JPH0614444U - ハイブリッド車 - Google Patents

ハイブリッド車

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JPH0614444U
JPH0614444U JP058978U JP5897892U JPH0614444U JP H0614444 U JPH0614444 U JP H0614444U JP 058978 U JP058978 U JP 058978U JP 5897892 U JP5897892 U JP 5897892U JP H0614444 U JPH0614444 U JP H0614444U
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JP
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automatic transmission
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electric
generator
engine
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Application number
JP058978U
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Inventor
和弘 古賀
Original Assignee
富士重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの駆動系に自動変速機を備えたハイ
ブリッド車において、電動発電機を適切に配置して構造
をコンパクトにし、且つ車体に搭載する際の自由度、重
量配分等の点を向上する。 【構成】 エンジン10をトルクコンバータ12、自動
変速機20、フロントドライブ軸16、フロントディフ
ァレンシャル装置15等を介して前輪側に伝動構成し、
自動変速機20の後部のトランスファケース30内部に
電動発電機31を、フロントドライブ軸16に連結した
状態で配設し、自動変速機20をDレンジまたはNレン
ジにシフトしながら電動発電機31を電動機または発電
機として作動して、補助駆動、または減速時に電気制動
すると共にエネルギ回生する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等の車両として、熱機関のエンジンに電動発電機を組合わせ たハイブリッド車に関し、詳しくは、エンジンの駆動系に自動変速機を備える場 合の電動発電機の配置と制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のパワープラントとして、熱機関のエンジンから変速機を介して駆動輪 に至る駆動系に、電動と発電が可能な電動発電機を並列的に組合わせて連結した ハイブリッド車が既に知られている。このハイブリッド車では、車両の減速時に 電動発電機を発電機として作動して電気制動し、このとき車両の減速エネルギを 電気エネルギに変換しバッテリに充電して回生する。また加速時等ではバッテリ 電源により電動発電機を電動機として作動し、エンジン駆動をアシストするよう に制御されるものであり、エンジンの出力向上、燃費や排気ガスの低減等の点で 期待されている。
【0003】 従来、上記ハイブリッド車に関しては、例えば実開昭58−45921号公報 例の先行技術があり、エンジンの出力軸にクラッチを接続し、このクラッチを一 方向クラッチを介して駆動軸に連結する。また遊星歯車装置の遊星歯車のキャリ アを駆動軸に連結し、この遊星歯車装置にフライホイール、発電機を設けること が示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記先行技術のものにあっては、エンジンの駆動系の変速機の前段 に発電機を連結する構成であるから、一方向クラッチ等のクラッチが必要になる 。また遊星歯車装置等を具備するため、特に重量的、容量的に大きくなり、エン ジンルームの容積拡大、前後重量配分の悪化を招く問題がある。
【0005】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、エンジンの駆動系に自動変速機を 備えたハイブリッド車において、電動発電機を適切に配置して構造をコンパクト にし、且つ車体に搭載する際の自由度、重量配分等の点を向上することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、エンジンがトルクコンバータ、自動変速 機、ドライブ軸、ディファレンシャル装置等を介して車輪側に伝動構成される駆 動系において、自動変速機の後部のトランスファケース内部に電動及び発電可能 な電動発電機が、自動変速機の出力側の伝達要素と連結して配設されるものであ る。
【0007】
【作用】
上記構成に基づき、エンジン運転での車両走行時に自動変速機をDまたはNレ ンジにシフトしながら、電動発電機を電動モードまたは発電モードで作動するよ うに制御すると、自動変速機の出力側のドライブ軸等の伝達要素に電動発電機の 電気動力が入力して、駆動アシストしたり、または電気動力のみにより走行する ように補助駆動する。また減速時には車輪側の回転力が伝達要素によりそのまま 電動発電機に入力して、電気制動すると共にエネルギ回生されるようになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、ハイブリッ ド車の駆動系について説明すると、自動変速機を備えたFF方式であり、コンバ ータハウジング1がディファレンシャルケース2を介してミッションケース3に 接合される。またミッションケース3の下部にオイルパン4が取付けられて、こ のオイルパン4の内部に油圧制御装置5が収容されている。
【0009】 熱機関のエンジン10のクランク軸11はコンバータハウジング1内部のトル クコンバータ12を介してタービン軸13に連結され、タービン軸13からミッ ションケース3内部の自動変速機20に連結される。自動変速機20は例えば前 進3段後進1段のものであり、ラビニヨー型プラネタリギヤ21、タービン軸1 3の動力をプラネタリギヤ21の入力要素に選択的に入力するクラッチ22,2 3、及びプラネタリギヤ21の各要素を選択的にロックするワンウエイクラッチ 24、ブレーキ25、ブレーキバンド26を備えている。またプラネタリギヤ2 1からの出力軸14が前方のタービン軸13の外側に同軸上に配置され、変速動 力を出力軸14により前方に出力するように構成されている。
【0010】 一方、トルクコンバータ12と自動変速機20との間の下部にはフロントディ ファレンシャル装置15が配置され、出力軸14の下部にフロントドライブ軸1 6が平行に配置される。そして出力軸14とドライブ軸16が一対のリダクショ ンギヤ17,18により連結され、ドライブ軸16のドライブピニオン19がフ ロントディファレンシャル装置15のクラウンギヤ15aに噛合い、フロントデ ィファレンシャル装置15から更に前輪側に伝動構成される。
【0011】 次に、電動発電機の部分について説明すると、ミッションケース3の後部にト ランスファケース30が接合され、フロントドライブ軸16の延長部16aがこ のトランスファケース30の内部に延設される。そしてトランスファケース30 の内部において、自動変速機20より車輪側のフロントドライブ軸16の延長部 16aに電動発電機31が装着されている。電動発電機31は、ドライブ軸側に ロータコイル31aを、ケース側にステータコイル31bをそれぞれ有して、電 動機または発電機として作動するように構成される。
【0012】 図2において、制御系について説明すると、各種のスイッチ40やセンサ41 の信号が入力する制御ユニット35を有する。制御ユニット35は作動制御部3 6、減速、高負荷、極低速等の運転状態を判断する運転状態判定部39、発電モ ード制御部37、電動モード制御部38を有する。発電モード制御部37は減速 時に発電モードを判断して、発電モード信号を作動制御部36に入力する。電動 モード制御部38は高負荷や極低速の場合に電動モードを判断し、所定のトルク マップに基づいた駆動アシスト量や電気動力量を定め、この電動モード信号を同 様に作動制御部36に入力する。そして作動制御部36が電動発電機31のステ ータコイル31bと、バッテリ32とに接続されている。
【0013】 作動制御部36は、発電モード信号が入力すると、励磁電流によりロータコイ ル31aに対してステータコイル31bの回転磁界を遅らせて電動発電機31を 発電機として作動し、発電した電力をバッテリ32に充電する。また電動モード 信号が入力すると、励磁電流によりステータコイル31bの回転磁界を進めると 共にバッテリ32の電圧を印加し、電動発電機31を電動機として作動する。
【0014】 一方、電動発電機31は自動変速機20より車輪側に連結されており、このた め電気動力のみで駆動する場合は、自動変速機20をNレンジにシフトする必要 がある。また発電モードにおいては、自動変速機20をNレンジにシフトすると 、エンジン10が車輪側から切り離されて電動発電機31により効果的に電気制 動と減速エネルギの回生を行うことができるのであり、これにより電動モードと 発電モードの信号は油圧制御装置5にも入力して、Nレンジにシフトするように 構成される。
【0015】 次に、この実施例の作用について説明する。先ずエンジン運転時において、発 電モードと電動モードのいずれの信号も出力しない場合は、電動発電機31が励 磁電流のカットにより無負荷の状態になる。そこで自動変速機20をDレンジに シフトすることにより、エンジン動力がトルクコンバータ12、タービン軸13 を介して自動変速機20のプラネタリギヤ21に入力する。そして走行状態に応 じて自動的に変速した変速動力がプラネタリギヤ21から出力軸14、リダクシ ョンギヤ17,18、フロントドライブ軸16、フロントディファレンシャル装 置15を介し前輪側に伝達して、従来の場合と同様に車両走行する。
【0016】 このとき例えば高負荷運転時には、電動モード制御部38において運転、走行 状態に応じた駆動アシスト量が設定され、この電動モード信号を作動制御部36 に出力する。そして電動発電機31においてロータコイル31aに対しステータ コイル31bの回転磁界を進ませると共に、バッテリ32の電圧を印加するよう に制御されるのであり、これにより電動発電機31が電動機として作動する。そ こで電動発電機31の電気動力がフロントドライブ軸16によりフロントディフ ァレンシャル装置15に入力して、自動変速機20からの変速動力に加算され、 両動力がフロントディファレンシャル装置15以降の前輪側に伝達して、駆動力 アップするように補助駆動される。
【0017】 また、渋滞時等において連続して極低速走行する場合は、電動モード信号が出 力して上述のように電動発電機31が電動機として作動する。またこの場合は、 電動モード信号が自動変速機20の油圧制御装置5にも入力して、Nレンジにシ フトされ、これにより自動変速機20は変速制御が停止して中立状態になる。こ うしてエンジン10はアイドル状態に保持されて、自動変速機20からは変速動 力が出力しなくなる。このため、電動発電機31の所定の電気動力のみが、フロ ントドライブ軸16からフロントディファレンシャル装置15以降の前輪側に伝 達して極低速走行するように補助駆動され、燃費、騒音、環境汚染等の非常に少 ないものになる。
【0018】 一方、減速時には上述と逆に車輪側の回転力が、フロントディファレンシャル 装置15からフロントドライブ軸16、リダクションギヤ17,18、出力軸1 4を介して自動変速機20に伝わり、同時にフロントドライブ軸16から電動発 電機31にも伝わる。このとき発電モード制御部37からの発電モード信号が自 動変速機20の油圧制御装置5に入力してNレンジにシフトされ、エンジン10 が車輪側から切り離されてエンジンブレーキ作用しなくなり、これにより車輪側 の回転力の全てが電動発電機31に入力することになる。
【0019】 また発電モード信号が作動制御部36に出力することで、電動発電機31にお いてロータコイル31aに対してステータコイル31bの回転磁界を遅らせるよ うに制御されるのであり、これにより電動発電機31が発電機として作動する。 そこでこの電動発電機31の発電作用によりフロントドライブ軸16以降の車輪 側の回転力は強力に電気制動され、このとき電動発電機31に発生した電力が作 動制御部36によりバッテリ32に充電されるのであり、こうして減速エネルギ を電気エネルギに変換して回生される。これによりバッテリ32は常に充分な電 気容量に確保され、上述の電気動力による駆動の際に有効に利用されるようにな る。
【0020】 以上、本考案の実施例について説明したが、自動変速機がその後部から変速動 力を出力する構成の場合、FRやRRの方式の場合にも同様に適応することがで きる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ハイブリッド車において、電動発電機が 自動変速機の出力側に連結され、自動変速機のレンジ切換を伴って電動機または 発電機として作動するように構成されるので、専用のクラッチ等が不要になる。 電動発電機は自動変速機の後部のトランスファ部に分散して配設されるので、エ ンジン側の重量や容積の増大がなくなり、構造がコンパクトになる。また電動発 電機の車体に対する搭載の自由度等が向上し、車両の前後重量配分の点でも有利 になる。
【0022】 電動発電機が自動変速機の出力側の伝達要素に連結して設けられるので、補助 駆動時には電気動力を直接車輪側に伝達することになり、特に電気動力のみによ り走行する場合に有利になる。また減速時の発電モードでは、車輪側の回転力の 全てが電動発電機に直接的に入力するので、電気制動とエネルギ回生の効果が大 きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るハイブリッド車の実施例の駆動系
を示す構成図である。
【図2】同実施例の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 エンジン 12 トルクコンバータ 13 タービン軸 14 出力軸 15 フロントディファレンシャル装置 16 フロントドライブ軸 17,18 リダクションギヤ 19 ドライブピニオン 20 自動変速機 30 トランスファケース 31 電動発電機 35 制御ユニット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンがトルクコンバータ、自動変速
    機、ドライブ軸、ディファレンシャル装置等を介して車
    輪側に伝動構成される駆動系において、自動変速機の後
    部のトランスファケース内部に電動及び発電可能な電動
    発電機が、自動変速機の出力側の伝達要素と連結して配
    設されることを特徴とするハイブリッド車。
  2. 【請求項2】 上記電動発電機は、自動変速機の動力を
    ディファレンシャル装置に伝達するドライブ軸にロータ
    コイルを、トランスファケース側にステータコイルを設
    けて構成されることを特徴とする請求項1記載のハイブ
    リッド車。
  3. 【請求項3】 上記自動変速機は、電動発電機が電気動
    力のみで駆動する電動モードや発電モードの場合に、N
    レンジにシフトされることを特徴とする請求項1記載の
    ハイブリッド車。
JP058978U 1992-07-30 1992-07-30 ハイブリッド車 Pending JPH0614444U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100829306B1 (ko) * 2006-12-15 2008-05-13 현대자동차주식회사 하이브리드 전기차량용 제동력 제어방법
JP2012177371A (ja) * 2006-06-26 2012-09-13 Fallbrook Technologies Inc 連続可変変速機

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