JPH0614503Y2 - 超音波遅延線の調整回路およびそれを内蔵した超音波遅延線素子 - Google Patents
超音波遅延線の調整回路およびそれを内蔵した超音波遅延線素子Info
- Publication number
- JPH0614503Y2 JPH0614503Y2 JP1989104870U JP10487089U JPH0614503Y2 JP H0614503 Y2 JPH0614503 Y2 JP H0614503Y2 JP 1989104870 U JP1989104870 U JP 1989104870U JP 10487089 U JP10487089 U JP 10487089U JP H0614503 Y2 JPH0614503 Y2 JP H0614503Y2
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- JP
- Japan
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- delay line
- ultrasonic delay
- fixed
- semi
- ultrasonic
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/30—Time-delay networks
- H03H9/38—Time-delay networks with adjustable delay time
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、超音波遅延線の調整回路およびそれを内蔵し
た超音波遅延線素子に関するものである。
た超音波遅延線素子に関するものである。
[従来の技術] 第2図,第3図は、従来の超音波遅延線の遅延時間を調
整する回路例である。超音波遅延線(DL)の入力端子
1−1′間、出力端子2−2′間に整合回路として固定
抵抗R1,R2、固定コイルL1,L2、可変コイルT
1,T2が用いられている。遅延時間の調整は、該可変
コイルT1,T2のインダクタンスを変化させることに
より行っている。
整する回路例である。超音波遅延線(DL)の入力端子
1−1′間、出力端子2−2′間に整合回路として固定
抵抗R1,R2、固定コイルL1,L2、可変コイルT
1,T2が用いられている。遅延時間の調整は、該可変
コイルT1,T2のインダクタンスを変化させることに
より行っている。
[考案の解決しようとする課題] 従来の調整回路を用いた場合、可変コイルは他の固定コ
イル、固定抵抗、固定コンデンサ、半固定抵抗等の回路
部品と比較して形状が大きく、端子数が多く、背が高い
こと、又、価格が高価で、注文生産であるため納期がか
かる等の理由から、回路設計時、プリント配線基板のパ
ターン設計時に制約を受けるという問題点があった。
イル、固定抵抗、固定コンデンサ、半固定抵抗等の回路
部品と比較して形状が大きく、端子数が多く、背が高い
こと、又、価格が高価で、注文生産であるため納期がか
かる等の理由から、回路設計時、プリント配線基板のパ
ターン設計時に制約を受けるという問題点があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、超音波遅延線の遅延時間の調整回路であって、超音
波て、超音波遅延線の入力側の2端子間に少なくとも固
定コンデンサと半固定抵抗とが直列に接続され、該半固
定抵抗で遅延時間が調整されてなることを特徴とする第
1の超音波遅延線の調整回路を提供する。
り、超音波遅延線の遅延時間の調整回路であって、超音
波て、超音波遅延線の入力側の2端子間に少なくとも固
定コンデンサと半固定抵抗とが直列に接続され、該半固
定抵抗で遅延時間が調整されてなることを特徴とする第
1の超音波遅延線の調整回路を提供する。
また、該固定コンデンサと直列に該半固定抵抗を接続し
たものと並列に固定コイルを接続したことを特徴とする
第2の超音波遅延線の調整回路を提供する。
たものと並列に固定コイルを接続したことを特徴とする
第2の超音波遅延線の調整回路を提供する。
また、上記の第1または第2の超音波遅延線の調整回路
において、該固定コンデンサが、数pF〜1000pF
の間で選ばれたことを特徴とする第3の超音波遅延線の
調整回路を提供する。
において、該固定コンデンサが、数pF〜1000pF
の間で選ばれたことを特徴とする第3の超音波遅延線の
調整回路を提供する。
また、上記の第1または第2の超音波遅延線の調整回路
において、該半固定抵抗が、数百Ω〜5KΩの間で選ば
れたことを特徴とする第4の超音波遅延線の調整回路を
提供する。
において、該半固定抵抗が、数百Ω〜5KΩの間で選ば
れたことを特徴とする第4の超音波遅延線の調整回路を
提供する。
また、超音波遅延線と上記の第1〜第4の超音波遅延線
の調整回路のいずれか1つとを1つのパッケージに内蔵
してなることを特徴とする超音波遅延線素子を提供する
ものである。
の調整回路のいずれか1つとを1つのパッケージに内蔵
してなることを特徴とする超音波遅延線素子を提供する
ものである。
第1図は、本考案の超音波遅延線の遅延時間の調整回路
を示すものである。超音波遅延線DLの入力端子1に直
列に固定抵抗R1を接続し、その後に、入力端子1−
1′間に、固定コンデンサC1と半固定抵抗Vr1を直
列に接続したものを接続し、この該固定コンデンサC1
と該半固定抵抗Vr1の直列に接続したものと並列に固
定コイルL1を接続した調整回路である。
を示すものである。超音波遅延線DLの入力端子1に直
列に固定抵抗R1を接続し、その後に、入力端子1−
1′間に、固定コンデンサC1と半固定抵抗Vr1を直
列に接続したものを接続し、この該固定コンデンサC1
と該半固定抵抗Vr1の直列に接続したものと並列に固
定コイルL1を接続した調整回路である。
遅延時間の調整は、該半固定抵抗Vr1の抵抗値を変化
調整することにより調整するものである。但し、1−
1′間が入力側端子、2−2′間が出力側端子である。
調整することにより調整するものである。但し、1−
1′間が入力側端子、2−2′間が出力側端子である。
この場合、インピーダンスのマッチング及び通過周波数
帯域の調整のために固定コンデンサC1、半固定抵抗V
r1に対して並列に接続してある固定コイルL1はなく
ても良いが、微調整を行う上であった方が適当である。
帯域の調整のために固定コンデンサC1、半固定抵抗V
r1に対して並列に接続してある固定コイルL1はなく
ても良いが、微調整を行う上であった方が適当である。
また、固定コンデンサC1と半固定抵抗Vr1は並列に
構成しても良いが、遅延時間を調整するためには直列の
方がより容易に調整できるので好ましい。並列の場合、
帯域阻止フィルターとしての機能も有するため、単に遅
延時間を調整する場合は前記機能も考慮する必要が生じ
調整が複雑になるからである。
構成しても良いが、遅延時間を調整するためには直列の
方がより容易に調整できるので好ましい。並列の場合、
帯域阻止フィルターとしての機能も有するため、単に遅
延時間を調整する場合は前記機能も考慮する必要が生じ
調整が複雑になるからである。
さらに、超音波遅延線と調整回路を1つの筺体等のパッ
ケージに内蔵して、他の周辺回路を有する基板にパッケ
ージごと組み込めるようにしても良く、遅延時間調整可
能な超音波遅延線素子を提供できる。
ケージに内蔵して、他の周辺回路を有する基板にパッケ
ージごと組み込めるようにしても良く、遅延時間調整可
能な超音波遅延線素子を提供できる。
[実施例] 第1図は、本考案の超音波遅延線の遅延時間の調整回路
を示すものであるが、ここに用いる回路部品であるとこ
ろの、該固定コンデンサC1と該半固定抵抗Vr1は、
調整を必要とする遅延時間の範囲を充分に満足するよう
な数値の構成にすることが好ましく、該固定コンデンサ
C1は大きい方が調整時間の可変範囲は大きくなり、調
整は該半固定抵抗Vr1で行うため、このふたつの回路
部品の数値は超音波遅延線と遅延時間の調整回路全体の
安定度を考慮して決定することが好ましい。
を示すものであるが、ここに用いる回路部品であるとこ
ろの、該固定コンデンサC1と該半固定抵抗Vr1は、
調整を必要とする遅延時間の範囲を充分に満足するよう
な数値の構成にすることが好ましく、該固定コンデンサ
C1は大きい方が調整時間の可変範囲は大きくなり、調
整は該半固定抵抗Vr1で行うため、このふたつの回路
部品の数値は超音波遅延線と遅延時間の調整回路全体の
安定度を考慮して決定することが好ましい。
該固定コンデンサC1は、数pFから1000pFの間で選ぶこ
とが好ましく、また、該半固定抵抗Vr1は数百Ωから
5KΩの間を選ぶことが好ましい。
とが好ましく、また、該半固定抵抗Vr1は数百Ωから
5KΩの間を選ぶことが好ましい。
[考案の効果] 本考案は、超音波遅延線の遅延時間の調整回路におい
て、その調整時に従来、可変コイルを用いていたのに対
して、代りに固定コンデンサと固定コイルと半固定抵抗
を、前述の実施例の如く組み合せて、入力端子1−1′
間に接続して遅延時間の調整を行うものであり、これに
より小型化が実現し、表面実装がし易く、また部品価格
の低減が可能となった。
て、その調整時に従来、可変コイルを用いていたのに対
して、代りに固定コンデンサと固定コイルと半固定抵抗
を、前述の実施例の如く組み合せて、入力端子1−1′
間に接続して遅延時間の調整を行うものであり、これに
より小型化が実現し、表面実装がし易く、また部品価格
の低減が可能となった。
表面実装の場合、従来の可変コイルでは、小型、低背と
するためにインピーダンスの可変範囲が小さくなり、超
音波遅延線の遅延時間の変化量が小さくなるという重大
な欠点があったが、本考案により解決された。
するためにインピーダンスの可変範囲が小さくなり、超
音波遅延線の遅延時間の変化量が小さくなるという重大
な欠点があったが、本考案により解決された。
超音波遅延線の遅延時間の調整時に可変コイルのコアが
割れるという欠点があったが、半固定抵抗を用いること
により、この欠点をなくすことが可能となった。
割れるという欠点があったが、半固定抵抗を用いること
により、この欠点をなくすことが可能となった。
また、プリント配線基板の配線パターン設計時に可変コ
イルに比較して半固定抵抗を用いる方が、パターンの引
き回しが簡潔になり設計時間が短縮された。
イルに比較して半固定抵抗を用いる方が、パターンの引
き回しが簡潔になり設計時間が短縮された。
従来より超音波遅延線に、その周辺回路部品を付加した
形で同一プリント配線基板上に実装した、くし形フィル
タ等の回路ユニットが用いられ、ビデオテープレコー
ダ、カラーテレビ、カメラ一体型ビデオテープレコーダ
等の高密度実装に役立ってきたが、可変コイルをなくす
ことにより、回路部品を実装したプリント配線基板の厚
さ方向の寸法を半分以下にすることができ、更に高密度
か可能になった。
形で同一プリント配線基板上に実装した、くし形フィル
タ等の回路ユニットが用いられ、ビデオテープレコー
ダ、カラーテレビ、カメラ一体型ビデオテープレコーダ
等の高密度実装に役立ってきたが、可変コイルをなくす
ことにより、回路部品を実装したプリント配線基板の厚
さ方向の寸法を半分以下にすることができ、更に高密度
か可能になった。
第1図は、本考案の実施例の回路図を示し、第2図、第
3図は従来例の回路図を示す。
3図は従来例の回路図を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】超音波遅延線の遅延時間の調整回路であっ
て、超音波遅延線の入力側の2端子間に少なくとも固定
コンデンサと半固定抵抗とが直列に接続され、該半固定
抵抗で遅延時間が調整されてなることを特徴とする超音
波遅延線の調整回路。 - 【請求項2】該固定コンデンサと直列に該半固定抵抗を
接続したものと並列に固定コイルを接続した請求項1記
載の超音波遅延線の調整回路。 - 【請求項3】該固定コンデンサが、数pF〜1000p
Fの間で選ばれたことを特徴とする請求項1または2記
載の超音波遅延線の調整回路。 - 【請求項4】該半固定抵抗が、数百Ω〜5KΩの間で選
ばれたことを特徴とする請求項1または2記載の超音波
遅延線の調整回路。 - 【請求項5】超音波遅延線と請求項1〜4のいずれか1
項記載の調整回路とを1つのパッケージに内蔵してなる
ことを特徴とする超音波遅延素子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104870U JPH0614503Y2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 超音波遅延線の調整回路およびそれを内蔵した超音波遅延線素子 |
US07/575,570 US5142254A (en) | 1989-09-08 | 1990-08-31 | Ultrasonic delay line device with an adjusting circuit for adjusting delay time, a comb-shaped filter using the ultrasonic delay line device and a method of adjusting delay time |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104870U JPH0614503Y2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 超音波遅延線の調整回路およびそれを内蔵した超音波遅延線素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0344923U JPH0344923U (ja) | 1991-04-25 |
JPH0614503Y2 true JPH0614503Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=14392261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989104870U Expired - Lifetime JPH0614503Y2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 超音波遅延線の調整回路およびそれを内蔵した超音波遅延線素子 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5142254A (ja) |
JP (1) | JPH0614503Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05283972A (ja) * | 1992-04-03 | 1993-10-29 | Nec Corp | フィルタ回路 |
SE517570C2 (sv) * | 2000-08-09 | 2002-06-18 | Lars Johan Henrik Hansson | Anordning vid fixeringsorgan för fixering av benfragment vid benbrott |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3286205A (en) * | 1963-07-05 | 1966-11-15 | Arthur D Ballato | Variable delay line |
US3581247A (en) * | 1968-06-13 | 1971-05-25 | Andersen Lab Inc | Delay lines having nondispersive width-shear mode propagation characteristics and method of making same |
JPS4944648A (ja) * | 1972-08-31 | 1974-04-26 | ||
JPS5472445U (ja) * | 1977-10-31 | 1979-05-23 | ||
JPS5710516A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Comb type filter |
JPS5751326U (ja) * | 1981-08-12 | 1982-03-24 | ||
JPS62133427U (ja) * | 1986-02-14 | 1987-08-22 | ||
US4734662A (en) * | 1986-03-11 | 1988-03-29 | Tdk Corporation | Comb filter |
JPS6364118A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-22 | Hitachi Ltd | 手書き入力・表示装置 |
JPS6368218U (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP1989104870U patent/JPH0614503Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-08-31 US US07/575,570 patent/US5142254A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0344923U (ja) | 1991-04-25 |
US5142254A (en) | 1992-08-25 |
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