JPH06147222A

JPH06147222A - 直動形ガイド装置

Info

Publication number: JPH06147222A
Application number: JP29856392A
Authority: JP
Inventors: Takao Inoue; 孝夫井上; Mitsuhiro Ikeda; 光宏池田; Hisayoshi Narumiya; 久喜成宮; Shoji Eguchi; 正二江口
Original assignee: Koyo Seiko Co Ltd
Current assignee: Koyo Seiko Co Ltd
Priority date: 1992-11-09
Filing date: 1992-11-09
Publication date: 1994-05-27
Anticipated expiration: 2013-07-16
Also published as: JP2775129B2

Abstract

(57)【要約】【目的】部品点数および組み立て工数を少なくしてコ
ストを安くする。部品の製造作業を簡単にして加工コス
トを安くする。【構成】直線状のガイドレール１に跨がって移動する
移動ブロックを第１〜第３の３つの構成部材11、12、13
で構成する。第１構成部材11は、前後両端のエンドキャ
ップ部分14、および両エンドキャップ部分14を一体に連
結しかつ移動ブロックの両脚状部分の左右方向外側の下
部を形成する連結部分15からなる。第２構成部材12は金
属製であって、両エンドキャップ部分14間における転動
体循環路の往路８および復路に対応する長さ部分にはま
る本体部分18、および本体部分18にこれと同じ長さにな
るように一体に形成されかつ移動ブロックの両脚状部分
の左右方向内側の下部を形成する下方突出部分19からな
る。第３構成部材13は、第１構成部材11の両エンドキャ
ップ部分14と第２構成部材12の前後方向の両端部との間
にそれぞれはまる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、たとえば工作機械の
テーブルの直線移動のために用いられる直動形ガイド装
置、さらに詳しくは、直線状のガイドレールと、ガイド
レールに跨って移動する移動体とからなる直動形ガイド
装置に関する。

【０００２】この明細書において、前後、左右は、移動
体の移動方向についていうものとする。

【０００３】

【従来の技術】従来、この種の直動形ガイド装置とし
て、移動体が、両側の脚状部分にそれぞれ１つの環状ボ
ール循環路（転動体循環路）を有する横断面略逆Ｕ形の
移動ブロックと、移動ブロックの各ボール循環路を循環
してガイドレールとの間を転動する複数のボール（転動
体）とからなり、移動ブロックが、両端のエンドキャッ
プ部分および残りの中間部分より構成され、各ボール循
環路が、移動ブロックの中間部分の両側の脚状部分のガ
イドレール側にガイドレールに面するように形成された
みぞ状の往路と、これらの脚状部分の往路の外側に形成
された穴状の復路と、移動ブロックの両端のエンドキャ
ップ部分に形成されかつ往路の端と復路の端を連結する
反転路とからなるものが知られている。この直動形ガイ
ド装置において、復路は、中間部分の両側の脚状部分の
左右方向の外面に形成されたみぞと、前後両端部がエン
ドキャップ部分に取付けられ、かつ中間部分のみぞを塞
ぐ閉鎖部材とにより形成されている。反転路は、エンド
キャップ部分の前後方向内側の面に形成された凹所およ
び凹所にはめられたガイド部材により形成されている。

【０００４】しかしながら、上記の直動形ガイド装置で
は、移動ブロックが２つのエンドキャップ部分と、中間
部分と、閉鎖部材と、ガイド部材とからなるので、部品
点数が多くなるとともに組み立て工数が多くなってコス
トが高くなるという問題があった。さらに、エンドキャ
ップ部分と中間部分との取付誤差のためにボールが円滑
に反転しないという問題があった。

【０００５】そこで、このような問題を解決した直動形
ガイド装置として、移動ブロックが、前後両端のエンド
キャップ部分、および両エンドキャップ部分を一体に連
結しかつ移動ブロックの両脚状部分の左右方向外側の下
部を形成する連結部分からなる第１構成部材と、両エン
ドキャップ部分間にはまる本体部分、および本体部分に
これよりも短くなるように一体に形成されかつ移動ブロ
ックの両脚状部分の左右方向内側の下部を形成する下方
突出部分からなる金属製の第２構成部材とよりなり、往
路が下方突出部分に形成され、復路が第１構成部材の連
結部分と第２構成部材の下方突出部分との間に形成さ
れ、反転路が第１構成部材の連結部分の前後両端部と第
２構成部材の本体部分の前後両端部との間に形成されて
いる直動形ガイド装置が提案されている（特開平４−２
４８０１８号）。この構成によれば、ボールの動作方向
に往路と反転路、および復路と反転路との境界部に生じ
る段差が少なく、ボールの反転が円滑に行われるという
利点がある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
４−２４８０１８号に開示されている直動形ガイド装置
においては、下方突出部分の長さが本体部分の長さより
も短いために次のような問題がある。すなわち、第２構
成部材を製造するには、まず引抜き加工によって本体部
分と下方突出部分とにそれぞれ対応する２つの部分から
なり、かつ横断面形状が第２構成部材の長さの中央部の
横断面形状と同一である形材を成形し、ついでこの形材
を所定の長さに切断した後下方突出部分と対応する部分
の両端部にフライス加工を施して切除する必要があるの
で、フライス加工を施す作業が面倒であるとともに、加
工コストも高くなる。

【０００７】この発明の目的は、上記問題を解決した直
動形ガイド装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明による直動形ガ
イド装置は、直線状のガイドレールおよびガイドレール
に沿って移動する移動体により構成され、移動体が、横
断面略逆Ｕ形でかつガイドレールに跨がされるととも
に、左右両側の脚状部分にそれぞれ環状転動体循環路を
有する移動ブロックと、移動ブロックの各転動体循環路
を循環してガイドレールとの間を転動する複数の転動体
とからなり、各転動体循環路が、移動ブロックの左右両
側の脚状部分のガイドレール側に、ガイドレールに面す
るように形成されたみぞ状の往路と、これらの脚状部分
の往路の左右方向外側に形成された穴状の復路と、移動
ブロックの前後両端部に形成されて往路の端と復路の端
を連結する反転路とからなる直動形ガイド装置におい
て、移動ブロックが、前後両端のエンドキャップ部分、
および両エンドキャップ部分を一体に連結しかつ移動ブ
ロックの両脚状部分の左右方向外側の下部を形成する連
結部分からなる第１構成部材と、両エンドキャップ部分
間における転動体循環路の往路および復路に対応する長
さ部分にはまる本体部分、および本体部分にこれと同じ
長さになるように一体に形成されかつ移動ブロックの両
脚状部分の左右方向内側の下部を形成する下方突出部分
からなる金属製の第２構成部材と、第１構成部材の両エ
ンドキャップ部分と第２構成部材の前後方向の両端部と
の間にそれぞれはまる第３構成部材とよりなるものであ
る。

【０００９】

【作用】移動ブロックが、前後両端のエンドキャップ部
分、および両エンドキャップ部分を一体に連結しかつ移
動ブロックの両脚状部分の左右方向外側の下部を形成す
る連結部分からなる第１構成部材と、両エンドキャップ
部分間における転動体循環路の往路および復路に対応す
る長さ部分にはまる本体部分、および本体部分にこれと
同じ長さになるように一体に形成されかつ移動ブロック
の両脚状部分の左右方向内側の下部を形成する下方突出
部分からなる金属製の第２構成部材と、第１構成部材の
両エンドキャップ部分と第２構成部材の前後方向の両端
部との間にそれぞれはまる第３構成部材とよりなるの
で、従来の直動形ガイド装置に比べると部品点数が少な
くなるとともに、組み立て工数が少なくなる。

【００１０】また、第２構成部材の本体部分と下方突出
部分の長さが同一であるから、これを製造するには、本
体部分と下方突出部分とにそれぞれ対応する２つの部分
からなり、かつ横断面形状が第２構成部材の長さの中央
部の横断面形状と同一である形材を引抜き加工で成形
し、ついでこの形材を所定の長さに切断するだけでよ
い。したがって、フライス加工を施す必要がなくなる。

【００１１】

【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。

【００１２】図１は分解状態の直動形ガイド装置を示
し、図２〜図５は組立状態の直動形ガイド装置を示す。

【００１３】図２〜図５において、直動形ガイド装置
は、直線状のガイドレール(1) と、これに沿って移動す
る移動体(2) とからなる。

【００１４】ガイドレール(1) は固定部分、たとえばベ
ッド(A) の上面に形成された浅いみぞ(B) 内にはめられ
ている。ガイドレール(1) は横断面略台形状であって、
その左右両側面の上部に、それぞれ上方に向かって左右
方向の内方に傾斜した傾斜面(1a)が形成されており、こ
の傾斜面(1a)に前後方向にのびる１つの円弧みぞ状のボ
ールガイド面(3) が形成されている。

【００１５】移動体(2) は、レール(1) の上部に跨る横
断面略逆Ｕ形の移動ブロック(4) と、移動ブロック(4)
の左右両側の脚状部分(7) に形成された環状のボール循
環路(5) を循環してレール(1) のガイド面(3) との間を
転動する複数のボール（転動体）(6) とからなる。

【００１６】ボール循環路(5) は、次に詳細に説明する
ように、移動ブロック(4) の両側の脚状部分(7) に形成
されている。移動ブロック(4) の両側の脚状部分(7) の
レール(1) 側すなわち左右方向内側に、レール(1) のガ
イド面(3) に面する円弧みぞ状の往路(8) が形成されて
いる。また、移動ブロック(4) の両側の脚状部分(7)の
往路(8) より外側の部分に穴状の復路(9) が形成されて
いる。移動ブロック(4) の前後両端部に往路(8) の端と
復路(9) の端とを連結する半円状の反転路(10)が形成さ
れ、往路(8) 、復路(9) およびこれらの両端の反転路(1
0)により循環路(5) が形成されている。ボール循環路
(5) 内にボール(6) が封入され、往路(8)の部分にある
ボール(6) がレール(1) の両側のガイド面(3) に接触し
ている。

【００１７】移動ブロック(4) は、第１〜第３の３つの
構成部材(11)(12)(13)を組合わせることによって構成さ
れている。

【００１８】図１に示すように、第１構成部材(11)は全
体が合成樹脂により一体成形されたものであって、前後
両端の略逆Ｕ形エンドキャップ部分(14)と、両エンドキ
ャップ部分(14)に一体に形成され、かつ両エンドキャッ
プ部分(14)の左右の脚部(14a) どうしを連結する２つの
連結部分(15)とからなる。連結部分(15)は、移動ブロッ
ク(4) の左右両側の脚状部分(7) のうち左右方向外側の
下部を形成する。また、連結部分(15)の前後両端部に
は、エンドキャップ部分(14)の脚部(14a) における前後
方向の内端部まで突出した突出部(15a) が一体に形成さ
れている。突出部(15a) の上下両面は連結部分(15)の上
下両面と面一になっている。そして、連結部分(15)の上
面における前後両端部の所定長さ部分、すなわち突出部
(15a) の長さ部分を除いて前後方向にのびかつ上方およ
び左右方向内方に開口した円弧みぞ状ボールガイド面(1
6)が形成されている。また、連結部分(15)の前後両端部
および突出部(15a) の上面に、一端がボールガイド面(1
6)の端部に連なるとともに、他端が突出部(15a) の前後
および左右の内側に開口した半円形の円弧みぞ状ボール
ガイド面(17)が形成されている。また、第１構成部材(1
1)のエンドキャップ部分(14)の左右両端部寄りの部分
に、それぞれ貫通穴(14b) が形成されている。

【００１９】移動ブロック(4) の第２構成部材(12)は全
体が金属により一体成形されたものであって、両エンド
キャップ部分(14)の上部間におけるボール循環路(5) の
往路(8) および復路(9) に対応する長さ部分にはまる本
体部分(18)と、本体部分(18)の下面にこれと同じ長さに
なるように一体に形成されかつ移動ブロック(4) の両脚
状部分(7) のうち左右方向内側の下部を形成する２つの
下方突出部分(19)とからなる。下方突出部分(19)の左右
方向の内側の面はガイドレール(1) の傾斜面(1a)に対向
しており、ここにボール往路(8) が形成されている。ま
た、第２構成部材(12)の本体部分(18)の前後両端面の左
右両端部寄りの部分に、それぞれ貫通穴(14b) と同軸上
にくるねじ穴(18a) が形成されている。第２構成部材(1
2)は、引抜き加工によって本体部分(18)と下方突出部分
(19)とにそれぞれ対応する２つの部分からなり、かつ横
断面形状が第２構成部材(12)の長さの中央部の横断面形
状と同一である形材を成形し、ついでこの形材を所定の
長さに切断することにより製造される。

【００２０】移動ブロック(4) の第３構成部材(13)は全
体が合成樹脂により一体成形されたものであって、第１
構成部材(11)の両エンドキャップ部分(14)の上部と、第
２構成部材(12)の本体部分(18)の前後方向の両端部との
間にそれぞれはまる。また、第３構成部材(13)の左右両
端部寄りの部分に、それぞれ貫通穴(14b) と同軸上にく
る貫通穴(13a) が形成されている。

【００２１】第１〜第３構成部材(11)(12)(13)は、第２
構成部材(12)の本体部分(18)が第１構成部材(11)の前後
のエンドキャップ部分(14)の上部間におけるボール循環
路(5) の往路(8) および復路(9) に対応する長さ部分に
はまり、下方突出部分(19)が連結部分(15)の前後の突出
部(15a) 間にはまり、第３構成部材(13)が第１構成部材
(11)の両エンドキャップ部分(14)の上部と第２構成部材
(12)の本体部分(18)の前後方向の両端部との間にそれぞ
れはまるように組付けられ、両貫通穴(14b)(13a)を貫通
したねじ(20)をねじ穴(18a) にねじはめることにより固
定される。これにより、第３構成部材(13)の下面が連結
部分(15)および突出部(15a) の上面に接触し、下方突出
部分(19)の左右の外面が連結部分(15)の左右の内面に接
触し、下方突出部分(19)の前後両端面が突出部(15a) の
前後方向内側の面に接触する。下方突出部分(19)の下面
は移動ブロック(4) の両脚状部分(7) の下方に露出する
とともに、連結部分(15)の下面と面一になる。そして、
連結部分(15)の直線状ボールガイド面(16)と、本体部分
(18)の下面と、下方突出部分(19)の左右方向外側の面と
によって復路(9) が形成される。さらに、連結部分(15)
の半円形のボールガイド面(17)と、第３構成部材(13)の
下面とにより反転路(10)が形成される。そして、往路
(8) および復路(9) が反転路(10)と連通してボール循環
路(5) が形成される。

【００２２】移動ブロック(4) が前後に移動すると、次
のように、ボール(6) はレール(1)のガイド面(3) 上を
転動しながらそれぞれのボール循環路(5) を循環する。
すなわち、移動ブロック(4) の移動により、循環路(5)
の往路(8) にあるボール(6)がレール(1) のガイド面(3)
上を転動して、往路(8) の後方に移動する。このた
め、往路(8) にあったボール(6) は順に反転路(10)に入
り、反転路(10)にあったボール(6) は順に復路(9) に入
り、復路(9) にあったボール(6) は順に往路(8)に入
る。

【００２３】上記において、連結部分(15)の半円形のボ
ールガイド面(17)と、第３構成部材(13)の下面とにより
反転路(10)が形成されているので、ボール(6) の動作方
向に、復路(9) と反転路(10)、および往路(8) と反転路
(10)との境界部に生じる段差が少なく、ボールの反転が
円滑に行われる。

【００２４】また、第２構成部材(12)の下方突出部分(1
9)の下面が、移動ブロック(4) の両脚状部分(7) の下方
に露出しているので、第２構成部材(12)における往路
(8) とボール(6) との接触点から下方突出部分(19)の下
面までの距離を比較的に大きくすることができる。した
がって、この部分の剛性が向上する。しかも、上記距離
を小さくして下方突出部分(19)の下部の剛性を低下させ
ることなく、ガイドレール(1) 下端から下方突出部分(1
9)の下面までの距離を比較的大きくすることができる。
したがって、みぞ(B) の深さを比較的に大きくすること
が可能となり、ガイドレール(1) の取付を確実かつ容易
に行うことができる。

【００２５】図６および図７はこの発明の他の実施例を
示す。図６は組立状態の直動形ガイド装置を示し、図７
は第２構成部材および第３構成部材を示す。図６および
図７において、第３構成部材(13)の左右の外端の上端部
どうしが連結部材(21)で一体に連結されている。連結部
材(21)は、第２構成部材(12)の本体部分(18)上面の左右
両側縁部に形成された凹所(18b) 内にはまっている。そ
の他の構成は、上記第１の実施例と同一であり、同一部
分には同一符号を付す。

【００２６】上記２つの実施例においては、転動体とし
てボールが用いられているが、ボールに代えてころを用
いてもよい。また、ガイドレールは横断面略台形状であ
るが、これに限られるものではなく、矩形状であっても
よい。さらに、ガイドレール(1) のボールガイド面(3)
および往路(8) は円弧みぞ状であるが、これに限るもの
ではなく、たとえばゴシックアーチ状のみぞにより形成
されていてもよく、すなわち横断面においてボール(6)
よりも大きな曲率半径を有する２つの円弧面、あるいは
２つの平面で形成されていてもよい。

【００２７】

【発明の効果】この発明の直動形ガイド装置によれば、
上述のように、従来の直動形ガイド装置に比べて部品点
数が少なくなるとともに、組み立て工数が少なくなるの
で、コストが安くなる。また、第１構成部材の製造にあ
たってフライス加工を施す必要がなくなるので、作業が
簡単になるとともに、加工コストが安くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明による直動形ガイド装置の分解状態の
斜視図である。

【図２】同じく組立状態の斜視図である。

【図３】同じく組立状態の水平断面図である。

【図４】同じく組立状態の垂直横断面図である。

【図５】同じく組立状態の垂直縦断面図である。

【図６】この発明による直動形ガイド装置の他の実施例
を示す組立状態の一部切欠き斜視図である。

【図７】同じく第２構成部材および第３構成部材の分解
斜視図である。

【符号の説明】１ガイドレール２移動体４移動ブロック５ボール循環路（転動体循環路）６ボール（転動体）７脚状部分８往路９復路１０反転路１１第１構成部材１２第２構成部材１３第３構成部材１４エンドキャップ部分１５連結部分１８本体部分１９下方突出部分

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者江口正二大阪市中央区南船場三丁目５番８号光洋精工株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】直線状のガイドレールおよびガイドレー
ルに沿って移動する移動体により構成され、移動体が、
横断面略逆Ｕ形でかつガイドレールに跨がされるととも
に、左右両側の脚状部分にそれぞれ環状転動体循環路を
有する移動ブロックと、移動ブロックの各転動体循環路
を循環してガイドレールとの間を転動する複数の転動体
とからなり、各転動体循環路が、移動ブロックの左右両
側の脚状部分のガイドレール側に、ガイドレールに面す
るように形成されたみぞ状の往路と、これらの脚状部分
の往路の左右方向外側に形成された穴状の復路と、移動
ブロックの前後両端部に形成されて往路の端と復路の端
を連結する反転路とからなる直動形ガイド装置におい
て、移動ブロックが、前後両端のエンドキャップ部分、およ
び両エンドキャップ部分を一体に連結しかつ移動ブロッ
クの両脚状部分の左右方向外側の下部を形成する連結部
分からなる第１構成部材と、両エンドキャップ部分間に
おける転動体循環路の往路および復路に対応する長さ部
分にはまる本体部分、および本体部分にこれと同じ長さ
になるように一体に形成されかつ移動ブロックの両脚状
部分の左右方向内側の下部を形成する下方突出部分から
なる金属製の第２構成部材と、第１構成部材の両エンド
キャップ部分と第２構成部材の前後方向の両端部との間
にそれぞれはまる第３構成部材とよりなる直動形ガイド
装置。