JPH06146947A - 燃料噴射式2行程エンジン - Google Patents

燃料噴射式2行程エンジン

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JPH06146947A
JPH06146947A JP4314095A JP31409592A JPH06146947A JP H06146947 A JPH06146947 A JP H06146947A JP 4314095 A JP4314095 A JP 4314095A JP 31409592 A JP31409592 A JP 31409592A JP H06146947 A JPH06146947 A JP H06146947A
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JP
Japan
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pressure
crankcase
engine
sensor
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP4314095A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Nishimura
誠一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH06146947A publication Critical patent/JPH06146947A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク室の圧力を検出して出力を制御する
ようにしたクランク室予圧縮室式の2行程形の舶用エン
ジンにおいて、クランク室内の圧縮圧力を検出するセン
サーがエンジンの停止時に吸気中に含まれた水分によっ
て損傷を受けることがなく、且つ、クランク室内の圧力
ををセンサーへ導く導管の弾性変形によって生じる計測
誤差を可及的に低減した燃料噴射式2行程エンジンを得
ることである。 【構成】 ピストンの背面に形成されているクランクケ
ースの壁面に、連通孔を介してクランクの内面に通じた
測定室を設け、その測定室に測定面を内面に向けて感圧
センサーを取付け、導管を剛体であるクランクケースに
設けた透孔で構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は燃料噴射式の舶用2行
程エンジンに好適な電子式の制御装置に関するもので、
特に、噴射される燃料を制御するためのコンピュータに
情報を入力するための感圧センサーの取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジンにおいては排
気ガス浄化や燃料消費低減のため、燃料供給手段として
燃料噴射装置が採用され、そこでは燃料の供給量や点火
時期を制御するため、エンジンの負荷状態を検出する手
段として、吸気通路中に差圧式流量計や熱線式流量計を
設け、それによって吸気流量を計測することが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、舶用の2行程エ
ンジンにも排気ガス浄化や燃費向上の要求が強まり、そ
れに従って電子式のエンジン制御方式の採用が要求され
ている。しかしながら、舶用エンジンでは吸気中に水分
や塩分が含まれることがあるため、自動車用として採用
されている前記両流量計では耐久性が著しく低下するの
で、そのまゝの形で転用できない不具合がある。
【0004】他方、小型の2行程エンジンでは一般にク
ランク室圧縮を行うため、クランク室内の平均圧力と1
行程中の吸気量との間に相関を生じる。そこで出願人は
先にクランク室の圧力をゴム質のパイプによって圧力セ
ンサーまで導き、前記両流量計を用いることなく精密に
吸気流量を検出し得る装置を提案した(特願平2−21
039号)。
【0005】しかしながら、舶用のクランク室予圧縮式
の2行程エンジンには、自動車用として慣用されている
燃料噴射装置を使用する上で解決せねばならない多くの
課題が残されている。すなわち、舶用の2行程エンジン
ではクランク室中に吸入された空気に潤滑油や水分が含
まれている上、エンジンの運転時と停止時とによって室
内の温度が大きく変化するため、前記圧力センサーの感
圧面に水分が凝結して氷結する不具合を生じるばかり
か、クランク室内と圧力センサーとを連結するゴム質パ
イプの通路が粘度の高い潤滑油によって実質的に狭めら
れ、精度の高い計測が難しかった。
【0006】この発明は上記した課題を解消し、測定精
度がよく、且つ水分の凍結による損傷を受けにくい圧力
センサーの取付け構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した目的
を達成するために、請求項1によれば、ピストンの背面
に形成されているクランクケースの壁面に、クランクケ
ースの外面から透孔を穿設し、その透孔に測定を内面に
向けて感圧センサーを取付けた点に特徴があり、請求項
2によれば、クランクケースの壁面に支持される感圧セ
ンサーは感圧素子と、それを支持するケースとを有し、
感圧素子はケースに支持された支持板に支持され、その
感圧面は弾膜によって覆われ、感圧面と弾膜との間には
氷点の低い非圧縮性の不定形の材料を充填した点に特徴
がある。
【0008】
【作用】エンジンが運転されピストンが昇降すると、そ
れに伴ってクランクケース内の圧力が変動する。すなわ
ち、クランクケース内へ吸入された吸気はピストンが降
下したとき圧縮され、その変化する圧縮圧力は逐次に感
圧センサーによって検出され、別に用意したコンピュー
タの信号として出力される。感圧センサーの感圧面に作
用する圧力はゴム質のパイプを通じることなく、直接に
クランクケース内の圧力が作用し、それに従った正確な
信号が出力される。他方、エンジンが停止するとクラン
クケース内に残存した吸気が冷却され、それに含まれる
水分が感圧センサー上にも凝結し付着するが、感圧セン
サーの感圧面には感圧素子が直接に露出していないた
め、それを覆う弾膜上に付着するに止まる。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、10は船外機であり、ボートの船
尾板20に取付けられている。船外機10は上部にエン
ジン30を内蔵したカウリング11と、下部にプロペラ
12を備えた下部ケース13とを備え、それらの間が上
部ケース14によって連結され、全体として一体的に構
成されている。
【0010】図2はカウリング11に収容されたエンジ
ン30の断面図である。エンジン30は上下に配置した
水平方向のシリンダ31、31を備えた2気筒のクラン
ク室予圧縮式2行程エンジンである。32はその燃焼室
であり、前記シリンダ31とそれに摺動自在に嵌挿され
たピストン33、および、シリンダ孔を閉じるヘッドカ
バー34によって構成されている。35は出力軸たるク
ランク軸であり、クランクケース36によって回転自在
に支持されると共に、コンロッド37を介してピストン
33と連結されている。
【0011】クランクケース36の内部は掃気通路38
を通して燃焼室32と、吸気通路41を通して大気中と
に通じている。すなわち、吸気通路41はクランクケー
ス36からリード弁形の逆止弁42と蝶形の絞り弁45
を備えた吸気胴43、および吸気膨張室44を経て大気
に通じる一連に構成されている。なお、以上の構成は従
来の船外機用2行程エンジンの構成と大差はない。
【0012】図3はこのエンジンの制御システムを示
す。図中、50は燃料系、60は電子制御系を示す。燃
料系50は燃料タンク51からストレーナ52、水分離
装置53、気液分離装置54を経て燃料ポンプ55に至
る吸入側と、燃料ポンプ55の吐出口に連結された燃料
噴射ノズル、いわゆるインジェクタ56からなる吐出側
とで構成されている。57は加圧空気を給送するための
ポンプ、58は燃料圧力加圧空気圧とを調整するための
調圧弁、59は発電機である。斯くて、エンジンの運転
中は、燃料タンク51に収容された燃料が燃料ポンプ5
5の吸入力により、途中で水やゴミを除去されつゝ吸入
される。そして、所定の圧力に昇圧されてインジェクタ
56に供給され、所定のタイミングで燃焼室32内へ直
接に噴射され、燃料の吹き抜けを防止している。
【0013】電子制御系60はマイクロプロセッサから
なるエンジン制御ユニット61からなり、制御ユニット
61の入力側には絞り弁45の開度を検出する絞り弁セ
ンサ62と、クランク軸35の位相を検出するクランク
軸センサ63、およびクランクケース36内の圧力を検
出するクランク室圧センサ70が接続され、出力側には
インジェクタ56を開閉作動させるためのソレノイド
(図示してない)が接続されている。
【0014】次に、この発明に係るクランク室圧センサ
70をクランクケース36へ取り付けるための取り付け
構造について説明する。クランク室圧センサ70は図
4、図5で示すように、ピストン33の背面に位置して
クランクケース36へ取付けられる。すなわち、シリン
ダ31孔のスカート部近傍には、アルミニウム合金製の
クランクケース36に対して壁面の外側から測定室65
をなす小孔がドリル加工によって穿設され、その小孔を
閉じるようにしてクランク室圧センサ70たる感圧セン
サーが計測面64を内側にしてボルト66によって締着
されている。
【0015】測定室65をなす小孔の内面は更に斜め方
向に開けられた連通孔67を通して前記クランクケース
36内へ通じており、クランクケース36内の圧力が連
通孔67を通して測定室65内へ作用するようにしてあ
る。なお、この実施例ではこの連通孔67の内径は7 m
m である。
【0016】前記クランク室圧センサ70たる感圧セン
サーの要部は、図7で示すように、公知の感圧素子71
と、それを包む樹脂製のケース72とからなっている。
すなわち、感圧素子71はケース72内に設けられた支
持板73に絶縁、且つ断熱状態で支持されると共に、感
圧面をなす上面はステンレス板製のベローズ74によっ
て覆われ、感圧面とベローズ74との間にはグリセリン
やシリコン油、その他の氷点の低い非圧縮性、且つ、非
定形性の材料が充填されている。
【0017】よって、クランクケース36内の吸気圧力
はゴム質のパイプのような弾性材からなる通路部材を介
することなく、直接にクランク室圧センサ70に作用す
るので、測定される吸気の圧力がパイプの変形による圧
力変化の影響を受けず、精度よく計測できる。また、感
圧素子71の感圧面はベローズ74によって保持された
グリセリンやワックスなどを介してクランク室内の圧力
が作用するので、潤滑油や水分を含む吸気が直接に作用
することがなく、たとえ、吸気中に含まれる水分がエン
ジンの停止中にセンサ70の表面で氷結することがあっ
ても、それはステンレス板製のベローズ74の表面に止
まり、直接に感圧素子71に付着せず、しかもエンジン
の始動によりケース内圧力が変化すると容易に剥離して
計測が行われるので、その耐久性を損なうことがない。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上のように、感圧センサー
をクランクケースに取付けて内圧を測定する場合に、直
接的にクランクケース内の吸気圧力を計測するので高い
計測精度によって供給燃料の量を計量できる効果があ
る。また、吸気中に含まれる水分が多い舶用エンジン特
有の課題、すなわち、クランクケース内へ吸入した水分
の氷結による耐久性低下などの不具合がなく、燃料噴射
式の舶用エンジンの実用化に大きく貢献できるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を利用した船外機の側面図である。
【図2】そのエンジン部分の横断面図である。
【図3】そのエンジンの制御システムを示すシステム図
である。
【図4】図2の要部の拡大断面図である。
【図5】そのV−V断面図である。
【図6】図4の矢視VI図である。
【図7】そのVII−VII断面図である。
【符号の説明】
36・・・・クランクケース 67・・・・連通孔 70・・・・クランク室圧センサ 71・・・・感圧素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの背面に形成されているクラン
    クケースの壁面に、クランクケースの外面から透孔を穿
    設し、その透孔に測定を内面に向けて感圧センサーを取
    付けてなる燃料噴射式2行程エンジン。
  2. 【請求項2】 クランクケースの壁面に支持される感圧
    センサーは感圧素子と、それを支持するケースとを有
    し、感圧素子はケースに支持された支持板に支持され、
    その感圧面は弾膜によって覆われ、感圧面と弾膜との間
    には氷点の低い非圧縮性の不定形の材料を充填してなる
    燃料噴射式2行程エンジン。
JP4314095A 1992-10-29 1992-10-29 燃料噴射式2行程エンジン Pending JPH06146947A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083618A1 (ja) * 2003-03-20 2004-09-30 Keihin Corporation スロットルボディ
JP2014058921A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Hitachi Koki Co Ltd エンジン及びエンジン作業機
US10697386B2 (en) 2015-12-08 2020-06-30 Continental Automotive France Method and device for determining the air flow rate entering the intake manifold of a two-stroke engine

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