JPH0614747A - オリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品 - Google Patents
オリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品Info
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- JPH0614747A JPH0614747A JP3128429A JP12842991A JPH0614747A JP H0614747 A JPH0614747 A JP H0614747A JP 3128429 A JP3128429 A JP 3128429A JP 12842991 A JP12842991 A JP 12842991A JP H0614747 A JPH0614747 A JP H0614747A
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- Japan
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- oligopeptide
- protein
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 美味で摂取し易く、しかも消化管よりの吸収
が急速かつ良好であるため、消化吸収機能の低下した人
に対する蛋白質補給、スポーツや労働後の疲労回復、体
位、体格及び運動能力等の向上は無論、健康的な除脂
肪、延いては対肥満療法用のダイエットとしても有効で
あり、しかも摂取者に胃もたれや膨満感を与えないオリ
ゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品を提供す
ること。 【構成】 オリゴペプチド又はそれを含有する食品にカ
プサイシン又はトウガラシエキスを含有させる。オリゴ
ペプチドは、鎖長2〜10、好ましくは3〜8、該食品中
のカプサイシン濃度は0.1 〜50ppm であることが好まし
い。 【効果】 カプサイシンの特異作用により、オリゴペプ
チドの異味が消失したオリゴペプチド又はそれを含有す
る食品が得られる。
が急速かつ良好であるため、消化吸収機能の低下した人
に対する蛋白質補給、スポーツや労働後の疲労回復、体
位、体格及び運動能力等の向上は無論、健康的な除脂
肪、延いては対肥満療法用のダイエットとしても有効で
あり、しかも摂取者に胃もたれや膨満感を与えないオリ
ゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品を提供す
ること。 【構成】 オリゴペプチド又はそれを含有する食品にカ
プサイシン又はトウガラシエキスを含有させる。オリゴ
ペプチドは、鎖長2〜10、好ましくは3〜8、該食品中
のカプサイシン濃度は0.1 〜50ppm であることが好まし
い。 【効果】 カプサイシンの特異作用により、オリゴペプ
チドの異味が消失したオリゴペプチド又はそれを含有す
る食品が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オリゴペプチドが本来
持っている異味(苦味、渋味、嫌味等)を改善すること
により、栄養食品、スポーツ食品等に好適に利用されう
るオリゴペプチド含有食品組成物に関する。
持っている異味(苦味、渋味、嫌味等)を改善すること
により、栄養食品、スポーツ食品等に好適に利用されう
るオリゴペプチド含有食品組成物に関する。
【0002】
【0003】 背景 蛋白質は細胞の主要構成成分であるが、動物体ではこれ
を無機窒素化合物から合成できないため、成長のため必
要とする蛋白質及び新陳代謝により尿素、尿酸その他含
窒素化合物の形で失われた蛋白質は、全て食物(蛋白
質、ペプチド又はアミノ酸)の形で摂取されなければな
らない。
を無機窒素化合物から合成できないため、成長のため必
要とする蛋白質及び新陳代謝により尿素、尿酸その他含
窒素化合物の形で失われた蛋白質は、全て食物(蛋白
質、ペプチド又はアミノ酸)の形で摂取されなければな
らない。
【0004】通常の状態では、かかる蛋白質の補給はバ
ランスのよい食物の摂取で充分であるが、消化管の機能
が低下している手術後、拒食症、飢餓等による栄養失調
状態下においては通常の食物の形での栄養補給は困難で
あり、このため、消化管から吸収し易い形で多量の蛋白
質を補給する必要がある。また、以上のような病的状態
ではないが、労働や運動の途中もしくはその後のよう
に、代謝機能が亢進し、発汗などによるアミノ酸やアン
モニアとしての窒素の損失が著しいときは、疲労の早期
回復のため、糖分と同時に蛋白質の補給が望ましい。
ランスのよい食物の摂取で充分であるが、消化管の機能
が低下している手術後、拒食症、飢餓等による栄養失調
状態下においては通常の食物の形での栄養補給は困難で
あり、このため、消化管から吸収し易い形で多量の蛋白
質を補給する必要がある。また、以上のような病的状態
ではないが、労働や運動の途中もしくはその後のよう
に、代謝機能が亢進し、発汗などによるアミノ酸やアン
モニアとしての窒素の損失が著しいときは、疲労の早期
回復のため、糖分と同時に蛋白質の補給が望ましい。
【0005】 従来技術の問題点 ところで、消化機能が低下している人々への蛋白質補給
として、これまで採用されてきた一方法は、アミノ酸の
形での静脈注射あるいは点滴であるが、アミノ酸は電解
質であるため、浸透圧の関係で高濃度にすることはでき
ないから、この方法では、成人所要蛋白質量1.25g/Kg/
日の基準を満足するのは困難である。
として、これまで採用されてきた一方法は、アミノ酸の
形での静脈注射あるいは点滴であるが、アミノ酸は電解
質であるため、浸透圧の関係で高濃度にすることはでき
ないから、この方法では、成人所要蛋白質量1.25g/Kg/
日の基準を満足するのは困難である。
【0006】そこで、肉エキス、カゼイン、卵白等の良
質蛋白質の加水分解物又はアミノ酸等を経口的又は経腸
的に投与する方法が普通に行われているが、味、風味等
の点で不満足な点が少なくない。
質蛋白質の加水分解物又はアミノ酸等を経口的又は経腸
的に投与する方法が普通に行われているが、味、風味等
の点で不満足な点が少なくない。
【0007】さらに、運動選手等の筋力向上及び基礎体
力増進のため積極的に蛋白質の摂取に努めている人で
も、上記の良質蛋白質の加水分解物又はアミノ酸の経口
的摂取は、味、風味の点で経常的な摂取は困難である。
力増進のため積極的に蛋白質の摂取に努めている人で
も、上記の良質蛋白質の加水分解物又はアミノ酸の経口
的摂取は、味、風味の点で経常的な摂取は困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、美味で摂取し易く、しかも消化管
よりの吸収が急速かつ良好であるため、消化吸収機能の
低下した人に対する蛋白質補給、スポーツや労働後の疲
労回復、体位、体格及び運動能力等の向上は無論、健康
的な除脂肪、延いては対肥満療法用のダイエットとして
も有効であり、しかも摂取者に胃もたれや膨満感を与え
ないオリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品
を提供することである。
しようとする課題は、美味で摂取し易く、しかも消化管
よりの吸収が急速かつ良好であるため、消化吸収機能の
低下した人に対する蛋白質補給、スポーツや労働後の疲
労回復、体位、体格及び運動能力等の向上は無論、健康
的な除脂肪、延いては対肥満療法用のダイエットとして
も有効であり、しかも摂取者に胃もたれや膨満感を与え
ないオリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 概念 本発明者は、長年に亙る研究の結果、オリゴペプチド類
は、固有の易消化吸収性により、消化吸収能低下時の栄
養補給、栄養不良又は拒食症等による栄養失調の治療、
スポーツや労働後の疲労回復、体位、体格及び運動能力
の向上及び除脂肪等の目的に適当ではあるが、反面、そ
の味覚が食物としての普及を障害することを認め、進ん
でオリゴペプチド類の持つ味の改善手段に付き検討を加
えた結果、ここにカプサイシン又は均等物としてのトウ
ガラシ(唐芥子)エキスがオリゴペプチド類の味の改善
に著効を奏することを発見した。
は、固有の易消化吸収性により、消化吸収能低下時の栄
養補給、栄養不良又は拒食症等による栄養失調の治療、
スポーツや労働後の疲労回復、体位、体格及び運動能力
の向上及び除脂肪等の目的に適当ではあるが、反面、そ
の味覚が食物としての普及を障害することを認め、進ん
でオリゴペプチド類の持つ味の改善手段に付き検討を加
えた結果、ここにカプサイシン又は均等物としてのトウ
ガラシ(唐芥子)エキスがオリゴペプチド類の味の改善
に著効を奏することを発見した。
【0010】 概要 以上の知見に基づき、本発明は、(1) カプサイシン又は
トウガラシエキスを含有することを特徴とするオリゴペ
プチド組成物及び(2) カプサイシン濃度が、0.1 〜50pp
m であることを特徴とするオリゴペプチド含有食品を要
旨とするものである。以下、発明を構成する要素その他
の重要次項につき項分けして説明する。
トウガラシエキスを含有することを特徴とするオリゴペ
プチド組成物及び(2) カプサイシン濃度が、0.1 〜50pp
m であることを特徴とするオリゴペプチド含有食品を要
旨とするものである。以下、発明を構成する要素その他
の重要次項につき項分けして説明する。
【0011】 オリゴペプチド 本発明組成物の主材をなすオリゴペプチドは、2〜10
個、好ましくは3〜8個の単位アミノ酸が直鎖状又は分
岐鎖状にペプチド結合したものである。このものは、カ
ゼイン、卵白、ダイズ蛋白等の栄養価に優れた蛋白を、
好ましくはエンド型及び/又はエキソ型プロテアーゼを
用いて加水分解することにより得ることができる。
個、好ましくは3〜8個の単位アミノ酸が直鎖状又は分
岐鎖状にペプチド結合したものである。このものは、カ
ゼイン、卵白、ダイズ蛋白等の栄養価に優れた蛋白を、
好ましくはエンド型及び/又はエキソ型プロテアーゼを
用いて加水分解することにより得ることができる。
【0012】 カプサイシン又はトウガラシエキス 本発明組成物は、上記オリゴペプチドの持つ異味の改善
のため、風味改良剤として、量のカプサイシン又はトウ
ガラシエキスを含有することを特徴とする。ここにカプ
サイシンというのは、広くナス科(F.Solanaceae) 、カ
プシクム属(G.Capsicum)植物トウガラシの果皮に含ま
れるベンジルアミン誘導体であって、N−(4−ヒドロ
キシ−3−メトキシベンジル)−8−メチル−ノン−ト
ランス−6−エンアミドなる化学名で示される。このも
のは、唐芥子(漢方名番椒)として古くから香辛料及び
薬用に供されており、多量のカプサイシンを含む植物体
として、タカノツメ(Capsicum annum L.var.parvo-acu
minatum Makino) 及びヤツフサ(Capsicum annum L.va
r. fasciculatum Irish)の果実が著名である。カプサ
イシンはエタノールを始め親油性溶媒によく溶解するの
で、単体としてよりはアルコール抽出物又は油脂抽出物
(例えばラー油)の如きエキスの形態で利用されること
が多い。
のため、風味改良剤として、量のカプサイシン又はトウ
ガラシエキスを含有することを特徴とする。ここにカプ
サイシンというのは、広くナス科(F.Solanaceae) 、カ
プシクム属(G.Capsicum)植物トウガラシの果皮に含ま
れるベンジルアミン誘導体であって、N−(4−ヒドロ
キシ−3−メトキシベンジル)−8−メチル−ノン−ト
ランス−6−エンアミドなる化学名で示される。このも
のは、唐芥子(漢方名番椒)として古くから香辛料及び
薬用に供されており、多量のカプサイシンを含む植物体
として、タカノツメ(Capsicum annum L.var.parvo-acu
minatum Makino) 及びヤツフサ(Capsicum annum L.va
r. fasciculatum Irish)の果実が著名である。カプサ
イシンはエタノールを始め親油性溶媒によく溶解するの
で、単体としてよりはアルコール抽出物又は油脂抽出物
(例えばラー油)の如きエキスの形態で利用されること
が多い。
【0013】上記カプサイシン又はそのエキスのオリゴ
ペプチドに対する添加量は、最終食品中の濃度により決
まるので一義的に結論できないが、最終食品中、カプサ
イシンとして、0.1 〜50ppm であるのが好ましい。 因
に、ヒトにおけるカプサイシンの検知閾値は約10 ppmで
あるので、含有量が該上限値を超えると、幾分辛味とし
て感じられるようになる。
ペプチドに対する添加量は、最終食品中の濃度により決
まるので一義的に結論できないが、最終食品中、カプサ
イシンとして、0.1 〜50ppm であるのが好ましい。 因
に、ヒトにおけるカプサイシンの検知閾値は約10 ppmで
あるので、含有量が該上限値を超えると、幾分辛味とし
て感じられるようになる。
【0014】 補助添加物 上記オリゴペプチド組成物は、その儘でも食品として利
用できるが、栄養的バランス及び風味などの観点から、
易消化性の含水炭素、脂質、ビタミン類、ミネラル等の
栄養性添加物や、甘味料、香料、色素等の呈味・矯臭剤
及び外観改善剤テクスチャ形成剤などを配合することが
できる。
用できるが、栄養的バランス及び風味などの観点から、
易消化性の含水炭素、脂質、ビタミン類、ミネラル等の
栄養性添加物や、甘味料、香料、色素等の呈味・矯臭剤
及び外観改善剤テクスチャ形成剤などを配合することが
できる。
【0015】具体的な添加物の例として、例えば澱粉、
小麦粉、デキストリン、シクロデキストリン、微細植物
繊維、庶糖、ブドウ糖、麦芽糖、乳糖、異性化糖、オリ
ゴ糖類、脱脂乳、卵黄粉末、卵黄油、麦芽抽出物、中鎖
脂肪酸、ハードバター、グアガム、トラガントガム、寒
天、ゼラチン、レチノール、チアミン、ナイアシン(ニ
コチン酸)、ニケタミド(ニコチン酸アミド)、リボフ
ラビン、アデロキシン、パントテン酸、シアノコバラミ
ン、L−アスコルビン酸、カルシフェロール、α−トコ
フェロール、グルタチオン、食塩、塩化カリウム、塩化
カルシウム、塩化マグネシウム、乳酸鉄、クエン酸、リ
ンゴ酸、ヘム鉄等が例示されるが、勿論例示のものだけ
に限るものではない。
小麦粉、デキストリン、シクロデキストリン、微細植物
繊維、庶糖、ブドウ糖、麦芽糖、乳糖、異性化糖、オリ
ゴ糖類、脱脂乳、卵黄粉末、卵黄油、麦芽抽出物、中鎖
脂肪酸、ハードバター、グアガム、トラガントガム、寒
天、ゼラチン、レチノール、チアミン、ナイアシン(ニ
コチン酸)、ニケタミド(ニコチン酸アミド)、リボフ
ラビン、アデロキシン、パントテン酸、シアノコバラミ
ン、L−アスコルビン酸、カルシフェロール、α−トコ
フェロール、グルタチオン、食塩、塩化カリウム、塩化
カルシウム、塩化マグネシウム、乳酸鉄、クエン酸、リ
ンゴ酸、ヘム鉄等が例示されるが、勿論例示のものだけ
に限るものではない。
【0016】 利用形態 以上の各成分は、通常緊密に混合された粉末又は流動状
態で、防湿性袋、瓶、缶、カートン等の容器内に密封し
て保存又は流通されるが、所望により、飲料、ゼリー、
キャラメル、キャンディー、クッキー、カステラ、ケー
キ、パン、ビスケット、チョコレート、冷菓類錠剤、カ
プセル剤等の形態に成形又は製剤化されてもよい。
態で、防湿性袋、瓶、缶、カートン等の容器内に密封し
て保存又は流通されるが、所望により、飲料、ゼリー、
キャラメル、キャンディー、クッキー、カステラ、ケー
キ、パン、ビスケット、チョコレート、冷菓類錠剤、カ
プセル剤等の形態に成形又は製剤化されてもよい。
【0017】 用途 本発明に係るオリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド
含有食品は、急速な栄養補給を必要とする生理的又は病
的状態、例えば激しいスポーツや労働による肉体的消耗
の回復や手術後の早期体力回復を目的とする即効的な栄
養補給及び長期的な体位・体力の向上、肥胖状態の治療
などの目的に好適な健康食品として有用である。
含有食品は、急速な栄養補給を必要とする生理的又は病
的状態、例えば激しいスポーツや労働による肉体的消耗
の回復や手術後の早期体力回復を目的とする即効的な栄
養補給及び長期的な体位・体力の向上、肥胖状態の治療
などの目的に好適な健康食品として有用である。
【0018】
【作用】カプサイシンがオリゴペプチド類の異味を改善
する作用の本態は不明である。カプサイシンの刺激閾値
は、10ppm 程度であるのに対し、本発明において味の改
善に必要な最低濃度0.1ppmは、該閾値より遥かに低いか
ら、カプサイシンの持つ刺激味がオリゴペプチドの異味
をマスクすることにより風味の改善を行うのであろうと
する推測は困難である。従って、一応想像されるのは、
カプサイシンの側鎖に存在する8−メチル−ノン−トラ
ンス−6−エンアミノ基がオリゴペプチド類の異味成分
と化学的に結合して味覚神経への伝達を妨げるのではな
いかという仮説である。しかしながら、味覚に関する神
経生理学自体殆ど未開拓であるので、カプサイシンの矯
味作用の解明にはなお多くの綜合的な研究が必要であ
る。
する作用の本態は不明である。カプサイシンの刺激閾値
は、10ppm 程度であるのに対し、本発明において味の改
善に必要な最低濃度0.1ppmは、該閾値より遥かに低いか
ら、カプサイシンの持つ刺激味がオリゴペプチドの異味
をマスクすることにより風味の改善を行うのであろうと
する推測は困難である。従って、一応想像されるのは、
カプサイシンの側鎖に存在する8−メチル−ノン−トラ
ンス−6−エンアミノ基がオリゴペプチド類の異味成分
と化学的に結合して味覚神経への伝達を妨げるのではな
いかという仮説である。しかしながら、味覚に関する神
経生理学自体殆ど未開拓であるので、カプサイシンの矯
味作用の解明にはなお多くの綜合的な研究が必要であ
る。
【0019】
【実施例】以下、実験例及び実施例により発明実施の態
様を説明するが、例示用のもので、発明思想の制限又は
限定を意味するものではない。
様を説明するが、例示用のもので、発明思想の制限又は
限定を意味するものではない。
【0020】実験例1 三週間無蛋白食で飼養され、低蛋白状態に陥ったラット
に、回復食として蛋白食(10%カゼイン)、オリゴ
ペプチド食(10%のオリゴペプチドに0.12%のメチオニ
ンを補足)アミノ酸食(ペプチド食と同組成のアミノ
酸混合物食)を三週間投与したところ、回復食最終日に
は各群共通程度の回復状態を示したが、回復初期(食餌
切り替え後の数日間)では、群に比べて群及び群
の方が摂食量、体重増加及び蛋白効率(PER)の諸点
で優れていることが判った。また回復期の血漿成分変化
でも、及び群の血中尿素濃度が群のそれに比べて
有意に低く、生体内で窒素がより有効に利用されている
ことが示された。なお、食餌条件の変化に因る栄養状態
変化に即応する指標の一つとして知られているトランス
フェリン濃度においても、食餌切り替え日当日から速や
かな上昇が認められ、回復食給餌全期間を通じて群及
び群の方が群より高い値を示した。
に、回復食として蛋白食(10%カゼイン)、オリゴ
ペプチド食(10%のオリゴペプチドに0.12%のメチオニ
ンを補足)アミノ酸食(ペプチド食と同組成のアミノ
酸混合物食)を三週間投与したところ、回復食最終日に
は各群共通程度の回復状態を示したが、回復初期(食餌
切り替え後の数日間)では、群に比べて群及び群
の方が摂食量、体重増加及び蛋白効率(PER)の諸点
で優れていることが判った。また回復期の血漿成分変化
でも、及び群の血中尿素濃度が群のそれに比べて
有意に低く、生体内で窒素がより有効に利用されている
ことが示された。なお、食餌条件の変化に因る栄養状態
変化に即応する指標の一つとして知られているトランス
フェリン濃度においても、食餌切り替え日当日から速や
かな上昇が認められ、回復食給餌全期間を通じて群及
び群の方が群より高い値を示した。
【0021】更に、無蛋白食給餌期間を8週間に延ばし
た極めて厳しい低栄養状態におかれた動物においても、
群及び群のラットは摂取量、体重回復及びPERの
何れもが群に比べて有意に優れており、例えば低栄養
期前の体重に復帰するのに要した日数及びそのための摂
取量何れにおいても、及び<の順となった。これ
らの実験的事実は、本発明の主体であるオリゴペプチド
が、従来から良質の蛋白とされるカゼインと比べて、ア
ミノ酸混合物と同様に、栄養改善及び成長回復効果にお
いて優れていることを示すものである。
た極めて厳しい低栄養状態におかれた動物においても、
群及び群のラットは摂取量、体重回復及びPERの
何れもが群に比べて有意に優れており、例えば低栄養
期前の体重に復帰するのに要した日数及びそのための摂
取量何れにおいても、及び<の順となった。これ
らの実験的事実は、本発明の主体であるオリゴペプチド
が、従来から良質の蛋白とされるカゼインと比べて、ア
ミノ酸混合物と同様に、栄養改善及び成長回復効果にお
いて優れていることを示すものである。
【0022】次に、上記オリゴペプチド食とアミノ酸
混合物を対比すると、両者の25%溶液を動物(ラッ
ト)に体重100g当たり1ml強制投与したとき、胃及び腸
の内容物量、残存窒素量共に前者の方が小であり、胃腸
の膨らみも前者がより小さかった。更に消化管から吸収
されたアミノ酸が間脈内へ出現する時間も、前者では投
与後5分目から急速に濃度が上昇するのに反し、後者で
は出現がより遅く、かつ濃度の上昇も緩慢であった。
混合物を対比すると、両者の25%溶液を動物(ラッ
ト)に体重100g当たり1ml強制投与したとき、胃及び腸
の内容物量、残存窒素量共に前者の方が小であり、胃腸
の膨らみも前者がより小さかった。更に消化管から吸収
されたアミノ酸が間脈内へ出現する時間も、前者では投
与後5分目から急速に濃度が上昇するのに反し、後者で
は出現がより遅く、かつ濃度の上昇も緩慢であった。
【0023】これらの実験事実から、本発明の主材であ
るオリゴペプチドは、公知のアミノ酸混合物に比し急速
吸収性の点で勝ることと思われ、このものが、急速な栄
養補給を必要とする生理的又は病的状態、例えばスポー
ツその他の激しい消耗後又は手術後の早期体力回復のた
めの即効的栄養補給剤として、延いては長期的な体位、
体力増強剤として価値的であろうことが推測される。
るオリゴペプチドは、公知のアミノ酸混合物に比し急速
吸収性の点で勝ることと思われ、このものが、急速な栄
養補給を必要とする生理的又は病的状態、例えばスポー
ツその他の激しい消耗後又は手術後の早期体力回復のた
めの即効的栄養補給剤として、延いては長期的な体位、
体力増強剤として価値的であろうことが推測される。
【0024】実験例2(低栄養からの回復試験) (A) 実験条件 (1) 動物:5週齢のSD系♂アルビノラット(体重約10
0g)、一群6匹 (2) 飼育条件:一週間、市販固形飼料で予備飼育後、試
験食を投与 (3) 試験食の組成(重量部) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 成 分 無蛋白質 蛋白質* −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 蛋白源** 0 12 スターチ 58 50 シュクロース 29 25 コーン油 5 5 ミネラル混合物*** 5 5 ビタミン混合物*** 1 1 セルロース粉末 2 2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− * 蛋白食は、カゼイン、ダイズ蛋白オリゴペプチ
ド食、アミノ酸混合物(及びには粗蛋白に対して
メチオニンを1.2 %補足)。 ** 粗蛋白換算10% *** オリエンタル酵母株式会社製
0g)、一群6匹 (2) 飼育条件:一週間、市販固形飼料で予備飼育後、試
験食を投与 (3) 試験食の組成(重量部) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 成 分 無蛋白質 蛋白質* −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 蛋白源** 0 12 スターチ 58 50 シュクロース 29 25 コーン油 5 5 ミネラル混合物*** 5 5 ビタミン混合物*** 1 1 セルロース粉末 2 2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− * 蛋白食は、カゼイン、ダイズ蛋白オリゴペプチ
ド食、アミノ酸混合物(及びには粗蛋白に対して
メチオニンを1.2 %補足)。 ** 粗蛋白換算10% *** オリエンタル酵母株式会社製
【0025】(B) オリゴペプチドの分析結果 (イ) 一般分析 6.0% 水分 83.2% 粗蛋白含量(N×6.25) 5.8% 灰分 5.0% 糖質その他 (ロ) 粗蛋白分析 NSI(水溶性窒素指数) 99.1 TCA可溶性蛋白(15%TCA) 98.8 平均ペプチド鎖長(TNBS法) 3.3 遊離アミノ酸 19.9% (ハ) アミノ酸分析 トレオニン 3.8 チロシン 3.4 フェニルアラニン 5.0 システイン 1.3 メチオニン 1.2 バリン 4.4 イソロイシン 4.4 ロイシン 7.2 リジン 6.4
トリプトファン 1.3 ヒスチジン 2.4 アスパラギン酸 12.0 セリン 5.2 グルタミン酸 20.9 プロリン 5.5 グリシン 4.0 アラニン 3.9 アルギニン 7.8
トリプトファン 1.3 ヒスチジン 2.4 アスパラギン酸 12.0 セリン 5.2 グルタミン酸 20.9 プロリン 5.5 グリシン 4.0 アラニン 3.9 アルギニン 7.8
【0026】(C) 実験結果 図1〜図6に示される。 (1) 体重の回復(図1):3週間無蛋白区における原体
重への回復は、図1が示す通り、蛋白食投与後、アミノ
酸食群、オリゴペプチド食群及びカゼイン食群の順に早
くなり、夫々6.8 、7.2 及び7.8 日を要した。8週間無
蛋白区においても傾向は同様で、夫々9.5 、10.2及び1
1.4日を要した。なお3週間無蛋白区においてはカゼイ
ン食群投与2日後まではオリゴペプチド食群の方がアミ
ノ酸食群より体重の回復が早かったことが注目される。 (2) 摂取量(図2):3週間無蛋白区における摂取量
は、オリゴペプチド食群が最も多く、カゼイン食群とア
ミノ酸食群は殆ど同じであった。 (3) 蛋白効率(図3):3週間無蛋白区では、蛋白効率
(PER)はアミノ酸投与区、オリゴペプチド食群及び
カゼイン食群の順に低下した。8週間無蛋白区では、P
ERは3日後までオリゴペプチド食群が最も高かった。
この結果から、本発明のオリゴペプチドは、特に急速な
栄養補給に好適であるべきことが推察される。 (4) 血漿尿素窒素濃度(図4):3週間無蛋白区におい
て、血漿中の尿素窒素濃度は、アミノ酸食群及びオリゴ
ペプチド食群が明らかに低く、投与窒素の利用性が優れ
ていることが分かった。なお、投与3日後ではオリゴペ
プチド食群の窒素濃度が最も低く、この点でもこれも即
効性が示唆される。 (5) 血漿トランスフェリン濃度(図5):3週間無蛋白
区において、血漿中のトランスフェリン蛋白濃度は、ア
ミノ酸食群及びオリゴペプチド食群が明らかに高く、こ
れらの窒素利用性が優れていることが示唆された。
重への回復は、図1が示す通り、蛋白食投与後、アミノ
酸食群、オリゴペプチド食群及びカゼイン食群の順に早
くなり、夫々6.8 、7.2 及び7.8 日を要した。8週間無
蛋白区においても傾向は同様で、夫々9.5 、10.2及び1
1.4日を要した。なお3週間無蛋白区においてはカゼイ
ン食群投与2日後まではオリゴペプチド食群の方がアミ
ノ酸食群より体重の回復が早かったことが注目される。 (2) 摂取量(図2):3週間無蛋白区における摂取量
は、オリゴペプチド食群が最も多く、カゼイン食群とア
ミノ酸食群は殆ど同じであった。 (3) 蛋白効率(図3):3週間無蛋白区では、蛋白効率
(PER)はアミノ酸投与区、オリゴペプチド食群及び
カゼイン食群の順に低下した。8週間無蛋白区では、P
ERは3日後までオリゴペプチド食群が最も高かった。
この結果から、本発明のオリゴペプチドは、特に急速な
栄養補給に好適であるべきことが推察される。 (4) 血漿尿素窒素濃度(図4):3週間無蛋白区におい
て、血漿中の尿素窒素濃度は、アミノ酸食群及びオリゴ
ペプチド食群が明らかに低く、投与窒素の利用性が優れ
ていることが分かった。なお、投与3日後ではオリゴペ
プチド食群の窒素濃度が最も低く、この点でもこれも即
効性が示唆される。 (5) 血漿トランスフェリン濃度(図5):3週間無蛋白
区において、血漿中のトランスフェリン蛋白濃度は、ア
ミノ酸食群及びオリゴペプチド食群が明らかに高く、こ
れらの窒素利用性が優れていることが示唆された。
【0027】実験例2(消化管からの消失試験)
【0028】(A) 実験条件 (1) 動物:体重210 〜230gのSD系♂アルゼノラット、
一群6匹 (2) 方法(図15参照):24時間絶食させたラットにゾン
デを用いて試料を強制投与し、1〜3時間後にエーテル
麻酔下に胃及び小腸を摘出し、夫々の内容物を生理食塩
水を15mlを用いて洗い出し、ケルダール法により該消化
管内容量の窒素含量を分析する。 (3) 実験条件:表1の通り:
一群6匹 (2) 方法(図15参照):24時間絶食させたラットにゾン
デを用いて試料を強制投与し、1〜3時間後にエーテル
麻酔下に胃及び小腸を摘出し、夫々の内容物を生理食塩
水を15mlを用いて洗い出し、ケルダール法により該消化
管内容量の窒素含量を分析する。 (3) 実験条件:表1の通り:
【0029】
【表1】
【0030】(B) 結果 結果は図6から図14に要約される(図6は胃内残存窒素
量、図7は小腸内残存窒素量、図8は消化管内残存窒素
量(図6と図7の合計値)、図9は胃内容物量、図10は
小腸内容物量、図11は投与量に対する胃内容物減少率、
図12は、投与量に対する胃内残存窒素の比率、図13は投
与量に対する小腸胃内残存窒素の比率、図14は投与量に
対する消化管内残存窒素の比率を示すグラフである)
量、図7は小腸内残存窒素量、図8は消化管内残存窒素
量(図6と図7の合計値)、図9は胃内容物量、図10は
小腸内容物量、図11は投与量に対する胃内容物減少率、
図12は、投与量に対する胃内残存窒素の比率、図13は投
与量に対する小腸胃内残存窒素の比率、図14は投与量に
対する消化管内残存窒素の比率を示すグラフである)
【0031】図6〜図9から、発明オリゴペプチドの消
化管内吸収は最も速やかで、ラクトアルブミンに比べな
お速やかな吸収を示すのに反し、体重回復実験では最良
とされるアミノ酸混合物は、吸収速度の点で最低であっ
た。この成績が実験如何により殆ど変動しないことは、
図12〜図14、ことに図14から明白である。投与されたオ
リゴペプチドの68〜73%は、投与後3時間以内に消化管
内から消失する。また消化管内の液量を調べた図9〜図
10においても、アミノ酸投与群の吸収は1〜2時間後ま
ではむしろ増加の傾向にあり、3時間後でも他試料の1.
5 時間目の残存が観察された。特に投与量に対する胃含
窒素内容物の減少率を見た図6によると、アミノ酸混合
物は最初の1時間は殆ど吸収されず、その後徐々に吸収
されることがうかがわれ、急速な吸収を期待できないこ
とが判る。
化管内吸収は最も速やかで、ラクトアルブミンに比べな
お速やかな吸収を示すのに反し、体重回復実験では最良
とされるアミノ酸混合物は、吸収速度の点で最低であっ
た。この成績が実験如何により殆ど変動しないことは、
図12〜図14、ことに図14から明白である。投与されたオ
リゴペプチドの68〜73%は、投与後3時間以内に消化管
内から消失する。また消化管内の液量を調べた図9〜図
10においても、アミノ酸投与群の吸収は1〜2時間後ま
ではむしろ増加の傾向にあり、3時間後でも他試料の1.
5 時間目の残存が観察された。特に投与量に対する胃含
窒素内容物の減少率を見た図6によると、アミノ酸混合
物は最初の1時間は殆ど吸収されず、その後徐々に吸収
されることがうかがわれ、急速な吸収を期待できないこ
とが判る。
【0032】以上の結果を総合すると、本発明における
オリゴペプチドは、吸収速度及び吸収率の何れにおいて
もラクトアルブミンに遜色がなく、むしろ後者に勝るも
のであると結論される。 実験例3(スポーツ選手に対する中期投与試験)
オリゴペプチドは、吸収速度及び吸収率の何れにおいて
もラクトアルブミンに遜色がなく、むしろ後者に勝るも
のであると結論される。 実験例3(スポーツ選手に対する中期投与試験)
【0033】(a) 実験方法 試験対象群:某大学漕艇部の男子部員15名。 被検試料 P群(オリゴペプチド投与群)1) T群(分離大豆蛋白(《フジプロ630 :出願人会社製》
投与群) C群(炭水化物投与群)2) 注1)大豆蛋白の加水分解により得られた実施例1記載の
オリゴペプチド含有食品 注2) 50 %乳酸:2.2 %、砂糖:46.22 %及び水:51.2
4 % 投与量:P群及びT群については体重1Kg当たり0.
5g(蛋白質換算;N×6.25)/日、他に食事から蛋白と
して1.5g/Kg/日摂取、C群においては摂取エネルギーと
してP群に換算した量(試料の摂取は運動後の休息時
(午前、午後各2回)を摂取、 測定項目:下記の通り: I 形態:体重、胸囲、腹囲、臀位、上腕囲(屈曲
時)、同(伸展時)、大腿囲、下腿囲、皮脂厚(上腕背
部)、同(肩甲腎下部)、同(腹部)、体脂肪率(BF
M)。 II 運動能力:背筋力、垂直跳び、上腕屈曲力、脚伸展
力、瞬間最大パワー、仕事量。 III 血液:総蛋白、アルブミン、A/G比、尿素態窒
素、尿酸、総コレステロール、HLDコレステロール、
血糖量。
投与群) C群(炭水化物投与群)2) 注1)大豆蛋白の加水分解により得られた実施例1記載の
オリゴペプチド含有食品 注2) 50 %乳酸:2.2 %、砂糖:46.22 %及び水:51.2
4 % 投与量:P群及びT群については体重1Kg当たり0.
5g(蛋白質換算;N×6.25)/日、他に食事から蛋白と
して1.5g/Kg/日摂取、C群においては摂取エネルギーと
してP群に換算した量(試料の摂取は運動後の休息時
(午前、午後各2回)を摂取、 測定項目:下記の通り: I 形態:体重、胸囲、腹囲、臀位、上腕囲(屈曲
時)、同(伸展時)、大腿囲、下腿囲、皮脂厚(上腕背
部)、同(肩甲腎下部)、同(腹部)、体脂肪率(BF
M)。 II 運動能力:背筋力、垂直跳び、上腕屈曲力、脚伸展
力、瞬間最大パワー、仕事量。 III 血液:総蛋白、アルブミン、A/G比、尿素態窒
素、尿酸、総コレステロール、HLDコレステロール、
血糖量。
【0034】(b) 実験結果 添付図16〜図19に総括して示す。
【0035】(c) 考察 以上の実験結果を総合して考えると、供試オリゴペプチ
ド(含有食品)投与群の体重減少は最も著しく、これに
伴い、腎囲、上腕囲、大腿囲、下腿囲等は減少し、特に
肩甲腎下部、上腕背部及び腹部の各皮脂厚の顕著な減少
が見られ、除脂肪効果が裏付けられている。しかるに、
胸囲、腹囲は増加しているので、胸筋及び腹筋等の鍛練
筋肉の増大がうかがわれ、これに伴い、背筋力、上腕屈
曲力、脚伸展力、垂直跳び、パワー等の運動能力及び筋
力は対照の蛋白投与群及び炭水化物投与群に比べて顕著
に向上している。従って、このものが体位、体格及び筋
力の増進に有効であることが認められる。
ド(含有食品)投与群の体重減少は最も著しく、これに
伴い、腎囲、上腕囲、大腿囲、下腿囲等は減少し、特に
肩甲腎下部、上腕背部及び腹部の各皮脂厚の顕著な減少
が見られ、除脂肪効果が裏付けられている。しかるに、
胸囲、腹囲は増加しているので、胸筋及び腹筋等の鍛練
筋肉の増大がうかがわれ、これに伴い、背筋力、上腕屈
曲力、脚伸展力、垂直跳び、パワー等の運動能力及び筋
力は対照の蛋白投与群及び炭水化物投与群に比べて顕著
に向上している。従って、このものが体位、体格及び筋
力の増進に有効であることが認められる。
【0036】実験例4(短期投与試験その一:予備試
験) 某大学漕艇部の男子部員5名(実験例3とは別人)に30
秒間全力ペダリングを行わせた後、後記実施例1記載の
大豆蛋白製オリゴペプチドを体重Kg当たり10g(蛋白質
換算:N×6.25)ずつ液状で摂取させ、45分休憩後、再
び30秒間全ペダリングを行わせた。添付図20に要約して
示す。同図からうかがわれるように、各時点におけるパ
ワーは摂取前に比べ増大しており、特に6乃至15秒の間
で顕著である。このことから、本オリゴペプチドは、短
距離競走のような瞬発力を要するスポーツに対し特に有
効であろうことが推定される。
験) 某大学漕艇部の男子部員5名(実験例3とは別人)に30
秒間全力ペダリングを行わせた後、後記実施例1記載の
大豆蛋白製オリゴペプチドを体重Kg当たり10g(蛋白質
換算:N×6.25)ずつ液状で摂取させ、45分休憩後、再
び30秒間全ペダリングを行わせた。添付図20に要約して
示す。同図からうかがわれるように、各時点におけるパ
ワーは摂取前に比べ増大しており、特に6乃至15秒の間
で顕著である。このことから、本オリゴペプチドは、短
距離競走のような瞬発力を要するスポーツに対し特に有
効であろうことが推定される。
【0037】実験例5(短期投与試験その2:本試験) (a) 試験法 試験対象群:某大学漕艇部の男子部員8名(前実験
例3及び4とは別人) 試料: P:実験例3記載のオリゴペプチド食品 T:実験1と同様の分離大豆蛋白 C:実験1と同様の糖液 W:水のみ 試料PとTは、200cc の冷水に溶かして投与、Cは原液
50ccに冷水150ccを加えて投与。 試料投与法:第1回目の運動負荷の1分に投与。 測定項目 血液:血糖値、尿素態窒素、遊離脂肪酸、中性脂肪 運動性:垂直跳び 疲労度:フリッカー、全身反応時間 (b) 測定結果:添付図21〜図23参照 (c) 考察 パワー及び仕事量(図21を併せ参照) 添付図21から看取される通り、パワーの平均値は、第2
回目の方が第1回目よりむしろ上昇している。更に、第
1回目と第2回目のペダリング相互間のパワー及び仕事
量の上昇及び下降傾向を集約すると表2の結果が得られ
る。
例3及び4とは別人) 試料: P:実験例3記載のオリゴペプチド食品 T:実験1と同様の分離大豆蛋白 C:実験1と同様の糖液 W:水のみ 試料PとTは、200cc の冷水に溶かして投与、Cは原液
50ccに冷水150ccを加えて投与。 試料投与法:第1回目の運動負荷の1分に投与。 測定項目 血液:血糖値、尿素態窒素、遊離脂肪酸、中性脂肪 運動性:垂直跳び 疲労度:フリッカー、全身反応時間 (b) 測定結果:添付図21〜図23参照 (c) 考察 パワー及び仕事量(図21を併せ参照) 添付図21から看取される通り、パワーの平均値は、第2
回目の方が第1回目よりむしろ上昇している。更に、第
1回目と第2回目のペダリング相互間のパワー及び仕事
量の上昇及び下降傾向を集約すると表2の結果が得られ
る。
【0038】
【表2】
【0039】即ち、上表の示す如く、P群以外の各群に
おいては第2回目にパワーの減少した者の員数が上昇し
た者に比べ明らかに少ないが、P群のみは人数が相半ば
している。更に仕事量においても、P群の上昇割合は、
C群より多い。かつ仕事量においても、前者は後者に優
る成績を示す。これらの事実は、オリゴペプチドが炭水
化物に優る瞬発力増強あるいは疲労回復作用を奏すると
の推定を支持するものである。 垂直跳び(図21を併せ参照) 垂直跳びにおける低下率は、図21からうかがわれるよう
にP群が最も小さい。これは発明オリゴペプチドが激し
い運動後における疲労回復効果が対照群に比べて顕著で
あることを示唆するものである。 フリッカー値(図21を併せ参照) 第1回目と第2回目のペダリング相互間のフリッカー値
の変動を、−3%を基準に比較した結果を表3に示す。
おいては第2回目にパワーの減少した者の員数が上昇し
た者に比べ明らかに少ないが、P群のみは人数が相半ば
している。更に仕事量においても、P群の上昇割合は、
C群より多い。かつ仕事量においても、前者は後者に優
る成績を示す。これらの事実は、オリゴペプチドが炭水
化物に優る瞬発力増強あるいは疲労回復作用を奏すると
の推定を支持するものである。 垂直跳び(図21を併せ参照) 垂直跳びにおける低下率は、図21からうかがわれるよう
にP群が最も小さい。これは発明オリゴペプチドが激し
い運動後における疲労回復効果が対照群に比べて顕著で
あることを示唆するものである。 フリッカー値(図21を併せ参照) 第1回目と第2回目のペダリング相互間のフリッカー値
の変動を、−3%を基準に比較した結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】上表の通り、疲労度の目安となるフリッカ
ーテストにおける低下率は、各群中P群が最も小さく、
これまた発明オリゴペプチドが疲労回復に有効であると
の推論を支持する。 遊離脂肪酸及び尿素態窒素(図22を併せ参照) 血中の遊離脂肪酸量は、図22から明らかなように、P群
が最も高く、第2回ペダリングの後で顕著に増加してい
る。一方、尿素態窒素は余り増加せず、第1回目と第3
回目とがほぼ同一水準に在る。 以上の事実を総合して考察すると、発明オリゴペプ
チド含有食品組成物が生体の脂肪代謝を亢進させる方向
に何らかの影響を及ぼす結果、貯蔵脂肪が分解されて血
中へ移行し、恐らくチオエステルの形でエネルギーの生
産に寄与し、他方摂取されたアミノ酸は、成合成経路を
経て筋肉蛋白質に同化されるものと推定される。このよ
うな脂肪の分解と蛋白同化作用との相乗作用により、結
果として、有用筋肉の増大及び脂肪の減少という二元的
な効果が発揮されるものであろう。
ーテストにおける低下率は、各群中P群が最も小さく、
これまた発明オリゴペプチドが疲労回復に有効であると
の推論を支持する。 遊離脂肪酸及び尿素態窒素(図22を併せ参照) 血中の遊離脂肪酸量は、図22から明らかなように、P群
が最も高く、第2回ペダリングの後で顕著に増加してい
る。一方、尿素態窒素は余り増加せず、第1回目と第3
回目とがほぼ同一水準に在る。 以上の事実を総合して考察すると、発明オリゴペプ
チド含有食品組成物が生体の脂肪代謝を亢進させる方向
に何らかの影響を及ぼす結果、貯蔵脂肪が分解されて血
中へ移行し、恐らくチオエステルの形でエネルギーの生
産に寄与し、他方摂取されたアミノ酸は、成合成経路を
経て筋肉蛋白質に同化されるものと推定される。このよ
うな脂肪の分解と蛋白同化作用との相乗作用により、結
果として、有用筋肉の増大及び脂肪の減少という二元的
な効果が発揮されるものであろう。
【0042】以上実験例3〜5で得られた実験事実か
ら、本発明オリゴペプチド食が急激なエネルギー消費時
における疲労の回復及び瞬発力の増大等に奏功すべきこ
とが然性をもって推定される。
ら、本発明オリゴペプチド食が急激なエネルギー消費時
における疲労の回復及び瞬発力の増大等に奏功すべきこ
とが然性をもって推定される。
【0043】実施例1(処方例及び風味評価) 下表4に示す配合に従って、本発明オリゴペプチド組成
物の風味評価を行った。参加したパネラー6名の全員が
本発明オリゴペプチド組成物(含有食品)の風味が対照
カプサイシン不含有組成物(含有食品)のそれより良好
であることを評価した。
物の風味評価を行った。参加したパネラー6名の全員が
本発明オリゴペプチド組成物(含有食品)の風味が対照
カプサイシン不含有組成物(含有食品)のそれより良好
であることを評価した。
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、美味で摂
取し易く、しかも消化管よりの吸収が急速かつ良好であ
るため、消化吸収機能の低下した人に対する蛋白質補
給、スポーツや労働後の疲労回復、体位、体格及び運動
能力等の向上は無論、健康的な除脂肪、延いては対肥満
療法用のダイエットとしても有効であり、しかも摂取者
に胃もたれや膨満感を与えないオリゴペプチド組成物及
びオリゴペプチド含有食品を提供できたことにより、健
康の回復及び増進、体位及び体力の向上、肥満状態の改
善並びに美容などの分野に寄与しうる。
取し易く、しかも消化管よりの吸収が急速かつ良好であ
るため、消化吸収機能の低下した人に対する蛋白質補
給、スポーツや労働後の疲労回復、体位、体格及び運動
能力等の向上は無論、健康的な除脂肪、延いては対肥満
療法用のダイエットとしても有効であり、しかも摂取者
に胃もたれや膨満感を与えないオリゴペプチド組成物及
びオリゴペプチド含有食品を提供できたことにより、健
康の回復及び増進、体位及び体力の向上、肥満状態の改
善並びに美容などの分野に寄与しうる。
【図1】経日体重増加量を示す図
【図2】積分摂食量を示す図
【図3】経日蛋白利用効率を示す図
【図4】血漿中の経日尿素窒素濃度変化を示す図
【図5】経日血漿トランスフェリン濃度変化を示す図
【図6】経時胃内残存窒素量を示す図
【図7】経時小腸内残存窒素量を示す図
【図8】経時消化管内残存窒素量(第6図と第7図の合
計値)を示す図
計値)を示す図
【図9】経時胃内容物量を示す図
【図10】経時小腸内容物量を示す図
【図11】投与量に対する経時胃内容物減少率を示す図
【図12】投与量に対する経時胃内残存窒素の比率を示す
図
図
【図13】投与量に対する経時小腸胃内残存窒素の比率
【図14】投与量に対する消化管内残存窒素の比率を示す
図
図
【図15】動物実験方法を図解した略図
【図16】中期投与試験の実験期間前後における体位・体
格の変化を示すグラフ
格の変化を示すグラフ
【図17】図16の試験期間前後における運動能力・体力変
化を示すグラフ
化を示すグラフ
【図18】図16の試験期間前後における血漿成分の変化を
示すグラフ
示すグラフ
【図19】図16の試験期間前後における腹部皮脂厚の変化
を示すグラフ
を示すグラフ
【図20】短期投与試験(予備試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ
の変化を示すグラフ
【図21】短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線の
変化を示すグラフ
変化を示すグラフ
【図22】図21の試験における疲労及び運動能力の回復効
果を示すグラフ
果を示すグラフ
【図23】図21の試験における血漿成分の変化を示すグラ
フ
フ
図中のパラメータその他の説明は夫々各図中に記載済み
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、美味で摂
取し易く、しかも消化管よりの吸収が急速かつ良好であ
るため、消化吸収機能の低下した人に対する蛋白質補
給、スポーツや労働後の疲労回復、体位、体格及び運動
能力等の向上は無論、健康的な除脂肪、延いては対肥満
療法用のダイエットとしても有効であり、しかも摂取者
に胃もたれや膨満感を与えないオリゴペプチド組成物及
びオリゴペプチド含有食品を提供できたことにより、健
康の回復及び増進、体位及び体力の向上、肥満状態の改
善並びに美容などの分野に寄与しうる。
取し易く、しかも消化管よりの吸収が急速かつ良好であ
るため、消化吸収機能の低下した人に対する蛋白質補
給、スポーツや労働後の疲労回復、体位、体格及び運動
能力等の向上は無論、健康的な除脂肪、延いては対肥満
療法用のダイエットとしても有効であり、しかも摂取者
に胃もたれや膨満感を与えないオリゴペプチド組成物及
びオリゴペプチド含有食品を提供できたことにより、健
康の回復及び増進、体位及び体力の向上、肥満状態の改
善並びに美容などの分野に寄与しうる。
【図面の簡単な説明】 図1は、経日体重増加量を示す図である。 図2は、積分摂食量を示す図である。 図3は、経日蛋白利用効率を示す図である。 図4は、血漿中の経日尿素窒素濃度変化を示す図であ
る。 図5は、経日血漿トランスフェリン濃度変化を示す図で
ある。 図6は、経時胃内残存窒素量を示す図である。 図7は、経時小腸内残存窒素量を示す図である。 図8は、経時消化管内残存窒素量(第6図と第7図の合
計値)を示す図である。 図9は、経時胃内容物量を示す図である。 図10は、経時小腸内容物量を示す図である。 図11は、投与量に対する経時胃内容物減少率を示す図
である。 図12は、投与量に対する経時胃内残存窒素の比率を示
す図である。 図13は、投与量に対する経時小腸胃内残存窒素の比率
である。 図14は、投与量に対する消化管内残存窒素の比率を示
す図である。 図15は、動物実験方法を図解した略図である。 図16は、中期投与試験の実験期間前後における体位・
体格の変化を示すグラフである。 図17は、図16の試験期間前後における運動能力・体力
変化を示すグラフである。 図18は、図16の試験期間前後における血漿成分の変化
を示すグラフである。 図19は、図16の試験期間前後における腹部皮脂厚の変
化を示すグラフである。 図20は、短期投与試験(予備試験)におけるパワー曲
線の変化を示すグラフである。 図21は、短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ(A)である。 図22は、短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ(B)である。 図23は、短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ(C)である。 図24は、図21の試験における疲労及び運動能力の回復
効果を示すグラフである。 図25は、図21の試験における血漿成分の変化を示すグ
ラフである。 尚、符号の説明に関し、図中のパラメータその他の説明
は夫々各図中に記載済みである。
る。 図5は、経日血漿トランスフェリン濃度変化を示す図で
ある。 図6は、経時胃内残存窒素量を示す図である。 図7は、経時小腸内残存窒素量を示す図である。 図8は、経時消化管内残存窒素量(第6図と第7図の合
計値)を示す図である。 図9は、経時胃内容物量を示す図である。 図10は、経時小腸内容物量を示す図である。 図11は、投与量に対する経時胃内容物減少率を示す図
である。 図12は、投与量に対する経時胃内残存窒素の比率を示
す図である。 図13は、投与量に対する経時小腸胃内残存窒素の比率
である。 図14は、投与量に対する消化管内残存窒素の比率を示
す図である。 図15は、動物実験方法を図解した略図である。 図16は、中期投与試験の実験期間前後における体位・
体格の変化を示すグラフである。 図17は、図16の試験期間前後における運動能力・体力
変化を示すグラフである。 図18は、図16の試験期間前後における血漿成分の変化
を示すグラフである。 図19は、図16の試験期間前後における腹部皮脂厚の変
化を示すグラフである。 図20は、短期投与試験(予備試験)におけるパワー曲
線の変化を示すグラフである。 図21は、短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ(A)である。 図22は、短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ(B)である。 図23は、短期投与試験(本試験)におけるパワー曲線
の変化を示すグラフ(C)である。 図24は、図21の試験における疲労及び運動能力の回復
効果を示すグラフである。 図25は、図21の試験における血漿成分の変化を示すグ
ラフである。 尚、符号の説明に関し、図中のパラメータその他の説明
は夫々各図中に記載済みである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【図7】
【図12】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図14】
【図17】
【図15】
【図20】
【図16】
【図18】
【図19】
【図21】
【図24】
【図22】
【図23】
【図25】
Claims (3)
- 【請求項1】 カプサイシン又はトウガラシエキスを含
有することを特徴とするオリゴペプチド組成物。 - 【請求項2】 オリゴペプチドが、鎖長2〜10、好まし
くは鎖長3〜8のオリゴペプチドを主体とするものであ
る請求項1の食品組成物。 - 【請求項3】 カプサイシン濃度が、0.1 〜50ppm であ
ることを特徴とするオリゴペプチド含有食品。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3128429A JP3033245B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | オリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128429A JP3033245B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | オリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614747A true JPH0614747A (ja) | 1994-01-25 |
JP3033245B2 JP3033245B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14984531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128429A Expired - Fee Related JP3033245B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | オリゴペプチド組成物及びオリゴペプチド含有食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033245B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018171017A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 株式会社東洋新薬 | 食品組成物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-04-30 JP JP3128429A patent/JP3033245B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
US6221423B1 (en) | 1998-04-13 | 2001-04-24 | Protein Technologies Int'l Inc. | Short-chained peptide material |
JP2018171017A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 株式会社東洋新薬 | 食品組成物 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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