JPH05322073A - 補強ゴムホース - Google Patents
補強ゴムホースInfo
- Publication number
- JPH05322073A JPH05322073A JP12513092A JP12513092A JPH05322073A JP H05322073 A JPH05322073 A JP H05322073A JP 12513092 A JP12513092 A JP 12513092A JP 12513092 A JP12513092 A JP 12513092A JP H05322073 A JPH05322073 A JP H05322073A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】この補強ゴムホースは、螺旋状ワイヤ3aを含
む耐座屈層3の内周側に、主補強層21及び副補強層2
2を有する。主補強層21及び副補強層22の繊維コー
ドは、ホース軸線方向Pに対してそれぞれ35度〜54
度44分、及び60度〜85度の範囲の角度をなす。 【効果】副補強層22の外傷に起因した漏洩を防止でき
る。主補強層21の破断時に副補強層22がホース軸線
方向へ伸びることにより、主補強層21の破断を検知で
きる。主補強層21の破断時に副補強層22が受ける衝
撃を小さくできる。
む耐座屈層3の内周側に、主補強層21及び副補強層2
2を有する。主補強層21及び副補強層22の繊維コー
ドは、ホース軸線方向Pに対してそれぞれ35度〜54
度44分、及び60度〜85度の範囲の角度をなす。 【効果】副補強層22の外傷に起因した漏洩を防止でき
る。主補強層21の破断時に副補強層22がホース軸線
方向へ伸びることにより、主補強層21の破断を検知で
きる。主補強層21の破断時に副補強層22が受ける衝
撃を小さくできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浚渫用、油その他の
流体の輸送に使用される補強ゴムホースに関する。
流体の輸送に使用される補強ゴムホースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の補強ゴムホースは、図5に
示すような断面構造をしていた。すなわち、この補強ゴ
ムホースは、内周側から、内面ゴム層91、補強層9
2、螺旋状ワイヤやリング等からなる剛性部材93aを
含む耐座屈層93、ブレーカ層94および外面ゴム層9
5を順次に積層している。
示すような断面構造をしていた。すなわち、この補強ゴ
ムホースは、内周側から、内面ゴム層91、補強層9
2、螺旋状ワイヤやリング等からなる剛性部材93aを
含む耐座屈層93、ブレーカ層94および外面ゴム層9
5を順次に積層している。
【0003】内面ゴム層91としては、被輸送流体に対
する耐蝕性に優れたものが使用される。補強層92は、
ホース軸線方向に対して所定の角度(以下、コード角度
という)をなすように配設された繊維コードを含んで構
成され、主に耐圧層として寄与する。螺旋状ワイヤ等の
剛性部材93aは、当該補強ゴムホースが潰れたり、曲
げによって座屈したりすることを防止し、特に、補強層
92の径方向への膨張(周方向への伸長)を規制する。
ブレーカ層94は、螺旋状ワイヤ等の剛性部材93aが
外部に露出することを防止するとともに補強ゴムホース
の外傷によるカット傷を防止する。外面ゴム層95とし
ては、耐候性等に優れたものが使用される。
する耐蝕性に優れたものが使用される。補強層92は、
ホース軸線方向に対して所定の角度(以下、コード角度
という)をなすように配設された繊維コードを含んで構
成され、主に耐圧層として寄与する。螺旋状ワイヤ等の
剛性部材93aは、当該補強ゴムホースが潰れたり、曲
げによって座屈したりすることを防止し、特に、補強層
92の径方向への膨張(周方向への伸長)を規制する。
ブレーカ層94は、螺旋状ワイヤ等の剛性部材93aが
外部に露出することを防止するとともに補強ゴムホース
の外傷によるカット傷を防止する。外面ゴム層95とし
ては、耐候性等に優れたものが使用される。
【0004】ところで、上記の補強ゴムホースにおい
て、何らかの原因にて、補強層92が亀裂を生じたり破
断したりした場合、内部流体は、補強層92を貫通して
外部に漏洩流出する。この漏洩流体が油や化学薬品であ
る場合は、環境汚染等の問題が発生する。特に、海上で
このような漏洩が発生すると、その汚染は非常に重大な
問題となる。
て、何らかの原因にて、補強層92が亀裂を生じたり破
断したりした場合、内部流体は、補強層92を貫通して
外部に漏洩流出する。この漏洩流体が油や化学薬品であ
る場合は、環境汚染等の問題が発生する。特に、海上で
このような漏洩が発生すると、その汚染は非常に重大な
問題となる。
【0005】そこで、実開平2−41786号公報に示
すように、補強層を、耐座屈層の内周側に配置した主補
強層と耐座屈層の外周側に配置した副補強層とで構成し
たり、特公昭57−15756号公報に示すように、可
撓性袋体を設けたりすることにより、主補強層が破損し
た場合にこれら可撓性袋体や副補強層によって被輸送流
体を保持するようにした補強ゴムホースが提供されてい
る。
すように、補強層を、耐座屈層の内周側に配置した主補
強層と耐座屈層の外周側に配置した副補強層とで構成し
たり、特公昭57−15756号公報に示すように、可
撓性袋体を設けたりすることにより、主補強層が破損し
た場合にこれら可撓性袋体や副補強層によって被輸送流
体を保持するようにした補強ゴムホースが提供されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の補強ゴ
ムホースは、主補強層の破断時に内部流体を保持するた
めの、副補強層や可撓性袋体を、耐座屈層の外周側に配
設していたので、外傷に弱いという問題があった。ま
た、上記の実開平2−41786号公報に示すものにお
いては、主補強層の繊維コードのホース軸線方向に対す
る角度(以下、コード角度という)を略45度として配
列し、副補強層の繊維コードのコード角度を30〜53
度としているが、副補強層の繊維コードのコード角度が
45度以下の場合には、主補強層の破断時に、副補強層
の繊維コードにもある程度の引張力が働いているため、
主補強層の破断に引き続いて副補強層も破断する虞があ
った。
ムホースは、主補強層の破断時に内部流体を保持するた
めの、副補強層や可撓性袋体を、耐座屈層の外周側に配
設していたので、外傷に弱いという問題があった。ま
た、上記の実開平2−41786号公報に示すものにお
いては、主補強層の繊維コードのホース軸線方向に対す
る角度(以下、コード角度という)を略45度として配
列し、副補強層の繊維コードのコード角度を30〜53
度としているが、副補強層の繊維コードのコード角度が
45度以下の場合には、主補強層の破断時に、副補強層
の繊維コードにもある程度の引張力が働いているため、
主補強層の破断に引き続いて副補強層も破断する虞があ
った。
【0007】一方、特公昭59−47188号公報や特
開平269785号公報に示すような、副補強層の外周
側に浮揚性材料を設けた構造のものも提供されており、
この浮揚性材料は外傷を防止する働きをするものの、こ
のような構造では、海上で使用するホースに限定されて
しまう。この発明の目的は、上記の技術的課題を解決
し、内部流体の漏洩を確実に防止することができるとも
に主補強層の破損も検知することができ且つ用途の広い
補強ゴムホースを提供することである。
開平269785号公報に示すような、副補強層の外周
側に浮揚性材料を設けた構造のものも提供されており、
この浮揚性材料は外傷を防止する働きをするものの、こ
のような構造では、海上で使用するホースに限定されて
しまう。この発明の目的は、上記の技術的課題を解決
し、内部流体の漏洩を確実に防止することができるとも
に主補強層の破損も検知することができ且つ用途の広い
補強ゴムホースを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の補強ゴムホースとしては、管状の内面ゴム
層と外面ゴム層との間に、繊維コードを含む管状の主補
強層および副補強層が配設されているとともに、螺旋状
の剛性部材またはスチールコードを含む耐座屈層が埋設
されている補強ゴムホースにおいて、上記主補強層およ
び副補強層は、耐座屈層の内周側に配設され、主補強層
の繊維コードは、ホース軸線方向に対して35度〜54
度44分の角度をなすように配設されているとともに、
副補強層の繊維コードは、ホース軸線方向に対して60
度〜85度の角度をなすように配設されていること特徴
とするものである。
のこの発明の補強ゴムホースとしては、管状の内面ゴム
層と外面ゴム層との間に、繊維コードを含む管状の主補
強層および副補強層が配設されているとともに、螺旋状
の剛性部材またはスチールコードを含む耐座屈層が埋設
されている補強ゴムホースにおいて、上記主補強層およ
び副補強層は、耐座屈層の内周側に配設され、主補強層
の繊維コードは、ホース軸線方向に対して35度〜54
度44分の角度をなすように配設されているとともに、
副補強層の繊維コードは、ホース軸線方向に対して60
度〜85度の角度をなすように配設されていること特徴
とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成の補強ゴムホースによれば、主補強
層の破断時に内部流体を保持するための副補強層を、剛
性部材等を含む耐座屈層の内周側に配置したので、当該
副補強層が外傷を受けることを防止することができる。
また、副補強層の繊維コードのコード角度が、静止角度
54度44分よりも大きい60〜85度に設定されてい
るので、主補強層の破断時に、副補強層は、そのコード
角度が静止角度に近づくようにして、伸びる。したがっ
て、この伸びにより、主補強層の破断を検知することが
できる。
層の破断時に内部流体を保持するための副補強層を、剛
性部材等を含む耐座屈層の内周側に配置したので、当該
副補強層が外傷を受けることを防止することができる。
また、副補強層の繊維コードのコード角度が、静止角度
54度44分よりも大きい60〜85度に設定されてい
るので、主補強層の破断時に、副補強層は、そのコード
角度が静止角度に近づくようにして、伸びる。したがっ
て、この伸びにより、主補強層の破断を検知することが
できる。
【0010】さらに、主補強層の繊維コードのコード角
度に対して、副補強層の繊維コードのコード角度が大き
めに設定されているので、主補強層の破断時に副補強層
が受ける衝撃を小さくすることができる。
度に対して、副補強層の繊維コードのコード角度が大き
めに設定されているので、主補強層の破断時に副補強層
が受ける衝撃を小さくすることができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す補強ゴムホー
スの概略縦断面図である。同図を参照して、この補強ゴ
ムホースAは、その内周側から、内面ゴム層1、繊維コ
ードを含む主補強層21、繊維コードを含む副補強層2
2、剛性部材としての螺旋状ワイヤ3aを含む耐座屈層
3、外傷によるカット傷を防止するブレーカ層4および
優れた耐候性を有する外面ゴム層5を順次に積層してい
る。
明する。図1はこの発明の一実施例を示す補強ゴムホー
スの概略縦断面図である。同図を参照して、この補強ゴ
ムホースAは、その内周側から、内面ゴム層1、繊維コ
ードを含む主補強層21、繊維コードを含む副補強層2
2、剛性部材としての螺旋状ワイヤ3aを含む耐座屈層
3、外傷によるカット傷を防止するブレーカ層4および
優れた耐候性を有する外面ゴム層5を順次に積層してい
る。
【0012】主補強層21は、繊維コードとしてのポリ
エステルコードCが含まれたゴム層からなり、少なくと
も2プライ積層される。隣接するプライ同士の繊維コー
ドは互いに逆向きに配列されている。この主補強層21
の積層プライ枚数としては、所定の破壊強度が得られる
ように選定される。図2を参照して、主補強層21のホ
ース軸線方向Pに対するコード角度θとしては、ホース
の可撓性、耐座屈性等を考慮して35度〜54度44分
の角度範囲に設定されている。
エステルコードCが含まれたゴム層からなり、少なくと
も2プライ積層される。隣接するプライ同士の繊維コー
ドは互いに逆向きに配列されている。この主補強層21
の積層プライ枚数としては、所定の破壊強度が得られる
ように選定される。図2を参照して、主補強層21のホ
ース軸線方向Pに対するコード角度θとしては、ホース
の可撓性、耐座屈性等を考慮して35度〜54度44分
の角度範囲に設定されている。
【0013】螺旋状ワイヤ3aは、例えば直径9.45
mmで、ピッチ35mmにて巻かれた硬鋼線からなる。
副補強層22は、主補強層21側の繊維コードと同一の
材料からなるポリエステルコードCが少なくとも2プラ
イ積層されて含まれたゴム層からなる。この副補強層2
2の積層プライ枚数としては、所定の破壊強度が得られ
るように、選定される。この副補強層22の上記コード
のコード角度としては、主補強層21が破断した状態で
副補強層22がホース軸線方向Pへ伸びることができる
ように、静止角度よりも大きい60度〜85度の範囲に
設定した。
mmで、ピッチ35mmにて巻かれた硬鋼線からなる。
副補強層22は、主補強層21側の繊維コードと同一の
材料からなるポリエステルコードCが少なくとも2プラ
イ積層されて含まれたゴム層からなる。この副補強層2
2の積層プライ枚数としては、所定の破壊強度が得られ
るように、選定される。この副補強層22の上記コード
のコード角度としては、主補強層21が破断した状態で
副補強層22がホース軸線方向Pへ伸びることができる
ように、静止角度よりも大きい60度〜85度の範囲に
設定した。
【0014】この実施例によれば、主補強層21の破断
時に内部流体を保持するための副補強層22を、螺旋状
ワイヤ3aを含む耐座屈層3の内周側に配置したので、
当該副補強層22が外傷を受けることを防止することが
できる。したがって、外傷に起因した漏洩を防止するこ
とができる。また、副補強層22の繊維コードのコード
角度が、静止角度54度44分よりも大きい60〜85
度に設定されているので、主補強層21の破断時に、副
補強層22は、そのコード角度が静止角度に近づくよう
にして、伸びる。したがって、この伸びにより、主補強
層21の破断を検知することができる。
時に内部流体を保持するための副補強層22を、螺旋状
ワイヤ3aを含む耐座屈層3の内周側に配置したので、
当該副補強層22が外傷を受けることを防止することが
できる。したがって、外傷に起因した漏洩を防止するこ
とができる。また、副補強層22の繊維コードのコード
角度が、静止角度54度44分よりも大きい60〜85
度に設定されているので、主補強層21の破断時に、副
補強層22は、そのコード角度が静止角度に近づくよう
にして、伸びる。したがって、この伸びにより、主補強
層21の破断を検知することができる。
【0015】さらに、主補強層21の繊維コードのコー
ド角度に対して、副補強層22の繊維コードのコード角
度が大きめに設定されているので、主補強層21の破断
時に副補強層22が受ける衝撃を小さくすることができ
る。図3は、この発明の他の実施例を示している。同図
を参照して、この実施例が図1の実施例と異なるのは、
主補強層21と副補強層22との間に中間ゴム層23を
配設し、副補強層22と耐座屈層3との間に中間ゴム層
24を配設したことである。この実施例によれば、図1
の実施例と同様の作用効果を奏するうえに、主補強層2
1の破断時に副補強層22に負荷される衝撃を一層弱め
ることができる。
ド角度に対して、副補強層22の繊維コードのコード角
度が大きめに設定されているので、主補強層21の破断
時に副補強層22が受ける衝撃を小さくすることができ
る。図3は、この発明の他の実施例を示している。同図
を参照して、この実施例が図1の実施例と異なるのは、
主補強層21と副補強層22との間に中間ゴム層23を
配設し、副補強層22と耐座屈層3との間に中間ゴム層
24を配設したことである。この実施例によれば、図1
の実施例と同様の作用効果を奏するうえに、主補強層2
1の破断時に副補強層22に負荷される衝撃を一層弱め
ることができる。
【0016】なお、この発明は、上記各実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、繊維コードとしては、ポリ
エステル以外のナイロンやケブラー等の化学繊維コード
や、スチールコードを使用することもできる。また、副
補強層22を主補強層21の内周側に配設すること等、
この発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施
すことができる。試験 図1の実施例に係る補強ゴムホースにおいて、主補強層
21および副補強層22を、下記の諸元に設定した。 主補強層21:コード角度35度のポリエステルコード
Cを2プライ積層し、設計上の破壊圧力が80kg/c
m2 とした。 副補強層22:コード角度70度のポリエステルコード
Cを2プライ積層し、設計上の破壊圧力を30kg/c
m2 とした。
れるものではなく、例えば、繊維コードとしては、ポリ
エステル以外のナイロンやケブラー等の化学繊維コード
や、スチールコードを使用することもできる。また、副
補強層22を主補強層21の内周側に配設すること等、
この発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施
すことができる。試験 図1の実施例に係る補強ゴムホースにおいて、主補強層
21および副補強層22を、下記の諸元に設定した。 主補強層21:コード角度35度のポリエステルコード
Cを2プライ積層し、設計上の破壊圧力が80kg/c
m2 とした。 副補強層22:コード角度70度のポリエステルコード
Cを2プライ積層し、設計上の破壊圧力を30kg/c
m2 とした。
【0017】そして、この補強ゴムホースの一端に蓋を
して密閉し、他端から単位時間毎に所定量ずつ注水して
補強ゴムホースを破断させるまで内圧を上昇させたとこ
ろ、図4に示す結果を得た。すなわち、85kg/cm
2 にて主補強層21が破断すると(図中、aで示す)、
ホース内の圧力は急激に低下するが、内部流体は副補強
層22にて保持され、漏洩することはない。そして、さ
らに注水を続けると、補強ホースは軸線方向に伸びた。
これにより、主補強層21の破断を検知することができ
た。その後、35kg/cm2 にて副補強層22が破断
した(図中、bで示す)。
して密閉し、他端から単位時間毎に所定量ずつ注水して
補強ゴムホースを破断させるまで内圧を上昇させたとこ
ろ、図4に示す結果を得た。すなわち、85kg/cm
2 にて主補強層21が破断すると(図中、aで示す)、
ホース内の圧力は急激に低下するが、内部流体は副補強
層22にて保持され、漏洩することはない。そして、さ
らに注水を続けると、補強ホースは軸線方向に伸びた。
これにより、主補強層21の破断を検知することができ
た。その後、35kg/cm2 にて副補強層22が破断
した(図中、bで示す)。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明の補強ゴムホー
スによれば、主補強層の破断時に内部流体を保持するた
めの副補強層が外傷を受けることを防止でき、この外傷
に起因した漏洩の発生を確実に防止することができる。
また、主補強層の破断時に、副補強層がそのコード角度
を静止角度に近づけようとしてホース軸線方向に伸びる
ことにより、主補強層の破断を検知することができる。
スによれば、主補強層の破断時に内部流体を保持するた
めの副補強層が外傷を受けることを防止でき、この外傷
に起因した漏洩の発生を確実に防止することができる。
また、主補強層の破断時に、副補強層がそのコード角度
を静止角度に近づけようとしてホース軸線方向に伸びる
ことにより、主補強層の破断を検知することができる。
【0019】さらに、主補強層の繊維コードのコード角
度に対して、副補強層の繊維コードのコード角度が大き
めに設定されているので、主補強層の破断時に副補強層
が受ける衝撃を小さくすることができるという種々の特
有の効果を奏する。
度に対して、副補強層の繊維コードのコード角度が大き
めに設定されているので、主補強層の破断時に副補強層
が受ける衝撃を小さくすることができるという種々の特
有の効果を奏する。
【図1】この発明の一実施例にかかる補強ゴムホースの
概略縦断面図である。
概略縦断面図である。
【図2】繊維コードの配列方向を示す概略図である。
【図3】この発明の他の実施例に係る補強ゴムホースの
概略縦断面図である。
概略縦断面図である。
【図4】所定量ずつ注水した場合のホース内圧の経時変
化を示すグラフ図である。
化を示すグラフ図である。
【図5】従来の補強ゴムホースの概略縦断面図である。
1 内面ゴム層 2 外面ゴム層 3 耐座屈層 3a 螺旋状ワイヤ(剛性部材) 21 主補強層 22 副補強層 C ポリエステルコード(繊維コード) P ホース軸線方向
Claims (1)
- 【請求項1】管状の内面ゴム層と外面ゴム層との間に、
繊維コードを含む管状の主補強層および副補強層が配設
されているとともに、螺旋状の剛性部材またはスチール
コードを含む耐座屈層が埋設されている補強ゴムホース
において、 上記主補強層および副補強層は、耐座屈層の内周側に配
設され、 主補強層の繊維コードは、ホース軸線方向に対して35
度〜54度44分の角度をなすように配設されていると
ともに、副補強層の繊維コードは、ホース軸線方向に対
して60度〜85度の角度をなすように配設されている
ことを特徴とする補強ゴムホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12513092A JPH05322073A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 補強ゴムホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12513092A JPH05322073A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 補強ゴムホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322073A true JPH05322073A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14902601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12513092A Pending JPH05322073A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 補強ゴムホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05322073A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101511368B1 (ko) * | 2013-01-16 | 2015-04-10 | 주식회사 한길 | 내, 외압 및 파열강도를 배가시킨 pvc 호스와 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP12513092A patent/JPH05322073A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101511368B1 (ko) * | 2013-01-16 | 2015-04-10 | 주식회사 한길 | 내, 외압 및 파열강도를 배가시킨 pvc 호스와 그 제조방법 |
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