JPH06147970A - 赤外線検出器 - Google Patents

赤外線検出器

Info

Publication number
JPH06147970A
JPH06147970A JP4300000A JP30000092A JPH06147970A JP H06147970 A JPH06147970 A JP H06147970A JP 4300000 A JP4300000 A JP 4300000A JP 30000092 A JP30000092 A JP 30000092A JP H06147970 A JPH06147970 A JP H06147970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive resistor
infrared
infrared detector
temperature
supporting substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4300000A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Kodama
貴義 兒玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4300000A priority Critical patent/JPH06147970A/ja
Publication of JPH06147970A publication Critical patent/JPH06147970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感度の良い赤外線検出器を提供する。 【構成】 チップ感温抵抗体42をそれより広い支持基
板41上に取り付けると共に、その支持基板上の導体パ
ターン2に対してチップ感温抵抗体42の両端をそれぞ
れ接続する。そして、導体パターン2を、支持基板41
上でチップ感温抵抗体42より広い面積になるように拡
大し、且つ、導体パターンを支持基板より熱伝導率の高
い材料製とする。 【効果】 感温抵抗体を除く支持基板の面に入射した赤
外線を利用可能となるため、感度を向上させることが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、赤外線検出器に関
し、さらに詳しくは、測定対象物から放射された赤外線
を検出する赤外線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の赤外線検出器の一例の斜
視図である。この赤外線検出器300において、赤外線
受光部40は、チップ感温抵抗体42を、それより広い
支持基板41に取り付けて構成されている。支持基板4
1には、導体パターン22が設けられており、この導体
パターン22にチップ感温抵抗体42の端子部42Jが
それぞれ接続されている。支持基板41は、ケース34
からの熱の影響がないように、スリット31によってフ
レーム33と分離され、細いブリッジ32のみによって
フレーム33と一体化されている。また、導体パターン
22は、ブリッジ32を通り、フレーム33の所定の部
分まで形成されている。なお、42rは、リード線であ
る。
【0003】前記フレーム33は、ケース34に嵌着さ
れる。また、ケース34には、赤外線透過フィルタ35
が被せられる。
【0004】図4は、赤外線受光部40の断面図であ
る。43は、入射した赤外線を吸収して熱に変換する赤
外線吸収層である。
【0005】支持基板41は、例えばガラス−エポキシ
などの樹脂である。チップ感温抵抗体42は、例えばサ
ーミスタである。導体パターン22は、例えば銅であ
る。
【0006】測定対象物からの赤外線が赤外線受光部4
0に入射すると、赤外線吸収層43により熱が発生し、
この熱によりチップ感温抵抗体42の温度が変化し,そ
の電気抵抗が変化する。そこで、リード線42rの両端
の電気抵抗値を測定することで、赤外線を検知できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の赤外線検出
器300において、支持基板41をガラス−エポキシな
どの樹脂製とした場合、その熱伝導度が小さいため、チ
ップ感温抵抗体42に直接入射した赤外線のみがチップ
感温抵抗体42の温度を変化させ、チップ感温抵抗体4
2を除く支持基板41の面に入射した赤外線はチップ感
温抵抗体42の温度を変化させない。このため、感度が
低い問題点がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、チップ感温抵
抗体を除く支持基板の面に入射した赤外線を利用可能な
構造に改良することによって感度を向上させた赤外線検
出器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の赤外線検出器
は、感温抵抗体をそれより広い支持基板上に取り付けて
赤外線受光部を構成すると共にその支持基板上の導体パ
ターンに感温抵抗体の両端をそれぞれ接続した赤外線検
出器において、導体パターンを支持基板より熱伝導率の
高い材料で構成すると共に面積を拡大して支持基板上で
感温抵抗体より広くしたことを構成上の特徴とするもの
である。
【0010】上記構成において、支持基板の熱伝導率は
1W/(m・deg)以下に,好ましくは0.8W/
(m・deg)以下にし、熱伝導層の熱伝導率は1W/
(m・deg)より大に,好ましくは5W/(m・de
g)以上にするのが、効果的である。
【0011】
【作用】この発明の赤外線検出器では、導体パターンを
支持基板より熱伝導率の高い材料とし、且つ、導体パタ
ーンの面積を拡大して支持基板上で感温抵抗体より広い
面積になるようにした。導体パターンは、感温抵抗体よ
り面積が広いため、感温抵抗体を除く支持基板の面に入
射した赤外線による熱を受容する。そして、導体パター
ンは、支持基板より熱伝導率が高いため、前記受容した
熱を裏面側に伝わらせずに、感温抵抗体へ伝わらせる。
従って、感温抵抗体を除く支持基板の面に入射した赤外
線による熱を利用して感温抵抗体の温度を変化させられ
るようになるから、感度を向上させることが出来る。
【0012】なお、支持基板の熱伝導層は1W/(m・
deg)以下に,好ましくは0.8W/(m・deg)
以下にし、熱伝導層の熱伝導層は1W/(m・deg)
より大に,好ましくは5W/(m・deg)以上にする
と、熱伝導層で受容した熱を裏面側に伝わらせずにチッ
プ感温抵抗体へ伝わらせる効率が高くなり、より効果を
上げられる。
【0013】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に説明する。なお、これによりこの発明が限定されるも
のではない。
【0014】図1は、この発明の赤外線検出器の一実施
例の斜視図である。この赤外線検出器100において、
赤外線受光部10は、チップ感温抵抗体42を、それよ
り広い支持基板41上に取り付けて構成されている。ま
た、支持基板41上に形成された導体パターン2に対し
て、チップ感温抵抗体42の両端を、それぞれ接続して
いる。導体パターン2は、支持基板41上でチップ感温
抵抗体42より広い面積になるように、支持基板41の
前面に面積を拡大している。
【0015】支持基板41は、例えばガラス−エポキシ
樹脂製であり,その厚さは、0.2mmである。導体パ
ターン22は、例えば銅製であり,その厚さは、18μ
mである。従って、導体パターン2は、支持基板41よ
り熱伝導率が高い。
【0016】支持基板41は、ケース34からの熱の影
響がないように、スリット31によってフレーム33と
分離され、細いブリッジ32のみによってフレーム33
と一体化されている。また、導体パターン2は、ブリッ
ジ32を通り、フレーム33の所定の部分まで形成され
ている。なお、42rは、リード線である。前記フレー
ム33は、ケース34に嵌着される。また、ケース34
には、赤外線透過フィルタ35が被せられる。
【0017】図2は、赤外線受光部10の断面図であ
る。チップ感温抵抗体42は、例えばサーミスタであ
る。43は、入射した赤外線を吸収して熱に変換する赤
外線吸収層である。
【0018】さて、測定対象物からの赤外線が赤外線受
光部10に入射すると、赤外線吸収層43により熱が発
生する。チップ感温抵抗体42の表面で発生した熱は、
チップ感温抵抗体42の温度を直接的に変化させる。一
方、チップ感温抵抗体42を除く導体パターン2の面で
発生した熱は、支持基板41側へ一部が逃げるが、大部
分はチップ感温抵抗体42へ伝わり、チップ感温抵抗体
42の温度を変化させる。そこで、チップ感温抵抗体4
2の温度変化は大きくなり、電気抵抗も大きく変化す
る。従って、リード線42rの両端の電気抵抗値を測定
することで、赤外線を高感度に検知できる。
【0019】なお、この発明の発明者らにより試験した
ところ、従来のガラス−エポキシ樹脂製の支持基板のみ
の場合に比べて感度が約40%向上した。
【0020】
【発明の効果】この発明の赤外線検出器によれば、チッ
プ感温抵抗体を除く支持基板の面に入射した赤外線を利
用可能となるため、感度を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の赤外線検出器の一実施例の斜視図で
ある。
【図2】図1の赤外線検出器における赤外線受光部の断
面図である。
【図3】従来の赤外線検出器の一例を示す説明図であ
る。
【図4】図3の赤外線検出器における赤外線受光部の断
面図である。
【符号の説明】
100 赤外線検出器 10 赤外線受光部 2 導体パターン 41 支持基板 42 チップ感温抵抗体 43 赤外線吸収層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感温抵抗体をそれより広い支持基板上に
    取り付けて赤外線受光部を構成すると共にその支持基板
    上の導体パターンに感温抵抗体の両端をそれぞれ接続し
    た赤外線検出器において、導体パターンを支持基板より
    熱伝導率の高い材料で構成すると共に面積を拡大して支
    持基板上で感温抵抗体より広くしたことを特徴とする赤
    外線検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の赤外線検出器におい
    て、支持基板の熱伝導率が0.8W/(m・deg)以
    下であり、熱伝導層の熱伝導率が5W/(m・deg)
    以上であることを特徴とする赤外線検出器。
JP4300000A 1992-11-10 1992-11-10 赤外線検出器 Pending JPH06147970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300000A JPH06147970A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 赤外線検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300000A JPH06147970A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 赤外線検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06147970A true JPH06147970A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17879529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4300000A Pending JPH06147970A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 赤外線検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06147970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053892A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Panasonic Corp 対象識別装置
JPWO2021100312A1 (ja) * 2019-11-21 2021-11-25 株式会社芝浦電子 赤外線温度センサ、温度検出装置、および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053892A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Panasonic Corp 対象識別装置
JPWO2021100312A1 (ja) * 2019-11-21 2021-11-25 株式会社芝浦電子 赤外線温度センサ、温度検出装置、および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011046163A1 (ja) 赤外線センサ及びこれを備えた回路基板
RU2386934C2 (ru) Способ изготовления устройства для обнаружения теплового излучения, содержащего активный микроболометр и пассивный микроболометр
JP2003344156A (ja) 赤外線センサおよびそれを用いた電子装置
US9568371B2 (en) Infrared sensor
JP2011149920A (ja) 赤外線センサ
JP5514071B2 (ja) 温度センサ
JP2622539B2 (ja) 放射線測定装置
JPH09329499A (ja) 赤外線センサ及び赤外線検出器
JPH06147970A (ja) 赤外線検出器
JPH06137942A (ja) 赤外線検出器
JP5206484B2 (ja) 温度センサ
JPH05164605A (ja) 赤外線検出素子
JP2014149300A (ja) 温度センサ
JPH04360588A (ja) 複合型赤外線検出器
JPH0733979B2 (ja) 温度センサ
JPH09113353A (ja) 赤外線検出素子
JP2793615B2 (ja) 赤外線センサ
JPH0634448A (ja) 放射温度計
KR100331809B1 (ko) 박막형 절대습도 센서
JPS63265125A (ja) 非接触型半導体温度センサ
JPH06249864A (ja) 風速センサ
JPH0763585A (ja) 環境センサ
JPH0552659A (ja) 赤外線センサ
JPS6385363A (ja) 流速検知素子
JPH07167708A (ja) 赤外線センサ