JPH0614990Y2 - 射出装置の旋回機構 - Google Patents

射出装置の旋回機構

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JPH0614990Y2
JPH0614990Y2 JP1990024515U JP2451590U JPH0614990Y2 JP H0614990 Y2 JPH0614990 Y2 JP H0614990Y2 JP 1990024515 U JP1990024515 U JP 1990024515U JP 2451590 U JP2451590 U JP 2451590U JP H0614990 Y2 JPH0614990 Y2 JP H0614990Y2
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bearing
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JP1990024515U
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源憲 近沢
雅郎 松浦
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株式会社名機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は射出成形機における射出装置の旋回機構の改
良に関する。
(従来の技術) 射出成形機においては、加熱筒、ノズル、スクリュー、
ヒーター等の修理、保守ならびに交換のために射出装置
全体が後退または旋回できるようになっている。旋回機
構の従来技術の一例として、例えば本出願人の考案に係
る実公昭48−5265号公報記載の旋回装置がある。
この装置は、射出装置全体を支持する摺動台の後端に球
面を有するボルトで支持し、前端を円弧状案内溝に嵌挿
した支持ボルトで支持したものにおいて、ベッド側にね
じ棒を備えたハンドル軸を回転可能に取り付けるととも
に、摺動台下部には前記ねじ棒と螺合する雄ねじ部を設
けて、ハンドル軸の回転によって摺動台を旋回させるも
のである。
しかしながら、この従来機構にあっては、部品点数が多
くコスト高であり、また工具が必要であり、さらに作業
時間がかかるという問題があった。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、このような従来技術の問題を解決し、簡単
な構造で、確実かつ容易に旋回させることができる新規
な射出装置の旋回機構を提案するものである。この考案
は、さらに、上のような射出装置を旋回させるととも
に、射出装置の水平度を調整して射出装置の加熱筒先端
のノズルを固定盤に設けられた金型のスプルブッシュに
樹脂漏れの無いように密接させる、いわゆるノズルタッ
チを確実に行うことができるようにした射出装置の旋回
機構を提案するものである。
(課題を解決しようとする手段) すなわち、この考案に係る射出装置の旋回機構は、射出
装置全体を支持する基台をベッド側部材に対して旋回し
かつ該基台の水平度を調節しうるようにした機構であっ
て、前記ベッド側部材の後部ほぼ中央部に固設され上部
に球面部を有するセンターピンと、前記ベッド側部材の
前部両側に穿設されたねじ孔と、前記基台の後端部ほぼ
中央部において、前記センターピンの球面部に当接して
該基台を回動自在にかつある程度上下動自在に保持する
ように設けられた軸受け部と、前記基台の前端部の両側
部に貫設されたねじ孔に螺着するねじ部と、前記ベッド
側部材に当接する基部と、上下方向に貫設する内孔部と
を有する高さ調節ボルトと、前記調節ボルトの内孔部を
貫通して前記ベッド側部材のねじ孔に螺着するねじ部
と、前記調節ボルトの内孔部上部に係着する頭部とを有
する固定ボルトと、前記基台の前端部ほぼ中央部に貫設
されたねじ孔に螺着して上下動するジャッキボルト本体
と、前記ジャッキボルト本体の下部にベアリングを介し
て水平動自在に設けられた軸受け部材と、前記軸受け部
材に車軸部を介して取り付けられた車輪とを有する旋回
車輪部とからなることを特徴とする。
(実施例) 以下添付の図面に従って、この考案の実施例を説明する
と、第1図はこの考案機構の一実施例を示す射出装置の
全体側面図、第2図はその平面図、第3図は基台の中間
部を省略した要部の拡大断面図、第4図は基台前端部の
高さ調節ボルトおよび固定ボルトを示す断面図、第5図
は基台前端部の旋回車輪部を下降した状態の断面図であ
る。
第1図および第2図において、符号Sは射出成形機全体
を示し、10はその射出装置、11はその加熱筒、12
は射出装置全体が載置された基台、13はベッド側部
材、14は固定盤を表す。なお、ベッド側部材13と
は、ベッド本体13Aおよび該ベッド本体13Aに固設
された後部ブロック13Bならびに後述する旋回車輪部
40の車輪45が走行するための前部摺動ブロック13
Cを総称するものである。
この射出装置10において、射出装置全体を支持する基
台12は、第2図の鎖線10Aのように、基台12後端
部のセンターピン20を中心として図の手前側に20〜
30度旋回できるようになっている。と同時に、該セン
ターピン20の上部の軸受け部22を基点として基台1
2前端部の上下位置を調節してその水平度を調節しうる
ようになっている。以下、詳細に説明する。
まず、ベッド側部材13について説明すると、ベッド側
部材13(ベッド本体13A)の後部ほぼ中央部には、
センターピン20が固設されている。第3図に図示した
ように、このセンターピン20はベッド本体13Aの後
部ブロック13Bに立設され、上部の小径部20Aには
球面部20Bが形成されている。
また、ベッド側部材の前部両側にはねじ孔21,21が
穿設されている。実施例では第4図のように、ベッド本
体13Aに固設された前部摺動ブロック13Cにねじ孔
21,21が穿設されている。
一方、射出装置全体を支持する基台12の後端部12A
においては、第3図に図示のように、そのほぼ中央部に
前記センターピン20上部の球面部20Bに当接する軸
受け部22が設けられている。
基台12にセンターピン20の球面部20Bに当接する
軸受け部22を設けることによって、当該基台12は、
該センターピン20を中心として回動自在に、かつ該軸
受け部22を基点としてある程度上下動自在に保持され
る。
また、第4図に図示したように、基台12の前端部12
Bの両側部には、ねじ孔17,17が貫設されていて、
このねじ孔17,17に高さ調節ボルト25,25が螺
着される。高さ調節ボルト25は、図のように、ねじ孔
17に螺着するねじ部26と、前記ベッド側部材である
前部摺動ブロック13Cに当接する基部27と、上下方
向に貫設する内孔部28とを有している。高さ調節ボル
ト25を回動することによって、そのねじ部26と基台
12のねじ孔17との螺着位置が変化し、その結果基台
12の高さ位置が調整されることは言うまでない。
上記高さ調節ボルト25,25はそれぞれ固定ボルト3
0,30によってベッド側部材13に固定される。
すなわち、同じく第4図に図示したように、固定ボルト
30は、前記した調節ボルト25の内孔部28を貫通し
て前記したベッド側部材13Cのねじ孔21に螺着する
ねじ部31を有している。そして、該固定ボルト30に
は前記調節ボルト25の内孔部28上部に係着する頭部
32が設けられていて、ベッド側部材13Cのねじ孔2
1にそのねじ部31を締め込むことによって、前記調節
ボルト25の基部27をベッド側部材13Cに圧締して
しっかりと固定する。
さらに、基台12の前端部12Bのほぼ中央部には、旋
回車輪部40が設けられている。
旋回車輪部40は、第5図に示したように、ジャッキボ
ルト本体41と、軸受け部材42と、車輪45を有す
る。
ジャッキボルト本体41は、図のように、基台12の前
端部12Bに貫設されたねじ孔18に螺着して上下動す
る。このジャッキボルト本体41の下部にはベアリング
43を介して軸受け部材42が水平動自在に設けられ
る。そして、この軸受け部材42に車軸部46を介して
車輪45が取り付けられる。なお、この実施例では車輪
45として深溝ベアリングが用いられている。
このような構成によって、車輪45は、ベッド側部材1
3である前部摺動ブロック13Cに対して接離自在に上
下動されるとともに、ベアリング43によって水平動自
在、つまり首振り自在に構成される。
(作動) 次にこの考案の旋回機構の作動を説明すると、修理また
は保守等のために射出装置10を旋回しようとする際に
は、まず、基台前端部12Bの固定ボルト30,30を
緩めて取り除き、次いで第3図のような状態にある旋回
車輪部40のジャッキボルト41を回動して第5図のよ
うにその車輪45を前部摺動ブロック13C上に降下す
る。
そして、さらにジャッキボルト41を降下すると、基台
12の前部は基台後端部12Aのセンターピン20を中
心に持ち上がる。
そして、基台12前部のハンドル50を手前に引けば車
輪45と前部摺動ブロック13Cとの摩擦係数が極めて
低いために射出装置を支持する基台12はスムーズに移
動し楽に旋回させることができる。
また、旋回した射出装置を元の位置に復元する場合には
上記の逆の手順をとればよい。元の位置に旋回した後に
は調節ボルト25を操作して基台12の高さ位置を調節
して、該基台12に載置された射出装置10の加熱筒1
1の射出ノズルのセンター位置の調整をなすことができ
る。
(効果) 以下図示し説明したように、この考案装置によれば射出
装置全体を支持する基台が後部のセンターピンを中心と
して回動およびある程度上下動自在に保持され、前記基
台の前端部左右両側には基台の高さ調節可能な調節ボル
トが固定ボルトによって着脱自在に保持されているとと
もに、ベッド側部材に対して接離自在な車輪部が設けら
れているものであるから、従来の機構に比し、特別な装
置、工具および作動部材を必要とすることなく、簡単な
構造で容易にかつ短時間で旋回作業が行えるようになっ
た。
また、この考案にあっては、実施例で述べたように、基
台の高さ位置の調節が容易に行うことができるので、該
基台に載置された射出装置の加熱筒の射出ノズルのセン
ター位置の調整、いわゆるノズルタッチも確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案機構の一実施例を示す射出装置の全体
側面図、第2図はその平面図、第3図は基台の中間部を
省略した要部の拡大断面図、第4図は基台前端部の高さ
調節ボルトおよび固定ボルトを示す断面図、第5図は基
台前端部の旋回車輪部を下降した状態の断面図である。 S……射出成形機、10……射出装置、11……加熱
筒、12……基台、12A……基台後端部、12B……
基台前端部、13……ベッド側部材、17……ねじ孔、
18……ねじ孔、20……センターピン、20B……球
面部、21……ねじ孔、22……軸受け部、25……高
さ調節ボルト、26……ねじ部、27……基部、28…
…内孔部、30……固定ボルト、31……ねじ部、32
……頭部、40……旋回車輪部、41……ジャッキボル
ト、42……軸受け部、43……ベアリング、45……
車輪、46……車軸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出装置(10)全体を支持する基台(1
    2)をベッド側部材(13)に対して旋回しかつ該基台
    の水平度を調節しうるようにした機構であって、 前記ベッド側部材(13)の後部ほぼ中央部に固設され
    上部に球面部(20B)を有するセンターピン(20)
    と、 前記ベッド側部材(13)の前部両側に穿設されたねじ
    孔(21,21)と、 前記基台(12)の後端部(12A)ほぼ中央部におい
    て、前記センターピンの球面部に当接して該基台を回動
    自在にかつある程度上下動自在に保持するように設けら
    れた軸受け部(22)と、 前記基台(12)の前端部(12B)の両側部に貫設さ
    れたねじ孔(17,17)に螺着するねじ部(26)
    と、前記ベッド側部材に当接する基部(27)と、上下
    方向に貫設する内孔部(28)とを有する高さ調節ボル
    ト(25,25)と、 前記調節ボルト(25)の内孔部を貫通して前記ベッド
    側部材のねじ孔に螺着するねじ部(31)と、前記調節
    ボルトの内孔部上部に係着する頭部(32)とを有する
    固定ボルト(30,30)と、 前記基台(12)の前端部ほぼ中央部に貫設されたねじ
    孔(18)に螺着して上下動するジャッキボルト本体
    (41)と、前記ジャッキボルト本体の下部にベアリン
    グ(43)を介して水平動自在に設けられた軸受け部材
    (42)と、前記軸受け部材に車軸部(46)を介して
    取り付けられた車輪(45)とを有する旋回車輪部(4
    0) とからなることを特徴とする射出装置の旋回機構。
JP1990024515U 1990-03-12 1990-03-12 射出装置の旋回機構 Expired - Lifetime JPH0614990Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2024079876A1 (ja) * 2022-10-14 2024-04-18 ファナック株式会社 射出装置および射出成形機

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