JPH06147397A - 潤滑系の異常検知装置 - Google Patents

潤滑系の異常検知装置

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JPH06147397A
JPH06147397A JP30193792A JP30193792A JPH06147397A JP H06147397 A JPH06147397 A JP H06147397A JP 30193792 A JP30193792 A JP 30193792A JP 30193792 A JP30193792 A JP 30193792A JP H06147397 A JPH06147397 A JP H06147397A
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JP
Japan
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operating state
pump
piston
ideal
time
Prior art date
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JP30193792A
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Inventor
Kazuya Uchida
一八 内田
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RIYUUBE KK
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RIYUUBE KK
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 進行型バルブを用いた潤滑系の異常をできる
だけ広範囲に検知できるようにし、もって、潤滑系の保
守管理を確実にできるようにする。 【構成】 予めパラメータ入力手段23に各種パラメー
タを入力すると、理想作動状態決定手段24によってポ
ンプ4の一回の運転時間当りのピストンの理想の作動回
数が決定され、理想作動状態記憶手段22に記憶され
る。ポンプ4の駆動中においては、作動検知手段20が
進行型バルブ1の検知ピン5の進退動を検知し、実作動
状態検出手段21が実作動状態としてポンプ制御部10
に設定された一回の運転時間当りの実際のピストンの作
動回数を算出し、作動状態比較手段25がピストンの理
想の作動回数と実際の作動回数とを比較している。この
状態で、潤滑媒体の供給不足や供給過剰が生じると、進
行型バルブ1の作動状態が変化し、作動状態比較手段2
5の比較結果が所定の結果になると、異常信号送出手段
26から異常信号が送出され、異常が知らされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の潤滑個所にグリ
スや潤滑油等の潤滑媒体を供給する潤滑系、特に、潤滑
媒体を順次吐出する所謂進行型バルブを備えた潤滑系の
異常を検知する異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所謂進行型バルブは、ポンプか
ら供給される潤滑媒体によって順番に作動する複数のピ
ストンを有し該ピストンの作動により各ピストンの吐出
ポートから潤滑媒体を吐出するバルブである。そして、
この進行型バルブを備えた潤滑系は、例えば、図5に示
すように、進行型バルブ1を複数個配管接続するととも
に、各バルブ1の吐出ポート2を潤滑点に配管し、ポン
プ制御部3によってポンプ4を間欠的に駆動して、各バ
ルブ1の吐出ポート2から潤滑媒体を供給するようにし
ている。
【0003】従来、このような潤滑系においてその異常
を検知する異常検知方法は、例えば、一の進行型バルブ
1に、ピストンと同期して進退動する検知ピン5を設
け、この検知ピン5の進退動を、ポンプ駆動時にリミッ
トスイッチやフォトセンサ等で検知し、検知したときは
潤滑系が正常に機能し、検知しないときは異常として警
報等で知らせるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の潤滑系の異常検知方法にあっては、検知ピン5が進
退動しさえすればどんな場合にも正常としていたので、
検知ピン5が進退動しても系に異常があった場合、例え
ば、主管やバルブの損傷による漏れ,バルブより先の枝
管の潰れ等の潤滑点側に生じる過負荷,ポンプ異常等の
各種原因によって生じる潤滑媒体の供給不足の場合、あ
るいは、バルブより先の枝管の損傷による漏れ等の各種
原因による潤滑媒体の供給過剰の場合、このような潤滑
媒体の供給不足や供給過剰の場合を異常として検知でき
ないという問題があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、潤滑系の異常を
できるだけ広範囲に検知できるようにし、もって、潤滑
系の保守管理を確実にできるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、間欠的に駆動されて潤
滑媒体を供給するポンプと、該ポンプを間欠的に駆動制
御するポンプ制御部と、該ポンプから供給される潤滑媒
体によって順番に作動する複数のピストンを有し該ピス
トンの作動により各ピストンの吐出ポートから潤滑媒体
を吐出する進行型バルブとを備えた潤滑系の異常検知装
置において、進行型バルブのピストンの作動を検知する
作動検知手段と、該作動検知手段の検知結果に基づいて
ポンプ駆動中のピストンの実際の作動状態を検出する実
作動状態検出手段と、理想の作動状態を記憶する理想作
動状態記憶手段と、上記実作動状態と理想作動状態とを
比較する作動状態比較手段と、作動状態比較手段の比較
結果が所定の結果になったとき異常信号を送出する異常
信号送出手段とを備えたものである。
【0007】そして、必要に応じ、潤滑系に係るパラメ
ータを入力するパラメータ入力手段と、該入力されたパ
ラメータに基づいて上記理想作動状態を決定する理想作
動状態決定手段とを備えたことが有効である。
【0008】また、必要に応じ、上記ポンプ制御部は、
一回当りのポンプの運転時間を設定する運転時間設定手
段と、ポンプの休止時間を設定する休止時間設定手段
と、上記運転時間設定手段及び休止時間設定手段に設定
された運転時間及び休止時間に従ってポンプを始動及び
停止させる始動停止手段とを備え、上記実作動状態検出
手段は実作動状態として上記一回の運転時間当りのピス
トンの実際の作動回数を算出する機能を備え、理想作動
状態記憶手段は理想作動状態として上記一回の運転時間
当りのピストンの理想の作動回数を記憶する機能を備え
た構成としている。
【0009】そしてまた、必要に応じ、上記ポンプ制御
部は、一回のポンプの駆動当りのピストンの作動回数を
設定する作動回数設定手段と、ポンプの休止時間を設定
する休止時間設定手段と、ピストンの作動回数をカウン
トする作動回数カウント手段と、上記休止時間設定手段
に設定された休止時間が経過したときポンプを始動させ
上記作動回数カウント手段が上記設定した作動回数をカ
ウントしたときポンプを停止させる始動停止手段とを備
え、上記実作動状態検出手段は実作動状態として上記ピ
ストンの実際の作動サイクル時間を算出する機能を備
え、理想作動状態記憶手段は理想作動状態としてピスト
ンの理想の作動サイクル時間を記憶する機能を備えた構
成としている。
【0010】
【作用】この手段によれば、予め、理想作動状態記憶手
段に理想の作動状態を記憶しておく。潤滑系のポンプの
駆動中においては、作動検知手段が進行型バルブのピス
トンの作動を検知し、これにより実作動状態検出手段が
実作動状態を検出し、更に、作動状態比較手段が実作動
状態と理想作動状態とを比較している。
【0011】この状態で、潤滑媒体の供給不足や供給過
剰が生じると、進行型バルブのピストンの作動状態が変
化し、これにより、作動状態比較手段の比較結果が所定
の結果になると、異常信号送出手段から異常信号が送出
され、異常が知らされる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る潤滑系の異常検知装置を説明する。図1には第一の
実施例に係る異常検知装置を示している。この第一の実
施例が適用される潤滑系は、上記と同様に、間欠的に駆
動されて潤滑媒体を供給するポンプ4と、該ポンプ4を
間欠的に駆動制御するポンプ制御部10と、該ポンプ4
から供給される潤滑媒体によって順番に作動する複数の
ピストンを有し該ピストンの作動により各ピストンの吐
出ポートから潤滑媒体を吐出する複数の進行型バルブ1
とを備えている。複数の進行型バルブ1のうち、一の進
行型バルブ1には、ピストンと同期して進退動する検知
ピン5が設けられている。
【0013】上記ポンプ制御部10は、一回当りのポン
プ4の運転時間を設定するタイマ等の運転時間設定手段
11と、ポンプ4の休止時間を設定するタイマ等の休止
時間設定手段12と、上記運転時間設定手段11及び休
止時間設定手段12に設定された運転時間及び休止時間
に従ってポンプ4を始動及び停止させる始動停止手段1
3とを備えている。
【0014】第一の実施例に係る異常検知装置におい
て、20は進行型バルブ1のピストンの作動を検知する
作動検知手段であって、上記進行型バルブ1の検知ピン
5の進退動を検知する例えばリミットスイッチやフォト
センサ等で構成される。
【0015】21は作動検知手段20の検知結果に基づ
いてポンプ駆動中のピストンの実際の作動状態を検出す
る実作動状態検出手段である。この実作動状態検出手段
21は実作動状態として上記一回の運転時間当りのピス
トンの実際の作動回数nを算出するものであり、即ち、
運転時間設定手段11に設定された一回の運転時間当た
りの作動検知手段20の検知信号をカウントして算出す
る。
【0016】22は理想の作動状態を記憶する理想作動
状態記憶手段である。この理想作動状態記憶手段22は
理想作動状態として上記一回の運転時間当りのピストン
の理想の作動回数Nを記憶する機能を備えている。
【0017】23は潤滑系に係るパラメータを入力する
パラメータ入力手段23である。パラメータとしては、
グリスであればその稠度、オイルであればその粘度、運
転周囲の気温、ポンプ4の吐出圧力や吐出量、バルブ1
の吐出量、潤滑点の負荷、配管抵抗等の要素に係るもの
である。
【0018】24はこの入力されたパラメータに基づい
て上記理想作動状態を決定する理想作動状態決定手段で
あり、予め定めた関係式等に基づいて上記一回の運転時
間当りのピストンの理想の作動回数Nを演算して決定す
る。
【0019】尚、パラメータ入力手段23及び理想作動
状態決定手段24によらずに、上記一回の運転時間当り
のピストンの理想の作動回数Nを、予め実験もしくは計
算により求めてこれを理想作動状態記憶手段22に記憶
させるようにしても良い。
【0020】25は上記実作動状態と理想作動状態とを
比較する作動状態比較手段であって、ピストンの理想の
作動回数Nとピストンの実際の作動回数nとを比較する
ものである。
【0021】26は作動状態比較手段25の比較結果が
所定の結果になったとき異常信号を送出する異常信号送
出手段である。異常信号送出手段26は、例えば、ピス
トンの実際の作動回数nが、ピストンの理想の作動回数
Nに許容回数Kを加えた値を越えたとき、あるいは、ピ
ストンの理想の作動回数Nから許容回数Kを減じた値を
下回ったとき、即ち、N+K≦n,N−K≧nのとき異
常信号を送出する。この異常信号は、例えば、警告ラン
プや警告ブザー等の警報発生手段(図示せず)を有効に
する。尚、上記各種手段はCPU等の機能によって実現
される。
【0022】従って、この潤滑系を作動するときは、図
2に示すように、予め、ポンプ制御部10の運転時間設
定手段11に一回当りのポンプ4の運転時間を設定し、
休止時間設定手段12にポンプ4の休止時間を設定する
(2−1)。一方、予め、パラメータ入力手段23に各
種パラメータを入力する(2−2)。これにより、理想
作動状態決定手段24によって一回の運転時間当りのピ
ストンの理想の作動回数Nが決定され、理想作動状態記
憶手段22に記憶される(2−2)。この状態で、潤滑
系を作動する。
【0023】そして、ポンプ制御部10の始動停止手段
13によって上記運転時間設定手段11及び休止時間設
定手段12に設定された運転時間及び休止時間に従って
ポンプ4が始動及び停止され、ポンプ4の駆動中に進行
型バルブ1から潤滑点に潤滑媒体が供給される。このポ
ンプ4の駆動中においては(2−3YES)、作動検知
手段20が進行型バルブ1の検知ピン5の進退動を検知
し、実作動状態検出手段21が実作動状態として上記一
回の運転時間当りの実際のピストンの作動回数nを算出
し(2−4)、更に、作動状態比較手段25が、ピスト
ンの理想の作動回数Nとピストンの実際の作動回数nと
を比較している(2−5)。
【0024】この状態で、例えば、主管やバルブ1の損
傷による漏れがあって潤滑媒体の供給不足が生じると、
進行型バルブ1の検知ピン5の進退動の回数が減り、作
動状態比較手段25の比較結果がN−K≧nとなれば
(2−6YES)、異常信号送出手段26から異常信号
が送出され(2−7)、異常が知らされる。これによ
り、主管やバルブ1の損傷による漏れの異常を検出する
ことができる。
【0025】また、例えば、潤滑媒体の供給過剰が生じ
ると、進行型バルブ1の検知ピン5の進退動の回数が増
え、作動状態比較手段25の比較結果がN+K≦nとな
れば(2−6YES)、異常信号送出手段26から異常
信号が送出され(2−7)、異常が知らされる。
【0026】図3には第二の実施例に係る異常検知装置
を示している。この第二の実施例が適用される潤滑系
は、上記と同様にポンプ4と、ポンプ制御部30と、複
数の進行型バルブ1とを備えている。複数の進行型バル
ブ1のうち、一の進行型バルブ1には、ピストンと同期
して進退動する検知ピン5が設けられている。
【0027】上記ポンプ制御部30は、第一の実施例の
ものと異なっており、一回のポンプ4の駆動当りのピス
トンの作動回数を設定する作動回数設定手段31と、ポ
ンプ4の休止時間を設定する休止時間設定手段32と、
ピストンの作動を検知する後述の作動検知手段40の検
知に基づいて作動回数をカウントする作動回数カウント
手段33と、上記休止時間設定手段32に設定された休
止時間が経過したときポンプ4を始動させ上記作動回数
カウント手段33が上記設定した作動回数をカウントし
たときポンプ4を停止させる始動停止手段34とを備え
ている。
【0028】第二の実施例に係る異常検知装置におい
て、作動検知手段40は上記と同様に進行型バルブ1の
ピストンの作動を検知するもので、上記進行型バルブ1
の検知ピン5の進退動を検知する例えばリミットスイッ
チやフォトセンサ等で構成される。
【0029】41は作動検知手段40の検知結果に基づ
いてポンプ駆動中のピストンの実際の作動状態を検出す
る実作動状態検出手段である。この実作動状態検出手段
41は実作動状態として上記ピストンの実際の作動サイ
クル時間tを算出するものであり、例えば、作動検知手
段40の検知と検知との間の時間を計測して算出する。
【0030】42は理想の作動状態を記憶する理想作動
状態記憶手段である。この理想作動状態記憶手段42は
理想作動状態としてピストンの理想の作動サイクル時間
Tを記憶する機能を備えている。
【0031】43は潤滑系に係るパラメータを入力する
パラメータ入力手段である。パラメータとしては、グリ
スであればその稠度、オイルであればその粘度、運転周
囲の気温、ポンプ4の吐出圧力や吐出量、バルブ1の吐
出量、潤滑点の負荷、配管抵抗等の要素に係るものであ
る。
【0032】44はこの入力されたパラメータに基づい
て上記理想作動状態を決定する理想作動状態決定手段で
あり、予め定めた関係式等に基づいて上記ピストンの理
想の作動サイクル時間Tを演算して決定するものであ
る。
【0033】尚、パラメータ入力手段43及び理想作動
状態決定手段44によらずに、上記ピストンの理想の作
動サイクル時間Tを、予め実験もしくは計算により求め
てこれを理想作動状態記憶手段42に記憶させるように
しても良い。
【0034】45は上記実作動状態と理想作動状態とを
比較する作動状態比較手段であって、ピストンの理想の
作動サイクル時間Tとピストンの実際の作動サイクル時
間tとを比較するものである。
【0035】46は作動状態比較手段45の比較結果が
所定の結果になったとき異常信号を送出する異常信号送
出手段である。例えば、ピストンの実際の作動サイクル
時間tが、ピストンの理想の作動サイクル時間Tに許容
時間Sを加えた値を越えたとき、あるいは、ピストンの
理想の作動サイクル時間Tから許容時間Sを減じた値を
下回ったとき、即ち、T+S≦t,T−S≧tのとき異
常信号を送出する。この異常信号は、例えば、警告ラン
プや警告ブザー等の警報発生手段(図示せず)を有効に
する。尚、上記各種手段はCPU等の機能によって実現
される。
【0036】従って、この潤滑系を作動するときは、図
4に示すように、予め、ポンプ制御部30の作動回数設
定手段31にポンプ4の一回の駆動当りのピストンの作
動回数を設定し、休止時間設定手段32にポンプ4の休
止時間を設定する(4−1)。一方、予め、パラメータ
入力手段43に各種パラメータを入力する(4−2)。
これにより、理想作動状態決定手段44によってピスト
ンの理想の作動サイクル時間Tが決定され、理想作動状
態記憶手段42に記憶される(4−2)。この状態で、
潤滑系を作動する。
【0037】そして、ポンプ制御部30の始動停止手段
34によってポンプ4が始動される。このポンプ4の駆
動中においては(4−3YES)、作動検知手段40が
進行型バルブ1の検知ピン5の進退動を検知しており
(4−4)、作動回数カウント手段33が作動検知手段
40の検知に基づいて作動回数をカウントし、作動回数
カウント手段33が上記設定した作動回数をカウントし
たときポンプ4が停止される。その後、休止時間設定手
段32に設定された休止時間が経過すると、再び、始動
停止手段34がポンプ4を始動させ、これを繰り返す。
ポンプ4の駆動中には、進行型バルブ1から潤滑点に潤
滑媒体が供給される。
【0038】また、ポンプ4の駆動中においては(4−
3YES)、作動検知手段40の検知に基づいて実作動
状態検出手段41が実作動状態としてピストンの作動サ
イクル時間tを算出し(4−4)、更に、作動状態比較
手段45が、ピストンの理想の作動サイクル時間Tとピ
ストンの実際の作動サイクル時間tとを比較している
(4−5)。
【0039】この状態で、例えば、主管やバルブ1の損
傷による漏れがあって潤滑媒体の供給不足が生じると、
進行型バルブ1の検知ピン5の進退動のサイクルタイム
が長くなり、作動状態比較手段45の比較結果がT+S
≦tとなれば(4−6YES)、異常信号送出手段46
から異常信号が送出され(4−7)、異常が知らされ
る。これにより、主管やバルブ1の損傷による漏れを検
出することができる。
【0040】また、例えば、潤滑媒体の供給過剰が生じ
ると、進行型バルブ1の検知ピン5の進退動のサイクル
タイムが短くなり、作動状態比較手段45の比較結果が
T−S≧tとなれば(4−6YES)、異常信号送出手
段46から異常信号が送出され(4−7)、異常が知ら
される。
【0041】尚、上記実施例において、作動検知手段2
0,40は検知ピン5を検知するようにしたが必ずしも
これに限定されるものではなく、ピストンの動きを直接
検知するようにいても良く適宜変更して差し支えない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の潤滑系の
異常検知装置によれば、実作動状態と理想作動状態とを
比較し、この比較結果が所定の結果になると、異常信号
を送出するので、従来のように進行型バルブが動作さえ
すれば一義的に正常としていた技術に比較して、潤滑媒
体の供給不足や供給過剰の場合等、潤滑系の異常をでき
るだけ広範囲に検知できるようになる。即ち、例えば、
主管やバルブの損傷による漏れ,バルブより先の枝管の
潰れ等の潤滑点側に生じる過負荷,ポンプ異常等の種々
の原因によって生じる潤滑媒体の供給不足の場合、ある
いは、バルブより先の枝管の損傷による漏れ等の種々の
原因による潤滑媒体の供給過剰の場合、このような潤滑
媒体の供給不足や供給過剰の場合を異常として検知でき
きるようになる。その結果、潤滑系の保守管理を確実に
行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る潤滑系の異常検知
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施例に係る潤滑系の異常検知
装置の作用を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第二の実施例に係る潤滑系の異常検知
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第二の実施例に係る潤滑系の異常検知
装置の作用を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例が適用される潤滑系の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 進行型バルブ 4 ポンプ 5 検知ピン 10 ポンプ制御部 11 運転時間設定手段 12 休止時間設定手段 13 始動停止手段 20,40 作動検知手段 21,41 実作動状態検出手段 22,42 理想作動状態記憶手段 23,43 パラメータ入力手段 24,44 理想作動状態決定手段 25,45 作動状態比較手段 26,46 異常信号送出手段 30 ポンプ制御部 31 作動回数設定手段 32 休止時間設定手段 33 作動回数カウント手段 34 始動停止手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠的に駆動されて潤滑媒体を供給する
    ポンプと、該ポンプを間欠的に駆動制御するポンプ制御
    部と、該ポンプから供給される潤滑媒体によって順番に
    作動する複数のピストンを有し該ピストンの作動により
    各ピストンの吐出ポートから潤滑媒体を吐出する進行型
    バルブとを備えた潤滑系の異常検知装置において、進行
    型バルブのピストンの作動を検知する作動検知手段と、
    該作動検知手段の検知結果に基づいてポンプ駆動中のピ
    ストンの実際の作動状態を検出する実作動状態検出手段
    と、理想の作動状態を記憶する理想作動状態記憶手段
    と、上記実作動状態と理想作動状態とを比較する作動状
    態比較手段と、作動状態比較手段の比較結果が所定の結
    果になったとき異常信号を送出する異常信号送出手段と
    を備えたことを特徴とする潤滑系の異常検知装置。
  2. 【請求項2】 潤滑系に係るパラメータを入力するパラ
    メータ入力手段と、該入力されたパラメータに基づいて
    上記理想作動状態を決定する理想作動状態決定手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の潤滑系の異常検
    知装置。
  3. 【請求項3】 上記ポンプ制御部は、一回当りのポンプ
    の運転時間を設定する運転時間設定手段と、ポンプの休
    止時間を設定する休止時間設定手段と、上記運転時間設
    定手段及び休止時間設定手段に設定された運転時間及び
    休止時間に従ってポンプを始動及び停止させる始動停止
    手段とを備え、上記実作動状態検出手段は実作動状態と
    して上記一回の運転時間当りのピストンの実際の作動回
    数を算出する機能を備え、理想作動状態記憶手段は理想
    作動状態として上記一回の運転時間当りのピストンの理
    想の作動回数を記憶する機能を備えたことを特徴とする
    請求項1または2記載の潤滑系の異常検知装置。
  4. 【請求項4】 上記ポンプ制御部は、一回のポンプの駆
    動当りのピストンの作動回数を設定する作動回数設定手
    段と、ポンプの休止時間を設定する休止時間設定手段
    と、ピストンの作動回数をカウントする作動回数カウン
    ト手段と、上記休止時間設定手段に設定された休止時間
    が経過したときポンプを始動させ上記作動回数カウント
    手段が上記設定した作動回数をカウントしたときポンプ
    を停止させる始動停止手段とを備え、上記実作動状態検
    出手段は実作動状態として上記ピストンの実際の作動サ
    イクル時間を算出する機能を備え、理想作動状態記憶手
    段は理想作動状態としてピストンの理想の作動サイクル
    時間を記憶する機能を備えたことを特徴とする請求項1
    または2記載の潤滑系の異常検知装置。
JP30193792A 1992-11-12 1992-11-12 潤滑系の異常検知装置 Pending JPH06147397A (ja)

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