JPH06147368A - ホース - Google Patents

ホース

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JPH06147368A
JPH06147368A JP4298633A JP29863392A JPH06147368A JP H06147368 A JPH06147368 A JP H06147368A JP 4298633 A JP4298633 A JP 4298633A JP 29863392 A JP29863392 A JP 29863392A JP H06147368 A JPH06147368 A JP H06147368A
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hose
cord layer
pressure
layer
resistant cord
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Masuo Kuroda
益夫 黒田
Fumihiko Yazaki
文彦 矢崎
Tadashi Wakabayashi
若林  正
Naoyuki Ooka
直行 大岡
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    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • F16L11/12Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with arrangements for particular purposes, e.g. specially profiled, with protecting layer, heated, electrically conducting
    • F16L11/133Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with arrangements for particular purposes, e.g. specially profiled, with protecting layer, heated, electrically conducting buoyant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置作業が極めて容易で、かつコストも低く
抑えることが出来ると共に、長期間にわたる信頼性に優
れて内部破壊を容易に発見することが可能なホースを提
供することを目的とする。 【構成】 補助耐圧コード層7を室部9に滞留する流体
の圧力により変形可能に構成し、ホース1に係留された
浮体10を連結部材を介してホース本体2に取付け、補
助耐圧コード層7が一定以上の変形量に達した際、連結
部材が破断して浮体10がホース1から離脱可能に構成
されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は油等を海中或いは水中
等で移送するホースに係わり、更に詳しくは、海中或い
は水中に使用されてもホースの本体耐圧コード層の破壊
を容易に見つけることが出来るホースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】タンカー等に油等を荷積み、或いは荷御
しする際には、一般にタンカーが沖合に係船されている
状態で行われるため、所定のホースを海上や海中で多数
連結して構成されたホースラインにより行われている。
このホースラインに用いられるホースは、破損により油
等が流出すると大きな環境破壊を周辺にひき起こし社会
的大問題となるため、ホースの本体耐圧コード層の外側
に、更に本体耐圧コード層から漏洩した流体が流入して
滞留する室部を介して、補助耐圧コード層が配置された
構成となっている。本体耐圧コード層が破損した際に、
該本体耐圧コード層から漏洩した流体が補助耐圧コード
層に遮られて室部に保持される。従って、ホースの外観
変化を発見することによって、目視によりホースの内部
破壊を判断しいてる。
【0003】ところで上述したホースにおいて、海中等
に使用されるホースは目視による判断が出来ないため、
本体耐圧コード層から漏洩した流体が補助耐圧コード層
を押圧する圧力変化を検知する検知器をホースに設置
し、該検知器からの信号を海上或いは地上の受信設備で
受けて、本体耐圧コード層の破損を判断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
海中等に使用されるホースは、検知器や受信設備等の付
帯設備が必要となり、ホース設置時の作業が煩雑になる
と共に、コストが大幅に上昇すると言う問題があった。
また、検知器に故障や誤動作が生じ易く、長期間にわた
る信頼性に欠けると言う問題があった。
【0005】この発明はかかる従来の課題に着目して案
出されたもので、設置作業が極めて容易で、かつコスト
も低く抑えることが出来ると共に、長期間にわたる信頼
性に優れて内部破壊を容易に発見することが可能なホー
スを提供することを目的とするものである。
【0006】
【発明を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、流体を保持する本体耐圧コード層と、こ
の本体耐圧コード層の外側に補助耐圧コード層とを有
し、前記本体耐圧コード層と補助耐圧コード層との間
に、該本体耐圧コード層から漏洩した流体が流入して滞
留する室部を設けてなるホースにおいて、前記補助耐圧
コード層を、前記室部に滞留する流体の圧力により変形
可能に構成し、前記ホースに係留され、かつ連結部材を
介して取付けられた浮体を設け、前記補助耐圧コード層
が一定以上の変形量に達した際、前記連結部材が破断し
て浮体がホースから離脱可能に構成したことを要旨とす
るものである。
【0007】
【作用】この発明は上記のように構成され、本体耐圧コ
ード層が破損されて移送流体が室部に流入すると、その
流体圧により補助耐圧コード層が変形する。補助耐圧コ
ード層が一定以上の変形量に達すると、連結部材が破断
して浮体がホースから離脱して海上に浮く。浮体はホー
スに係留されているため、流されずに本体耐圧コード層
が破壊したホースの周囲に浮いている。従って、その浮
体により本体耐圧コード層が破壊されたホースを容易に
発見することが出来る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1は、この発明に係るホースの第1実施
例を示し、ホース1は内部破壊した際に変形可能なホー
ス本体2と、その両端部にホース1相互を連結するため
の取付フランジ3と、ホース本体2の両端側外周に内部
破壊した際の変形によりホース1から離脱可能な浮体1
0とを備えている。
【0009】ホース本体2は、図2に示すように、最内
層にアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)等か
ら構成されるゴムチューブ層4が配設され、その上に、
ホース1内を通過する油等の流体を保持する本体耐圧コ
ード層5が配設され、この本体耐圧コード層5の外側
に、NBR等からなる中間ゴム層6を介して、前記ゴム
チューブ層4と本体耐圧コード層5から漏洩する流体を
保持可能な補助耐圧コード層7が配設され、この補助耐
圧コード層7上に、ホース本体2をカバーするためのス
チレン・ブタジエンゴム(SBR)等からなるカバーゴ
ム層8が施されて一体的に構成されている。
【0010】また、本体耐圧コード層5と補助耐圧コー
ド層7に接着成形された中間ゴム層6との間には、ゴム
チューブ層4と本体耐圧コード層5から漏洩した流体が
流れ込み滞留する液密性を有する室部9が設けられてい
る。この室部9は、本体耐圧コード層5と中間ゴム層6
とにより形成された空間であるか、または、本体耐圧コ
ード層5と中間ゴム層6とは、ゴムチューブ層4と本体
耐圧コード層5から漏洩した流体の圧力により剥離する
程度に接着しており、漏洩した流体の流入時に剥離して
空間を形成するようになっている。
【0011】本体耐圧コード層5は、従来と同様に、ナ
イロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、及び芳
香族ポリアミド繊維等やスチールワイヤー等を撚り合わ
せたコードfが、図3に示すように、ホース本体2の長
手方向に対して傾斜して配列されて、SBR等のゴムに
より被覆されたコード層を有している。そしてこのコー
ド層がコードfを互いに交差するように積層されると共
に、ホースの長手方向に対するコードfの配向角度
θ1 、及び傾斜方向の異なるコードfを有するコード層
の積層数がそれぞれ等しくなるように構成されている。
【0012】配向角度θ1 は、30°<θ1 <60°、
好ましくは35°<θ1 ≦55°がよい。30°以下で
は、ホース本体2の可撓性が阻害され、60°以上で
は、ホース本体2の可撓性が大きすぎて扱いにくいため
である。また、35°を越えて55°以下である配向角
度θ1 が好ましいのは、ホース本体2の可撓性と耐圧強
度によるコード層の層数の効率が良いからである。
【0013】補助耐圧コード層7は、ゴムチューブ層4
と本体耐圧コード層5から流体が漏洩した際にその流体
圧により、ホース本体2の長手方向に伸びるように構成
されている。この補助耐圧コード層7も、ナイロン繊
維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、及び芳香族ポリ
アミド繊維等やスチールワイヤー等を撚り合わせたコー
ドcが、図4に示すように、ホース本体2の長手方向に
対して傾斜して配列されて、SBR等のゴムにより被覆
されたコード層を有し、このコード層がコードfを互い
に交差するように積層されると共に、ホースの長手方向
に対するコードfの配向角度θ2 、及び傾斜方向の異な
るコードfを有するコード層の積層数がそれぞれ等しく
なるように構成されている。
【0014】配向角度θ2 はホース本体2の長手方向に
対して54°<θ2 <90°の範囲になっている。54
°以下では、ホース本体2の長手方向に対して十分な伸
びを期待出来ない。好ましくは、65°<θ2 <80°
がよい。このように補助耐圧コード層7を構成すること
により、ゴムチューブ層4と本体耐圧コード層5とから
流体が漏洩した際に、その流体の圧力により補助耐圧コ
ード層7に明らかな伸び変形を発生させることが出来
る。
【0015】室部9には、好ましくは連続気泡または独
立気泡を有するスポンジ等な緩衝部材を配設するのがよ
い。このような緩衝部材で室部9に圧力緩衝層を構成す
ることにより、ゴムチューブ層4と本体耐圧コード層5
が破壊された際に漏洩する流体の圧力を吸収させること
が出来、中間ゴム層6に対する衝撃負荷を減少すること
が出来ると共に、補助耐圧コード層7の破損を防止する
働きをなすものである。
【0016】取付フランジ3は、その円筒部3aの外周
面の周方向に沿ってホース本体2を取付けるためのリン
グ部3bが一体的に設けられている。ホース本体2と取
付フランジ3との連結接合は、本体耐圧コード層5、及
び補助耐圧コード層7の端部に設けられた締結ワイヤ5
a,7aにより、ホース本体2の端部がリング部3b間
に固定されると共に、ホース本体1を形成するそれぞれ
の層の端部が接着接合されている。
【0017】そして浮体10は、図1及び図5に示すよ
うに、カバーゴム層8の両端側外周に一体的に形成され
た環状の浮体取付具11a,11bの外側面に、連結部
材として、両端に雄ねじ部を備えたワイヤー12、その
雄ねじ部に挿入されたヒューズワッシャー13、雄ねじ
部に螺合するナット14を介して取付けられている。ま
た浮体10はヒューズワッシャー13が切れてホース本
体2から分離した際に、流れ去るのを防ぐため、係留用
ロープ15でホース本体2に係留されている。この係留
用ロープ15は、使用水深以上の長さを有する繊維、鋼
線等からなるロープで構成されている。浮体10は海水
や水等の液体よりも比重が小さくて浮上出来るものであ
ればよく、その材料は特に限定されない。浮体10は、
浮体取付具11a,11bの一方に1個取付けてもよい
が、両側の浮体取付具11に複数設けることが好まし
く、更に図6に示すように、環状に形成されたものを3
分割或いは4分割にしてそれぞれ浮体取付具11a,1
1bに等しく取付けることが望ましい。このように複数
の浮体10を設けることにより、連結部材のヒューズワ
ッシャー14が切れなかったり、或いはボルト12に引
っ掛かったりしてホース本体2から分離出来ない浮体1
0があっても、他の浮体10が分離浮上して、ホース本
体2に取付けられた浮体10のどれかを確実に分離浮上
させることが出来る。
【0018】次に、上述したこの発明のホースの作用に
ついて説明する。ホース本体2のゴムチューブ層4及び
本体耐圧コード層5が破損して流体が漏れると、その漏
洩した流体は室部9に流入して滞留する。すると、この
滞留した流体の圧力により補助耐圧コード層7が押圧さ
れて、ホース本体2の長手方向に傾斜して配列されたコ
ード層のコードcが静止角度になろうとして、傾斜角度
を小さくする方向に動く。従って、補助耐圧コード層7
はホース本体2の長手方向の両方向に伸び、補助耐圧コ
ード層7上のカバーゴム層8も同様に伸びる。
【0019】カバーゴム層8の伸びと共に浮体取付具1
1a,11bがホース本体2の両端方向に移動しようと
するため、ワイヤー12が引っ張られ、ヒューズワッシ
ャー13に負荷が加わる。補助耐圧コード層7が更に伸
びて一定の長さ(変形量)以上に達すると、ヒューズワ
ッシャー13が切れ、浮体10がホース本体2から分離
して浮上する。浮上した浮体10はホース1に係留用ロ
ープ15で係留されているため、流れ去ることがなく、
内部が破壊したホース1の周囲で確実に浮遊している。
従って、この浮体10を発見することにより、海中或い
は水中に設置されたホースの内部破損を容易に見つける
ことが出来る。
【0020】また、前述した第1実施例において、ヒュ
ーズワッシャー13が切れて浮体10を分離するように
したが、ヒューズワッシャー13の切断に代えて連結部
材のワイヤー12の両端側を切断可能に構成することも
可能である。図7はこの発明の第2実施例を示し、ホー
ス本体2はゴムチューブ層4及び本体耐圧コード層5が
破損して流体が室部9に流入した際に、径方向に膨張変
形するように構成されている。即ち、第1実施例のホー
ス本体2において、補助耐圧コード層7のコード層のコ
ードの配向角度θ1 はホース本体2の長手方向に対して
20°≦θ2 ≦50°の範囲になっている。50°を越
えると、ホース本体2を径方向に十分な膨張変形させる
ことが出来ない。20°未満であると、ホース本体2の
可撓性が阻害されるためである。
【0021】そして浮体10は、図8に示すように、カ
バーゴム層8の外周に、連結部材として2個の浮体取付
具11a,11b、ボルト16、ヒューズワッシャー1
3、及びナット14により取付けられている。またこの
浮体10もヒューズワッシャー13が切れてホース本体
2から分離した際に、流れ去るのを防ぐため、係留用ロ
ープでホース本体2に係留されている。浮体10は、複
数設けることが望ましく、更に好ましくは、環状に形成
されたものを3分割或いは4分割にして取付けること
が、浮体取付作業を容易となってよい。この第2実施例
のホースも、ゴムチューブ層4及び本体耐圧コード層5
が破損して流体が漏れると、その漏洩した流体が室部9
に流入して滞留する。滞留した流体の圧力により補助耐
圧コード層7が押圧されて、ホース本体2の長手方向に
傾斜して配列されたコード層のコードcが静止角度にな
ろうとして、傾斜角度を大きくする方向に動く。従っ
て、補助耐圧コード層7はホース本体2の径方向に膨張
変形し、補助耐圧コード層7上のカバーゴム層8も補助
耐圧コード層7の押圧されて同様に膨張する。
【0022】そして浮体取付具11a,11bも押圧さ
れて、一定以上の負荷がヒューズワッシャー13にかか
ると、ヒューズワッシャー13が切れ、浮体10がホー
ス本体2から分離して浮上する。従って、ホース1に係
留されて浮遊する浮体10を発見することにより、ホー
スの内部破損を容易に見つけることが出来る。また上述
した第2実施例においても、ヒューズワッシャー13が
切れて浮体10を分離するようにしたが、ヒューズワッ
シャー13の切断に代えてボルト16の中間部を切断可
能に構成したり、更に浮体取付具11a,11bを切断
可能な構成にすることも可能である。
【0023】図9はこの発明の第3実施例を示し、ホー
ス本体2はゴムチューブ層4及び本体耐圧コード層5が
破損して流体が室部9に流入した際に、捩じれ変形する
ように構成されている。即ち、第1実施例のホース本体
2において、補助耐圧コード層7が非対称コード層から
なる構成となってる。この非対称コード層は、図10に
示すように、コード層のコードcが互いに交差するよう
にコード層を積層すると共に、ホースの長手方向に対す
るコードcの配向角度θ3 ,θ4 がそれぞれ傾斜方向に
より異なるように構成されている。
【0024】前記配向角度θ3 ,θ4 の関係は、θ3
θ4 ≦90°で、θ4 は80°<θ 4 ≦90°が好まし
い。また本体耐圧コード層5の破壊前に、非対称コード
層がホース1内を通過する流体の圧力により影響を受け
ぬように、本体耐圧コード層5のコードfの配向角度θ
1 よりもθ3 を大きくすることがよく、θ1 <θ3 <θ
1 +20°、好ましくは、θ1 <θ3 <60°がよい。
【0025】そして浮体10は、図9及び図11に示す
ように、カバーゴム層8の外周に一体的に形成された環
状の浮体取付具11a,11bの間に、連結部材のヒュ
ーズボルト17を介して取付けられている。またこの浮
体10もヒューズボルト17が切れてホース本体2から
分離した際に、流れ去るのを防ぐため、係留用ロープで
ホース本体2に係留されている。浮体10は、複数設け
ることが望ましく、更に好ましくは、環状に形成された
ものを3分割或いは4分割にして取付けるのが上述同様
によい。
【0026】この第3実施例のホースも、ゴムチューブ
層4及び本体耐圧コード層5が破損して流体が漏れる
と、その漏洩した流体が室部9に流入して滞留する。滞
留した流体の圧力により補助耐圧コード層7が押圧され
ると、長手方向に傾斜して配列された補助耐圧コード層
7のコード配向角度θ3 ,θ4 がそれぞれ傾斜方向によ
り異なるため、ホース本体2は図12に示すように長手
方向に捩じれを発生する(ホース本体2の長手方向に平
行に付された視認用ライン11が捩じれのため傾斜して
いる)。従って、浮体取付具11aが図9の矢印aの方
向に捩じれ、浮体取付具11bが同矢印bの方向に捩じ
れる状態となるため、その捩じれにより一定以上の負荷
がヒューズボルト17にかかると、ヒューズボルト17
が切れ、浮体10がホース本体2から分離して浮上す
る。従って、ホース1に係留されて浮遊する浮体10を
発見することにより、ホースの内部破損を容易に見つけ
ることが出来る。
【0027】また、補助耐圧コード層7の非対称コード
層を、配向角度θ3 とθ4 とを等しくして、互いにコー
ドcが交差するように奇数層コード層を積層した構成と
することや、また、一方の方向に傾斜するコードcを有
するコード層の積層数と、交差するように他方の方向に
傾斜するコードcを有するコード層の積層数とが異なっ
た層数で偶数層積層した構成とすることも出来る。
【0028】また更に補助耐圧コード層7の非対称コー
ド層を、互いにそのコードcが交差するように積層され
ると共に、そのコード層は傾斜方向により弾性率と断面
積の積が異なるコードcを有しているように構成(例え
ば、スチールコードとナイロンコード、配向角度θ2
θ3 とが共に等しい)してもよく、これらによっても、
ゴムチューブ層4と本体耐圧コード層5から流体が漏洩
した際に、その流体の圧力により補助耐圧コード層7に
捩じれを発生させることが出来る。
【0029】また、上記した構成よりなるコード層を組
み合わせて非対称コード層を形成するようにしてもよ
く、例えばコードcの配向角度θ2,θ3 を異ならせると
共に、コードcをそれぞれスチールコードとナイロンコ
ードとから構成することも可能である。また更に、上述
した非対称コード層に用いられるコード層のコードcの
配列を、ホース本体2の長手方向の略中央部で略左右対
称となるように構成してもよい。即ち、図13に示すよ
うに、左から右上がりの角度θ5 で配列されたコードc
をホース本体2の長手方向の略中央部Mで、右下がりの
同じ角度θ5 の配列構成にかえて、略中央部Mでコード
cの配列を略左右対称とするのである。このようなコー
ド層は、例えば、中央部Mで右上がりコードcと右下が
りのコードcを適当な幅をもたせてラップさせて巻き付
けることにより得ることが出来る。このようなコード層
を上述同様に積層して非対称コード層を形成することに
より、ホースの略中央部Mで捩じれ方向がそれぞれ逆方
向となるため、捩じれ時に生じるトルクを相殺すること
が出来、接続される他のホース等に捩じれ時に生じるト
ルクを伝達せず、また両端の被接続物によって補助耐圧
コード層7の捩じれが拘束されないので、被接続物に対
する接続状態を極めて良好に維持すると共に、被接続物
があっても捩じれ状態を確実に得ることが出来る。
【0030】
【発明の効果】この発明は上述したように構成され、本
体耐圧コード層が破損されて移送流体が室部に流入し
て、補助耐圧コード層が一定以上の変形量に達すると、
連結部材が破断されて浮体がホースから離脱して浮くた
め、その浮体により本体耐圧コード層が破壊されたホー
スを容易に発見することが出来る。
【0031】また、検知器や受信設備等の付帯設備が不
要となり、ホース設置時の作業が容易であると共に、コ
ストが低く抑えることが出来る。また更に、検知器のよ
うに故障や誤動作が発生し難いため、長期間にわたる信
頼性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るホースの第1実施例を示す正面
図である。
【図2】図1のホース本体の構造を示すホース端部の断
面図である。
【図3】図2の本体耐圧コード層のコードの配向を説明
する説明図である。
【図4】図2の補助耐圧コード層のコードの配向を説明
する説明図である。
【図5】図1のX部の拡大断面図である。
【図6】3分割された浮体の取付状態を示す断面図であ
る。
【図7】この発明に係るホースの第2実施例を示す一部
切欠き部分正面図である。
【図8】図7の浮体の装着を示す説明図である。
【図9】この発明に係るホースの第3実施例を示す部分
正面図である。
【図10】図9の補助耐圧コード層のコードの配向を説
明する説明図である。
【図11】図9のAーA矢視断面図である。
【図12】図9のホース本体の捩じれを示す説明図であ
る。
【図13】コード層のコード配列をホースの長手方向の
略中央部で略左右対称に構成した非対称コード層の説明
図である。
【符号の説明】
1 ホース 2 ホース本体 5 本体耐圧コード層 7 補助耐圧コー
ド層 9 室部 10 浮体 11 浮体取付具 12 ワイヤー 13 ヒューズワッシャー 14 ナット 15 係留用ロープ 16 ボルト 17 ヒューズボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岡 直行 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を保持する本体耐圧コード層と、こ
    の本体耐圧コード層の外側に補助耐圧コード層とを有
    し、前記本体耐圧コード層と補助耐圧コード層との間
    に、該本体耐圧コード層から漏洩した流体が流入して滞
    留する室部を設けてなるホースにおいて、前記補助耐圧
    コード層を、前記室部に滞留する流体の圧力により変形
    可能に構成し、前記ホースに係留され、かつ連結部材を
    介して取付けられた浮体を設け、前記補助耐圧コード層
    が一定以上の変形量に達した際、前記連結部材が破断し
    て浮体がホースから離脱可能に構成したことを特徴とす
    るホース。
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