JPH06149500A - プリンタ自動切り替え機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホストから出力しようとするプリンタが使用
中の場合、自動的に空いているプリンタを選択し、その
プリンタに合った制御コードに変換して出力する。 【構成】 ホスト１から送られてきたデータはデータバ
ッファ機構４に蓄えられる。蓄えられたデータは、デー
タバッファ機構４からプリンタ選択機構５に送られ、ホ
スト１毎にどのプリンタを使用するか決められる。同じ
ホストからの連続するデータは、同じプリンタに送られ
る。どのプリンタに出力されるか決まったデータは、制
御コード変換機構６に送られ、出力するプリンタの制御
コードに変換されてプリンタ３に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ自動切り替え
機構に関し、特に、出力するプリンタに合わせ自動的に
制御コードの変換を行うプリンタ自動切り替え機構に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のプリンタ選択機構でのプリンタの
選択方式には、予めホスト毎に使用するプリンタを登録
しておくものと、制御コードが同じタイプのプリンタを
複数台接続し自動的に選択を行う方式のものとが知られ
ている。

【０００３】従来のプリンタ切り替え機構は、例えば図
３に示すようになっていた。

【０００４】予めホスト毎に使用するプリンタを登録し
ておく方式においては、ホストとプリンタをそれぞれ複
数台接続する場合、プリンタ選択機構５に対してホスト
とプリンタの対応を予め登録しておく。ホストからデー
タバッファ機構４に送られてきたデータは、どのホスト
から送られてきたデータかがわかるようにして蓄えられ
る。データバッファ機構４で蓄えられたデータは、プリ
ンタ選択機構５に送られ、予め指定されているプリンタ
に出力される。

【０００５】自動選択機能がある場合には、複数のプリ
ンタを接続しておくと、プリンタ選択機構５が使用中の
プリンタを覚えておき、予め設定されているプリンタが
使用中の場合には、空いているプリンタにデータを出力
する。但し制御コードの異なるプリンタは接続すること
はできない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタ切り替え機構は、出力データをそのままプリン
タに送るために以下のような課題があった。

【０００７】制御コードの異なるプリンタを自動切り替
えした場合には、出力結果が異常になる。

【０００８】制御コードの異なるプリンタに切り替えた
場合には、アプリケーション側のプリンタの設定を変え
る必要がある。

【０００９】これらの理由のために、制御コードの異な
るプリンタの複数ホストからの共用は行われなかった。

【００１０】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、ホストから送られ
てきたデータを出力するプリンタの制御コードに合わせ
て変換を行う機構を組み入れることにより、従来の技術
に内在する前記課題を解決することを可能とした新規な
プリンタ自動切り替え機構を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るプリンタの自動切り替え機構は、従来
のプリンタ切り替え機構に加え、出力するプリンタに合
わせて制御コードを変換するための制御コード変換機構
を備えている。

【００１２】本制御コード変換機構に対し予め接続され
ているプリンタの機種名と各ホスト毎にデフォルトとし
て出力するプリンタを指定しておく。ここでデフォルト
とは、出力されるプリンタが指定されていないときにあ
る特定のプリンタに対して出力するが、その特定のプリ
ンタをデフォルトという。制御コード変換機構は、予め
ホスト毎に登録されているプリンタの制御コードとプリ
ンタ選択機構が割り当てたプリンタの制御コードが異な
る場合には、制御コードの変換を行い出力する。

【００１３】

【実施例】次に本発明をその好ましい一実施例について
図面を参照して具体的に説明する。

【００１４】図１は本発明の一実施例を示す概要図であ
る。

【００１５】図１を参照するに、４は、複数のホスト１
から送られてくるデータがプリンタ選択機構５で処理可
能になるまで蓄積しておくためのデータバッファ機構で
ある。複数のホスト１（ａ、ｂ〜ｍ）からデータが送信
されてくるために、どのホストからのデータかわかるよ
うに保存する。データバッファ機構４はプリンタ選択機
構５の処理準備ができた時点で、プリンタ選択機構５へ
データを送信する。まずホストａのデータを送信し、ホ
ストａのデータが無くなるか、あるいはプリンタ選択機
構５がビジー状態になるまでプリンタ選択機構５にデー
タが送られる。次に、ホストｂのデータ送信を行い、最
後のホストｍまで送信したら再びホストａの送信から始
める。

【００１６】５は、どのプリンタ３（ａ、ｂ〜ｎ）にデ
ータを送るか決めるためのプリンタ選択機構である。ユ
ーザは予めプリンタ選択機構５に対し、各ホストがデフ
ォルトとして使うプリンタ３を登録しておく。データバ
ッファ機構４からまだプリンタが割り当てられていない
ホストのデータが送信されてきた時点でデフォルトのプ
リンタを割り当てる。デフォルトのプリンタが既に別の
ホストに割り当てられいる場合には、空いているプリン
タを割り当てる。

【００１７】一定時間以上同一ホストからのデータが無
い場合には、出力が終了したものと見なし割り当てたプ
リンタの開放を行う。プリンタ選択機構５は、まだプリ
ンタが割り当てられていないホストからデータが送信さ
れてきた時に、空いているプリンタがない場合あるいは
制御コード変換機構６へのデータ送信がビジーの場合に
は、データバッファ機構４にビジーを返す。制御コード
変換機構６にデータを送信する際には“デフォルトのプ
リンタ”と“実際に割り当てたプリンタ”の情報を先頭
に付加して送る。

【００１８】６は、デフォルトのプリンタの制御コード
から、実際に割り当てられたプリンタの制御コードへ変
換を行うための制御コード変換機構である。ユーザは予
め接続されているプリンタについて機種名を登録してお
く。制御コード変換機構６には図２にようなプリンタの
機種毎の制御コードの変換テーブルを持つ。

【００１９】プリンタ選択機構５から送られてきたデー
タで、“実際に割り当てたプリンタ”が“デフォルトの
プリンタ”と同じものは、そのまま“デフォルトのプリ
ンタ”にデータを出力する。“デフォルトのプリンタ”
と“実際に出力するプリンタ”が異なる場合には、制御
コードの変換テーブルを使用して変換を行い、“実際に
割り当てたプリンタ”に出力する。プリンタ３へのデー
タ送信がビジーの場合にはプリンタ選択機構５へビジー
を返す。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、従来のプリンタ切
り替え機構では、制御コードの異なるプリンタの自動選
択はできなかったが、本発明に係るプリンタの自動切り
替え機構では、デフォルトのプリンタの制御コードを実
際に出力するプリンタの制御コードに合わせて変換する
制御コード変換機構を用いることにより、異なる制御コ
ードを持つプリンタの自動切り替えが可能となった。

【００２１】このために、ホスト側のアプリケーション
は自分が出力しようとするプリンタが使用中のために異
なる制御コードのプリンタが選択されても制御コードの
相違を意識せずに出力可能となり、制御コードの異なる
プリンタを複数の人で共有することができるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るプリンタ自動切り替え機構の一実
施例の概要を示したブロック構成図である。

【図２】図１の制御コード変換機構で使用する制御コー
ド変換テーブルである。

【図３】従来におけるプリンタ切り替え機構の概要を示
したブロック図である。

【符号の説明】

１…ホスト ２…プリンタ自動切り替え機構 ３…プリンタ ４…データバッファ機構 ５…プリンタ選択機構 ６…制御コード変換機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホストから送られてきたデータを一時的
   に蓄えておくデータバッファ機構と、該データバッファ
   機構から送られてきたデータをホスト毎にどのプリンタ
   に出力するかを決めるプリンタ選択機構と、該プリンタ
   選択機構から送られてきたデータを出力するプリンタの
   制御コードに変換してプリンタに送信する制御コード変
   換機構とを有し、空いているプリンタを自動的に選択
   し、制御コードが異なる場合には出力するプリンタの制
   御コードに変換を行い出力することを特徴とするプリン
   タ自動切り替え機構。