JPH0614980Y2 - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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JPH0614980Y2
JPH0614980Y2 JP1989150721U JP15072189U JPH0614980Y2 JP H0614980 Y2 JPH0614980 Y2 JP H0614980Y2 JP 1989150721 U JP1989150721 U JP 1989150721U JP 15072189 U JP15072189 U JP 15072189U JP H0614980 Y2 JPH0614980 Y2 JP H0614980Y2
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JP
Japan
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mold
die
cavity
molded product
molding
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JP1989150721U
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JPH0390915U (ja
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光一 小高
裕章 山本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アンダカット部を有する複雑な形状の成形品
を、簡単な構成で成形可能な成形用金型に関する。
[従来の技術] 例えば、自動車用車体に内装体として組み込まれる樹脂
製成形品は、複雑な形状を呈するとともに、特にアンダ
カット部を有する場合が多い。
この場合、アンダカット部を含む成形品を一体成形する
装置として、金型を構成する一方の型を複数に分割し、
アンダカット部形成用コアを駆動装置により進退変位さ
せるよう構成した金型が用いられている(実開昭61−
18814号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] 然しながら、前記の従来技術では、コアを移動させるべ
く専用の駆動装置を金型に取着しなければならない。し
かも、一方の型を分割して構成しているために、その分
割部位に対応して成形品に不要なラインが形成されてし
まうという不都合が指摘されている。
そこで、本考案の目的は、専用の駆動装置を用いること
なく成形品に容易にアンダカット部を形成することが出
来るとともに、この成形品に不要なラインが惹起するこ
とを阻止可能にした成形用金型を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を達成するために、本考案は、複数のアンダ
カット部を有する成形品を成形するための成形用金型で
あって、 中金型と揺動自在な可動型とを含む分割された第1型
と、 前記第1型との間に前記成形品用キャビテイを画成する
第2型と、 を備えるとともに、 前記可動型は、前記成形品端部近傍に対応して前記第2
型との間にアンダカット部を含む前記成形品用キャビテ
イの一部を画成し、 前記中金型には、前記可動型の揺動動作に連動して該中
金型と前記第2型との間に画成された前記成形品用キャ
ビテイに出入可能なアンダカット部形成用スライドコア
が配設されることを特徴とする。
[作用] このように構成される本考案に係る成形用金型では、第
1型と第2型とで画成されるキャビテイ内に、スライド
コアを介してアンダカット部を有する成形品が形成され
た後、可動型を中金型から離間させると、押圧部材の押
圧作用が解除されてスライドコアがキャビテイから離脱
する。従って、スライドコアを付勢すべく専用の駆動装
置が不要となり、金型全体の構成が簡素化する。
[実施例] 本考案に係る成形用金型について実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本実施例に係る成形用
金型を示し、この金型10は、雌型(第1型)12と雄
型(第2型)14とを備え、これらの間に成形品用キャ
ビテイ16が画成される。
雌型12は、中金型18とこの中金型18の外方に配設
される複数の可動型20とを備えるとともに、この中金
型18と可動型20とのキャビテイ16に臨む分割面2
2は、実質的に成形品(後述する)の端部近傍に対応す
る位置に設けられている。
中金型18の側方内部に、係止ボルト24を介して取付
板25が配設され、この係止ボルト24に介装されるば
ね26を介して取付板25がキャビテイ16から離間す
る方向に弾発付勢されている。取付板25の一端側に
は、キャビテイ16に臨入自在なアンダカット部形成用
スライドコア30が固着され、この取付板25の他端側
にロッド32を介してローラ34が支持される。なお、
ローラ34を用いることなく、ロッド32の端部に球状
体を一体成形してもよい。
可動型20は、支軸36に支持されるとともに、シリン
ダ38から延在するピストンロッド40に係止されて揺
動自在に構成されている。所定の可動型20には、中金
型18に配設されているローラ34に係合自在な押圧部
材42が固定される。この押圧部材42から可動型20
内にロッド44が延在しており、可動型20と中金型1
8とが型締め状態にある際にこのロッド44がローラ3
4を押圧してスライドコア30がキャビテイ16内に臨
むよう構成されている。
雄型14は、キャビテイ16内に発泡樹脂を供給するた
めの発泡樹脂供給手段(図示せず)を有している。
本実施例に係る成形用金型は以上のように構成されるも
のであり、次にその動作について説明する。
雌型12と雄型14とが型開きされた状態で、この雌型
12を構成する中金型18と可動型20とに表皮材Sが
載置される。
次いで、雌型12と雄型14とが型締めされ、この雄型
14に設けられている図示しない発泡樹脂供給手段より
キャビテイ16に発泡樹脂が導入される。このため、所
定時間経過後に、キャビテイ16内には表皮材Sと固化
した発泡樹脂49とからなる成形品50が成形される。
その際、押圧部材42のロッド44が、ローラ34を介
して取付板25を押圧しているため、スライドコア30
がばね26の弾発力に抗してキャビテイ16内に臨み、
成形品50にアンダカット部52を形成する。
一方、中金型18と可動型20の分割面22が、キャビ
テイ16に対し成形品50の端部近傍に設けられてお
り、従って、この成形品50において実際に使用される
部分に不要なライン等が発生することがない。
成形作業終了後、雌型12と雄型14とを離型するとと
もに、第2図に示すように、シリンダ38を駆動してピ
ストンロッド40を下降させ、可動型20を支軸36を
支点にして中金型18から離間する方向に揺動させる。
このため、押圧部材42がスライドコア30から離間す
る方向に変位し、このスライドコア30を固着している
取付板25がばね26の弾発力を介してキャビテイ16
から離間する方向に移動する。これによって、スライド
コア30がアンダカット部52から離脱し、成形品50
を中金型18から容易に取り出すことが出来る。
このように、スライドコア30を進退変位させるべく、
従来のようにシリンダ等の駆動装置を用いる必要がな
く、可動型20の揺動動作によってこのスライドコア3
0を進退変位させることが可能となる。従って、金型1
0全体の構成が一挙に簡素化し得るという効果が得られ
る。
[考案の効果] 以上のように構成される本考案に係る成形用金型では、
次のような効果並びに利点を奏する。
第1型と第2型とにより成形品を得た後この第1型を構
成する可動型を変位させる際に前記成形品にアンダカッ
ト部を形成せしめたスライドコアが、押圧部材による押
圧作用を解除されるためにキャビテイから離脱する方向
に弾発変位する。このため、スライドコアを変位させる
べく、アクチュエータを用いる必要がなく、金型全体の
構成が一挙に簡素化する。
加えて、中金型と可動型との分割面が、キャビテイの成
形品端部近傍に対応する部位に設けられているため、成
形品の実質的な使用部分に不要なラインが惹起すること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る成形用金型の縦断説明図、 第2図は前記金型の離型状態を示す説明図である。 10……金型 12……雌型 14……雄型 16……キャビテイ 18……中金型 20……可動型 22……分割面 30……スライドコア 42……押圧部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアンダカット部を有する成形品を成
    形するための成形用金型であって、 中金型と揺動自在な可動型とを含む分割された第1型
    と、 前記第1型との間に前記成形品用キャビテイを画成する
    第2型と、 を備えるとともに、 前記可動型は、前記成形品端部近傍に対応して前記第2
    型との間にアンダカット部を含む前記成形品用キャビテ
    イの一部を画成し、 前記中金型には、前記可動型の揺動動作に連動して該中
    金型と前記第2型との間に画成された前記成形品用キャ
    ビテイに出入可能なアンダカット部形成用スライドコア
    が配設されることを特徴とする成形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1記載の金型において、 中金型と可動型との分割面が、キャビテイの成形品端部
    近傍に対応する部位に設けられることを特徴とする成形
    用金型。
JP1989150721U 1989-12-28 1989-12-28 成形用金型 Expired - Lifetime JPH0614980Y2 (ja)

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JPH0390915U JPH0390915U (ja) 1991-09-17
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ID=31697058

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140815U (ja) * 1983-03-11 1984-09-20 トヨタ自動車株式会社 ユリア樹脂パタ−ン成形金型
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JPH065132Y2 (ja) * 1987-11-27 1994-02-09 アイシン高丘株式会社 成形用金型

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