JPH0614469Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JPH0614469Y2
JPH0614469Y2 JP8330489U JP8330489U JPH0614469Y2 JP H0614469 Y2 JPH0614469 Y2 JP H0614469Y2 JP 8330489 U JP8330489 U JP 8330489U JP 8330489 U JP8330489 U JP 8330489U JP H0614469 Y2 JPH0614469 Y2 JP H0614469Y2
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JP
Japan
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capacitor element
sealing body
electrode
flat
hole
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竜男 筒井
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Nippon Chemi Con Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンデンサ素子から引き出された電極用タ
ブを封口体に固定した電解コンデンサに関する。
〔従来の技術〕
電解コンデンサにおいては、他の電解コンデンサと同様
に、第6図に示すように、コンデンサ素子2の端面から
陽極側及び陰極側の電極用タブ4、6が引き出され、外
装ケース8を封口する封口体10の透孔12から外部に
引き出されている。そして、封口体10には、ゴム等の
弾性絶縁体が用いられ、その弾性絶縁体の表面層には周
縁部及び透孔12の周縁に弾性絶縁体を残して硬質合成
樹脂板16が埋め込まれている。
このような電解コンデンサにおいて、電極用タブ4、6
は、アルミニウム等からなる棒状材の一部を柱状部14
Aとして残して他の部分を板状に成形して偏平部14B
に形成したものであり、柱状部14Aの端部にはハンダ
付け可能な金属ワイヤ18が溶接等の固着手段によって
接続されている。
また、電極用タブ4、6は、コンデンサ素子2の電極箔
に偏平部14Bを以て接続され、電極箔とともにコンデ
ンサ素子2の内部に巻き込まれている。そして、コンデ
ンサ素子2の端面から露出している電極用タブ4、6の
柱状部14Aを封口体10の透孔12内に挿入して、コ
ンデンサ素子2の端面に封口体10を装着させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような電解コンデンサでは、プリント基
板等に実装する場合、第7図に示すように、電極用タブ
4、6の一部を成す金属ワイヤ18が、配線の都合で矢
印A、Bに示す方向に折り曲げられ、時にはその折り曲
げとともに捻じれが加えられることがある。このような
曲げや捻じれが電極用タブ4、6に作用すると、丁度、
封口体10に固定されている柱状部14Aを支点又はそ
れを中心にして曲げ又は捻じれによる応力が偏平部14
B側に作用し、その応力が電極用タブ4、6を矢印Cで
示す方向に押し込み又は引き抜く力として作用し、その
力が許容限度を超えると、偏平部14Bと電極箔との固
着状態が緩み、電極箔の一部の破損等、電極用タブ4、
6とコンデンサ素子2との電気的な接続関係を破壊して
しまうおそれがある。
通常、金属ワイヤ18の直径が1ミリメートル程度のも
のになると、その曲げ応力は相当大きく、例えば、L字
型に曲げて回転を加えると、コンデンサ素子2の内部に
働く力は接続関係を損なう程度に大きくなり、断線状態
を生じさせてしまうことが経験的に知られている。
そこで、この考案は、このような電極用タブに加わる応
力を封口体側で食い止めてコンデンサ素子側の接続関係
の信頼性を高めた電解コンデンサの提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の電解コンデンサは、柱状部の一端にハンダ付
け可能な金属ワイヤを接続し、その他端に肩部を設けて
柱状部と一体に偏平部が形成された電極用タブと、この
電極用タブの前記偏平部が接続された電極箔が巻回さ
れ、その端面から前記電極用タブの前記肩部とともに前
記柱状部が引き出されたコンデンサ素子と、このコンデ
ンサ素子を収容する外装ケースと、この外装ケースを封
口するとともに、前記コンデンサ素子から引き出された
前記電極用タブを貫通させる透孔を持つ封口体とを備え
た電解コンデンサにおいて、前記透孔に径大部からなる
挿入部を形成し、この挿入部に前記柱状部及び前記偏平
部を挿入するとともに、前記挿入部の内壁面に前記偏平
部の前記肩部を食い込ませたものである。
また、この考案の電解コンデンサにおいて、前記挿入部
は、前記肩部が持つ傾斜部に対応したテーパ部を前記透
孔の内壁に形成した構成とすることができる。
〔作用〕
電極用ダブには、例えば、アルミニウムワイヤ等の棒状
材が用いられ、その一部を柱状部として残し、その一端
側を加圧成形することによって偏平部が形成され、ま
た、柱状部の他端には、ハンダ付け可能な金属ワイヤが
接続されている。
この電極用タブは、その柱状部とともに偏平部の肩部が
電極箔の縁部から突出させて電極箔に接続されて、電極
箔とともにコンデンサ素子の内部に巻き込まれ、その端
面から柱状部とともにその偏平部の一部が突出する状態
で引き出される。
また、コンデンサ素子を収容するための外装ケースが用
いられ、この外装ケースを封口する封口体には、外装ケ
ースに収容されるコンデンサ素子の端面から引き出され
た電極用タブの柱状部を貫通するための透孔が形成され
ている。
そして、この封口体の透孔には、電極用タブの柱状部に
連続して形成されている偏平部を挿入するために、径大
部からなる挿入部が形成されている。
そこで、封口体の透孔に電極用タブの柱状部とともに偏
平部を挿入し、その偏平部の肩部を透孔の挿入部の内壁
部に食い込ませることによって、封口体と電極用タブと
を合体させ、封口体に電極用タブを強固に固定させるこ
とができる。
したがって、封口体から引き出された電極用タブの金属
ワイヤに折り曲げや捻じれ等が加えられた場合、それに
伴う応力は封口体で食い止められ、コンデンサ素子側へ
の影響を阻止することができ、コンデンサ素子と電極用
タブとの電気的な接続状態の破壊を防止できるのであ
る。
ところで、前記挿入部は、前記肩部が持つ傾斜部に対応
したテーパ部を前記透孔の内壁部に形成した構成とすれ
ば、挿入部に対し電極用タブの偏平部の肩部を密着させ
て固定し、その周縁部を挿入部の内壁部に均等に食い込
ませることができ、封口体と電極用タブとの固定強度を
高度に維持することができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示した実施例を参照して詳細に
説明する。
第1図は、この考案の電解コンデンサの一実施例を示
し、(A)はその封口体、(B)はそのコンデンサ素
子、(C)はその電解コンデンサをそれぞれ示す。
第1図の(A)ないし(C)に示すように、外装ケース
8を封口する封口体10が設けられている。封口体10
は、電解コンデンサを偏平に形成するために比較的薄い
ゴム等からなる弾性体円板11の外面側に硬質合成樹脂
板16を埋め込み、弾性体円板11で気密性保持を実現
するとともに、硬質合成樹脂板16でその機械的強度を
実現している。
そして、この封口体10には、コンデンサ素子2から引
き出された電極用タブ4、6を貫通させるための透孔2
4が形成され、各透孔24は、電極用タブ4、6の柱状
部14Aに対応して円孔として形成されているととも
に、封口体10の内面側には、コンデンサ素子2から引
き出された電極用タブ4、6の偏平部14Bの一部を成
す肩部14Cを挿入するための挿入部25が透孔24の
一部として形成されている。
この挿入部25は、例えば、第1図の(A)及び(B)
に示すように、コンデンサ素子2から引き出された偏平
部14B及びその肩部14Cに対応する形状として、コ
ンデンサ素子2から引き出された偏平部14Bの突出長
Lに対応する深さLを以て径大部25Aが形成され、こ
の径大部25Aから肩部14Cの湾曲面に対応したテー
パ部25Bが形成されている。
また、コンデンサ素子2には、第2図に示すように、陽
極側又は陰極側の電極箔20とともにセパレータ紙22
が交互に重ねられて巻回され、適当な絶縁性を持たせる
ため、電極箔20はセパレータ紙22より僅かに狭い幅
に形成されている。このコンデンサ素子2の電極箔20
に接続される電極用タブ4、6は、アルミニウムワイヤ
等の棒状材の一部を柱状部14Aとして残して加圧成形
することにより、柱状部14Aに連続して偏平部14B
が形成され、柱状部14Aと偏平部14Bとの境目に肩
部14Cが形成されている。そして、電極用タブ4、6
の偏平部14Bが突出長Lを以て突出させて固着されて
いるとともに、第1図の(B)に示すように、巻回され
たコンデンサ素子2の内部に電極箔20とともに巻き込
まれている。したがって、コンデンサ素子2の端面に
は、突出長Lを以て偏平部14Bの一部を突出させて電
極用タブ4、6が引き出されている。
そして、第1図の(C)に示すように、封口体10が、
その透孔24の内部に電極用タブ4、6を貫通させてコ
ンデンサ素子2の端面に密着状態で固定されている。ま
た、コンデンサ素子2は、外装ケース8の内部に収容さ
れ、その底面部と封口体10との間に挟み込まれ、外装
ケース8の開口端部がカーリング処理されて封口体10
の上面に固定され、外装ケース8が密閉されている。
以上のように構成すれば、コンデンサ素子2から引き出
された電極用タブ4、6は、そのコンデンサ素子2の端
面から突出した偏平部14Bの肩部14Cを封口体10
の透孔24の挿入部25に挿入されて強固に封口体10
に固定される。即ち、第3図に示すように、封口体10
の透孔24に電極用タブ4、6の柱状部14Aが挿入さ
れるとともに、透孔24に形成された挿入部25に電極
用タブ4、6の偏平部14B及び肩部14Cが挿入され
ている。
この場合、第4図に示すように、透孔24に形成された
挿入部25の径大部25Aの直径D1は、電極用タブ
4、6の偏平部14Bの幅D2より小さく(D2>D1
形成されているので、その径大部25Aに偏平部14B
が挿入されるとともに、そのテーパ部25Bに肩部14
Cが挿入されると、封口体10が持つ弾力性によって強
固に保持され、第3図及び第5図に示すように、挿入部
25の内壁面に電極用タブ4、6の偏平部14B及び肩
部14Cが食い込んで固定される。
また、挿入部25の径大部25Aの直径D1が電極用タ
ブ4、6の偏平部14Bの幅D2と同一(D1=D2)に
形成された場合にも、第1図の(C)に示すように、外
装ケース8の内部に封口体10が圧縮状態で挿入され、
外装ケース8の加締めにより、封口体10の透孔24内
に電極用タブ4、6の偏平部14Bを食い込ませて固定
することができる。
このように、封口体10に電極用タブ4、6の偏平部1
4Bを食い込ませて固定すると、封口体10と電極用タ
ブ4、6とが合体し、電極用タブ4、6の回り止めとし
て封口体10が機能するので、封口体10から引き出さ
れた電極用タブ4、6の金属ワイヤ18に折り曲げ或い
は捻じれ等の変形を生じさせても、その曲げ又は捻じれ
等による応力が封口体10で食い止められ、コンデンサ
素子2の接続部分に及ぶことを回避することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、封口体の透孔
に電極用タブの偏平部及びその肩部を挿入する挿入部を
形成し、その挿入部に電極用タブの偏平部及び肩部を挿
入するとともに、その内壁に食い込ませて固定したの
で、電極用タブに作用する応力を封口体で食い止め、コ
ンデンサ素子に対する応力を確実に防止できるので、電
極用タブとコンデンサ素子との電気的な接続状態を強固
に維持し、接続の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電解コンデンサの一実施例を示す
図、 第2図は第1図に示した電解コンデンサにおけるコンデ
ンサ素子の一部を示す斜視図、 第3図ないし第5図は第1図に示した電解コンデンサに
おける電極用タブの固定状態を示す断面図、 第6図は従来の電解コンデンサを示す断面図、 第7図は第6図に示した電解コンデンサにおける封口体
と電極用タブとの固定状態を示す断面図である。 2……コンデンサ素子 4、6……電極用タブ 8……外装ケース 10……封口体 14A……柱状部 14B……偏平部 14C……肩部 18……金属ワイヤ 20……電極箔 24……透孔 25……挿入部 25A……径大部 25B……テーパ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱状部の一端にハンダ付け可能な金属ワイ
    ヤを接続し、その他端に肩部を設けて柱状部と一体に偏
    平部が形成された電極用タブと、 この電極用タブの前記偏平部が接続された電極箔が巻回
    され、その端面から前記電極用タブの前記肩部とともに
    前記柱状部が引き出されたコンデンサ素子と、 このコンデンサ素子を収容する外装ケースと、 この外装ケースを封口するとともに、前記コンデンサ素
    子から引き出された前記電極用タブを貫通させる透孔を
    持つ封口体とを備えた電解コンデンサにおいて、 前記透孔に径大部からなる挿入部を形成し、この挿入部
    に前記柱状部及び前記偏平部を挿入するとともに、前記
    挿入部の内壁面に前記偏平部の前記肩部を食い込ませた
    ことを特徴とする電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】前記挿入部は、前記肩部が持つ傾斜部に対
    応したテーパ部を前記透孔の内壁に形成してなることを
    特徴とする請求項1記載の電解コンデンサ。
JP8330489U 1989-07-15 1989-07-15 電解コンデンサ Expired - Lifetime JPH0614469Y2 (ja)

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JP2011006830A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Masamitsu Kawamura 安全安心の待ち針

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JP2011006830A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Masamitsu Kawamura 安全安心の待ち針

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