JPH0614966U - ラミネートテープの非接着部検出装置 - Google Patents

ラミネートテープの非接着部検出装置

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JPH0614966U
JPH0614966U JP5768992U JP5768992U JPH0614966U JP H0614966 U JPH0614966 U JP H0614966U JP 5768992 U JP5768992 U JP 5768992U JP 5768992 U JP5768992 U JP 5768992U JP H0614966 U JPH0614966 U JP H0614966U
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tape
laminated
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ultrasonic probe
width
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Application number
JP5768992U
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English (en)
Inventor
利秀 岩切
宗太郎 田島
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラミネートテープの内在する剥離部等の非接
着部を略全表面で検出可能であり、テープ幅の変化に対
応して簡単に調整可能なラミネートテープの非接着部検
出装置を提供する。 【構成】 金属テープ22a表面に樹脂層22bを接着
したラミネートテープ22を繰り出す供給装置に設けら
れる非接着部検出装置1であって、金属テープ22a側
に樹脂層22bとの境界面からの反射を検知する超音波
探触子列2,3,4をテープ幅方向に列設すると共に、
超音波探触子の列幅Wを調整するネジ軸9などの可変手
段を設けたラミネートテープの非接着部検出装置であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラミネートシースケーブルの製造工程におけるラミネートテープ供 給装置から繰り出されるラミネートテープの非接着部である剥離部等を検出する ラミネートテープの非接着部検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラミネートシースケーブルは、図5に示すように、ケーブルコア21の外周に ラミネートテープ22で筒状に縦添えし、更にその外周を外被23で被覆したも のである。
【0003】 このようなラミネートシースケーブルは以下の手順で製造される。図6におい て、絶縁心線を星撚り又は対撚りし、これを集合撚りしてその上を押さえテープ 巻き等をしてなるケーブルコア21に、該ケーブルコア21を走行させながら、 アルミニウム等の金属テープ22aとポリエチレン等の樹脂層22bのラミネー トテープ22を樹脂層22bを外向きにして筒状に成形し、このラミネートテー プ22の両縁重ね合わせ部24を押圧して接着し、さらに、その上に押出成形機 により、図示されないポリエチレン外被を押出被覆し、その成形時の熱でラミネ ートテープ22の樹脂層22bと外被内面とを融着させて製造される。
【0004】 図7に示されるように、前記ラミネートテープ22のケーブルコア21への供 給は、2台のラミネートテープスタンド25からラミネートテープ22を交互に 繰り出すようにしている。すなわち、繰り出されているラミネートテープの末端 と次のラミネートテープの先端を接続して連続的に送り出すようにしている。そ のため、接続装置26とアキュームボックス27が設けられ、これらがラミネー トテープ供給装置を構成している。
【0005】 ラミネートテープの接続に先立って、繰り出されているラミネートテープ22 のエンドマークを検出する必要がある。そのため、ラミネートテープ22の終端 から約7m手前で終端ノンラミネート部即ちアルミテープだけの部分が設けられ 、この終端ノンラミネート部を検出する装置28がラミネートテープ供給装置の ライン上に配設されている。通常ラミネートテープスタンド25と接続装置26 の間に設けられる検出装置28がラミネートテープの終端ノンラミネート部を検 出すると、接続装置26で終端を切断し後続のラミネートテープ先端と接続する 。この接続作業の間、アキュームボックス27に溜められたラミネートテープが 繰り出される。
【0006】 上記の終端ノンラミネート部の検出装置28として、従来、図8に示すものが 知られている。図示しないフレームにベアリング40を介して支持されたシャフ ト41にリング状電極42を絶縁材43を介して設け、この電極42に周知のス リップリング・ブラシ44(リング44aとブラシ44b)により図外の検知リ ード線を接続したものであり、同図で示すように、電極42を繰り出されるラミ ネートテープ22の樹脂層に当接し、終端ノンラミネート部が到来すると、金属 シートのアルミニウムを介して両電極42が導通状態となって信号を発するもの である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところでラミネートシースケーブル製造中において、ラミネートテープの欠陥 である非接着部即ち金属テープと樹脂層の剥離部や樹脂層が部分的に欠けたノン ラミネート部が生じている場合がある。上述したリング状電極42はラミネート テープにおける終端ノンラミネート部の検出用であり、欠陥としての非接着部を 検出することができない。特に剥離部は内在する欠陥であり、電極では検知不能 な欠陥である。剥離部があると、ケーブルコアをラミネートテープで縦添えし筒 形に成形しケーブルにした場合に、剥離部がウイークポイントになってケーブル が座屈する等の耐屈曲性が弱くなるという問題点を有していた。また、部分的な ノンラミネート部があると、ケーブルコアをラミネートテープで縦添えし筒形に 成形し、ラミネートテープの両端の重ね合わせ部を加熱手段で加熱し、更にロー ラで押圧しても、樹脂層が欠落しているのでラミネートテープ同士が接着されな かったり、接着が不十分になる。
【0008】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、ラミネートテープに内在する剥離部等の非接着部を 略全表面で検出可能であり、テープ幅の変化に対応して簡単に調整可能なラミネ ートテープの非接着部検出装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の非接着部検出装置は、金属テープ表面に 樹脂層を接着したラミネートテープを繰り出す供給装置に設けられる非接着部検 出装置であって、金属テープ側に樹脂層との境界面からの反射を検知する超音波 探触子をテープ幅方向に列設すると共に、超音波探触子の列幅の可変手段を設け たものである。
【0010】
【作用】
ラミネートテープの金属テープと樹脂層との境界面に剥離等があると、金属テ ープ側から入射する超音波は境界面で強く反射し、強い反射波が検出され、境界 面が正常であると、入射する超音波の境界面での反射が弱く、全体として弱い反 射波しか検出されず、剥離等の非接着部が検出される。また、列幅の可変手段に よりラミネートテープ幅に合った超音波探触子の幅に調整される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の非接着部 検出装置を示す図であり、同図(a)は上面図、同図(b)は側面図である。
【0012】 図1において、非接着部検出装置1は、ラミネートテープ22の金属テープ2 2aの中央に対して接触可能に配設された第1超音波探触子列2と、両側の第2 超音波探触子列3と第3超音波探触子列4とを有している。そして、この検出装 置1は図7の供給装置におけるラミネートテープスタンド25と接続装置26と の間の適所に設けられる。
【0013】 第1超音波探触子列2は固定部材5に列設され、第2超音波探触子列3と第3 超音波探触子列4は可動部材6,7に列設されている。超音波探触子列2,3, 4における各探触子はその有効ビームが幅方向に連続するように、直列状又は千 鳥状に列設される。可動部材6,7はTガイド8で幅方向にスライド可能である と共に、ネジ軸9に螺入されている。ネジ軸9は右ネジ9aと左ネジ9bとを有 し、ハンドル9cを回すと、可動部材6,7は固定部材5の中心に対して離反又 は接近する方向に移動し、超音波探触子列2,3,4の列幅Wが可変となってい る。この列幅Wをラミネートテープ22の幅Lと略一致させると、超音波探触子 列2,3,4がはみ出て誤作動を起こす可能性が少なくなる。
【0014】 図1(b)に示されるように、超音波探触子列2,3,4は超音波探知器10 に接続され、超音波探知器10の出力は比較器11で基準値出力器12と比較さ れ、所定以上の反射波を検出すると欠陥出力器13がアラームを発するようにな っている。そして、オペレータが剥離部等の非接着部を除去して接続する作業を 行う。
【0015】 つぎに、上述した非接着部検出装置1の作動を図2により説明する。同図(a )は非接着部として境界部に剥離Aが内在する場合を示し、同図(a)は非接着 部としてノンラミネート部Bが存在する場合を示している。剥離Aが内在してい ると、金属テープ22aと樹脂層22bの境界部で強い反射が起こり、のよう な強い反射波が検出される。しかし、金属テープ22aと樹脂層22bの密着が 正常であると、のように透過波が多くなり、反射波は弱くなる。したがって、 反射波の大小により剥離Aの内在が検出される。ノンラミネート部Bが存在する 場合も同様に、金属テープ22aと樹脂層22bの境界部からのの如き強い反 射波が検出されるが、正常な境界部ではのように透過波が多くなり、反射波の 大小によりノンラミネート部Bの存在が検出される。
【0016】 ところで、図1において、ケーブルコアの直径が変わるとラミネートテープ2 2の全幅Lも必然的に変わる。また、ラミネートテープ22の全幅で非接着部を 検出するためには、超音波探触子列2,3,4を出来るだけ端に寄せる必要があ るが、端からはみ出ると誤作動する恐れがある。そのため、超音波探触子列2, 3,4の列幅Wが可変となっている。ハンドル9cを回して、列幅Wを調整し超 音波探触子列2,3,4がラミネートテープ22からはみ出ない程度に端に寄せ る。
【0017】 図3はこの幅調整が容易にできる他の非接着部検出装置の下方からの斜視図、 図4は図3のX−X断面図でストッパを示す図である。図3において、軸14を 中心にして回転自在なテーブル15に一本の超音波探触子列16が軸14を横切 るように立設されたものである。テーブル15の外周に凹部15aが中心角θの 等間隔で設けられており、この凹部15aに対するストッパー17が適宜のフレ ームに固定されている。図4のように、ストッパー17は凹部15aに対する突 起17aをスプリング17bで突出方向に付勢したものである。テーブル15に 回転力を付与すると、スプリング17bの付勢力に打ち勝って突起17aが引っ 込み、テーブル15が回転して次の凹部で安定することになる。例えば、全長W の超音波探触子列16がラミネートテープ22に直角に配置されている場所から 角度θだけ回転すると、超音波探触子列の幅は(W× COSθ)と短くなる。この ように、テーブル15を回転させるという操作だけで、ラミネートテープ22幅 に相当する超音波探触子列の列幅を簡単に設定できる。
【0018】 なお、上述した実施例では、非接触部として剥離とノンラミネート部の両方を 超音波探触子列で検出する場合を説明したが、例えばラミネートテープ幅に相当 する幅の導電ブラシ列を樹脂層側に配置し、金属テープ側との導通をチェックす ることにより、ノンラミネート部を検出し、超音波探触子列による剥離の検出と 区分することもできる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の非接着部検出装置は、金属テープ側に樹脂層との境界面からの反射を 検知する超音波探触子をテープ幅方向に列設すると共に、超音波探触子の列幅の 可変手段を設けたものであり、境界面に剥離等があると、金属テープ側から入射 する超音波は境界面で強く反射して強い反射波が検出され、境界面が正常である と、入射する超音波の境界面での反射が弱くて全体として弱い反射波しか検出さ れず、剥離等の非接着部が検出されるので、外観からは判別不可能な剥離等が事 前に検出され、剥離に起因するケーブルが座屈する等の耐屈曲性の低下を防止す ることができる。また、超音波探触子列の列幅が可変であるので、ラミネートテ ープの幅の変化に対して簡単に幅調整でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の非接着部検出装置を示す図である。
【図2】本考案の非接着部検出装置の作動を示す図であ
る。
【図3】他の非接着部検出装置を示す図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】ラミネートシースケーブルの断面図である。
【図6】ラミネートシースケーブルの製造過程を示す図
である。
【図7】ラミネートテープ供給装置の全体構成図であ
る。
【図8】終端ノンラミネート部の検出装置の要部断面図
である。
【符号の説明】
1 非接着部検出装置 2,3,4 超音波探触子列 9 ネジ軸(列幅可変構造)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属テープ表面に樹脂層を接着したラミ
    ネートテープを繰り出す供給装置に設けられる非接着部
    検出装置であって、金属テープ側に樹脂層との境界面か
    らの反射を検知する超音波探触子をテープ幅方向に列設
    すると共に、超音波探触子の列幅の可変手段を設けたこ
    とを特徴とするラミネートテープの非接着部検出装置。
JP5768992U 1992-07-24 1992-07-24 ラミネートテープの非接着部検出装置 Pending JPH0614966U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051879A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 昭和電工パッケージング株式会社 ラミネート材の加工方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737257A (en) * 1980-08-15 1982-03-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Bonding inspection apparatus
JPS5737454B2 (ja) * 1973-10-03 1982-08-10

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