JPH0614518Y2 - 局内折返し試験回路付衛星通信用送受信装置 - Google Patents
局内折返し試験回路付衛星通信用送受信装置Info
- Publication number
- JPH0614518Y2 JPH0614518Y2 JP1989076207U JP7620789U JPH0614518Y2 JP H0614518 Y2 JPH0614518 Y2 JP H0614518Y2 JP 1989076207 U JP1989076207 U JP 1989076207U JP 7620789 U JP7620789 U JP 7620789U JP H0614518 Y2 JPH0614518 Y2 JP H0614518Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- local oscillator
- output
- transmission system
- mixer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Radio Relay Systems (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は衛星通信用地球局の送受信装置に関し、特に局
内折返し試験回路を設けた送受信装置に関する。
内折返し試験回路を設けた送受信装置に関する。
従来、この種の送受信装置では、中間周波数(以下、I
F周波数と略す)から送信無線周波数(以下、TXRF
周波数と略す)に周波数変換するためのローカル発振器
と、受信無線周波数(以下、RXRF周波数と略す)か
らIF周波数に周波数変換するためのローカル発振器
と、局内折返し試験回路においてTXRF周波数からR
XRF周波数に周波数変換するためのローカル発振器と
をそれぞれ独立して備えている。
F周波数と略す)から送信無線周波数(以下、TXRF
周波数と略す)に周波数変換するためのローカル発振器
と、受信無線周波数(以下、RXRF周波数と略す)か
らIF周波数に周波数変換するためのローカル発振器
と、局内折返し試験回路においてTXRF周波数からR
XRF周波数に周波数変換するためのローカル発振器と
をそれぞれ独立して備えている。
例えば、第2図は従来の局内折返し試験回路を含む衛星
通信用送受信装置の一例を示す構成図である。この図に
おいて、送信系においては、IF周波数は増幅器5で増
幅された後、ローカル発振器1の出力力とミキサ3で混
合され、バンドパスフィルタ7で希望の周波数成分だけ
を取り出し、高電力増幅器8で電力増幅されアンテナへ
送られる。また、受信系においては、アンテナで受信さ
れたRXRF周波数は、低雑音増幅器9で低雑音増幅さ
れたあと、ローカル発振器2の出力とミキサ4で混合さ
れ、バンドパスフィルタ10で希望のIF周波数だけを
取り出し、増幅器6で増幅している。更に、局内折返し
系ではTXRF周波数はローカル発振器16の出力とミ
キサ17で混合され、バンドパスフィルタ18でRXR
F周波数だけを取り出し受信系へ送られる。
通信用送受信装置の一例を示す構成図である。この図に
おいて、送信系においては、IF周波数は増幅器5で増
幅された後、ローカル発振器1の出力力とミキサ3で混
合され、バンドパスフィルタ7で希望の周波数成分だけ
を取り出し、高電力増幅器8で電力増幅されアンテナへ
送られる。また、受信系においては、アンテナで受信さ
れたRXRF周波数は、低雑音増幅器9で低雑音増幅さ
れたあと、ローカル発振器2の出力とミキサ4で混合さ
れ、バンドパスフィルタ10で希望のIF周波数だけを
取り出し、増幅器6で増幅している。更に、局内折返し
系ではTXRF周波数はローカル発振器16の出力とミ
キサ17で混合され、バンドパスフィルタ18でRXR
F周波数だけを取り出し受信系へ送られる。
上述した従来の送受信装置では、送信系,受信系及び局
内折返し系にそれぞれ独立したローカル発振器1,2,
16が必要とれるため、構成が複雑になって高価になる
とともに、各ローカル発振器の発振周波数の調整が面倒
になるという問題がある。
内折返し系にそれぞれ独立したローカル発振器1,2,
16が必要とれるため、構成が複雑になって高価になる
とともに、各ローカル発振器の発振周波数の調整が面倒
になるという問題がある。
また、局内折返し系においてTXRF周波数を直接RX
RF周波数に周波数変換しているため、局内折返し系の
試験時には伝送特性として送信系と受信系の両方の特性
を測定することになるので送信系または受信系単独の特
性を見ることができない。この単独の特性を見るために
は外部に新たに周波数変換器の測定機が必要となり、構
成が更に複雑になるという問題を有している。
RF周波数に周波数変換しているため、局内折返し系の
試験時には伝送特性として送信系と受信系の両方の特性
を測定することになるので送信系または受信系単独の特
性を見ることができない。この単独の特性を見るために
は外部に新たに周波数変換器の測定機が必要となり、構
成が更に複雑になるという問題を有している。
本考案は構成の簡略化を図るとともに、周波数調整を容
易にした送受信装置を提供することを目的とする。
易にした送受信装置を提供することを目的とする。
本考案の送受信装置は、局内折返し系に、送信系ローカ
ル発振器出力と送信系信号の出力を混合するミキサと、
IF周波数を選択するバンドパスフィルタと、信号ルー
トを切替えるIF帯スイッチと、受信系ローカル発振器
出力とIF周波数を混合するミキサと、所要の周波数を
選択するバンドパスフィルタとを設けている。
ル発振器出力と送信系信号の出力を混合するミキサと、
IF周波数を選択するバンドパスフィルタと、信号ルー
トを切替えるIF帯スイッチと、受信系ローカル発振器
出力とIF周波数を混合するミキサと、所要の周波数を
選択するバンドパスフィルタとを設けている。
また、IFスイッチは前記局内折返し系の各ミキサ及び
フィルタを縦続接続し、或いは送信系,受信系をそれぞ
れ試験用IF入出力端に切り替え接続し得るように構成
している。
フィルタを縦続接続し、或いは送信系,受信系をそれぞ
れ試験用IF入出力端に切り替え接続し得るように構成
している。
この構成では、IFスイッチの切替えにより、送信系の
TXRF周波数を送信系ローカル発振器及び受信系ロー
カル発振器を用いて順次周波数変換してRXRF周波数
として受信系に出力することができる。
TXRF周波数を送信系ローカル発振器及び受信系ロー
カル発振器を用いて順次周波数変換してRXRF周波数
として受信系に出力することができる。
また、送信系のIF信号を試験用IF入出力端から出力
し、逆にこの試験用IF入出力端から受信系にIF信号
を入力させることができる。
し、逆にこの試験用IF入出力端から受信系にIF信号
を入力させることができる。
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例のブロック図であり、第2図
と同一部分には同一符号を付してある。送信系において
は、IF周波数はIF帯増幅器5で増幅された後、送信
系ローカル発振器1の出力とミキサ3で混合され、バン
ドパスフィルタ7で希望の周波数成分だけを取り出し、
高電力増幅器8で大電力増幅されアンテナへ送られる。
と同一部分には同一符号を付してある。送信系において
は、IF周波数はIF帯増幅器5で増幅された後、送信
系ローカル発振器1の出力とミキサ3で混合され、バン
ドパスフィルタ7で希望の周波数成分だけを取り出し、
高電力増幅器8で大電力増幅されアンテナへ送られる。
また受信系においては、アンテナで受信されたRXRF
周波数は低雑音増幅器9で低雑音増幅された後、受信系
ローカル発振器2の出力とミキサ4で混合されバンドパ
スフィルタ10で希望のIF周波数だけを取り出しIF
帯増幅器6で増幅する。
周波数は低雑音増幅器9で低雑音増幅された後、受信系
ローカル発振器2の出力とミキサ4で混合されバンドパ
スフィルタ10で希望のIF周波数だけを取り出しIF
帯増幅器6で増幅する。
これらの送信系と受信系については第2図に示した従来
構成と同じである。
構成と同じである。
一方、局内折返し系においては、送信系から受信系に向
かって、ミキサ11,バンドパスフィルタ12,IF帯
スイッチ15,ミキサ13,バンドパスフィルタ14を
直列に接続している。前記IF帯スイッチ15は3つの
端子a〜cを有し、これら3つの端子a〜cの2つを選
択して相互に接続するように構成している。そして、端
子aは前記バンドパスフィルタ12に、端子bはミキサ
13に、端子cは試験用IF入出力端にそれぞれ接続し
ている。
かって、ミキサ11,バンドパスフィルタ12,IF帯
スイッチ15,ミキサ13,バンドパスフィルタ14を
直列に接続している。前記IF帯スイッチ15は3つの
端子a〜cを有し、これら3つの端子a〜cの2つを選
択して相互に接続するように構成している。そして、端
子aは前記バンドパスフィルタ12に、端子bはミキサ
13に、端子cは試験用IF入出力端にそれぞれ接続し
ている。
このため、局内折返し系においては、送信系ローカル発
振器1の出力の一部を取り出したものとTXRF周波数
をミキサー11で混合しバンドパスフィルタ12で希望
の信号成分だけを取り出している。ここで、送信系ロー
カル発振器1の周波数をFLO,TXRF周波数をF、バ
ンドパスフィルタ12の中心周波数をIFとすると F=IF+FLO………(1) の関係式が得られる。更に、(1)式の関係から得られ
るIF周波数はIF帯スイッチ15に送られる。IF帯
スイッチ15は、送信系と受信系の総合特性を試験する
ための局内折返し試験の場合には端子aとbが接続さ
れ、送信系単独の試験をする場合には端子aとcが接続
され、受信系単独の試験をする場合には端子bとcが接
続される。
振器1の出力の一部を取り出したものとTXRF周波数
をミキサー11で混合しバンドパスフィルタ12で希望
の信号成分だけを取り出している。ここで、送信系ロー
カル発振器1の周波数をFLO,TXRF周波数をF、バ
ンドパスフィルタ12の中心周波数をIFとすると F=IF+FLO………(1) の関係式が得られる。更に、(1)式の関係から得られ
るIF周波数はIF帯スイッチ15に送られる。IF帯
スイッチ15は、送信系と受信系の総合特性を試験する
ための局内折返し試験の場合には端子aとbが接続さ
れ、送信系単独の試験をする場合には端子aとcが接続
され、受信系単独の試験をする場合には端子bとcが接
続される。
IF帯スイッチ15から出力されるIF信号は、受信系
ローカル発振器2の出力の一部を取り出したものをミキ
サ13で混合しバンドパスフィルタ14で希望の信号成
分だけを取り出している。ここで、ローカル発振器2の
周波数をLO,バンドパスフィルタ14の中心周波数を
とすると =IF+LO………(2) の関係式となっている。このバンドパスフィルタ14の
出力は、局内折返し信号として受信系に送られる。
ローカル発振器2の出力の一部を取り出したものをミキ
サ13で混合しバンドパスフィルタ14で希望の信号成
分だけを取り出している。ここで、ローカル発振器2の
周波数をLO,バンドパスフィルタ14の中心周波数を
とすると =IF+LO………(2) の関係式となっている。このバンドパスフィルタ14の
出力は、局内折返し信号として受信系に送られる。
したがって、この送受信装置では、IF帯スイッチ15
を切り替えることで、各種の試験が実行でき、かつ局内
折返し系におけるローカル発振器を不要にする。これに
より、構成を簡略化でき、かつ周波数調整を容易なもの
とする。
を切り替えることで、各種の試験が実行でき、かつ局内
折返し系におけるローカル発振器を不要にする。これに
より、構成を簡略化でき、かつ周波数調整を容易なもの
とする。
以上説明したように本考案は、局内折返し系に、送信系
及び受信系の各ローカル発振器の出力を利用して周波数
変換するミキサを設け、送信系のTXRF周波数を周波
数変換してRXRF周波数として受信系に出力している
ので、局内折返し系におけるローカル発振器を不要と
し、構成を簡略化するとともに、周波数調整を容易に行
うことができる。
及び受信系の各ローカル発振器の出力を利用して周波数
変換するミキサを設け、送信系のTXRF周波数を周波
数変換してRXRF周波数として受信系に出力している
ので、局内折返し系におけるローカル発振器を不要と
し、構成を簡略化するとともに、周波数調整を容易に行
うことができる。
また、局内折返し系に設けたIF帯スイッチで送信系,
受信系及び試験用IF入出力端の接続を切り替えること
ができるので、送信系のIF信号を試験用IF入出力端
から出力し、逆にこのIF入出力端子から受信系にIF
信号を入力させ、送信系及び受信系をそれぞれ独立して
試験することができる効果もある。
受信系及び試験用IF入出力端の接続を切り替えること
ができるので、送信系のIF信号を試験用IF入出力端
から出力し、逆にこのIF入出力端子から受信系にIF
信号を入力させ、送信系及び受信系をそれぞれ独立して
試験することができる効果もある。
第1図は本考案の一実施例のブロック構成図、第2図は
従来の送受信装置のブロック構成図である。 1……送信系ローカル発振器、2……受信系ローカル発
振器、3,4……ミキサ、5,6……増幅器、7……バ
ンドパスフィルタ、8……高電力増幅器、9……低雑音
増幅器、10……バンドパスフィルタ、11……ミキ
サ、12……バンドパスフィルタ、13……ミキサ、1
4……バンドパスフィルタ、15……IF帯スイッチ、
16……ローカル発振器、17……ミキサ、18……バ
ンドパスフィルタ。
従来の送受信装置のブロック構成図である。 1……送信系ローカル発振器、2……受信系ローカル発
振器、3,4……ミキサ、5,6……増幅器、7……バ
ンドパスフィルタ、8……高電力増幅器、9……低雑音
増幅器、10……バンドパスフィルタ、11……ミキ
サ、12……バンドパスフィルタ、13……ミキサ、1
4……バンドパスフィルタ、15……IF帯スイッチ、
16……ローカル発振器、17……ミキサ、18……バ
ンドパスフィルタ。
Claims (1)
- 【請求項1】ローカル発振器を有する送信系と、他のロ
ーカル発振器を有する受信系と、送信系の信号を受信系
に折り返す局内折返し系とで構成される衛星通信用送受
信装置において、前記局内折返し系に前記送信系ローカ
ル発振器出力と送信系信号の出力を混合するミキサと、
中間周波数を選択するバンドパスフィルタと、信号ルー
トを切替える中間周波数帯スイッチと、前記受信系ロー
カル発振器出力と中間周波数を混合するミキサと、所要
の周波数を選択するバンドパスフィルタとを設け、前記
中間周波数帯スイッチは前記局内折り返し系の各ミキサ
及びフィルタを縦続接続し、或いは送信系,受信系をそ
れぞれ試験用中間周波数入出力端に切り替え接続し得る
ように構成したことを特徴とする局内折返し試験回路付
衛星通信用送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076207U JPH0614518Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 局内折返し試験回路付衛星通信用送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076207U JPH0614518Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 局内折返し試験回路付衛星通信用送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316747U JPH0316747U (ja) | 1991-02-19 |
JPH0614518Y2 true JPH0614518Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31617463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989076207U Expired - Lifetime JPH0614518Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 局内折返し試験回路付衛星通信用送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614518Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1989076207U patent/JPH0614518Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0316747U (ja) | 1991-02-19 |
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