JPH06147680A - マルチタイプ吸収式空調システムおよび吸収式冷温水機 - Google Patents
マルチタイプ吸収式空調システムおよび吸収式冷温水機Info
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- JPH06147680A JPH06147680A JP5049022A JP4902293A JPH06147680A JP H06147680 A JPH06147680 A JP H06147680A JP 5049022 A JP5049022 A JP 5049022A JP 4902293 A JP4902293 A JP 4902293A JP H06147680 A JPH06147680 A JP H06147680A
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Abstract
や冷暖切りかえる行えるマルチタイプ吸収式空調システ
ム及び吸収式冷温水機を提供することにある。 【構成】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱して冷
媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷却手段
により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させることによ
り冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記冷媒蒸
気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器で冷温
水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸気発生
時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させて希溶
液としたのち上記再生器へ戻すように構成された吸収冷
温水機と、該冷温水機により冷却または加熱された冷温
水を導く冷温水系と、該冷温水系からの冷温水を冷却ま
たは加熱された空気に変換する複数個の水空気熱交換手
段と、上記水空熱交換手段により冷却または加熱された
空気を各室へ吹き出す空気系とを備える。
Description
調システムに係り、とくに個別に空調を要求するユーザ
ーの希望にあわせて簡単に冷暖房の運転操作ができるマ
ルチタイプ吸収式空調システムおよび吸収式冷温水機に
関する。
例えば「中小型ガス空調システム」(社団法人日本冷凍
協会、平成元年3月25日発行)に述べられているよう
に、基本的にセントラル空調方式であった。このセント
ラル空調方式には以下の3方式が知られている。
和機AHUを組合せ、建屋内の各部屋には冷温風ダクト
で冷温風を分配供給する方式である。空気調和機遠方運
転操作盤、吸収冷温水機の遠方操作盤をそれぞれ操作す
ることにより運転される。冷温風が供給される建屋内の
部屋全部を一括して空調できるが、そのために快適にな
るまでに時間がかかること、無人で空調の必要が無い部
屋まで空調するため省エネルギーでないこと、などの欠
点がある。
気調和機AHUを分散配置し、吸収冷温水機から空気調
和機AHUに冷温水主幹配管を行い、各空気調和機AH
Uからは冷温風ダクトで各部屋に冷温風を分配供給する
方式である。吸収冷温水機の運転が行われていれば、各
空気調和機AHUのそれぞれのAHU運転スイッチを操
作すればそのエリアのみが空調でき、全空気方式よりも
省エネルギーである。各部屋のユーザーの空調要求とは
無関係に、まず、最初に吸収冷温水機を運転する必要が
ある。その時に空気調和機AHUが運転されていないと
吸収冷温水機内の溶液が過濃縮され結晶したり、希釈運
転ができないなどの不具合が起こるため、AHUの勝手
な運転は出来ないという欠点がある。
コイルユニットFCが分配配置され、これに吸収冷温水
機から冷温水主幹配管、冷温水枝管を介して接続されて
いる方式である。各部屋のユーザーの空調要求とは無関
係に、まず、最初に吸収冷温水機を運転する必要があ
り、その時に、ファンコイルユニットFCが運転されて
いないと吸収冷温水機内の溶液が過濃縮され結晶した
り、希釈運転が出来ない等の不具合が起こるため、ファ
ンコイルユニットFCの勝手な運転は出来ないという欠
点がある。
空調の熱源機器として一定温度の冷水または温水の供給
源として利用されている。また、吸収冷温水機は冷房運
転と暖房運転のサイクルの切り替えが必要であり、予め
どちらかにセットアップされている。
温水機を使った空調システムでは、建屋内の各部屋の空
気調和機AHUの運転操作と、室外機である吸収冷温水
機は別の運転操作が必要であり、空調する場合にそれぞ
れの運転スイッチ投入操作が必要であり、ある部屋の人
が空調が必要と思って空気調和機AHUの運転スイッチ
を入れても吸収冷温水機の運転スイッチが投入されてい
ないと空調できないという不具合があった。またこれに
のスイッチ操作は溶液結晶などのトラブルが発生しない
ように運転するための操作手順を必要としていた。即
ち、吸収冷温水機の冷房運転の起動時には、冷房開始ま
でに溶液の濃度差が生じるまでの時間が必要であり、ま
た、停止時には濃縮溶液が自然放熱で冷却されて結晶す
ることを防止するための希釈時間が必要である。これら
の起動または停止時に空気調和機AHUやファンコイル
ユニットFCからの熱負荷が無い状態での運転を行う
と、前述のように溶液結晶が生じたり希釈運転が出来な
いなどの不具合が生じる。そのため吸収冷温水機1が運
転される前に負荷要求と関係無しに一部または全部のA
HUまたはFCの運転を行って冷温水が循環されるよう
に運転する必要があった。しかし、これらの操作は複雑
であり、一般ユーザーが運転できないようにしていた。
は、吸収冷温水機本体の運転切り替えも必要としてい
た。即ち、冷媒サイクルの切り替え並びに吸収器と凝縮
器の熱交換機器からの冷却水を抜く操作であり、これら
も一般ユーザーができない作業であった。また上記のよ
うに、負荷要求と関係無しに一部または全部の空気調和
器AHUまたはファンコイルユニットFCを、吸収冷温
水機が運転される前に運転して冷温水を循環させるか
ら、送風起動力、冷温水循環動力などで無駄なエネルギ
ーを使うという問題があった。
室内からの空調要求及び冷暖房切り替え要求に合わせて
快適に空調できる使い勝手の良いマルチタイプ吸収式空
調システムを提供するにあり、また、冷房運転時の結晶
防止を自動的に行って負荷要求の無い部屋の冷房などを
必要としないマルチタイプ吸収式空調システム及び吸収
式冷温水機を提供するにある。
された希溶液を再生器で加熱して冷媒蒸気を発生させ、
冷房時には上記冷媒蒸気を冷却手段により冷却凝縮させ
たのち蒸発器で蒸発させることにより冷温水を冷却し、
暖房時には上記蒸発器で上記冷媒蒸気により冷温水を加
熱して温水とし、上記蒸発器で冷温水を冷却または加熱
したのちの冷媒を上記冷媒蒸気発生時に生じた濃溶液に
吸収器で吸収させて希溶液としたのち上記発生器へ戻す
ように構成された吸収冷温水機と、該冷温水機により冷
却または加熱された冷温水を導く冷温水系と、該冷温水
系からの冷温水を冷却または加熱された空気に変換する
複数個の水空気交換手段と、上記水空熱交換手段により
冷却または加熱された空気を各室へ吹き出す空気系とあ
るいは、水空気熱交換手段と空気吹出手段を一体に備え
ることに、よって達成される。
再生器で加熱して冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記
冷媒蒸気を冷却手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で
蒸発させることにより冷温水を冷却し、暖房時には上記
蒸発器で上記冷媒蒸気により冷温水を加熱して温水と
し、上記蒸発器で冷温水を冷却または加熱したのちの冷
媒を上記冷媒蒸気発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収
させてまたは混合させて希溶液としたのち上記発生器へ
戻すように構成された吸収冷温水機と、該冷温水機によ
り冷却または加熱された冷温水を導く冷温水系と、該冷
温水系からの冷温水を冷却または加熱された空気に変換
する複数個の水空気熱交換手段と、上記水空熱交換手段
により冷却または加熱された空気を各室へ吹き出す空気
系とを備えたマルチタイプ吸収式空調システムにおい
て、吸収冷温水機を制御する冷温水機制御盤と、水空気
熱交換手段および空気系を個々に制御する室内機コント
ローラと、冷温水機制御盤および室内機コントローラと
の間で通信を行う集中制御盤と、冷温水機制御盤と集中
制御盤の間の通信手段および室内機コントローラと集中
制御盤の間の通信手段とより構成すること、によって達
成される。
荷の変動時に熱入力を一時停止しても残留冷房能力で冷
房運転が行え、負荷切り換えが自由に行える。また起動
停止や冷/暖房の切り換え時等の室外機各部の操作を運
転制御装置手段により自動化し、その動作を各吹き出し
口等から上記運転制御装置と信号線で接続された室内機
コントローラや、すべての室内機コントローラと接続さ
れる、上記運転制御装置の一部である集中制御盤から行
えるようにしたから、運転不能や溶液結晶発生の心配な
く、居室からの安全で簡単な操作による冷/暖房運転が
可能となる。又、分岐管を設けたが故に、マルチタイプ
の実現を構造上からはかれる。
である。冷却塔CT、冷却水ポンプ及び冷温水ポンプを
備えた吸収式冷温水機1と、この吸収式冷温水機1から
冷温水配管3を通して送られてきた冷温水により、吸い
こんだ空気の温度を調整して送り出す室内機2から成っ
ている。各室内機2は、それぞれに設けられた室内機コ
ントローラ6により制御され、その風量は、ファン2A
の回転数を制御することにより、調節される。
らの主管路3Aと、複数個の室内機2への複数個の副管
路3Cと、主管路3Aと複数個の副管路3Cとを結び冷
温水の分岐を行う分岐阜管3Bと、より成る。これによ
って、1個の吸収式冷温水機1からの冷温水は、各室内
機2へ配分され、マルチ空調システムを構成できたこと
になる。更に、室内機2は水空気熱交換機能および空気
の吸込・吹出機能をもつ。これは、副管路3Cにより送
られてきた冷温水を、室内機2の有する熱交換コイル2
B内を通し、その外側にファン2Aによって吸い込まれ
た空気を通して冷温水の熱を空気に伝達し、その空気を
ファン2Aによって室内へ吹出すことによって達成す
る。尚、管路3は、往復管路を有している。
(図示省略)、冷温水ポンプ(図示省略)を有する1台
の吸収式温水機1と、冷温水配管3と、各々熱交換コイ
ル2Bとファン2Aを有する複数台の室内機2と、吸収
式冷温水機1を制御する冷温水機操作盤4と、各々1台
もしくは複数台の室内機を制御する室内機コントローラ
6と、冷温水機操作盤との間で通信手段7によって通信
を行い、室内機コントローラとの間で通信手段8によっ
て通信を行う集中制御盤5と、通信手段12によって集
中制御盤5と通信を行う中央操作盤9と、集中制御盤5
に通信手段13によって外気温度信号を送る外気温度セ
ンサ10と、集中制御盤5に通信手段14によって室内
温湿度信号を送る温湿度センサ11とにより、構成され
ている。
暖房運転を説明する。
を備えた建物の設備全体を統括する操作盤で、中央操作
盤9よりシステム起動信号を集中制御盤5に送ることに
より、この空調システムはスタンバイ状態となり、シス
テムを構成するすべての制御盤及び機器が動作可能で停
止している状態となる。この状態で複数台あるすべての
室内機コントローラのうち最初の1台の室内機コントロ
ーラで、室内機運転スイッチをオンすると、室内機コン
トローラより集中制御盤に室内機の最初の1台が運転状
態となった信号が伝わり、集中制御盤5から、冷温水機
制御盤に冷温水機起動信号が送られて、冷温水機が起動
する。起動後、冷温水機は冷温水の冷温水機出口におけ
る温度を検知して自動発停を行う。
で複数台の室内機が停止してゆき、最後の1台の室内機
の室内機コントローラの室内機運転スイッチを切ると、
その信号が通信手段8を介して集中制御盤5に伝わる。
すると集中制御盤5より冷温水機制御盤4に対し通信手
段7を介して冷温水機停止信号が伝わり、冷温水機は冷
温水の冷温水機出口温度にかかわらず停止する。冷温水
機が停止している状態で、中央操作盤9より集中制御盤
5にシステム停止信号が伝わると、システムは停止状態
となる。
号が伝わったときの冷温水機の動作を説明する。
の1つを示す。この冷温水機は冷媒で希釈された希溶液
を加熱して冷媒蒸気を発生させる作用をもつ高温再生器
25、低温再生器24、加熱手段であるバーナ26、冷
房時には上記冷媒蒸気を冷却水により冷却凝縮させる凝
縮器23と、凝縮した冷媒を蒸発させることにより冷温
水を冷却し、また暖房時には上記冷媒蒸気により冷温水
を加熱する蒸発器21と、上記蒸発器で冷温水を冷却ま
たは加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸気発生時に生じた
濃溶液に吸収器22で吸収または混合させて希溶液とし
たのち、溶液ポンプ28にて上記高温再生器、低温再生
器にもどすように構成されている。
機制御盤4に伝わると冷温水機が備えている冷却水ポン
プ、冷温水ポンプ冷却塔がただちに停止し、バーナ26
が消火する。この状態で、冷温水機内には濃溶液が存在
するため、停止後の冷却により結晶を生じないよう溶液
ポンプ28は一定時間運転を継続し溶液の希釈をおこな
う。このとき吸収器22において冷媒蒸気の吸収がおこ
なわれると蒸発器21内の圧力が低下し、蒸発器21の
伝熱管部37に冷温水ポンプ停止によって停滞する冷温
水が過度に冷却されて凍結し、伝熱管を損傷させる可能
性がある。そこで、凝縮器23の底部の冷媒タンク31
に、冷房運転中にたまっている冷媒液を、冷媒ブロー弁
30を冷温水機停止信号によって開とすることにより、
冷媒ブロー配管32を経由して、吸収器22に送りこみ
吸収器内の濃溶液を稀釈して、冷媒蒸気吸収能力を奪う
ことにより、冷温水の凍結を防止することができる。ま
た、冷温水ポンプ、冷却水ポンプを冷温水機停止信号を
受けて直ちに停止するので省エネとなる。
ついて説明する。図1の実施例において集中制御盤5は
冷暖切換スイッチをもつ、冷暖切換スイッチを冷房から
暖房へ、もしくは暖房から冷房へ切りかえると集中制御
盤5より冷温水機制御盤4へ冷暖切換信号が伝わる。冷
温水機は、この冷暖切換信号により電気的手段により、
自動的に運転モードが冷房から暖房へもしくは暖房から
冷房へ切りかわる機能を有していて、集中制御盤5より
ワンタッチで冷房/暖房の運転モードを切りかえること
ができる。
水機制御盤4へ伝わると同時に室内機コントローラ6に
伝わり、室内機コントローラ6に内蔵する室内機制御モ
ードを冷房から暖房もしくは暖房から冷房に切りかえ
る。
る。
加熱量の関係を示す図である。バーナ26はOFF(加
熱量ゼロ)L0、 H1、H2の4つのポジションをもち、
各々の場合の加熱量の関係はL0<H1<H2 の順となっ
ている。バーナ26は、冷房のときはOFF、L0、H1
の3つのうちのどれか1つのポジションをとる。暖房の
ときはOFF、L0、H2のうちのどれか1つのポジショ
ンをとる。冷房・暖房の切換は冷温水機制御盤4へ送ら
れる冷暖切換信号によって自動的におこなわれる。冷温
水機は冷温水の冷温水機出口温度を検知する手段を有し
ており、冷温水の出口に対応して、冷温水機制御盤4に
て、バーナのポジションを自動的に制御する。図7、8
は冷房及び暖房での冷温水出口温度とバーナのポジショ
ンの関係を示す図である。尚、図で明らかな通り、冷房
・暖房各々の場合においてバーナのポジションに対応す
る冷温水出口温度の設定には「強」「中」「弱」の3種
類の設定がある。室内機の負荷が極小の場合でもバーナ
のL0 ポジションにより冷温水機の運転を継続し、冷温
水機の冷温水出口温度の負荷変動に起因する変動幅を小
さくすることができる。
バーナ26のポジションを集中制御盤5から制御する方
法について説明する。
機コントローラより集中制御盤5へ伝えられる。集中制
御盤5では、あらかじめ登録された各室内機の熱交換容
量と運転している室内機の台数から室内機の負荷率Q
(%)を積算する。
と集中制御盤5は冷温水機制御盤4に対し、冷温水出口
温度設定を変更して、バーナポジションH1又はH2の温
度範囲を、冷房の場合は高い方へ、暖房の場合は低い方
へとシフトさせ、図9に示す設定に変更する信号を出
す。Qがあらかじめ設定した値Q2(Q1≦Q2) 以上に
なると、集中制御盤5は冷温水機制御盤4に対し、冷温
水出口温度設定を復帰して、図7に示す設定にもどす信
号を出す。
には、主にバーナポジションがL0ポジションのみで冷
温水機が運転される。これにより、室内機の負荷が減少
した場合にそれに伴って冷温水出口の検出温度が次第に
低くなっていってからバーナをL0 に切りかえるのでは
なく、室内機の負荷の減少を直接検知することにより、
冷温水出口温度の変動幅をさらに小さくし、冷房の場合
の冷温水の温度低下による凍結や冷房の場合の室内の冷
えすぎ、暖房の場合の室内の暑すぎという現象を回避で
きる。また直接、室内の負荷率に応じてバーナの加熱熱
量を絞ることになるのでより省エネである。
御盤5は集中制御盤5を設置した室内にある温湿度セン
サ11より通信手段14を介して、室内の温度及び湿度
の信号を受取り、室内の相対湿度RHを算出する。尚、
温湿度センサ11は集中制御盤5の内部に設置されてい
てもよい。また集中制御盤5は空調を行う室内に設置さ
れている。冷房運転モードのとき室内の相対湿度RHが
あらかじめ設定された値RH1 よりも大きくなると集中
制御盤5は、冷温水機制御盤に対し冷温水の冷温水機出
口における設定温度を通常の冷房運転よりも低く、たと
えば図7においてt1=7℃、t2=9℃の場合、t1を
5℃、t2を7℃と変更する指令を出す。同時に集中制
御盤5は室内機コントローラ6に対して、室内機ファン
2Aの回転数を低回転数にする指令を出す。これによっ
て、室内機で冷却される空気の温度が下がり空気中の水
分が室内機内部の熱交換コイル2B表面に結露して取除
かれ、室内が除湿されることにより、室内の快適性を提
供できる利点がある。相対湿度RHがあらかじめ設定さ
れた値RH2(RH1≧RH2) よりも低くなると集中制
御盤5は前記の指令を解除する。
もっている。手動除湿スイッチオンのとき、集中制御盤
5は温湿度センサ11の信号に基いて前記の除湿の指令
又は除湿解除の指令を自動的に出す。手動除湿スイッチ
オフのとき、集中制御盤5は温湿度センサ11の信号に
拘らず除湿の指令を出さない。除湿運転中に手動除湿ス
イッチをオフにすると集中制御盤5は除湿の指令を解除
する。
御盤5の温湿度センサ11からの信号を受信する回路を
短絡すると、集中制御盤5は手動除湿スイッチオンで除
湿の指令を出し、手動除湿スイッチオフで除湿の指令を
解除する。
設置されて室内の温度、湿度を感知するかわりに、屋外
もしくは、建物の空調設備の外気導入口、外気導入ダク
ト途中等に設置され外気の温度、湿度を感知するように
構成してもよい。このとき、集中制御盤5は空調を行う
室内の温度、湿度に拘らず除湿運転の指令をだす。外気
の温度、湿度が前記の除湿運転の条件になっていても、
室内のユ−ザが除湿運転を必要としないとき、ユ−ザが
室内機コントローラ6を操作して、室内機ファン2Aの
回転数を低回転数から中回転数もしくは高回転数に変更
するか、室温の設定値を予め定めた値よりも低くする
と、集中制御盤5はその操作を室内機コントローラ6か
らの信号により検知し、除湿の指令を解除する。また、
除湿運転は前記の手動除湿スイッチをオフにすることに
よっても解除できる。
出口温度設定を変更する動作について説明する。
センサ10より外気温度の信号を、通信手段13を介し
て受ける。冷房運転モードのとき外気温度Tがあらかじ
め設定された温度T1よりも低くなると、集中制御盤5
は冷温水機制御盤4に対し、冷温水機の冷温水出口温度
設定のパターンを図7に示した「強」「中」「弱」の別
に応じて「強」から「中」へ、「中」から「弱」へ、
「弱」は「弱」のままに変更する指令を出す。尚、冷温
水出口温度設定のパターンはあらかじめ、集中制御盤5
のもつ手動スイッチにて選択し、集中制御盤5より冷温
水制御盤4に初期の設定指令が出される。
2(T2≧T1) よりも高くなると、集中制御盤5は冷温
水機制御盤4に対し、冷温水出口温度設定を復帰するよ
う指令を出す。これにより、冷房運転で外気温度が低い
ときには自動的に冷温水の設定温度が上がり、冷温水機
の省エネルギーをはかることができる。
理機能について説明する。
通信手段8を介して、個々の室内機の運転・停止・故障
状態を示す信号を受け、それを集中制御盤5の表示部に
表示する。また、集中制御盤5は冷温水機制御盤4よ
り、冷温水機の運転・停止・故障状態および故障内容を
示す信号を通信手段7を介して受け、それを集中制御盤
5の表示部に表示する。
と各室内機コントローラ6に手動にて運転・停止信号を
出す手動運転機能をもつ。
ーラ6および冷温水機制御盤4にあらかじめ設定したス
ケジュールで冷温水機ならびに各室内機の運転停止指令
を送るためのスケジュールタイマーをもつ。
室内機および冷温水機を含めた空調システム全体の運転
管理をおこなうことができ、管理効率の向上が達成され
る。
で、図1の実施例とは1つの集中制御盤5に対し、冷温
水機1が複数台設置され、冷温水機の入口側と出口側の
冷温水配管に、冷温水集合管3Dおよび3Eをもうけ、
複数の冷温水機制御盤4と通信手段6を介して通信を行
い、集中制御盤5と通信手段7Aを介して通信を行う、
台数制御盤15が設置されている点が図1の実施例と異
なり、他の構成は同一である。
常の冷房/暖房運転を説明する。
を備えた建物の設備全体を統括する操作盤で中央操作盤
9よりシステム起動信号を集中制御盤5に送ることによ
り、この空調システムはスタンバイ状態となり、システ
ムを構成するすべての制御盤及び機器が動作可能で停止
している状態となる。この状態で複数台あるすべての室
内機コントローラのうち最初の1台の室内機コントロー
ラで、室内機運転スイッチをオンすると、室内機コント
ローラより集中制御盤5に室内機の最初の1台が運転状
態となった信号が伝わり、集中制御盤5から台数制御盤
15に冷温水機起動信号が送られる。台数制御盤15に
て、その内蔵する運転冷温水機選定アルゴリズムに従っ
て選定された冷温水機の冷温水機制御盤4に台数制御盤
15から冷温水起動信号が送られ、冷温水機が起動す
る。起動後冷温水機は、冷温水の冷温水機出口における
温度を検知して自動発停を行う。
台の室内機が停止してゆき、最後の1台の室内機の室内
機コントローラの室内機運転スイッチを切ると、その信
号が通信手段8を介して集中制御盤5に伝わる。する
と、集中制御盤5より台数制御盤15に対して冷温水機
停止信号が送られ、台数制御盤15から冷温水機制御盤
4に冷温水機停止信号を送り、すべての冷温水機は、冷
温水の冷温水機出口温度にかかわらず停止する。
盤9より集中制御盤5にシステム停止信号が伝わるとシ
ステムは停止状態となる。
わったときの冷温水機1の動作は既に説明した。
いて説明する。図2の実施例において集中制御盤5は冷
暖切換スイッチをもつ、冷暖切換スイッチを冷房から暖
房へ、もしくは暖房から冷房へ切りかえると集中制御盤
5より台数制御盤15へ冷暖切換信号が伝わり、台数制
御盤15からすべての冷温水機制御盤4に対し冷暖切換
信号が伝わる。冷温水機はこの冷暖切換信号により電気
的手段より、自動的に運転モードが冷房から暖房へもし
くは暖房から冷房へ切りかわる機能を有していて、集中
制御盤5よりワンタッチで冷房/暖房の運転モードを切
りかえることができる。
水機制御盤4へ伝わると同時に室内機コントローラ6に
伝わり、室内機コントローラ6に内蔵する室内機制御モ
ードを冷房から暖房もしくは暖房から冷房に切りかえ
る。
た。
運転するか、運転台数の決定方法を説明する。
機コントローラより集中制御盤5へ伝えられる。集中制
御盤5では、あらかじめ登録された各室内機の熱交換容
量と運転している室内機の台数から室内機の負荷率Q
(%)を積算する。
運転台数決定アルゴリズムをもち、決定した台数の信号
を台数制御盤15に送る。運転台数信号を受けた台数制
御盤は、その運転台数指令と内部にもつ、冷温水機各機
の運転時間平準化のためのローテーション機能により、
運転する冷温水機を決定し、各冷温水機制御盤に運転停
止信号を出す。
に対して既に説明したように、室内機の負荷を考慮に入
れて冷温水機のバーナ26のポジションを集中制御盤5
より制御する動作を行う。
は、台数制御盤の中にもっていてもよい。
ズムの例である。冷温水機の台数に応じて図11のグラ
フに従って運転台数が決定される。尚、室内機負荷率Q
が0%のときは、スケジュールタイマーによる予備運転
を考慮して冷温水機運転台数は1台とする。
例を説明する。
水集合管3Dの温度を検出するセンサーをもっている。
ゴリズムにて冷温水機運転台数Nを、決定し台数制御盤
15に対し、集中制御盤5よりN台運転するよう指令を
出す。台数制御盤15では運転指令台数Nと現在運転中
の冷温水機台数N0比較し、 (1)N=N0のとき、現在の運転状態を継続する。
をN0からNにふやす。N台運転に切りかえて一定時間
(T0分) 経過した後、室内機負荷率によらず、冷温水
機の入口側の冷温水集合管の冷温水温度に基いて、別の
アルゴリズム(開示せず)にて運転台数を決定する。
N0からNにへらす、N台運転に切りかえて一定時間
(T0分)経過した後、室内機負荷率によらず、冷温水
機の入口側の冷温水集合管の冷温水温度に基いて別のア
ルゴリズム(開示せず)にて運転台数を決定する。
えてT0分以内に同じ台数の運転指令が集中制御盤5か
ら来た場合、運転台数切換後の時間をカウントするタイ
マーはクリヤーせず、そのままカウントを継続する。
するセンサーは冷温水機の出口側の冷温水集合管3Eに
もうけてもよい。
水機運転台数を決定することにより、室内機の負荷の増
大・減少を直接反映して冷温水機運転台数を決定するの
で、冷温水機の冷温水出口温度の変動幅を小さくし、室
内の空調の快適性を達成するとともに、冷温水機の省エ
ネルギーをはかることができる。
盤5は、集中制御盤5を設置した室内にある温湿度セン
サ11より通信手段14を介して、室内の温度及び湿度
の信号を受取り、室内の相対湿度RHを算出する。尚、
温湿度センサ11は集中制御盤5の内部に設置されてい
てもよい。また集中制御盤5は空調を行う室内に設置さ
れている。冷房運転モードのとき室内の相対湿度RHが
あらかじめ設定された値RH1よりも大きくなると集中
制御盤5は、台数制御盤15を経由して冷温水機制御盤
に対し冷温水の冷温水機出口における設定温度を通常の
冷房運転よりも低く、例えば図7においてt1=7℃、
t2=9℃の場合、t1を5℃、t2を7℃と変更する指
令を出す。同時に集中制御盤5は室内機コントローラ6
に対して室内機ファン2Aの回転数を低回転数にする指
令を出す。これによって室内機で冷却される空気の温度
が下がり空気中の水分が室内機内部の熱交換コイル2B
表面に結露して取除かれ、室内が除湿されることによ
り、室内の快適性を提供できる利点がある。相対湿度R
Hがあらかじめ設定された値RH2(RH1≧RH2)よ
りも低くなると集中制御盤5は台数制御盤15を経由し
て冷温水機制御盤4に対し前記の指令を解除する。
もっている。手動除湿スイッチオンのとき、集中制御盤
5は温湿度センサ11の信号に基いて前記の除湿の指令
又は除湿解除の指令を自動的に出す。手動除湿スイッチ
オフのとき、集中制御盤5は温湿度センサ11の信号に
拘らず除湿の指令を出さない。除湿運転中に手動除湿ス
イッチをオフにすると集中制御盤5は除湿の指令を解除
する。
御盤5の温湿度センサ11からの信号を受信する回路を
短絡すると、集中制御盤5は手動除湿スイッチオンで除
湿の指令を出し、手動除湿スイッチオフで除湿の指令を
解除する。
設置されて室内の温度、湿度を感知するかわりに、屋外
もしくは、建物の空調設備の外気導入口、外気導入ダク
ト途中等に設置され外気の温度、湿度を感知するように
構成してもよい。このとき、集中制御盤5は空調を行う
室内の温度、湿度に拘らず除湿運転の指令をだす。外気
の温度、湿度が前記の除湿運転の条件になっていても、
室内のユ−ザが除湿運転を必要としないとき、ユ−ザが
室内機コントローラ6を操作して、室内機ファン2Aの
回転数を低回転数から中回転数もしくは高回転数に変更
するか、室温の設定値を予め定めた値よりも低くする
と、集中制御盤5はその操作を室内機コントローラ6か
らの信号により検知し、除湿の指令を解除する。また、
除湿運転は前記の手動除湿スイッチをオフにすることに
よっても解除できる。
冷温水出口温度設定を変更する動作について説明する。
センサ10より外気温度の信号を、通信手段13を介し
て受ける。冷房運転モードのとき外気温度Tがあらかじ
め設定された温度T1 よりも低くなると、集中制御盤5
は台数制御盤15を経由して冷温水機制御盤4に対し、
冷温水機の冷温水出口温度設定のパターンを図7に示し
た「強」「中」「弱」の別に応じて「強」から「中」
へ、「中」から「弱」へ、「弱」は「弱」のままに変更
する指令を出す。尚、冷温水出口温度設定のパターンは
あらかじめ、集中制御盤5のもつ手動スイッチにて選択
し、集中制御盤5より台数制御盤15を経由して冷温水
制御盤に初期の設定指令が出される。
2(T2≧T1) よりも高くなると、集中制御盤5は台数
制御盤15を経由して冷温水機制御盤4に対し、冷温水
出口温度設定を復帰するよう指令を出す。これにより、
冷房運転で外気温度が低いときには自動的に冷温水の設
定温度が上がり、冷温水機の省エネルギーをはかること
ができる。
理機能について説明する。
通信手段8を介して、個々の室内機の運転・停止・故障
状態を示す信号を受け、それを集中制御盤5の表示部に
表示する。また、集中制御盤5はすべての冷温水機制御
盤4より、冷温水機の運転・停止・故障状態および故障
内容を示す信号をまず台数制御盤15に集めたのち通信
手段7Aを介して受け、それを集中制御盤5の表示部に
表示する。
由冷温水機制御盤4と各室内機コントローラ6に手動に
て運転・停止信号を出す手動運転機能をもつ。
ラ6および台数制御盤15にあらかじめ設定したスケジ
ュールで冷温水機ならびに各室内機の運転停止指令を送
るためのスケジュールタイマーをもつ。
室内機および冷温水機を含めた空調システム全体の運転
管理をおこなうことができ、管理効率の向上が達成され
る。
水機について説明する。図5は冷温水機本体シェル断面
図である。1つシェルの中に並列配置された蒸発器21
と吸収器22、および独立して蒸発器21、吸収器22
と並列に配置された高温再生器25に対し、凝縮器23
および低温再生器24を並列に蒸発器21、吸収器22
の上部に配置することにより、高温再生器25で発生し
た冷媒蒸気が低温再生器内で溶液を加熱して、冷媒蒸気
を発生させ、濃縮された溶液が低温再生器から下方へ戻
り、高温再生器25よりもどってくる濃溶液と合流し
て、エゼクタ44により吸収液のスプレーツリー41へ
と押し上げられる際の、低温再生器内の溶液の位置ヘッ
ドが大きくなり、溶液が戻りやすくなって、負荷が少い
ときにおこりやすい溶液の循環不良を防止する効果があ
る。
器22と低温再生器24をシェル内にて仕切る壁を形成
している仕切板45は、それ自体がへの字形に折り曲げ
られて、凝縮器23と低温再生器24を仕切る壁も兼ね
ている。低温再生器24内は、高温再生器25で発生さ
れた蒸気により熱せられて、過熱状態となっており、凝
縮器23との間を仕切る壁が1枚板の場合、この壁も過
度に熱せられて、凝縮器の伝熱管部40で冷却されて凝
縮した冷媒液が、この壁にふれて再度蒸発し凝縮器の冷
却効果を阻害するが、本発明の構造では、への字形に曲
げることによって板と板の間に空間をもたせ、断熱壁と
することにより、その問題を解決し、かつ蒸発器21と
凝縮器23および吸収器22と低温再生器24を仕切る
板材と兼用させて、部品点数を減らしている。
実施例である。図に示す実施例は、図4の実施例と気泡
ポンプの構成が異なっている。一般に、気泡ポンプは図
4に示すように、暖房時に再生器で発生した冷媒蒸気が
凝縮器から蒸発器に流入する通路であるUシ−ル管36
と、蒸発器に流入した冷媒蒸気が蒸発器で凝縮し冷媒液
となり、蒸発器の底部にたまった冷媒液を冷媒蒸気の流
体力により、冷媒蒸気に随伴して吸収器へと移送する気
泡ポンプリフト主管29、Uシ−ル管36と気泡ポンプ
リフト主管29のあいだの分岐管、気泡ポンプが冷媒液
を吸い込むための気泡ポンプ吸込配管48から構成され
ているが、図12に示す実施例では、冷媒液を冷媒蒸気
に随伴して吸収器へと移送する作用をUシ−ル管36に
行わせ、Uシ−ル管36と気泡ポンプリフト主管29を
兼用とすることにより、配管系統の簡素化、低コストを
実現できる。
転時にバ−ナ着火動作を行うときの制御を説明する。前
述したように、例えば冷温水出口温度設定が「強」のと
き、冷水出口温度t1でバ−ナはオフとなり、冷水出口
温度t2でバ−ナは着火動作に入る。バ−ナをオンとす
るか、オフとするかの制御は、冷温水機の持つ冷水出口
温度検出手段により検出された冷水出口温度によりオン
オフする冷水出口サ−モスイッチによって行われる。図
13に示すように、バ−ナが消火(燃焼していない)の
状態で、冷水出口温度が上昇し温度t2に達すると、冷
水出口サ−モスイッチはオンとなりバ−ナは着火動作に
入り、冷水出口サ−モスイッチはオンから時間T0の間
プリパ−ジした後、着火する。冷却水ポンプ、冷媒ポン
プおよび溶液ポンプは冷水出口サ−モスイッチがオフし
てバ−ナが消火された後も一定時間は稀釈運転され、そ
の後停止する。稀釈運転が完了した後に、冷水出口サ−
モスイッチがオンしてバ−ナがプリパ−ジを開始する
と、同時に冷却水ポンプ、冷媒ポンプおよび溶液ポンプ
が起動される。稀釈運転が完了する前に冷水出口サ−モ
スイッチがオンしてバ−ナがプリパ−ジを開始すると、
冷却水ポンプ、冷媒ポンプおよび溶液ポンプは引続き運
転される。冷水出口サ−モスイッチの設定値は、冷水出
口サ−モスイッチがオンしてから時間T1(T1>T0)
経過後、時間T2の間、高い温度へシフトし、冷水出口
温度t2にてオフ、冷水出口温度t3にてオンとなる。時
間T2が経過した後、冷水出口サ−モスイッチの設定値
は元に戻る。少なくとも冷水出口サ−モスイッチがオン
してバ−ナがプリパ−ジを開始すると冷却水ポンプ、冷
媒ポンプおよび溶液ポンプは運転されるので、その時点
までの冷温水機の運転状態によって定まる吸収器の溶液
の濃度に応じて、バ−ナが着火していなくとも冷温水機
に冷却能力が発生する。冷温水機の負荷が大きい時、こ
の冷却能力では一旦上昇した冷水温度を、再び温度t2
まで下げるには至らないため、図13に示すように、バ
−ナは冷水出口サ−モスイッチの設定値を時間T2 の
間、高い温度へシフトすることに拘らず、冷水出口温度
に応じて冷水出口温度t1 と冷水出口温度t2 の間で、
着火(燃焼している状態)と消火(燃焼していない状
態)を繰り返す。冷温水機の負荷が小さい時、バ−ナが
プリパ−ジを開始して、冷却水ポンプ、冷媒ポンプおよ
び溶液ポンプが運転され冷温水機に冷却能力が発生する
と、図13に示すように、一旦温度 t2以上に上昇した
冷水温度が、経過時間(T1+T2)の間に温度t2 以下
に低下する。時間T1 が経過すると、時間T2 の間、冷
水出口サ−モスイッチの設定値がシフトし、冷水出口温
度t2 にてオフ、冷水出口温度t3 にてオンとなるの
で、冷水出口サ−モスイッチがオフとなり一旦着火した
バ−ナはすぐに消火となる。バ−ナが消火となっても冷
却水ポンプ、冷媒ポンプおよび溶液ポンプは一定時間稀
釈運転を行い吸収器の溶液の濃度に応じた冷却能力が冷
温水機に発生し、冷水を冷却する。冷水出口温度が再び
上昇すると、同様の動作を繰り返す。バ−ナが着火しな
い状態で冷却水ポンプ、冷媒ポンプおよび溶液ポンプを
運転していると、やがて吸収器の溶液の濃度が薄くな
り、冷却能力が発生しなくなり、冷水出口サ−モスイッ
チの設定値をシフトしても冷水出口サ−モスイッチはオ
フとならず、バ−ナは着火を継続する。このように、本
発明の、バ−ナ着火動作を行うときの制御によれば、冷
房時に、負荷が少ないとき、吸収器の溶液の濃度として
蓄えられた吸収式冷温水機の残留冷却能力を活用して、
その残留冷却能力を使いきるまでは殆どバ−ナを燃焼さ
せることなく冷房運転を行うことができるので省エネル
ギ−となる。
気熱と交換手段を持つ複数個の室内機とを冷温水系で接
続すると共に、冷温水系からの冷温水を熱交換手段で空
気に変換し、これを各室内へ排出するようにしたが故
に、マルチタイプ吸収式空調システムを実現できた。
気熱交換手段を持つ室内機とを冷温水系で接続し、室内
機のコントローラからの運転信号により吸収冷温水機お
よび冷温水循環ポンプ等を自動的に運転できるようにし
たことにより以下の効果を奏する。
室内機および吸収式冷温水機の運転が行われるため、運
転スイッチ投入に建屋内を走り回る必要が無い。
に冷温水機の加熱が停止し、冷温水ポンプ、冷却水ポン
プ、冷却塔が停止するので省エネとなり、使い勝手も良
い。
換スイッチで切り替えることができるので、吸収冷温水
機の運転モード切り替えのために、わざわざ吸収式冷温
水機設置場所に行って冷温水切り替え操作をする必要が
なく、使い勝手が良い。
容量制御および台数制御を行うため、空調の快適性、お
よび冷温水機の省エネがはかれる。
動的にシフトさせるため、吸収式冷温水機の省エネがは
かれる。
れる。
温水機の運転管理の一元化が行え、管理効率が向上す
る。
ある。
る。
説明図である。
図である。
である(負荷大)。
である(負荷小)。
…熱交換コイル、2C…電動弁、3…冷温水配管、3A
…主管路、3B…副管路、3C…分岐管、3D…冷温水
集合管、3E…冷温水集合管、4…冷温水機制御盤、5
…集中制御盤、6…室内機コントローラー、7…通信手
段、7A…通信手段、8…通信手段、9…中央操作盤、
10…外気温度センサ、11…温湿度センサ、12…通
信手段、13…通信手段、14…通信手段、15…台数
制御盤、16…通信手段、17…冷温水バイパス弁、2
1…蒸発器、22…吸収器、23…凝縮器、24…低温
再生器、25…高温再生器、26…バーナ、27…冷媒
ポンプ、28…溶液ポンプ、29…気泡ポンプリフト主
管、30…冷媒ブロー弁、31…冷媒タンク、32…冷
媒ブロー配管、33…セパレータ、34…低温溶液熱
交、35…高温溶液熱交、36…Uシール管、37…蒸
発器伝熱管部、38…吸収器伝熱管部、39…低温再生
器伝熱管部、40…凝縮器伝熱管部、41…吸収器スプ
レーツリー、42…蒸発器スプレーツリー、43…冷媒
液もどし管、44…エゼクター、45…仕切板、46…
フロート弁、47…冷媒ポンプ吐出配管、48…気泡ポ
ンプ吸込配管、101…空気調和機遠方運転操作盤、1
02…遠方操作盤、103…AHU運転スイッチ、10
4…冷温風ダクト、105…冷温水主幹配管、106…
冷温水枝管、AHU…空気調和機、FC…ファンコイル
ユニット、CT…冷却塔
Claims (18)
- 【請求項1】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱し
て冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷却
手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させること
により冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記冷
媒蒸気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器で
冷温水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸気
発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させて
希溶液としたのち上記再生器へ戻すように構成された吸
収冷温水機と、該冷温水機により冷却または加熱された
冷温水を導く冷温水系と、該冷温水系からの冷温水を冷
却または加熱された空気に変換する複数個の水空気熱交
換手段と、上記水空気熱交換手段により冷却または加熱
された空気を各室へ吹き出す空気系とを備えたマルチタ
イプ吸収式空調システム。 - 【請求項2】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱し
て冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷却
手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させること
により冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記冷
媒蒸気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器で
冷温水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸気
発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させて
希溶液としたのち上記再生器へ戻すように構成された吸
収冷温水機と、該冷温水機により冷却または加熱された
冷温水を導く冷温水系と、該冷温水系からの冷温水を冷
却または加熱された空気に変換する複数個の水空気熱交
換手段と、上記水空熱交換手段により冷却または加熱さ
れた空気を各室へ吹き出す空気系とを備えたマルチタイ
プ吸収式空調システムで、この水空気熱交換手段と空気
系は1個または複数のファンコイルユニットで構成して
もよいマルチタイプ吸収式空調システムにおいて、吸収
冷温水機を制御する冷温水機制御盤と水空気熱交換手段
および空気系を個々に制御する室内機コントローラと、
冷温水機制御盤および室内機コントローラとの間で通信
を行う集中制御盤と、冷温水機制御盤と集中制御盤の間
の通信手段および室内機コントローラと集中制御盤の間
の通信手段を備えたマルチタイプ吸収式空調システム。 - 【請求項3】1つの室内機コントローラが、1つもしく
は2つ以上の水空気熱交換手段および空気系を制御する
請求項2に記載のマルチタイプ吸収式空調システム。 - 【請求項4】冷温水系は、吸収冷温水機からの主冷温水
管路と、複数個の水空気交換手段への複数個の副冷温水
管路と、主冷温水管路と複数個の副冷温水管路とを結ぶ
分岐管とよりなる請求項1又は2に記載のマルチタイプ
吸収式空調システム。 - 【請求項5】吸収冷温水機を制御する冷温水機制御盤
と、複数の冷温水機制御盤、および集中制御盤との間で
通信を行う台数制御盤と、水空気熱交換手段および空気
系を個々に制御する室内機コントローラと、台数制御盤
および室内機コントローラとの間で通信を行う集中制御
盤と冷温水機制御盤と台数制御盤の間の通信手段と、台
数制御盤と集中制御盤の間の通信手段と、集中制御盤と
室内機コントローラの間の通信手段を備えた請求項1に
記載の吸収式空調システム。 - 【請求項6】複数台の室内機コントローラのうち最初の
1台の室内機コントローラの室内機運転スイッチを入れ
ると、室内機コントローラより信号が集中制御盤に伝わ
り、集中制御盤より、冷温水機制御盤に、あるいは台数
制御盤経由で、冷温水機制御盤に冷温水機運転信号が伝
達され、冷温水機の少くとも1台が起動されることを特
徴とする請求項2から5のいずれかに記載のマルチタイ
プ吸収式空調システム。 - 【請求項7】複数台の室内機コントローラのうち最後の
1台の室内機コントローラの室内機運転スイッチを切っ
て、すべての室内機コントローラが、「停止」となる
と、その信号が集中制御盤に伝わり、集中制御盤より冷
温水機制御盤に、あるいは、台数制御盤経由冷温水機制
御盤に冷温水機停止信号が伝達され、すべての冷温水機
が停止することを特徴とする請求項2から5のいずれか
に記載のマルチタイプ吸収式空調システム。 - 【請求項8】集中制御盤に冷温水機の冷房運転モードと
暖房運転モードの切換信号を出す冷暖切替スイッチをも
ち、この冷暖切替スイッチを切替えることにより、集中
制御盤から冷温水機制御盤に、または集中制御盤から台
数制御盤経由冷温水機制御盤に冷暖切換信号が伝わり、
冷温水機の運転モードが、電気的手段により自動的に冷
房から暖房へ、もしくは暖房から冷房へ切りかわること
を特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のマルチ
タイプ吸収式空調システム。 - 【請求項9】各々の室内機コントローラから、室内機が
運転状態か停止状態かを示す信号を集中制御盤に送り、
集中制御盤にあらかじめ登録された各室内機の容量と運
転されている室内機の台数から、室内機の負荷率を集中
制御盤にて算出し、その負荷率に対応して冷温水機の運
転台数を決定し、その運転台数信号を台数制御盤に送
り、台数制御盤から、上記運転台数に基いて各冷温水機
制御盤に運転・停止信号を送ることを特徴とする請求項
5に記載のマルチタイプ吸収式空調システム。 - 【請求項10】集中制御盤に、空調を行う室内に設置さ
れて室内の温度、湿度を感知して信号を送る温度センサ
・湿度センサを複数もしくは、代表として感知する1セ
ットをもち、冷房運転モードで湿度がある設定値を越え
ると、集中制御盤は各室内機コントローラに対し、室内
機ファンの回転数を低回転数にする指令を出すと同時に
冷温水機制御盤に、あるいは台数制御盤経由冷温水機制
御盤に、冷温水の出口設定温度を通常の冷房運転よりも
低く指令を出すことにより、除湿運転ができることを特
徴とする請求項2から5のいずれかに記載のマルチタイ
プ吸収式空調システム。 - 【請求項11】再生器の加熱手段であるバーナがその加
熱量にHiとLoとOFF(停止)の3つのポジション
をもちLoはHiに対し、少い加熱量となるように設定
されていて、請求項7でのべた室内の負荷率を集中制御
盤で算出して、負荷率が、あらかじめ定められた値以下
の場合には、バーナを主にLoとOFFポジションのみ
しか運転しないよう集中制御盤より冷温水機制御盤に信
号を出す、あるいは台数制御盤経由冷温水機制御盤に信
号を出すことを特徴とする請求項2から5のいずれかに
記載のマルチタイプ吸収式空調システム。 - 【請求項12】外気温度を感知し、その信号を集中制御
盤に送る外気温度センサーをもち、冷房運転モードのと
きあらかじめ設定した値よりも外気温度が下がると冷水
の設定温度を上げ、あらかじめ設定した値よりも外気温
度が上がると冷水の設定温度を復帰して下げるという指
令を集中制御盤から冷温水機制御盤へ、または台数制御
盤経由冷温水機制御盤に送ることを特徴とする請求項2
から5のいずれかに記載のマチルタイプ吸収式空調シス
テム。 - 【請求項13】個々の室内機の運転・停止の状態を示す
信号、個々の室内機の故障状態を示す信号を室内機コン
トローラから集中制御盤へ送り、集中制御盤に表示す
る。同時に、冷温水機の運転停止の状態を示す信号、故
障時には故障状態を示す信号を冷温水機制御盤から集中
制御盤へ直接、あるいは、台数制御盤経由集中制御盤へ
送って集中制御盤に表示し、集中制御盤は、スケジュー
ルタイマーを有し、1つの集中制御盤から冷温水機およ
び室内機の自動運転・停止のスケジュールを設定するこ
とを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のマル
チタイプ吸収式空調システム。 - 【請求項14】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱
して冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷
却手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させるこ
とにより冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記
冷媒蒸気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器
で冷温水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸
気発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させ
て希溶液としたのち上記再生器へ戻す吸収式冷温水機に
おいて、前記再生器を低温再生器、高温再生器で構成
し、蒸発器と吸収器を並列配置し蒸発器と吸収器の上側
に凝縮器・低温再生器を配置し、高温再生器を蒸発器、
吸収器と並列配置したことを特徴とする吸収式冷温水
機。 - 【請求項15】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱
して冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷
却手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させるこ
とにより冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記
冷媒蒸気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器
で冷温水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸
気発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させ
て希溶液としたのち上記再生器へ戻す吸収式冷温水機に
おいて、前記再生器を低温再生器、高温再生器で構成
し、下部にある蒸発器・吸収器と上部にある凝縮器、低
温再生器を仕切る部材と凝縮器と低温再生器を仕切る部
材を1枚の板材にて構成し、凝縮器と低温再生器を仕切
る部分は板をおりまげて板と板の間に空間をもうけるよ
う形成することにより、この部材に、凝縮器と低温再生
器の間の断熱の効果をもたせたことを特徴とする吸収式
冷温水機。 - 【請求項16】冷温水機の再生器の加熱手段であるバー
ナがその加熱量に、暖房H1、冷房H2、低Lo、停止O
FFの4つのポジションをもち、暖房時は、温水の出口
温度または各室内機のリモコンから信号をうけた集中制
御盤より伝えられた室内機負荷率に応じて、バーナの加
熱量をH2、Lo、OFF(停止) の3段階に切り替
え、冷房時は冷水の出口温度または室内機負荷率に応じ
て、バーナの加熱量をH1、Lo、OFF(停止)の3
段階に切りかえ、暖房:H2、 Lo、OFFを選ぶか、
冷房:H1、Lo、OFFを選ぶかは集中制御盤より本
体制御盤に伝えられる冷暖の指令によって自動的に切り
替えられることを特徴とする請求項14及び15のいず
れかに記載の吸収式冷温水機。 - 【請求項17】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱
して冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷
却手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させるこ
とにより冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記
冷媒蒸気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器
で冷温水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸
気発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させ
て希溶液としたのち上記再生器へ戻す吸収式冷温水機に
おいて、暖房運転時に、凝縮器から蒸発器に流入する冷
媒蒸気の流体力により、蒸発器で凝縮し、蒸発器の底部
にたまった冷媒液を冷媒蒸気に随伴してリフトアップ
し、吸収器へ移送する作用を行う気泡ポンプを備え、凝
縮器から蒸発器に流入する冷媒蒸気の通路であるUシ−
ル管と冷媒液を冷媒蒸気に随伴してリフトアップする気
泡ポンプリフト主管とを1本の配管にて兼用させたこと
を特徴とする吸収式冷温水機。 - 【請求項18】冷媒で希釈された希溶液を再生器で加熱
して冷媒蒸気を発生させ、冷房時には上記冷媒蒸気を冷
却手段により冷却凝縮させたのち蒸発器で蒸発させるこ
とにより冷温水を冷却し、暖房時には上記蒸発器で上記
冷媒蒸気により冷温水を加熱して温水とし、上記蒸発器
で冷温水を冷却または加熱したのちの冷媒を上記冷媒蒸
気発生時に生じた濃溶液に吸収器で吸収または混合させ
て希溶液としたのち上記再生器へ戻す吸収式冷温水機に
おいて、冷房運転時、冷温水機の起動及び自動発停の
際、冷温水機冷水出口温度が上昇し冷温水機の冷水出口
サ−モスイッチがオンとなったときに、冷水出口サ−モ
スイッチがオンとなってから予め定めた時間の後、冷水
出口サ−モスイッチ設定値を通常の運転時よりも高い温
度へ一定時間シフトし、その後冷水出口サ−モスイッチ
設定値を元へ戻すことを特徴とする吸収式冷温水機。
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JP2009024944A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Yazaki Corp | 吸収式冷温水機 |
JP5247812B2 (ja) * | 2008-10-29 | 2013-07-24 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN116412497A (zh) * | 2023-05-04 | 2023-07-11 | 国网宁夏电力有限公司银川供电公司 | 一种多联机空调制冷优化系统 |
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1993
- 1993-03-10 JP JP04902293A patent/JP3189470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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