JPH06145493A - 塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防止剤及び該プレートアウト防止剤を用いる型汚染防止塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防止剤及び該プレートアウト防止剤を用いる型汚染防止塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH06145493A
JPH06145493A JP29511192A JP29511192A JPH06145493A JP H06145493 A JPH06145493 A JP H06145493A JP 29511192 A JP29511192 A JP 29511192A JP 29511192 A JP29511192 A JP 29511192A JP H06145493 A JPH06145493 A JP H06145493A
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vinyl chloride
chloride resin
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plate
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JP29511192A
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Yoshitaka Tanaka
淑喬 田中
Keiji Nishijima
敬二 西島
Yoshiteru Chiba
義輝 千葉
Sumio Hara
寿三男 原
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Kyodo Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防
止剤を提供すると共に、該防止剤を用いることにより型
汚染を防止し、長期連続操業を行なうことができるため
生産効率が一層向上する型汚染防止塩化ビニル系樹脂組
成物を提供する。 【構成】 エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共
重合体けん化物のアルキレンオキサイド付加物を有効成
分とする塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防止剤及び
該プレートアウト防止剤を用いる型汚染防止塩化ビニル
系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塩化ビニル系樹脂用プレ
ートアウト防止剤及び該防止剤を用いてなる型汚染防止
塩化ビニル系樹脂組成物に関し、さらに詳しくは塩化ビ
ニル系樹脂組成物の成形加工時に、成形加工機の金属面
に蓄積されるプレートアウト現象を防止する塩化ビニル
系樹脂用プレートアウト防止剤及び該防止剤を用いてな
る型汚染防止塩化ビニル系樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常、
塩化ビニル系樹脂組成物には安定剤としての金属有機酸
塩や金属無機塩、タルク、炭酸カルシウム等の充填剤お
よび金属酸化物を主体とした無機顔料や含金属顔料等が
着色剤として使用されているが、これらの無機化合物や
金属塩類は塩化ビニル系樹脂との相溶性が悪いために、
成形加工機の金属面に蓄積性のプレートアウト現象(ビ
ルトアップ)を示す。
【0003】このプレートアウト現象は成形品の表面性
を損ない、不良率を増加させ、さらに成形速度を遅く
し、しばしば成形加工機を停止させての清掃を余儀なく
され、生産性が著しく低下する問題がある。
【0004】このような問題点を解決する方法として、
従来ほとんどの場合は塩化ビニル系樹脂を配合する時点
でプレートアウトが起こりにくい経験則をもとに、成形
品の要求される特性に合わせて各配合剤の種類や添加
量、添加比率などの適正化による組み立てから組成物の
配合を決めていたり、アルキルフェノールリン酸エステ
ル、リシノレイン酸、アクリル酸エステルオリゴマー、
ポリブテン等のプレートアウト防止剤を添加していた。
【0005】しかしながら、このような方法では、最適
処方を得るのに多大な試験や時間を要し、また十分な加
工性、物性、耐久性、色調などが得難いこと、プレート
アウトの抑制が不十分なことなどの多くの課題を抱えて
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる現状に鑑み、本発
明者らは塩化ビニル系樹脂のプレートアウト防止策につ
いて鋭意検討した結果、新しいプレートアウト防止剤を
見出し、さらに種々の検討を加えて本発明を完成させ
た。
【0007】すなわち、本発明は、エチレン−飽和カル
ボン酸ビニルエステル共重合体けん化物のアルキレンオ
キサイド付加物を有効成分とする塩化ビニル系樹脂用プ
レートアウト防止剤を提供するものである。また、本発
明は、エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合
体けん化物のアルキレンオキサイド付加物と含水無晶形
二酸化けい素とからなる混合物を有効成分とする塩化ビ
ニル系樹脂用プレートアウト防止剤を提供するものであ
る。
【0008】また、本発明は、塩化ビニル系樹脂及び上
記プレートアウト防止剤を含有することを特徴とする型
汚染防止塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニルの単独重合
体、塩化ビニルを主成分とする共重合体、これらの塩化
ビニル重合体の相互の混合体または上記重合体と他の重
合体との混合物が挙げられる。
【0010】具体的には、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル
−塩化ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合
体、プロピレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル−塩化ビニルグラフト共重合体、アクリル酸エス
テル−塩化ビニルグラフト共重合体等が挙げられ、また
他の重合体としては、塩化ビニルを含まない重合体であ
り、その具体例として、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、アク
リル酸エステル重合体、メタクリル酸エステル−ブタジ
エン−スチレングラフト共重合体、または特殊ウレタン
樹脂等が挙げられる。
【0011】また、本発明で用いる塩化ビニル系樹脂と
しては、架橋可能なモノマー、例えばアリルアクリレー
ト、アリルメタクリレート、ジアリルアジペート、ジア
リルマレート、ジアリルフタレート等と塩化ビニルとを
共重合、架橋させた重合体等であってもよい。
【0012】本発明の塩化ビニル系樹脂用プレートアウ
ト防止剤は、エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル
共重合体けん化物のアルキレンオキサイド付加物(以
下、「付加物」と称する)を有効成分とするものであ
る。
【0013】また、本発明の塩化ビニル系樹脂用プレー
トアウト防止剤は、上記付加物と含水無晶形二酸化けい
素からなる混合物を有効成分とするものである。
【0014】該付加物は、エチレン−飽和カルボン酸ビ
ニルエステル共重合体をけん化して飽和カルボン酸ビニ
ルエステルの一部または全てをビニルアルコール構造に
変化させた物に、アルキレンオキサイドをグラフトさせ
て製造することができる。該付加物の構造は明らかでは
ないが、主鎖がポリエチレン単位、側鎖がポリオキシア
ルキレン単位を有した構造と推定される。
【0015】エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル
共重合体において、飽和カルボン酸ビニルエステルとし
ては、例えば炭素数2〜4の脂肪族カルボン酸のビニル
エステルが好ましく、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、酪酸ビニルが挙げられる。また、これらは適宜
混合して使用することもできる。
【0016】これらの中では工業的な見地からの入手
性、価格などからエチレン−酢酸ビニル共重合体が特に
好適であり、低分子量の液状のものから高分子量の固体
の物まで用いることができる。また、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体としては、酢酸ビニル単位の含有量が5〜
50重量%、数平均分子量が1000〜5000のもの
がバルクけん化反応が容易なことからより好ましい。
【0017】なお本発明の目的を損なわない限り、エチ
レン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合体は、上記
単量体の他にアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等のエ
チレン性不飽和カルボン酸エステル等の単量体を必要に
応じて少量加えた重合体であってもよい。
【0018】本発明で用いる付加物は、その製造方法に
特に制限はないが、例えばまず、エチレン−飽和カルボ
ン酸ビニルエステル共重合体の加熱溶融体と脂肪族アル
コールとの2相不均一系混合物をアルカリ触媒の存在下
で、副生する飽和カルボン酸のアルキルエステルを反応
系外に除去しながら部分的もしくは完全にけん化した
後、残存する脂肪族アルコールを反応系外に除去し、続
いて必要によりアルカリ触媒を追加してからアルキレン
オキサイドを供給付加することによって製造できる(特
開平3−227307号公報)。
【0019】エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル
共重合体のけん化率は特に制限はないが、塩化ビニル系
樹脂との相溶性をより向上させるうえで30〜100%
の範囲が好ましく、より好ましくは60〜100%の範
囲である。
【0020】アルキレンオキサイドは、特に制限はない
が、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド等の炭素数2〜4のアルキレン
オキサイドが挙げられる。中でもエチレンオキサイドが
好ましい。アルキレンオキサイドとしては、これらの1
種もしくは2種以上をブロックまたはランダムに付加し
たものでもよい。エチレン−飽和カルボン酸ビニルエス
テル共重合体のけん化物に対するアルキレンオキサイド
の付加量は、特に制限はないが、該けん化物100重量
部に対して、50〜1000重量部であり、100〜5
00重量部の範囲が樹脂との相溶性、効果の面でより好
ましい。
【0021】「付加物」と含水無晶形二酸化けい素とか
らなる混合物を有効成分とする本発明のプレートアウト
防止剤は、樹脂組成物へのより均等な分散を与えると共
に、添加剤としてのハンドリング性を高めることで良好
な作用を示す。
【0022】「付加物」と含水無晶形二酸化けい素との
混合方法としては、「付加物」の融点以上で、例えばヘ
ンシェルミキサーにより高速混練する方法が挙げられ
る。「付加物」と含水無晶形二酸化けい素との混合割合
(重量部)は、90/10〜10/90、好ましくは7
0/30〜30/70である。
【0023】本発明のプレートアウト防止剤が、どのよ
うな機構で塩化ビニル系樹脂のプレートアウトを防止す
るか明らかではないが、推定する「付加物」の構造から
主鎖のポリエチレン単位が樹脂との相溶性を高め、側鎖
のポリオキシアルキレン単位が各種配合剤とのなじみを
よくすることで、各種配合剤のプレートアウトを抑制す
る効果が発現するものと考えられる。
【0024】本発明の型汚染防止塩化ビニル系樹脂組成
物は、塩化ビニル系樹脂と、付加物を有効成分とするプ
レートアウト防止剤からなる組成物、または塩化ビニル
系樹脂と、付加物と含水無晶形二酸化けい素とからなる
混合物を有効成分とするプレートアウト防止剤からなる
組成物である。
【0025】付加物を有効成分とするプレートアウト防
止剤の添加量は、特に制限されるものではないが、塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して、0.02〜15重
量部、好ましくは0.05〜5重量部である。付加物と
含水無晶形二酸化けい素とからなる混合物を有効成分と
するプレートアウト防止剤の添加量も、特に制限される
ものではないが、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、0.05〜30重量部、好ましくは0.1〜10重
量部である。
【0026】塩化ビニル系樹脂と上記のプレートアウト
防止剤を混合する方法は、特に制限するものはなく、例
えば各々の成分を一緒にまたは順番に、もしくは分割し
てバンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、オープン
ロール、ニーダー、一軸や多軸押出機等を用いて溶融温
度以上で混合するのが適当であるが、特にその設備、方
法を制限するものではない。
【0027】本発明に係わる成形方法、成形機械につい
てその種類は問わなく、一般的には圧延成形(機)、押
出成形(機)、射出成形(機)あるいはペースト加工に
おける注型成形、粉体成形などが主なものであるが、そ
の前段階での混合、ペレット成形や後段階での二次成形
例えば真空成形、プレス成形などが含まれる。
【0028】本発明における塩化ビニル系樹脂組成物
は、本発明の効果を損なわない範囲で通常種々使用され
ている添加剤が配合できる。添加剤等としては、特に限
定されるものではなく、例えば可塑剤、滑剤、加工助
剤、改質剤、安定化助剤(エポキシ化合物、多価アルコ
ール、有機亜リン酸エステル、酸化防止剤、初期着色改
良剤、過塩素酸塩類等)と、機能付与剤としての難燃
剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、発泡剤等を
添加した系に、熱安定剤としての金属塩類、充填剤とし
ての無機化合物さらに顔料としての金属酸化物、金属錯
化合物、含金属顔料等が挙げられる。
【0029】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物で使用で
きる可塑剤としては、例えばフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸、セバチン酸、アゼライン酸、マレ
イン酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン酸等の2〜4価のカ
ルボン酸より選ばれた1種または2種以上のカルボン酸
と1個〜2個の水酸基を有するアルコールとのエステ
ル、1〜4価のフェノールまたはアルコールから選ばれ
る1種または2種以上とリン酸とからなる有機リン酸エ
ステル、または塩素化パラフィン等が挙げられる。
【0030】カルボン酸とアルコールとのエステルの例
としては、例えばジメチルフタレート、ジエチルフタレ
ート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ
セチルフタレート、ジイソドデシルフタレート、ジトリ
デシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジメチ
ルアジペート、ジエチルフタレートアジペート、ジブチ
ルアジペート、ジオクチルアジペート、ジセチルアジペ
ート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジペー
ト、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート、ジメ
チルアゼレート、ジブチルアゼレート、ジオクチルアゼ
レート、ジブチルマロネート、ジオクチルマロネート、
ジブチルタータレート、ジオクチルタータレート、ジブ
チルマレート、ジオクチルマレート、トリブチルシトレ
ート、トリオクチルシトレート、トリブチルシトレート
アセテート、トリオクチルシトレートアセテート、トリ
オクチルトリメリテート、テトラオクチルピロメリテー
ト、エチレングリコールとアジピン酸とのポリエステ
ル、プロピレングリコールとアジピン酸とのポリエステ
ル、プロピレングリコールとアジピン酸、テレフタル酸
とのポリエステル等が挙げられる。
【0031】また、有機リン酸エステルとしては、例え
ばトリフェニルフォスフェート、トリクレジルフォスフ
ェート、トリキシレニルフォスフェート、トリイソプロ
ペニルフォスフェート、ビス{[ビス((モノ、ジ)メ
チルフェノキシ)フォスフォリルオキシ]フェニル}プ
ロパン、トリス1,2−ジクロロプロピルフォスフェー
ト等が例示される。
【0032】さらに塩素化パラフィンとしては、塩素化
率の異なる各種塩素化パラフィン等が挙げられる。
【0033】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物で使用で
きる滑剤としては、例えばパラフィンワックス、流動パ
ラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワッ
クス、高級脂肪酸、高級脂肪酸モノアミド、高級脂肪酸
エチレンビスアミド、高級脂肪酸エステル、高級脂肪族
アルコール、脂肪族多価アルコールのエステルおよび部
分エステル等が挙げられる。
【0034】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物で使用で
きる加工助剤としては、例えば主としてアクリル系樹脂
の改質剤またはその改良されたアクリル樹脂を少量添加
することであり、鐘ケ淵化学工業(株)からパラロイド
等の商品名が冠されて市販されている物が例示される。
【0035】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物で使用で
きる改質剤としては、例えばアクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン樹脂、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン−スチレン樹脂、アクリル系樹脂、ブタジエン樹脂、
酢酸ビニル−エチレン共重合体、エチレン−αオレフィ
ン共重合体、塩素化ポリエチレンまたは特殊な高分子重
合体として、ボロン化成より市販されているポピロン
(商品名)等が例示される。
【0036】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物で使用で
きる安定化助剤としては、例えばエポキシ化合物、多価
アルコール、有機亜リン酸エステル、酸化防止剤、初期
着色改良剤および過塩素酸塩類等が挙げられる。
【0037】エポキシ化合物としては、例えばオキシラ
ン酸素を構造中に持つ化合物で、窒素を含有しないもの
が好ましく、動植物不飽和油脂のエポキシ化物、不飽和
脂肪酸エステルのエポキシ化物、芳香族及び脂肪族のグ
リシジルエーテルあるいは不飽和脂環化合物のエポキシ
化物等が挙げられる。動植物不飽和油脂のエポキシ化物
としては、例えばエポキシ化亜麻仁油等であり、不飽和
脂肪酸エステルのエポキシ化物としては、例えばエポキ
シ化ステアリン酸オクチルエステル、エポキシ化ステア
リン酸ブチルエステル等が挙げられる。
【0038】芳香族のグリシジルエーテルとしては、例
えばフェノール、p−第3級ブチルフェノール、o−フ
ェニルフェノール、レゾルシン、クレゾールノボラッ
ク、ビスフェノールA、ビスフェノールF等のフェノー
ル化合物のグリシジルエーテル等がある。
【0039】脂肪族のグリシジルエーテルとしては、例
えばジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、ソルビタン、マンニッ
ト等のポリオールのグリシジルエーテル等が挙げられ
る。
【0040】不飽和脂環化合物のエポキシ化物として
は、例えば3,4−エポキシヘキサヒドロフタル酸ジス
テアリル、3,4−エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ2
−エチルヘキシル、3,4−エポキシヘキサヒドロフタ
ル酸ビス(9,10’−エポキシオクタデシル)、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレート、エチレングリコールビ
ス(3,4−エポキシシクロヘキサカルボキシレー
ト)、リモネン−ジオキサイド等が挙げられる。
【0041】多価アルコールとしては、例えばネオペン
チルグリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトール、多縮合ペンタ
エリスリトール、マンニット、ソルビット、ジグリセリ
ンモノアセテート、ジグリセリンアジペート、トリメチ
ロールプロパンジメチロールプロピオネート、ジトリメ
チロールプロパンアセテート、ペンタエリスリトールア
ジペート、ペンタエリスリトールステアレート、ジペン
タエリスリトールアセテート、ジペンタエリスリトール
ステアレート、ジペンタエリスリトールアジペート、ジ
ペンタエリスリトールフタレート、マンニットアセテー
ト、ソルビットアセテート等が挙げられる。
【0042】有機亜リン酸エステルとしては、例えばト
リフェニルフォスファイト、トリスノニルフェニルフォ
スファイト、ジフェニルデシルフォスファイト、トリデ
シルフォスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)フ
ォスファイト、トリブチルフォスファイト、トリス(ジ
ノニルフェニル)フォスファイト、ジステアリルペンタ
エリスリトールジフォスファイト、4,4’−イソプロ
ピリデンジフェニルテトラアルキル(C12〜C15)フォ
スファイト等がある。
【0043】酸化防止剤としては、例えばヒドロキシル
基が少なくとも1個の三級あるいは二級アルキル基によ
りヒンダードされたフェノール基を同一分子内に1個な
いし4個持つ化合物からなる群から選ばれた化合物で、
その具体例としてスチレン化パラクレゾール、2,6−
ジ第三級ブチルヒドロキシトルエン、ブチル化アニソー
ル、4,4’−ブチリデンビス(6−第三級ブチル3−
メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第
三級ブチル4−メチルフェノール)、1,3,5−トリ
メチル2,4,6−トリス(3,5−ジ第三級ブチル4
−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス[3−
(4−ヒドロキシ3,5−ジ第三級ブチルフェニル)プ
ロピオニルオキシメチル]メタン、n−オクタデシル3
−(3’,5’−ジ第三級ブチル4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネートなどのフェノール系化合物、ジラ
ウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロ
ピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス(β−ラ
ウリルチオプロピオネート)等の含硫黄系化合物等が挙
げられる。
【0044】初期着色改良剤としては、例えばジベンゾ
イルメタン、ベンゾイルステアロイルメタン、ジステア
ロイルメタン、デヒドロ酢酸及びそれらの金属(亜鉛、
カルシウムなど)塩、1,4−ブタンジオール、ビス
(β−アミノクロトネート)に代表されるβ−アミノク
ロトン酸とアルコール類とのエステル等が挙げられる。
【0045】過塩素酸類としては、例えば過塩素酸バリ
ウム、過塩素酸マグネシウム、過塩素酸リチウム、過塩
素酸含有ハイドロタルサイト、過塩素酸塩内臓ハイドロ
タルサイトその他過塩素酸を含浸した無機塩や、過塩素
酸塩をアルコールで均一化した錯体等が挙げられる。
【0046】金属塩安定剤としては、例えば周期律表第
IV族元素からなるすず化合物、鉛化合物、第II族元素か
らなる亜鉛化合物、カドミウム化合物、マグネシウム化
合物、ストロンチウム化合物、カルシウム化合物、バリ
ウム化合物等の化合物が例示できる。
【0047】すず化合物としては、例えばすず(II)、
モノアルキルすずやジアルキルすずのカルボン酸塩やマ
レイン酸塩、アルキルマレイン酸塩、アラルキルマレイ
ン酸塩、アルキルオキシニルアルキレンメルカプト塩等
が示され、より具体的にはすず(II)オクトエート、モ
ノブチルすずトリラウレート、ジブチルすずジ(トリデ
カネート)、ジオクチルすずジラウレート、モノブチル
すずトリス(トリデシロキシカルボニルメチレンメルカ
プタイド)、ジブチルすずビス(3−オクチロキシカル
ボニルエチレンメルカプタイド)、ジオクチルすずビス
(オクチロキシカルボニルメチレンメルカプタイド)、
ジブチルすず3−カルボニルエチレンメルカプタイド等
が挙げられる。
【0048】鉛化合物としては、例えば二塩基性硫酸
鉛、三塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、塩基性亜
硫酸、亜リン酸共沈鉛塩、塩基性ステアリン酸鉛、ステ
アリン酸鉛、フタル酸鉛、ケイ酸鉛等が挙げられる。
【0049】第II族元素の亜鉛、カドミウム、マグネシ
ウム、ストロンチウム、カルシウム、バリウム等の化合
物の具体例としては、それらのカルボン酸塩、フェノー
ル塩、無機塩や複塩があり、カルボン酸塩の例としてオ
クチル酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
イソステアリン酸、オレイン酸、リシノレイン酸等の脂
肪族カルボン酸、または安息香酸、パラターシャリブチ
ル安息香酸、m−トルイル酸等の芳香族カルボン酸との
塩であり、フェノール塩の種類としてはフェノール、ジ
メチルフェノール、ターシャリブチルフェノール、オク
チルフェノール、ノニルフェノール、ジノリルフェノー
ル等との塩が挙げられ、無機塩や複塩の例としては塩基
性炭酸塩、塩基性ケイ酸塩、ピロリン酸塩、ハイドロタ
ルサイト類、ゼオライト類等が挙げられる。
【0050】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物で使用で
きる充填剤としては、例えば軽質炭酸カルシウム、重質
炭酸カルシウム、クレー、焼成クレー、タルク、シリ
カ、けい藻土、軽石粉、スレート粉、雲母粉、アルミナ
ゾル、アルミナ、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、ガ
ラス繊維、カーボン繊維、グラファイト等が挙げられ
る。
【0051】顔料としての金属酸化物、含金属顔料等と
しては、例えば酸化チタン、鉛白、アンチモン白、鉄
黒、ナフトールエロ−S、タートラジンレーキ、キノリ
ンエローレーキ、ペルシアンオレンジ、酸化鉄、ベンガ
ラ、レーキッドC、リソールレッド、レーキッドD、ア
ンソシンB、ブリリアントスカーレットG、ローダミン
レーキB、ウオッチャンレッド(CIピグメントレッド
48:2)、コバルト紫、群青、コバルトブルー、ピー
コックブルーレーキ、酸化クロム、ビリジアン、グリー
ンゴールド等が挙げられる。
【0052】本発明における塩化ビニル系樹脂組成物
は、上記以外に一般的配合剤、すなわち酸化防止剤、光
安定剤、滑剤、防曇剤、顔料、発泡剤、蛍光剤、難燃
剤、離型剤、加工助剤、補強剤などを使用することもで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明は新規な
塩化ビニル系樹脂用のプレートアウト防止剤を提供する
ことができ、また、該防止剤を用いることにより型汚染
を防止し、長期連続操業を行うことができるため生産効
率が一層向上する型汚染防止塩化ビニル系樹脂組成物を
提供することができる。
【0054】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらによって限定される
ものではない。
【0055】実施例1 エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合体けん
化物のアルキレンオキサイド付加物の製造 撹拌機、気相部流出ラインおよびフィードラインをつけ
た容量1000リットルのステンレス製オートクレーブ
に、酢酸ビニル含有量30.8重量%、数平均分子量1
850のエチレン−酢酸ビニル共重合体210kg、メ
タノール420kgおよび85%水酸化カリウム2.8
2kgを仕込み、気相部流出ラインを開放しながら65
℃で撹拌しつつ2時間反応させた。その後1時間かけて
温度を150℃まで上昇させて揮発分を全量留出させ、
融点71〜74℃の70%けん化品を得た。けん化品5
0kgを抜取った残りの139kgに85%水酸化カリ
ウム0.424kgを追加添加し、温度170〜180
℃でエチレンオキサイドを2kg/cm2 の圧力に維持
しながら278kgを2時間かけて導入した。その後反
応器の残圧をパージし、窒素で15分間ブローしてから
温度を100℃にさげてエチレン−酢酸ビニル共重合体
けん化物のエチレンオキサイド付加物を取り出した(以
下、これを付加物と称する)。得られた付加物は融点4
9〜52℃の淡黄色ワックス状であり、水酸基価が10
5mgKOH/gであった。
【0056】実施例2 付加物と含水無晶形二酸化けい素とからなる混合物の製
造 実施例1で製造した付加物を15kgと、含水無晶形二
酸化けい素(塩野義製薬製カープレックス1120)1
0kgを、100リットルのスーパーミキサーに入れ、
80℃で5分間高速撹拌して、かさ密度0.6g/cm
3 、粒径5mm以下の微粉体を得た(以下、この微粉体
をシリカ分散体と称する)。
【0057】実施例3〜6および比較例1〜4 下記表1に示す試験配合の成分を6インチのオープンロ
ールで165℃、5分間混練し、ロール表面へのウオッ
チャンレッド顔料の付着を行った(ウオッチャンレッド
法)。次に下記表2に示す拭き取り用配合の成分を先の
ロールに添加して同一条件で3分練り、付着顔料の移行
を行った。こうして得た拭き取り用配合物を、圧縮成形
機により0.5mmの厚さにプレスしてシートとし、紫
外可視分光光度計UV−240(島津製作所(株)製)
を用いて積分球法で526nmの波長での吸光度を測定
した。結果を表3に示すが、吸光度の数値が大きいほど
赤色化の程度が強く、ロール面に顔料が多量にプレート
アウトしたことを示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】実施例7〜11および比較例5〜8 下記表4および表5にそれぞれ示す試験配合および拭き
取り配合(すでにメーカー、商品名を記載した物は同一
の物を使用したので以後メーカー、商品名は省略する)
を用いる以外は、実施例3と同様な方法で行った。ただ
し試験配合のロール混練は170℃、3.5分、拭き取
り配合のロール混練は170℃、2分とした。結果を表
6に示す。
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】実施例12 スミリットSX−8GK(住友化学工業(株)製塩化ビ
ニル樹脂)100重量部、カネエースFM 6重量部、
メタブレンP−700(三菱レーヨン(株)アクリル系
加工剤)1重量部、KS−45C−4(ジブチルスズメ
ルカプト系安定剤)2.5重量部、KP−800A−7
(マグネシウム−亜鉛−バリウム系粉体安定剤)1.5
重量部、LX−18D−6(複合滑剤)0.5重量部、
CR−60(石原産業(株)製酸化チタン着色剤)6重
量部、シリカ分散体0.4重量部からなる樹脂組成物を
40mm単軸押出成形機(田辺プラスチックス(株)
製)を用いて1mm×40mm平板金型に各6時間連続
的に押出成形した。押出成形条件は、シリンダー温度C
1=150℃、C2=170℃、C3=185℃、ヘッ
ド温度H=175℃、金形温度=195℃であり、また
押出スクリュー回転数は20rpm、吐出量約24kg
/hrであった。押出試験終了後、状態を観察しプレー
トアウトの有無を調べたところ、スクリューの先端のみ
僅かに白っぽい汚れが付着していた。また金型の汚れは
ほとんど認められなかった。
【0066】比較例9 シリカ分散体を添加しなかった以外は、実施例12と同
様に行った。押出試験終了後、状態を観察しプレートア
ウトの有無を調べたところ、スクリューの全面が白っぽ
く曇った状態に汚れていた。また金型も全面が白っぽく
汚れていた。
【0067】実施例13 スミリットSX−7GL(住友化学工業(株)製塩化ビ
ニル樹脂)2kgを、20リットルスーパーミキサーに
仕込んで撹拌し、樹脂温度が80℃に到達してから可塑
剤トリオクチルトリメリテート(花王(株)製TOT
M)1.2kgに分散させておいた安定剤、顔料、エポ
キシ化大豆油および付加物を添加し、さらに撹拌して温
度が125℃に到達したとき加熱をやめて水冷した。5
5℃に冷えた試料に、スミリットPXQL(住友化学工
業(株)製塩化ビニル樹脂)0.2kgを加え、10分
間撹拌して流動性の良好な粉末状組成物を得た。この組
成物の配合比率は、スミリットSX−7GL 100重
量部、スミリットPXQL 10重量部、TOTM 6
0重量部、エポキシ化大豆油 4重量部、KV−69T
−5(共同薬品(株)製バリウム−亜鉛系液状複合安定
剤)3重量部、レーキッドC 1重量部、付加物 0.
2重量部である。上記粉末状組成物の金型汚染性の評価
を次のようにして行った。まず電熱式ホットプレート上
で、大きさ100mm×100mm、厚さ2mmのニッ
ケル製の板を220℃に加熱し、その上に組成物100
gをばらまいて10秒間溶着させ、未溶着の粉末状組成
物は払い落とし、次いで再びホットプレート台上におい
て80秒間加熱溶融させた。その後水冷し、成形シート
を剥離してニッケル製の板の曇り度合いを調べた。この
操作を50回繰り返し、金型汚染状況を判定したとこ
ろ、全く汚れの付着が認められなかった。
【0068】比較例10 付加物を添加しなかった以外は、実施例13と同様に行
った。30回の操作後には金型にやや濁りが発生し、5
0回後にはかなり汚れてきた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 義輝 東京都世田谷区経堂5丁目38番5号 共同 薬品株式会社内 (72)発明者 原 寿三男 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル
    共重合体けん化物のアルキレンオキサイド付加物を有効
    成分とする塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防止剤。
  2. 【請求項2】エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル
    共重合体けん化物のアルキレンオキサイド付加物と含水
    無晶形二酸化けい素とからなる混合物を有効成分とする
    塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防止剤。
  3. 【請求項3】塩化ビニル系樹脂及び請求項1記載のプレ
    ートアウト防止剤を含有することを特徴とする型汚染防
    止塩化ビニル系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】塩化ビニル系樹脂及び請求項2記載のプレ
    ートアウト防止剤を含有することを特徴とする型汚染防
    止塩化ビニル系樹脂組成物。
JP29511192A 1992-11-04 1992-11-04 塩化ビニル系樹脂用プレートアウト防止剤及び該プレートアウト防止剤を用いる型汚染防止塩化ビニル系樹脂組成物 Withdrawn JPH06145493A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000256339A (ja) * 1999-03-11 2000-09-19 Daicel Chem Ind Ltd エポキシヘキサヒドロフタル酸ジアルキルの製造方法
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