JPH06144775A - 既設rcはりへの工作物取付構造 - Google Patents

既設rcはりへの工作物取付構造

Info

Publication number
JPH06144775A
JPH06144775A JP29278592A JP29278592A JPH06144775A JP H06144775 A JPH06144775 A JP H06144775A JP 29278592 A JP29278592 A JP 29278592A JP 29278592 A JP29278592 A JP 29278592A JP H06144775 A JPH06144775 A JP H06144775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
existing
attached
anchor member
monorail
work piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29278592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2531069B2 (ja
Inventor
Kaoru Ito
薫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP4292785A priority Critical patent/JP2531069B2/ja
Publication of JPH06144775A publication Critical patent/JPH06144775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531069B2 publication Critical patent/JP2531069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作物を既設RCはりに確実・強固に取り付
けることができ、かつ、長期間にわたり美観を損なわな
いようにした既設RCはりへの工作物取付構造を提供す
る。 【構成】 既設RCはり1の露出したスターラップ筋1a
にアンカー部材3を溶接固着し、このアンカー部材3に
吊りボルト4を取り付け、この吊りボルト4にモノレー
ル用Iビーム2を取り付け、かつ、前記スターラップ筋
1a、アンカー部材4を充填コンクリート6中に埋設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラント施設等の設
計変更のために既設RCはりの下に、例えばモノレール
等の工作物を取り付けるための既設RCはりへの工作物
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント施設等の設計変更のために、既
設RCはりの下に、例えばモノレール等の工作物を設置
しなければならない場合がある。
【0003】従来、モノレール等の工作物を既設のはり
下に設置するには、梁の側面部若しくは下面部にケミカ
ルアンカー等で吊り鉄骨等の取付部材を取り付け、この
吊り鉄骨に工作物をボルト止めする等して取り付けてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような取
付方法では、施工不良やボルトのゆるみ等で工作物がぐ
らついたり、また、取付部材が露出し、さらには、長期
間の使用により錆が発生したりして美観を損なう等の課
題があった。
【0005】この発明は、このような前記従来の課題を
解決するためになされたもので、工作物を既設RCはり
に確実・強固に取り付けることができ、かつ、長期間に
わたり美観を損なわないようにした既設RCはりへの工
作物取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る工作物取
付構造は、既設RCはりの露出したスターラップ筋にア
ンカー部材を溶接固着し、このアンカー部材に吊りボル
トを取り付け、この吊りボルトに工作物を取り付け、か
つ、前記スターラップ筋の露出部分およびアンカー部材
をコンクリート中に埋設することにより構成されてい
る。
【0007】
【実施例】図1〜図3は、この発明に係る既設RCはり
への工作物取付構造の一実施例を示し、図において、符
号1は、既設のRCはり、2はこのはり1の下に取り付
けられるモノレール用Iビーム、3はこのモノレール用
Iビーム2をはり1の下に取り付けるために、はり1に
取り付けられたアンカー部材、そして、符号4はこのア
ンカー部材3にモノレール用Iビーム2を固定する吊り
ボルトである。
【0008】アンカー部材3は、はり1のスターラップ
筋1aの左右両側に、取り付けられた固定部材3a,3a とこ
の左右固定部材3a,3a 間に取り付けられた受け部材3bよ
り構成されている。固定部材3aには所定長さの不等辺山
形鋼が使用され、この固定部材3aは長辺部をスターラッ
プ筋1aに溶接することにより取り付けられている。
【0009】受け部材3bには等辺山形鋼が使用され、こ
の受け部材3bは左右固定部材3a,3aの短辺部に溶接する
ことにより取り付けられている。また、受け部材3bは、
はり1の長手方向に、モノレール用Iビーム2の重量に
応じて2本ないし複数本が所定間隔おきに取り付けられ
ている。
【0010】吊りボルト4は、モノレール用Iビーム2
の重量に応じて2本ないし複数本が所定間隔おきに取り
付けられ、この吊りボルト4にモノレール用Iビーム2
が固定ナット5によって固定されている。
【0011】なお、スターラップ筋1a、アンカー部材3
の固定部材3aおよび受け部材3b、そして、吊りボルト4
は充填コンクリート6中に完全に埋設されている。
【0012】つづいて、施工方法を順をおって説明す
る。
【0013】 既設のRCはり1の下端部のコンクリ
ートを所定深さ(20 センチ程度) およびはりの長手方向
に所定幅(100センチ程度) はつり、コンクリート中のス
ターラップ筋1aを露出させる(図3参照)。
【0014】 つぎに、このスターラップ筋1aの両側
にアンカー部材3を溶接して取り付ける。なお、アンカ
ー部材3の左右固定部材3aと受け部材3bは地上において
あらかじめ組み立てておくものとする。
【0015】 つぎに、このアンカー部材3の受け部
材3bに吊りボルト4を取り付ける。また、この吊りボル
ト4にモノレール用Iビーム2を固定ナット5によって
取り付け、同時に固定ナット5を適当に回してモノレー
ル用Iビーム2のレベルを調整する。
【0016】 そして、最後に、RCはり1の1の露
出部に充填コンクリート6を打設してアンカー部材3お
よび吊りボルト4をコンクリート中に埋める。
【0017】実施例2.図4および図5は、この発明に
係る既設RCはりへの工作物取付構造の他の実施例を示
し、モノレール用Iビーム1の設置により、荷重が増え
て原設計のはり配筋では、鉄筋量が不足する場合に適用
されるものである。
【0018】図において、実施例1と同一部分および相
当する部分には同一符号を付す。符号7は、はり1の強
度を高めるために配筋される補強筋である。
【0019】補強筋7は複数本のU形筋7aとこのU形筋
7a,7a の上にはり1に沿って配筋された複数本の水平筋
7bより構成されている。U形筋7aははり1の長手方向に
所定間隔おきに配筋され、それぞれ左右両端部をはり1
のスターラップ筋1aに溶接して取り付けられている。ま
た、水平筋7bは、はり1の幅方向に所定間隔おきに配筋
され、それぞれU形筋7aに溶接されている。なお、U形
筋7aおよび水平筋7bの径、本数およびピッチは、モノレ
ール用Iビーム1の重量等を参酌して決められている。
【0020】そして、この補強筋7の左右両端部にアン
カー部材3が取り付けられ、このアンカー部材3に複数
本の吊りボルト4によってモノレール用Iビーム1が取
り付けられている。その詳細は実施例1とほぼ同じであ
る。
【0021】なお、この実施例においては、充填コンク
リート6の量が多いため、はり1の下端部のコンクリー
トを蟻形にはつることによって充填コンクリート6の完
全一体化を図るものとする(図5参照)。
【0022】実施例3.図6は、この発明に係る他の実
施例を示し、新規RCはりの施工と同時にモノレール用
Iビーム1を取り付ける場合に適用されるもので、施工
方法が異なるのみで、その構成は実施例1とほぼ同じで
ある。
【0023】施工方法を順をおって説明する。
【0024】 はり1の主筋1bおよびスターラップ筋
1aを配筋し、つづいて、このスターラップ筋1aにアンカ
ー部材3を溶接して取り付ける。
【0025】 つぎに、このアンカー部材3に吊りボ
ルト4によってモノレール用Iビーム2を取り付け、モ
ノレール用Iビーム2のレベル調整を行う。
【0026】 つぎに、はりの型枠8を組み立てコン
クリート9を打設し、コンクリート9が充分な強度に硬
化したら型枠8を脱型する。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成さ
れ、アンカー部材が充填コンクリート内に完全に埋めこ
まれてしまうので、施工不良やボルトのゆるみ等で工作
物がぐらついたり、また、取付部材が露出し、さらに
は、長期間の使用により錆が発生したりして美観を損な
う等ということはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る既設RCはりへの工作物取付構
造の一実施例を示すRCはりの縦断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1における既設RCはりのはつり部分を示す
断面図である。
【図4】この発明に係る既設RCはりへの工作物取付構
造の他の実施例を示すRCはりの縦断面図である。
【図5】図4に示す実施例の既設RCはりのはつり部分
を示す縦断面図である。
【図6】この発明に係る既設RCはりへの工作物取付構
造の他の実施例を示すはりの側面図である。
【符号の説明】
1…既設のRCはり、2…モノレール用Iビーム、3…
アンカー部材、4…吊りボルト、5…固定ナット、6…
充填コンクリート、7…補強筋、8…型枠、9…コンク
リート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設RCはりの露出したスターラップ筋
    にアンカー部材を溶接固着し、このアンカー部材に吊り
    ボルトを取り付け、この吊りボルトに工作物を取り付
    け、かつ、前記スターラップ筋の露出部分およびアンカ
    ー部材をコンクリート中に埋設してなることを特徴とす
    る既設RCはりへの工作物取付構造。
JP4292785A 1992-10-30 1992-10-30 既設rcはりへの工作物取付構造 Expired - Lifetime JP2531069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4292785A JP2531069B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 既設rcはりへの工作物取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4292785A JP2531069B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 既設rcはりへの工作物取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06144775A true JPH06144775A (ja) 1994-05-24
JP2531069B2 JP2531069B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=17786310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4292785A Expired - Lifetime JP2531069B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 既設rcはりへの工作物取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531069B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109779289A (zh) * 2019-03-23 2019-05-21 中国二十二冶集团有限公司 单轨梁轨道的安装结构及施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109779289A (zh) * 2019-03-23 2019-05-21 中国二十二冶集团有限公司 单轨梁轨道的安装结构及施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2531069B2 (ja) 1996-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08269911A (ja) コンクリート壁高欄の取付部の構造
FI72369C (fi) Byggnadssystem.
JP2531069B2 (ja) 既設rcはりへの工作物取付構造
WO1998057010A1 (en) Staircase form
JPH02503099A (ja) ケーブル支持橋及び構成方法
KR100547488B1 (ko) 강박스 연속교량에 있어서, 연속 지점부에 발생되는부모멘트의 크기를 줄여 줄 수 있도록 강박스 거더에설치된 부모멘트 감소장치 및 이를 이용한 강박스연속교량의 설치방법
KR0159680B1 (ko) 교량 보강구 설치방법
JPH10331436A (ja) 既存構築物における柱梁の耐震補強構造
CN111795212B (zh) 一种横跨基坑管线悬吊方法及悬吊结构
KR200341057Y1 (ko) 연속 지점부에 발생되는 부모멘트의 크기를 줄여 줄 수 있도록 강박스 연속교의 거더에 설치된 부모멘트 감소장치
CN210420839U (zh) 一种匝道桥钢筋结构
CN210507799U (zh) 一种半预制型钢混凝土柱-型钢混凝土梁节点单元与型钢混凝土梁的连接体
JP2603394B2 (ja) 鉄筋かごの吊り治具
JPH0542553B2 (ja)
JPS61155521A (ja) 鋼管杭防食用補強材支持金具付き組立型枠
JP2744956B2 (ja) ゲルバー橋ヒンジ部の補強構造及び補強方法
CN217629436U (zh) 一种适用于异形桥墩的装配式托架
KR200254783Y1 (ko) 슬래브 교량의 보강빔
JPH0214509B2 (ja)
CN218264949U (zh) 一种混凝土悬挑构件支撑系统
CN217758828U (zh) 一种预应力无砂混凝土支护桩
FI69176C (fi) Byggsystem
KR100591006B1 (ko) 볼트커플러를이용한교량빔의내하력강화구조
JPS61179936A (ja) 鋼管コンクリ−ト柱における柱梁接合装置
JP2713085B2 (ja) 壁型枠取り付け用構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960423