JPH0415261A - 樹脂用添加剤 - Google Patents

樹脂用添加剤

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JPH0415261A
JPH0415261A JP12044590A JP12044590A JPH0415261A JP H0415261 A JPH0415261 A JP H0415261A JP 12044590 A JP12044590 A JP 12044590A JP 12044590 A JP12044590 A JP 12044590A JP H0415261 A JPH0415261 A JP H0415261A
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JP
Japan
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carboxylic acid
resin
aliphatic tertiary
mixture
metal
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Application number
JP12044590A
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English (en)
Inventor
Osamu Ichihara
収 市原
Hiroshi Kawasaki
宏 川崎
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、樹脂用添加剤に関する。さらに詳しく云うと
、本発明は、樹脂の混線特性を大幅に改善し、しかも熱
安定性を増大させて、樹脂の成形加工を容易にする樹脂
用添加剤に関する。
[従来技術と発明か解決しようとするJ1題]樹脂成形
品は種々の分野で広く使用されているか、成形加工を行
なう場合、あるいは樹脂成形品を使用する場合、その成
形および性状を安定にするために安定剤か混合される。
中でも、ボッ塩化ビニルは樹脂単独ては混線特性や熱安
定性などが不十分であるので、ポリ塩化ビニル製品は、
原料であるポリ塩化ビニル樹脂に安定剤、可塑剤などの
添加剤を配合して、これを混練し、カレンダー、押出、
射出成形などにより製造される。
安定剤は加工時の耐熱性、使用時の耐候性、耐変色性、
電気的性質の安定性などの性質を向上させる各種のもの
かある。特にポリ塩化ビニル樹脂の加工時の安定剤とし
て、高級脂肪酸金属塩、無機酸金属塩、有機金属化合物
等か使用されているか、これらの各種安定剤は樹脂に対
する安定効果、相溶性、潤滑能などに一長一短かあり、
用途に応じて適した安定剤が選ばれる。しかし、樹脂に
対して混線性、熱安定性をよくする従来の安定剤はいま
た十分に要求を満たしておらず、さらに優れた性能の安
定剤か要望されている。
本発明は前記事情に基づいて完成された。すなわち、本
発明の目的は汎用樹脂、特にポリ塩化ビニル樹脂の混線
特性を向上させ、かつ熱安定性を増大させることのでき
る、少なくとも安定剤としての機能を発揮する樹脂用添
加剤を提供することにある。
[!題を解決するための手段] 本発明者等は、前記目的を達成するための手段について
研究を重ねた結果、脂肪族第三級カルボン酸の金属塩か
極めて効果的であることを見出した。
すなわち本発明は、一般式(I) し くたたし1式中 RI 、 Rx右よびR3は炭素数1
〜6のアルキル基を表わし l(+、R1およびRコは
互いに同一てあワても相違していてもよい、)で表わさ
れる脂肪族第三級カルボン酸の金属塩を含有することを
特徴とする樹脂用添加剤である。
本発明樹脂用添加剤は前記一般式(I)て表わされる脂
肪族第三級カルボン酸の金属塩それ自体であフてもよい
し、また、前記脂肪族第三級カルボン酸の金属塩と他の
添加剤との混合物として構成することもてきる。
一脂肪族第三級カルボン酸の金属塩− ■脂肪族第三級カルボン酸 本発明の樹脂用添加剤は一般式(I) Rゴ て表わされる脂肪族第三級カルボン酸の金属塩を含有す
る。
一般式(1)において、)j + 、 1% 2および
Rコは炭素数1〜6(以下C7−6のように記載する)
のアルキル基である。このアルキル基は飽和の炭素鎖を
有し、a、鎖のアルキル基でもよく、また分岐したアル
キル基であってもよい。
該アルキル基の具体例としてはメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、 5ec−ブチル基、tert−フチル基、n
−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、te
rt−ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブ
チル基、1.2−ジメチルプロピル基、!−エチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、l−メチル
ペンチル基。
2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、1.1
−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、2.
3−ジメチルブチル基、3.3−ジメチルブチル基、1
.3−ジメチルブチル基、l−エチルブチル基、2−エ
チルブチル基等か畢げられる。
前記一般式(I)において、R1,R1およびR1は同
一のアルキル基であってもよく、また異なるものであっ
てもよい。
脂肪族第三級カルボン酸としては上述のようなR’ 、
R” gよびR3により決定されるカルボン酸のいずれ
か1Mを単独で用いてもよく、2種部りの混合物を用い
ることもできる。
(′@脂肪族第三級カルボン酸の装造法この脂肪族第三
級カルボン酸は、触媒の存在下に、インブチレン単位を
60t!1%以上を含有するポリオレフィン混合物と、
−酸化炭素と、木とを反応させる。いわゆるコツホ反応
により装造することかできる。
前記ポリオレフィン混合物としては、各種ポリオレフィ
ンの混合物であっても単一のポリオレフィンの混合物で
あってもよいし、また本発明の目的を組害しない他の物
質、たとえばパラフィンなどが含有されていても良い。
いずれにせよ、前記ポリオレフィン混合物はインブチレ
ン単位を501量%以上、好ましくは71〜74重量%
含有するものてなければならない。
前記ボッオレフィン混合物中のインブチレン単位かaa
@1%未満であると、アルキル基の分岐度か小さく化学
的安定性に劣る脂肪族第三級カルボン酸混合物が多く生
成するので好ましくない。
本発明においては、前記ポリオレフィン混合物の中でも
、ナフサを分解して得られるブタン−ブチレン留分をル
イス酸触媒、たとえば塩化アルミニウム触媒の存在下に
反応させて得られる。インブチレン単位を60重星%以
上、好ましくは71〜74重量%の割合で含有するボッ
オレフィン混合物、ならびにジイソブチレンやトリイソ
ブチレン等のイソブチレンオリゴマーを含有し、かつイ
ソブチレン単位を60重量%以上の割合で含有するポリ
オレフィン混合物か好適である。
コツホ反応における前記触媒としては、硫酸、リン酸、
硫酸とリン酸との組み合わせ、三フッ化ホウ素と水との
組み合わせ、三フフ化ホウ素とリン酸との組み合わせ、
などの群より選ばれる一種または二m以上を好適に用い
ることかてきる。
これらの触媒は、金属化合物、たとえば酸化第1銅、酸
化銀、硫酸銀、酸化金、金属銅、二価の銅化合一と金属
鋼との混合物などを含有していても良い。
前記触媒の使用量は、触媒の種類により多少の変動かあ
るか、触媒として硫酸を含むものを用いる場合は、前記
ボッオレフィン混合物中のC=C二重結合1モルに対し
て、硫酸の使用量は通常3モル以上である。
コツホ反応の終了後、得られる反応生成物を蒸留等の通
常のmu操作により精製することによって、たとえば炭
素数9のカルボン酸を主成分とするカルボン酸混合物や
炭素数13のカルボン酸混合物を主成分とするカルボン
酸混合物を容易に得ることができる。
■金属 次に1本発明において、一般式(I)で表わされる脂肪
族第三級カルボン酸の金属塩の構成原子となる金属とし
ては特に制限はなく、任意の金属か使用できる。具体例
としては、マンガン、コバルト、亜鉛、アルミニウム、
カルシウム、バナジウム、クロム、鉄、ニッケル、銅、
レニウム銀、カドミウム、スズ、オスミウム、白金、水
銀、ビスマス、セリウム、トリウム、ウラン簿か挙げら
れる。なかでもコバルトか好ましい。
■脂肪族第三級カルボン酸の金属塩の製造法脂肪族第三
級カルボン酸の金属塩は脂肪族第三級カルボン酸とL記
金属とを任意の方法により反応させて容易に製造するこ
とかてきる。
たとえば、上記脂肪族第三級カルボン酸のコバルト塩を
製造する場合は、まず該脂肪族第三級カルボン酸と水酸
化カリウムを反応させてカリウム塩をant、、次いて
硝酸コバルトて処理する方法等がある。
また、前記脂肪族第三級カルボン酸のカルシウム塩を製
造する場合は、前記一般式(I)で表わされる脂肪族第
三級カルボン酸と水酸化カルシウムとを反応させ、また
亜鉛塩を製造する場合には、前記脂肪族第三級カルボン
酸と水酸化亜鉛とを反応させる方法等を挙げることかで
きる。
上述の如くして得られる金属塩はたとえばC9のカルボ
ン酸を主成分とするカルボン酸混合物を用いて製造した
場合、使用した金属(金属含有化合物)にかかわらず粉
末状となり、その色相はコバルト塩か濃紺色であり、カ
リウム、ナトリウム、鉛、亜鉛の塩等は白色となる。ま
た、C1ユのカルボン酸を主成分とするカルボン酸混合
物を用いて製造した場合に得られる金属塩は通常、粘稠
な液体て通常の有機溶媒(ベンゼン、トルエンキシレン
、ターペン等)に溶解する性質を有している。また、そ
の色相はコバルト塩か濃紺色であり、カリウム1ナトリ
ウム、鉛、亜鉛の塩等は無色ないし淡黄色透明である。
一添加剤一 この発明に係る樹脂用添)M剤は、前記一般式(I)て
示される脂肪族第三級カルボン酸の金属塩を含有するも
のであるか、この脂肪族第三級カルボン酸の金属塩と他
の添加剤たとえば後述する可塑剤、安定剤、滑剤、充填
剤、着色剤などとを。
この発明の目的を阻害しない程度に配合しても良い。
■可塑剤 可塑剤としては一般に使用されている可塑剤てあれば特
に制限なく使用することかてきる。この可塑剤の具体例
としては、フタル酸エステル類としてフタル酸ジブチル
、フタル酸 ジー2−エチルヘキシル、フタル酸 ジ−
n−オクチル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸ジラ
ウリル、フタル酸ブチルベンジル等、直釦二塩基酸エス
テル類としてアジピン酸ジオクチル、アゼライン酸ジオ
クチル、セバシン酸ジオクチル等ニリン酸エステル類と
してトリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフ
ェート、モノオクチルジフェニルホスフェート、モノブ
チル−ジキシレニルホスフェート、トリオクチルホスフ
ェート等;ヒマシ油誘導体としてメチルアセチルリシレ
ノート等;エポキシ化油として大豆油などの不飽和脂肪
酸のエポキシ化油(バラブレックスG−60、G−20
);エチレングリコール誘導体としてテトラエチレング
リコールエステル、ブチルフタリルブチルグリコレート
等;ポリエステル系可塑剤として平均分子量1,000
〜3,000程度の低級ポリエステル等か挙げられる。
これらの可塑剤について可塑化効率、相溶性、耐寒性、
耐光性、耐化学薬品性、電気特性等により適宜に選ばれ
る。
■安定剤 本発明における脂肪族第三級カルボン酸の金属塩と併用
することのできる安定剤としては、従来から公知のもの
を特に制限なく使用することかてきる。
そのような安定剤としては、例えば、脂肪族カルボン酸
塩としてステアリン酸リチウム、オキシステアリン酸リ
チウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸バリウム、リ
シノール酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸亜
鉛ステアリン酸カドミウム、ラウリン酸カドミウム リ
シノール酸カドミウム、ナフテン酸カドミウム、ステア
リン酸鉛、塩基性ステアリン酸鉛。
ナフテン酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、二塩基性フタル
酸鉛等:無機酸塩として正リン酸ナトリウム、酸性リン
酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン
酸ナトリウム、有機リン酸塩、有機亜リン酸塩、酸化鉛
、鉛白、オルトケイ酸鉛、三塩基性硫酸鉛、塩基性亜硫
酸鉛、塩基性ケイ酸鉛、二塩基性亜すン酸鉛等:アルコ
ール、フェノール、チオールなどのアルカリ金属または
アルカリ土類金属の塩:有機スズ化合物としてジブチル
スズジラウレート、シフチルスズステアレート、トリペ
ンシルスズラウレート、ジブチルスズステアレート、ト
リペンシルスズラウレート、ジブチルスズマレエート、
スタナンジオール誘導体等、有機系安定剤としてl−オ
キシ−3−メチル−4−イソプロピルベンゼン、エポキ
シエーテル、チオエーテル等か挙げられる。
■滑剤、充填剤等 本発明における脂肪族第三級カルボン酸の金属塩と併用
することのできる滑剤としては、従来から公知のものを
特に制限なく使用することかてき、例えば、高級脂肪酸
、金属セッケン類、ワックス等を挙げることかてきる。
本発明における脂肪族第三級カルボン酸の金属塩と併用
することのてきる充填剤としては、従来から公知のもの
を特に制限なく使用することかでき、例えば、カーボン
ブラック、また無機白色充填剤として炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウムカオリン、クレー、焼成りジー、タル
ク、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸有
機充填剤としてポリスチレン樹脂、フェノール樹脂等を
挙げることかできる。
なお5本発明における脂肪族第三級カルボン酸の金属塩
と共に1発泡剤1着色剤、難燃剤、帯電防止剤等も必要
に応じて使用することかてきる。
一樹脂用添加剤の使用− 本発明においては、樹脂に、脂肪族第三級カルボン酸の
金属塩を含有する樹脂用添加剤と必要に応して前記各種
の添加剤とを配合し、混練することにより樹脂に含有せ
しめられる。
この樹脂用添加剤の配合量は、樹脂100重量部に対し
て、前記式(I)で示される脂肪族第三級カルボン酸の
金属塩が0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜2重量
部である。
この場合、脂肪族第三級カルボン酸の金属塩の配合量か
0.1 g1部以下であると、樹脂の混線性および熱安
定性か改善されないことかあり、また5重量部を越えた
場合には多く配合することに見合う効果の奏されないこ
とかある。
なお、可塑剤を配合するときには、可塑剤の配合量は、
通常0.5〜100を置部、好ましくは1.0〜70重
量部である。
本発明の樹脂用添加剤が配合される樹脂は、般の熱可塑
性樹脂のいずれてあってもよい。
この熱可塑性411詣としては、例えば、塩化ビニルs
1#1およびその共重合樹脂、塩化どニリデン樹脂、ポ
リオレフィン樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレンお
よびその共重合樹脂等の一般用樹脂、ポリアミド系樹脂
、ポリアセタール、ボッカーボネート、熱可便性ポリエ
ステル樹脂、ジエン系プラスチックス、ポリウレタン系
樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびポリスフレフオ
ン等のエンジニアリングプラスチ・ンクなどが挙げられ
る。
前記塩化ビニル樹脂としては低、中、高重合度の単独歌
合体、およびその共重合体、例えば塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ヒニルー塩化ビニリデン共重合体、
塩化どニル−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−
アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル
酸エステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸共重合体
、および塩化ビニルとスチレンとのクラフト共重合体等
が挙げられる。また、これらの塩化ビニル樹脂と他の樹
脂例えばゴム等とのポリマーブレンドも同様に使用する
ことかできる。
前記ポリオレフィン樹脂としては、たとえば、高密度ポ
リエチレン、中、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレン等のポリエチレン、アイソタクチックポリプ
ロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、アタク
チックポリプロピレン等のポリプロピレン、ポリブテン
、4−メチルペンテン−1樹脂等が挙げられ、また、こ
の発明においては、エチレンプロピレン共重合体、エチ
レン酢酸ビニル共重合体、エチレン塩化ビニル共重合体
、プロピレン塩化ビニル共重合体等のすレフインとの共
重合体をも使用することかてきる。
前記酢酸ビニル系樹脂としては、たとえば、酢酸ビニル
樹脂、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルブチラ
ール等か挙げられる。
前記ポリスチレンの共重合樹脂としては、たとえば、A
BS樹脂、SAN樹脂、AC5樹脂等か挙げられる。
ポリアミド系樹脂としては、たとえばナイロン6、ナイ
ロン8、ナイロン11.ナイロン66ナイロン610等
か挙げられる。
前記ポリアセタールは、単一重合体であっても共重合体
てあってもよい。
前記ポリカーボネートとしては、たとえば、ビスフェノ
ールAとホスゲンとから得られるポリカーボネート、ビ
スフェノールAとジフェニルカーボネートとから得られ
るポリカーボネート等か挙げられる。
前記熱可塑性ポリエステル樹脂としては、たとえば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレ
ート等が挙げられる。
前記ジエン系プラスチックスとしてはt−1゜4−ポリ
イソプレン、3,4−ポリイソプレンt−1,4−ポリ
フタジエン、l、2−ポリフタジエン等が挙げられる。
これらの樹脂の中でも特に塩化ビニル樹脂、その共重合
体か好ましい。
本発明の樹脂用添加剤は前記各種の樹脂に前記各種の他
の添加剤と共に配合され、配合組成物か得られる。この
配合組成物は、ロールやミキサーて混練し、カレンター
成形法、押出成形法、射出成形法等により成形品に加工
される。
[実施例] 次に実施例および比較例を用いて、本発明を具体的に説
明する。
(参考例1) 三 カルボン の (DC,脂肪族第三級カルボン酸を主成分とするカルボ
ン酸混合物 硫酸54眞量%、リン酸29重量%および木7重量%か
らなる強酸混合物270 gと酸化第一銅6.4gとを
Inの電磁攪拌式ステンレス製オートクレーブに仕込み
、オートクレーブ内を一酸化炭素ガスて十分に置換した
後、温度を25℃に、しかも−酸化炭素ガス圧をl5k
g/cm’に保持して、3時間かけて1,000rpm
て攪拌し、酸化第一銅を完全に溶解した。
続いて、温度および圧力を前記値に保持したまま、ジイ
ソブチレン33.6g (0,3モル)を90分かけて
、オートクレーブ内に供給した。使用したジイソブチレ
ンの組成は、2,4.4−トリメチル−1−ペンテン7
0.9重量%、2,4.4−)−ジメチル−2−ペンテ
ン22.1!i量%および炭素数8のその他のオレフィ
ン7.0重量%である。
反応で消費した一酸化炭素は、−酸化炭素圧かl5kg
/c■2を保持するように、オートクレーブ内に補給さ
れた。
ジイソブチレンの供給停止後、さらにそのまま1時間攪
拌を粛続した。なお、この場合、触媒の酸強度は反応前
で−8,1であり、反応後ては−7,5に変化していた
反応の終了後、得られた反応混合物を水で3倍に希釈し
n−ヘキサン200m1で3回抽出を繰返した。n−ヘ
キサンの留去後、第1表に示す粗カルボンr11混合物
47.1 gを得た。
この粗カルボン酸混合物を減圧蒸留に付し、85〜b (z)ctz脂肪族第三級カルボン酸を主成分とするカ
ルボン酸混合物 ジイソブチレン33.5gを用いる代りに、Cll−オ
レフィン0.8重量%、C12−オレフィン94.3重
量%およびC1ff−才レフィン4.9重量%かうなる
組成を有する前記ポリオレフィン混合物52.4gを使
用し1反応温度を5℃に保った外は前記実施例1と同様
にして、第1表に示す組成の粗カルボン酸混合物を得た
なお、この場合、触媒の酸強度は反応前で−8,1であ
り、″反応中に徐々に低下して反応後では−7,6に変
化していた。
この粗カルボン酸混合物を減圧蒸留に付し■9〜127
℃/l−■Hgての留分を46.6g得た。
: カルボン の   の 上記のようにして得られた脂肪族第三級カルボン酸のカ
ルシウム塩および亜鉛塩を製造した。カルシウム塩は、
水酸化カルシウムを、亜鉛塩は水酸化亜鉛を使用して共
通の操作て製造することかてきるので、炭素数9の脂肪
Js第三級カルボン酸混合物のカルシウム塩の製造のみ
について以下に説明する。
(i) c、第三級カルボン酸を主成分とするカルボン
酸混合物のカルシウム塩 攪拌機と脱水用トラップをつけた11の丸底フラスコに
、水酸化カルシウムSS、6g、前記のようにして製造
したC9を主成分とするカルボン−混合物252g、ト
ルエン200mJ1を入れ、撹拌しながら加熱還流した
0反応中に生成した水はトルエンとの共沸蒸留により脱
水用トラップから系外へ除いた。もはや脱水反応か起こ
らなくなったところて、先ず常圧、続いて減圧下でトル
エンを留去して2炭素数9(C’l)の脂肪族第三級カ
ルボン酸を主成分とするカルボン酸混合物のカルシウム
塩を得た。
(″X施例1,2および比較例1,2)■配合組成− 炭素数9の脂肪族第三級カルボン酸を主成分とするカル
ボン#混合物のカルシウム塩、その亜鉛塩、ならびに炭
素数13の脂肪族第三級カルボン酸を主成分とするカル
ボン酸混合物のカルシウム塩、その亜鉛塩を安定剤とし
てポリ塩化ビニル樹脂に配合した。
配合された各成分の添加量はi$2表に示した。
なお、実施例1.2はカルシウム塩と亜鉛塩との混合物
を添加した。このとき、カルシウム塩と亜鉛塩との混合
物を用いたのは以下の理由による。
すなわち、カルシウム塩は滑剤としての効果安定剤とし
ての効果か共に大きく優れた添加剤であるか単独で使用
した場合、樹脂が淡赤褐色に着色する欠点かある。一方
、亜鉛塩は単独で使用した場合には、樹脂の熱安定性を
悪化させ、樹脂は混線中に熱により黒変してしまう。
しかしながら1両者を適当な配合比で用いた場合には、
それぞれの欠点か打ち消され、安定化効果は非常に大き
くなる。つまり、亜鉛塩は単独では安定剤とはなり得な
いか、カルシウム塩の初期着色を抑制する作用を有する
のである。
また、比較例1.2は本発明の安定剤を添加しない配合
物にした。
■混線および混線特性試験 各配合物の試料をラボブラストミル、100m1(プラ
ストグラフ)、(東洋精器卿作所■)を使用して次の方
法で混練した。混線条件は150℃、ロータ4Qfpm
で10分間かけて混練した。
混線の時間に対するトルクの関係は第1図に示すように
、試料をロールに投入するとすぐにトルクは急激に上昇
してピークに達し、その後時間と共に腰やかに小さくな
り、殆ど水平になり変わらなくなった。混練特性をトル
ク曲線から、(a)ゲル化時間(試料をロールに投入し
た後からトルクピークまでの時間)、(b)ゲル化トル
ク(トルクピークの太き)さ、(C)安定トルク(トル
ク曲線か殆ど木モになったときのトルクの大きさ)をそ
れぞれ測定し、第2表に示した。
なお、ゲル化トルクか小さい程、またゲル化時間か長い
程、滑剤としての効果か大きい。
■プレスシートの作製 混線後、試料を熱い中に8インチの2本ロール(温度的
60℃ 隙間的0.7am )を用いて厚さ約l■■の
シートに引伸ばした。
得られたシートをプレスシートに作製した。プレスはT
−30型50tブレス(東邦プレス製作所■製)を加熱
用と冷却用として2台使用した。
プレス条件は、1、口■■厚さ金型を使用二予熱170
℃、5分:脱泡は約50回;加圧170℃、150Kg
/cm” 、5分;冷却16o〜170Kg/cm2.
8〜10分て行なった。
■ 熱安定性試験 熱安定性試験を次の手順で行なワて評価した。
(1)プレスシートか625s置X25amの試験片を
各試料ごとに数枚づつ作成した。 (2) 200am
Xf50−値のガラス板に各試験片を貼りつけた。
<3)fU;め180℃に加熱したセーフティオーブン
中に試験片を貼ったガラス板を入れ、次のような間隔て
1枚づつすばやく取り出した3時間間隔は10分後、2
0分後、30分後、以後5分間隔て60分後、および9
0分後まて続けた。この様にして試験片か黒変するまで
の時間を記録し、熱安定性を評価し、その結果を第2表
に示した。
第2表から明らかなように、本発明の炭素数9の脂肪族
第三級カルボン酸を主成分とするカルボン酸とその亜鉛
塩とを添加した実施例1.炭素数13の脂肪族第三級カ
ルボン酸を主成分とするカルボン酸混合−のカルシウム
塩とその亜鉛塩とを添加した実施例2は、本発明安定剤
を添加しない比較例1.2に比し、混線特性のゲル化時
間か大、ゲル化トルクか小、安定トルクか小で優れ、ま
た熱安定性にも優れることか示される。
商品名「エクアシット9CaJ (出光石油化学■製)
炭素数9の脂肪族第二級カルボン酸を1成分とするカル
ボン#混合物のカルシウム塩。
商品名[エクアシットl]cal (出光石油化学■製
)炭素数13の脂肪族第三級カルボン酸を主成分とする
カルボン酸混合物のカルシウム塩。
商品名「エクアシット9ZnJ(出光石油化学■製)炭
素数9の脂肪族第三級カルボン酸を主成分とするカルボ
ン酸混合物の亜鉛塩。
商品名「エクアシットl3ZnJ (出光石油化学■製
)炭素数13の脂肪族第三級カルボン酸を主成分とする
カルボン酸混合物の亜鉛塩。
5段階評価 優れている順にO20,△、X、XXて示した。
Oは、色相として無色てあり、透明性として全くにごり
のないことを、■(シ ○は、色相として無色てあり、透明性とじてにごりのな
いことを示し △は5色相として淡黄色てあり、透明性として少しにこ
りかあることを示し ×は5色相として黄色てあり 透明性としてにごりかあ
ることを示し ××は、色相として褐色てあり、透明性としてにごって
いることを示す。
[発明の効果] 本発明によると、樹脂、特に塩化ビニル樹脂の混線特性
を大幅に改善し、しかも熱安定性を増大させることかて
きる樹脂添加剤を提供することかてきる0本発明の樹脂
添加剤を使用すると、樹脂の成形加工を容易に行なうこ
とかでき、優れた性質の成形品を製造することかてきる
。この樹脂用添加剤は、塩化ビニル樹脂に特に顕著な効
果を奏し、軟質および硬質の塩化ビニル樹脂に対して好
適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はトルク曲線のクラブを示し、横軸は時間、縦軸
はトルクを表す。 (0・・・ゲル化時間、■・・・ゲル化トルク。 ■・・・安定トルク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、式中、R^1、R^2およびR^3は炭素数
    1〜6のアルキル基を表わし、R^1、R^2およびR
    ^3は互いに同一であっても相違していてもよい。)で
    表わされる脂肪族第三級カルボン酸の金属塩を含有する
    ことを特徴とする樹脂用添加剤。
JP12044590A 1990-05-10 1990-05-10 樹脂用添加剤 Pending JPH0415261A (ja)

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