JPS63265125A - 非接触型半導体温度センサ - Google Patents

非接触型半導体温度センサ

Info

Publication number
JPS63265125A
JPS63265125A JP62099593A JP9959387A JPS63265125A JP S63265125 A JPS63265125 A JP S63265125A JP 62099593 A JP62099593 A JP 62099593A JP 9959387 A JP9959387 A JP 9959387A JP S63265125 A JPS63265125 A JP S63265125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
sensor section
sensor
resistor
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62099593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0663852B2 (ja
Inventor
Ichiro Asai
浅井 市郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP9959387A priority Critical patent/JPH0663852B2/ja
Publication of JPS63265125A publication Critical patent/JPS63265125A/ja
Publication of JPH0663852B2 publication Critical patent/JPH0663852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/10Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors
    • G01J5/20Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors using resistors, thermistors or semiconductors sensitive to radiation, e.g. photoconductive devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光吸収による温度上昇でセンサ部の電気抵抗
が変化することを利用して被測温体の温度を非接触で検
知する熱効果型の温度センサに関し、特に、宙吊状態の
センサ部を有する非接触型半導体温度センサに関するも
のである。
[従来の技術] 被測温体の温度を非接触で測定する非接触型温度センサ
は、被測温体自身の温度に対応して熱輻射される光(赤
外線)を受光し、その光吸収による温度変化を抵抗変化
に変換して測温するもので、一般的に熱効果型赤外線温
度センサ(ボロメータ)と呼ばれている。そのセンサ部
の感度は温度増分に対する抵抗増分の比で与えられるが
、従来一般に、その比が大なる物質として例えば、Fe
 、Co 、Ni  、Mnなどの酸化物が用いられて
いる。
従来、この種の非接触型温度センサとしては、第7図(
A)  、 (B)に示すように、基板lと赤外線フィ
ルタ2aを有する遮光キャップ2とからなる容器内にお
いて、基板lに植立したビンla、Lb間に金属線3a
、3bを以って横架された長方形薄膜の測温用センサ体
3と、基板lに植立したピン1b、lc間に金属線4a
、4bを以って横架された長方形薄膜の温度補償用セン
サ体4とからなり、センサ体3.4は共に前述したよう
な物質で立体形単体に構成され、ピンla、 lb、 
lc間の空間において宙吊状態で配置されている。測温
用センサ体3は赤外線フィルタ2aの真下に位置してお
り、フィルタ2aを通過した入射赤外光線が直接測温用
センサ体3を照射することから、そのセンサ体3は被測
温体の温度変化に対応した抵抗値に変化する。温度補償
用センサ体4は測温用センサ体3の脇に位置し、被測温
体からの赤外線には晒されず、容器内の環境温度のみに
感応して抵抗変化する。したがって、測温用センサ体3
の温度補償用センサ体4に対する相対的な抵抗値変化に
よって、環境温度を基準とする被測温体の温度が測定さ
れることになる。
ところで、温度補償用センサ体4は容器外に配設しても
よいが、赤外線を受光しない状態での測温用センサ体3
自体の温度に近ければ近いほど温度補償作用(環境温度
の正確性)が増すため、温度補償用センサ体4は容器内
で赤外線に晒されない範囲の温度補償用センサ体4の近
接位置に配置されている。また、測温用センサ体3及び
温度補償用センサ体4を宙吊状態とする理由は、容器内
の気体を断熱材とし、固体同士の接触による熱伝導を極
力防止して、一旦捕捉した赤外線による輻射熱を散逸さ
せないためである。更に、測温用センサ体3及び温度補
償用センサ体4を同一の物質で同一形状に構成する理由
は、その温度−抵抗特性を極カ一致させ、測定精度を高
めるためである。
[解決すべき問題点] しかしながら、上記従来の非接触型温度センサにあって
は、次の問題点がある。
■測温用センサ体3及び温度補償用センサ体4は夫々別
体の構成部品として製造されるため、物質が同一であっ
ても、製品に形状の寸法精度や内部組織の均一さなどの
バラツキが不可避的に発生しているため、温度−抵抗特
性は必ずしも同一ではないので、必然的に器械誤差が無
視できず、測定精度が悪い。
■非接触型温度センサの製造にあたり、測温用センサ体
3及び温度補償用センサ体4をロウ付けなどでピンIa
、 lb、 lc間に架設する配設接続作業を余儀無く
され、手間及び時間がかかり、製品コスト高である。
[発明の目的] 本発明は、上記問題点を解決するものであり、その目的
は、測温用センサ体と温度補償用センサ体の温度−抵抗
特性が相等しく、これに伴なう器械誤差をほぼ完全に解
消でき、しかも製品コストを低廉なものとしうる非接触
型温度センサを提供することにある。
[問題点の解決手段] 上記目的を達成するため、本発明に係る非接触型半導体
温度センサの構成は、次の■〜■構成要件を有するもの
である。
■半導体層上に形成された抵抗温度係数の大なる抵抗体
とこれを覆う光吸収率の大なる被覆膜とから構成された
測温用センサ部があること。
ここで「半導体」とは、例えば単結晶又は多結。
晶のシリコンを言う、「抵抗温度係数の大なる抵抗体J
には、例えばAu拡散体などが含まれる。
「光吸収率の大なる被覆膜」には、例えばAuブラフク
、Ptブラックなどの被覆膜が含まれる。
■該測温用センサ部に隣接する半導体層上において形成
された抵抗温度係数の大なる抵抗体とこれを覆う光吸収
率の小なる被覆膜とから構成された温度補償用センサ部
があること。
ここで「半導体」とは、例えば単結晶又は多結晶のシリ
コンを言う、「抵抗温度係数の大なる抵抗体」には、例
えばAu拡散体などが含まれる。
また「光吸収率の小なる被覆膜」には、Au、Ptなど
の被覆膜が含まれる。
■該測温用センサ部と該温度補償用センサ部とこれらを
囲む周辺半導体層との間に形成された非接触用間隙があ
ること。
ここで「半導体」とは、例えばシリコンを言う、前記測
温用センサ部及び前記温度補償用センサ部の各抵抗体の
厚さは、周辺半導体層のそれに比し薄い方が望ましい0
周辺半導体層の厚さは、母材である例えばシリコンウェ
ハ自体のそれに等しく、上記各抵抗体の厚さは例えばシ
リコンウェハ自体のそれ以下に設定される。
■該非接触用間隙に架設され該測温用センサ部及び該温
度補償用センサ部を該周辺半導体層に対して宙吊状態で
支持するメタルブリッジがあること。
ここで「メタルブリッジ」は、例えばAu、Ptなどを
以って構成される。また「メタルブリッジ」は、例えば
一対のブリッジ部を有するものが望ましい。
[作用] かかる構成によれば、被測温体から輻射された赤外線が
非接触型半導体温度センサに照射すると、測温用センサ
部の被覆膜は赤外線をよく吸収透過することから、その
下層の抵抗温度係数の大なる抵抗体がこれを受光し、そ
の光吸収による温度変化によって抵抗値が変化すると共
に、半導体製造技術に作成された隣接する温度補償用セ
ンサ部に対しても被測温体からの赤外線が照射するが、
光吸収率の小なる被覆膜の遮光効果によりその下層の抵
抗体膜はこれに感応しないことから、この抵抗体は測温
用センサ部の近接周囲空間の環境温度のみに感応して抵
抗変化することになる。
宙吊状態の測温用センサ部の被覆膜及び温度補償用セン
サ部の被覆膜は半導体製造技術により作成されているこ
とから、両者の温度−抵抗特性はほぼ完全に等しく、器
械誤差の殆どない高精度測定が実現される。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図は、本発明に係る非接触型半導体温度センサの一
実施例を示す拡大平面図である。
第2図は、第1図中II −II線で切断した状態を示
す拡大切断図である。
第3図は、第1図中■−■線で切断した状態を示す拡大
切断図である。
実施例の非接触型半導体温度センサ10は、シリコン基
板11、測温用センサ部12、温度補償用センサ部13
、メタルブリッジ+4.15.18及び非接触用間隙1
7から概略構成されている。
半導体としてのシリコン基板11は、シリコンウェハを
区画細断してなる四角形状のチップで、測温用センサ部
12及び温度補償用センサ部13を中央に画成する非接
触用間隙17を有する。測温用センサ部12及び温度補
償用センサ部13は、シリコン基板ll上に左右対称で
同一形状として形成されている。
測温用センサ部12は、非接触用間隙17で分割され、
四角形状の単結晶又は多結晶の薄層シリコン基板上にA
u拡散によって形成された抵抗温度係数の極めて大なる
抵抗体12aと、これを被覆する絶縁膜12bと、この
上に形成された光吸収率の犬なるAuブラック、Ptブ
ラックなどの被覆膜12Cと、これを被覆する保護膜1
2dと、から構成されている。このAu拡散体の抵抗体
12aはFe  。
Co、Ni、Mnなどの酸化物に比し非常に抵抗温度係
数が大きい。
また、温度補償用センサ部13は、非接触用間隙17で
分割され、四角形状の単結晶又は多結晶の薄層シリコン
基板上にAu拡散によって形成された抵抗温度係数の極
めて大なる抵抗体13aと、これを被覆する絶縁膜13
bと、この上に形成された光吸収率の小(反射率の大)
なるAu、Ptなどの被覆膜12cと、これを被覆する
保護膜13dと、から構成されている。
非接触用間隙17は、隣接する測温用センサ部12及び
温度補償用センサ部13とこれらを囲む周辺シリコン層
11cとを非接触で独立分離させており、測温用センサ
部12及び温度補償用センサ部13側(表面側)に形成
された断面7字状溝+?aとこれらの広さ範囲に亘すシ
リコン基板11の裏面側に形成された断面台形状の凹所
17bとの連通により形成されているΦ メタルブリッジ14.15.18は測温用センサ部12
及び温度補償用センサ部13の一端側を宙吊状態で支持
し、電気伝導性のAu、PLなどで構成されている。メ
タルブリッジ14.18は、共に同一構造で、周辺シリ
コン層11c側に形成されたAu線などのポンディング
が施されるポンディングパッド部+4a 、 leaと
、非接触用間隙!?上に架設された一対のブリッジ部1
4b 、 16bと、薄層シリコン基板上に拡散形成さ
れた抵抗体12a 、 13aに導通しするAuAsな
とのようなオーミック性物質のコンタクト部+4c 、
 leeと、から構成されている。
またメタルブリッジ15は、メタルブリッジ14.18
に対向して形成されており、測温用センサ部12及び温
度補償用センサ部13の他端側を宙吊状態で支持し、電
気伝導性のAu、Ptなどで構成されている。メタルブ
リッジ15は、周辺シリコン層11c側に形成された連
結部15aと、非接触用間隙17上に架設され測温用セ
ンサ部12を支持する一対のブリッジ部+5b及び温度
補償用センサ部13を支持する一対のブリッジ部15c
と、抵抗体12a  、 13aに導通するAuAsな
どのようなオーミック性物質のコンタクト部15d 、
 15eと、から構成されている。
測温用センサ部12及び温度補償用センサ部13の構成
は、被覆膜12c 、被覆膜13cの形成に用いられる
物質が異なるだけであり、他は同一構成とされている。
なお、18a 、 +8b 、 18cは5i02 、
5ixN。
などの絶縁膜である。
かかる非接触型半導体温度センサ10は一般的な半導体
製造プロセスにより製造される。
即ち、第4図に示すように、先ず、面方位(l  OO
)のシリコンウェハ13に対してその上面側よりAuを
拡散させて抵抗温度係数の極めて大なる基板を形成する
。ここでAuはシリコンウェハ19内へ容易に広く拡散
するので、シリコンウェハ19はほぼ全体に亘って抵抗
温度係数の大なる基板となる0次に、Au拡散されたシ
リコンウェハ19の両面にSiOユ、SlよN、などを
蒸着して絶縁膜を形成し、エツチングにより断面V字状
溝17a及び凹所17bを形成すべき開口部分20a 
、 20bのシリコンを露出させ、それ以外の絶縁膜+
2b 、 +8a、18cをシリコンウェハ19のエツ
チングマスクとして残す。
次に、第5図に示すように、絶縁膜12bの一部をエツ
チングしてその部分にAuAsなとのようなオーミック
性物質を蒸着し、しかる後熱処理によりコンタクト部1
4c 、 15dを作成する1次に、絶縁膜12b上に
Auブラック、Ptブラックなどを蒸着して光吸収率の
大なる被覆膜12cを形成すると共に、絶縁1112L
3b上にAu、Ptなどを蒸着して光吸収率の小なる被
覆+1!13Cを形成する。なお、縁膜膜12b 、 
13bを形成する理由は、Auブラック、Ptブラック
、Au 、Ptなどの被覆膜+2c  、 13cは電
気伝導性が良いので、被覆膜12c、13cを介した短
絡を防止し抵抗体12a  、 +3aに対しすべて電
流を通すためである。
次に、第6図に示すように、被覆膜12C1被覆膜+3
c上にSiOユ、S馬などを蒸着してこれらを保護絶縁
する保護膜12d 、 13d及び絶縁膜!8bを形成
した後、エアブリッジ技術によりメタルブリッジ+4.
15.18を形成する。しかる後、異方性エツチング液
を以ってエツチングを施すことにより、絶縁膜+8b 
、 18cを対エツチングマスクとして異方性エツチン
グがシリコンウェハ19ノ表裏両面の開口部分20a 
、 20bからその幅方向に比しより深さ方向に速く進
行し、第3図に示すように、表面側に幅寸法の小なる断
面7字状溝17aと裏面側に測温用センサ部12及び温
度補償用センサ部13の広さ範囲に亘り大きな断面台形
状の凹所17bが形成され、やがてこれらが連通して非
接触用間隙17が形成される。これにより、周辺シリコ
ン層11Cに対して薄層シリコン基板としての抵抗体1
2a、+3aが孤立形成される。測温用センサ部12及
び温度補償用センサ部13は非接触用間隙17をおいて
周辺シリコン層11cと島状に分離独立し、単にメタル
ブリッジ14,15.lftにより宙吊状態で支持され
ることになる。この後、各チップ毎に区画細断し、非接
触型半導体温度センサ10が完成される。
ここで非接触用間隙17の形成にあたり1表面側の絶縁
膜18a  、 !8bによる目抜き開口部分20aは
狭く、裏面側の絶縁18cによる目抜き開口部分20b
は広くしであるため、非接触用間隙17をより細くでき
るから、測温用センサ部12及び温度補償用センサ部1
3の近設配置が実現でき、温度補償作用が高くなると共
に、両面エツチングの結果で作成される抵抗体12a 
、 13bの厚さは借手な値で、測温用センサ部12及
び温度補償用センサ部13の体積が極力低減されるので
、熱容量を小さくできることから、測定の応答性が向上
し、また軽量化によりメタルブリッジ14,15,1B
の支持安全率を高くすることに寄与する。更に、メタル
ブリッジ14゜15.18のポンディングパッド部14
a 、 15a  、 1ftaの若床部位は、異方性
エツチングの採用によって、周辺シリコン層lieの支
持強度の充分な厚さがなお確保された縁部にあることか
ら、ポンディング強度をもたせるために、ポンディング
パッド部14a 、 15a  、 leaをあえて長
くとる必要なく、また非接触用間隙17が狭いことから
、ブリッジ部14b 、 15b 、 15c  、 
18bも短くできるノテ、メタルブリッジ14,15.
18は全体として短くでき、抵抗損失を軽減できる。更
に、各メタルブリッジ14、15.18による支持は一
対のブリッジ部14b 。
15b 、 15c 、 18bを介した2重支持構造
であるため、測温用センサ部!2及び温度補償用センサ
部13のねじれ等を有効的に防止することができる。
上記実施例にあっては、非接触半導体温度センサlOの
面積は借手であるから、被測温体から輻射された赤外線
が共に測温用センサ部12及び温度補償用センサ部13
に照射するが、その照射赤外線は測温用センサ部12の
被覆膜12cによく吸収透過されことから、その下層の
抵抗温度係数の大なる抵抗体12aがこれを受光し、そ
の光吸収による温度変化によって抵抗値が変化する。半
導体製造技術に作成された隣接する温度補償用センサ部
13に対しても被測温体からの赤外線が照射するが、光
吸収率の小なる被覆膜13cの存在による遮光効果によ
り、その下層の抵抗体13aはこれに感応しないことか
ら、この抵抗体13aは測温用センサ部12の近接周囲
空間の環境温度(即ち赤外線を受光しないとき測温用セ
ンサ部12自身の温度)のみに感応して抵抗変化するこ
とになり、測温用センサ体12の温度補償用センサ体1
3に対する相対的な抵抗値変化によって環境温度を基準
とする被測温体の温度が高精度に測定されることになる
抵抗体+2a 、 +3aはAu拡散により同一チップ
内に同時に形成されることから、膜厚、内部組織状態な
どが均一でほぼ完全に等しく、したがって2両者の温度
−抵抗特性は殆ど同一で、器械誤差は借手となり、高精
度測定が実現できる。また、半導体製造プロセスによっ
て温度補償用センサ部13は測温用センサ部12により
近設配置されていることから、温度補償用センサ部13
は測温用センサ部12自身の環境温度をより精度良く測
温できるので、環境温度を基準とした被測温体の輻射温
度の測定正確度が向上する。温度補償用センサ部13が
測温用センサ部12と共に薄層シリコン基板上に形成さ
れ、メタルブリッジ+4.15.16によって宙吊状態
で支持されているから、作成されたチップ状の非接触覆
半導体温度センサ10は適宜な外囲器などにじか付けす
ればよく、温度補償用センサ部13が測温用センサ部1
2を金線などで宙吊状態にロウ付は作業が不要となる。
なお、ポンディングパッド部14a 、 15a 、 
18aと端子とは金線などで容易に接続することができ
る。測温用センサ部12及び温度補償用センサ部13は
凹所17bの存在により薄い抵抗体12a 、 13a
上に形成されていることから、従来に比し熱容量を小さ
くできるので、応答特性が改善される。また、薄い抵抗
体12a 、 13aの存在により、測温用センサ部1
2及び温度補償用センサ部!3の軽量化が一層図れるの
で、メタルブリッジ14.15.18による宙吊支持に
耐久性が保証され、耐振性などの高いものとなる。更に
チップ状の非接触型半導体温度センサlOは従来に比し
小型軽量であることから、適材適所に組み込み易くなり
、設置場所の制限が緩和されて用途がより拡大する。更
に、従来の測温用センサ体及び温度補償用センサ体は単
体の立体形状であり、赤外線受光面積対構成物質容積の
比が非常に小さく、熱容量が不必要に大きかったが、上
記実施例における測温用センサ部12及び温度補償用セ
ンサ部13の抵抗体12a 、 13aは薄膜で上記比
が極めて大きいので、かかる面からも応答特性がすこぶ
る改善される。
なお、実施例に係る非接触型半導体温度センサ10には
、温度補償用センサ部13が含まれるが、環境温度がさ
ほど変動しない場合又は無視できる場合における温度測
定にあっては、温度補償用センサ部13を含まず、測温
用センサ部12のみの非接触型半導体温度センサを構成
し、これを使用することができることは言う迄もない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る非接触半導体温度セ
ンサにあっては、測温用センサ部及びこれに隣接する温
度補償用センサ部が周辺半導体層に対して非接触用間隙
を以って夫々分離独立の半導体層上に形成され1両セン
サ部がその非接触用間隙を跨ぐメタルブリッジによって
周辺半導体層にて宙吊状態で支持されたものであること
から、次の効果を奏する。
■測温用センサ部及び温度補償用センサ部の抵抗温度係
数の大なる各抵抗体は、半導体製造プロセスにより同時
に形成することができることから、その温度−抵抗特性
の高精度の同一性が保証されるので、測温センサとして
の器械誤差が殆どなく、1T11定の正確度がすこぶる
向上する。なお、測温用センサ部及び温度補償用センサ
部の各抵抗体をAu拡散体とした場合には、従来に比し
極めて高感度のセンサを実現できる。
■半導体製造プロセスにおいて測温用センサ部及び温度
補償用センサ部の配置及びメタルブリッジの形成が実現
されることから、量産性に優れていることは勿論のこと
、金線などによる煩雑な宙吊作業が不要となり、製造コ
ストが低廉である。また外囲器などへのしか付けを行な
うことができ、また小型軽量であることから、センサの
組込場所の制限が緩和されるので、汎用性のある非接触
型温度センサとなる。
■温度補償用センサ体自体は半導体製造プロセスにより
従来に比し小面積で形成されると共に、その抵抗温度係
数の大なる抵抗体を覆う光吸収率の小なる被覆膜の存在
により、温度補償用センサ部は従来に比し測温用センサ
部に対して近設配置できることから、測温用センサ部の
環境温度を基準とした輻射温度の測定がより一層精度の
高いものとなる。
■測温用センサ部及び温度補償用センサ部の抵抗温度係
数の大なる各抵抗体は、輻射線受光面積対構成物質容積
の比が極めて大で、熱容量が小であるから、応答特性が
改善され、測定開始時の立上がりが速く、・被測温体自
身の温度変化の敏感な追従測定が可能である。なお、測
温用センサ部及び温度補償用センサ部の各基板となるべ
き半導体層の厚さを1周辺半導体層のそれに比し薄くし
た場合には、なお一層熱容量を小とできるので、更に応
答特性が改善されたセンサを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る非接触半導体温度センサの一実
施例を示す拡大平面図である。 第2図は、第1図中II −II線で切断した状態を示
す拡大切断図である。 第3図は、第1図中■−■線で切断した状態を示す拡大
切断図である。 第4図乃至第6図は、同実施例の製造プロセスにおける
各状態を示す拡大切断図である。 第7図(A)は従来の非接触型温度センサの一例を示す
縦断面図で、第7図(B)はその平面図である。 lO・・・非接触型半導体温度センサ、11・・・シリ
コン基板、 lie・as周辺シリコン層、12・・・
測温用センサ部、 13・・・温度補償用センサ部、1
2a  、 +3a ・・・抵抗係数の大なる抵抗体、
+2b 、 +3b・・・絶縁膜、12cmΦ・光吸収
率の大なる被覆膜、13c ・・・光吸収率の小なる被
覆膜、+2d 、 +3d −−−保護膜、14.15
’、 1B−−−メタルブリッジ、14b 、 15b
 、 15c  、 18b ・・・ブリッジ部、17
・・・非接触用間隙、17a・・・断面V字状溝、17
b ・・・断面台形状の凹所、18a 、 18b 、
 18c ・・・絶縁膜、18・・・シリコンウェハ。 出願人     新日本無線株式会社 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体層上に形成された抵抗温度係数の大なる抵
    抗体とこれを覆う光吸収率の大なる被覆膜とから構成さ
    れた測温用センサ部と、該測温用センサ部に隣接する半
    導体層上において形成された抵抗温度係数の大なる抵抗
    体とこれを覆う光吸収率の小なる被覆膜とから構成され
    た温度補償用センサ部と、該測温用センサ部と該温度補
    償用センサ部とこれらを囲む周辺半導体層との間に形成
    された非接触用間隙と、該非接触用間隙に架設され該測
    温用センサ部及び該温度補償用センサ部を該周辺半導体
    層に対して宙吊状態で支持するメタルブリッジと、を有
    することを特徴する非接触型半導体温度センサ。
  2. (2)前記測温用センサ部及び前記温度補償用センサ部
    の各抵抗体はAu拡散体であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の非接触型半導体温度センサ。
  3. (3)前記測温用センサ部及び前記温度補償用センサ部
    の各抵抗体の厚さは、前記周辺半導体層のそれに比し薄
    いことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の非接
    触型半導体温度センサ。
  4. (4)前記メタルブリッジは、一対のブリッジ部を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の非接
    触型半導体温度センサ。
JP9959387A 1987-04-22 1987-04-22 非接触型半導体温度センサ Expired - Lifetime JPH0663852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9959387A JPH0663852B2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22 非接触型半導体温度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9959387A JPH0663852B2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22 非接触型半導体温度センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63265125A true JPS63265125A (ja) 1988-11-01
JPH0663852B2 JPH0663852B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=14251394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9959387A Expired - Lifetime JPH0663852B2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22 非接触型半導体温度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0663852B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02208525A (ja) * 1989-02-09 1990-08-20 Nissan Motor Co Ltd 赤外線センサ
JPH046424A (ja) * 1990-04-24 1992-01-10 Nec Corp 赤外線センサ
EP0630058A2 (de) * 1993-05-19 1994-12-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer Pyrodetektoranordnung durch elektronisches Ätzen eines Silizium Substrats
EP0892257A1 (en) * 1997-06-20 1999-01-20 Terumo Kabushiki Kaisha Infrared sensor

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02208525A (ja) * 1989-02-09 1990-08-20 Nissan Motor Co Ltd 赤外線センサ
JPH046424A (ja) * 1990-04-24 1992-01-10 Nec Corp 赤外線センサ
EP0630058A2 (de) * 1993-05-19 1994-12-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer Pyrodetektoranordnung durch elektronisches Ätzen eines Silizium Substrats
EP0630058A3 (de) * 1993-05-19 1995-03-15 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung einer Pyrodetektoranordnung durch elektronisches Ätzen eines Silizium Substrats.
EP0892257A1 (en) * 1997-06-20 1999-01-20 Terumo Kabushiki Kaisha Infrared sensor
US6191420B1 (en) 1997-06-20 2001-02-20 Terumo Kabushiki Kaisha Infrared sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0663852B2 (ja) 1994-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5798684A (en) Thin-film temperature sensor
EP0376721B1 (en) Moisture-sensitive device
US5962854A (en) Infrared sensor and infrared detector
US7808365B2 (en) Pressure sensor
JPS6151419B2 (ja)
JPH0843340A (ja) 高感度シリコンに基づくマイクロカロリメータの及びその製造方法
JP2011149920A (ja) 赤外線センサ
JPH1123338A (ja) 感熱式流量検出素子およびそれを用いた流量センサ
JPH09329499A (ja) 赤外線センサ及び赤外線検出器
US6035711A (en) Device for determining the direction and speed of an air flow
JPS63265125A (ja) 非接触型半導体温度センサ
RU2137117C1 (ru) Гибридная интегральная схема газового сенсора
JPH08110317A (ja) 集積型マイクロセンサ
JPH0688802A (ja) 雰囲気センサ
US5958606A (en) Substrate structure with adhesive anchoring-seams for securely attaching and boding to a thin film supported thereon
JPH11258055A (ja) サーモパイル型温度センサ
JPH02205730A (ja) 赤外線センサ
JPS63273024A (ja) 非接触型半導体温度センサ
US3054977A (en) Flake thermistor
JP2793615B2 (ja) 赤外線センサ
JP3345695B2 (ja) 加速度センサ
JPH0227570Y2 (ja)
KR100392616B1 (ko) 가스 센서용 하이브리드 집적회로
JPH05142008A (ja) センサ装置
JP2003106884A (ja) 気流センサ