JPH06148466A - 光ファイバ調芯用センサおよび光スイッチ装置 - Google Patents

光ファイバ調芯用センサおよび光スイッチ装置

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JPH06148466A
JPH06148466A JP29446192A JP29446192A JPH06148466A JP H06148466 A JPH06148466 A JP H06148466A JP 29446192 A JP29446192 A JP 29446192A JP 29446192 A JP29446192 A JP 29446192A JP H06148466 A JPH06148466 A JP H06148466A
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side optical
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optical
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一雅 小沢
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泉 三川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で、かつ、簡単な構成による光ファイ
バ用調芯センサを提供する。 【構成】 n側光ファイバ5は、内側からコア51、ク
ラッド52、金属外周部53により形成されている。n
側光ファイバ5に対向する位置に、このクラッド半径の
略1/2のクラッド半径を持つマスター側光ファイバ1
0がある。マスター側光ファイバ10を中心にして外周
には、これと同一の半径を有する6本のセンシング用光
ファイバ11〜16が、それぞれ接するように束ねら
れ、光ファイバ束1を構成している。この光ファイバ束
1は駆動機構(図示せず)により、n側光ファイバ5の
アレイを形成している平面に沿って平行移動する。ま
た、6本のセンシング用光ファイバ11〜16の他端に
はそれぞれ、光方向性結合器2を介してセンシング光源
3と光検出器4とが光学的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光スイッチ装置の調芯セ
ンサおよびこの調芯センサを用いた光スイッチ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】1本の光ファイバ(マスター側光ファイ
バ)とn本の光ファイバ(n側光ファイバ)を端面同志
で対向させ、マスター側光ファイバを移動させることに
より光結合対象のn側光ファイバを切り換えるものとし
て、1:n光スイッチ装置がある。この種の従来装置で
は、機械的接触を伴なう光切換えがされていた。例え
ば、マスター側光ファイバをフェルールに挿入し、これ
を割りスリーブに挿入する。ここで、割りスリーブには
n側光ファイバが各スリーブごとにセットされており、
挿入対象を変えることで光切換が可能になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような物
理的接触を伴なうものでは、当然に摩耗によるフェルー
ルの外形変化が生じ、位置合せ精度が使用と共に低下す
る。特に、シングルモード光ファイバ同士の光結合で
は、コア径は10μm程度であるため、例えば1μm程
度の軸ずれがあると、一般に0.3〜0.5dB程度の
光結合損失が生じることになる。また、長期間の使用に
おいては、磨耗によって削られたカスが光結合に大きな
損失を与える。
【0004】そこで、当然に非接触方式の光スイッチ装
置およびその調芯方法が望まれることになるが、非接触
では光軸合せが極めて困難である。ちなみに、n側光フ
ァイバをシリコン基板などのV溝に固定しても、その位
置精度を1μm以下にすることは現実的でない。また、
マスター側光ファイバの移動量コントロールも、調芯を
含むフィードバック制御を行うことなしでは、1μm以
下の精度で行なうことは極めて困難である。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、非接触方式の光スイッチ装置において、精度
良く調芯するための光ファイバ調芯用センサを提供し、
さらに、この光ファイバ調芯用センサを用いた光スイッ
チ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
め、本発明は、結合端面におけるn側光ファイバのクラ
ッド部分とさらにその外周部分との反射率の差異を利用
して、少なくとも3点以上の異なる地点における反射光
量の違いを検出する光ファイバ調芯用センサであって、
結合端面でn側光ファイバと対向することにより光結合
を行う光信号用のマスター側光ファイバと、マスター側
光ファイバを中心として1つに束ねられ、結合端面でn
側光ファイバの端面に対してセンシング光の照射とその
反射光であるモニタ光の受光とを行う少なくとも3本以
上のセンシング用光ファイバと、各々のセンシング用光
ファイバの他端に接続された光分岐路と、光分岐路の一
方に接続され、センシング用光ファイバにセンシング光
を入射するセンシング光源と、光分岐路の他方に接続さ
れ、センシング用光ファイバからn側光ファイバに照射
された後に反射され、センシング用光ファイバを経由し
て戻ってくるモニタ光を検出するモニタ光検出手段とを
備え、マスター側光ファイバは、n側光ファイバのクラ
ッド半径より小さい半径を有し、かつ、マスター側光フ
ァイバの光軸はn側光ファイバの光軸と略平行であり、
センシング用光ファイバは、各々が等間隔に、かつ、マ
スター側光ファイバの光軸と略平行に配置され、マスタ
ー側光ファイバのコア中心とセンシング用光ファイバの
コア中心との距離は、n側光ファイバのクラッド半径と
略同一であることを特徴とする。そして、マスター側光
ファイバの半径とセンシング用光ファイバの半径とは、
n側光ファイバのクラッド半径の略1/2であり、マス
ター側光ファイバを中心として6本のセンシング用光フ
ァイバが互いに接して束ねられていることを特徴として
も良い。さらに、センシング用光ファイバとマスター側
光ファイバとは同一の光ファイバであるとしても良い。
また、センシング用光ファイバのコアはマスター側光フ
ァイバのコアよりも大きいことを特徴としても良い。
【0007】さらに、モニタ光検出手段による検出光量
にもとづき、マスター側光ファイバの中心位置とこれに
光結合すべき光ファイバの中心位置との間の偏位方向を
算出する演算手段とをさらに備えることを特徴としても
良い。
【0008】さらにまた、上述の光ファイバ調芯用セン
サと、マスター側光ファイバを有するマスター側コネク
タまたはn側光ファイバを有するn側光コネクタを結合
端面に沿って平行移動させる粗動および微動手段と、マ
スター側光ファイバの中心位置とこれに光結合すべきn
側光ファイバの中心位置との間の偏位方向を算出する演
算手段と、予め定められたデータに基づいて光結合すべ
きn側光ファイバの中心位置とマスター側光ファイバの
中心位置とをほぼ一致させるように粗動手段を制御し、
さらに、演算手段で求めた偏位方向に基づいて光結合す
べきn側光ファイバの中心位置とマスター側光ファイバ
の中心位置とを一致させるように微動手段を制御する制
御手段とを備えた光スイッチ装置を構成しても良い。
【0009】
【作用】本発明により、クラッドのさらに外側に高反射
率層または低反射率層を有するn側光ファイバの結合端
面の微小部分にセンシング光を照射し、その反射光をモ
ニタすることで、その微小部分に含まれるクラッド部分
とその外側の層の部分との割合を反射率の差異より求め
ることができる。この測定を1側光ファイバ(マスター
側光ファイバ)に隣接する少なくとも3か所から行うこ
とにより、光結合を行う目的のn側光ファイバに対する
相対的な位置を求めることができる。
【0010】特に、マスター側光ファイバのコア中心と
センシング用光ファイバのコア中心との距離はn側光フ
ァイバのクラッド半径と略同一であるので、マスター側
光ファイバとn側光ファイバとの光軸が一致している時
に、全箇所の微小部分に含まれるクラッド部分とその外
側の層の部分との割合が約同程度ずつとなる。このた
め、光軸が不一致の時には簡単にずれの方向が判断でき
る。すなわち、n側光ファイバのクラッド半径の約1/
2の半径を有する光ファイバを用いて、マスター側光フ
ァイバとセンシング用光ファイバとを形成すれば、容易
にこれが実現できる。
【0011】また、マスター側光ファイバとセンシング
用光ファイバとが同じ半径を有する光ファイバであるな
らば、マスター側光ファイバを中心にして、これと接す
るように6本のセンシング用光ファイバを配置するなら
ば、簡単に6本のセンシング用光ファイバを等間隔で配
置することができる。
【0012】さらに、上述した作用を有するセンサを用
いて光スイッチ装置を構成するならば、非接触方式の光
スイッチ装置において、光軸合せ(調芯)ができていな
い場合、光軸からのずれが1μm以下であっても、偏位
の方向を判別することができる。そして、この偏位方向
に対してフィードバック制御を行なって微動手段を用い
て微動させることで、非接触方式では光軸合せが極めて
困難であるとされていた調芯を容易に行うことができ
る。
【0013】
【実施例】図1に本発明の実施例を示し、これを説明す
る。
【0014】1:nの光スイッチにおいて、複数本のn
側光ファイバ5は、光軸をそれぞれ平行にして、かつ、
それらの端面を略同一平面である結合端面に揃えてアレ
イを形成している。n側光ファイバ5の個々は、内側か
らコア51、クラッド52、金属外周部53により形成
されている。そして、n側光ファイバ5のクラッド半径
の略1/2のクラッド半径を持つマスター側光ファイバ
10が、n側光ファイバ5に対向する位置にある。
【0015】また、マスター側光ファイバ10を中心に
してこの外周には、マスター側光ファイバ10と同一の
半径を有する6本のセンシング用光ファイバ11〜16
が、それぞれ接するように束ねられ、光ファイバ束1を
構成している。マスター側光ファイバ10および6本の
センシング用光ファイバ11〜16は、光軸がそれぞれ
平行で、かつ、それらの端面は同一平面である結合端面
に揃っている。そして、この光ファイバ束1は駆動機構
(図示せず)により、n側光ファイバ5のアレイを形成
している平面に沿って平行移動するようになっている。
【0016】また、6本のセンシング用光ファイバ11
〜16には、それぞれに光方向性結合器2を介して、発
光器3と受光器4とが光学的に接続されている。図1に
は、センシング用光ファイバ11に接続されている1組
の光方向性結合器2、センシング光源3、光検出器4の
みを示したが、実際にはこれらは全て6組ずつ存在し、
それぞれのセンシング用光ファイバ11〜16に接続さ
れている。
【0017】図2(a)に1側光ファイバである光ファ
イバ束1の断面図を、図2(b)にn側光ファイバ5の
断面図を示し、各光ファイバの構成をより詳しく説明す
る。
【0018】図2(a)に示されるように光ファイバ束
1は、直径62.5μm(コア径10μm)の光ファイ
バ7本をその内の1本を中心にして円形状に1つに束ね
ることにより形成されている。中心の1本がn側光ファ
イバと光結合を行う通信用のマスター側光ファイバ10
であり、このマスター側光ファイバ10の周囲の光ファ
イバ6本が、調芯判定の元となるセンシング光の照射と
その反射光を受光するためのセンシング用光ファイバ1
1〜16である。
【0019】また、図2(b)に示されるようにn側光
ファイバ5は、直径10μmのコア51と直径125μ
mクラッド52、さらに、クラッド52を覆って厚さ1
0μmのAl膜53が形成されている。そして、これら
の端面は研磨され、一平面になっている。このとき、ク
ラッド52とAl膜53との境界は一様であることが必
要である。
【0020】別に用意した光ファイバより、このn側光
ファイバ5の端面に光を照射すると、その端面の構成に
よって反射率が異なるため、照射位置の違いにより反射
光量も異なる。具体的に述べれば、その反射光量はクラ
ッド52に比べてAl膜53の方が大きい。ここでは、
n側光ファイバ5の実際の位置と設計位置との誤差は数
μm以内であることを前提として、センシング用光ファ
イバ11〜16を用いて、クラッド52、Al膜53の
反射率の差による反射光量の差異を測定することによ
り、n側光ファイバ5に対するマスター側光ファイバ1
0の相対的な位置を特定する。
【0021】以下、上述した調芯用センサの動作の説明
をする。目的のn側光ファイバ5とマスター側光ファイ
バ10とを光結合させるように、予め決められている設
計位置に駆動機構により光ファイバ束1を移動させる。
【0022】次に、光方向性結合器2を介して、6本の
センシング用光ファイバ11〜16にそれぞれ接続され
ている発光器3により、n側光ファイバ5に向けてセン
シング光を照射する。そして、n側光ファイバ5の端面
で反射したこのセンシング光の反射光を、それぞれセン
シング用光ファイバ11〜16で受光し、光方向性結合
器2を介して、反射光量をそれぞれの受光器4により測
定する。この照射・受光は、相互の各センシング用光フ
ァイバからの光り漏れの影響を除去するために時分割に
より、順番に照射することが望ましい。
【0023】この時、n側光ファイバ5のコア51の位
置とマスター側光ファイバ10のコアの位置とが一致し
ていれば、すなわち、n側光ファイバ5の光軸とマスタ
ー側光ファイバ10の光軸とが一致していれば、各セン
シング用光ファイバ11〜16により受光した反射光量
は全て等しくなる。なぜならば図3に示すように、n側
光ファイバ5の光軸とマスター側光ファイバ10の光軸
とが一致している時は、全てのセンシング用光ファイバ
11〜16のコアが、ちょうどn側光ファイバのクラッ
ド52とAl膜53の境界部分に位置するからである。
【0024】反対に、反射光量が全て等しくないとき、
例えば、図2(a)に示される各センシング用光ファイ
バ11〜16の配置において、センシング用光ファイバ
11の反射光量がセンシング用光ファイバ14の反射光
量よりも大きいときは、マスター側光ファイバ10はn
側光ファイバ5よりも紙面上方に位置していることにな
る。
【0025】これを説明すると以下のようになる。マス
ター側光ファイバ10がn側光ファイバ5よりも紙面上
方に位置していると、センシング用光ファイバ11のコ
アからのセンシング光はn側光ファイバ5のクラッド5
2よりもAl膜53への照射量の方が多くなり、すなわ
ち、反射光量が多くなる。そして、その反対側では、セ
ンシング用光ファイバ14のコアからのセンシング光の
照射量はクラッド52の方がAl膜53よりも多くなる
位置であり、光はクラッドに入射して反射光量が少なく
なる。
【0026】左右方向についても同様のことがいえる。
そして、これらを解析することで、n側光ファイバ5に
対するマスター側光ファイバ10の偏位の方向を特定す
ることができる。また、さらにより詳しく解析すること
で、n側光ファイバ5に対するマスター側光ファイバ1
0の相対的な位置、すなわち、調芯位置のずれ(偏差)
をも算出することも可能である。
【0027】そして、偏差の方向とは逆方向に移動させ
ることにより調芯を行う。言い換えれば、各センシング
用光ファイバ11〜16の反射光量を全て等しくなるよ
うに、光ファイバ束1を駆動機構により上下左右に結合
端面と平行に移動させて制御することで調芯を行うこと
ができる。
【0028】本発明の光ファイバ調芯用センサは前述の
実施例に限らず様々な変形が可能である。実施例ではマ
スター側光ファイバ10の周囲に同径の6本のセンシン
グ用光ファイバを配したが、3本以上であるならば何本
でも良い。例えば、等間隔に4本でも良く(図4
(a))、さらに、マスター側光ファイバ10よりも細
いセンシング用光ファイバを多数本用いて、マスター側
光ファイバ10の外周を覆うように配設しても良い(図
4(b))。
【0029】しかしながら、マスター側光ファイバ10
と同じ外径を有する光ファイバを6本用いて実施例のよ
うに束にすれば、簡単に正確な間隔を保つことができ、
作製の上で容易である。この時、外周に配置する6本の
光ファイバのコアを中心にあるマスター側光ファイバ1
0のコアよりも大きくするならば、発光・受光面積を広
くすることができる。また、マスター側光ファイバ10
とセンシング用光ファイバ11〜16とを同じ光ファイ
バにより形成するならば、安価にかつ正確に、しかも容
易に形成することができる。
【0030】また、実施例では6本のセンシング用光フ
ァイバを全て使用したが、構成はそのままで、周囲の光
ファイバの6本のうち1本おきに3本をセンシング用光
ファイバとして使用するようにしても良い。
【0031】さらに、実施例では、マスター側光ファイ
バ10および6本のセンシング用光ファイバ11〜16
の端面は同一平面である結合端面に揃っているとした
が、マスター側光ファイバ10は反射防止のため斜めに
端面を研磨したものを使用しても良い。
【0032】n側光ファイバ5のクラッド52を覆う膜
は、Al膜に限らず、他の金属膜でも良いし、さらに、
金属膜に限らなくても良い。さらにまた、反射率が高い
ものとしないで反対に反射率が低いもの、例えば、黒い
ゴムのようなものでクラッド52を覆ってセンシング光
を反射させないようにしても良い。また、このクラッド
52を覆う膜は、クラッド52との境界が一様であり、
約5μm以上の膜厚があれば外側は凹凸があっても良
い。また、センシング光源と光検出器とは全てのセンシ
ング用光ファイバの一つ一つに接続せずに、光スイッチ
を用いて切り替えるようにしても良い。さらにまた、セ
ンシング光を全て同時に出射するような場合には、1つ
のセンシング光源から全てのセンシング用光ファイバに
センシング光を供給するようにしても良い。
【0033】以下、上述した光ファイバ調芯用センサを
用いた光スイッチ装置の実施例について説明する。図5
は実施例に係る光スイッチ装置の全体構成図である。後
に詳述するチューブ型圧電素子からなる微動チューブ1
00はアーム80を介して、X軸粗動ステージ8Xに固
定され、X軸粗動ステージ8XはY軸粗動ステージ8Y
に取り付けられる。さらに、Y軸粗動ステージ8Yは固
定ステージ7に取り付けられる。
【0034】ここで、微動チューブ100は、D/A変
換装置102と圧電素子駆動回路101とを介して、C
PU6の指令により平行移動する微動手段を構成してい
る。同様に、X軸粗動ステージ8XおよびY軸粗動ステ
ージ8Yも、コントローラ82とXYステージ駆動回路
81を介して、CPU6の指令により平行移動する粗動
手段を構成している。そして、マスター側光ファイバ1
0を中央に有する光ファイバ束(マスター側光コネク
タ)1は、微動チューブ100の中央部に固定されてお
り、微動チューブ100のX、Y軸方向の微動に従って
微小移動する。
【0035】マスター側光コネクタ1は、上述した光フ
ァイバ調芯用センサの実施例と同様に、直径62.5μ
m(コア径10μm)の光ファイバ7本をその内の1本
を中心にして円形状に1つに束ねることにより形成され
ている。中心の1本が光通信用の信号が伝送され、ま
た、n側光ファイバと光結合を行うマスター側光ファイ
バ10であり、このマスター側光ファイバ10の周囲の
光ファイバ6本が、調芯判定の元となるセンシング光の
照射とその反射光であるモニタ光を受光するためのセン
シング用光ファイバ11〜16である。
【0036】このマスター側光コネクタ1と対向する位
置にはn側光コネクタ50が配設され、この結合端面に
はn本のn側光ファイバ5の端面が一定ピッチでアレイ
状に露出している。ここで、n側光ファイバ5は、直径
10μmのコアと直径125μmクラッドとから形成さ
れている。この結合端面におけるn側光ファイバ5の端
面を除く領域はAlが露出している。これはn側光コネ
クタ50をAlで形成しても良いし、また、他の材料で
コネクタを形成した後にAlをコーティングしたもので
も良い。このとき、クラッドとAlとの境界は凹凸がな
く一様であることが必要である。
【0037】各センシング用光ファイバ11〜16はそ
れぞれ光方向性結合器2に接続され、さらにその一端は
光通信用の信号と波長の異なるセンシング光を出力する
LD(レーザーダイオード)31に接続される。このL
D31の発光はLD駆動回路32によりドライブされ
る。さらに、LD駆動回路32はCPU6により制御さ
れる。また、光方向性結合器2の他端はホトダイオード
およびアンプなどからなるモニタ光検出器41に接続さ
れる。モニタ光検出器41の出力はA/D変換器42で
デジタル信号に変換され、CPU6に入力される。な
お、光方向性結合器2、LD31、LD駆動回路32、
モニタ光検出器41、A/D変換器42は各センシング
用光ファイバ11〜16のそれぞれに対応しており、す
なわち、各6個づつで構成されている。
【0038】CPU6は全体の制御を司るもので、まず
別途に入力されたスイッチ切換指令に基づき、X軸粗動
コントローラ71とY軸粗動コントローラ72に指令を
与える。ここで、スイッチ切換指令とはn側光コネクタ
50おけるn本のn側光ファイバ5のうち、どのn側光
ファイバ5とマスター側光ファイバ10を光結合させる
かの指令である。コントローラ82はXYステージ駆動
回路81を予め定められている位置にマスター側光ファ
イバ10のコアが位置するようにコントロールし、ステ
ッピングモータなどからなるX軸粗動ステージ8XとY
軸粗動ステージ8Yが粗動させられる。一方、CPU6
は、6つのモニタ光検出器41の検出されるモニタ光の
光量の差異より、n側光ファイバ5に対するマスター側
光ファイバ10の偏位方向を算出する。なお、この偏位
方向の算出は、上述した光ファイバ調芯用センサの実施
例と同様とする。
【0039】粗動および微動手段について詳述する。図
示する構造において、X軸粗動ステージ8XおよびY軸
粗動ステージ8Yは、XYステージ駆動回路82から信
号(パルス信号)が与えられることによりX軸方向およ
びY軸方向に粗動する。これによって、CPU6からの
光結合切換指令(アドレス指示)に従って、マスター側
光ファイバ31に光結合されるn側光コネクタ4のn側
光ファイバ41が切り換えられる。なお、X軸粗動ステ
ージ8XとY軸粗動ステージ8Yはステッピングモータ
により構成され、与えられたパルス信号のパルス数に応
じた量だけステップ移動する。
【0040】また、図6(a)は微動チューブ100の
断面図を示したものである。微動チューブ100の中央
部にマスター側光コネクタ1が固定され、その外面には
4個の圧電ユニットが設けられる。すなわち、微動チュ
ーブ100の外面にはグランド電極110Gが設けら
れ、この上に圧電材料層120が堆積される。圧電材料
層120の上面には4つの電極110X+、110X
−、11OY+、110Y−が設けられるが、プラスX
電極110X+とマイナスX電極110X−が対向し、
プラスY電極110Y+とマイナスY電極110Y−が
対向する位置にある。
【0041】この微動チューブ100の構造によると、
微動チューブ100を水平に微動運動させることがで
き、これによってマスター側光ファイバ10も上記の運
動に従った動きをさせられる。これを示したのが図6
(a)、(b)である。図6(a)の電極に図6(b)
の電圧を加えると、圧電材料層120に引張りりあるい
は圧縮歪みが生じ、これによって微動チューブ100が
微少に変形し、同図(a)に示す矢印の変位方向(丸印
1〜丸印4)の微動が実現される。
【0042】以下、上述した光スイッチ装置における調
芯完了までの動作を図7のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0043】まず、マスター側光ファイバ10と結合す
べきn側光ファイバ5のアドレスがCPU6に指示さ
れ、これに基づくスイッチ切換位置指令がコントローラ
82に与えられる(ステップ902)。これにより、X
軸粗動ステージ8XとY軸粗動ステージ8Yがステップ
駆動され、マスター側光ファイバ10が結合対象のn側
光ファイバ5の対向位置に粗動させられる(ステップ9
03)。
【0044】次に、6つのセンシング用光ファイバ11
〜16のそれぞれに対応するLD駆動回路32が順にオ
ンとされ、LD31からのセンシング光がセンシング用
光ファイバ11〜16に順番に入射される。このセンシ
ング光は、光方向性結合器2を通って結合端面に照射さ
れ、n側光コネクタ50の結合端面で反射される。反射
光(モニタ光)は再びセンシング用光ファイバ11〜1
6に入射し、光方向性結合器2を通ってモニタ光検出器
41に入射、検出される(ステップ904)。このと
き、検出に関係のないセンシング用光ファイバからのセ
ンシング光の影響を防止するために、時分割により順に
1つずつセンシング用光ファイバ11〜16によるセン
シング光の照射を行っている。
【0045】そして、完全に調芯され、あるいは全く外
れていればモニタ光検出器41によるモニタ光量は6つ
とも一致するが、偏位があればその量、および、その偏
位の方向に応じたモニタ光量の差異が生じる。そこで、
モニタ光検出器41により検出されたモニタ光量をA/
D変化器42を介してCPU6に入力し、CPU6で6
つのモニタ光量を比較する。このことにより、マスター
側光ファイバ10の中心位置とn側光ファイバ5の中心
位置との間の相互の偏位方向が求まり、偏位量が求めら
れる(ステップ905)。
【0046】上記の偏位量が規定値より小さいとき(雑
音成分が支配的であるとき)には、調芯された範囲にあ
るものとみなし、規定値を越えるときは(ステップ90
6)、偏位方向の修正方向にマスター側光コネクタ1を
微動させる(ステップ907)。この微動は、CPU6
の制御により、D/A変換器102からの信号が圧電素
子駆動回路101に入力され、微動チューブ100に直
流バイアスが加わることで実行される。
【0047】そして、上記のステップ904〜907の
サーボ制御が続けられ、偏位量が規定値以下になれば調
芯が完了し(ステップ908)、これにより、調芯状態
でマスター側光ファイバ10とn側光ファイバ5との間
での光通信が可能となる。なお、ここでは初期の粗動に
よる移動の偏位量は数μm以下であることを前提とし、
完全に外れていることはないとものとする。
【0048】本発明については種々の変形が可能であ
り、これを上記実施例を対象に説明すると、次のように
なる。
【0049】また、モニタ光検出器41の出力を増幅す
るアンプのゲインは、可変としてもよい。すなわち、n
側光コネクタ5の均一面からの反射率のばらつきが大き
いときは、一定となるようゲインを調整し、あるいは検
出光量が過大なときはゲインを下げてアンプ自身の飽和
を防止する。この場合のゲイン調整は、検出光量の振幅
が最大となる場合において、アンプの出力が所定レベル
になるようにすればよい。
【0050】また、マスター側光ファイバ10とn側光
ファイバ5のコア同士が大きく外れるようなときは、下
記のような制御をしてもよい。すなわち、調芯が完了し
た後(検出光量の変動振幅が規定値より小さくなった
後)に、微動チューブ100によってマスター側光コネ
クタ1を僅かに微動させ、各々の検出光量の差異を監視
する。このとき、微動により差異が生じたら、調芯され
たとみなし得る状態にあることになるが、微動によって
も検出光量に変化がないときは、調芯が全くされていな
い(中心が外れている)ことになる。そこで、この場合
には検出光量に変動が生じる位置をサーチし、再び、調
芯動作を再開する。
【0051】また、調芯コントロールを調芯がとれた後
にも継続してもよい。すなわち、LD31からのセンシ
ング光の照射とモニタ光検出器41によるモニタ光の検
出とを監視し続ける。そして、規定値以上の偏位量が検
出できたら、偏位方向と反対方向にサーボをかける。こ
のようにすれば、光通信を行なっているときに、装置へ
の振動や衝撃があった場合でも、光結合効率が低下した
り、光結合自体が中断されることはない。なお、調芯コ
ントロールを上記のように調芯完了後も継続するときに
は、通信用波長とセンシング光の波長とは異なった波長
の方が望ましい。
【0052】さらに、実施例においては演算手段、すな
わち、CPU6において、モニタ光の光量より偏位方向
だけでなく、偏位量をも求めるようにしているが、偏位
方向のみを算出するようにしても良い。具体的には、各
センシング用光ファイバにより照射・受光を行って偏位
方向を求めた後、その偏位を減らす方向に極めて微小距
離を微動させる。そして再び、偏位方向を求めて、微動
させる。これを繰り返して行い、偏位方向が測定できな
くなるか、または、始めの偏位方向と反対の偏位方向が
測定されれば、そこを調芯位置とする。この方法による
ならば、逐次、各センシング用光ファイバにより照射・
受光を行って偏位方向を求め、微動させる必要があるが
複雑な演算を必要としないので、微動手段の制御を行う
第2の制御手段を簡単な回路で実現できる。
【0053】また、CPU6は第1と第2の制御手段を
兼ねているが、別々に構成しても良いことは言うまでも
ない。
【0054】さらにまた、上述の光スイッチ装置の実施
例では、n側光コネクタ50の光ファイバ以外の部分は
Alが露出しているとしたが、クラッドの反射率と異な
るものであれば材質はAlに限らない。例えば、光ファ
イバ調芯用センサの変形例と同様に、高反射率のものと
は反対に低反射率のものや無反射コーティングを施した
ものでも良い。また、n側光コネクタ50の結合端面は
研磨され一平面になっているものでも良いし、光軸が傾
かない程度に光ファイバが突出していても良い。この場
合、光ファイバ自体も端面反射を防ぐために、斜めに研
磨したものを使用しても良い。
【0055】本発明においては、機械的な動作には2種
類のものがあり、第1の動作は、マスター側光ファイバ
との結合対象のn側光ファイバを切り換えるためのスイ
ッチ切換指令にもとづく切換動作であり、第2の動作は
調芯のための平行運動(微動)である。前述の実施例で
は、これらの動作は全てマスター側光コネクタ1で行な
うものとしたが、X軸粗動ステージおよびY軸粗動ステ
ージにn側光コネクタ50を取り付けることにより、n
側光ファイバ側で切換動作させてもよい。また、調芯の
ための平行微動は、n側光コネクタ側に別途に圧電アク
チュエータを設けて、n側光ファイバをサーボ制御して
もよい。
【0056】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、n側の任
意の光ファイバと1側光ファイバとの光結合を行う場合
において、容易に調芯が行われているかどうかを判別す
るセンサを極めて容易な構成により提供できる。また、
本発明による光ファイバ調芯用センサを用いるならば、
非接触方式の光スイッチ装置において、非接触では光軸
合せが極めて困難であるとされていたが、極めて容易
に、かつ、高精度で調芯ができる。さらに、本発明の構
成は極めて簡単であるため、センサとしての規模も極め
て小型に、かつ、安価に作成できる。
【0057】さらにまた、このセンサを用いた光スイッ
チ装置によれば、極めて容易に、かつ、高精度の調芯を
行うことができるので、効率の高い光結合を行わせるこ
とができる。すなわち、効率の高い非接触光スイッチを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ調芯用センサの実施例の概
略構成図である。
【図2】実施例の各光ファイバの断面図である。
【図3】n側光ファイバの光軸とマスター側光ファイバ
の光軸とが一致している時のセンシング用光ファイバの
コアの位置を示す断面図である。
【図4】実施例の変形例を示す1側光ファイバの断面図
である。
【図5】本発明の光スイッチ装置の実施例の概略構成図
である。
【図6】光スイッチ装置の微動手段に用いる微動チュー
ブの断面図である。
【図7】光スイッチ装置の実施例における調芯までのフ
ローをを示す図である。
【符号の説明】
1…光ファイバ束(マスター側光コネクタ)、10…マ
スター側光ファイバ、11〜16…センシング用光ファ
イバ、2…光方向性結合器、3…センシング光源、31
…LD、32…LD駆動回路、4…光検出器、41…モ
ニタ光検出器、42…A/D変換器、5…n側光ファイ
バ、50…n側光コネクタ、51…n側光ファイバのコ
ア、52…n側光ファイバのクラッド、53…n側光フ
ァイバのAl膜、6…CPU、7…固定ステージ、8X
…X軸粗動ステージ、8Y…Y軸粗動ステージ、80…
アーム、81…XYステージ駆動回路、82…コントロ
ーラ、100…微動チューブ、101…圧電素子駆動回
路、102…D/A変換器、110G…グランド電極、
110X+…プラスX電極、110Y+…プラスY電
極、110X−…マイナスX電極、110Y−…マイナ
ス電極、120…圧電材料層。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合端面におけるn側光ファイバのクラ
    ッド部分とさらにその外周部分との反射率の差異を利用
    して、少なくとも3点以上の異なる地点における反射光
    量の違いを検出する光ファイバ調芯用センサであって、 前記結合端面で前記n側光ファイバと対向することによ
    り光結合を行う光信号用のマスター側光ファイバと、 前記マスター側光ファイバを中心として1つに束ねら
    れ、前記結合端面で前記n側光ファイバの端面に対して
    センシング光の照射とその反射光である光モニタの受光
    とを行う少なくとも3本以上のセンシング用光ファイバ
    と、 各々の前記センシング用光ファイバの他端に接続された
    光分岐路と、 前記光分岐路の一方に接続され、前記センシング用光フ
    ァイバにセンシング光を入射するセンシング光源と、 前記光分岐路の他方に接続され、前記センシング用光フ
    ァイバから前記n側光ファイバに照射された後に反射さ
    れ、当該センシング用光ファイバを経由して戻ってくる
    モニタ光を検出するモニタ光検出手段とを備え、 前記マスター側光ファイバは、前記n側光ファイバのク
    ラッド半径より小さい半径を有し、かつ、当該マスター
    側光ファイバの光軸は当該n側光ファイバの光軸と略平
    行であり、 前記センシング用光ファイバは、各々が等間隔に、か
    つ、前記マスター側光ファイバの光軸と略平行に配置さ
    れ、 前記マスター側光ファイバのコア中心と前記センシング
    用光ファイバのコア中心との距離は、前記n側光ファイ
    バのクラッド半径と略同一であることを特徴とする光フ
    ァイバ調芯用センサ。
  2. 【請求項2】 前記マスター側光ファイバと前記センシ
    ング用光ファイバとは、前記n側光ファイバのクラッド
    半径の略1/2の半径を有する光ファイバであり、 前記マスター側光ファイバを中心として6本のセンシン
    グ用光ファイバが互いに接して束ねられていることを特
    徴とする請求項1記載の光ファイバ調芯用センサ。
  3. 【請求項3】 前記センシング用光ファイバと前記マス
    ター側光ファイバとは同一の光ファイバであることを特
    徴とする請求項2記載の光ファイバ調芯用センサ。
  4. 【請求項4】 前記センシング用光ファイバのコアは前
    記マスター側光ファイバのコアよりも大きいことを特徴
    とする請求項2記載の光ファイバ調芯用センサ。
  5. 【請求項5】 前記モニタ光検出手段による検出光量に
    もとづき、前記マスター側光ファイバの中心位置と前記
    n側光ファイバの中心位置との間の偏位方向を算出する
    演算手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記
    載の光ファイバ調芯用センサ。
  6. 【請求項6】 それぞれの光軸を平行にし、かつ、結合
    端面にそれぞれの端面を揃えた複数本のn側光ファイバ
    を有するn側光コネクタと、 前記結合端面で前記n側光ファイバと対向することによ
    り光結合を行う光信号伝送用のマスター側光ファイバ
    と、前記マスター側光ファイバを中心として1つに束ね
    られ、前記結合端面で前記n側光ファイバの端面に対し
    てセンシング光の照射とその反射光であるモニタ光の受
    光とを行う少なくとも3本以上のセンシング用光ファイ
    バとを有するマスター側光コネクタと、 各々の前記センシング用光ファイバの他端に接続された
    光分岐路と、 前記光分岐路の一方に接続され、前記センシング用光フ
    ァイバにセンシング光を入射するセンシング光源と、 前記光分岐路の他方に接続され、前記センシング用光フ
    ァイバから前記n側光ファイバに照射された後に反射さ
    れ、当該センシング用光ファイバを経由して戻ってくる
    モニタ光を検出するモニタ光検出手段と、 前記マスター側光コネクタ、または、前記n側光コネク
    タを前記結合端面に沿って平行に粗動させる粗動手段
    と、 前記マスター側光コネクタ、または、前記n側光コネク
    タを前記結合端面に沿って平行に微動させる微動手段
    と、 前記結合端面におけるn側光ファイバのクラッド部分と
    さらにその外周部分との反射率の差異によって生じ、前
    記モニタ光検出手段により検出される前記モニタ光の光
    量の差異に基づいて、前記マスター側光ファイバの中心
    位置とこれに光結合すべき前記n側光ファイバの中心位
    置との間の偏位方向を算出する演算手段と、 予め定められているデータに基づいて前記マスター側光
    コネクタの中心位置とこれに光結合すべき前記n側光フ
    ァイバの中心位置とをほぼ一致させるように前記粗動手
    段を制御する第1の制御手段と、 前記偏位方向に基づいて前記マスター側光コネクタの中
    心位置とこれに光結合すべき前記n側光ファイバの中心
    位置とを一致させるように前記微動手段を制御する第2
    の制御手段とを備え、 前記マスター側光ファイバは、前記n側光ファイバのク
    ラッド半径より小さい半径を有し、かつ、当該マスター
    側光ファイバの光軸は当該n側光ファイバの光軸と略平
    行であり、 前記センシング用光ファイバは、各々が等間隔に、か
    つ、前記マスター側光ファイバの光軸と略平行に配置さ
    れ、 前記マスター側光ファイバのコア中心と前記センシング
    用光ファイバのコア中心との距離は、前記n側光ファイ
    バのクラッド半径と略同一であることを特徴とする光ス
    イッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1と第2の制御手段とは、同一の
    制御手段であることを特徴とする請求項6記載の光スイ
    ッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記マスター側光ファイバと前記センシ
    ング用光ファイバとは、前記n側光ファイバのクラッド
    半径の略1/2の半径を有する光ファイバであり、 前記マスター側光ファイバを中心として6本のセンシン
    グ用光ファイバが互いに接して束ねられて前記マスター
    側コネクタが形成されていることを特徴とする請求項6
    記載の光スイッチ装置。
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