
が必要であり、このため被透析者一人につき熟練した看
護婦一人が必要であるといった種々の問題点があった。
了後、パイプライン回路内の残血処理も看護婦の手によ
って行なわなければならず作業量或いは処置時間も増加
していた。また、このパイプライン回路内の残血処理に
は、採血針5の交換、消毒といった煩わしい作業が必要
であるばかりか、採血針5の他にも点滴容器用の針9或
いは消毒綿、消毒薬も必要となる。さらに、思わぬ出血
事故の発生或いは血液感染の防止についても万全の配慮
が必要であり、このため被透析者一人につき熟練した看
護婦一人が必要であるといった種々の問題点があった。
【0009】したがって、本発明は、採血針の交換或い
は消毒等の作業を不要とし、また透析処置の終了後の残
血処理を含む人工透析の自動化を実現させた人工透析用
パイプライン回路を提供することを目的に提案されたも
のである。また、本発明は、残血処理を簡便ならしめた
ハイプライン回路を備えることによって処置時間が大幅
に短縮され、作業が簡便化された自動人工透析装置及び
人工透析方法を提供することを目的に提案されたもので
ある。
は消毒等の作業を不要とし、また透析処置の終了後の残
血処理を含む人工透析の自動化を実現させた人工透析用
パイプライン回路を提供することを目的に提案されたも
のである。また、本発明は、残血処理を簡便ならしめた
ハイプライン回路を備えることによって処置時間が大幅
に短縮され、作業が簡便化された自動人工透析装置及び
人工透析方法を提供することを目的に提案されたもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る人工透析用パイプライン回路は、先端に採血針
が設けられた動脈パイプラインと、この動脈パイプライ
ンの一部から分岐され生理食塩水を動脈パイプライン中
の血液に補給する補液パイプラインと、先端に返血針が
設けられた静脈パイプラインとからなり、採血針と補液
パイプラインとの分岐部との間に位置して動脈パイプラ
インをクランプするクランプ部を設けてなる。
明に係る人工透析用パイプライン回路は、先端に採血針
が設けられた動脈パイプラインと、この動脈パイプライ
ンの一部から分岐され生理食塩水を動脈パイプライン中
の血液に補給する補液パイプラインと、先端に返血針が
設けられた静脈パイプラインとからなり、採血針と補液
パイプラインとの分岐部との間に位置して動脈パイプラ
インをクランプするクランプ部を設けてなる。
【0011】また、本発明に係る人工透析用パイプライ
ン回路は、クランプ部は採血針の近傍に設けてなる。
ン回路は、クランプ部は採血針の近傍に設けてなる。
【0012】さらに、本発明に係る人工透析用パイプラ
イン回路は、動脈パイプラインと静脈パイプラインとの
中途部にそれぞれ配設され、一定間隔で押圧されること
によって各パイプライン内に残留した血液を押し流すチ
ャンバを備えてなる。
イン回路は、動脈パイプラインと静脈パイプラインとの
中途部にそれぞれ配設され、一定間隔で押圧されること
によって各パイプライン内に残留した血液を押し流すチ
ャンバを備えてなる。
【0013】さらにまた、本発明に係る人工透析用パイ
プライン回路は、一端に採血針が接続されるとともにこ
の採血針の近傍に補液パイプラインを介して血液中に生
理食塩水を補給する分岐部が形成され、他端を真空ポン
プに接続された動脈パイプラインの、前記真空ポンプと
の接続部近傍に生理食塩水供給用の分岐部を形成してな
る。
プライン回路は、一端に採血針が接続されるとともにこ
の採血針の近傍に補液パイプラインを介して血液中に生
理食塩水を補給する分岐部が形成され、他端を真空ポン
プに接続された動脈パイプラインの、前記真空ポンプと
の接続部近傍に生理食塩水供給用の分岐部を形成してな
る。
【0014】本発明に係る人工透析用パイプライン回路
は、一端を人工腎臓装置に接続されるとともに他端を生
理食塩水等が封入された点滴容器に接続されたパイプラ
インからなり、このパイプラインにクランプ部を介して
採血針を接続してなる。
は、一端を人工腎臓装置に接続されるとともに他端を生
理食塩水等が封入された点滴容器に接続されたパイプラ
インからなり、このパイプラインにクランプ部を介して
採血針を接続してなる。
【0015】また、上記目的を達成した本発明に係る人
工透析装置は、先端に採血針が取付けられた動脈パイプ
ラインと、一端をこの動脈パイプラインの一部から分岐
され他端を生理食塩水を封装した点滴容器に接続される
ことによって動脈パイプライン中の血液に生理食塩水を
補給する補液パイプラインと、先端に返血針が取付けら
れた静脈パイプラインと、前記採血針と補液ラインの分
岐部との間の動脈パイプラインの一部に設けられたクラ
ンプ部とからなるパイプライン回路を備えるとともに、
前記動脈パイプラインを介して送り込まれた採血血液を
透析処理するとともに前記静脈パイプラインに送り出す
人工腎臓装置及び前記パイプライン回路内に血流を創成
する真空ポンプとを備えてなる。
工透析装置は、先端に採血針が取付けられた動脈パイプ
ラインと、一端をこの動脈パイプラインの一部から分岐
され他端を生理食塩水を封装した点滴容器に接続される
ことによって動脈パイプライン中の血液に生理食塩水を
補給する補液パイプラインと、先端に返血針が取付けら
れた静脈パイプラインと、前記採血針と補液ラインの分
岐部との間の動脈パイプラインの一部に設けられたクラ
ンプ部とからなるパイプライン回路を備えるとともに、
前記動脈パイプラインを介して送り込まれた採血血液を
透析処理するとともに前記静脈パイプラインに送り出す
人工腎臓装置及び前記パイプライン回路内に血流を創成
する真空ポンプとを備えてなる。
【0016】さらに、上記目的を達成した本発明に係る
人工透析方法は、先端に採血針が設けられた動脈パイプ
ラインと、前記採血針の近傍に位置して動脈パイプライ
ンの一部から分岐され生理食塩水を動脈パイプライン中
の血液に供給する補液パイプラインと、先端に返血針が
設けられた静脈パイプラインとからなるパイプライン回
路を用い、透析終了または中断に際して、前記採血針の
近傍であってかつこの採血針と前記補液ラインとの分岐
点との間の動脈パイプラインをクランプすることを特徴
とする。
人工透析方法は、先端に採血針が設けられた動脈パイプ
ラインと、前記採血針の近傍に位置して動脈パイプライ
ンの一部から分岐され生理食塩水を動脈パイプライン中
の血液に供給する補液パイプラインと、先端に返血針が
設けられた静脈パイプラインとからなるパイプライン回
路を用い、透析終了または中断に際して、前記採血針の
近傍であってかつこの採血針と前記補液ラインとの分岐
点との間の動脈パイプラインをクランプすることを特徴
とする。
【0017】また、本発明に係る人工透析方法は、動脈
パイプラインと静脈パイプラインとの中途部にそれぞれ
配設されたチャンバを、一定間隔で押圧することによっ
て各パイプライン内に残留した血液を押し流すことを特
徴とする。
パイプラインと静脈パイプラインとの中途部にそれぞれ
配設されたチャンバを、一定間隔で押圧することによっ
て各パイプライン内に残留した血液を押し流すことを特
徴とする。
【0018】
【作用】本発明によれば、透析処置の終了後、採血針と
補液パイプラインとの分岐部との間であってかつ採血針
の近傍の動脈パイプラインに設けられたクランプ部をク
ランパによってクランプすることによって、動脈パイプ
ラインは閉塞される。採血針の近傍を閉塞された動脈パ
イプラインには、補液パイプラインを介して生理食塩水
のみが流入し、パイプライン回路内に残留した血液はこ
の生理食塩水によって洗い流されながら被透析者の体内
へと返血される。
補液パイプラインとの分岐部との間であってかつ採血針
の近傍の動脈パイプラインに設けられたクランプ部をク
ランパによってクランプすることによって、動脈パイプ
ラインは閉塞される。採血針の近傍を閉塞された動脈パ
イプラインには、補液パイプラインを介して生理食塩水
のみが流入し、パイプライン回路内に残留した血液はこ
の生理食塩水によって洗い流されながら被透析者の体内
へと返血される。
【0019】動脈パイプライン及び静脈パイプラインの
中途部に配設したチャンバを一定間隔で押圧することに
よって、パイプライン回路内の血流に波が生じ、人工腎
臓装置内に残留した血液がパイプライン回路内に押し流
され、効率的な返血が行われる。
中途部に配設したチャンバを一定間隔で押圧することに
よって、パイプライン回路内の血流に波が生じ、人工腎
臓装置内に残留した血液がパイプライン回路内に押し流
され、効率的な返血が行われる。
【0020】透析処置時、万一穿針を誤って血圧によっ
て動脈パイプラインに流れ込んだ血液は、真空ポンプに
近接して動脈パイプラインに設けた生理食塩水供給用の
分岐部を利用して供給される生理食塩水によって逆流さ
れる。
て動脈パイプラインに流れ込んだ血液は、真空ポンプに
近接して動脈パイプラインに設けた生理食塩水供給用の
分岐部を利用して供給される生理食塩水によって逆流さ
れる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照しながら説明する。実施例人工透析用パイプライ
ン回路も、それぞれ可撓性を有するチューブによって形
成され、真空ポンプ2を介して人工腎臓装置1の入力側
に接続される動脈パイプライン10と、出力側に接続さ
れる静脈パイプライン11及び一端が前記動脈パイプラ
イン10に分岐接続されるとともに他端が生理食塩水を
封入した点滴容器7に接続された補液パイプライン12
とからなる。
を参照しながら説明する。実施例人工透析用パイプライ
ン回路も、それぞれ可撓性を有するチューブによって形
成され、真空ポンプ2を介して人工腎臓装置1の入力側
に接続される動脈パイプライン10と、出力側に接続さ
れる静脈パイプライン11及び一端が前記動脈パイプラ
イン10に分岐接続されるとともに他端が生理食塩水を
封入した点滴容器7に接続された補液パイプライン12
とからなる。
【0022】図3に示すように、動脈パイプライン10
の先端は、硬質の合成樹脂によって三叉筒状に成形され
た分岐部材13の第1の開口に固く嵌合されており、こ
の分岐部材13の側方に形成した第2の開口には前記補
液パイプライン12の先端が固く嵌合されている。ま
た、分岐部材13の前記第1の開口と同軸の第3の開口
には動脈パイプライン10と同様に可撓性を有するチュ
ーブによって形成された中間パイプライン14の一端が
固く嵌合されている。
の先端は、硬質の合成樹脂によって三叉筒状に成形され
た分岐部材13の第1の開口に固く嵌合されており、こ
の分岐部材13の側方に形成した第2の開口には前記補
液パイプライン12の先端が固く嵌合されている。ま
た、分岐部材13の前記第1の開口と同軸の第3の開口
には動脈パイプライン10と同様に可撓性を有するチュ
ーブによって形成された中間パイプライン14の一端が
固く嵌合されている。
【0023】中間パイプライン14の他端は、硬質の合
成樹脂によって全体略々筒状に形成された先端子15に
固く嵌合されており、この先端子15の先端細径部に筒
状基部16aを固く嵌合することによって、動脈パイプ
ライン10の先端には採血針16が接続されている。な
お、図示しないが先端子15及び筒状基部16aと同様
の構成によって、静脈パイプライン11の先端には返血
針17が接続されている。
成樹脂によって全体略々筒状に形成された先端子15に
固く嵌合されており、この先端子15の先端細径部に筒
状基部16aを固く嵌合することによって、動脈パイプ
ライン10の先端には採血針16が接続されている。な
お、図示しないが先端子15及び筒状基部16aと同様
の構成によって、静脈パイプライン11の先端には返血
針17が接続されている。
【0024】中間パイプライン14の全長は、約5cm
程度とされるとともに、上述したように可撓性を有して
いることから止血鉗子等のクランパによつて強く圧迫す
ることによって極めて容易に閉塞することができる。換
言すれば、中間パイプライン14部分は、後述する残血
処理に際してクランプ部Cとして構成され、このクラン
プ部Cは、採血針16と、動脈パイプライン10と補液
パイプライン12との分岐部との間に位置し、採血針1
6の近傍に形成されてなる。
程度とされるとともに、上述したように可撓性を有して
いることから止血鉗子等のクランパによつて強く圧迫す
ることによって極めて容易に閉塞することができる。換
言すれば、中間パイプライン14部分は、後述する残血
処理に際してクランプ部Cとして構成され、このクラン
プ部Cは、採血針16と、動脈パイプライン10と補液
パイプライン12との分岐部との間に位置し、採血針1
6の近傍に形成されてなる。
【0025】なお、動脈パイプライン10には、真空ポ
ンプ2の近傍において、上述した分岐部材13と同様に
構成された分岐部材18が取付けられている。したがっ
て、後述する透析処置時、万一採血針16の穿針を誤っ
て血圧によって動脈パイプライン12に血液が流れ込ん
だ場合、この分岐部材18の側方開口部を利用して生理
食塩水を動脈パイプライン10に供給することによっ
て、流れ込んだ血液を逆流させることができる。
ンプ2の近傍において、上述した分岐部材13と同様に
構成された分岐部材18が取付けられている。したがっ
て、後述する透析処置時、万一採血針16の穿針を誤っ
て血圧によって動脈パイプライン12に血液が流れ込ん
だ場合、この分岐部材18の側方開口部を利用して生理
食塩水を動脈パイプライン10に供給することによっ
て、流れ込んだ血液を逆流させることができる。
【0026】また、図示しないが、動脈パイプライン1
0或いは静脈パイプライン11の一部には、透析処置を
行うに際してパイプライン回路内を洗浄或いは空気抜き
を行うため、適宜サブパイプラインが分岐接続されてい
る。
0或いは静脈パイプライン11の一部には、透析処置を
行うに際してパイプライン回路内を洗浄或いは空気抜き
を行うため、適宜サブパイプラインが分岐接続されてい
る。
【0027】以上のように構成された実施例人工透析装
置用パイプライン回路は、人工腎臓装置1の入力側に真
空ポンプ2を介して動脈パイプライン10が接続される
とともに、出力側には静脈パイプライン11が接続さ
れ、さらに補液パイプライン12が点滴容器7に接続さ
れる。
置用パイプライン回路は、人工腎臓装置1の入力側に真
空ポンプ2を介して動脈パイプライン10が接続される
とともに、出力側には静脈パイプライン11が接続さ
れ、さらに補液パイプライン12が点滴容器7に接続さ
れる。
【0028】しかる後、図1に示すように、採血針16
が被透析者Hの動脈に、また返血針17が静脈にそれぞ
れ穿刺され、これら採血針16及び返血針17を被透析
者Hの腕にしっかりと固定保持した状態で、真空ポンプ
2を駆動して採血針16から血液を採血し、動脈パイプ
ライン10を介して人工腎臓装置1に送り込む。そし
て、人工腎臓装置1に送り込まれた血液は、この人工腎
臓装置1内で老廃物が透析除去された後、静脈パイプラ
イン11を介して返血針17から被透析者Hの体内へと
返血される。また、この透析処置の間、補液パイプライ
ン12を介して、生理食塩水が動脈パイプライン10中
の血液に補給される。
が被透析者Hの動脈に、また返血針17が静脈にそれぞ
れ穿刺され、これら採血針16及び返血針17を被透析
者Hの腕にしっかりと固定保持した状態で、真空ポンプ
2を駆動して採血針16から血液を採血し、動脈パイプ
ライン10を介して人工腎臓装置1に送り込む。そし
て、人工腎臓装置1に送り込まれた血液は、この人工腎
臓装置1内で老廃物が透析除去された後、静脈パイプラ
イン11を介して返血針17から被透析者Hの体内へと
返血される。また、この透析処置の間、補液パイプライ
ン12を介して、生理食塩水が動脈パイプライン10中
の血液に補給される。
【0029】所定の透析処置が終了すると、止血鉗子等
によりクランプ部Cをしっかりとクランプすることによ
って、動脈パイプライン10が閉塞され、パイプライン
回路内への血液の流入が停止される。しかしながら、パ
イプライン回路内にはまだ相当量の血液が残留してお
り、その処理が必要となるが、実施例人工透析装置用パ
イプライン回路にあっては、上記動脈パイプライン10
のクランプ操作によって残留血液の処理が自動的に行わ
れる。
によりクランプ部Cをしっかりとクランプすることによ
って、動脈パイプライン10が閉塞され、パイプライン
回路内への血液の流入が停止される。しかしながら、パ
イプライン回路内にはまだ相当量の血液が残留してお
り、その処理が必要となるが、実施例人工透析装置用パ
イプライン回路にあっては、上記動脈パイプライン10
のクランプ操作によって残留血液の処理が自動的に行わ
れる。
【0030】すなわち、採血針16の近傍においてクラ
ンプされた動脈パイプライン10には、補液パイプライ
ン12を介して生理食塩水がいぜんとして補給されてお
り、この生理食塩水によってパイプライン回路内に残留
している血液は洗い流されて人工腎臓装置1に送られ、
静脈パイプライン11を介して被透析者Hへと効率的に
返血される。しかる後、真空ポンプ2を停止させ、採血
針16及び返血針17をそれぞれ抜去するとともに穿刺
箇所の止血処理を行うことによって透析処置は完了す
る。
ンプされた動脈パイプライン10には、補液パイプライ
ン12を介して生理食塩水がいぜんとして補給されてお
り、この生理食塩水によってパイプライン回路内に残留
している血液は洗い流されて人工腎臓装置1に送られ、
静脈パイプライン11を介して被透析者Hへと効率的に
返血される。しかる後、真空ポンプ2を停止させ、採血
針16及び返血針17をそれぞれ抜去するとともに穿刺
箇所の止血処理を行うことによって透析処置は完了す
る。
【0031】したがって、透析処置が終了し、さらに上
述したパイプライン回路内の残血処置が終了するまで、
採血針16或いは返血針17を抜去する必要は無く、こ
のため消毒、再穿刺等の作業も一切不要となる。なお、
クランプ部Cと採血針16との間にも血液は残るが、極
めて微量であり、廃棄しても特に問題は無い。
述したパイプライン回路内の残血処置が終了するまで、
採血針16或いは返血針17を抜去する必要は無く、こ
のため消毒、再穿刺等の作業も一切不要となる。なお、
クランプ部Cと採血針16との間にも血液は残るが、極
めて微量であり、廃棄しても特に問題は無い。
【0032】図2は本発明に係る人工透析用パイプライ
ン回路の第2の実施例を示し、上記第1の実施例パイプ
ライン回路と同一部品は同一符号を付すことによってそ
の説明は省略する。この第2の実施例パイプライン回路
においては、動脈パイプライン10及び静脈パイプライ
ン11の中途部にそれぞれ動脈側チャンバ20及び静脈
側チャンバ21が介挿されたことに特徴がある。周知の
ように、チャンバは、パイプライン回路中に太径の空間
部を形成することによって、血液溜り部を構成したもの
である。
ン回路の第2の実施例を示し、上記第1の実施例パイプ
ライン回路と同一部品は同一符号を付すことによってそ
の説明は省略する。この第2の実施例パイプライン回路
においては、動脈パイプライン10及び静脈パイプライ
ン11の中途部にそれぞれ動脈側チャンバ20及び静脈
側チャンバ21が介挿されたことに特徴がある。周知の
ように、チャンバは、パイプライン回路中に太径の空間
部を形成することによって、血液溜り部を構成したもの
である。
【0033】したがって、動脈側チャンバ20或いは静
脈側チャンバ21をそれぞれ一定の間隔、例えば1秒間
に2回程度のサイクルで押圧することによって、パイプ
ライン回路中の血流に波を生ぜしめることができる。こ
れによって、人工腎臓装置1内に残留した血液もパイプ
ライン回路内に押し流され、装置内からより一層効率的
な返血を行うことができる。
脈側チャンバ21をそれぞれ一定の間隔、例えば1秒間
に2回程度のサイクルで押圧することによって、パイプ
ライン回路中の血流に波を生ぜしめることができる。こ
れによって、人工腎臓装置1内に残留した血液もパイプ
ライン回路内に押し流され、装置内からより一層効率的
な返血を行うことができる。
【0034】図4は本発明に係る人工透析用パイプライ
ン回路の第3の実施例を示し、上記第1の実施例パイプ
ライン回路と同一部品は同一符号を付すことによってそ
の説明は省略する。この第3の実施例パイプライン回路
においては、動脈パイプラインと補液パイプラインとが
一体に形成されたパイプライン30によって構成されて
いる点において特徴を有している。
ン回路の第3の実施例を示し、上記第1の実施例パイプ
ライン回路と同一部品は同一符号を付すことによってそ
の説明は省略する。この第3の実施例パイプライン回路
においては、動脈パイプラインと補液パイプラインとが
一体に形成されたパイプライン30によって構成されて
いる点において特徴を有している。
【0035】すなわち、上記第1の実施例パイプライン
回路においては、動脈パイプライン10に対して補液パ
イプライン12を分岐部材13を介して分岐接続して構
成したが、このパイプライン30は、真空ポンプ2を介
して人工腎臓装置1と接続される動脈パイプライン部3
1と点滴容器7と接続される補液パイプライン部32と
がメインループとして構成されている。
回路においては、動脈パイプライン10に対して補液パ
イプライン12を分岐部材13を介して分岐接続して構
成したが、このパイプライン30は、真空ポンプ2を介
して人工腎臓装置1と接続される動脈パイプライン部3
1と点滴容器7と接続される補液パイプライン部32と
がメインループとして構成されている。
【0036】そして、パイプライン30の一部に固く嵌
合された分岐部材33から可撓性を有するチューブによ
って形成された中間パイプライン34が分岐接続され、
この中間パイプライン34の先端に固く嵌合された先端
子35に採血針36が接続されている。
合された分岐部材33から可撓性を有するチューブによ
って形成された中間パイプライン34が分岐接続され、
この中間パイプライン34の先端に固く嵌合された先端
子35に採血針36が接続されている。
【0037】以上のように構成されたパイプライン30
にあっては、採血針36から採血した血液或いは点滴容
器7からの生理食塩水の流れは円滑であり、また人工腎
臓装置1或いは点滴容器7との接続操作が簡単となる。
にあっては、採血針36から採血した血液或いは点滴容
器7からの生理食塩水の流れは円滑であり、また人工腎
臓装置1或いは点滴容器7との接続操作が簡単となる。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、透析
処置の終了後、補液パイプラインが分岐接続された採血
針の近傍に形成されたクランプ部をクランプすることに
よって動脈パイプラインを閉塞するようにしたものであ
るから、パイプライン回路内に残留した血液は、補液パ
イプラインから動脈パイプラインに流入する生理食塩水
によって洗い出されて、静脈パイプラインを介して被透
析者の体内に返血され、返血効率が大幅に向上するとと
もに、透析処置終了後の残血処理の自動化が実現され
る。
処置の終了後、補液パイプラインが分岐接続された採血
針の近傍に形成されたクランプ部をクランプすることに
よって動脈パイプラインを閉塞するようにしたものであ
るから、パイプライン回路内に残留した血液は、補液パ
イプラインから動脈パイプラインに流入する生理食塩水
によって洗い出されて、静脈パイプラインを介して被透
析者の体内に返血され、返血効率が大幅に向上するとと
もに、透析処置終了後の残血処理の自動化が実現され
る。
【0039】また、動脈パイプライン及び静脈パイプラ
インに介挿したチャンバを一定間隔で押圧操作して血流
に波を生ぜしめることにより、人工腎臓装置内に残留し
た血液もパイプライン回路内に押し流して被透析者の体
内に返血することができ、一層効率的な返血が行なわれ
る。
インに介挿したチャンバを一定間隔で押圧操作して血流
に波を生ぜしめることにより、人工腎臓装置内に残留し
た血液もパイプライン回路内に押し流して被透析者の体
内に返血することができ、一層効率的な返血が行なわれ
る。
【0040】さらに、透析処置終了後の残血処理に際し
て、採血針の交換或いは消毒といった作業は行われない
ことから処置時間が大幅に短縮されるとともに作業の簡
易化が図られ、また点滴容器用の針或いは消毒綿も不要
となる。さらにまた、透析処理中に、採血針或いは返血
針の抜去作業は一切発生しないため、抜去、再穿刺の際
の異常出血事故或いは感染事故の防止が図られるととも
に、何らかの事情による透析処置の一時中断も行うこと
ができる。
て、採血針の交換或いは消毒といった作業は行われない
ことから処置時間が大幅に短縮されるとともに作業の簡
易化が図られ、また点滴容器用の針或いは消毒綿も不要
となる。さらにまた、透析処理中に、採血針或いは返血
針の抜去作業は一切発生しないため、抜去、再穿刺の際
の異常出血事故或いは感染事故の防止が図られるととも
に、何らかの事情による透析処置の一時中断も行うこと
ができる。
【図1】本発明に係る人工透析装置用パイプライン回路
を使用した人工透析の概略構成図である。
を使用した人工透析の概略構成図である。
【図2】本発明に係る人工透析装置用パイプライン回路
の他の実施例を使用した人工透析の概略構成図である。
の他の実施例を使用した人工透析の概略構成図である。
【図3】上記人工透析装置用パイプライン回路の動脈パ
イプライン及び採血針の結合状態を説明する断面図であ
る。
イプライン及び採血針の結合状態を説明する断面図であ
る。
【図4】本発明に係る人工透析装置用パイプライン回路
の他の実施例の要部側面図である。
の他の実施例の要部側面図である。
【図5】従来の人工透析装置用パイプライン回路を使用
した人工透析装置の概略構成図である。
した人工透析装置の概略構成図である。
【図6】従来の人工透析装置用パイプライン回路を使用
した人工透析装置におけるパイプライン回路内の残血処
理操作を説明する概略構成図である。
した人工透析装置におけるパイプライン回路内の残血処
理操作を説明する概略構成図である。
1・・・・人工腎臓装置 2・・・・真空ポンプ 10・・・動脈パイプライン 11・・・静脈パイプライン 12・・・補液パイプライン 13・・・分岐部材 14・・・中間パイプライン 16・・・採血針 17・・・返血針 20・・・動脈側チャンバ 21・・・静脈側チャンバ 30・・・パイプライン C・・・・クランプ部 H・・・・被透析者
Claims (8)
- 【請求項1】先端に採血針が設けられた動脈パイプライ
ンと、 この動脈パイプラインの一部に設けた分岐部から分岐さ
れ生理食塩水を動脈パイプライン中の血液に補給する補
液パイプラインと、 先端に返血針が設けられた静脈パイプラインとからな
り、 採血針と補液パイプラインとの分岐部との間に位置して
動脈パイプラインをクランプするクランプ部を設けてな
る人工透析装置用パイプライン回路。 - 【請求項2】クランプ部を採血針の近傍に設けてなる請
求項1記載の人工透析装置用パイプライン回路。 - 【請求項3】動脈パイプラインと静脈パイプラインとの
中途部にそれぞれ配設され、一定間隔で押圧されること
によって各パイプライン内に残留した血液を押し流すチ
ャンバを備えてなる請求項1記載の人工透析装置用パイ
プライン回路。 - 【請求項4】一端に採血針が接続されかつこの採血針の
近傍に補液パイプラインを介して血液中に生理食塩水を
補給する生理食塩水補給用分岐部が形成されるとともに
他端を真空ポンプに接続された動脈パイプラインの、前
記真空ポンプとの接続部近傍に生理食塩水供給用の分岐
部を形成してなる請求項1記載の人工透析装置用パイプ
ライン回路。 - 【請求項5】一端が人工腎臓装置に接続されるとともに
他端が生理食塩水等が封入された点滴容器に接続される
パイプラインからなり、このパイプラインにクランプ部
を介して採血針を接続してなる人工透析装置用パイプラ
イン回路。 - 【請求項6】先端に採血針が取付けられた動脈パイプラ
インと、一端をこの動脈パイプラインの一部から分岐さ
れ他端を生理食塩水を封装した点滴容器に接続されるこ
とによって動脈パイプライン中の血液に生理食塩水を補
給する補液パイプラインと、先端に返血針が取付けられ
た静脈パイプラインと、前記採血針と補液パイプライン
の分岐部との間の動脈パイプラインの一部に設けられた
クランプ部とからなるパイプライン回路と、 前記動脈パイプラインを介して送り込まれた採血血液を
透析処理した後前記静脈パイプラインに送り出す人工腎
臓装置と、 前記パイプライン回路内に血流を創成する真空ポンプと
を備えてなる人工透析装置。 - 【請求項7】先端に採血針が設けられた動脈パイプライ
ンと、前記採血針の近傍に位置して動脈パイプラインの
一部から分岐され生理食塩水を動脈パイプライン中の血
液に補給する補液パイプラインと、先端に返血針が設け
られた静脈パイプラインとからなるパイプライン回路を
用い、透析終了または中断に際して、前記採血針の近傍
であってかつこの採血針と前記補液パイプラインとの分
岐部との間の動脈パイプラインをクランプするようにし
た人工透析方法。 - 【請求項8】動脈パイプラインと静脈パイプラインとの
中途部にそれぞれ配設されたチャンバを、一定間隔で押
圧することによって各パイプライン内に残留した血液を
押し流すようにした請求項7記載の人工透析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4305087A JPH0614993A (ja) | 1992-05-01 | 1992-10-16 | 人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプライン回路を備える人工透析装置並びに人工透析方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-36724 | 1992-05-01 | ||
JP3672492 | 1992-05-01 | ||
JP4305087A JPH0614993A (ja) | 1992-05-01 | 1992-10-16 | 人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプライン回路を備える人工透析装置並びに人工透析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614993A true JPH0614993A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=26375814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4305087A Pending JPH0614993A (ja) | 1992-05-01 | 1992-10-16 | 人工透析装置用パイプライン回路及びこのパイプライン回路を備える人工透析装置並びに人工透析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614993A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11918724B2 (en) | 2009-11-24 | 2024-03-05 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Method for temporarily interrupting an extracorporeal blood treatment, control device and blood treatment apparatus |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4305087A patent/JPH0614993A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11918724B2 (en) | 2009-11-24 | 2024-03-05 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Method for temporarily interrupting an extracorporeal blood treatment, control device and blood treatment apparatus |
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