JPH06146950A - 内燃エンジンの制御装置 - Google Patents

内燃エンジンの制御装置

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Publication number
JPH06146950A
JPH06146950A JP32999292A JP32999292A JPH06146950A JP H06146950 A JPH06146950 A JP H06146950A JP 32999292 A JP32999292 A JP 32999292A JP 32999292 A JP32999292 A JP 32999292A JP H06146950 A JPH06146950 A JP H06146950A
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
valve opening
operating
engine
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Application number
JP32999292A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Shimizu
潔 清水
Tsuyoshi Haga
剛志 芳賀
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所謂燃料主導型の内燃エンジンにおいて、燃
料噴射量に対する吸入空気量の応答性をより一層高精度
なものにして排気特性の向上を図るようにした。 【構成】 エンジン回転数NE及びアクセル開度θAC
Cに応じて基本弁開度θTHBを算出し(S11,S1
2)、エンジンの運転領域がリッチ領域のとき、すなわ
ちステップS13でフラグFが「1」に設定されている
ときは目標弁開度θTHOBJを基本弁開度θTHBに
設定してスロットル弁の弁開度を制御する一方(S1
4,S17)、フラグFが「1」でないとき、すなわち
エンジンの運転領域がリーン領域のときは補正弁開度Δ
θTHを算出し(S15)、補正弁開度ΔθTHを基本
弁開度θTHBに加算した値を目標弁開度θTHOBJ
にしてスロットル弁の弁開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃エンジンの制御装置
に関し、特に内燃エンジンに供給される吸入空気量を内
燃エンジンの運転状態に基づいて算出された燃料噴射量
に応じて決定する所謂燃料主導型の内燃エンジンの制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の内燃エンジンの制御
装置としては、エンジン回転数とアクセルペダルの開度
とに基づいて燃料噴射量を決定し、斯く決定した燃料噴
射量に応じてスロットル弁の弁開度を調整することによ
り吸入空気量を制御しようとしたものが既に公知である
(例えば、特開昭60−111046号公報)。
【0003】上記燃料主導型内燃エンジンの制御装置に
おいては、前記燃料噴射量に対するスロットル弁の弁開
度の応答性が良好なため、吸入空気量に応じて燃料噴射
量を制御する所謂吸入空気量主導型内燃エンジンの制御
装置に比べ、運転状態の変更時における運転性能を良好
なものとすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記制
御装置においては、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射
量に応じて吸入空気量を制御することにより、混合気の
空燃比を応答性よく所望空燃比に制御せんとしているも
のの、例えばリッチ空燃比運転領域からリーン空燃比運
転領域に切り換えたときには内燃エンジンに供給される
吸入空気量が瞬時に所望空気量とはならず、NOx等の
有害成分の排気特性が悪化するという問題点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、燃料噴射量に対する吸入空気量の応答性
をより一層高精度なものとして排気特性の向上を図るこ
とができる内燃エンジンの制御装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少なくとも内燃エンジンの回転数と該内燃
エンジンの負荷状態とを含むエンジンの運転状態を検出
する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段の検出結
果に基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段
と、該燃料噴射量算出手段の算出結果に応じて前記内燃
エンジンに吸入される吸入空気量を制御する吸入空気量
制御手段とを備えた内燃エンジンの制御装置において、
前記内燃エンジンの吸気系に配設されたスロットル弁
と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて前記内
燃エンジンがリーン空燃比運転領域にあるか否かを判別
する運転領域判別手段とを備え、前記吸入空気量制御手
段が、前記運転領域判別手段により前記内燃エンジンが
リーン空燃比運転領域にないと判別されたときは前記運
転状態検出手段により検出された内燃エンジンの負荷状
態に応じて前記スロットル弁の弁開度を制御する第1の
弁開度制御手段と、前記運転領域判別手段により前記内
燃エンジンがリーン空燃比運転領域にあると判別された
ときは前記第1の弁開度制御手段により設定された弁開
度と前記運転状態検出手段により検出されたエンジン回
転数と内燃エンジンの負荷状態とに応じて前記スロット
ル弁の弁開度を制御する第2の弁開度制御手段とを有し
ていることを特徴としている。
【0007】また、上記構成に加えて、前記運転領域判
別手段により前記内燃エンジンがリーン空燃比運転領域
にあると判別されたときは、前記燃料噴射量算出手段に
より算出された燃料噴射量を減量補正する補正手段を有
していることを特徴とするのも好ましい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、内燃エンジンがリーン空燃
比運転領域にないときは第1の弁開度制御手段によりス
ロットル弁の弁開度が制御され、前記内燃エンジンがリ
ーン空燃比運転領域にあるときは第2の弁開度制御手段
によりスロットル弁の弁開度が制御される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳説す
る。
【0010】図1は本発明に係る内燃エンジンの制御装
置の一実施例を示す全体構成図である。
【0011】図中、1は各シリンダに吸気弁と排気弁
(図示せず)とを各1対宛設けたDOHC直列4気筒の
内燃エンジン(以下、単に「エンジン」という)であっ
て、該エンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボデ
ィ3が設けられ、その内部にはスロットル弁3′が配さ
れている。また、該スロットル弁3′には例えばステッ
ピングモータから成るアクチュエータ4が接続されてい
る。該アクチュエータ4は電子コントロールユニット
(以下「ECU」という)5に接続され、該ECU5か
らの制御信号に応じてスロットル弁3′を駆動する。さ
らに、スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θT
H)センサ6が連結されており、スロットル弁3′の弁
開度に応じた電気信号を出力してECU5に供給する。
【0012】燃料噴射弁7はエンジン1とスロットル弁
3′との間且つ吸気管2の図示しない燃料ポンプに接続
されるとともにECU5に電気的に接続され、当該EC
U5からの信号により燃料噴射弁7の開弁時間が制御さ
れる。
【0013】また、吸気管2のスロットル弁3′の下流
側には分岐管8が設けられ、該分岐管8の先端には絶対
圧(PBA)センサ9が取付けられている。該PBAセ
ンサ9はECU5に電気的に接続されており、吸気管2
内の絶対圧PBAは前記PBAセンサ9により電気信号
に変換されてECU5に供給される。
【0014】また、分岐管8の下流側の吸気管2の管壁
には吸気温(TA)センサ10が装着され、該TAセン
サ10により検出された吸気温TAは電気信号に変換さ
れ、ECU5に供給される。
【0015】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ11が挿着され、該TWセンサ11に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
【0016】また、エンジン1の図示しないカム軸周囲
又はクランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ
12及び気筒判別(CYL)センサ13が取り付けられ
ている。
【0017】NEセンサ12はエンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(以下「TDC信号パルス」という)を出力し、CY
Lセンサ13は特定の気筒の所定のクランク角度位置で
信号パルス(以下、「CYL信号パルス」という)を出
力し、これらTDC信号パルス及びCYL信号パルスは
ECU5に供給される。そして、ECU5ではNEセン
サ12からのTDC信号パルスによりTDC間の発生間
隔を計測し、エンジン回転数NEの逆数に相当するME
値を算出する。
【0018】エンジン1の各気筒の点火プラグ14は、
ECU5に電気的に接続され、ECU5により点火時期
が制御される。
【0019】エンジン1の排気管15の途中には広域酸
素濃度センサ(以下、「LAFセンサ」と称する)16
が設けられており、該LAFセンサ16により検出され
た排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換されてECU
5に供給される。
【0020】また、ECU5にはアクセル開度(θAC
C)センサ17が接続さ、θACCセンサ17により検
出されたアクセルペダルの開度(踏込量)は電気信号に
変換されてECU5に供給される。
【0021】ECU5は、上述の各種センサからの入力
信号波形を整形して電圧レベルを所定レベルに修正し、
アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を
有する入力回路5aと、中央演算処理回路(以下「CP
U」という)5bと、該CPU5bで実行される各種演
算プログラムや後述する各種マップ及び演算結果等を記
憶するROM及びRAMからなる記憶手段5cと、アク
チュエータ4や燃料噴射弁7さらには点火プラグ14に
駆動信号を供給する出力回路5dとを備えている。
【0022】しかして、上記CPU5bは、エンジン1
の運転領域が、リーン空燃比運転領域に有るか又はリッ
チ空燃比運転領域(理論空燃比運転領域を含む)に有る
かを判別する運転領域判別手段と、該運転領域判別手段
の判別結果に応じてスロットル弁3′の弁開度を制御し
エンジン1に供給される吸入空気量を制御する吸入空気
量制御手段とを有し、さらにエンジンの運転状態に基づ
いて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段を有する
と共に前記運転領域判別手段によりエンジン1がリーン
空燃比運転領域に有ると判別されたときは前記燃料噴射
量を減量補正する補正手段を有している。
【0023】図2は運転領域判別手段の判別ルーチンを
示すフローチャートであって、本プログラムはTDC信
号パルスの発生と同期して実行される。
【0024】まず、ステップS1ではNEセンサ12に
より検出されるエンジン回転数NE及びエンジン1の負
荷状態を示すパラメータとしてθACCセンサ17によ
り検出されるアクセル開度θACCを読み込む。そし
て、ステップS2ではエンジン1の運転領域が前回ルー
プにおいてリッチ空燃比運転領域(以下、単に「リッチ
領域」という)にあったか否かを判別する。そして、そ
の答が肯定(YES)、すなわち前回ループでエンジン
1がリッチ領域にあるときはステップS3に進み、第1
の領域判別マップを検索して現在の運転領域を判別する
と共にエンジン1が現在リッチ領域にないと判別された
ときはリーン領域係数KLSを算出する。
【0025】第1の領域判別マップは、具体的には図3
に示すように、エンジン回転数NE0〜NE5とアクセ
ル開度θACC0〜θACC5とに応じて運転領域が設
定されている。そして、現在のエンジン回転数NEとア
クセル開度θACCとの交差点が図中の斜線部内にある
ときはリーン空燃比運転領域(以下、単に「リーン領
域」という)と判別され、前記斜線部内以外の部分にあ
るときはリッチ領域と判別される。さらに、リーン領域
内にはエンジン回転数NE及びアクセル開度θACCに
応じてリーン領域係数KLS(<1)が格子状にマップ
値として与えられており、エンジン1の運転領域がリー
ン領域にあると判別されたときはマップを検索してエン
ジンの運転状態に応じたリーン領域係数KLSを読み出
し、或いは補間法により算出して記憶手段5cに記憶す
る。
【0026】また、ステップS2の答が否定(NO)、
すなわち前回ループにおいてエンジン1の運転領域がリ
ーン領域にあったと判別されたときはステップS4に進
み、第2の領域判別マップを検索して現在の運転領域を
判別すると共にエンジン1がリーン領域にあると判別さ
れたときは、上述と同様、リーン領域係数KLSを算出
する。
【0027】第2の領域判別マップは、具体的には第1
の領域判別マップと略同様、図4に示すように、エンジ
ン回転数NE0〜NE5とアクセル開度θACC0〜θ
ACC5とに応じて運転領域が設定されている。但し、
該第2の領域判別マップは、前回リーン領域のときに検
索されるものであり、リーン領域とリッチ領域との間の
運転領域のハンチング防止のため第1の領域判別マップ
に比べ、エンジン回転数NE及びアクセル開度θACC
の広い範囲に亘ってリーン領域(図中、斜線部内)が設
定されている。そして、上記した第1の領域判別マップ
の検索と同様、現在のエンジン回転数NEとアクセル開
度θACCとの交差点が図中の斜線部内にあるときはリ
ーン領域、前記斜線部内以外の部分にあるときはリッチ
領域と判別される。また、エンジン1の運転領域がリー
ン領域にあると判別されたときはエンジンの運転状態に
応じたリーン領域係数KLSを読み出し、或いは補間法
により算出して記憶手段5cに記憶する。
【0028】次に、ステップS5では上述したステップ
S3又はステップS4のマップ検索により現在の運転領
域がリッチ領域か否かを判別する。そして、その答が肯
定(YES)のときは運転領域がリッチ領域であること
を示すべくフラグFを「1」に設定して(ステップS
6)本プログラムを終了する一方、ステップS5の答が
否定(NO)のときは運転領域がリーン領域であること
を示すべくフラグFを「0」に設定して(ステップS
7)本プログラムを終了する。
【0029】このように運転領域を判別した後、かかる
運転領域に応じてスロットル弁3′の弁開度θTHをア
クチュエータ4を駆動させて制御し、吸入空気量を制御
する。
【0030】図5はスロットル弁3′の目標弁開度θT
HOBJを算出するθTHOBJ算出ルーチンのフロー
チャートであって、本プログラムはTDC信号パルスの
発生と同期して実行される。
【0031】まず、ステップS11ではエンジン回転数
NE及びエンジンの負荷状態を示すパラメータとしてア
クセル開度θACCを読み込み、次いでステップS12
ではθTHBテーブルを検索してスロットル弁3′の基
本弁開度θTHBを算出する。
【0032】θTHBテーブルは、具体的には図6に示
すように、アクセル開度θACC0〜θACC5に対し
てテーブル値θTHB0〜θTHB5が直線状に与えら
れており、スロットル弁3′の基本弁開度θTHBは該
θTHBテーブルを検索することにより読み出され、或
いは補間法により算出される。
【0033】次に、ステップS13では上述した運転領
域判別ルーチン(図2)の実行の結果、フラグFが
「1」に設定されているか否かを判別する。そして、そ
の答が肯定(YES)、すなわちエンジン1の運転領域
が発進直後等のリッチ領域にあると判別されたときはス
テップS14に進み、目標弁開度θTHOBJをステッ
プS12で算出した基本弁開度θTHBに設定し、次い
でステップS17に進みスロットル弁3′の弁開度θT
Hが前記目標弁開度θTHOBJとなるようにアクチュ
エータ4に駆動信号を出力して本プログラムを終了す
る。
【0034】一方、ステップS13の答が否定(N
O)、すなわちエンジン1の運転領域がリーン領域にあ
ると判別されたときはステップS15に進み、ΔθTH
マップを検索して補正弁開度ΔθTHを算出する。
【0035】ΔθTHマップは、具体的には図7に示す
ように、第2の領域判別マップ(図4)と同様に区画さ
れたリーン領域(図中、斜線部内)内においてエンジン
回転数NE及びアクセル開度θACCに応じて格子状に
マップ値ΔθTHが与えられており、補正弁開度ΔθT
HはかかるΔθTHマップを検索することにより読み出
され、或いは補間法により算出される。
【0036】次に、ステップS16に進み、数式(1)
に示すように補正弁開度ΔθTHを基本弁開度θTHB
に加算して目標弁開度θTHOBJを算出する。
【0037】 θTHOBJ=θTHB+ΔθTH …(1) 次いで、ステップS17に進み、スロットル弁3′の弁
開度θTHがステップS16で算出した前記目標弁開度
θTHOBJとなるようにアクチュエータ4に駆動信号
を出力し本プログラムを終了する。
【0038】このようにエンジン1の運転領域がリーン
領域のときは、基本弁開度θTHBを補正弁開度ΔθT
Hで補正して目標弁開度θTHOBJを算出することに
より運転領域がリッチ領域からリーン領域に切り換わっ
たときにおいてもスロットル弁3′の弁開度θTHを瞬
時に所望弁開度に設定することができる。
【0039】しかして、本実施例においては、運転領域
が上述の如くリーン運転領域にあるときは燃料噴射弁7
から噴射される燃料噴射量が減量補正される。
【0040】図8は燃料噴射弁の開弁時間TOUTを算
出するTOUT算出ルーチンのフローチャートであっ
て、本プログラムはTDC信号パルスの発生と同期して
実行される。
【0041】まず、ステップS21ではエンジン回転数
NEとアクセル開度θACCに応じて所定のマップ値が
与えられたTiMマップを検索して基本燃料噴射時間T
iMを算出する。
【0042】次いで、ステップS22に進み、KTAテ
ーブルを検索して吸気温補正係数KTAを算出する。
【0043】KTAテーブルは、具体的には図9に示す
ように、吸気温度TA0〜TA4に対してテーブル値K
TA0〜KTA4が与えられており、吸気温補正係数K
TAは該KTAテーブルを検索することにより読み出さ
れ、或いは補間法により算出される。この図9から明ら
かなように、吸気温補正係数KTAは所定吸気温度内
(TA0≦TA≦TA4)においては吸気温度TAが上
昇するに伴い、すなわちエンジン1の暖機過程が進むの
に伴い小さい値に設定される。
【0044】次に、ステップS23に進んでKTWテー
ブルを検索し、水温補正係数KTWを算出する。
【0045】KTWテーブルは、具体的には図10に示
すように、吸気管内絶対圧PBAが設定圧PBA1以下
の場合に適用されるKTW1(同図(a)の破線)と、
吸気管内絶対圧PBAが設定圧PBA2以上の場合に適
用されるKTW2(同図(a)の実線)が設定されたも
のであり、エンジン冷却水温TW0〜TW4に対して、
KTW値が設定されている。従って、PBA≧PBA2
又はPBA≦PBA1が成立する場合には、エンジン冷
却水温TWに応じてKTW2又はKTW1を読み出し、
PBA1<PBA<PBA2が成立する場合には、エン
ジン冷却水温に応じてKTW2及びKTW1を読み出
し、PBA値に応じて補間を行うことにより、KTW値
を算出する。
【0046】次に、ステップS24に進んで上述した運
転領域判別ルーチン(図2)で算出されたリーン領域係
数KLSを読み出し、次いで数式(2)に示すように燃
料噴射弁7の開弁時間TOUTを算出し(ステップS2
5)、本プログラムを終了する。
【0047】 TOUT=TiM×KTA×KTW×KLS …(2) ここで、リーン領域係数KLSは運転領域がリッチ領域
のときは「1」に設定され、運転領域がリーン領域のと
きは上述したようにエンジン運転状態に応じた「1」以
下の数値に設定されることにより、運転領域がリーン領
域のときは前記開弁時間TOUTが短くなり、燃料噴射
量が減量補正されることとなる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る内燃エ
ンジンの制御装置は、少なくとも内燃エンジンの回転数
と該内燃エンジンの負荷状態とを含む内燃エンジンの運
転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出
手段の検出結果に基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴
射量算出手段と、該燃料噴射量算出手段の算出結果に応
じて前記内燃エンジンに吸入される吸入空気量を制御す
る吸入空気量制御手段とを備えた内燃エンジンの制御装
置において、前記内燃エンジンの吸気系に配設されたス
ロットル弁と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づ
いて前記内燃エンジンがリーン空燃比運転領域にあるか
否かを判別する運転領域判別手段とを備え、前記吸入空
気量制御手段が、前記運転領域判別手段により前記内燃
エンジンがリーン空燃比運転領域にないと判別されたと
きは前記運転状態検出手段により検出された内燃エンジ
ンの負荷状態に応じて前記スロットル弁の弁開度を制御
する第1の弁開度制御手段と、前記運転領域判別手段に
より前記内燃エンジンがリーン空燃比運転領域にあると
判別されたときは前記第1の弁開度制御手段により設定
された弁開度と前記運転状態検出手段により検出された
エンジン回転数と内燃エンジンの負荷状態とに応じて前
記スロットル弁の弁開度を制御する第2の弁開度制御手
段とを有しているので、エンジンの運転領域が理論空燃
比領域を含むリッチ領域からリーン領域に切り換わった
ときにおいても吸入空気量を瞬時に所望空気量に制御す
ることが可能となり、応答性の高い高精度な吸入空気量
の制御を行うことができると共に、運転領域の切換時に
おけるNOx等の有害成分の排出を抑制することがで
き、排気特性のより一層の向上を図ることができる。
【0049】また、前記運転領域判別手段により前記内
燃エンジンがリーン空燃比運転領域にあると判別された
ときは、前記燃料噴射量算出手段により算出された燃料
噴射量を減量補正する補正手段を有しているので、混合
気の空燃比をエンジンの運転状態に応じた所望空燃比に
制御することができ、運転性能の悪化を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃エンジンの制御装置の一実施
例を示すブロック構成図である。
【図2】運転領域判別ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図3】第1の領域判別マップである。
【図4】第2の領域判別マップである。
【図5】スロットル弁の目標弁開度θTHOBJを算出
するθTHOBJ算出ルーチンのフローチャートであ
る。
【図6】基本弁開度θTHBを算出するθTHBテーブ
ル図である。
【図7】補正弁開度ΔθTHを算出するΔθTHマップ
である。
【図8】燃料噴射弁の開弁時間TOUTを算出するTO
UT算出ルーチンのフローチャートである。
【図9】吸気温補正係数KTAを算出するKTA算出ル
ーチンのフローチャートである。
【図10】水温補正係数KTWを算出するKTW算出ル
ーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 2 吸気管 3′ スロットル弁 5 EUC(燃料噴射量算出手段、吸入空気量制御手
段、運転領域判別手段、第1の弁開度制御手段、第2の
弁開度制御手段、補正手段) 12 NEセンサ(回転数検出手段) 17 θACCセンサ(アクセル開度検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内燃エンジンの回転数と該内
    燃エンジンの負荷状態とを含む内燃エンジンの運転状態
    を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段の
    検出結果に基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算
    出手段と、該燃料噴射量算出手段の算出結果に応じて前
    記内燃エンジンに吸入される吸入空気量を制御する吸入
    空気量制御手段とを備えた内燃エンジンの制御装置にお
    いて、 前記内燃エンジンの吸気系に配設されたスロットル弁
    と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて前記内
    燃エンジンがリーン空燃比運転領域にあるか否かを判別
    する運転領域判別手段とを備え、 前記吸入空気量制御手段が、前記運転領域判別手段によ
    り前記内燃エンジンがリーン空燃比運転領域にないと判
    別されたときは前記運転状態検出手段により検出された
    内燃エンジンの負荷状態に応じて前記スロットル弁の弁
    開度を制御する第1の弁開度制御手段と、前記運転領域
    判別手段により前記内燃エンジンがリーン空燃比運転領
    域にあると判別されたときは前記第1の弁開度制御手段
    により設定された弁開度と前記運転状態検出手段により
    検出されたエンジン回転数と内燃エンジンの負荷状態と
    に応じて前記スロットル弁の弁開度を制御する第2の弁
    開度制御手段とを有していることを特徴とする内燃エン
    ジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転領域判別手段により前記内燃エ
    ンジンがリーン空燃比運転領域にあると判別されたとき
    は、前記燃料噴射量算出手段により算出された燃料噴射
    量を減量補正する補正手段を有していることを特徴とす
    る請求項1記載の内燃エンジンの制御装置。
JP32999292A 1992-11-16 1992-11-16 内燃エンジンの制御装置 Pending JPH06146950A (ja)

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JP32999292A JPH06146950A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 内燃エンジンの制御装置

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JP32999292A JPH06146950A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 内燃エンジンの制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267100B2 (en) 2001-04-03 2007-09-11 Hitachi, Ltd. Controller of internal combustion engine

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US7267100B2 (en) 2001-04-03 2007-09-11 Hitachi, Ltd. Controller of internal combustion engine

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