JP3519182B2 - 情報処理システムおよびバスアービタならびにバス制御方法 - Google Patents

情報処理システムおよびバスアービタならびにバス制御方法

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JP3519182B2
JP3519182B2 JP22823195A JP22823195A JP3519182B2 JP 3519182 B2 JP3519182 B2 JP 3519182B2 JP 22823195 A JP22823195 A JP 22823195A JP 22823195 A JP22823195 A JP 22823195A JP 3519182 B2 JP3519182 B2 JP 3519182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション等の各種情報処理装置が備える
バスの調停手段に係り、特に、I/Oと記憶装置に対す
るアクセスが競合する等の場合、バスの使用効率を向上
させつつ、適切にアービトレーションを行なう手段に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の各種情報処理装置に設けられたバ
スであって、マルチプロセッサ制御を考慮した高速シス
テムバスとして、例えば、「アイ・イー・イー・イー、
ドラフトスタンダード P896.1R/D8.5:フ
ューチャーバスプラス ロジカル レイヤ スペシフィ
ケーションズ(1991年)」の第63頁から第104
頁(IEEE Draft Standard P89
6.1R/D8.5:Futurebus+ Logi
cal Layer Specifications、
IEEE Computer Society Pre
ss(1991)PP63ー104)に記載されてい
る、いわゆる「フューチャーバスプラス」が提案されて
いる。
【0003】パーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョン等で構成したサーバ等の高速な情報処理装置におい
て、このようなフューチャーバスプラスに代表される、
高速システムバスが設けられた構造となるものが多い
が、このようなシステムバスには、複数のモジュール、
例えば、複数のプロセッサ、プロセッサ用インターフェ
イス、主記憶装置、入出力(I/O)装置等が接続され
る。また、入出力(I/O)装置は、システムバス上の
情報をI/Oバス上の情報へプロトコル変換等を行なう
変換装置、I/Oバスを介して、システムバスと接続さ
れる構成になっているものが多く提案されている。
【0004】ところで、近年、情報処理装置の分野で
は、プロセッサに供給するシステムクロック周波数の急
激な高周波数化に伴い、プロセッサおよび主記憶装置に
対するデータアクセス速度を、プロセッサの高性能化に
対応させて向上することができるか否かが、システム性
能を決定する最大要因の一つとなりつつある。
【0005】また、このようなシステムにおいては、既
存のI/O装置との互換性や、多回線接続や各種のI/
O装置への接続等を考慮して、プロセッサや主記憶装置
が接続されるバスと、I/O装置が接続されるI/Oバ
スとが、バス変換装置(バスアダプタ)を介した状態で
別個に設けられる構成、いわゆるバスの階層化が進んで
きている。
【0006】このため、バス間における各種の変換処理
を効率よく行なうバス制御手段の開発が重要になってき
ている。さらに、より高いスループットを実現するため
のバス制御の技術は、例えば、特開平5−324544
号公報等に技術開示されている。これらのバスにおいて
は、高スループットを実現するため、1サイクル毎のハ
ンドシェイクは行わずに、バススレーブ(以下、適宜、
単に「スレーブ」と記す)側のモジュールに、トランザ
クション受付け用のバッファを予め用意しておき、バス
マスタがバス使用権を獲得した後、受信側であるスレー
ブに設けておいたバッファに、連続してデータを書き込
むという方法を採用することを提案されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、各種
の情報処理装置が備えるシステムバス上では、主とし
て、プロセッサが主記憶装置をアクセスする「メモリア
クセス」、プロセッサが入出力(I/O)装置アクセス
する「PIOアクセス」、およびキャッシュの記憶内容
を一致化するための制御を行なうための「プロセッサ間
通信」等が頻繁に実行される。
【0008】一方、I/Oに対するアクセスは、比較的
低速で実行されるため、専用のI/Oバスを設け、バス
変換装置を介して、I/Oバスを階層的に接続する方法
が一般に採用されている。この場合、一般に、I/Oバ
スは、プロセッサや主記憶装置が接続されているシステ
ムバスより、低速で動作するため、プロセッサの主記憶
アクセスやプロセッサ間通信が、PIOアクセスにより
待たされてしまい、バスの使用効率を低下させるという
問題が存在していた。
【0009】この理由としては、以下に記載する事項が
考えられる。
【0010】ある1つのプロセッサ、もしくは、複数の
プロセッサから、連続してPIOアクセスが発生した場
合、バス変換装置を介して接続されているIOバスは、
一般的に低速で動作するため、バス変換装置が備えるバ
ッファ(PIOバッファ)に溜っているPIOアクセス
のアクセスデータに対する処理が終了しないうちに、プ
ロセッサ側から、次のPIOアクセスが発生する可能性
がある。しかし、PIOバッファに、空き領域が存在し
なければ、次のPIOアクセス要求に対するアクセスデ
ータを受け取ることはできない。
【0011】この場合、バスシステムに、リトライプロ
トコル、すなわち、スレーブ側からマスタ側に、「PI
Oアクセスを受付けられない状態にあるので、再実行
(リトライ)を要求する手段」を設け、さらに、マスタ
側に「リトライ要求の対象である転送命令を、所定時間
後に再実行する手段」を設けた構成にしなければ、アク
セス要求が失われてしまうことになる。
【0012】そこで、PIOバッファに空き領域が生じ
るようになるまで、バスアービタがバス変換装置以外の
モジュールに、バス使用権を与えない制御を行うことに
よって、対処することも考えられる。しかしながら、こ
の場合、PIOアクセス要求を発行しているプロセッサ
以外のプロセッサから、主記憶装置アクセスやプロセッ
サ間通信の要求があっても、それらを実行することがで
きないという問題があった。
【0013】また、システムバスでリトライプロトコル
をサポートしている場合でも、受付けられないリトライ
転送が多く発生してしまうため、バスの使用効率が低下
するという問題が発生することは避けられない。
【0014】このような課題が発生するようになった背
景としては、マルチプロセッサシステムを低価格にする
ニーズが存在していたことが挙げられる。即ち、メイン
フレームの分野では、従来からマルチプロセッサ方式が
採用されていたが、I/O系に対しては、バスではな
く、1対1で接続されるチャネル等が使用されていた。
【0015】しかしながら、近年、特に、パーソナルコ
ンピュータの分野においては、価格の低減を行なうため
に、1つの伝送線路を時分割で共有するバスが多く採用
されるため、このような問題が発生しつつあるわけであ
る。
【0016】以上の事項を鑑み、本発明の目的は、プロ
セッサが接続されるバスと、I/O装置が接続されるバ
スとが階層状に構成されたシステムにおいて、主記憶ア
クセスおよびプロセッサ間の情報転送の実行が、低速な
処理であるPIOアクセスによって、待たされた状態に
なるの防止し、バスの使用効率を向上させる手段を提供
することにある。
【0017】さらに、具体的に述べると、本発明の目的
は、I/Oと記憶装置に対するアクセスが競合する等の
場合、バスの使用効率を向上させつつ、適切にアービト
レーションを行なうシステム、これに用いられるバスア
ービタ、および、アービトレーション方法を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するため、以下の手段がある。
【0019】すなわち、第1のバスと、該バスと異なる
通信プロトコルで動作する第2のバスと、第1および第
2のバスに接続される複数のモジュールと、両バス間
で、情報のプロトコル変換を少なくとも行なうバス変換
手段と、バスマスタから発せられたバス使用権要求を調
停するバスアービタと、該バスマスタのアクセス先が所
定のモジュールに対するものである場合、当該アクセス
を規定するデータを所定量まで格納可能な格納手段とを
備え、前記第1のバスに接続された複数のモジュールの
うち、少なくとも2以上のものは、アクセス先情報を出
力する機能を有するバスマスタとするシステムである。
【0020】そして、前記バスアービタは、いずれかの
バスマスタがアクセス動作を行なう際に、バス使用権要
求を発したと判断した場合、前記アクセス先情報および
前記格納手段のデータ格納状態を参照して、当該バスマ
スタにバス使用権を与えるか否かを決定する、バス調停
システムである。
【0021】さらに、具体的には、前記バスアービタ
は、前記格納手段の格納領域が満杯になった場合、バス
使用権要求を発したバスマスタが出力するアクセス先情
報を参照して、アクセス先が、前記格納手段がデータ格
納動作する、前記所定のモジュールでないと判断した
時、バス使用権要求を発した最も優先順位の高いバスマ
スタに、バス使用権を与え、一方、アクセス先が、前記
格納手段がデータ格納動作する、前記所定のモジュール
であると判断した時、当該アクセス情報を出力したバス
マスタを除いて、バス使用権要求を発した最も優先順位
の高いバスマスタに、バス使用権を与えるシステムであ
る。
【0022】さらに、具体的な態様として、以下に示す
手段がある。
【0023】すなわち、前記第1のバスに接続されるモ
ジュールは、1以上のプロセッサ、および、2以上のプ
ロセッサに対するプロセッサ用インタフェース、およ
び、記憶装置に接続されたメモリインタフェースを、少
なくとも含み、バスマスタとなるモジュールは、バス使
用権付与のための優先順位を有し、前記第2のバスに接
続されるモジュールは、1以上の入出力(I/O)手段
であり、また、前記格納手段は、バスマスタのアクセス
先が、いずれかの入出力(I/O)手段に対するもので
ある場合、当該アクセスを規定するデータを所定量まで
格納可能とする。
【0024】そして、前記バスアービタは、前記格納手
段の格納領域が満杯になった場合であって、プロセッサ
およびプロセッサ用インタフェースが、バスマスタとし
てバス使用権要求を発した時、バスマスタが出力するア
クセス先情報を参照し、アクセス先が、いずれの入出力
(I/O)手段でもない場合には、最も優先順位の高い
バスマスタに、バス使用権を与え、一方、アクセス先
が、いずれかの入出力(I/O)手段である場合には、
前記メモリインタフェースにアクセス動作するバスマス
タのうち、最も優先順位の高いバスマスタに、バス使用
権を与えるシステムである。
【0025】
【作用】上記手段によれば、プロセッサ、主記憶装置、
I/O等を有して構成され、複数種類のバスを備えた情
報処理システムにおいて、以下のようにして、バス使用
権の調停が行なえる。
【0026】第1のバスと、該第1のバスと異なる通信
プロトコルで動作する第2のバスを有するものとし、さ
らに、第1および第2のバスには、複数のモジュールが
接続されている。そして、第1のバスに接続された複数
のモジュールのうち、少なくとも2以上のものはバスマ
スタとなり、バスマスタは、アクセス先情報を出力す
る。
【0027】バス変換手段は、第1のバスと第2のバス
と間で、情報のプロトコル変換を少なくとも行なう。ま
た、格納手段は、バスマスタのアクセス先が所定のモジ
ュールに対するものである場合、当該アクセスを規定す
るデータを所定量まで格納するように構成されている。
【0028】さて、バスアービタは、バスマスタから発
せられたバス使用権要求を調停する処理、即ち、バスア
ービタは、いずれかのバスマスタがアクセス動作を行な
う際に、バス使用権要求を発したと判断した場合、前記
アクセス先情報および前記格納手段のデータ格納状態を
参照して、当該バスマスタにバス使用権を与えるか否か
を決定する処理を行なう。
【0029】さらに、具体的には、バスアービタは以下
のように動作する。
【0030】即ち、バスアービタは、前記格納手段の格
納領域が満杯になった場合、バス使用権要求を発したバ
スマスタが出力するアクセス先情報を参照する。
【0031】そして、アクセス先が、前記格納手段がデ
ータ格納動作する、前記所定のモジュールでないと判断
した時、バス使用権要求を発した最も優先順位の高いバ
スマスタに、バス使用権を与える。一方、アクセス先
が、前記格納手段がデータ格納動作する、前記所定のモ
ジュールであると判断した時、当該アクセス情報を出力
したバスマスタを除いて、バス使用権要求を発した最も
優先順位の高いバスマスタに、バス使用権を与える、よ
うに動作し、バスの調停を行なう。
【0032】また、本発明のさらに具体的な態様によれ
ば、その作用は以下のようになる。
【0033】まず、前記第1のバスに接続されるモジュ
ールは、1以上のプロセッサ、および、2以上のプロセ
ッサに対するプロセッサ用インタフェース、および、記
憶装置に接続されたメモリインタフェースを、少なくと
も含みようにしておく。そして、バスマスタとなるモジ
ュールは、バス使用権付与のための優先順位を付与して
おく。また、前記第2のバスに接続されるモジュール
は、1以上の入出力(I/O)手段とし、また、前記格
納手段は、バスマスタのアクセス先が、いずれかの入出
力(I/O)手段に対するものである場合、当該アクセ
スを規定するデータを所定量まで格納可能である。
【0034】そして、前記バスアービタは、前記格納手
段の格納領域が満杯になった場合であって、プロセッサ
およびプロセッサ用インタフェースが、バスマスタとし
てバス使用権要求を発した時、バスマスタが出力するア
クセス先情報を参照する。
【0035】アクセス先が、いずれの入出力(I/O)
手段でもない場合には、最も優先順位の高いバスマスタ
に、バス使用権を与える。一方、アクセス先が、いずれ
かの入出力(I/O)手段である場合には、前記メモリ
インタフェースにアクセス動作するバスマスタのうち、
最も優先順位の高いバスマスタに、バス使用権を与え
る、バス調停の処理を行なう。
【0036】本発明によれば、実際にアクセス動作が行
なわれる前に、バス使用権を要求するモジュールのアク
セス先を把握できるため、高速性が要求される主記憶装
置にのアクセスやプロセッサ間通信を行うモジュールに
対して、優先的に、バス使用権を与えることができる。
【0037】このため、比較的低速なPIOアクセス等
に、高速性が要求される主記憶装置アクセスや、プロセ
ッサ間通信のトランザクション実行が待たされるような
事態の発生を防ぐことができるため、バスの使用効率が
向上する。また、システムバスでリトライプロトコルを
サポートしている場合であっても、データ転送に寄与し
ないリトライ転送数を低減できるため、バスの使用効率
が向上する。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0039】図1は、本実施例のシステム構成例を示す
構成図である。
【0040】1は、システムバス17とIOバス18と
のプロトコル変換を行う機能を少なくとも有するバス変
換装置である。なお、バス変換装置の詳細な構成は、後
に説明する。
【0041】2、3、4、5、6、7、8、9、10
は、プロセッサであり、夫々、「P#0」、「P#
1」、「P#2」、「P#3」、「P#4」、「P#
5」、「P#6」、「P#7」、「P#8」とする。例
えば、64ビットのCPUによって実現できる。
【0042】12は、主記憶装置であり、11は、主記
憶装置12のアクセスを制御するメモリコントローラで
ある。13、14、15、16は、入出力装置であり、
夫々、「IO0」、「IO1」、「IO2」、「IO
3」とする。入出力装置としては、例えば、表示装置、
プリンタ等の出力装置や、キーボード、マウス等の入力
装置や、端末用のコンピュータ等が考えられる。入出力
装置として、端末用のコンピュータ等の情報処理装置を
採用した場合、いわゆるクライアント・サーバシステム
を実現できる。
【0043】17は、マルチプロセッサ対応のシステム
バス、18は、IOバスである。
【0044】19、20、21、22は、プロセッサバ
スであり、例えばプロセッサバス19は、「P#1」、
「P#2」が接続されているバスである。
【0045】また、23は、プロセッサバス19とシス
テムバス17と間に設けた、インタフェース機能を有す
るインタフェース部、24は、プロセッサバス20とシ
ステムバス17と間に設けた、インタフェース機能を有
するインタフェース部、25は、プロセッサバス21と
システムバス17と間に設けた、インタフェース機能を
有するインタフェース部、26は、プロセッサバス22
とシステムバス17と間に設けた、インタフェース機能
を有するインタフェース部である。
【0046】図示するように、システムバス17に接続
するモジュールとしては、バス変換装置1、メモリコン
トローラ11、インタフェース23、24、25、2
6、および、プロセッサであり「P#0」があり、プロ
セッサやインタフェースは、バスマスタとして機能し、
主記憶装置12やIO装置13〜16に対してアクセス
動作を行なう。
【0047】なお、本システムを使用してのアクセス態
様に関する説明は、後に述べる。
【0048】次に、図2に、各種のアクセス態様と、夫
々に対する情報の転送のされかたについて概説する。
【0049】図2において、27は、プロセッサ「P#
7」からIO3に対する書き込み動作である「PIOラ
イトアクセス」(アクセス(A))を示す。28は、プ
ロセッサ「P#5」からIO2に対する書き込み動作で
ある「PIOライトアクセス」(アクセス(B))を示
す。同様に、29は、プロセッサ「P#3」からIO1
に対する書き込み動作である「PIOライトアクセス」
(アクセス(C))であり、30は、プロセッサ「P#
1」から主記憶装置12に対する読み込み動作である
「メモリリードアクセス」(アクセス(D))である。
【0050】すなわち、各アクセスでは、各プロセッ
サ、正確に表現すると、システムバス17に接続された
各インタフェースがバスマスタとなり、IOをアクセス
する「PIOアクセス」または主記憶装置12をアクセ
スする「メモリアクセス」を行なっている。そして、通
常、メモリアクセスは、システムバス17を使用して高
速に行なわれるのに比べ、PIOアクセスは、低速度で
行なわれる。
【0051】なお、図2には、示さなかったが、インタ
フェースを介さずに、プロセッサ「P#0」がアクセス
動作を行なうことや、あるプロセッサが、他のプロセッ
サとの間で、必要な情報を通信する、いわゆるプロセッ
サ間通信を行なうこと等、各種の情報転送の態様が考え
られる。
【0052】次に、図3を参照して、マルチプロセッサ
システムのシステムバス、および、IOバスの間に存在
し、プロトコル変換を行なう機能を少なくとも有するバ
ス変換装置の構成について説明する。なお、本実施例で
は、システムバスアービタ112をバス変換装置1に内
蔵した構成としているが、内蔵しない構成にしてもよい
ことは言うまでもない。なお、バス変換装置1を1チッ
プのLSIで構成したとき、システムバスアービタ11
2を同一チップ内に内蔵した構成とするのが好ましい。
【0053】本装置は、大きく、システムバス制御部1
25と、バス変換制御部126と、IOバス制御部12
7に、分けられる。
【0054】図3に示すように、システムバス17は、
アドレス/データ線A/D101、制御信号線CNTL
102、および、アービトレーション信号線103を有
して構成される。システムバス17は、時分割されて、
各種のデータを伝送する。
【0055】信号線101は、アドレスとデータの両方
を伝送する機能を有し、アドレスとデータは、例えば、
時分割で伝送される。
【0056】また、IOバス18は、アドレス線(A)
104、データ線(D)105、IOバス18の制御線
(CNTL)106、および、IOバス18のアービト
レーション信号線107を有して構成されている。
【0057】さらに、他の構成要素について説明を続け
ると、108は、システムバス17側からの「PIOア
クセス」のアドレスを格納するためのアドレス用バッフ
ァ、109は、システムバス17側からの「PIOライ
トアクセス」およびIOバス18側からの「DMA応
答」に対するデータを格納するためのデータ用バッファ
である。図示するように、4つのアクセスを定める、ア
ドレス、データを格納できる。したがって、5つ以上の
アクセスに対しては、既に格納されているアドレス、デ
ータに対する処理が完了しないと受け付けられない。
【0058】また、110は、IOバス18側からの
「DMAリードアクセス」のアドレスを格納するアドレ
ス用バッファ、111は、システムバス17側からの
「PIOリードアクセス」の応答データ、および、IO
バス18側からの「DMAライトアクセス」のデータを
格納するためのデータ用バッファであり、図示するよう
に、2つの、アドレス、データを格納しえる。
【0059】なお、セレクタ128は、アドレス、即
ち、アドレス用バッファ110に格納された情報、およ
び、データ、即ち、データ用バッファに格納された情
報、のいずれかを選択し、119に出力する機能を有す
る。
【0060】112は、バス変換装置1に内蔵したシス
テムバスアービタであり、この内部構造については、後
に詳しく説明する。
【0061】システムバス制御部113は、システムバ
スを制御する信号を生成し、前記CNTLに制御信号を
供給する。プロトコル変換部114は、システムバス1
7およびIOバス18間での、伝送データのプロトコル
を変換する処理を行なう。
【0062】IOバス制御部115は、IOバスを制御
する信号を生成し、前記CNTL107に制御信号を供
給する。
【0063】バス権制御部116は、アービトレーショ
ン信号線107との間で、信号をやりとりし、IOバス
のバス権の制御を行なう。
【0064】データ変換部117は、システムバス17
およびIOバス18の間で、データの変換処理(バスサ
イズ変換やエンディアンの変換等が考えられる)を行な
う。
【0065】一方、アドレス変換部118は、システム
バス17およびIOバス18の間で、アドレスの変換処
理を行なう。
【0066】また、119は、出力バッファ、120
は、入力バッファであり、夫々、A/D線101上に出
力する情報を格納する機能、A/D線101上から獲得
する情報を格納する機能を有する。
【0067】さらに、121は、入力バッファ、122
は、出力バッファであり、夫々、A線104上から獲得
したアドレスを格納する機能、A線104上に出力する
アドレスを格納する機能を有する。
【0068】さらにまた、123は、入力バッファ、1
24は、出力バッファ、であり、夫々、D線105上か
ら獲得したデータを格納する機能、D線105上に出力
するデータを格納する機能を有する。
【0069】また、バッファ制御部129は、アドレス
用バッファ108およびデータ用バッファ109の格納
動作を制御し、制御信号線130は、バッファ制御部1
29からシステムバスアービタ112に対して制御信号
を与えるための信号線であり、具体的には、バッファ1
08、109が満杯か否かを、システムバスアービタ1
12に対して通知する信号線である。
【0070】図4は、本発明の原理を説明するための説
明図である。
【0071】システムバスアービタ112は、図3のバ
ス変換装置1に内蔵されたものであり、バス使用権の調
停制御を行なう。
【0072】202、203、204は、夫々、システ
ムバス17に接続されるモジュール#0、#1、#2を
示す。本図に示すモジュールは、バスマスタとして機能
し、バス権要求信号である(BREQ)を出力し、所定
の場合にバス権許可信号(BGRANT)が与えられ、
さらに、バス権要求信号を出力する場合には、アクセス
先を示す信号を出力する点が特徴である。
【0073】例えば、モジュール#0(202)は、シ
ステムバスアービタ112に対しバス権要求信号(BR
EQ0)205を出力し、システムバスアービタ112
からのバス権許可信号(BGRANT0)206を受け
付けるとともに、アクセス先コード信号線207を介し
て、アクセス先を示す情報である、アクセス先情報を出
力する。
【0074】同様に、モジュール#1(203)は、シ
ステムバスアービタ112に対しバス権要求信号(BR
EQ1)208を出力し、システムバスアービタ112
からのバス権許可信号(BGRANT1)209を受け
付けるとともに、アクセス先コード信号線210を介し
て、アクセス先情報を出力する。また同様に、モジュー
ル#2(204)は、システムバスアービタ112に対
しバス権要求信号(BREQ2)211を出力し、シス
テムバスアービタ112からのバス権許可信号(BGR
ANT2)212を受け付けるとともに、アクセス先コ
ード信号線213を介して、アクセス先情報を出力す
る。
【0075】このように、各モジュールは、システムバ
スアービタ112に対しバス権要求信号を出力し、所定
時、即ちバスの使用権が与えられる場合には、システム
バスアービタ112からのバス権許可信号を与えられる
が、本発明では、各モジュールからのアクセス先情報を
参照して、調停制御を行なう点が特徴になっている。
【0076】なお、実際に調停制御を行なう際には、前
記アクセス先情報の他、図3のバッファ108、109
が満杯か否かの情報も参照して行なうが、詳細な処理の
流れは、後に図8等を参照して説明する。
【0077】また、図4に示したモジュールは、具体的
には、図1に示すプロセッサやプロセッサバスである。
なお、本明細書を通して、各種の制御信号は、原則とし
て、ロー状態でアサートする、いわゆるアクティブロー
動作を行なう信号である。
【0078】次に、図5に、情報転送における各種信号
のタイミングチャート例を示す。
【0079】なお、本タイミングチャートは、図4のモ
ジュール#0に対するものとする。
【0080】501は、バスの1サイクルを規定するシ
ステムクロック(CLK)の波形であり、丸付き数字で
サイクル番号が示されている。
【0081】502は、モジュール#0からシステムバ
スアービタに対して出力されたバス権要求信号(BRE
Q0)の波形であり、503は、システムバスアービタ
からモジュール#0に対するバス権許可信号(BGRA
NT0)の波形である。
【0082】BREQ0502がアサートされてから、
1サイクル遅れて、BGRANT0がアサートされてい
る様子が分かる。
【0083】また、504は、アドレス/データ線(A
/D)の波形であり、アドレス/データ線は、多重化さ
れているので、時分割でアドレス、データが伝送される
様子が分かる。図5の例では、BGRANT0がアサー
トされた後、即ち、バス使用権が与えられた後から、1
サイクル分、アドレス情報が伝送された後に、3サイク
ル分、データ情報が伝送されている。
【0084】505は、アドレスサイクル指定信号線
(ADRV)の波形、即ち、バス上にアドレス情報が伝
送されていることを示す信号線であり、506は、デー
タサイクル指定信号線(DATV)の波形、即ち、バス
上にデータ情報が伝送されていることを示す信号線であ
り、夫々、バス上に、アドレス、データが伝送されてい
るときに、アサートされているのが分かる。
【0085】507は、モジュール#0からシステムバ
スアービタに対して、アクセス先情報を伝えるための、
アクセス先コード信号の波形である。BREQ0502
のアサートと同時に、アクセス先コードが出力されてい
ることが分かる。なお、アクセス先コードとしては、例
えば、アクセス先が、主記憶装置のとき「1」、IO装
置の場合「0」のように、予め定めておけば良い。
【0086】次に、図6、図7に、従来技術と本発明の
タイミングチャートを示す。後に、両図を参照して、従
来技術に対して本発明が奏する効果について説明する
が、ここでは、タイミングチャートの概要のみを説明し
ておく。
【0087】まず、図6の概略説明を行なう。なお、本
図では、4つのモジュール、具体的には、図1に示すイ
ンタフェース26、25、24、23に対するものを想
定している。
【0088】601は、バスの1サイクルを規定するシ
ステムクロック(CLK)の波形であり、丸付き数字で
サイクル番号が示されている。
【0089】602は、インタフェース26から、バス
変換装置1に内蔵されるシステムバスアービタ112に
対して出力されたバス権要求信号(BREQ0)の波
形、同様に、603は、インタフェース25から、シス
テムバスアービタ112に対して出力されたバス権要求
信号(BREQ1)の波形、604は、インタフェース
24から、システムバスアービタ112に対して出力さ
れたバス権要求信号(BREQ2)の波形、そして、6
05は、インタフェース23からシステムバスアービタ
112に対して出力されたバス権要求信号(BREQ
3)の波形である。
【0090】なお、BREQ0、BREQ1、BREQ
2およびBREQ3は、夫々、図2に示す、アクセス
(A)、アクセス(B)、アクセス(C)、アクセス
(D)に対応して、各インタフェースから出力された信
号であるものとする。
【0091】なお、アクセスの優先順位は、高い順に、
インタフェース26、25、24、23と定められてい
るものとする。
【0092】図6によれば、BREQ0、BREQ1お
よびBREQ2が、ほぼ同時にアサートされ、1サイク
ル遅れてBREQ3がアサートされている。
【0093】すなわち、アクセス(A)、アクセス
(B)、アクセス(C)に対する動作が、ほぼ同時に起
動され、1サイクル遅れてアクセス(D)に対する動作
が、起動される。
【0094】一方、606は、システムバスアービタ1
12から、インタフェース26に対して与えられるバス
権許可信号(BGRANT0)の波形であり、同様に、
607は、システムバスアービタ112から、インタフ
ェース25に対して与えられるバス権許可信号(BGR
ANT1)の波形、608は、システムバスアービタ1
12から、インタフェース24に対して与えられるバス
権許可信号(BGRANT2)の波形、そして、609
は、システムバスアービタ112から、インタフェース
23に対して与えられるバス権許可信号(BGRANT
3)の波形である。610は、アドレス/データ線(A
/D)の波形である。「A」で示す部分では、アドレス
が、「D」で示す部分では、データが、伝送されている
ことが分かる。
【0095】図7において、図6と同じ符号を付されて
いるものは、同一のものを示す。
【0096】図6は、従来技術に関するタイミングチャ
ート、図7は、本発明によるタイミングチャートを示
し、詳しい説明は後述するが、図7を見て分かるよう
に、本発明によれば、主記憶装置に対するメモリアクセ
スであるアクセス(D)が、待たされることなく、アク
セス(B)に対する処理に次に、行なわれていることが
分かる。
【0097】次に、図10にシステムバスアービタの回
路構成の一例を示す。
【0098】ここでは、回路構成のみを説明しておき、
後にその動作について説明することにする。
【0099】130は、IOアクセスバッファ(図3の
108、109)がフル(満杯状態)で、IOアクセス
を受付けることが不可能状態であることを、バッファ制
御部129から、システムバスアービタへ伝えるための
制御信号線(BUFULL:アクセス不可(フル)状態
で「1」、アクセス可(空き)状態で「0」)である。
【0100】タイミング制御部701は、バス権許可信
号を与えるタイミングを調整する機能を有する。
【0101】702、703、704、705、70
6、707、708は、バス権要求信号(BREQ0−
6)であり、今、6つの、バスマスタとなりうるモジュ
ールが存在する場合を想定している。
【0102】709、710、711、712、71
3、714、715は、夫々、702から708のバス
権要求信号に対するアクセス先が、主記憶装置(メモリ
アクセス)であるのか、または、IO装置(IOアクセ
ス)であるのかを示す信号線(メモリアクセスの場合
「1」、IOアクセスの場合「0」)である。
【0103】また、716、717、718、719、
720、721、722は、バス使用権許可信号(BG
RANT0−6)であり、バスの使用権が与えられたモ
ジュールに対して、バス使用権許可信号が供給される。
【0104】なお、723、724、725、726、
727、728、729は、ANDゲートやORゲート
で構成された論理回路であり、730、731、73
2、733、734、735、736、737、73
8、739、740、741、742は、ANDゲート
で構成された論理回路であるが、後に、これらの論理回
路の動作の一例を示し、動作説明を簡単に行なう。
【0105】さて、以上までは、ハードウエア構成や本
発明の原理を中心として説明してきたが、以下は、ハー
ドウエアの動作を中心に説明する。
【0106】まず、図1に示すマルチプロセッサシステ
ム構成において、図2に示すようなメモリアクセスやP
IOアクセスが発生した場合のハードウエアの動作につ
いて説明する。
【0107】プロセッサP#7(9)から、IO3(1
6)に対するPIOライトアクセス(アクセス(A))
は、プロセッサP#7がアクセス起動を行なうと、プロ
セッサバス22を介して、プロセッサP#7から起動を
受けたインタフェース26は、システムバス17のバス
使用権を要求するバス使用権要求信号を出力する。そし
て、インタフェース26がバス使用権を獲得した後、バ
ス変換装置1に対して、プロセッサP#7は、プロセッ
サバス22、インタフェース26を介して、PIOライ
トトランザクションを発行し、送出する。
【0108】PIOライトトランザクションを受け取っ
たバス変換装置1は、IOバス18のバス使用権を要求
し、バス使用権を獲得した後、IOバス18上に、ライ
トトランザクションを発行するという制御が行なわれる
(図2のアクセス(A))。
【0109】プロセッサP#5(7)から、IO2(1
5)に対するPIOライトアクセス、プロセッサP#3
(5)から、IO1(14)に対するPIOライトアク
セスに対しても、同様な制御動作が行なわれる(図2の
アクセス(B)、(C))。
【0110】一方、プロセッサP#1(3)から、主記
憶装置12に対するライトアクセスは、プロセッサバス
19を介して、プロセッサP#1からのアクセス起動を
受けたインタフェース23が、システムバス17のバス
使用権を要求するバス使用権要求信号を出力する。そし
て、バス使用権を獲得した後、メモリコントローラ11
に対して、ライトトランザクションを発行し、送出す
る。ライトトランザクションを受けとったメモリコント
ローラ11は、主記憶装置12に対して、指定されたメ
モリライトアクセスを行う(図2のアクセス(D))。
【0111】PIOライトトランザクションを受付ける
バス変換装置1は、図3に示すように、入力バッファ1
20を介して、ライトアドレスは、アドレス用バッファ
108に、ライトデータは、データ用バッファ109
に、一旦格納する。
【0112】この後、PIOライトアドレスおよびデー
タは、必要があれば、アドレス変換部118およびデー
タ変換部117で、所定の変換が行なわれた後、出力バ
ッファ122および124を介して、IOバス18上に
出力されることになる。
【0113】なお、図3に示すように、IOバス18
は、アドレス情報、データ情報の夫々に対するバス、1
04、105を備えおり、いわゆるアドレス、データの
分離型バスである。
【0114】ここで、仮に、複数のPIOライトアクセ
スが連続して起動された場合、本実施例のバス変換装置
1では、4つのトランザクションまで、バッファ10
8、109に溜めることができる。
【0115】さて、バス変換装置1は、システムバスの
バス使用権を調停する機能を有するシステムバスアービ
タ112を内蔵している。このシステムバスアービタが
行なうバス制御の方法は、以下に示す通りである。
【0116】IOバス18の動作速度は、システムバス
17に比べて遅いため、バス変換装置1が備えるPIO
アクセス用のバッファ4段が、全てフル状態(満杯状
態)になる場合が生じる。仮に、この状態で、プロセッ
サ側から、さらに、PIOアクセスが起動されると、シ
ステムバスプロトコルでリトライ機能をサポートしてい
ないと、送出されてきたトランザクションを受け取れな
いため、システムバスアービタ112は、バッファに空
き領域が生じるまで、システムバス17上のモジュール
(バスマスタ)に、バス使用権を与えないという制御動
作を行う。
【0117】ここで、PIOアクセス用バッファがフル
状態で、プロセッサからメモリアクセス要求が発生した
場合、当該プロセッサに対してバス権を与えられるよう
に、システムバスアービタを、以下に示す機能を有した
構成とする。
【0118】まず、信号線としては、バス使用権要求信
号(BREQ)、バス使用権許可信号(BGRANT)
に加え、当該モジュールであるバスマスタがアクセスし
ようとしているアクセス先を示す情報であるアクセス先
情報を伝えるためのアクセス先コード信号を発行するよ
うに、バスマスタを構成しておく。
【0119】アクセス先コード信号は、そのアドレスに
よって、アクセス先(主記憶装置、IO空間、プロセッ
サ間通信等)を判定できるもので、システムバスに接続
されたインタフェース(23、24、25、26)が、
バスマスタであるプロセッサから出力されたアドレスを
デコードして出力するように構成しておいても良い。
【0120】なお、バスマスタとなりうる各モジュール
とシステムバスアービタの接続例は、図4に示した通り
である。一方、システムバスアービタ112は、バス変
換装置1からPIOバッファがフル状態か否か、すなわ
ち、PIOアクセスの受付けが可能か否かの状態を通知
する制御信号を受け取る。かかる通知は、図3の130
に示す信号線を使用して行なわれる。なお、PIOバッ
ファがフル状態であるとき、PIOアクセスの受付けが
可能でない旨が、バッファ制御部129からシステムバ
スアービタ112に通知される。
【0121】本実施例では、システムバスアービタ11
2をバス変換装置1に内蔵した構成としているが、シス
テムバスアービタ112を、バス変換装置1の外部に設
けた構成であってもかまわないことは、言うまでもな
い。
【0122】さて、システムアービタ112が行なう制
御方法は、以下の通りである。
【0123】図8のフローチャートを参照して、一連の
制御手順を示す。
【0124】以下の処理は、システムアービタ112が
行なう。
【0125】まず、バス使用権要求信号の有無を監視
し、バス使用権要求信号があるか否かをいなかを判定す
る(ステップ850、852)。
【0126】バス使用権要求信号がない場合には、ステ
ップ850に戻り、ウエイト状態を維持する。一方、バ
ス使用権要求信号がある場合には、ステップ854に進
み、バス変換装置1が備えるPIOバッファが、PIO
アクセスを規定する、アドレス、データ情報を受付け可
能か否か、即ち、フル状態であるか否かを、信号線13
0上の信号を参照して調べる(ステップ854)。
【0127】仮に、PIOバッファが、アドレス、デー
タ情報を受付け可能な状態であればバス権要求信号を出
力しているモジュールのうちで、予め定めたアクセスの
優先順位が最も高いモジュールにバス使用権を与える
(ステップ860)。
【0128】一方、バス変換装置1が備えるPIOバッ
ファが、アドレス、データ情報を受付けることが不可能
な状態であれば、各バスマスタからバス権要求信号とと
もにに出力される、アクセス先コード信号を参照して、
PIOアクセスが含まれるか否かを調べる(ステップ8
56、858)。
【0129】そして、PIOアクセスが含まれていれ
ば、PIOアクセスを除いたアクセスの中で、予め定め
た優先順位の最も高いバスマスタ(図1に示すシステム
例では、主記憶装置に対するメモリアクセスを行なうバ
スマスタであって、優先順位が最も高いものとなる)に
バス使用権を与え(ステップ852)、一方、PIOア
クセスが含まれていなければ、バス権要求信号を出力し
ているモジュールのうちで、予め定めたアクセスの優先
順位が最も高いモジュールに、バス使用権を与える(ス
テップ860)。以上が、バスシステムアービタ112
が行なう制御動作である。
【0130】次に、本発明が奏する効果を、PIOアク
セスとメモリアクセスとが競合する場合を想定して説明
する。
【0131】図2に示すように、プロセッサP#7
(9)からIO3(16)に対して行なうPIOライト
アクセス(アクセス(A))、プロセッサP#5(7)
からIO2(15)に対して行なうPIOライトアクセ
ス(アクセス(B))、プロセッサP#35()からI
O1(14)に対して行なうPIOライトアクセス(ア
クセス(C))、さらに、プロセッサP#1(3)から
主記憶装置12に対して行なうライトアクセス(アクセ
ス(D))の順で、転送要求が生じて、バスの使用権の
要求が競合する場合について考える。
【0132】ここで、予め定めておく優先順位は、イン
タフェース26が最も高く、インタフェース25、イン
タフェース24、インタフェース23の順に低くなるも
のとする。このときの動作概要および本発明の効果を、
図6、図7を参照して説明する。
【0133】本実施例における、システムバス17は、
図6に示すシステムクロック(CLK)に同期して動作
するものとする。
【0134】インタフェース26、インタフェース2
5、インタフェース24、インタフェース23が出力す
るバス使用権要求信号は、夫々、BREQ0(60
2)、BREQ1(603)、BREQ2(604)、
BREQ3(605)であり、インタフェース26、イ
ンタフェース25、インタフェース24、インタフェー
ス23に対するバス使用権許可信号は、夫々、BGRA
NT0(606)、BGRANT1(607)、BGR
ANT2(608)、BGRANT3(609)であ
る。BGRANT信号を与えられた、即ち、バス使用権
許可を与えられたモジュールは、その1クロック後か
ら、バスを使用することができる。また、バス使用権を
得たバスマスタは、バス使用権を放棄する1クロック前
に、バス使用権要求信号(BREQ)をネゲートする
(信号をハイレベルにする)ことで、システムバスアー
ビタが、転送の最終サイクルにおいて、BGRANT信
号をネゲート(信号をハイレベルにする)することがで
きるような転送プロトコルが採用されている。
【0135】さて、サイクル番号(1)で、プロセッサ
P#7、P#5、P#3からのPIOアクセス起動を受
けたインタフェース26、25、24が、バス使用権要
求信号をアサートする。これらのバス使用権要求信号を
受けとったシステムバスアービタは、予め定めた優先順
位に従って、まず、インタフェース26に、バスの使用
権を与える。
【0136】バス使用権を与えられたインタフェース2
6が行なうアクセス動作、即ち、IOアクセス(アクセ
ス(A))が終了した後、次に優先順位の高いインタフ
ェース25に、バスの使用権が与えられ、プロセッサP
#5からの起動による、インタフェース25のPIOア
クセス動作(アクセス(B))が行われる。なお、この
時点で、バス変換装置1が備えるPIOバッファがフル
状態になり、このフル状態が、サイクル番号(11)の
直前のサイクルまで続くものとする。
【0137】ここで、従来のアービトレーション方法を
採用することを想定すると、バス変換装置1は、これ以
上、PIOアクセスを受け付けることができないため、
BREQ2およびBREQ3がアサートされているにも
かかわらず、いずれのバスマスタにも、バス使用権を与
えないという制御を行う。このため、サイクル番号(1
1)まで、PIOアクセス(アクセス(C))、およ
び、メモリアクセス(アクセス(D))が待たされた状
態になってしまうる。このため、すべてのアクセス動作
が終了するのは、サイクル番号(15)である。
【0138】これらの様子を、図6に示しているが、ア
クセス動作にかかる時間の短いメモリアクセスが、相当
な時間待たされる様子が分かる。
【0139】一方、本発明のアービトレーション方法を
採用すると、まず、システムバスアービタ112は、バ
ッファ制御部129から制御信号線130を介して与え
られるフル状態を示す信号の通知により、これ以上、P
IOアクセスを受け取ることができないことを把握す
る。
【0140】次に、システムバスアービタは、各バスマ
スタからバス権要求信号とともに出力されるアクセス先
コード信号を参照し、アクセスの中に、PIOアクセス
が含まれるか否かを調べ、PIOアクセスが含まれてい
れば、PIOアクセスを除いたアクセスの中で、予め定
められた優先順位の最も高いバスマスタに、バス使用権
を与える。
【0141】即ち、インタフェース23からのバス権要
求信号(BREQ3)がアサートされている、プロセッ
サP#1からの主記憶装置12に対するライトアクセス
(アクセス(D))を優先させて実行するようにバスの
制御を行う。本発明では、主記憶装置アクセス(メモリ
アクセス)が、IOバスの性能により影響を受けて待た
されることを防止し、高速性が求められるメモリアクセ
ス、および、プロセッサ間通信等の実行時期を、従来よ
り早めることができる。
【0142】これらの様子を、図7に示したが、メモリ
アクセスDが、PIOアクセス用バッファが満杯状態の
間に実行され、従来に比べてメモリアクセスが実行され
る時期が早くなっていることが分かる。
【0143】上述してきた実施例では、主記憶装置12
が、メモリコントローラ11を介してシステムバス17
に接続された構成となっている場合について示したが、
図9に示すように、バス変換装置1と主記憶装置12と
が直接接続されている場合、即ち、バス変換装置1内部
に、主記憶装置12を制御するメモリコントローラ11
を内蔵したような構成でも、システムバス17に接続さ
れたモジュールが、バス使用権を要求する時点で、アク
セス先が、主記憶装置であるのかIO装置であるのかを
システムバスアービタ112に伝えれば、システムバス
アービタ112が、主記憶装置アクセスを優先して行な
うようにすることができるため、今まで説明した実施例
と同様の効果を奏する。
【0144】また、システムバスのプロトコルが、リト
ライプロトコルを有している場合を考える。リトライプ
ロトコルとは、スレーブ側が転送を受付けられない場
合、所定時間後に、マスタ側が、再度、必要な情報を転
送しなおす動作を指す。すなわち、まず、スレーブ側が
マスタ側に対し、転送を受付けられない旨を信号線等を
介して通知する。この通知を受けたマスタ側は、バス権
を保持したまま、転送が受付けられるのを待つことはせ
ずに、通知を受けた時点で、一旦バス権を解放し、他の
バスマスタにバス権を譲る。そして、所定時間を経過
後、再度、バス使用権を獲得し直し、再度、必要なデー
タの転送をやり直すという方式である。
【0145】このリトライプロトコルを使用すれば、本
発明で解決しようとする問題点は、多少解決できる。つ
まり、PIO用バッファが受付け不可能な状態におい
て、あるバスマスタが、PIOアクセスを行なった場合
でも、バス変換装置がリトライ要求を出すことによっ
て、他のバスマスタにバス使用権を移転することができ
るため、PIO用バッファが受付け可能な状態になるま
で、他の転送を止めたまま、PIOアクセスを行なおう
としているバスマスタのアクセス動作が、待たされるこ
とはなくなる。しかしながら、例えば、リトライを行な
う間隔が、3サイクルであるとすると、PIO用バッフ
ァが受付け可能状態になるまで、4サイクルに最低1回
は、転送に係らない無駄な転送サイクル(再度、リトラ
イ要求を受けるためのサイクル)が発生してしまい、バ
スの使用効率が低下するという問題は、避けられない。
【0146】そこで、本発明にかかる制御方式を採用す
ることによって、バス上に、デ−タ転送に直接係らない
無駄な転送サイクル(再度、リトライ要求を受けるため
のサイクル)が発生するのを防ぐことができ、さらに、
バス使用効率を向上させることができる。したがって、
システムバスがリトライプロトコルを有している場合で
あっても、本発明にかかると制御方式を採用することに
よって、バス使用効率を向上させることができる。
【0147】次に、本発明にかかる、システムバスアー
ビタの構成例について述べる。
【0148】前述したように、図10はその一例であ
り、優先順位は、予め固定して定めておき、高い順か
ら、BREQ0、BREQ1、BREQ2、BREQ
3、BREQ4、BREQ5、BREQ6とする。これ
ら702から708のバス使用権要求信号(BREQ0
〜BREQ6)は、「1」の時、バス使用権の要求があ
ることを意味するものとする。
【0149】ここで、あるバスマスタが、バス権要求信
号を出力する場合、同時に、信号線709から715に
よって、バス権を獲得した後のアクセスが、メモリアク
セスであるのかIOアクセスであるのかをシステムバス
アービタ112に伝える。
【0150】信号線709から715は「1」の時、メ
モリアクセス、また、「0」の時、PIOアクセスであ
ることを意味するものとする。
【0151】また、その時、システムバスアービタ11
2は、システムが備えるIOアクセス用バッファが、I
Oアクセスを受付け可能か否かを示す制御信号(13
0)を監視している。制御信号130は、「1」の時、
アクセス受付け不可能状態、「0」の時、アクセス受付
け可能状態を示す。
【0152】これらの信号の状態により、ANDゲート
やORゲートで構成された論理回路723から729を
使用して、以下のような制御を行なう。
【0153】まず、あるバスマスタのアクセス要求先が
メモリであった場合、そのバスマスタより、優先順位が
高いバスマスタからメモリアクセスの要求がなければ、
当該バスマスタにバス使用権を与える。
【0154】もし、メモリアクセスを行なったバスマス
タより、優先順位が高いバスマスタからのアクセスがI
Oアクセスのみである場合、IOアクセス用バッファが
フル状態で、アクセス受付け不可能状態である場合の
み、前記メモリアクセスを行なうバスマスタにバス使用
権を与えるという制御を行なう。
【0155】以下、図10に示す回路の動作を具体的に
説明する。なお、説明の都合上、本回路では、BRE
Q、BGRANT信号は「1」のとき、アサート(真で
ある)として説明する。この点図6、7に示すアクティ
ブローとは、異なるように表現するので注意されたい。
【0156】また、理解の容易化のため、BREQ3が
アサートされメモリアクセス要求が発生している場合を
想定する。このとき、BREQ3(705)は「1」、
M/I3(712)も「1」である。
【0157】したがって、AND・ORゲート726の
上側のANDゲ−ト(入力信号が正論理)の出力「1」
が、後段のORゲートを通って、ANDゲ−ト732に
伝えられる。ここで、自モジュールより優先度の高いモ
ジュ−ルからのバス使用権要求(BREQ0、BREQ
1、BREQ2)がなければ、ANDゲート732、A
NDゲ−ト739を介して、タイミング制御部701で
規定されるタイミングに従って、バス権許可信号が出力
される(BGRANT3が「1」となる)。もし、自モ
ジュールより優先度の高いモジュールからのバス使用権
要求(BREQ0、BREQ1、BREQ2)が発生し
ていると、AND・ORゲート723、724、725
の出力のいずれかが「1」となり、ANDゲート732
に、論理値が反転して入力されるため、AND・ORゲ
ート726の出力がマスクされ、バス使用権許可信号が
出力されないことになる(BGRANT3は「0」のま
ま)。
【0158】ただし、自モジュールより優先度の高いモ
ジュールからのバス使用権要求信号がPIOアクセスで
あって、かつ、PIOアクセス用バッファがアクセス受
付け不可能な状態のときには、AND・ORゲート72
3、724、725の下側のANDゲートの出力が
「0」、すなわち、723、724、725の出力が
「0」となるため、ANDゲート732において、マス
クが行なわれないため、BREQ3のメモリアクセスが
優先される。
【0159】一方、BREQ3によるPIOアクセスの
要求が発生している場合を考える。
【0160】このとき、BREQ3(705)は
「1」、M/I3(712)は「0」である。したがっ
て、制御信号130が「0」のときには、AND・OR
ゲート726の下側のANDゲート(入力信号712、
130が負論理)の出力「1」が、後段のORゲートを
介して、ANDゲート732に伝えられる。ここで、自
モジュールより優先度の高いモジュールからのバス使用
権要求(BREQ0、BREQ1、BREQ2)がなけ
れば、ANDゲート732、ANDゲート739を介し
て、タイミング制御部701で規定されるタイミングに
従って、バス使用権許可信号が出力される(BGRAN
T3が「1」となる)。もし、制御信号130が「1」
のとき、すなわち、PIOアクセス用バッファが、アク
セス受付け不可能状態であるときには、AND・ORゲ
−ト726の下側のANDゲ−ト(入力信号712、1
30が負論理)の出力が「0」となるため、バス使用権
許可信号は、出力されない。さらに、自モジュールより
優先度の低いモジュールから、メモリアクセスのバス使
用権要求(BREQ4、BREQ5、BREQ6)が発
生している場合、それらをマスクする信号(ANDゲー
ト733、734、735に反転入力されるAND・O
Rゲート726の出力)も「0」となるため、優先順位
の低いモジュールからの、メモリアクセスを優先するこ
とができることになる。
【0161】図11に、本実施例による調停動作の態様
を一覧表示する。
【0162】ここで、横軸は、あるバスマスタ(自モジ
ュール)のバス使用権要求の種類、即ち、アクセス先を
示す。具体的には、アクセス先がメモリ(主記憶装置)
である「メモリアクセス」と、アクセス先がIO装置で
ある「IOアクセス」とを示している。
【0163】縦軸は、その時の、他モジュールからのバ
ス使用権要求の各種態様を示したものである。まず、他
モジュールの優先順位が自モジュールの優先順位より高
い場合と、逆に低い場合とに大別している。さらに、各
場合において、他モジュールのアクセス態様に応じて、
「メモリアクセス要求」、「IOアクセス要求」、およ
び、「メモリアクセス要求およびIOアクセス要求」に
分類している。また、さらに、バッファの状態での分類
も行なっている。「バッファフル」は、システIOアク
セス用バッファがフル状態で、アクセス受付けが不可能
な状態であり、「バッファOK」は、IOアクセス用バ
ッファが空き状態で、PIOアクセス受付けが可能な状
態を示す。
【0164】また、図中の「〇印」は、バス使用権が付
与されること、「×印」は、バス使用権が与えられず
に、アクセス動作が待たされる(即ち、バス使用権は、
他モジュールに与えられる)ことを示す。
【0165】具体例として、例えば、前述のBREQ3
からメモリアクセスの要求が来ている場合を考える。こ
こで、自モジュールは、BREQ3を出力しているモジ
ュールである。例えば、優先順位がより高い「BREQ
0」から「メモリアクセス要求」がある場合、PIOア
クセス用バッファの受付け状態の可否によらず、BRE
Q0に対して、バス使用権を与えることになり、このこ
とを、左側の1段目および2段目の「×印」で表現して
いる。また、より優先順位が高い、「BREQ0」から
の「IOアクセス要求」が競合しており、かつ、PIO
アクセス用バッファが受付け可能なとき(バッファO
K)、BREQ0に対してバス使用権が与えられること
が、左側の4段目の「×印」で表現されており、PIO
アクセス用バッファが受付け不可能なとき(バッファフ
ル)、BREQ3に対してバス使用権が与えられること
を、左側の3段目の「〇印」で表現してある。
【0166】図10に示す回路構成は、システムバスア
ービタ実現の一例にすぎず、本発明にかかるシステムバ
スアービタを実現するために必要な構成要素を示すと、
図12のようになる。
【0167】図12において、801は、バス使用権要
求信号804、アクセス先情報信号805を受付けるリ
クエスト制御部であり、802は、予め定めた優先順
位、IOアクセス用バッファの格納情報(130)等を
参照して、いずれのバスマスタにバス使用権を与えるか
を判定するプライオリティ制御部、803は、バス使用
権を与えるための動作を制御し、いずれかのバスマスタ
にバス使用権許可信号806を与えるグラント信号制御
部である。なお、807は、リクエスト受付制御部80
1とプライオリティ制御部802との間で伝送される制
御信号、808は、プライオリティ制御部802とグラ
ント信号制御部803との間で、伝送される制御信号で
ある。
【0168】また、バス使用権要求信号804は、図4
における205、208、211、図10における70
2から708に対応し、また、バス使用権許可信号80
6は、図4における206、209、212、図10に
おける716から722に対応する。さらに、アクセス
先情報信号805は、図4における207、210、2
13、図10における709から715に、対応する。
PIOアクセス用バッファの空き状態を伝える制御信号
130は、図3、図10および図12において共通であ
る。
【0169】従来のシステムバスアービタは、バス権要
求信号804を受け付けるリクエスト制御部801と、
いずれかのバスマスタにバス権許可信号806を与える
グラント信号制御部803とを有して構成されていた。
【0170】これに対して、本発明の特徴は、リクエス
ト制御部801に、アクセス先情報信号805を入力す
る構成とし、さらに、プライオリティ制御部802に、
システムが備えるIOアクセス用バッファの空き状態
(アクセス受付け可能状態か否かを示す情報)を伝える
制御信号130を入力する構成とし、プライオリティ制
御部802は、バス権要求信号804、アクセス先情報
信号805、制御信号130、予め定めた優先順位等の
情報を参照して、バス使用権を与えるバスマスタを決定
する機能を有する。
【0171】即ち、プライオリティ制御部802が行な
う制御動作は、アクセス先情報信号805およびシステ
ムのIOアクセス用バッファの空き状態(アクセス受付
け可能状態か否か)を伝える制御信号130をも考慮し
て、バス使用権を与えるバスマスタを決定する。
【0172】以上のように、本発明によれば、高速なシ
ステムバスと、システムバスよりも低速なIOバスとを
バスアダプタを介して接続したシステムにおいて、低速
で動作するIOバスの性能が、主記憶アクセスやプロセ
ッサ間通信に影響してアクセス速度が低下するのを防止
することができる。
【0173】さらに、リトライプロトコルをサポートし
ている場合、バス上に発生するリトライ転送情報を低減
することができるため、バスの使用効率が向上する。
【0174】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、バス上の高速な情報転送を優先的に実行することで
可能となるので、高速な情報転送が、より低速な情報転
送により、阻止されることを防止しできる。
【0175】特に、システムバスと、システムバスより
も低速なI/Oバスを接続したシステムにおいて、シス
テムバスによる、記憶装置アクセスやプロセッサ間通信
に、I/Oバスを使用した情報転送が影響することがな
くなり、バスの使用効率が低下することを防止できる。
【0176】また、さらに、リトライプロトコルをサポ
ートしている場合、バス上に発生するリトライ転送情報
を低減することができるため、バスの使用効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施例の構成を示す構成図であ
る。
【図2】本システムでのデータの流れの一例を説明する
ための説明図である。
【図3】システムバスおよびIOバスの間で、プロトコ
ル変換を行う機能を有するバス変換装置の構成図であ
る。
【図4】本発明における、バス制御方法の原理を説明す
るための説明図である。
【図5】システムバスにおける、各種データのタイミン
グチャートを示す説明図である。
【図6】従来のバス制御方法による、バスにおける各種
データのタイミングチャートを示す説明図である。
【図7】本のバス制御方法による、バスにおける各種デ
ータのタイミングチャートを示す説明図である。
【図8】システムバスアービタが行なう処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】本発明にかかる実施例の他の構成例を示す構成
図である。
【図10】システムバスアービタの構成例を示す回路図
である。
【図11】本発明による、システムバスアービタリクエ
ストが競合した場合のバス権許可の可否を示す説明図で
ある。
【図12】本発明にかかる実施例におけるシステムバス
アービタの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1…バス変換装置、2…プロセッサ、3…プロセッサ、
4…プロセッサ、5…プロセッサ、6…プロセッサ、7
…プロセッサ、8…プロセッサ、9…プロセッサ、10
…プロセッサ、11…メモリコントローラ、12…主記
憶装置、13…入出力装置、14…入出力装置、15…
入出力装置、16…入出力装置、17…システムバス、
18…IOバス、19…プロセッサバス、20…プロセ
ッサバス、21…プロセッサバス、22…プロセッサバ
ス、23…インタフェース、24…インタフェース、2
5…インタフェース、26…インタフェース、801…
リクエスト制御部、802…プライオリティ制御部、8
03…グラント信号制御部、804…バス権要求信号、
805…アクセス先情報信号、806…バス権許可信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 行宏 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 服部 隆一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 梅村 雅也 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 足立 茂美 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (72)発明者 中井 幸一 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (72)発明者 森山 隆志 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (56)参考文献 特開 平1−129339(JP,A) 特開 平6−149730(JP,A) 特開 平9−223104(JP,A) 特開 昭63−46559(JP,A) 特開 昭60−84655(JP,A) 特開 平5−2557(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/362 510 G06F 13/362 520 G06F 13/36 310 G06F 13/36 320

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のバスに接続される複数のモジュール
    と、該モジュールのうちバスマスタとなるものがアクセ
    ス動作をする際に調停を行なうバスアービタと、前記
    1のバス以外のバスに接続される他のモジュールと、前
    記第1のバスに接続される複数のモジュールのうちバス
    マスタとなるものと前記第1のバス以外のバスに接続さ
    れる他のモジュールとの間のアクセスデータを所定量格
    納可能な格納手段とを備え、 各バスマスタは、アクセス動作をする際、アクセス先情
    報を出力する機能を有し、 アクセスは、当該アクセス先情報に基づき、アクセス先
    が前記第1のバスに接続された機器に対するアクセス
    と、前記第1のバス以外のバスに接続された機器に対す
    るアクセスとに分類され、 前記バスアービタは、いずれかのバスマスタがアクセス
    動作を行なう際に、バス使用権要求を発したと判断し、 前記格納手段のアクセスデータ格納状態を参照して、該
    格納手段に空きがない場合には、前記アクセス先情報を
    参照し、前記第1のバスに接続されたモジュールに対す
    るアクセスを要求しているバスマスタにバス使用権を与
    えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】第1のバスと、該バスと異なる通信プロト
    コルで動作する第2のバスと、第1および第2のバスに
    接続される複数のモジュールと、両バス間で、情報のプ
    ロトコル変換を少なくとも行なうバス変換手段と、バス
    マスタから発せられたバス使用権要求を調停するバスア
    ービタと、該バスマスタのアクセス先が所定のモジュー
    ルに対するものである場合、当該アクセスに対応するア
    ドレス、および、所定のアクセス先に対するアクセスデ
    ータを所定量まで格納可能な格納手段とを備え、 前記第1のバスに接続された複数のモジュールのうち、
    少なくとも2以上のものは、前記第1のバスに接続され
    るモジュールか前記第2のバスに接続されるモジュール
    かを示すアクセス先情報を出力する機能を有するバスマ
    スタとし、 前記バスアービタは、いずれかのバスマスタがアクセス
    動作を行なう際に、バス使用権要求を発したと判断した
    場合、 前記アクセス先情報および前記格納手段のデータ格納状
    態を参照して、当該バスマスタにバス使用権を与えるか
    否かを決定する情報処理システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記バスアービタは、前記格納手段の格納領域が満杯に
    なった場合、 バス使用権要求を発したバスマスタが出力するアクセス
    先情報を参照して、 アクセス先が、前記格納手段がデータ格納動作する、前
    記所定のモジュールでないと判断した時、バス使用権要
    求を発した最も優先順位の高いバスマスタに、バス使用
    権を与え、一方、 アクセス先が、前記格納手段がデータ格納動作する、前
    記所定のモジュールであると判断した時、当該アクセス
    情報を出力したバスマスタを除いて、バス使用権要求を
    発した最も優先順位の高いバスマスタに、バス使用権を
    与える情報処理システム。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記第1のバスに接続されるモジュールは、 1以上のプロセッサ、および、2以上のプロセッサに対
    するプロセッサ用インタフェース、および、記憶装置に
    接続されたメモリインタフェースを、少なくとも含み、
    バスマスタとなるモジュールは、バス使用権付与のため
    の優先順位を有し、 前記第2のバスに接続されるモジュールは、1以上の入
    出力(I/O)手段であり、また、 前記格納手段は、バスマスタのアクセス先が、いずれか
    の入出力(I/O)手段に対するものである場合、当該
    各バス権要求信号に対応するアクセス先情報、および、
    所定のアクセス先に対するアクセスデータを所定量まで
    格納可能とし、 前記バスアービタは、前記格納手段の格納領域が満杯に
    なった場合であって、 プロセッサおよびプロセッサ用インタフェースが、バス
    マスタとしてバス使用権要求を発した時、バスマスタが
    出力するアクセス先情報を参照し、 アクセス先が、いずれの入出力(I/O)手段でもない
    場合には、最も優先順位の高いバスマスタに、バス使用
    権を与え、一方、 アクセス先が、いずれかの入出力(I/O)手段である
    場合には、前記メモリインタフェースにアクセス動作す
    るバスマスタのうち、最も優先順位の高いバスマスタ
    に、バス使用権を与える情報処理システム。
  5. 【請求項5】請求項2、3および4のいずれかにおい
    て、前記バスアービタと、前記バス変換手段とを、同一
    チップ上に内蔵したことを特徴とする情報処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項4において、 前記各プロセッサは、 自プロセッサがバスマスタとなった時、他のいずれかの
    プロセッサをバススレーブとするため、アクセス先情報
    をバススレーブ側のプロセッサとして出力する機能を有
    する、ことを特徴とする情報処理システム。
  7. 【請求項7】バスの使用権を調停するバスアービタであ
    って、 与えられた、複数のバス権要求信号、各バス権要求信号
    に対応し、アクセス先が第1のバスに接続された機器に
    対するアクセスか前記第1のバス以外のバスに接続され
    た機器に対するアクセスかを示すアクセス先情報、およ
    び、所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納す
    る領域が満杯である信号を受け付ける信号入力手段と、
    所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納する領
    域が満杯であることを受け付けた場合に、前記アクセス
    先情報を参照して、前記バス権要求信号を与えたものの
    内のいずれかであって、前記第1のバスに接続された機
    器に、バス使用権を与える処理を行なう処理手段とを有
    するバスアービタ。
  8. 【請求項8】複数のバスマスタが、第1のバスおよび第
    2のバスのうち少なくともいずれかのバスを介してバス
    スレーブをアクセスする際のバスの使用権を調停する方
    法であって、 第1のバスに接続される、1以上のプロセッサ、およ
    び、2以上のプロセッサに対するプロセッサ用インタフ
    ェース、および、記憶装置に接続されたメモリインタフ
    ェースのうち、バスマスタとなる、プロセッサおよびプ
    ロセッサ用インタフェースに、バス使用権付与のための
    優先順位を付与しておき、 バスマスタが、第2のバスに接続されるモジュールであ
    る1以上の入出力(I/O)手段、または、前記メモリ
    インタフェースのいずれかをアクセスすることを想定
    し、アクセスの際にはアクセス先が第1のバスの接続さ
    れているプロセッサであるか前記第2のバスに接続され
    た入出力手段であるかを示すアクセス先情報を出力し、 アクセス先が入出力(I/O)手段である場合当該各バ
    ス権要求信号に対応するアクセス先情報、および、所定
    のアクセス先に対するアクセスデータを所定量まで格納
    する格納手段の、格納状態を参照して、該格納手段の格
    納領域が満杯になった際には、バスマスタが出力するア
    クセス先情報を参照し、 アクセス先が、いずれの入出力(I/O)手段に対する
    ものでもない場合には、最も優先順位の高いバスマスタ
    にバス使用権を与え、一方、 アクセス先が、いずれかの入出力(I/O)手段に対す
    るものでもある場合には、前記メモリインタフェースに
    アクセス動作するバスマスタのうち、最も優先順位の高
    いバスマスタにバス使用権を与えるバス制御方法。
  9. 【請求項9】第1のモジュールと第1のバスを介して、
    第2のモジュールと第2のバスを介して接続されるバス
    変換装置であって、 前記モジュールのバスの使用を調停するバスアービタ
    と、 データ格納部とを有し、 前記バスアービタは、 与えられた、複数のバス権要求信号、各バス権要求信号
    に対応するアクセス先情報、および、第1のバスに接続
    される所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納
    する領域が満杯である信号を受け付ける信号入力手段と
    を有し、 前記所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納す
    る領域が満杯である信号を受け付けた場合には、前記ア
    クセス先情報を参照し、前記第1のバスに接続されたモ
    ジュールに対するアクセスを要求しているバスマスタに
    バス使用権を与えることを特徴とするバス変換装置。
  10. 【請求項10】第1のモジュールと、 第1のバスと、 第2のモジュールと、 第2のバスと、 前記第1のモジュールと前記第1のバスを介して接続さ
    れ、前記第2のモジュールと前記第2のバスを介して接
    続されるバス変換装置とを有し、 前記バス変換装置は、モジュールのバスの使用を調停す
    るバスアービタ、 及び、データ格納部を有し、 前記バスアービタは、 与えられた、複数のバス権要求信号、各バス権要求信号
    に対応するアクセス先情報、および、第1のバスに接続
    される所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納
    する領域が満杯である信号を受け付ける信号入力手段と
    を有し、 前記所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納す
    る領域が満杯である信号を受け付けた場合には、前記ア
    クセス先情報を参照し、前記第1のバスに接続されたモ
    ジュールに対するアクセスを要求しているバスマスタに
    バス使用権を与えることを特徴とする情報処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】第1のバスに接続された複数の第1のモ
    ジュール群と第2のモジュールと、 第2のバスに接続された第3のモジュールと、 前記第1のバスと前記第2のバスとに接続され、前記モ
    ジュールのバスの使用を調停するバスアービタ、及び、
    データ格納部とを有するバス変換装置を有する情報処理
    システムであって、 前記バスアービタは、 前記第1のモジュール群のうちのいずれかひとつが前記
    第3のモジュールにアクセスするための第1のバス権要
    求信号、前記第1のモジュール群のうちのいずれかひと
    つが前記第3のモジュールにアクセスするための第2の
    バス権要求信号、前記第1のモジュール群のうちのいず
    れかひとつが前記第2のモジュールにアクセスするため
    の第3のバス権要求信号、各バス権要求信号に対応し、
    アクセス先がいずれのバスの接続されるモジュールであ
    るかを示すアクセス先情報、および、第2のバスに接続
    される所定のアクセス先に対するアクセスデータを格納
    する領域が満杯である信号を受け付ける信号入力手段と
    を有し、 前記第1のバス権要求信号、前記第2のバス権要求信
    、前記第3のバス権要求信号の順にバス権要求信号を
    受信した場合であって、前記第2のバス権要求信号を受
    信した際に前記アクセスデータを格納する領域が満杯で
    ある信号を受け付けた場合には、前記アクセス先情報を
    参照し、前記第2のバス権要求信号と前記第3のバス権
    要求信号の順を入れ替え、前記第3のバス権要求信号
    送信しているバスマスタにバス使用権を与えることを特
    徴とする情報処理システム。
  12. 【請求項12】第1のバスに接続された複数の第1のモ
    ジュール群と第2のモジュールと、第2のバスに接続さ
    れた第3のモジュールと、前記第1のバスと前記第2の
    バスとに接続され、前記モジュールのバスの使用を調停
    するバスアービタ、及び、データ格納部とを有するバス
    変換装置を有する情報処理システムにおけるバス制御方
    法であって、 前記バスアービタは、前記第1のモジュール群のうちの
    いずれかひとつが前記第3のモジュールにアクセスする
    ための第1のバス権要求信号、前記第1のモジュール群
    のうちのいずれかひとつが前記第3のモジュールにアク
    セスするための第2のバス権要求信号、前記第1のモジ
    ュール群のうちのいずれかひとつが前記第2のモジュー
    ルにアクセスするための第3のバス権要求信号と、各バ
    ス権要求信号に対応し、アクセス先がいずれのバスの接
    続されるモジュールであるかを示すアクセス先情報とを
    受信し、 第2のバスに接続される所定のアクセス先に対するアク
    セスデータを格納する領域が満杯である信号を受信し、 前記第1のバス権要求信号、前記第2のバス権要求信
    、前記第3のバス権要求信号の順にバス権要求信号を
    受信した場合であって、前記第2のバス権要求信号を受
    信した際に前記アクセスデータを格納する領域が満杯で
    ある信号を受け付けた場合には、前記アクセス先情報を
    参照し、前記第2のバス権要求信号と前記第3のバス権
    要求信号の順を入れ替え、前記第3のバス権要求信号
    送信しているバスマスタにバス使用権を与えることを特
    徴とするバス制御方法。
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