JPH06146531A - 目地構造 - Google Patents

目地構造

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JPH06146531A
JPH06146531A JP32490692A JP32490692A JPH06146531A JP H06146531 A JPH06146531 A JP H06146531A JP 32490692 A JP32490692 A JP 32490692A JP 32490692 A JP32490692 A JP 32490692A JP H06146531 A JPH06146531 A JP H06146531A
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JP
Japan
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joint
long
male
plate
efficiency
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Pending
Application number
JP32490692A
Other languages
English (en)
Inventor
Sue Koseki
寿衛 小関
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Publication of JPH06146531A publication Critical patent/JPH06146531A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合板を連結した際の、壁等の連結部の防火
性、連結強度、施工性、防水性、断熱性、気密性等をパ
ッキング材、芯材に介在した長尺不燃性板によって、各
種所定の試験に合格する性能を発揮する目地構造とする
ことである。 【構成】 金属薄板からなる表面材1、裏面材14間に
フェノールフォーム等の防火性のある芯材21を一体に
介在させた雄雌連結構造の複合板Aの雄型連結部に、長
尺不燃性板23をほぼ中心部に一体に介在させると共
に、複合板A間の連結部に連結部断面に対応した形状の
パッキング材Cを介在させ、連結部の防火性、連結強
度、施工性、防水性、断熱性、気密性等を向上した目地
構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽量な複合板を用いてJ
IS−A−1304(建築構造部分の耐火試験方法)の
耐火構造試験(1時間)に合格し得る外壁の目地構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にJIS−A−1304の耐火1時
間の試験に合格する外壁材としては、ALC板(軽量気
泡コンクリート板)、押出中空セメント板が知られ、そ
の目地部はロックウール充填材、バックアップ材、シー
リング材を用いた構造となっていた。
【0003】また、上記パネルを改良したパネルとして
は特開平4−226746号公報がある。そして、この
複合板を用いた外壁の目地構造は雄、雌型連結部の嵌合
部空間にマット状の無機パッキング材、コーキング材等
を充填した構造となっていた。
【0004】しかしながら、上記複合板は前記ALC板
より軽量で長尺化も図っているが、目地のパッキング材
の植設のタイミング、即ち、現場で施工前に雌型連結部
の凹溝に挿入するのか、複合板製造時の芯材形成と同時
に植設するのいずれかであるが、帯体のため位置がズレ
る不利があった。また、複合板は従前より大幅に軽量化
が図れたがプラスチックフォームからなる芯材単体に比
し、相当に重かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、複合板自体をフェノールフォーム等の
芯材単体とすると共に、芯材の弱点部分の雌型連結部の
ほぼ厚さ方向の中央部に無機の長尺不燃性板を表、裏面
材、側縁側の芯材の一部を長手方向に亘って内側方に約
100mm以下位を区分した複合板とし、また、連結し
た際には雄、雌型連結部間の側縁側の空隙に両連結部に
マッチした形状の不燃性のパッキング材を介在させて防
火、防水、気密性を確実に強化し、さらに施工も容易と
なってコストダウンも図った目地構造を提案するもので
ある。
【0006】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る目地構造
の一実施例について詳細に説明する。図1は上記目地構
造の代表的な一例を示す縦断面図であり、Aは複合板、
Bは目地部、Cはパッキング材、Dは取付具、Eは躯体
である。
【0007】さらに説明すると、複合板Aは図2に示す
ように表、裏面材1、14間に準燃材以上の防火性能か
らなるプラスチックフォームを主成分とする芯材を一体
に介在させたサンドイッチ構造体であり、かつその長手
方向の両側縁に雄型連結部、雌型連結部を設けた構成で
ある。
【0008】すなわち、表面材1、裏面材14は金属薄
板、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜
鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼
板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板、あるいはこれら
の塗装(カラー)金属板、等の一種をプレス成形、押出
成形、ロール成形等によって形成したものである。
【0009】また、表面材1の形状は図3(a)に示す
ように横長状の化粧面部2とその長手方向の両側縁を内
方に屈曲した側縁3、4と側縁3の下端を外側方へ延長
し、その途中に長手方向と平行に形成した固定具頭収納
用の凹溝5を有する上面6とその先端を内方に屈曲した
当面7とその下端を内方へ屈曲し傾斜し、その先端を垂
下した上ガイド面8とその先端を内方(芯材21側)へ
延長した上挟持片9を設けたものである。
【0010】また、側縁4の下端には上記上面6、当面
7、上ガイド面8に対応する凹部10を設ける。すなわ
ち、側縁4の下端を内方に屈曲して側縁3方向に延長し
たカバー面11とその先端を外方へ屈曲し垂下した当接
面12と前記上ガイド面8と対応する下ガイド面13を
設ける。
【0011】裏面材14は図3(b)に示すように化粧
面部2と対応する横長状の底面15と前記側縁3側の端
縁と対応する側縁を立ち上がらせた垂直面16とその上
端を内側方へ延長し、その先端を立ち上がらせた受面1
7とその上端を他側方へ延長した下挟持片18とを設
け、さらに、他側縁端を階段状に形成した下当面19と
その先端を立ち上がらせ芯材形成時の液漏れ防止と連結
部の強度をアップする補強面20を形成した長尺体であ
る。
【0012】芯材21はプラスチックフォーム22と長
尺不燃性板23とからなり、プラスチックフォーム22
は主に断熱材、防火材、接着剤、補強材、緩衝材、吸音
材、嵩上材、軽量化材として機能するものであり、本発
泡の原料を表、裏面材1、14間に注入し、反応、発泡
させ、全構成材を一体に固着するものである。具体例に
は単体で準不燃以上、好ましくは不燃材になりうる可能
性のあるフォーム、例えばレゾール型のフェノールフォ
ームのようなものであり、密度が約50〜300kg/
3 位で機械強度も十分に発揮できるものである。勿
論、プラスチックフォーム22内に長、短繊維(グラス
ウール、ロックウール、カーボン繊維等)を均一に分散
させたり、偏在させることもできる。
【0013】長尺不燃性板23は上挟持片9、下挟持片
18間に両面材を分離させることにより、熱的に完全に
遮断して目地部Bの断熱性の強化と高熱下における機械
強度の向上(保形性も含め)を図るためのものであり、
例えばフェノールフォーム(密度100〜500kg/
3 )、ロックウール、石膏ボード、炭酸マグネシウム
板、ケイ酸カルシウム板、パーライト板、不燃紙による
ハニカム板、グラスウール板等の1種以上からなり、厚
さtは図4に示すように約3〜20mm位、幅Wは10
〜100mm位、密度10〜500kg/m3 位、長さ
Lは表、裏面材1、14に対応するか、ロール状の連続
帯でもよい。
【0014】なお、ロックウール、グラスウール、フェ
ノールフォーム、炭素繊維を用いた長尺不燃性板23の
場合はフェルト、マット状のように保形性があるとより
好ましい。さらに、これら繊維間に高熱下で発泡するか
硬化するような無機系発泡材、例えば硼砂、水ガラス、
リン酸系難燃剤を含浸させたり、フェノールフォームを
含浸させた板体でもよい。また、ハニカム体の場合は、
空隙にフェノールフォーム、パーライト板、あるいはロ
ックウールを低密度で充填した板体でもよい。
【0015】雄型連結部24は上面6、当面7、上ガイ
ド面8、上挟持片9、垂直面16、受面17、下挟持片
18、および芯材21の複合板A側縁の角柱状断面の端
部(長尺不燃性板23を含む)とからなる部分であり、
雌型連結部29と対応する断面である。すなわち凹溝
5、上面6とからなる目地用段差面25と上面6、当面
7および上ガイド面8によって囲まれた空間に充填した
芯材21とから構成した上方凸条部26と収納用凹部2
7と底面15の端部と垂直面16と受面17とで囲まれ
た空間に充填した芯材21を含む下方凸条部28とから
構成したものである。
【0016】雌型連結部29は目地段差面カバー部3
0、上方凸条部26、収納部31、収納用凹部27に嵌
挿する中間凸条部32、下方凸部28を収納する下方凹
条部32とから構成したものであり、前記雄型連結部2
4と嵌挿する断面の側端面である。
【0017】また、パッキング材Cは図5に示すような
長尺状のものであり、無機繊維材を主成分とするもので
ある。
【0018】次に、図2に示すような複合板Aを用いて
図1に示すような目地構造の施工例の一実施例について
簡単に説明する。まず躯体E上に図示しない水切り、ス
タータを固定する。次に図示するように第n段目の複合
板Aを取付具Dによって躯体Eに固定する。
【0019】次に上段となる複合板Aの雌型連結部29
を下段の複合板Aの雄型連結部24に嵌挿する。なお、
この際雌型連結部29には既にパッキング材C、コーキ
ング材αを前もって装着しておく。なお、両複合板Aの
雄、雌型連結部24、29間の間隙はパッキング材Cと
コーキング材αによってクッション性と防水性とが付加
された構造である。
【0020】従って、壁全体を構成するには、上記した
ような工程を順次、繰り返して行えば本発明に係る目地
構造の壁を形成することができる。
【0021】以上説明したのは本発明に係る目地構造の
一実施例にすぎず、図6(a)〜(g)に示すような複
合板A、図7(a)、(b)に示すような長尺不燃性板
23を用いて本発明に係る目地構造を形成することもで
きる。すなわち、図6(a)〜(g)に示す複合板Aは
雄、雌型連結部24、29の変形例であり、長尺不燃板
23を図示するように植設した複合板Aである。なお、
表、裏面材1、14と芯材21間には必要により図6
(a)に示すように不織布33を一体に介在させること
もできる。また、図7(a)、(b)は長尺不燃性板2
3の形状を図示する断面に形成し、弾性体同士で接触す
るようにしたものである。勿論、パッキング材Cは耐火
構造試験の1、2時間程度の試験に合格できる防火パッ
キング材とすることもできる。
【0022】
【発明の効果】上述したように本発明に係る目地構造に
よれば、防火上の最弱点部である目地部(連結部)に
長尺不燃性板を介在したため防、耐火試験に合格でき
る。連結部の間隙等を閉塞でき、しかも寸法誤差を吸
収でき、しかも断熱性、気密性、施工性を大幅に向上で
きる。製造時に表、裏面材のガイドが長尺不燃性板で
確実に図れるため高精度で製造でき、しかも連結部の機
械強度を大幅に強化できる。パッキング材の形成によ
り目地部の防水性を大幅に向上できる。等の特徴、効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目地構造の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1で使用された複合板の代表的な一例を示す
一部切り欠き斜視図である。
【図3】図1で使用された複合板の表、裏面材を示す説
明図である。
【図4】図1で使用された複合板に介在した長尺不燃性
板の一例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図5】本発明に係る目地構造部に使用するパッキング
材の一実施例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図6】本発明で使用する複合板のその他の実施例を示
す説明図である。
【図7】本発明で使用する長尺不燃性板のその他の実施
例を示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 表面材 2 化粧面部 3 側縁 4 側縁 5 凹溝 6 上面 7 当面 8 上ガイド面 9 上挟持片 10 凹部 11 カバー面 12 当接面 13 下ガイド面 14 裏面材 15 底面 16 垂直面 17 受面 18 下挟持片 19 下当面 20 補強面 21 芯材 22 プラスチックフォーム 23 長尺不燃性板 24 雄型連結部 25 目地用段差面 26 上方凸条部 27 収納用凹部 28 下方凸条部 29 雌型連結部 30 目地用段差面カバー部 31 収納部 32 中間凸条部 33 不織布 A 複合板 B 目地部 C パッキング材 D 取付具 E 躯体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体上に、長尺板材からなる表面材と裏
    面材間に準不燃材以上の性能を有するプラスチックフォ
    ームを主成分とする芯材を一体に形成し、かつその長手
    方向の両側縁に雄、雌型連結部を設けた複合板を連結す
    る目地構造において、少なくとも前記雄型連結部のほぼ
    中間に幅100mm以下の長尺不燃性板を形成して前記
    表面材、裏面材、芯材を区分して一体に介在した構造と
    し、また上記複合板の雄、雌型連結部が嵌合した際の嵌
    合形状に合致した形状の無機繊維材を主体とするパッキ
    ング材を、雄、雌型連結部間に一体に介在したことを特
    徴とする目地構造。
JP32490692A 1992-11-09 1992-11-09 目地構造 Pending JPH06146531A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001032399A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱線反射機能を備えた断熱建材
US7441384B2 (en) * 2002-08-14 2008-10-28 Columbia Insurance Company Pre-glued tongue and groove flooring
JP2012172478A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Ig Kogyo Kk パネルの連結構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001032399A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱線反射機能を備えた断熱建材
US7441384B2 (en) * 2002-08-14 2008-10-28 Columbia Insurance Company Pre-glued tongue and groove flooring
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