JPH06146682A - 硬貨作動錠 - Google Patents

硬貨作動錠

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JPH06146682A
JPH06146682A JP32842792A JP32842792A JPH06146682A JP H06146682 A JPH06146682 A JP H06146682A JP 32842792 A JP32842792 A JP 32842792A JP 32842792 A JP32842792 A JP 32842792A JP H06146682 A JPH06146682 A JP H06146682A
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JP
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key piece
restraint
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JP32842792A
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Inventor
Hatsuo Nakai
初夫 中井
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CLOVER CO Ltd
KUROOBAA KK
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CLOVER CO Ltd
KUROOBAA KK
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】硬貨をわざわざ投入しなくても、必要に応じて
鍵片の拘束を解くことができる硬貨作動錠を提供する。 【構成】鍵片挿入路に沿って鍵片の挿入に応動して硬貨
の拘束を解除する硬貨解除機構と、硬貨拘束時には鍵片
の挿入を受け付け硬貨未拘束時には鍵片の抜取りを規制
する鍵片拘束機構とが設けてある。補助鍵挿入口92の
内側には補助鍵91の挿入により前記鍵片拘束機構62
を応動させて鍵片の拘束を強制解除する鍵片拘束解除機
構90が設けてある。従って硬貨を投入しなくても、補
助鍵91を用いて鍵片の拘束を解除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばスーパーマー
ケットにおける手押カートの買物客への貸出を管理する
システムにおいて、多数台の手押カートを相互に束縛し
た状態に置くのに用いられる硬貨作動錠に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットでは、買物客の便宜
をはかるため、多数台の手押カートが用意されている。
これら手押カートは、スーパーマッケット内の決められ
た場所に置かれており、買物客は買物に際し、手押カー
トを自由に借り受けることができる。
【0003】ところが買物客は、買物が済むと、手押カ
ートを元の貸出場所へ返却せず、適当な場所へ放置する
ことが多く、他の買物客の買物や通行の邪魔になる。そ
のため店員は、随所に放置された手押カートを定期的に
回収して貸出場所へ移す作業が必要となり、店員の作業
負担は大きなものとなっている。
【0004】そこで出願人は、先般、買物客に対し、手
押カートを元の貸出場所へ返却するよう促すために、図
20および図21に示すような手押カートの貸出管理シ
ステムを開発した。
【0005】図中、1は手押カートであって、買物かご
収容部2の後端部に手押ハンドル3が水平に設けてあ
る。各手押カート1には、手押ハンドル3の一端に硬貨
作動錠4が、また適所には先端に鍵片6を備えたチェン
5が、それぞれ取り付けてあり、各硬貨作動錠4は他の
手押カート1aのチェン5と鍵片6を介して連結可能と
なっている。
【0006】前記硬貨作動錠4は、内部に錠機構を有
し、ケース7の外面には前記鍵片6を挿入するための鍵
片挿入口8と、百円硬貨を投入するための硬貨投入口9
と、投入された百円硬貨を返却するための硬貨返却口1
0とが開口してある。またケース7の内部には、前記硬
貨投入口9から硬貨返却口10へ至る硬貨通路11が形
成してある。
【0007】貸出場所では各手押カート1は他の手押カ
ート1aとチェン5によって相互に束縛された状態にあ
る。手押カート1を借り受ける際、硬貨作動錠4の硬貨
投入口9へ百円硬貨が投入されると、内部の錠機構が解
錠動作し、鍵片6を鍵片挿入口8より抜き取ることがで
きる。これによりチェン5による連結が外れ、手押カー
ト1は隣の手押カート1aとの束縛状態から解放され
る。このとき投入された百円硬貨は硬貨拘束機構(図示
せず)により硬貨通路11の通路途中で拘束されてい
る。
【0008】手押カート1を返却する際、鍵片挿入口8
へ他の手押カート1aの鍵片6を挿入すると、錠機構が
施錠動作して、硬貨作動錠4と鍵片6とが連結し、手押
カート1は他の手押カート1aと相互に束縛状態とな
る。また鍵片6の挿入により硬貨拘束機構が作動し、硬
貨通路11内の百円硬貨は拘束状態から解放されて硬貨
返却口10より返却される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の硬貨作動錠4においては、店員が1台または複数台の
手押カートを他の場所へ移動させる必要が生じた場合な
どには、予め百円硬貨を用意して硬貨投入口へ投入しな
ければ、手押カート間の束縛を解くことができず、管理
上甚だ不便である。
【0010】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、硬貨をわざわざ投入しなくても、必要に応じて
鍵片の拘束を解くことができる硬貨作動錠を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の硬貨作動錠
は、ケースの外面に硬貨投入口,硬貨返却口および,鍵
片挿入口が開口し、ケースの内部には前記硬貨投入口か
ら硬貨返却口へ至る硬貨通路と、前記鍵片挿入口と連通
する鍵片挿入路とが形成されている。前記硬貨通路に
は、硬貨を通路途中で拘束する硬貨拘束手段が設けら
れ、また前記鍵片挿入路には、鍵片の挿入に応動して前
記硬貨拘束手段による硬貨の拘束を解除させる硬貨解除
手段と、前記硬貨拘束手段が硬貨を拘束するとき鍵片の
拘束を解除し硬貨の拘束を解除するとき鍵片を拘束する
鍵片拘束手段とが設けられている。さらに前記ケースの
外面には補助鍵挿入口が開口してあり、ケースの内部の
前記補助鍵挿入口の内側には、補助鍵の挿入により前記
鍵片拘束手段を応動させて鍵片の拘束を強制解除する鍵
片拘束解除手段が設けられている。
【0012】
【作用】補助鍵挿入口より補助鍵を挿入することにより
鍵片拘束手段が応動して鍵片の拘束が強制解除されるの
で、硬貨投入口へ硬貨を投入することなく、鍵片を鍵片
挿入路より抜き取ることができる。
【0013】
【実施例】図1は、手押カートの貸出管理システムに用
いられるこの発明にかかる硬貨作動錠20の外観を示
す。図示例の硬貨作動錠20は、手押カートの手押ハン
ドル21に装着されるもので、前記手押ハンドル21を
挿通する取付孔22がケース23の両側面24を貫通し
て設けてある。
【0014】前記ケース23は合成樹脂成形体であっ
て、ケース23の外面には百円硬貨Aを投入するための
硬貨投入口25と、投入された百円硬貨Aを返却するた
めの硬貨返却口26と、他の手押カートの硬貨作動錠に
設けられた鍵片27aを挿脱するための鍵片挿入口28
と、マスターキーと称される補助鍵91を挿脱するため
の補助鍵挿入口92とが開口してある。前記鍵片挿入口
28はケース23の上端面29の一側面寄りに位置し、
前記硬貨投入口25はケース23の傾斜曲面30の他側
面寄りであってその上部位置に、また硬貨返却口26は
前記硬貨投入口25に対して下部位置に、それぞれ位置
する。さらに前記補助鍵挿入口92はケース23の鍵片
挿入口28に近い側の側面24に設けてある。
【0015】前記傾斜曲面30の下端部には、先端に鍵
片27を有するチェン31が取り付けてあり、前記鍵片
27を他の手押カートにおける硬貨作動錠20の鍵片挿
入口28へ挿入して、他の手押カートとチェン31で連
結できるようになっている。
【0016】前記鍵片27は、金属製の鍵板部33の基
板部に合成樹脂製の撮み部32を一体化した構造のもの
であり、前記撮み部32には前記チェン31が接続して
ある。前記鍵板部33は両側縁の先端部寄りに係合凹部
34を備え、板面には、ほぼ長さ中央部に長さ方向へ長
い矩形状の鍵孔35が貫通して形成されると共に、先端
部寄りにガイド溝36が凹設してある。前記鍵孔35は
この硬貨作動錠20に適合する鍵片27を特徴付けるも
ので、後述する規制機構71の検出片84が係入可能な
幅と、その検出片84が係入した状態で鍵片27を最終
位置まで挿入し得る長さとに設定される。
【0017】図2は、ケース23の内部構造を示すもの
で、対向する金属フレーム40,41間に錠機構42が
組み込まれている。この錠機構42は、主として一方の
金属フレーム40の側に配置される百円硬貨の投入に応
動する機構と、主として他方の金属フレーム41の側に
配置される鍵片27および補助鍵91の挿脱に応動する
機構とから成り、一方の金属フレーム40の側の構成が
図3に、他方の金属フレーム41の側の構成が図4に、
それぞれ示してある。
【0018】図2および図3において、43は硬貨投入
口25から硬貨返却口26へ至る硬貨通路であって、こ
の硬貨通路43に沿って硬貨投入口25の近傍に硬貨判
別機構44と図5に示す硬貨検知機構45が、通路途中
に硬貨拘束機構46が、それぞれ配置されている。
【0019】前記硬貨判別機構44は、硬貨投入口25
より投入された硬貨が百円硬貨Aであるか否を判別し、
百円硬貨Aであれば、その硬貨を硬貨通路43へ導入
し、百円硬貨Aでなければ、その硬貨の導入を阻止す
る。
【0020】図示例の硬貨判別機構44は、硬貨投入口
25の近傍に支軸47により回動自由に支持された第1
の作動板48と、その奥に支軸49により回動自由に支
持された第2の作動板50とから成る。第1の作動板4
8には第2の作動板50の側へばね(図示せず)により
付勢される操作片51を備え、第2の作動板50には二
股状の硬貨阻止片52および作動片53を備えている。
【0021】第1の作動板48の操作片51は第2の作
動板50の硬貨阻止片52と作動片53との間に位置
し、百円硬貨Aが投入されると、図6に示すように、第
1の作動板44はその基端部が押されて回動し、操作片
51が作動片53を押す。これにより第2の作動板50
が回動して硬貨阻止片51が硬貨通路43より引っ込
む。百円硬貨Aより小径の硬貨が投入されると、第1,
第2の各作動板48,50は回動せず、第2の作動板5
0の硬貨阻止片52が硬貨通路43に突出して硬貨の進
入を阻止する。なお百円硬貨Aより大径の硬貨について
は、硬貨投入口25の幅を百円硬貨Aの直径に対応させ
てあるので、硬貨投入口25にて硬貨通路43への進入
が阻止される。
【0022】前記硬貨検知機構45は、硬貨通路43へ
導入された百円硬貨Aが硬貨拘束機構46により拘束さ
れた状態であることを検知するためのもので、図5に示
すように、支軸55により揺動板56が揺動自由に支持
された構成のものである。なお57は金属フレーム41
に取り付けられた一対の支持板であって、この対向する
支持板57,57間に前記支軸55が支持される。
【0023】前記揺動板56は、両端に同方向へ突出す
る先端が丸い規制片58および検知片59を備えてい
る。前記規制片58の先端は硬貨投入口25に、また前
記検知片59の先端は硬貨通路43に、それぞれ対向位
置する。前記検知片59の基端には筒軸状の錘体61が
設けてあり、これにより揺動板56が自重で平衡すると
き、規制片58の先端が硬貨投入口25より引っ込み、
検知片59の先端が硬貨通路43へ突出する。
【0024】投入された百円硬貨Aが後記する硬貨拘束
機構46の位置に達すると、図7に示すように、この百
円硬貨Aにより前記検知片59の先端が押されて百円硬
貨Aの厚み分だけ揺動板56が傾き、規制片58が硬貨
投入口25へ突出し、硬貨の追加投入が阻止される。
【0025】揺動板56の前記規制片58の基端部には
後述する鍵片拘束機構62の往復動板67(図4に示
す)に係脱するロック片60が一体形成されている。こ
のロック片60は、百円硬貨Aが硬貨拘束機構46によ
り拘束されていない状態(図5に示す状態)のときは往
復動板67に係合し、百円硬貨Aが硬貨拘束機構46に
より拘束されている状態(図7に示す状態)のときは往
復動板67との係合が外れる。
【0026】前記硬貨拘束機構46は、百円硬貨Aを硬
貨通路43の通路途中で拘束するためのもので、図3に
示すように、支軸63により可動板64の長さ中央を回
動自由に支持した構成のものである。前記可動板64
は、互いに直交する拘束片65と可動片66とを有し、
外力が作用しない状態のとき、拘束片65の先端が硬貨
通路43へ突出して、百円硬貨Aをその位置で拘束す
る。
【0027】前記可動板64は、後述する硬貨解除機構
68の操作板69(図4に示す)と連動するもので、操
作板69により可動片66が押されると、可動板64が
回動して拘束片65が硬貨通路43より引っ込み、百円
硬貨Aを拘束状態から解除する。
【0028】つぎに図2および図4において、70は鍵
片挿入口28と連通する鍵片挿入路であって、この鍵片
挿入路70に沿って硬貨解除機構68と鍵片拘束機構6
2とが配備されると共に、鍵片挿入口28と硬貨解除機
構68との間には、後述する規制機構71(図9および
図10に示す)が配備されている。なお図4はこの規制
機構71を省略して表してある。
【0029】前記鍵片拘束機構62は、前記硬貨拘束機
構2が百円硬貨Aを拘束するとき鍵片27の拘束を解除
する状態に設定し、百円硬貨Aの拘束を解除するとき鍵
片27を拘束する状態に設定するもので、鍵片挿入路7
0に対して往復動する往復動板67と前記硬貨検知機構
45とで構成される。
【0030】前記往復動板67は、全体がほぼ矩形板状
であって、鍵片挿入路70の側の一辺には係合片72
が、これと直交する辺には係合溝73が、それぞれ形成
されると共に、板面には長手方向へ長い貫通孔74が開
設してある。
【0031】前記係合片72は鍵片27の鍵板部33に
形成された係合凹部34と係脱し、前記係合溝73は前
記硬貨検知機構45における揺動板56のロック片60
と係脱する。前記貫通孔74には往復動板67のストロ
ークを規制する短軸状のストッパが75,76が係合さ
せてある。なお図示していないが、この往復動板67
は、ばねにより鍵片挿入路70の方向へ付勢されてい
る。
【0032】百円硬貨Aが硬貨通路43に拘束されてい
ない状態のときは、前記揺動板56のロック片60は往
復動板67の係合溝73と係合して往復動板65の移動
を阻止する。従って係合片72と係合状態にある鍵片2
7は、鍵挿入路70より抜き取ることができない。
【0033】一方、百円硬貨Aが硬貨通路43に拘束さ
れている状態のときは、前記揺動板56のロック片60
は往復動板67の係合溝73との係合が外れて往復動板
65は移動自由となっている。従って係合片72と係合
状態にある鍵片27は、鍵挿入路70より抜き取ること
ができる。この鍵片27を抜き取るとき、図8に示すよ
うに、往復動板67は一旦押し戻され(図中、鎖線で示
す)、その後、ばね力により元の位置に復帰する。
【0034】前記硬貨解除機構68は、鍵片27の挿入
に応動して前記硬貨拘束機構46による百円硬貨Aの拘
束を解除させるためのもので、支軸77により操作板6
9を回動自由に支持された構成のものである。前記操作
板69は、互いにほぼ直交する操作片78と当り片79
とを有し、鍵片挿入路70へ挿入された鍵片27の先端
が当り片79を押圧したとき、操作板69が回動して操
作片78が前記硬貨拘束機構46における可動板64の
可動片66を押し、百円硬貨Aを拘束状態から解く。
【0035】図9〜図12は、前記規制機構71の構成
およびその動作を示す。この規制機構71は、鍵片挿入
口28へ挿入された鍵片27の適否を判別し、所定の鍵
片27であれば、その鍵片27の鍵片挿入路70への挿
入を許容し、所定の鍵片27以外のもの(例えば金属
板)であれば、その挿入物の鍵挿入路70への挿入を規
制するもので、支軸80により規制板81が揺動自由に
支持された構成のものである。なお82は金属フレーム
41に取り付けられた一対の支持板であって、この対向
する支持板82,82間に前記支軸80が支持される。
【0036】前記規制板81は、基板部83の両端に検
出片84と支持片86が、その中間位置にガイド片85
が、それぞれ同方向へ突出した形態のものであり、前記
基板部83の検出片84とガイド片84との中間位置が
前記支軸80により支持されている。
【0037】前記支持片86は前記操作板68の当り片
79の下方に位置してこれを支持し、前記検出片84お
よび前記ガイド片85は鍵挿入路70に対応位置する。
自重による平衡状態では、検出片84の先端が鍵片挿入
路70より引っ込み、ガイド片85の先端が鍵片挿入路
70へ突出する。
【0038】百円硬貨Aが硬貨拘束機構46により拘束
されている図9および図10に示す状態では、硬貨検知
機構45の揺動板56と鍵片拘束機構62の往復動板6
7とは係合が外れて往復動板67は移動自由であり、従
って鍵片27の挿入を受け付ける状態となっている。ま
た規制機構71の規制板81は、自重による平衡状態で
ガイド片85が鍵片挿入路70へ突出し、検出片84が
鍵片挿入路70から引っ込んでおり、また支持片86は
操作板68の当り片79の動きを規制している。
【0039】いま鍵片27が鍵片挿入路70へ挿入され
ると、鍵板部33の先端がガイド片85に突き当たって
規制板81を傾動させ、カイド片85は鍵板部33のガ
イド溝36上に乗り上がると共に、検出片84は鍵孔3
5へ係入する。
【0040】鍵片27がさらに押し込まれると、ガイド
片85はガイド溝36を摺動し、検出片84は鍵孔35
内を摺動して、鍵片27の押込みが許容される。規制板
81の傾動により支持片86は操作板69の当り片79
の下方を開放している。
【0041】鍵片27の係合凹部34が往復動板67の
係合片72と係合する深さまで鍵片27が押し込まれる
と、鍵板部33の先端が操作板69の当り片79を押
し、硬貨拘束機構46の可動板64を回動させる。図1
1および図12はこの時点の構成各部の状態を示す。
【0042】前記可動板64の回動により百円硬貨Aは
拘束状態から解放され、硬貨通路43を転動して硬貨返
却口26へ導かれる。百円硬貨Aの解放により硬貨検知
機構45の揺動板56は図13に示すように復帰動作
し、ロック片60が前記往復動板67と係合してロック
状態を形成し、鍵片27を抜き取ることが不能となる。
【0043】もし所定の鍵片27以外のもの、例えばフ
ラットな金属板が鍵片挿入路70へ挿入されると、金属
板の先端が規制板81のガイド片85に突き当たって規
制板81を傾動させようとするが、金属板には鍵片27
における鍵孔35が存在しないため、検出片84は金属
板の板面に突き当たる。その結果、規制板81は傾動で
きず、ガイド片85は鍵片挿入路70から引っ込まな
い。このため金属板の挿入が阻止されることになり、操
作板69の当り片79は押圧されず、百円硬貨Aが返却
されることはない。
【0044】図14〜図18は、ケース23の内部の前
記補助鍵挿入口92の内側に設けられる鍵片拘束解除機
構90の構成およびその動作を示す。この鍵片拘束解除
機構90は、補助鍵91を補助鍵挿入口92へ挿入して
回動操作したとき、前記鍵片拘束機構62の鍵片検知機
構45を作動させて鍵片27の拘束を強制解除させるた
めのものである。
【0045】前記補助鍵91は、図15に示すように、
撮み部93と鍵板部94とが一体形成されたもので、鍵
板部94の先端部には両側縁を矩形状に切り欠いて細幅
部95と、その先に係合部96とが形成してある。
【0046】前記補助鍵挿入口92は、図14および図
15に示すように、ケース23の取付孔に嵌着固定され
る円形プレート97に形成されており、前記補助鍵91
の細幅部95の幅に対応する直径の円形孔98と、前記
係合部96の幅に対応する長さの矩形孔99とを一連に
備えたものである。
【0047】前記鍵片拘束解除機構90は、金属フレー
ム40に軸回動自由に取り付けられたカム軸100と、
カム軸100の上端面より突出したカム軸100より小
径の操作軸101とを一体形成した構成のものであっ
て、カム軸100の上端面には傾斜面102を介して高
位部103と低位部104とを連続させたカム面105
が、また操作軸101の上端面には補助鍵91の係合部
96が係合する係合溝106が、それぞれ形成されてい
る。
【0048】前記カム面105の低位部104上には硬
貨検知機構45における揺動板56の錘体61が位置さ
せてあり、補助鍵91の係合部96を前記操作軸101
の係合溝106に係入させて回動操作することによりカ
ム面105の高位部103が錘体61を押し上げて揺動
板56を揺動させるようになっている。
【0049】いま鍵片27が鍵片挿入路70へ挿入され
ているとき、図15および図16に示すように、揺動板
56のロック片60は往復動板67と係合し、鍵片27
の引抜きが不能となっている。この状態では揺動板56
の錘体61はカム面105の低位部104に位置し、ま
た操作軸101の係合部106と円形プレート97の矩
形溝99とは向きが揃っている。
【0050】この状態で補助鍵91を補助鍵挿入口92
へ挿入すると、係合部96は操作軸101の係合溝10
6と係合し、小幅部95は補助鍵挿入口92の円形孔9
8に対応位置する。しかる後、補助鍵91を回動操作す
ると、図17および図18に示すように、カム面105
の高位部103が錘体61を押し上げることにより揺動
板56が揺動し、ロック片60と往復動板67との係合
が外れ、鍵片27を抜き取ることが可能となる。
【0051】
【発明の効果】この発明は上記の如く、ケースの外面に
補助鍵挿入口を開口すると共に、ケースの内部の前記補
助鍵挿入口の内側に、補助鍵の挿入により前記鍵片拘束
手段を応動させて鍵片の拘束を強制解除する鍵片拘束解
除手段が設けたから、硬貨を用いずに、補助鍵挿入口よ
り補助鍵を挿入することにより鍵片の拘束を強制解除し
て鍵片を鍵片挿入路より抜き取ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる硬貨作動錠の外観を示す斜面
図である。
【図2】硬貨作動錠の内部構造を示す正面図である。
【図3】硬貨作動錠における一方の金属フレームの側に
設けられた構成を示す側面図である。
【図4】硬貨作動錠における他方の金属フレームの側に
設けられた構成を示す側面図である。
【図5】硬貨検知機構の構成を示す正面図である。
【図6】硬貨判別機構の動作を示す側面図である。
【図7】硬貨検知機構の動作を示す正面図である。
【図8】鍵片抜取り時の往復動板の動作を示す側面図で
ある。
【図9】鍵片挿入前の規制機構の状態を示す側面図であ
る。
【図10】鍵片挿入前の規制機構の状態を示す正面図で
ある。
【図11】鍵片挿入後の規制機構および硬貨解除機構の
状態を示す側面図である。
【図12】鍵片挿入後の規制機構および硬貨解除機構の
状態を示す正面図である。
【図13】鍵片挿入後の硬貨検知機構の状態を示す正面
図である。
【図14】鍵片拘束解除機構の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図15】鍵片拘束解除機構の構成を示す正面図であ
る。
【図16】鍵片拘束解除機構の構成を示す平面図であ
る。
【図17】鍵片拘束解除機構の動作を示す正面図であ
る。
【図18】鍵片拘束解除機構の動作を示す平面図であ
る。
【図19】手押カートの貸出管理システムを示す説明図
である。
【図20】手押カート間の連結状態および連結解除状態
を拡大して示す説明図である。
【符号の説明】
20 硬貨作動錠 23 ケース 25 硬貨投入口 26 硬貨返却口 27 鍵片 28 鍵片挿入口 43 硬貨通路 45 硬貨検知機構 46 硬貨拘束機構 62 鍵片拘束機構 68 硬貨解除機構 70 鍵片挿入路 90 鍵片拘束解除機構 91 補助鍵 92 補助鍵挿入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの外面に硬貨投入口,硬貨返却口
    および,鍵片挿入口が開口し、ケースの内部には前記硬
    貨投入口から硬貨返却口へ至る硬貨通路と、前記鍵片挿
    入口と連通する鍵片挿入路とが形成され、前記硬貨通路
    には、硬貨を通路途中で拘束する硬貨拘束手段が設けら
    れ、前記鍵片挿入路には、鍵片の挿入に応動して前記硬
    貨拘束手段による硬貨の拘束を解除させる硬貨解除手段
    と、前記硬貨拘束手段が硬貨を拘束するとき鍵片の拘束
    を解除し硬貨の拘束を解除するとき鍵片を拘束する鍵片
    拘束手段とが設けられており、 前記ケースの外面には補助鍵挿入口を開口すると共に、
    ケースの内部の前記補助鍵挿入口の内側には、補助鍵の
    挿入により前記鍵片拘束手段を応動させて鍵片の拘束を
    強制解除する鍵片拘束解除手段が設けられて成る硬貨作
    動錠。
JP32842792A 1992-11-13 1992-11-13 硬貨作動錠 Pending JPH06146682A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127034U (ja) * 1984-07-20 1986-02-18 サンデン株式会社 空気調和装置
JPS6213673A (ja) * 1985-07-10 1987-01-22 モ−ル 小荷物用カ−ト等の施錠装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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