JP3490253B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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浩之 中家
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1773Means for adjusting or displacing the injection unit into different positions, e.g. for co-operating with different moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出ユニットをノ
ズルタッチ/ノズルバックのために前後進可能とすると
共に、スクリュー交換時等に射出ユニットを旋回可能と
するようにした、射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】インラインスクリュー型等の射出成形機
における射出ユニット支持装置には、 射出ユニットを前後進させて、加熱シリンダ先端のノ
ズルを金型の樹脂注入口に押し付けたり、ノズルを金型
から離間させたりする、ノズルタッチ/ノズルバック動
作が可能であること。 加熱シリンダ内部,ノズル,スクリューのクリーニン
グや、ノズル,スクリューの交換を行なう際に、これら
のメンテナンス作業を効率よく行なうために、射出ユニ
ットが旋回動作可能であること。 ノズルタッチの際に、ノズル中心の高さと金型の樹脂
注入口中心の高さとが一致するように、ノズル高さを微
調整可能であること。 が、仕様として要求される。
【0003】このような射出ユニット支持装置の従来技
術としては、例えば本願出願人が先に提案した特願平7
−323022号に示された技術が挙げられる。この先
願に示された従来技術においては、マシンベース上に前
部台座部材と後部台座部材とを設けて、2つの台座部材
によって1対のスライドバーを前後進可能であるように
担持して、1対のスライドバー上に射出ユニットを搭載
すると共に、後部台座部材および前部台座部材を、後部
台座部材の回転支軸を回転中心として、一体となって旋
回可能なように構成している。さらに、前部台座部材
に、ノズル高さを微調整するための高さ調整機構を設け
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いては、前記した,,の仕様を満足する射出ユニ
ット支持装置が実現できるが、2つの台座部材と2つの
スライドバーを用い、かつ、2つの台座部材を一体とな
って旋回させる構成をとっているので、比較的に部品点
数が嵩む上、射出ユニット支持装置全体のコンパクト化
にも限界があるものであった。しかしながら、小型の射
出成形機においては、マシンの小型化とコストダウンを
達成するため、前記した,,の仕様を満足しつ
つ、部品点数の削減とコンパクト化とが図れる、射出ユ
ニット支持装置の実現が求められていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、部品点数の削減とコンパクト
化が図れる、小型の射出成形機に用いて好適な射出ユニ
ット支持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、マシンベース上にその後端部を回動中心
として回動可能に設置された保持台座部材と、保持台座
部材の回動を規制する止め部材と、保持台座部材の前端
部側を微小量だけ上下動させることにより高さ調整を行
なう高さ調整機構と、保持台座部材上に前後にスライド
可能に保持された単一のガイドバー部材と、ガイドバー
部材に一体に取り付けられた射出ユニットとを、具備し
た構成をとる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1〜図6は本発明の1実施形態
に係り、図1は、主として射出系メカニズムの構成を示
す一部切断した射出成形機の要部正面図、図2は、主と
して射出系メカニズムの構成を示す一部切断した射出成
形機の要部平面図、図3は、図1の射出系メカニズムの
右側面図、図4は、図1の射出系メカニズムにおける要
部左側面図、図5は、図1の射出系メカニズムにおける
要部断面図、図6は、図1の要部拡大図である。
【0008】まず、図1〜図3によって射出系メカニズ
ムの構成の概略を説明する。図1〜図3において、1は
マシンベースで、該マシンベース1上に射出系メカニズ
ムと型開閉系メカニズムとが搭載され、図1,2におい
ては、型開閉系メカニズムとしては、型開閉系メカニズ
ムの一部を構成する固定ダイプレート2のみを示してあ
る。
【0009】1aはマシンベースの一部を構成する受け
プレートで、該受けプレート1a上には、保持台座部材
3が支軸4を回転中心として所定量だけ回動可能である
ように設置されており、支軸4の先端のネジ部はマシン
ベース1に螺合されている。保持台座部材3の上部には
断面弧状のスライド受け部3aが形成されており、この
スライド受け部3aに、射出ユニットUを担持するガイ
ドバー部材5がスライド可能に搭載されている。そし
て、ガイドバー部材5には、射出ユニットUの各構成要
素が直接または間接的に搭載されている。
【0010】本実施形態における射出ユニットUの構成
要素としては、ガイドバー部材5に一体に取り付けられ
たヘッドストック6、ヘッドストック6にその後端側を
取り付けられた加熱シリンダ7、加熱シリンダ7の先端
に取り付けられたノズル8、加熱シリンダ7内に回転並
びに前後進可能であるように配設されたスクリュー9、
スクリュー9の後端に結合されたスクリュー駆動軸1
0、スクリュー駆動軸10を軸受を介して回転可能に保
持すると共に、ガイドバー部材5に前後進可能であるよ
うにガイドされたスライド盤(保持ブロック)11、ス
クリュー駆動軸10にその出力軸12aを結合されると
共に、スライド盤11に搭載されたスクリュー9の回転
駆動源としての計量用モータ12、スライド盤11にそ
のピストンロッド13aを結合されると共に、ヘッドス
トック6に搭載された射出駆動源(スクリュー9の前後
進駆動源)としての射出シリンダ13(図2,3)、ヘ
ッドストック6に搭載されたノズルタッチシリンダ14
(図2)が、含まれるものとなっている。なお、射出ユ
ニットUの構成要素は、上記した例に限定されるもので
はなく、種々の変形がありえる。
【0011】そして、成形運転状態においては、図2に
示すように、ノズルタッチシリンダ14のピストンロッ
ド14aの先端が前記固定ダイプレート2に固定され、
ノズルタッチシリンダ14の駆動によって、射出ユニッ
トUが前進駆動されて(ガイドバー部材5が保持台座部
材3のスライド受け部3aを前進駆動されて)、前記ノ
ズル8が図示せぬ金型の樹脂注入口に押し付けられるよ
うになっている。
【0012】また、成形運転の計量行程時には、前記計
量用モータ12の回転によって、スクリュー駆動軸10
を介してスクリュー9が所定方向に回転駆動され、これ
によって、図示せぬ材料樹脂が混練・可塑化されつつス
クリュー9の前方側に移送され、スクリュー9の前方側
に溶融樹脂が溜るにしたがって、前記射出シリンダ13
によって背圧をコントロールされつつ、スクリュー9
(および、スクリュー駆動軸10とスライド盤11と計
量用モータ12)が後退する。そして、スクリュー9の
前方側に所定量の溶融樹脂が貯えられた時点で、計量用
モータ12の回転は停止される。
【0013】また、成形運転の射出行程時には、前記射
出シリンダ13によってスクリュー9(および、スクリ
ュー駆動軸10とスライド盤11と計量用モータ12)
が前進駆動されて、これによって、スクリュー9の前方
側に貯えられた溶融樹脂が、前記ノズル8を通して、図
示せぬ金型内に射出・充填されるようになっている。
【0014】なお、前記スライド盤11はその下方膨出
部11aを、前記ガイドバー部材5に、必要に応じベア
リング等を介してスライド可能に保持されており、スラ
イド盤11はガイドバー部材5に対して抜け出ない範囲
内で前後進動作をするようになっている。斯様に本実施
形態においては、射出ユニットU全体を前後進させるた
めのガイドバー部材5を、スライド盤11の前後進動作
の際のガイド部材としても利用するようにしているの
で、この点でも部品点数が削減できて、メカニズムの小
型・簡素化に寄与することができる。
【0015】図5は、ガイドバー部材5と、保持台座部
材3並びにヘッドストック6との関係を示す要部断側面
図である。図5に示すように、保持台座部材3の上部に
は、ガイドバー部材5の外径に見合う形状の断面弧状の
スライド受け部3aが形成されていて、このスライド受
け部3a内にガイドバー部材5が嵌め合わされて、スラ
イド受け部3aに沿ってガイドバー部材5がスライドで
きるように構成されている。本実施形態においては、ガ
イドバー部材5は、その外周面の1/2周(180°)
を超える下側の周面を、断面弧状のスライド受け部3a
に嵌め合わされるようになっており、これによって、ガ
イドバー部材5は、保持台座部材3にガタツキなく、し
かも上方に抜け出る虞なく、スライドのみ可能なように
保持されるようになっている。
【0016】また、図5に示すように、ガイドバー部材
5の下部の所定部位には、ネジ止め用の凹部5aが形成
されていて、この凹部5aを利用して、ガイドバー部材
5を下から上に貫通した止めネジ(止めボルト)15
が、ヘッドストック6の下部に螺合・締結されており、
これによって、ガイドバー部材5とヘッドストック6と
が一体化されるようになっている。
【0017】なおまた、図1,6に示すように、ヘッド
ストック6の下部には、ガイドバー部材5と保持台座部
材3との摺接面に潤滑剤を供給するためのグリース溜め
16が設けられていて、このグリース溜め16から供給
されるグリースによって、ガイドバー部材5は保持台座
部材3に対して円滑にスライド動作するようになってい
る。上記のグリース溜め16には、ヘッドストック6の
下部に設けたグリースニップル部17から、必要に応じ
てグリースが補給されるようになっている。なお、グリ
ース溜め16およびグリースニップル部17は、ガイド
バー部材5側に設けても差し支えない。
【0018】図6は、保持台座部材3の近傍の構成を示
す図である。同図に示すように、保持台座部材3の下面
側の中央部には、上底面をテーパー部3b−1とした切
欠き3bが形成されている。また、18はスライドプレ
ート部材で、そのくさび板部18aが上記切欠き3b内
に出入り可能とされており、くさび板部18aの上面
は、切欠き3bのテーパー部3b−1と対応する傾斜を
もつテーパー部18a−1に形成されている。そして、
くさび板部18aの切欠き3b内への進入量を調整する
ことによって、保持台座部材3の前端部側の高さが微調
整され、これによって、射出ユニットUの高さの調整、
つまり、前記したノズル8の高さ方向の芯合わせを行な
うようになっている。
【0019】図6において、19は、保持台座部材3お
よびスライドプレート部材18を固定するための止めネ
ジ(止めボルト)で、この止めネジ19は、保持台座部
材3の前端部の上面から、スライドプレート部材18の
くさび板部18aに形成した長穴18a−2を遊挿し
て、その先端が前記マシンベース1に螺合されるように
なっている。なお、上記の止めネジ19は、図4に示す
ように1対設けられている。上記のように止めネジ19
が締結された状態では、保持台座部材3は回動不能であ
るようにされると共に、保持台座部材3を介して押え付
けられたスライドプレート部材18も、移動不能な状態
となる。
【0020】また、図6において、20は、保持台座部
材3の前端面にその一端を植設・固定されたネジ軸で、
このネジ軸20は、スライドプレート部材18の立垂部
18bを遊挿していると共に、調整用ナット21,21
が螺合されている。そして、上記した1対の止めネジ1
9を、図6の2点鎖線に示すように抜き去った状態で、
調整用ナット21を適宜に回転させることにより、スラ
イドプレート部材18はネジ軸20(保持台座部材3)
に対して前後動し、これによって、前記したようなノズ
ル8の高さ方向の芯合わせ調整が、簡単・容易に行なえ
るように構成されている。
【0021】また、上述した構成において、前記ノズル
タッチシリンダ14により射出ユニットUを所定のノズ
ルバック位置まで後退させ(図1において、例えば2点
鎖線で示したガイドバー部材5の後退位置まで射出ユニ
ットUを後退させ)、この状態で、ノズルタッチシリン
ダ14のピストンロッド14aの先端を前記固定ダイプ
レート2を取り外した後、ピストンロッド14aを後退
させ、かつ、1対の止めネジ19を図6の2点鎖線に示
すように抜き去ると、前記保持台座部材3と共に射出ユ
ニットUが回転可能な状態となる。この状態において、
射出ユニットUの前方側(ノズル8側)を、図1におい
て紙面の手前側に引出し・旋回させるようにマニュアル
操作すると、保持台座部材3が前記支軸4を回転中心と
して所定量だけ回動(旋回)して、ガイドバー部材5と
射出ユニットUもこれに伴って旋回する。よって、加熱
シリンダ7,ノズル8,スクリュー9のクリーニング
や、ノズル8,スクリュー9の交換が、容易に行なえる
こととなる。
【0022】斯様に本実施形態においては、射出ユニッ
トUを単一のガイドバー部材5に搭載して、このガイド
バー部材5をスライド可能に保持する単一の保持台座部
材3を旋回可能なように構成すると共に、保持台座部材
3に高さ調整機構を付設しているので、前述した,
,の仕様を満足しつつ、部品点数の削減とコンパク
ト化が図れる、射出ユニット支持装置が実現できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部品点数
の削減とコンパクト化が図れる、射出ユニット支持装置
が実現でき、特に、軽量・小型の射出成形機に適用し
て、マシンのさらなる小型化とコストダウンに大いに寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る射出成形機におけ
る、主として射出系メカニズムの構成を示す一部切断し
た要部正面図である。
【図2】本発明の1実施形態に係る射出成形機におけ
る、主として射出系メカニズムの構成を示す一部切断し
た要部平面図である。
【図3】図1の射出系メカニズムの右側面図である。
【図4】図1の射出系メカニズムにおける要部左側面図
である。
【図5】図1の射出系メカニズムにおける要部断面図で
ある。
【図6】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 マシンベース 1a 受けプレート 2 固定ダイプレート U 射出ユニット 3 保持台座部材 3a スライド受け部 3b 切欠き 3b−1 テーパー部 4 支軸 5 ガイドバー部材 5a 凹部 6 ヘッドストック 7 加熱シリンダ 8 ノズル 9 スクリュー 10 スクリュー駆動軸 11 スライド盤 11a 下方膨出部 12 計量用モータ 12a 出力軸 13 射出シリンダ 13a ピストンロッド 14 ノズルタッチシリンダ 14a ピストンロッド 15 止めネジ 16 グリース溜め 17 グリースニップル部 18 スライドプレート部材 18a くさび板部 18a−1 テーパー部 18a−2 長穴 18b 立垂部 19 止めネジ 20 ネジ軸 21 調整用ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−155924(JP,A) 特開 平8−300408(JP,A) 特開 昭63−77723(JP,A) 特開 平1−204711(JP,A) 実開 平3−114318(JP,U) 実開 平5−28615(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B22D 17/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシンベース上に、その後端部を回動中
    心として回動可能に設置された保持台座部材と、 この保持台座部材の回動を規制する止め部材と、 上記保持台座部材の前端部側を微小量だけ上下動させる
    ことにより高さ調整を行なう高さ調整機構と、 上記保持台座部材上に、前後にスライド可能に保持され
    た単一のガイドバー部材と、 このガイドバー部材に一体に取り付けられた射出ユニッ
    トとを、 具備したことを特徴とする射出成形
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記ガイドバー部材は、その外周面の1/2周(180
    °)を超える下側の周面を、前記保持台座部材に設けた
    弧状穴に嵌め合わされたことを特徴とする射出成形
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、 前記ガイドバー部材と前記保持台座部材との摺接面に潤
    滑剤を供給する潤滑剤溜めを、前記射出ユニットの下部
    における前記ガイドバー部材に接する部位、もしくは、
    前記ガイドバー部材内に設けたことを特徴とする射出成
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記射出ユニット中におけるスクリュー後端側を回転可
    能に保持してスクリューと一体となって前後進する保持
    ブロックを、前記ガイドバー部材がスライド可能に保持
    することを特徴とする射出成形
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