JPH06147847A - 円筒内面の撮像装置 - Google Patents

円筒内面の撮像装置

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JPH06147847A
JPH06147847A JP29617892A JP29617892A JPH06147847A JP H06147847 A JPH06147847 A JP H06147847A JP 29617892 A JP29617892 A JP 29617892A JP 29617892 A JP29617892 A JP 29617892A JP H06147847 A JPH06147847 A JP H06147847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
mirror
imaging
image pickup
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP29617892A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kameyama
智 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は撮像カメラを用いて円筒内面を撮像す
る円筒内面の撮像装置に関し、精度の高い円筒内面の検
査を可能とすることを目的とする。 【構成】被撮像物となるワーク13の円筒内部に、固体
撮像素子を内蔵した撮像カメラ11と、この撮像カメラ
11に対向する位置に配設され円筒内面を反射させ撮像
カメラ11に入射させるミラー12とを配置してなる構
成の円筒内面の撮像装置において、上記ミラー12表面
の撮像カメラ11に近い側縁12aの長さと、ミラー1
2表面の撮像カメラから離間した側縁12bの長さが略
等しくなるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒内面の撮像装置に係
り、特に撮像カメラを用いて円筒内面を撮像する円筒内
面の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、加工,組立てによって製造され
た部品や製品の外観検査工程の多くは人手により目視検
査に頼っており、単純作業の疲れによりミスや個人誤差
等により精度の高い検査を行うことができなかった。特
に、円筒部材の内部の検査を行おうとした場合、内面を
目視検査するのは困難であり、検査精度は更に低下する
傾向にあった。
【0003】そこで、上記円筒内面の検査を自動化する
ために、円筒内部に撮像カメラとミラーとを配置した構
成の円筒内面の撮像装置が提案されている(特開平2−
95205号公報)。
【0004】図4は、上記公報に開示された撮像装置を
示す図である。同図(A)において、1は固体撮像素子
(CCD)を内蔵した撮像カメラ,2は円錐型ミラー,
3は画像処理装置,4は被撮像体となるワーク(例え
ば、ブロックボア等),5は部分的にマスキングした透
明ガラスである。
【0005】ワーク4の内面の状態は、円錐型ミラー2
により反射され、透明ガラス4を介して撮像カメラ1で
撮像される。撮像カメラ1で撮像された画像信号は画像
処理装置4により処理され、出力装置(モニターテレビ
等)に出力されたり、或いは検査装置に出力されて自動
検査が行われる構成となっている。
【0006】ここで、円錐型ミラー2をその上面方向か
ら(同図(A)の矢印X方向から)見ると、ワーク4の
内面は同図(B)に示すようにドーナッツ状に見ること
ができる。また、同図(A)にAで示す部位は同図
(B)における外周部位に相当し、同図(A)にBで示
す部位は同図(B)における内周部位に相当する。従来
では、この図4(B)に示される画像よりワーク4の内
面検査を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】いま、図4(B)にお
いて、ドーナッツ状の画像の中心(Oで示す)より内周
部までの画素数をR1(画素)、中心Oより外周部まで
の画素数をR2(画素)、ワーク4の内径半径をR(m
m)、前記した部位A,B間の距離(画像読み込み幅)
をL(mm)とすると、 ・軸方向の分解能 L/(R2−R1)
(単位: mm/画素) ・円周方向のB部近傍の分解能 2πR/2πR1=R/R1 (単位: mm/画素) ・円周方向のA部近傍の分解能 2πR/2πR2=R/R2 (単位: mm/画素) となる。
【0008】例えば、内径半径がR=37mm(φ74m
m)のワーク4で、画像読み込み幅がL=5mmの場合に
は、中心Oより内周部までの画素数はR1=80画素と
なり、また中心Oより外周部までの画素数はR2=17
8画素となる。よって、上記の式にこの各値を代入する
と、 ・(軸方向の分解能)=0.05 ( m
m/画素) ・(円周方向のB部近傍の分解能)=0.46 ( m
m/画素) ・(円周方向のA部近傍の分解能)=0.21 ( m
m/画素) となる。
【0009】上記の計算結果より、円周方向のB部近傍
の分解能は、A部近傍の分解能より劣っていることが判
る。よって従来構成の撮像装置では、円周方向に発生し
た欠陥で、特にB部近傍で画像に取り込まれた欠陥は見
逃す可能性が大きく、精度の高い検査を行うことができ
ないという問題点があった。また、上記各式から明らか
なように、検査するワーク4の半径(R)が大きくなれ
ばなる程分解能は更に悪くなるという問題点があった。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、生成される画面が各部位において均一の分解能を
有するようミラーの形状を設定することにより、精度の
高い円筒内面の検査を可能とした円筒内面の撮像装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、被撮像物となる円筒内部に、固体撮像
素子を内蔵した撮像カメラと、この撮像カメラに対向す
る位置に配設され円筒内面を反射させ撮像カメラに入射
させるミラーとを配置してなる構成の円筒内面の撮像装
置において、上記ミラー表面の撮像カメラに近い側縁の
長さと、ミラー表面の撮像カメラから離間した側縁の長
さが略等しくなるよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用】上記構成とすることにより、円筒内面の円周方
向及び軸方向で、均一な分解能を有する画像を生成する
ことができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0014】図1(A)は本発明の一実施例である円筒
内面の撮像装置10を示す概略構成図である。同図にお
いて、11は固体撮像素子(CCD)を内蔵した撮像カ
メラ,12は本発明の要部となるミラー,13は被撮像
体となるワーク(例えば、ブロックボア等)を夫々示し
ている。
【0015】撮像カメラ11は、円筒状のワーク13の
中心位置に設置されており、この撮像カメラ11の光軸
上で対向する位置にはミラー12が配設されている。ワ
ーク13の内面の状態は、このミラー12により反射さ
れ撮像カメラ11で撮像される。
【0016】尚、撮像カメラ11で撮像された画像情報
は図示しない画像処理装置により処理されることにより
画像信号が生成され、この画像信号は出力装置(モニタ
ーテレビ等)に出力されたり、或いは検査装置に出力さ
れて自動検査が行われる構成となっている。
【0017】ここで、本発明の要部となるミラー12に
ついて詳述する。ミラー12は、図2に示されるような
凸面鏡に似た特殊形状を有しており、図示されないホル
ダにより撮像カメラ11と一体的に移動しうる構成とさ
れている。
【0018】ミラー12の具体的構造について図1
(B)を用いて説明する。いま、同図に示すように円周
方向の視野範囲(撮像範囲)を撮像カメラ11の光軸O
を中心として90°とした場合、ミラー12の撮像カメ
ラ11に近い縁部12a(Q−O−Q’)の形状は、ワ
ーク13の半径をRとし、上記光軸Oより上方に垂線を
延ばしワーク13の内面と接した点をAとすると、点A
を中心とする半径Rの円弧となるよう構成されている。
【0019】また、ミラー12の撮像カメラ11から離
間した縁部12b(P−B−P’)の形状は、上記点O
を中心とする半径R/2の円弧となるよう構成されてい
る。ミラー12を上記構成とすることにより、図1にお
けるC−C’〜D−D’間のワーク13の円筒内面を、
図1(B)における90°の視野範囲にわたり撮像カメ
ラ11により撮像することができる。
【0020】いま、図1(B)中、B−Oで示されるミ
ラー12における中心線が撮像カメラ11の光軸Oに対
して45°傾いて配設されていると仮定すると、上記各
縁部12a,12bの長さは、下式により求められる。
【0021】 ・(縁部12aの長さ)=2π×R×(45°/360
°)=π・R/4 ・(縁部12bの長さ)=2π×(R/2)×(90°
/360°)=π・R/4 即ち、ミラー12を上記構成とすることにより、(縁部
12aの長さ)=(縁部12bの長さ)となる。
【0022】上記構成の撮像装置10により撮像された
画面を図3に示す。同図に示すように、撮像装置10に
より撮像された画面は、ミラー12が先に説明した形状
であるため扇形形状に似た形状となる。この画像は、上
記のようにミラー12の撮像カメラ11に近い縁部12
aとミラー12の撮像カメラ11から離間した縁部12
bとの長さが略等しいため、円周方向での画素数、即ち
分解能は図1におけるC−C’で示す位置とD−D’で
示す位置とで略均一の分解能とすることができる。よっ
て、画像全体における分解能が均一化されるため、精度
の高い円筒内面の検査を行うことが可能となる。撮像装
置10を上記構成とすることにより、軸方向(図1にお
けるC−D方向)に関しては40〜50mmの範囲、円周
方向に関しては70°から80°の範囲を約0.1mm/
画素の分解能で均一に検出することができる。
【0023】一方、撮像装置10により撮像された画面
は、図3に示すような扇形形状であり、円筒形状のワー
ク13の内面を1回の撮像で全て取り込むことはできな
い。このため、ワーク13の内周面全部を取り込むに
は、ミラー12及び撮像カメラ11を一体的に回転させ
て5回程度(円周方向の視野範囲を70°から80°程
度に設定した場合)必要があるが、撮像装置10は従来
の撮像装置1に比べて軸方向の視野範囲が広いため、軸
方向に対する撮像カメラ11の移動速度を早めることが
でき、結果として従来構成の撮像装置に比べて検査時間
を短縮することができる。
【0024】尚、ミラー12の形状及び大きさは、上記
した原理と同様に、撮像カメラ11自体の有する撮像範
囲内で、図1(B)にA,Bの位置を任意に設定するこ
とができる。この時、軸方向に対する視野範囲(図1に
おけるC−D間の距離)も変わるため、ワーク13の円
筒内面の径、撮像カメラ11の位置によって、生成され
る画像の分解能が全体にわたり均一となるように選定す
れば良い。
【0025】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、円筒内面の
円周方向及び軸方向で、均一な分解能を有する画像を生
成することができ、高精度の円筒内面の検査を行うこと
ができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例である撮像装置の概
略構成図、(B)はミラーの具体的構成を説明するため
の図である。
【図2】本発明の要部となるミラーの外観図である。
【図3】生成された画像の一例を示す図である。
【図4】従来の撮像装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 撮像装置 11 撮像カメラ 12 ミラー 12a,12b 縁部 13 ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被撮像物となる円筒内部に、固体撮像素
    子を内蔵した撮像カメラと、該撮像カメラに対向する位
    置に配設され円筒内面を反射させ該撮像カメラに入射さ
    せるミラーとを配置してなる構成の円筒内面の撮像装置
    であって、 該ミラー表面の該撮像カメラに近い側縁の長さと、該ミ
    ラー表面の該撮像カメラから離間した側縁の長さが略等
    しくなるよう構成してなることを特徴とする円筒内面の
    撮像装置。
JP29617892A 1992-11-05 1992-11-05 円筒内面の撮像装置 Pending JPH06147847A (ja)

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JP29617892A JPH06147847A (ja) 1992-11-05 1992-11-05 円筒内面の撮像装置

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JPH06147847A true JPH06147847A (ja) 1994-05-27

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ID=17830176

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110333241A (zh) * 2019-07-09 2019-10-15 湖南晗光智能科技股份有限公司 一种烟花产品的视觉检测系统及检测方法

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