JPH06147168A - 圧縮機用摺動材および圧縮機 - Google Patents

圧縮機用摺動材および圧縮機

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JPH06147168A
JPH06147168A JP29688792A JP29688792A JPH06147168A JP H06147168 A JPH06147168 A JP H06147168A JP 29688792 A JP29688792 A JP 29688792A JP 29688792 A JP29688792 A JP 29688792A JP H06147168 A JPH06147168 A JP H06147168A
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JP
Japan
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compressor
oil
impregnated
roller
group
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JP29688792A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Sakai
寿和 境
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2210/00Fluid
    • F04C2210/26Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷凍冷蔵装置や空調機等に用いられ
る圧縮機に関するものであり、被圧縮ガスとして1、
1、1、2テトラフルオロエタンを使用し、潤滑油とし
てエステル系油及びグリコ−ル系油を使用した場合に、
摺動部の摩耗を低減しその結果潤滑油の劣化反応を抑制
し圧縮機の耐久性を向上させることを目的とした圧縮機
の摺動材仕様を提供するものである。 【構成】 本発明の圧縮機用摺動材は、鉄系焼結材を素
材としその空孔3内に、鉛/アンチモン合金4等の低融
点金属を含浸させた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍冷蔵装置や空調機等
に用いられる圧縮機およびその摺動材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クロロフルオロカーボン(以下C
FCと称する)の影響によるオゾン層破壊及び地球の温
暖化等の環境問題が注目されている。このような観点よ
り、冷媒であるCFCの使用量削減が、極めて重要なテ
ーマとなってきている。従来、CFCとして使用されて
来た完全ハロゲン化炭素化合物は、少なくとも水素を1
個以上含むハロゲン化炭素化合物に代替化が図られつつ
ある。
【0003】さらに具体的には、代表的なCFC冷媒で
あるジクロロジフルオロメタン(以下R12と称する)
は、オゾン破壊に対する影響の少ない水素を2個含むハ
ロゲン化炭素化合物である1、1、1、2テトラフルオ
ロエタン(以下R134aと称する)への変更が検討さ
れている。
【0004】ところが、R134aを適用する場合種々
の課題が発生する。例えば、1978年10月発行のD
uPont社の Research Disclosu
reの記載によれば、R134aは従来のどのような油
とも相溶性が悪く全ての温度域で二層分離を生じ、唯一
グリコール系油にのみ溶解する。しかし、グリコール系
油は電気絶縁性が劣るためモータ部を内蔵する冷蔵庫用
圧縮機等の密閉型圧縮機への適用が困難である。
【0005】そこで、その後エステル系油を中心に検討
が進んでいる。例えば、米国特許4851144号 に
おいてエステル系油とグリコール系油の混合物がR13
4aに溶解することが示されている。そして、最近の研
究ではエステル系油単品でもR134aに溶解するもの
が見出され、その適用検討が推進されている。例えば、
Pudue CFC Conferance1990年7
月開催の予稿集p190〜195で報告されている。さ
らに、エステル系油での問題点であった加水分解特性の
改善のために、加水分解しても二酸化炭素しか発生しな
いようなカーボネート構造を有するような新種のエステ
ル系油も提案されつつある。
【0006】ここで、図面を参照しながら従来の冷媒R
12用圧縮機およびその摺動材の一例について説明す
る。図5に従来の圧縮機の断面図を示す。5は圧縮機で
ある。6は密閉シェル、7は密閉シェル6に焼ばめされ
たステータ、8はステータ7と一対でモータを構成する
ロータ、9はロータ8に焼ばめされたシャフトである。
また18はシャフト9の偏心部に組み込まれたローラ、
11はローラ18を収納するシリンダ、12はシャフト
9の主軸受、13はシャフト9の副軸受、14は副軸受
13に圧入されまた密閉シェル6に溶接された吸入管で
ある。図6は図5のB−B断面図であり、ベーン15が
シリンダ11の溝内に収納されかつその先端部がローラ
18の外周部と摺接している。
【0007】次にその動作について説明する。ステータ
7とロータ8で構成するモータによりシャフト9が回転
し、これに伴ってローラ18が偏心回転することによ
り、吸入管14を通ってシリンダ11内に導入された冷
媒ガスR12が圧縮される。また、シャフト9が回転す
ることによりシャフト9の外周に形成されたらせん溝9
aのポンプ効果で密閉シェル6の底部にある潤滑油(鋼
油)19が給油管17を通ってシャフト9、主軸受1
2、副軸受13に供給され、さらに各部のクリアランス
を通って機械部全体へ供給される。
【0008】また、従来の圧縮機に用いられた摺動材は
次のとおりである。ベーン15は硬度がロックウェルC
スケールで55〜65の高速度工具鋼、ローラ18は硬
度がロックウェルCスケールで45〜55の鋳鉄、シャ
フト9および主軸受12、副軸受13、シリンダ11は
硬度がビッカースで160〜250の鋳鉄より形成して
いる。図4に従来の鋳鉄製摺動材の断面図を示す。20
は鋳鉄製摺動材、21は摺動面、22は摺動材20の内
部に分散している黒鉛である。この構成により摺動面2
1に露出する黒鉛22自身の個体潤滑作用や、黒鉛22
に若干含浸している潤滑油19の潤滑作用により摺動面
の潤滑を助けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な構成は、従来の冷媒R12とナフテン系鉱油を前提
に考えられており、冷媒R134aとエステル系油やグ
リコール系油を使用した場合は次の様な問題が生じる。
エステル系油やグリコール系油は、水との親和性が高く
ナフテン系鉱油の数十から数百倍の水分を含む。また、
これら油は含酸素極性基であるエステル結合やエーテル
結合をもつ。従って、圧縮機が高温で使われ、油が加水
分解あるいは熱分解の化学反応を起こした場合、有機酸
が発生し易い。そして、その反応で生じた酸が触媒作用
を持ち、さらに多量の酸や有害物質を生じさせる(参照
文献:潤滑第23巻第1号 p30 平野他、および冷
凍第65巻756号 p1047 銅屋他)。
【0010】そして、これらの多量の有機酸が機械部、
特に厳しい金属接触を伴うベーン先端部とローラ外周の
摺動面で、摺動面を形成する金属と直接反応し、有機酸
塩やこれらの重合物が生成する。この結果、有機酸塩お
よびこれらの重合物が冷凍システム配管中で析出分離
し、流路抵抗となりシステム性能を低下させるなどの耐
久性低下を招く。
【0011】一方、生成した有機酸等はエステル系油や
グリコール系油に比べて吸着性が高いため、摺動面に付
着して潤滑効果を示す場合もあるが、面圧等の負荷条件
が厳しくなると有機酸等は容易に摺動面より脱落し、有
機酸等の吸着により活性となった金属同志が接触して著
しい凝着摩耗が生じる。この結果、厳しい摺動に伴う発
熱により前記有機酸の発生が促進され、冷凍システム配
管中での有機酸塩およびこれらの重合物の詰まり現象が
顕著になる。
【0012】従って、このような反応性、吸着性の高い
有機酸等が多量に発生する環境下では、金属面への吸着
性の低い黒鉛や黒鉛に含浸された潤滑油では効果がな
く、摺動部の著しい凝着摩耗や油の劣化過程で生じる有
機酸塩およびこれらの重合物の詰まり現象を防ぐことは
できない。
【0013】そこで、このような摩耗や油の劣化が生じ
難い圧縮機仕様が望まれていた。本発明は上記課題に鑑
み、冷媒R134aを使用する圧縮機に対してベ−ンと
ロ−ラの摩耗を抑制する摺動材仕様を提案し圧縮機の耐
久性を向上させるものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機用摺動材は、理論密度比が0.8〜
0.95であり、硬度がロックウェルCスケールで10
〜45である鉄系焼結材を素材とし、前記焼結材の気孔
中に融点が450〜550Kの金属を含浸してなるもの
である。
【0015】また、本発明の圧縮機は、圧縮機の構成要
素としてシャフトとローラとシリンダとベーンとからな
り、前記ローラを本発明の圧縮機用摺動材である空孔中
に融点が450〜550Kの金属を含浸含浸した焼結材
より形成したものである。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成によって、摺動部表面の
温度の上昇を抑制し、その結果油の分解、重合反応を防
止し圧縮機の耐久性を向上させるものである。
【0017】
【実施例】以下本発明の第一の実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0018】図1に本発明の第一の実施例の圧縮機用摺
動材の断面図を示す。1は圧縮機用摺動材、2は摺動
面、3は摺動材1の内部の空孔、4は空孔3に含浸され
た鉛/アンチモン合金である。鉛とアンチモンは重量比
87/13の共融点混合物であり、融点約520Kのも
のを用いた。
【0019】ここで、摺動材1はニッケル4重量%、銅
2重量%、モリブデン0.5重量%、炭素0.8重量%
を含む理論密度比0.85の鉄系焼結材より形成されて
おり、焼き入れ焼き戻し処理により硬度をロックウェル
Cスケールで35に調整している。また、550Kで1
0時間かけて鉛/アンチモン合金を約7重量%真空含浸
した。
【0020】この構成により、摺動面2で摩耗を伴う厳
しい摺動が発生した時、空孔3に含浸された鉛/アンチ
モン合金が融解し摺動面2の温度の上昇を抑制する。
【0021】この結果、耐熱温度が520〜550Kで
あるエステル系油やグリコール系油の分解や酸化劣化及
び加水分解を防止し、有機酸と金属の反応を抑え有機酸
塩等の発生を防止する。
【0022】以上のように本実施例によれば、鉛/アン
チモン合金を空孔内部に含浸した鉄系焼結材で形成され
た摺動材は、反応性、吸着性の高い有機酸等が多量に発
生する場合や、供給されている潤滑油が切れた場合や、
潤滑油の潤滑性能が低い場合等の摩耗防止に有効であ
る。
【0023】なお、本実施例では硬度をロックウェルC
スケールで35としたが、これは面圧や相手材との相性
によりロックウェルCスケールで10〜45の範囲で調
整すれば良い。
【0024】また、本実施例では焼結素材の理論密度比
を0.85、鉛/アンチモン合金の含浸量を約7重量%
としたが、理論密度比は0.8〜0.95、含浸量は3
〜15重量%が望ましい。
【0025】また、本実施例では融点が520Kの鉛/
アンチモン合金を用いたが、融点が450〜550Kの
低融点金属であれば同様の効果が期待できる。しかし、
ナトリウムやカリウム等の活性な金属はそれ自身が潤滑
油や潤滑油中の水分と反応するため不適であることか
ら、低融点金属としてはセレン、ビスマス、鉛、錫、ア
ンチモンの群より選択するのが望ましい。
【0026】以下本発明の他の実施例について図面を参
照しながら説明する。図2に本発明の他の実施例を示す
圧縮機の断面図を示す。5は圧縮機である。6は密閉シ
ェル、7は密閉シェル6に焼ばめされたステータ、8は
ステータ7と一対でモータを構成するロータ、9はロー
タ8に焼ばめされたシャフトである。また10はシャフ
ト9の偏心部に組み込まれたローラ、11はローラ10
を収納するシリンダ、12はシャフト9の主軸受、13
はシャフト9の副軸受、14は副軸受13に圧入されま
た密閉シェル6に溶接された吸入管である。図3は図2
のA−A断面図であり、ベーン15がシリンダ11の溝
内に収納されかつその先端部がローラ10の外周部と摺
接している。
【0027】次にその動作について説明する。ステータ
7とロータ8で構成するモータによりシャフト9が回転
し、これに伴ってローラ10が偏心回転することによ
り、吸入管14を通ってシリンダ11内に導入された冷
媒ガスR134aが圧縮される。また、シャフト9が回
転することによりシャフト9の外周に形成されたらせん
溝9aのポンプ効果で密閉シェル6の底部にある潤滑油
(エステル系油)16が給油管17を通ってシャフト
9、主軸受12、副軸受13に供給され、さらに各部の
クリアランスを通って機械部全体へ供給される。
【0028】ここで、ローラ10は銅3重量%、モリブ
デン0.5重量%、炭素1.1重量%を含む理論密度比
0.9の鉄系焼結材より形成されており、高周波焼き入
れ処理により硬度をロックウェルCスケールで35に調
整している。また、550Kで10時間かけて鉛/アン
チモン合金を約7重量%真空含浸した。また、ベーン1
5は高速度工具鋼(JIS:SKH51)により形成さ
れており、焼き入れ焼き戻し処理により硬度をロックウ
ェルCスケールで60に調整している。
【0029】ここで、圧縮機の耐久性試験を実施したの
で以下に説明する。耐久性試験条件は、被圧縮ガスR1
34a、エステル系合成冷凍機油、圧縮機上部温度13
0℃、絶対圧力約0.2MPaの吸入圧力、絶対圧力約
2MPaの吐出圧力であり、約6ケ月間連続運転した後
ローラ外周の摩耗量を測定し実機での効果を確認した。
【0030】高速度工具鋼(JIS:SKH51、硬度
HRC60)で形成した従来のベーンと鋳鉄(JIS:
FC30、硬度HRC50)で形成した従来のローラと
を用いた仕様では、ローラ外周部とベーン先端部の摺動
面で凝着摩耗が発生し、摺動面の面粗度5〜8μmR
Z、ローラ外周摩耗量55μm、ベーン先端摩耗175
μmの著しい摩耗を示した。また、エステル系合成冷凍
機油は黒変し、全酸価上昇等の著しい劣化や冷凍システ
ム配管詰まりの原因となる多量の有機酸鉄の存在が確認
された。従って、この結果は適用不可と判断する。
【0031】一方、本実施例である高速度工具鋼(JI
S:SKH51、硬度HRC60)で形成したベーンと
鉛/アンチモン合金を含浸した焼結材で形成したのロー
ラとを用いた仕様では、ローラ外周部とベーン先端部の
摺動面に凝着摩耗は発生せず、摺動面の面粗度1〜2μ
mRZ、ローラ外周摩耗量3〜5μm、ベーン先端摩耗
5〜7μmの正常摩耗を示した。また、他の摺動部にも
異常は認められず、エステル系合成冷凍機油も比較的変
色、劣化が少ないことから、この結果は良好であると判
断する。
【0032】以上より、ローラに含浸した低融点金属の
鉛/アンチモン合金の融解熱によりローラ自身の温度上
昇を抑えた結果、ベーンとローラの摺動面での冷凍機油
の加水分解や酸化劣化、熱劣化等の反応が抑制され冷凍
機油の変色や劣化が防止できたものと考える。また、摺
動面での冷凍機油の劣化反応を抑制することによりベー
ンとローラの接触部の摩耗も改善できることがわかっ
た。
【0033】以上のように本実施例によれば、鉛/アン
チモン合金を空孔内部に含浸した鉄系焼結材で形成され
たローラを用いることにより、R134aを被圧縮ガス
とするような潤滑性の低い雰囲気下で摺動する場合の摩
耗防止に有効であり、圧縮機の耐久性を向上させること
がわかった。
【0034】また、本実施例では鉛/アンチモン合金を
空孔内部に含浸した鉄系焼結材で形成されたローラを用
いたが、他の摺動部品、例えばベーンを同じ摺動材で形
成しても同様の効果が期待できる。
【0035】また、本実施例では融点が520Kの鉛/
アンチモン合金を用いたが、融点が450〜550Kの
低融点金属であれば同様の効果が期待できる。しかし、
ナトリウムやカリウム等の活性な金属はそれ自身が潤滑
油や潤滑油中の水分と反応するため不適であることか
ら、低融点金属としてはセレン、ビスマス、鉛、錫、ア
ンチモンの群より選択するのが望ましい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本実施例によれば、鉛/ア
ンチモン合金を空孔内部に含浸した鉄系焼結材で形成さ
れた摺動材は、R134aを被圧縮ガスとするような潤
滑性の低い雰囲気下で摺動する場合の摩耗防止に有効で
あり、油の劣化反応の抑制及び有機酸塩等の析出の抑制
を図り、圧縮機の耐久性を向上させるものである。
【0037】なお、本実施例では潤滑油としてエステル
系合成油を使用した場合の効果を説明したが、前記した
ようにグリコ−ル系油も同様な劣化反応が起こることか
ら、ほぼ同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における摺動材の断面図
【図2】本発明の第二の実施例における圧縮機の断面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】従来例における摺動材の断面図
【図5】従来例における圧縮機の断面図
【図6】図5のB−B線断面図
【符号の説明】
1 圧縮機用摺動材 3 空孔 4 鉛/アンチモン合金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 理論密度比が0.8〜0.95であり、
    硬度がロックウェルCスケールで10〜45である鉄系
    焼結材を素材とし、前記焼結材の空孔中に融点が450
    〜550Kの金属を含浸してなる圧縮機用摺動材。
  2. 【請求項2】 空孔中に含浸する金属として、セレン、
    ビスマス、鉛、錫、アンチモンの群より選ばれた少なく
    とも1種を3〜15重量%含浸することを特徴とする請
    求項1記載の圧縮機用摺動材。
  3. 【請求項3】 冷媒1、1、1、2テトラフルオロエタ
    ンからなる被圧縮ガスと、圧縮機の構成要素としてシャ
    フトと、請求項1記載の圧縮機用摺動材で形成され前記
    シャフトの偏心部に取り付けられたローラと、前記ロー
    ラを収納するシリンダと、前記シリンダの溝内に収納さ
    れかつその先端部が前記ローラの外周と摺接するベーン
    とを備えてなる圧縮機。
JP29688792A 1992-11-06 1992-11-06 圧縮機用摺動材および圧縮機 Pending JPH06147168A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6447274B1 (en) * 1999-11-04 2002-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Rotary compressor having a cylinder block of sintered metal
KR100709939B1 (ko) * 2004-05-21 2007-04-25 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 슬라이딩 피막, 슬라이딩 부재, 슬라이딩 피막용 조성물,슬라이딩 장치, 사판식 압축기, 슬라이딩 피막의 형성 방법및 슬라이딩 부재의 제조 방법
US20150307800A1 (en) * 2012-11-30 2015-10-29 Sumitomo Electric Sintered Alloy, Ltd. Sliding member

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