JPH06149730A - バスシステム,バス制御方式及びそのバス変換装置 - Google Patents
バスシステム,バス制御方式及びそのバス変換装置Info
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- JPH06149730A JPH06149730A JP30408792A JP30408792A JPH06149730A JP H06149730 A JPH06149730 A JP H06149730A JP 30408792 A JP30408792 A JP 30408792A JP 30408792 A JP30408792 A JP 30408792A JP H06149730 A JPH06149730 A JP H06149730A
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Abstract
続されたバスシステムにおいて、トランザクションの競
合による応答性、バス使用効率及びスル−プットの低下
を最小限に押さえることができるようにする。 【構成】 システムバス407,I/Oバス411〜4
13はスプリットバスであり、リードアクセスの起動サ
イクルと応答データサイクルが分割可能なスプリット転
送をサポートする。いま、プロセッサ401がバス変換
装置410を介してI/O418にリード起動をかけた
が、これに対するI/O418の応答データサイクルに
入っていないとすると、システムバス407とI/Oバ
ス413は使用可能状態にあり、このため、プロセッサ
402が同じI/Oバス413のI/O419にリード
要求をしても、待たされることなく、プロセッサ401
からI/O419にトランザクションを発行することが
できる。
Description
タやワークステーション,オフィスコンピュータ等の情
報処理装置に用いられるバスシステム,バス制御方式及
びそのバス変換装置に関する。
ション等の情報処理システムに関する従来技術、特に、
システム内にリ−ドアクセスの起動サイクルと応答デ−
タサイクルが分割可能なスプリット転送をサポ−トして
いるバスを有する装置の制御方式及びそれを用いたシス
テムに関する技術は、例えば、特開平3−252848
号公報などに開示されている。また、スプリット転送を
サポ−トしているバスプロトコルとしては、例えば、
「Futurebus+ P896.1 Logica
l Layer Specifications」(1
990、IEEE)などに記載されている。
する理由は、PIOアクセスやDMA転送などが競合し
たときの問題を解消することである。PIOアクセスや
DMA転送などが競合した場合、アクセスタイムの遅い
メモリやIOといったモジュールがシステムバス上に存
在する場合、このモジュ−ルに対するリ−ドアクセスが
遅いために、その他のバストランザクションが発行でき
ずに待たされることになり、システムバスの応答性やス
ル−プットが低下する。
て、リ−ドアクセスの起動サイクルと応答デ−タサイク
ルを分割可能とし、これらサイクルの間に他のバスマス
タがトランザクションを発行することができるようにす
れば、1つのモジュ−ルに対する遅いリ−ドアクセスの
ためにその他のバストランザクションが発行できずに待
たされることを防ぐことができる。なお、リ−ドデ−タ
は、起動をかけられたスレ−ブ側のモジュ−ルがバス権
を取って、リ−ド応答を返してくる。
していれば、リ−ドトランザクションと新しい別のトラ
ンザクション要求とが競合しても、それらが別々モジュ
−ルに対するアクセスである限り、リ−ド起動をかけら
れているモジュ−ルのアクセスタイムが新しいトランザ
クション要求の待ち時間に影響をおよぼすことがなくな
る。このように、トランザクション競合時のシステムバ
スの応答性、使用効率及びスル−プットの向上を図るこ
とができるため、システムバスとしてスプリット転送を
サポ−トしたバスを採用するのが一般的となってきてい
る。
なものとしては、例えば、IEEEDraft Sta
dnard P896.1R/D8.5 “Futur
ebus+ Logical Layer Speci
fications、IEEE Computer S
ociety Press”(1991)に記載されて
いるフューチャーバスプラス(Futurebus+)
が知られている。フューチャーバスプラスのように比較
的新しいバスにおいては、バス権を所有するマスタモジ
ュールがトランザクションを発行した時点で、転送相手
となるスレーブ側のモジュールの転送受付可否の状態を
知る手段が用意されており、その場合には、マスタモジ
ュールは一旦バス権を放棄し、一定時間経過後、再び同
一トランザクションをやりなおすこと(リトライ)が可
能なプロトコルとなっている。
ト転送を行なう場合、受側のモジュールにライトアドレ
ス及びデータを溜め込むバッファを設け、このバッファ
内にアドレス及びデータを受け取った時点でこのモジュ
ールがアクノリッジ等を送出し、転送を終了させてしま
う手法が多く用いられる。これは、プロセッサが外部記
憶装置にライトアクセスする場合などにおいて、低速の
記憶装置に実際書き込みが完了するのを待たずにプロセ
ッサが次の処理に取りかかれるため、プロセッサの待ち
時間が小さくなり、CPUの性能を最大限に活かすこと
ができるようになるためである。低速の記憶装置のイン
タフェース部がゆっくりI/Oまでアクセスしている間
に、プロセッサが並行して次の処理に移ることができる
ため、システムの性能向上に効果があり、バス間の転送
でも、このような手法を取るのが一般的となっている。
ットバスを採用した上記従来技術では、リ−ドトランザ
クションと新しい別のトランザクション要求が競合した
場合、それらが別々のモジュ−ルに対するアクセスであ
る限り、格別問題はないが、これらトランザクション要
求が同一モジュ−ルに対するものである場合には、やは
りこのモジュ−ルがリ−ドデ−タを出力するまで次のト
ランザクション要求は待たされることになる。
を有効に利用するため、高速なシステムバスの下に、バ
スアダプタ(バス変換装置)を介して標準IOバスなど
複数のIOバスを階層的に接続するシステムを構築する
ことが要求されている。この場合、システムバスから見
ると、バス変換装置はシステムバス上の1つのモジュ−
ルに対応することになり、バス変換装置を介した同一の
IOバス上のIOを使用するトランザクションが競合す
ると、1つのトランザクションがIOバスを占有してい
るため、IOバスがネックになってシステムバスのスプ
リット転送の効果を活かしきれないという問題があっ
た。
ドアドレス以外にリ−ド応答を返す起動元の情報を保持
しておかなくてはならないなど、制御ハ−ドウェアが複
雑となり、制御論理量が増大化するといった問題が生じ
てくる。
ータを溜め込むバッファを設けるようにした上記従来技
術では、DMA時のI/Oアダプタ起動のための初期化
手続きやセマフォオペレーション等、PI/Oライトア
クセスの順序の保証が必要なシーケンスのプログラミン
グを行なう場合、PI/Oライトアクセスの後に必ず同
一アドレスをリードし、トランザクションがI/Oまで
届いて書込みが完了しているか否かの確認作業(ベリフ
ァイ)をしなければならず、ソフトウェアを組む上でハ
ードウェアの都合によって制限を設けることになり、プ
ログラミング時の負担になるという問題がある。
をたどり、その開発負担を軽減することが重要となって
きている。しかも、上記のベリファイ作業は、ハードウ
ェア上の処理順序保証の都合でプログラムに制限を与え
るものであり、できれば、ソフトウェア開発者がハード
ウェアの制限を意識せずにプログラムを組める方が望ま
しい。
し、複数のモジュールがバスを介して階層的に接続され
たバスシステムにおいて、トランザクションの競合によ
る応答性、バス使用効率及びスル−プットの低下を最小
限に押さえることができるようにしたバスシステム及び
そのバス変換装置を提供することにある。
スを階層渡りのトランザクションの競合による応答性、
バス使用効率及びスル−プットの低下を最小限に押える
ことができるようにしたバスシステム及びそのバス変換
装置を提供することにある。本発明の第3の目的は、処
理順序保証が必要なPI/Oライトアクセスにおいて、
ソフトウェアによるベリファイ作業を省き、プログラム
を組む人が、ハードウェアを意識しないでプログラムを
組むことができるようにしたバスシステムを提供するこ
とにある。
式を変更することなく、バス上のモジュールへの機能追
加でもって容易に上記第3の目的を達成できるようにし
たバスシステムを提供することにある。
達成するため、本発明では、少なくともプロセッサと記
憶装置とが第1のバスに接続され、かつ入出力装置が接
続された第2のバスが所定数夫々バス変換装置を介して
該第1のバスに接続され、階層構造をなしたバスシステ
ムにおいて、該第1,第2のバスをスプリットバスとす
る。また、リ−ドトランザクションの応答サイクル時の
応答先をアドレス以外の専用信号線を用いた識別子で指
定し、該第1,第2のバスを経由してリ−ドトランザク
ションを行なう場合、前記識別子を前記第1,第2のバ
スで共通に使用するようにする。
本発明は、バスを介して少なくとも2以上のモジュール
間でデータ転送を可能とし、バス権を所有するマスタモ
ジュールのトランザクション起動先のスレーブ側モジュ
ールがトランザクション受付け不可能状態であることを
マスタモジュールに伝えると同時に、該マスタモジュー
ルがバス権を放棄した後、一定の期間を置いて、再びト
ランザクション起動をかけるリトライを要求するように
したバスシステムにおいて、トランザクション受付け可
能状態で起動をかけられたライトアクセスに対しても、
該スレーブ側モジュールが該マスタ側モジュールに対し
てリトライ要求するようにする。
れている第1のバスと入出力装置を該バス変換装置に接
続する第2のバスがともにスプリットバスとなっている
ため、バス変換装置を介した同一の第2のバス上の入出
力装置を使用するトランザクションが競合しても、1つ
のトランザクションがこの第2のバスを占有することを
防ぐことができ、このため、第2のバスがネックになっ
て第1のバスのスプリット転送の効果を活かしきれない
という問題を回避できる。即ち、システム中に1つのア
クセスタイムの遅い入出力装置が接続されていても、他
のアクセスのスル−プットや応答性が低下するのを防ぐ
ことができ、この結果、システム性能が向上することに
なる。また、スプリットバスを採用したことにより、リ
−ドアドレス以外に保持しておかなければならないリ−
ド応答を返すリード起動元の情報を、モジュ−ルIDで
指定するようにし、しかも、全階層のバスにわたって一
貫して使用する手段を設けたことにより、リ−ド応答先
情報の変換などによる制御ハ−ドウェアの複雑化を低減
できる。
きやセマフォオペレーション等、PI/Oライトアクセ
スの順序の保証が必要なシーケンスプログラミングを行
なう場合、バス上のモジュール内部のコントロールレジ
スタにリトライモードを設定する。リトライモードを設
定後に起動がかけられたPI/Oライトアクセスは、ス
レーブ側モジュールから必ずリトライ要求を受ける。実
際は、そのとき、スレーブ側のモジュールは対応するI
/Oに対しPI/Oライトアクセスを開始している。P
I/Oアクセスを起動したマスタ側のモジュールは、一
定の時間を置いて、再び同一のライトアクセス起動を行
なうことになるが、スレーブ側モジュールは、PI/O
ライトが実際にI/Oまで届して完了するまでは、継続
的にリトライ要求を送出し続ける。その後、リトライ要
求を出したモジュールは、PI/Oライトが実際にI/
Oまで届いて完了したことを確認した時点で、マスタ側
モジュールからのリトライライトアクセス起動を受け付
けるようになるため、マスタモジュール(プロセッサ側
モジュール)が次の処理に移行したときには、直前のP
I/OライトはI/Oまで完全に書き込みが完了してい
ることになる。そのため、PI/Oライトの手続き順序
の保証が必要なシーケンスのプログラミングにおいて、
PI/Oリードによるベリファイ作業が不要となる。ま
た、マルチプロセッサシステムにおいては、リトライモ
ードをトランザクションのアドレスで見分けると、順序
保証が必要な一連のPI/Oライト手続きを実行しよう
としているプロセッサからのアクセスのみの順序保証が
行い得、かつそれ以外のプロセッサからのPI/Oライ
トアクセスがリトライ要求を受けずに済む。
とI/Oバスのプロトコルについて、図2及び図3によ
り説明する。
バスは、バス幅と動作周波数以外、全く同一のプロトコ
ルになっており、いずれもアドレス/デ−タ多重型の同
期式バスであって、転送方式の特徴としては、リ−ドト
ランザクションが全てスプリットを前提にしている。こ
れらシステムバス,I/Oバスを構成する信号線として
は、多重化されたアドレス/デ−タ(A/D)の信号
線、モ−ド指定制御線、転送要求元IDの信号線及びア
−ビトレ−ション信号の信号線などである。
クルであることを指定するアドレスバリッド(ADR
V)信号、デ−タサイクルであることを指定するデ−タ
バリッド(DATAV)信号を含んでいる。転送要求元
IDは、トランザクションの起動をかけたモジュ−ルを
示す識別子である。即ち、ライトアクセス,スプリット
リ−ドのアドレスサイクルではバスマスタ自身のIDが
出力され、スプリットリ−ドの応答デ−タサイクルでは
応答先モジュ−ルID(デ−タを受け取る側のモジュ−
ルID)が出力される。この転送要求元IDの信号線
は、物理的にバスに接続できる数以上のモジュ−ルを指
定できるようになっている。これは、バスに直接接続さ
れるモジュ−ルのみならず、そのモジュ−ルがバスアダ
プタ(バス変換装置)である場合には、変換された後の
その先につながっている別のバス上のモジュ−ルにも割
り当てることを考えている。換言すると、複数の階層の
異なるバス間にわたって一貫したモジュ−ルIDを指定
し、効率的にデ−タ転送に応用できる。
う場合には、図2に示すように、まず、リ−ドを行なう
モジュ−ルがバス使用権を獲得し、アドレスバリッド信
号ADRVを負極性にして有効にすると同時に、リ−ド
アドレス(201)、転送要求元ID(203)及びモ
−ド指定制御信号(205)を出力する。その後、リ−
ドを行なうモジュ−ルはバス権を放棄する。アドレスサ
イクルで出力される転送要求元IDは、リ−ド起動を行
なうモジュ−ル固有のIDである。
が準備でき次第、バス使用権を要求し、バス使用権を獲
得すると、デ−タバリッド信号DATAVを負極性にし
て有効にすると同時に、リ−ドデ−タ(202)、転送
要求元ID(204)及びモ−ド指定制御信号(20
6)を出力し、そして、バス権を放棄する。
る。デ−タサイクルで出力される転送要求元IDは、ア
ドレスサイクルで出力されたリ−ド起動を行なったモジ
ュ−ルのIDであり、リ−ド起動を受けたモジュ−ル
は、デ−タを返すまで転送要求元IDを保持していなけ
ればならない。リ−ドを行なうモジュ−ルは、リ−ド起
動後、常に、リ−ド応答デ−タサイクルで出力される転
送要求元IDを観測し、自分のIDと一致すると、それ
によって自分の発行したリ−ドに対する応答サイクルで
あることを認識してそのときのデ−タを取り込む。
う場合には、図3に示すように、まず、ライトを行なう
モジュ−ルがバス使用権を獲得し、アドレスバリッド信
号ADRVを負極性にして有効にすると同時に、ライト
アドレス(301),転送要求元ID(303)及びモ
−ド指定制御信号(304)を出力する。そして、次の
サイクルにおいて、デ−タバリッド信号DATAVを負
極性にして有効にすると同時に、ライトデ−タ(30
2)を出力する。この間、出力される転送要求元ID
は、リ−ド起動を行なうモジュ−ル固有のIDである。
この後、ライトを行なうモジュ−ルはバス権を放棄す
る。
アドレスをデコ−ドすることによって自モジュ−ルに対
するアクセスであることを認識し、アドレス及びライト
デ−タを取り込む。
トバス変換制御方式及びそのシステムの一実施例につい
て説明する。但し、401〜403はプロセッサ、40
4はマルチプロセッサ対応のプロセッサバス、405は
プロセッサバス404とメインメモリ406とシステム
バス407との間のインタフェ−スを行なうコントロ−
ラ、406はメインメモリ、407はスプリット転送を
サポ−トしているシステムバス、408〜410はシス
テムバス407と各I/Oバスとのインタフェ−スを行
なうバスアダプタ(バス変換装置)、411〜413は
スプリット転送をサポ−トしているI/Oバス、414
〜419はI/Oである。
/Oバス413をスプリット転送をサポ−トし、それら
の間のバス変換をバス変換装置410が行なう。転送要
求元IDは、プロセッサ401に“0”が、プロセッサ
402に“1”が、プロセッサ403に“2”が、バス
変換装置408に“3”が、バス変換装置409に
“4”が、I/O418に“5”が、I/O419に
“6”が夫々割り当てられている。なお、各モジュ−ル
固有のかかる転送要求元IDは、固定の信号ピンなどで
設定する。
例とこの実施例におけるデ−タの転送方式について、図
4のシステムバス407、バス変換装置410及びI/
Oバス403の部分を拡大した図1を用いて説明する。
但し、図1において、1はバス変換装置であって、図4
のバス変換装置410に相当し、Aバス(スプリットバ
ス)は図4のシステムバス407に、Bバス(スプリッ
トバス)は図4のI/Oバス413に夫々相当する。ま
た、2,3はPIOアクセス時のアドレスやデ−タ,制
御情報等を保存するPIOバッファ、4,5はDMAア
クセス時のアドレスやデ−タ,制御情報等を保存するた
めのDMAバッファ、6はPIOバッファ2のアドレス
バッファ、7はPIOバッファ2のデ−タバッファ、8
はPIOバッファ2用のデ−タサイジング部、9はPI
Oバッファ2のアクセス制御情報バッファ、10はPI
Oバッファ2の転送要求元IDバッファ、11はPIO
バッファ3のアドレスバッファ、12はPIOバッファ
3のデ−タバッファ、13はPIOバッファ3用のデ−
タサイジング部、14はPIOバッファ3のアクセス制
御情報バッファ、15はPIOバッファ3の転送要求元
IDバッファ、16はDMAバッファ4のアドレスバッ
ファ、17はDMAバッファ4のデ−タバッファ、18
はDMAバッファ4用のデ−タサイジング部、19はD
MAバッファ4のアクセス制御情報バッファ、20はD
MAバッファ4の転送要求元IDバッファ、21はDM
Aバッファ5のアドレスバッファ、22はDMAバッフ
ァ5のデ−タバッファ、23はDMAバッファ5用のデ
−タサイジング部、24はDMAバッファ5のアクセス
制御情報バッファ、25はDMAバッファ5の転送要求
元IDバッファ、26はPIO制御部、27はAバス制
御部、28はAバスのバス権調停部、29はDMA制御
部、30はBバス制御部、31はBバスのバス権調停
部、32〜37は双方向バスドライバ、38〜51はセ
レクタ、52はPIO制御部26及びDMA制御部29
がAバスもしくはBバスを使用する場合の調停を行なう
アクセス調停部、53はPIO時のデ−タ出力パス、5
4はDMA時のデ−タ出力パス、55はDMA時のアド
レス出力パス、56はPIO時のアドレス出力パス、6
0はAバスの多重化されたアドレス/デ−タ(A/D)
線、61はAバスの制御信号線、62はAバスのア−ビ
トレ−ション信号線、63はAバスの転送要求元ID用
信号線、64はBバスの多重化されたアドレス/デ−タ
(A/D)線、65はBバスの制御信号線、66はBバ
スのア−ビトレ−ション信号線、67はBバスの転送要
求元ID用信号線、70はAバスからのPIOアクセス
がバス変換装置1に対するものであることを判定するた
めのアドレスデコ−ダ、71はBバスからのDMAアク
セスがバス変換装置1に対するものであることを判定す
るためのアドレスデコ−ダ、72はBバスからのPIO
リ−ドの応答トランザクションがバス変換装置1に対す
るものであることを判定するための転送要求元ID比較
器、73はAバスからのDMAリ−ドの応答トランザク
ションがバス変換装置1に対するものであることを判定
するための転送要求元ID比較器である。
MAバッファは夫々PI/Oバッファ2,3、DMAバ
ッファ4,5と2面ずつあり、同時に2つまでの起動を
受け付けることができる。バッファが両面とも使用中の
場合には、それ以降にかけられた起動を受け付けず、リ
トライ要求を起動モジュ−ルに要求する。リトライ要求
を受けたモジュ−ルは、一定のインタ−バルの後、再び
トランザクションを実行しなければならない。
トI/Oバス413上のI/O418からデ−タをリ−
ドするものとする。この場合には、コントロ−ラ405
はシステムバス407(図1でのAバス)上のモジュ−
ルであるから、そのプロトコルに従って、バス変換装置
410に対しリ−ド起動をかけてくる。
2が空いているものとすると、アドレスバリッド信号A
DRVが有効になった時点で、Aバスの多重化されたア
ドレス/デ−タ線60から、双方向バスドライバ32を
介してリ−ドアドレスをアドレスバッファ6に取り込
む。これと同時に、双方向バスドライバ33を介してリ
−ドアクセスであることなどの制御情報がアクセス制御
情報バッファ9に、双方向バスドライバ34を介してリ
−ドトランザクションを発行したモジュ−ル(図4での
プロセッサ401)を示すID(“0”)が転送要求元
IDバッファ10に夫々格納される。
ッファ9内の情報を受け、Bバスにリ−ド起動を行なう
ために、Bバス制御部30を使用する要求をアクセス調
停部52に対して出力する。これによる調停後、PI/
O制御部26は、Bバス制御部30とバス権調停部31
とを介し、バス使用権要求を出力する。Bバスからバス
使用が許可されると、PI/O制御部26はBバス制御
部30を制御し、Bバスプロトコルに従って、セレクタ
40,PI/O時のアドレス出力パス56,セレクタ3
9及び双方向バスドライバ35を経由してBバスのアド
レス/データ線64にリ−ドアドレスを出力する。これ
と同時に、転送要求元IDバッファ10に格納された図
4のプロセッサ401を示すID(“0”)をセレクタ
48,51及び双方向バスドライバ37を介してBバス
の転送要求元ID用信号線67に出力する。これが終る
と、バス変換装置1はBバスのバス権を放棄する。
デ−タが準備できた時点でBバスのバス権を獲得し、デ
−タバリッド信号DATAVを有効にすると同時に、ア
ドレス/デ−タ線64にリ−ドデ−タをドライブし、ま
た、同時に、転送要求元ID用信号線67にリ−ド起動
をかけられたときにバス変換装置1から出力された転送
要求元ID(“0”)をそのまま出力する。このため、
I/O418では、リ−ド起動をかけられたときに出力
されるこの転送要求元ID(“0”)を保持しておく。
リ−ドをBバスに起動した後では、Bバスを介してリ−
ド応答トランザクションがくる度に、ID比較器72に
よってBバス上のIDと転送要求元IDバッファ10に
格納されたID(“0”)とが一致するかどうかを常に
観測している。そして、これらIDが一致すると、それ
によって待っていたリ−ド応答が返ってきたと認識し、
Bバス上のデ−タを双方向バスドライバ35を介してデ
−タバッファ7に格納する。
答が返ってきたことを認識すると、今度はアクセス調停
部52,Aバス制御部27及びバス権調停部28を介し
てAバスのバス権を獲得しにいく。そして、Aバスから
バス使用を許可されると、PI/O制御部26はAバス
制御部27を制御し、Aバスプロトコルに従い、セレク
タ41,PI/O時のデ−タ出力パス53,セレクタ3
8及び双方向バスドライバ32を介してAバスのアドレ
ス/データ線60にリ−ドデ−タを出力する。これと同
時に、転送要求元IDバッファ10に格納されたID
(“0”)をセレクタ48,50及び双方向バスドライ
バ34を介してAバスの転送要求元ID用信号線63に
出力する。このとき、必要であれば、デ−タサイジング
部8によってデ−タのサイジングを行なう。そして、バ
ス変換装置1はAバスのバス権を放棄する。
5が、バス変換装置1と同様に、転送要求元ID
(“0”)によって自分に対するリ−ド応答であること
を認識し、そのデ−タを取り込んでプロセッサ401に
返すという一連の制御を行なう。バス変換装置1のPI
/Oバッファ3が空いている場合も、以上と同様の動作
を行なう。
す。
トI/Oバス413上のI/O418にライトアクセス
をするものとする。
ス407(図1でのAバス)上のモジュ−ルであるか
ら、そのプロトコルに従い、バス変換装置410に対し
てライト起動をかけてくる。
2が空いているものとすると、アドレスバリッド信号A
DRVが有効になった時点で、Aバスの多重化されたア
ドレス/デ−タ線60から双方向バスドライバ32を介
してライトアドレスがアドレスバッファ6に取り込まれ
る。また、次のサイクルのデ−タバリッドDATAVが
有効になった時点で、アドレス/デ−タ線60から双方
向バスドライバ32を介してライトデ−タがライトデ−
タ7に取り込まれる。これと同時に、双方向バスドライ
バ33を介してライトアクセスであることなどを示す制
御情報がアクセス制御情報バッファ9に、双方向バスド
ライバ34を介してライトトランザクションを発行した
モジュ−ル(図4でのプロセッサ401)を示すID
(“0”)が転送要求元IDバッファ10に夫々格納さ
れる。
バッファ9内の情報を受けて、Bバスにライト起動を行
なうために、Bバス制御部30を使用する要求をアクセ
ス調停部52に対して出力する。この調停が終ると、P
I/O制御部26は、Bバス制御部30及びバス権調停
部31を介してBバスの使用権要求を出力する。
/O制御部26はBバス制御部30を制御して、Bバス
プロトコルに従い、セレクタ40,PI/O時のアドレ
ス出力パス56及び双方向バスドライバ35を経由して
ライトアドレスをBバスのアドレス/データ線64に出
力する。また、次のサイクルでは、セレクタ41,PI
/O時のデ−タ出力パス53,セレクタ39及び双方向
バスドライバ35を経由してライトデ−タをBバスのア
ドレス/データ線64に出力する。これと同時に、転送
要求元IDバッファ10に格納されているID
(“0”)をセレクタ48,51及び双方向バスドライ
バ37を介してBバスの転送要求元ID用信号線67に
出力する。そして、バス変換装置1はBバスのバス権を
放棄する。
よって自分に対するライト起動であることを認識し、取
り込んだデ−タの書き込みを行なう。
す。
418がメインメモリ406からDMAリ−ドを行なう
ものとする。この場合には、I/O418はI/Oバス
413(図1でのBバス)上の1つのモジュ−ルである
から、そのプロトコルに従い、バス変換装置410に対
してDMAリ−ドの起動をかける。
が空いているものとすると、アドレスバリッドADRV
が有効になった時点で、Bバスの多重化されたアドレス
/デ−タ線64から双方向バスドライバ35を介してリ
−ドアドレスがアドレスバッファ16に取り込まれる。
これと同時に、双方向バスドライバ36を介してリ−ド
アクセスであることなどを示す制御情報がアクセス制御
情報バッファ19に、双方向バスドライバ37を介して
リ−ドトランザクションを発行したモジュ−ル(図4で
のI/O418)を示すID(“5”)が転送要求元I
Dバッファ20に夫々格納される。
ファ19内の情報を受けて、Aバスにリ−ド起動を行な
うために、Aバス制御部27を使用する要求をアクセス
調停部52に対して出力する。この調停が終了すると、
DMA制御部29はAバス制御部27及びバス権調停部
28を介してAバスの使用権要求を出力する。
A制御部29はAバス制御部27を制御して、Aバスの
プロトコルに従い、セレクタ42,DMA時のアドレス
出力パス55,セレクタ38及び双方向バスドライバ3
2を経由してリ−ドアドレスを出力する。これと同時
に、転送要求元IDバッファ20に格納されているID
(“5”)をセレクタ49,50及び双方向バスドライ
バ34を介してAバスの転送要求元ID用信号線63に
出力する。そして、バス変換装置1はAバスのバス権を
放棄する。
コントロ−ラ405はメインメモリ406から対応する
アドレス部を読み出し、デ−タが準備できた時点でAバ
スのバス権を獲得してデ−タバリッド信号DATAVを
有効にし、これと同時に、図1のAバスのアドレス/デ
−タ線60にリ−ドデ−タをドライブするし、かつAバ
スの転送要求元ID用信号線63に、リ−ド起動がかけ
られたときにバス変換装置1から送られてきた転送要求
元ID(“5”)をそのまま出力する。このためには、
図4のコントロ−ラ405はリ−ド起動を受けたときに
送られてきたこの転送要求元ID(“5”)を保持して
おく。
リ−ドをAバスに起動すると、Aバスを介してリ−ド応
答トランザクションが来る度に、ID比較器73によっ
てAバス上のIDと転送要求元IDバッファ20に格納
されているID(“5”)とが一致するかどうかを常に
観測している。そして、これらIDが一致したときに
は、それにより待っているリ−ド応答が返ってきたと認
識し、Aバス上のデ−タを双方向バスドライバ32を介
してデ−タバッファ17に格納する。
が返ってきたことを認識すると、アクセス調停部52,
Bバス制御部30及びバス権調停部31を介してBバス
のバス権を獲得にいく。そして、Bバスからバス使用を
許可されると、DMA制御部29はBバス制御部30を
制御し、Bバスプロトコルに従い、セレクタ43,DM
A時のデ−タ出力パス56,セレクタ39及び双方向バ
スドライバ35を介してリ−ドデ−タをBバスのアドレ
ス/データ線64に出力する。これと同時に、転送要求
元IDバッファ20に格納されているID(“5”)を
セレクタ49,51及び双方向バスドライバ37を介し
てBバスの転送要求元ID用信号線67に出力する。こ
のとき、必要であれば、デ−タサイジング部18により
デ−タのサイジンを行なう。そして、バス変換装置1は
Bバスのバス権を放棄する。
同様に、転送要求元ID(“5”)によって自分に対す
るリ−ド応答であることを認識し、そのデ−タを取り込
むという一連の制御を行なう。バス変換装置1のDMA
バッファ5が空いている場合も、上記と同様の動作を行
なう。
す。
418がメインメモリ406に対してDMAライトを行
なうものとする。この場合には、I/O418はI/O
バス413(図1でのBバス)上の1つのモジュ−ルで
あるから、そのプロトコルに従い、バス変換装置410
に対してDMAライトの起動をかける。
が空いているものとすると、アドレスバリッド信号AD
RVが有効になった時点で、Bバスの多重化されたアド
レス/デ−タ線64から双方向バスドライバ35を介し
てライトアドレスがアドレスバッファ16に取り込まれ
る。また、次のサイクルのデ−タバリッド信号DATA
Vが有効になった時点で、Bバスのアドレス/デ−タ線
64から双方向バスドライバ35を介してライトデ−タ
がライトデ−タ17に取り込まれ、これと同時に、双方
向バスドライバ36を介してライトアクセスであること
などを示す制御情報がアクセス制御情報バッファ19
に、双方向バスドライバ37を介してライトトランザク
ションを発行したモジュ−ル(図4でのI/O418)
を示すID(“5”)が転送要求元IDバッファ20に
夫々格納される。
情報バッファ19内の情報を受け、Aバスにライト起動
を行なうために、Aバス制御部27を使用する要求をア
クセス調停部52に対して出力する。この調停が終る
と、DMA制御部29は、Aバス制御部27及びバス権
調停部28を介してAバスの使用権要求を出力する。
A制御部29はAバス制御部27を制御し、Aバスプロ
トコルに従い、セレクタ42,DMA時のアドレス出力
パス55,セレクタ38及び双方向バスドライバ32を
経由してライトアドレスをAバスのアドレス/データ線
60に出力する。また、次のサイクルでは、セレクタ4
3,DMA時のデ−タ出力パス54,セレクタ38及び
双方向バスドライバ32を経由してライトデ−タをAバ
スのアドレス/データ線60に出力する。これと同時
に、転送要求元IDバッファ20に格納されているID
(“5”)をセレクタ49,50及び双方向バスドライ
バ34を介してAバスの転送要求元ID用信号線63に
出力する。そして、バス変換装置1はAバスのバス権を
放棄する。
たコントロ−ラ405はアドレスによって自分に対する
ライト起動であることを認識し、取り込んだデ−タをメ
インメモリ406に書き込む。
す。
あったが、次に、アクセス競合が生じた場合のこの実施
例の動作について説明する。
(またはリ−ド) 図4において、プロセッサ401がI/Oバス413上
のI/O418に対してPI/Oリ−ド起動中に、I/
Oバス413上のI/O419がメインメモリ406に
対してDMAライト(またはリ−ド)転送を行なう要求
をするものとする。
によってシステムバス407上にリ−ド起動がかけら
れ、プロセッサ401からのPI/Oリ−ドアクセス
が、図1のバス変換装置410におけるPI/Oバッフ
ァ2,3(図1)のいずれか一方に格納される。そこ
で、バス変換装置410からI/Oバス413上にリ−
ド起動がかけられ、I/O418がリ−ド要求を受け付
ける。かかる状態では、リ−ド要求を受け付けたI/O
418が応答リ−ドデ−タが準備できるまで、システム
バス407とI/Oバス413はともに使用可能状態と
なっている。このために、I/O419がメインメモリ
406に対してDMAライト(またはリ−ド)転送要求
を出しても、待たされずにトランザクションを発行する
ことができる。
較のために、I/Oバス413がスプリット対応になっ
ていない場合の動作を図9(b)に示す。但し、図9に
おいて、丸で囲んだAはPI/Oリードアクセスであ
り、丸で囲んだDはリードデータである。また、I/O
のリ−ドアクセスタイムは10サイクルとした。
(またはリ−ド) 図4において、I/Oバス413上のI/O419がメ
インメモリ406に対してDMAリ−ド起動中に、プロ
セッサ401がI/Oバス413上のI/O418に対
してPI/Oライト(またはリ−ド)を行なうものとす
る。
DMAリ−ドアクセスは、I/O419からI/Oバス
413上にリ−ド起動がかけられ、バス変換装置410
のDMAバッファ4,5(図1)いずれか一方に格納さ
れる。そこで、バス変換装置410からシステムバス4
07上にリ−ド起動がかけられ、コントロ−ラ405が
リ−ド要求を受け付けてメインメモリ406のリ−ドを
開始する。かかる状態では、リ−ド要求を受け付けたコ
ントロ−ラ405が、メインメモリの読出しを終了して
応答リ−ドデ−タが準備できるまで、システムバス40
7とI/Oバス413はともに使用可能状態となってい
る。このため、プロセッサ401からI/O418に対
するPI/Oライト(またはリ−ド)転送要求が発生し
ても、待たされずにコントロ−ラ405を介してトラン
ザクションを発行することができる。
比較するために、I/Oバス413がスプリット対応に
なっていない場合の動作を図10(a)に示す。ここで
の符号は図9と同様であり、また、メインメモリのリ−
ドアクセスタイムは5サイクルとした。
のI/O418に対してPI/Oリ−ド起動中に、プロ
セッサ402がI/Oバス413上のI/O419に対
してPI/Oリ−ドを起動するものとする。
I/Oリ−ドアクセスは、コントロ−ラ405によって
システムバス407上にリ−ド起動がかけられ、バス変
換装置410のPI/Oバッファ2,3のいずれか一方
に格納される。次に、バス変換装置410からI/Oバ
ス413上にリ−ド起動がかけられ、I/O418がリ
−ド要求を受け付ける。かかる状態では、リ−ド要求を
受け付けたI/O418が応答リ−ドデ−タを準備でき
るまで、システムバス407とI/Oバス413はとも
に使用可能状態となっている。このために、プロセッサ
402からI/O419に対するPI/Oリ−ド要求が
発生しても、待たされずにトランザクションを発行する
ことができる。
比較するために、I/Oバス413がスプリット対応に
なっていない場合の動作を図11(a)に示す。ここで
の符号は図9と同様であり、また、メインメモリのリ−
ドアクセスタイムは10サイクルとした。
に対する応答は、I/O418、419のどちらのリ−
ド応答デ−タが先に返ってくるかわからないが、応答サ
イクル時にI/Oが転送要求元IDを出力してくるの
で、そのまま転送要求元IDを付加し、システムバス4
07に転送してやればよい。このときのデ−タの流れを
図12に示す。
I/OバッファとDMAバッファとを2面ずつ備えてい
るので、PI/Oアクセス2件、DMA転送2件の合計
4件を並列に処理することができる。
実施例を示す構成図であって、1301はプロセッサ・
メモリバス、1302はシステムバス、1303〜13
05はI/Oバス、1306〜1308はプロセッサ、
1309は主記憶装置(メインメモリ)、1310〜1
313はバス変換装置、1314〜1319はI/Oア
ダプタ、1320〜1325はI/Oである。
セッサ・メモリバス1301、システムバス1302及
びI/Oバス1303〜1305までの3層の階層バス
構造をなしている。プロセッサ・メモリバス1301に
は、n個のプロセッサ1306,1307,……,13
08と、メインメモリ1309が接続されており、この
プロセッサ・メモリバス1301はバス変換装置131
0を介してシステムバス1302に接続されている。ま
た、このシステムバス1302には、I/Oバス130
3,1304,1305が夫々バス変換装置1311,
1312,1313を介して接続されている。そして、
I/Oバス1303にはI/Oアダプタ1314,13
15を介してI/O1320,1321が、I/Oバス
1304にはI/Oアダプタ1316,1317を介し
てI/O1322,1323が、I/Oバス1305に
はI/Oアダプタ1318,1319を介してI/O1
324,1325が夫々接続されている。
ように、リトライ要求信号線1407が存在しており、
これにより、リトライ要求を受けたマスタモジュール
は、一旦バス権を放棄し、一定の時間後に再び同じトラ
ンザクションを発行することになっている。
3はシステムバス上のモジュール、1404はバス権を
調停するバスアービタ、1405は多重化されたアドレ
ス/データ線、1406は制御信号線、1407はリト
ライ要求信号線、1408〜1410は夫々モジュール
1401,1402,1403からバスアービタ140
4に対するバス権要求信号線、1411〜1413はバ
スアービタ1404からモジュール1401,140
2,1403に対するバス権許可信号線、1414〜1
416はモジュール1401,1402,1403から
バスアービタ1404に対するバス権放棄信号線であ
り、図13に対応する部分には同一符号をつけている。
6が、システムバス1302を介してI/O1320,
1322,1324に連続にPI/Oライトアクセスを
行なうものとする。ここで、これらI/O1320,1
322,1324は互いに何らかの手段を用いて通信可
能であり、これらの3連続PI/Oライトアクセスはア
クセス順序を保証しなければならないものとする。以
下、システムバス1302と各I/Oバスとの変換を行
なうバス変換装置1311,1312,1313の構成
をバス変換装置1311を代表して示す図15をも用い
てこの3連続PI/Oライトアクセスの場合の動作を説
明する。
ムバスインタフェース部、1502はバス変換部、15
03はI/Oバスインタフェース部、1504はシステ
ムバスアービトレーション制御部、1505はシステム
バスリトライ制御部、1506はシステムバス制御部、
1507はシステムバスアドレスバッファ、1508は
システムバスデータバッファ、1509はシステムバス
1302から設定可能なコントロールレジスタ(Mビッ
トは擬似リトライモードを指定するビットである)、1
510は擬似リトライモードであるか否かを各部に伝え
る制御信号、1511はシステムバス1302のアドレ
ス/データ線の出力バッファ、1512はシステムバス
1302のアドレス/データ線の入力バッファ、151
3はセレクタ、1514はI/Oバス1303からシス
テムバス1302へのアクセスのアドレス変換部、15
15はI/Oバス1303からシステムバス1302へ
のアクセスのデータサイジング部、1516はシステム
バス1302からI/Oバス1303へのアクセスのア
ドレス変換部、1517はシステムバス1302からI
/Oバス1303へのアクセスのデータサイジング部、
1518はシステムバス1302とI/Oバス1303
と間のプロトコル変換部、1519はI/Oバスアドレ
スバッファ、1520はI/Oバスデータバッファ、1
521はI/Oバスアービトレーション制御部、152
2はI/Oバス制御部、1523はセレクタ、1524
はI/Oバス1303のアドレス/データ線の入力バッ
ファ、1525はI/Oバス1303のアドレス/デー
タ線の出力バッファ、1526はシステムバス1302
のアービトレーション制御信号線、1527はI/Oバ
ス1303の多重化されたアドレス/データ線、152
8はI/Oバス1303のアービトレーション制御信号
線、1529はI/Oバス1303の制御信号線であ
り、前出図面に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
ッサ1306は、擬似リトライを用いてPI/Oライト
の順序保証を行なうために、PI/Oライトでバス変換
装置1311,1312,1313夫々に対し、コント
ロールレジスタ1509のMビットにアクセスして擬似
リトライモードを設定する。この後、プロセッサ130
6がI/O1320にPI/Oライトアクセスを行なう
と、まず、バス変換装置1310がバス変換装置131
1にPI/Oライトトランザクションを発行する。する
と、入力バッファ1512を介して、ライトアドレスと
データとが夫々アドレスバッファ1507、データバッ
ファ1508に格納される。そして、バス変換部150
2を介してI/Oバス1303に起動がかかる。
リトライ制御部1505より、擬似的にリトライ要求が
送出される。これを受けたバス変換装置1310は、ト
ランザクションが受け付けられなかったと判断し、一定
の時間を置いて再び同一のトランザクションを発行して
くる。バス変換装置1311は最初の起動時に開始した
I/O1320に対するPI/Oアクセスが実際I/O
1320まで届いて完了するまでは、継続的に擬似リト
ライ要求を出し続ける。そして、I/O1320に対す
るPI/Oアクセスが実際I/O1320まで届いて完
了したことを確認(I/Oバス1303上で完全に転送
が終了したことを確認)すると、バス変換装置1310
からのリトライトランザクション起動を受入れるという
制御を行なう。これにより、バス変換装置1310は、
PI/Oアクセスが実際I/O1320まで届いて完了
するまでは、トランザクションがバス変換装置1311
のところで拒絶されているため、次の処理に移ることが
できない。
I/O1320へのライトアクセス動作を示している。
但し、同図において、1601はシステムバス1302
のアドレスサイクル指定信号、1602はシステムバス
1302のデータサイクル指定信号、1603はI/O
バス1303のアドレスサイクル指定信号、1604は
I/Oバス1303のデータサイクル指定信号、160
5はI/Oバス1303の転送完了信号、1606はシ
ステムバス1302上の最初のPI/Oライトアクセ
ス、1607はシステムバス1302上の1回目のリト
ライPI/Oライトアクセス、1608はシステムバス
1302上の2回目のリトライPI/Oライトアクセ
ス、1609はシステムバス1302上の1回目のリト
ライ要求、1610はシステムバス1302上の2回目
のリトライ要求、1611はシステムバス1302上の
PI/Oライトアクセス受付け、1612はI/Oバス
1303上のPI/Oライトアクセス、1613はI/
Oバス1303上のPI/Oライトアクセス完了サイク
ルであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
へのアクセスや、バス変換装置1310からI/O13
24へのアクセスも同様の制御を行なう。これにより、
バス変換装置1310からI/O1322のライトアク
セスが開始されるときには、バス変換装置1310から
I/O1320のライトアクセスは完全に終了している
ことになり、PI/Oライトアクセスの順序は完全に保
証されているということになる。
設定をコントロールレジスタ1509への設定で行なっ
ているが、バス上のトランザクションアドレスのデコー
ド結果で行なってもよい。この手法を採用すると、特
に、マルチプロセッサシステムにおいて、PI/Oライ
トアクセスの順序保証を必要としないプロセッサからの
アクセスを不要にリトライする場合がなくなり、性能低
下を防止する上で有効である。
のI/Oアダプタ起動のための初期化手続きやセマフォ
オペレーション等、PI/Oライトアクセスの順序保証
が必要なシーケンスプログラミングを行なう場合、その
都度PI/OライトアクセスがI/Oまで到達している
か否かをリードによってベリファイする手間を省くこと
ができ、ソフトウェア開発者がハードウェアの振る舞い
を意識せずに済むという効果がある。
クセスの処理順序保証のためにバスプロトコルを変更す
る必要がなく、従来のハードウェアをベースに実現でき
るという効果もある。
装置中のシステムバス、I/Oバスがともにスプリット
バスとなっているため、バス変換装置を介した同一のI
/Oバス上のI/Oを使用するトランザクションが競合
した場合でも、1つのトランザクションがI/Oバスを
占有することを防げるため、I/Oバスがネックになっ
てシステムバスのスプリット転送の効果を活かしきれな
いという問題を回避できる。即ち、システム中にアクセ
スタイムの遅いI/Oが接続されていても、これによっ
て他のアクセスのスル−プットや応答性が低下するのを
防ぐことができ、その結果、装置のシステム性能を向上
させることができる。また、スプリットバスを採用した
ことにより、リ−ドアドレス以外に保持しておかなけれ
ばならないリ−ド応答を返す起動元の情報をモジュ−ル
IDで指定するようにし、しかも、全階層のバスにわた
って一貫して使用する手段を設けたことにより、リ−ド
応答先情報の変換等の制御ハ−ドウェアの複雑さを回避
することができる。
アダプタ起動のための初期化手続きやセマフォオペレー
ション等、PI/Oライトアクセスの順序保証が必要な
シーケンスプログラミングを行なう場合、その都度PI
/OライトがI/Oまで到達しているか否かをリードに
よってベリファイする手間を省くことができ、ソフトウ
ェア開発者がハードウェアの振る舞いを意識せずに済む
という効果がある。
成を示すブロック図である。
バスのスプリットリ−ドタイミングを示すタイムチャ−
トである。
バスのライトタイミングを示すタイムチャ−トである。
びそのシステムの一実施例を示すブロック図である。
スのデ−タフロ−図である。
スのデ−タフロ−図である。
のデ−タフロ−図である。
のデ−タフロ−図である。
ライトとの競合時での動作を示すタイミングチャ−トで
ある。
Oライトとの競合時での動作を示すタイミングチャ−ト
である。
競合時での動作を示すタイミングチャ−トである。
競合時でのデ−タの流れを示すフロ−図である。
ブロック図である。
続図である。
すブロック図である。
ス動作を示すタイムチャートである。
/データ線 1606 システムバス上の最初のPI/Oライトアク
セス 1607 システムバス上の1回目のリトライPI/O
ライトアクセス 1608 システムバス上の2回目のリトライPI/O
ライトアクセス 1609 システムバス上の1回目のリトライ要求 1610 システムバス上の2回目のリトライ要求 1611 システムバス上のPI/Oライトアクセス受
付け 1612 I/Oバス上のPI/Oライトアクセス 1613 I/Oバス上のPI/Oライトアクセス完了
サイクル
Claims (21)
- 【請求項1】 少なくともプロセッサと記憶装置が第1
のバスに接続され、かつ入出力装置が接続された第2の
バスが所定数夫々バス変換装置を介して該第1のバスに
接続され、階層構造をなしたバスシステムにおいて、 該第1,第2のバスがスプリットバスであることを特徴
としたバスシステム。 - 【請求項2】 請求項1において、 リ−ドトランザクションの応答サイクル時の応答先を、
アドレス以外の専用信号線を用いた識別子で指定するこ
とを特徴としたバスシステム。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記第1,第2のバスを介してリ−ドトランザクション
を行なう場合、前記識別子を前記第1,第2のバスで共
通に使用することを特徴とするバスシステム。 - 【請求項4】 請求項3において、 リ−ド起動サイクル時にリ−ド起動元モジュ−ルが出力
する応答先指定識別子をリ−ド起動モジュ−ル側のバス
から取り込んで保持する手段と、 リ−ド起動サイクルを起こすときに、該手段で保持され
た該応答先指定識別子をリ−ド応答モジュ−ル側のバス
に応答先指定識別子としてそのまま出力する手段と、 リ−ド応答モジュ−ル側のバスでリ−ド応答サイクルが
発生したとき、そのときに該リード応答モジュ−ルが出
力する応答先指定識別子とリ−ド起動サイクル時に保持
したリ−ド起動モジュ−ルを示す応答先指定識別子を比
較し、これらが一致したときに応答サイクルが返ってき
たことを判定する手段と、 応答デ−タを、リ−ド起動時に保持したリ−ド起動モジ
ュ−ルを示す応答先指定識別子とともに、リ−ド起動モ
ジュ−ル側のバスに出力する手段とを有することを特徴
とするバス変換装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 前記第1のバスから起動をかけられたトランザクション
のアドレス、デ−タ及び制御情報を保持するための第1
のバッファと、 前記第2のバスから起動をかけられたトランザクション
のアドレス、デ−タ及び制御情報を保持するための第2
のバッファとを個別に有することを特徴とするバス変換
装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 第1,第2のバッファを複数面ずつ備えたことを特徴と
するバス変換装置。 - 【請求項7】 請求項5において、 前記第1のバスから起動をかけられたトランザクション
を制御する第1のアクセス制御部と、 前記第2のバスから起動をかけられたトランザクション
を制御する第2のアクセス制御部と、 前記第1のバスのインタフェ−ス制御を行なう第1のバ
ス制御部と、 前記第2のバスのインタフェ−ス制御を行なう第2のバ
ス制御部と、 該第1,第2のアクセス制御部から該第1,第2のバス
制御部に対する使用要求を調停するアクセス調停部とを
有することを特徴とするバス変換装置。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記第1または前記第2のバスからトランザクション起
動がかけられたとき、これに対応する前記第1または第
2のアクセス制御部が、トランザクションの種類に応じ
て、かつ互いに独立に、前記第1または第2のバス制御
部を使用して転送制御を行ない、前記第1または第2の
バス制御部に対する使用要求が競合したときにのみ、前
記アクセス調停部によって制御を受けることを特徴とす
るバス変換装置。 - 【請求項9】 請求項5において、 前記第1のバスから起動をかけられたトランザクション
の応答先指定識別子を保持するためのバッファと、 前記第2のバスから起動をかけられたトランザクション
の応答先指定識別子を保持するためのバッファとを個別
に有することを特徴とするバス変換装置。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記第1のバスから起動をかけられたリ−ドトランザク
ションに対応する応答先指定識別子とこれに対する前記
第2のバスから起動をかけられたリ−ド応答トランザク
ションの応答先指定識別子を比較するコンパレ−タと、 前記第2バスから起動をかけられたリ−ドトランザクシ
ョンに対応する応答先指定識別子とこれに対する前記第
1のバスから起動をかけられたリ−ド応答トランザクシ
ョンの応答先指定識別子を比較するコンパレ−タとを有
し、これらコンパレ−タの比較結果により、前記第2ま
たは前記第1のバスからリ−ド応答であることを判定す
ることを特徴とするバス変換装置。 - 【請求項11】 バスを介して少なくとも2以上のモジ
ュール間でデータ転送を可能とし、 バス権を所有するマスタモジュールのトランザクション
起動先のスレーブ側モジュールがトランザクション受付
け不可能状態であることをマスタモジュールに伝えると
同時に、該マスタモジュールがバス権を放棄した後、一
定の期間を置いて、再びトランザクション起動をかける
リトライを要求するようにしたバスシステムにおいて、 トランザクション受付け可能状態で起動をかけられたラ
イトアクセスに対しても、該スレーブ側モジュールが該
マスタモジュールに対してリトライ要求することを特徴
とするバス制御方式。 - 【請求項12】 請求項11において、 前記スレーブ側モジュールは、トランザクション受付け
可能状態で起動をかけられたライトトランザクションに
対し、前記マスタ側モジュールにリトライ要求を送出し
た後、実際は、該ライトトランザクション要求に対応し
たライトアクセスを開始することを特徴とするバス制御
方式。 - 【請求項13】 請求項12において、 前記スレーブ側モジュールは、前記マスタ側モジュール
にリトライ要求を送出した後、最初の起動で実際に開始
した該ライトアクセスが完了する前に再び前記マスタモ
ジュールからリトライトランザクション起動がかかった
場合、再度リトライ要求を前記マスタ側モジュールに送
出してリトライ動作を繰り返させ、該ライトアクセスが
完了したことを検知した時点以降にかけせれたトランザ
クション起動で初めて、前記マスタモジュールのトラン
ザクションを受け付けることを特徴とするバス制御方
式。 - 【請求項14】 請求項11,12または13に記載の
バス制御方式によるバスシステムを有する情報処理シス
テムにおいて、 前記モジュールにプロセッサからのPIOアクセスで設
定できるコントロールレジスタを設け、 請求項11,12または13に記載のバス制御方式を行
なうか否かを該コントロールレジスタの設定値により選
択的に指定可能としたことを特徴とするバス制御方式。 - 【請求項15】 請求項11,12または13に記載の
バス制御方式によるバスシステムを有する情報処理シス
テムにおいて、 前記モジュールにバス上に発行されたトランザクション
のアドレスデコードを設け、 請求項11,12または13に記載のバス制御方式を行
なうか否かを、該アドレスデコードの結果により選択的
に指定できることを特徴とするバス制御方式 - 【請求項16】 請求項11,12,13,14または
15に記載の制御方式によるバス及び該バス上にモジュ
ールを単数または複数有することを特徴とするバスシス
テム。 - 【請求項17】 DMA時のIOアダプタ起動のための
初期化シーケンスやロッキングオペレーション等、PI
Oライトの手続き順序の保証が必要なプログラミングを
行なう場合、請求項11,12,13または14に記載
の制御方式によりPIOライトの実行順序保証を行な
い、 同一アドレスのリードベリファイの手間を省くことがで
きるようにしたことを特徴とするバス制御方式。 - 【請求項18】 複数のプロセッサと、該プロセッサが
接続されるプロセッサバスと、バス変換装置を介して該
プロセッサバスや入出力装置が接続されたシステムバス
とを有し、少なくとも1つ以上の記憶装置もしくは入出
力装置を該プロセッサ間で共有するマルチプロセッサシ
ステムにおいて、 該プロセッサバスと該システムバスとを接続する該バス
変換装置で、該プロセッサバス側から起動をかけられた
PIOライトアクセスを該プロセッサ毎にシリアライズ
することを特徴とするバス制御方式。 - 【請求項19】 請求項18において、 前記システムバス上に接続されるモジュールに請求項1
1,12,13または14に記載のバス制御方式を行な
う手段を設け、 PIOライトアクセスの順序保証を行なうことを特徴と
するバス制御方式。 - 【請求項20】 請求項18において、 前記システムバス上に接続されるモジュールに請求項1
1,12,13または15に記載のバス制御方式を行な
う手段を設け、 アクセスの順序保証の要否をトランザクションのアドレ
スで見分けることにより、順序保証が必要な一連のPI
Oライト手続きを実行しようとしている前記プロセッサ
からのアクセスのみの順序保証を行ない、かつ、該プロ
セッサ以外プロセッサからのPIOライトアクセスがリ
トライ要求を受けないことを特徴とするバス制御方式。 - 【請求項21】 請求項19または20において、 前記システムバス上に、請求項11,12,13,14
または15に記載のバス制御方式を行なう手段を有する
モジュールを複数接続することにより、アクセス先が、
前記システムバスを介してアクセス可能な複数のIOバ
ス上にわたっているPIOライトに関して、実行順序保
証を行なうことを特徴とするバス制御方式。
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- 1992-11-13 JP JP30408792A patent/JP3466214B2/ja not_active Expired - Lifetime
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