JP3937436B2 - 血液浄化装置および血液回路の自動プライミング方法 - Google Patents

血液浄化装置および血液回路の自動プライミング方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血管から体外に取り出した血液を浄化し、必要ならばこれに有用物質を補給することにより、生体の臓器機能を補助あるいは代行する血液浄化装置に関する。また、本発明は、血液浄化装置を用いて血液浄化器の血液流路を含む血液の循環路(血液循環回路または血液回路)を自動的にプライミングできる自動プライミング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、腎不全の患者や、術後の薬液注入によって水分過多症になった患者などの重篤な状態を改善するために、血液浄化装置を使用する血液透析や血液濾過が行われている。そして、一般に、血液浄化装置は、その使用に際して、血液循環回路内にプライミング液(一般に、生理食塩水)を導入充填して回路内の異物および空気を除去する処理(プライミングという)を行っている。そして、血液浄化装置の自動プライミング方法および処理装置については、動脈側血液回路と静脈側血液回路を連結して循環回路を形成し、血液ポンプを作動させてプライミング液を循環回路に循環させるとともに、プライミング液貯留容器から循環回路にプライミング液を所定の流量で供給することにより、ドリップチャンバーに設けたオーバーフロー用チューブよりプライミング液の一部を排出してプライミングを行うようにした人工透析装置(例えば、特許文献1)や、特許文献1の装置において、プライミング液供給系からのプライミング液をそれ自体の落差を利用して血液ポンプの上流の動脈側回路部分から静脈側回路を通ってオーバーフロー系へと流動させる静脈側洗浄排出行程と、プライミング液供給系からのプライミング液をそれ自体の落差および血液ポンプを利用して血液ポンプの下流の動脈側回路部分からオーバーフロー系へと流動させる動脈側洗浄排出行程と、前記両工程による循環回路内の滞留液を血液ポンプにより循環回路全体に循環させる全体洗浄循環行程を含んでなる自動プライミング方法および装置(例えば、特許文献2)が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
実公平5−19075号公報
【0004】
【特許文献2】
特許公報第2659914号
【0005】
しかしながら、上記従来の血液浄化装置は、動脈側血液回路と静脈側血液回路を連結して循環回路を形成するものであり、プライミングに際してオーバーフローラインを必要としている。そして、このオーバーフローラインは、静脈側ドリップチャンバーの液面調整ラインに1メートル程度の長さを有するオーバーフロー用チューブを着脱自在に接続してなるものであり、治療中の液面調整がしにくいため、治療に際してオーバーフロー用チューブを取り外す必要があった。従って、その接続・取り外しに余分に手間がかかる上、チューブに付着している排出された使用済プライミング液の残液が、手に付着したり床に滴ったりして不潔であり、また、感染の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、如上の事情に鑑みてなされたもので、血液循環回路を自動的にプライミングすることができ、また、血液浄化処理後、血液循環回路内に残っている血液を自動的に返血することができ、しかもプライミングに際してオーバーフロー用チューブを必要としない血液浄化装置を提供することを目的とする。
【0007】
本発明者等は上記課題を解決するために、鋭意検討の結果、動脈側採血部に採血側コネクタを設け、静脈側ドリップチャンバーに静脈側血液回路とは別の分岐回路を設けて該分岐回路に液面調整ラインを設け、前記液面調整ラインにこの採血側コネクタと接続可能なコネクタを設けて、採血側コネクタと液面調整ラインのコネクタを接続できるようにすれば、オーバーフロー用チューブを使用しなくても血液循環回路全体を自動的にプライミングできることに想到し、本発明を完成した。すなわち本発明は、血液浄化器と、動脈側血液回路と静脈側血液回路とを有する血液回路と、血液ポンプ、血液ポンプの上流側に接続されたプライミング液供給ライン、および静脈側ドリップチャンバーを含んでなる血液浄化装置において、プライミング液供給ラインとの接続部分より上流側の血液回路に開閉手段が設けられるとともに静脈側ドリップチャンバーに前記静脈側血液回路とは別の分岐回路を設けて該分岐回路に液面調整ラインを設け、さらに、前記動脈側血液回路の動脈側採血部に採血側コネクタを設けると共に、前記液面調整ラインに採血側コネクタと接続可能なコネクタを設け、該コネクタと前記採血側コネクタとを接続してプライミングできるようにした血液浄化装置に関する。
【0008】
ここで、返血操作時において動脈側採血部までの血液が返血用のプライミング液ときちんと入れ替わっているかどうかを検知するための血液センサーは、開閉手段の上流側に設けるのがよい。また、プライミング液供給ラインにも開閉手段を設け、開閉手段の上流にプライミングの終了を検知するための液切れセンサーを設けるのが好ましい。必要ならば、この開閉手段の下流にさらにプライミング液注入手段を設けてもよい。さらに、静脈側ドリップチャンバーの下流側の静脈側血液回路には、この静脈側血液回路への気泡の混入の有無を検知するための気泡センサーを設けるのが好ましい。静脈側血液回路にも開閉手段が設けられ、この開閉手段はこの気泡センサーより下流に設けられている。
【0009】
また、本発明の血液浄化器を用いることにより、新規な血液循環路のプライミング方法を提供することができる。すなわち本発明は、静脈側ドリップチャンバーに静脈側血液回路とは別の分岐回路を設けて該分岐回路に液面調整ラインを設け、動脈側血液回路の動脈側採血部と前記液面調整ラインを接続するとともに、開閉手段を閉じ血液ポンプを駆動させてプライミング液供給ラインとの接続部分より下流側の動脈側血液回路と静脈側血液回路との血液回路をプライミングする行程と、開閉手段を開き血液ポンプを停止させてプライミング液供給ラインとの接続部分より上流側の動脈側血液回路と前記液面調整ラインから静脈側ドリッチャンバーを経て静脈側血液回路に至る血液回路をプライミングする行程と、両工程終了後、開閉手段を開き血液ポンプを駆動させてプライミング液を血液ポンプ、血液浄化器、静脈側ドリップチャンバー、液面調整ライン、開閉手段を経て血液ポンプに戻る閉回路内で循環させる行程とを含んでなる血液回路の自動プライミング方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の血液浄化装置の概略説明図であり、図2〜図4は本発明の血液浄化装置を用いて行うプライミング方法の説明図、図5〜図7は本発明の血液浄化装置を用いて行う返血方法の説明図である。
図1に示すように、本発明の血液浄化装置は、血液浄化器1と血液回路21、22、血液ポンプ23、この血液ポンプ23の上流側(血液浄化時の血液の流れる方向における上流側を指す。即ち、流れ方向は、血液回路の動脈側血液回路21から血液浄化器1を経て静脈側血液回路22である。以下同様。)で動脈側血液回路21に接続されたプライミング液供給ライン3、静脈側ドリップチャンバー25、およびこの静脈側ドリップチャンバー25に設けられた液面調整ライン26を含んでなる。液面調整ライン26の長さは通常100mm〜200mm程度と短いものである。そして動脈側採血部(動脈側血液回路21の基端部分)には採血側コネクタ211が設けられるとともに、液面調整ライン26にはこの採血側コネクタ211と接続可能なコネクタ261が設けられ、さらに、プライミングである開閉弁V1液供給ライン3との接続部分29より上流側の動脈側血液回路21には開閉手段が設けられている。そして、この構成により、開閉弁V1を開き液面調整ライン26のコネクタ261と採血側コネクタ211を接続することにより、プライミング液供給ライン3との接続部分29より上流側の動脈側血液回路21と静脈側血液回路22をプライミングできるようにしている。
【0011】
図1において、血液循環路は、血液浄化器1の血液通路と動脈側血液回路21および静脈側血液回路22からなり、動脈側血液回路21の基端部分である動脈側採血部の基端には採血側コネクタ211が設けられている。動脈側血液回路21には、上流側から順に、返血操作時において動脈側採血部までの血液が返血用のプライミング液ときちんと入れ替わっているかどうかを検知するための血液センサー27、開閉手段である開閉弁V1、血液ポンプ23および動脈側ドリップチャンバー24が設けられている。そして、血液ポンプ23と開閉弁V1の間の動脈側血液回路21には、プライミング液供給ライン3が接続されており、プライミング液供給ライン3には、その上流側から順に、プライミング液貯留容器31、プライミングの終了を確認するための液切れセンサー32、プライミング液供給ライン3の開閉手段である開閉弁V3が設けられている。プライミング液供給ライン3には、必要ならば、開閉弁V3の下流にプライミング液注入手段33を設けてもよい。
一方、静脈側血液回路22には、上流側から順に、静脈側ドリップチャンバー25、静脈側血液回路への気泡の混入の有無を検知するための気泡センサー28、静脈側血液回路22の開閉手段である開閉弁V2が設けられており、排出されたプライミング液は廃液容器4に流入する。そして、静脈側ドリップチャンバー25には液面調整ライン26が設けられており、この液面調整ライン26の末端には採血側コネクタ211と接続可能なコネクタ261が設けられている。このコネクタ261は、透析治療などの血液浄化処理中にはキャップ(図示していない)などで閉鎖される。
尚、血液センサー27としては、通常、光学式センサーが採用され、また、液切れセンサー32としては、通常、超音波センサーが採用される。
また、注入手段33としては、チュービングポンプやフィンガーポンプ等が採用可能である。
図8は本発明の他の実施例の血液浄化装置の概略説明図である。図8に示されるプライミング液供給ライン3aは、上述のプライミング液供給ライン3に替えて血液浄化装置に設けられている。プライミング液供給ライン3aには、プライミング液供給ライン3aの上流側から順に、プライミング液貯留容器31、プライミングの終了を確認するための液切れセンサー32、開閉弁V3a、開閉弁V3が設けられている。そして、開閉弁V3aと開閉弁V3間のプライミング液供給ライン3a上にプライミング液注入ライン3bが接続されている。プライミング液注入ライン3bには、プライミング液注入ライン3bの上流側から順に、プライミング液注入手段33、プライミング液注入ライン3bの開閉手段である開閉弁V3bが設けられている。このような構成と開閉弁V3、V3a、V3bの操作をすることにより、プライミング液を落差による供給、注入手段33による供給を切り替え自在、調整自在に供給することが可能となっている。
【0012】
次に、本発明の血液浄化装置を用いた血液循環回路のプライミング方法について説明する。
本発明の血液循環回路のプライミング方法は、図2〜図4に示すプライミングフロー図に従う。
まず、血液浄化装置をプライミングモードにし、プライミング量を設定すると、開閉弁V1が閉じ、開閉弁V2、V3が開き、血液ポンプ23が駆動して、図2に示すように、プライミング液貯留容器31内のプライミング液はプライミング液供給ライン3との接続部分29より下流側の動脈側血液回路21Bを通り、血液浄化器1の血液流路、静脈側血液回路22を通って、回路21B、22および血液浄化器1の血液流路を洗浄し、静脈側返血部221から廃液容器4に排出される(プライミング行程1)。プライミング行程1の設定時間が経過すると(プライミング行程1が終了)、血液ポンプ23が停止し、開閉弁V1が開いて、図3に示すように、プライミング液貯留容器31内のプライミング液は、落差または注入手段33によって、プライミング液供給ライン3との接続部分29より上流側の動脈側血液回路21Aを通り、静脈側ドリップチャンバー25より下流側の静脈側血液回路22Aを通って、回路21A、22Aを洗浄し、静脈側返血部221から廃液容器4に排出される(プライミング行程2)。プライミング行程2の設定時間が経過すると(プライミング行程2が終了)、開閉弁V2とV3が閉じ、血液ポンプ23が駆動して、図4に示すように、血液循環路内に残っているプライミング液は、血液回路の血液ポンプ23から動脈側ドリップチャンバー24、血液浄化器1、静脈側ドリップチャンバー25、液面調整ライン26を経て動脈側血液回路21の血液センサー27、開閉弁V1、そして、血液ポンプ23に戻る閉回路内で循環する(プライミング行程3)。プライミング行程3の設定時間が経過すると(プライミング行程3が終了)、開閉弁V1が閉じ、開閉弁V2、V3が開き、血液ポンプ23が駆動して、以下、プライミング行程1〜プライミング行程3を繰り返し、プライミング目標量に達した時または液切れセンサー32によってプライミング液が無くなったときにプライミング操作は終了する。
【0013】
次に、次に、本発明の血液浄化装置を用いた血液循環回路内の血液の返血方法について説明する。
本発明の返血方法は、図5〜図7に示す返血フロー図に従う。
まず、血液処理操作終了後(血液ポンプ23は停止し、開閉弁V1、V2が開き、開閉弁V3が閉じている)血液浄化器を返血モードにし、返血量(正確には返血操作におけるプライミング液供給量)を設定すると、開閉弁V1が閉じ、開閉弁V3が開く。この時、血液ポンプ23を数秒駆動させると、図5に示すように、動脈側血液回路21とプライミング液供給ライン3との接続部分29に生じた血栓は、プライミング液により接続部分29より下流の動脈側血液回路21Bに移動する(返血行程1)。返血行程1が終了すると、図6に示すように、開閉弁V1が開き、血液ポンプ23が停止して、プライミング液貯留容器31内のプライミング液が、注入手段33によりプライミング液供給ライン3との接続部分29より上流側の動脈側血液回路21Aに供給され、このプライミング液に押し出されるようにして動脈側血液回路21A内の血液が動脈側採血部(コネクタ211の設けられている部分)から返血される(返血行程2)。血液センサー27により動脈側採血部までの血液が返血用のプライミング液と完全に入れ替わっていることが検知されると返血行程2は終了し、図7に示すように、開閉弁V1が閉じ、血液ポンプ23が駆動して、プライミング液貯留容器31内のプライミング液が、プライミング液供給ライン3との接続部分29より下流側の動脈側血液回路21B、血液浄化器1を経て静脈側血液回路22に供給され、この動脈側血液回路21B、血液浄化器1および静脈側血液回路22内の血液が静脈側返血部221から返血される(返血行程3)。この時、静脈側血液回路22への気泡の混入は気泡センサー28で検知され、気泡が検知されると血液ポンプ23は停止する。返血目標量に達した時または液切れセンサー32によってプライミング液が無くなったときに返血操作は終了する。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたことから明らかなように、本発明の血液浄化装置は、動脈側採血部に採血側コネクタを設け、静脈側ドリップチャンバーに静脈側血液回路とは別の分岐回路を設けて該分岐回路に液面調整ラインを設け、前記液面調整ラインにこの採血側コネクタと接続可能なコネクタを設けて、採血側コネクタと液面調整ラインのコネクタを接続する構成としたので、血液循環回路を自動的にプライミングすることができ、また、血液浄化処理後、血液循環回路内に残っている血液を自動的に返血することができる。また、液面調整ラインに設けたコネクタと採血側コネクタとを接続しているので、プライミングに際してオーバーフロー用チューブを必要としない。従って、その接続・取り外しの手間が省ける上、チューブに付着している排出された使用済プライミング液の残液による床の汚染や、感染の問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血液浄化装置の概略説明図である。
【図2】本発明の血液浄化装置を用いて行うプライミング方法の説明図である。
【図3】本発明の血液浄化装置を用いて行うプライミング方法の説明図である。
【図4】本発明の血液浄化装置を用いて行うプライミング方法の説明図である。
【図5】本発明の血液浄化装置を用いて行う返血方法の説明図である。
【図6】本発明の血液浄化装置を用いて行う返血方法の説明図である。
【図7】本発明の血液浄化装置を用いて行う返血方法の説明図である。
【図8】他の実施例の血液浄化装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 血液浄化器
21 動脈側血液回路
21A プライミング液供給ラインとの接続部分より上流側の動脈側血液回路
21B プライミング液供給ラインとの接続部分より下流側の動脈側血液回路
211 採血側返血部
22 静脈側血液回路
22A 静脈側ドリップチャンバーより下流側の静脈側血液回路
23 血液ポンプ
24 動脈側ドリップチャンバー
25 静脈側ドリップチャンバー
26 液面調整ライン
261 コネクタ
27 血液センサー
28 気泡センサー
29 プライミング液供給ラインとの接続部分
3 プライミング液供給ライン
31 プライミング液貯留容器
32 液切れセンサー
33 プライミング液注入手段
4 廃液容器
V1 開閉弁

Claims (7)

  1. 血液浄化器と、動脈側血液回路と静脈側血液回路とを有する血液回路と、血液ポンプ、血液ポンプの上流側に接続されたプライミング液供給ライン、および静脈側ドリップチャンバーを含んでなる血液浄化装置において、プライミング液供給ラインとの接続部分より上流側の血液回路に開閉手段が設けられるとともに静脈側ドリップチャンバーに前記静脈側血液回路とは別の分岐回路を設けて該分岐回路に液面調整ラインを設け、さらに、前記動脈側血液回路の動脈側採血部に採血側コネクタを設けると共に、前記液面調整ラインに採血側コネクタと接続可能なコネクタを設け、該コネクタと前記採血側コネクタとを接続してプライミングできるようにしたことを特徴とする血液浄化装置。
  2. 開閉手段の上流側に血液センサーを設けてなる請求項1に記載の血液浄化装置。
  3. プライミング液供給ラインに液切れセンサーを設けてなる請求項1または2に記載の血液浄化装置。
  4. プライミング液供給ラインにプライミング液注入手段を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載の血液浄化装置。
  5. 静脈側ドリップチャンバーの下流側に気泡センサーを設けてなる請求項1〜4のいずれかに記載の血液浄化装置。
  6. 静脈側ドリップチャンバーに静脈側血液回路とは別の分岐回路を設けて該分岐回路に液面調整ラインを設け、動脈側血液回路の動脈側採血部と前記液面調整ラインを接続するとともに、開閉手段を閉じ血液ポンプを駆動させてプライミング液供給ラインとの接続部分より下流側の動脈側血液回路と静脈側血液回路との血液回路をプライミングする行程と、開閉手段を開き血液ポンプを停止させてプライミング液供給ラインとの接続部分より上流側の動脈側血液回路と前記液面調整ラインから静脈側ドリッチャンバーを経て静脈側血液回路に至る血液回路をプライミングする行程と、両工程終了後、開閉手段を開き血液ポンプを駆動させてプライミング液を血液ポンプ、血液浄化器、静脈側ドリップチャンバー、液面調整ライン、開閉手段を経て血液ポンプに戻る閉回路内で循環させる行程とを含んでなる血液回路の自動プライミング方法。
  7. プライミング液供給ライン上にプライミング液注入ラインが接続されてなる請求項1〜5のいずれかに記載の血液浄化装置。
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