JPH06144319A - ペインティッドボディ・ストレージの順列修正システム - Google Patents

ペインティッドボディ・ストレージの順列修正システム

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JPH06144319A
JPH06144319A JP4305609A JP30560992A JPH06144319A JP H06144319 A JPH06144319 A JP H06144319A JP 4305609 A JP4305609 A JP 4305609A JP 30560992 A JP30560992 A JP 30560992A JP H06144319 A JPH06144319 A JP H06144319A
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敏之 香川
Kenichi Akiba
健一 秋葉
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昭吾 栄
Hiroshi Tamashima
寛 玉島
Hiroyuki Takano
裕之 高野
Masaaki Inoue
政昭 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PBSの次の車両組立工程での作業が平準化
するよう車両の順列を修正し、車両組立工程での手待ち
や不具合の発生を防止することを目的とする。 【構成】 車両の仕様毎に設けられ各々その仕様の組付
け作業負荷に応じて間隔台数を設定された複数のカウン
タのうち、搬出車両が持たない仕様のカウンタを歩進さ
せるとともに、搬出車両が持つ仕様のカウンタをゼロに
する仕様間隔カウント手段1と、PBSの複数のストレ
ージレーンの前方の列にある車両を対象にして、原則と
して設定間隔台数に達したカウンタの仕様と作業負荷の
大きい順に定めた第1の優先順位テーブルとに基づき搬
出候補を選択し、その搬出候補の車両から所定の順序で
搬出車両を決定する搬出車両決定手段2と、その搬出車
両に決定された車両を、それがストレージレーンの最前
列にあると否とにかかわらず車両組立工程へ流す車両搬
送制御手段3と、を具えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両生産工程中の塗
装工程の後に配置され、塗装後の車体を多数貯留するペ
インティッドボディ・ストレージ(PBS)で、その後
の車両組立工程へ流す車両の順列を修正するシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、その購入者の要求
に応じ、四輪駆動(4WD)、サンルーフ、エアコンデ
ィショナ(エアコン)、エアバッグ等、種々の仕様が組
み合わされて設定され、それらの仕様を車両組立工程で
組付けるための作業負荷はその仕様によってそれぞれ異
なるので、かかる各種仕様が設定された車両を車両組立
工程へ流す際には、作業負荷の平準化を考慮した順列で
流すのが望ましい。従って、生産計画も本来、納期と車
両組立工程での作業負荷の平準化とを考慮して立てら
れ、車両生産工程中の最初に位置する車体組立工程で
は、その生産計画に基づく生産順に車両が流される。な
お、生産計画については、自動車工学全書第18巻「自動
車の製造管理」(昭和55年12月25日(株)山海堂発行)
の第139 頁の4.5.1 の(4) 項の「自動車の生産ラインの
改善のポイント」にて紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車体組
立工程の次の塗装工程では、同一色に設定された車両を
ある程度の台数まとめて塗装した方が色替えの手間が省
けて生産効率が高まるので、塗装工程から出てくる車両
の順列は必ずしも生産計画通りにはならず、生産計画に
基づく本来の生産順から順番が入れ代わっている場合が
多く、また車体組立工程でライン外での手直しを行った
車両も本来の生産順から順番が入れ代わってしまってい
る場合が多い。それゆえその入れ代わったままの順列で
車両組立工程へ車両を流すと、作業者や設備の作業負担
にばらつきが生じて、負担が軽い場合には手待ち状態が
生ずる一方、負担が重い場合には作業を消化しきれなく
なり甚だしい場合はライン停止を招いたりするといった
問題がある。
【0004】ところで、塗装工程と車両組立工程との間
には通常、リードタイムを吸収し得る程度の台数の塗装
後の車両を貯留するためPBSが設けられており、その
PBSには、一本の搬入レーンと、その搬入レーンの先
端から分岐した複数のストレージレーンと、それらのス
トレージレーンが合流した一本の搬出レーンと、その搬
出レーンの途中から分岐して前記搬入レーンに合流する
回送レーンとを具えるものがある。この発明は、上記P
BSが車両の順列修正を行い得る点に鑑みて、前記課題
を有利に解決した順列修正システムを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、上述したPBSで、その搬出レーンの後の車両組立
工程へ流す車両の順列を修正するこの発明のシステム
は、図1にその概念を示すように、前記車両組立工程で
車両に組付ける仕様の種類毎に設けられ、各々それが対
応する仕様の組付けに要する作業負荷に応じて間隔台数
を設定された複数のカウンタのうち、搬出車両に決定さ
れた車両が持たない仕様に対応するカウンタを歩進させ
るとともに、その搬出車両に決定された車両が持つ仕様
に対応する前記カウンタをゼロにする仕様間隔カウント
手段1と、前記複数のストレージレーンの各々の前方の
列にある車両のうち、上記設定間隔台数に達したカウン
タに対応する仕様を持つ車両を判定対象として、その判
定対象の車両から、前記作業負荷の大きい順に定めた第
1の優先順位テーブルに基づき搬出候補を選択し、前記
判定対象がない場合には、前記複数のストレージレーン
の各々の前方の列にある車両から、前記カウンタの値に
かかわらず、前記作業負荷の小さい順に定めた第1の優
先順位テーブルに基づき搬出候補を選択し、前記搬出候
補の車両のうち、最も前方の列の車両、同列の場合は本
来の生産順で最も順番が早い車両を前記搬出車両に決定
する搬出車両決定手段2と、前記搬出車両に決定された
車両が前記ストレージレーンの最前列にある場合には、
その車両を前記搬出レーンを通して前記車両組立工程へ
流し、前記搬出車両に決定された車両が前記ストレージ
レーンの最前列にない場合には、その車両よりも前の列
にある車両を前記搬出レーンから前記回送レーンへ戻し
た後、その搬出車両に決定された車両を、前記搬出レー
ンを通して前記車両組立工程へ流す車両搬送制御手段3
と、を具えることを特徴としている。
【0006】
【作用】かかるシステムにあっては、仕様間隔カウント
手段1が、車両組立工程で車両に組付ける仕様の種類毎
に設けられ、各々それが対応する仕様の組付けに要する
作業負荷に応じて間隔台数を設定された複数のカウンタ
のうち、搬出車両に決定された車両が持たない仕様に対
応するカウンタを歩進させるとともに、その搬出車両に
決定された車両が持つ仕様に対応する前記カウンタをゼ
ロにし、搬出車両決定手段2が、複数のストレージレー
ンの各々の前方の列にある車両のうち、上記設定間隔台
数に達したカウンタに対応する仕様を持つ車両を判定対
象として、その判定対象の車両から、作業負荷の大きい
順に定めた第1の優先順位テーブルに基づき搬出候補を
選択し、上記判定対象がない場合には、複数のストレー
ジレーンの各々の前方の列にある車両から、上記カウン
タの値にかかわらず、作業負荷の小さい順に定めた第1
の優先順位テーブルに基づき搬出候補を選択し、その搬
出候補の車両のうち、最も前方の列の車両、同列の場合
は本来の生産順で最も順番が早い車両を搬出車両に決定
する。
【0007】そしてこのシステムでは、車両搬送制御手
段3が、前記搬出車両に決定された車両が前記ストレー
ジレーンの最前列にある場合には、その車両を前記搬出
レーンを通して前記車両組立工程へ流し、前記搬出車両
に決定された車両が前記ストレージレーンの最前列にな
い場合には、その車両よりも前の列にある車両を前記搬
出レーンから前記回送レーンへ戻した後、その搬出車両
に決定された車両を、前記搬出レーンを通して前記車両
組立工程へ流す。
【0008】従ってこの発明のシステムによれば、PB
S以前の車体組立工程や塗装工程で本来の生産順に対し
入れ代わりが生じても、PBSで、仕様間隔カウント手
段1が各仕様について計数する、車両組立工程へその仕
様を持つ車両が流れた後のその仕様を持たない車両が流
れた台数に基づき、搬出車両決定手段2が、車両組立工
程での作業が平準化するよう、作業負荷が大きい仕様に
ついては間隔台数が多く空き、作業負荷が小さい仕様に
ついては間隔台数が少なく空くように搬出車両を決定
し、同一仕様の車両が複数台あるときは回送台数が減る
ように、また本来の生産順に沿うように搬出車両を決定
し、そして車両搬送制御手段3が、その搬出車両に決定
された車両を、それがストレージレーンの最前列になく
ても車両組立工程へ流すので、該PBSで、車両組立工
程での作業が平準化するように修正した順列で車両を次
の車両組立工程に流し得て、車両組立工程での手待ち状
態やライン停止の発生を有効に防止することができる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図2は、この発明のPBSの順列修正シ
ステムの一実施例を含む、自動車の生産工場中の塗装工
場の生産管理システムを示す構成図であり、図中符号11
で示す、該自動車生産工場全体の生産管理および品質管
理を行う全体管理コンピュータには、生産順決定および
部品単位での原価管理その他を行う図示しない工場ホス
トコンピュータが接続されるとともに、管理系ローカル
エリアネットワーク(LAN)12と生産情報系LAN13
とを持つ基幹LAN14を介し、生産管理用フアイルサー
バ(F/S)15と、品質管理用F/S16と、上記塗装工
場内の塗装工程およびその後のペインティッドボディ・
ストレージ(PBS)を管理する塗装工程管理コンピュ
ータ17とが接続されている。
【0010】ここにおける塗装工程管理コンピュータ17
は、通常時に稼働するオンラインコンピュータ17a と、
そのコンピュータ17a の故障時等に稼働するバックアッ
プコンピュータ17b とを並列接続して構成されており、
この工程管理コンピュータ17には、管理系LAN18と生
産指示系LAN19とを持つ工程内LAN20を介し、ハー
ドディスクドライブからなる品質履歴保存用D/B21
と、入出力用の端末装置22と、各々通常のコンピュータ
からなる、IDカードデータの管理用のセルコントロー
ラ23および品質管理用のセルコントローラ24と、データ
の入出力用のターミナルサーバ(T/S)25と、作業者
への管理系の指示を出力するためのT/S26と、生産管
理データや品質データの印字出力用のプリンタ27とが接
続されている。
【0011】上記工程管理コンピュータ17にはさらに、
複数のノード28を持つもう一つの工程内LAN29を介
し、下塗り、中塗り、上塗りの各工程および上記PBS
での制御をそれぞれ行う、各々マイクロコンピュータを
持つ複数のプログラマブル・ロジックコントローラ(P
LC)30が接続され、また上記セルコントローラ23に
は、LAN31を介し、IDカード32,33に対する情報の
受渡し制御用の複数のIDコントローラ34が接続される
一方、上記セルコントローラ24には、LAN35を介し品
質データ入出力用の端末装置36が接続され、そして上記
T/S25には、一般データの入出力用の端末装置37が接
続される一方、上記T/S26には、作業者への表示用の
作業指示盤38および実績表示盤39とが接続されており、
上記下塗り、中塗り、上塗りの各工程のPLC30には、
LAN40を介し、塗装ロボットや電着塗装装置等の作業
設備の作動を制御する複数のPLC41が接続される一
方、上記PBSのPLC30には、LAN42を介し、複数
のPLC43が接続されている。
【0012】ところでここにおけるPBSは、図3に示
すように、上記塗装工程中の上塗り工程の最後に位置す
る図示しないアンダーコート工程(図では上方に位置す
る)に続く一本の搬入レーン44と、その搬入レーン44の
先端から分岐したNo.1〜No.4の四本のストレージレーン
45と、それらのストレージレーン45が合流した一本の搬
出レーン46と、その搬出レーン46の途中から分岐して搬
入レーン44に合流する回送レーン47とを具えており、上
記PLC30に接続された複数のPLC43は、それらのレ
ーン44〜47内で塗装済みの車両を搬送するオーバーヘッ
ドコンベヤの作動をレーン毎に制御する。そして上記搬
入レーン44の先には、図示しない車両組立工程が続いて
いる。
【0013】またここにおけるIDコントローラ34は、
無線送受信回路と、各種メモリと、制御コンピュータと
を具え、上記塗装工程内の、下塗り、中塗り、上塗り等
の各工程の他、上記PBSの入口にも設置されて、所定
のデータ受取り開始信号およびデータ送り出し開始信号
との選択的な送信と、それに続くデータの送信と、上記
IDカード32, 33からの信号の受信とを行う。
【0014】一方ここにおけるIDカード32は、無線送
受信回路と、読出し専用メモリ(ROM)と、読出し書
込み可能メモリ(RAM)と、上記ROMに書き込まれ
たプログラムに基づき作動する制御コンピュータとを一
つのパック内に纏めて構成され(例えば本出願人が先に
特開昭61−108080号明細書にて提案したもの参照)、上
記塗装工程の前の車体組立工程中のエンジンコンパート
メントをセットするステーションで、そこに設けられ
た、上記IDコントローラ34と同様のIDコントローラ
から生産する自動車の識別番号をデータとして与えられ
た後、その識別番号の自動車を構成するためのエンジン
コンパートメント内に装着されて、それ以後、この塗装
工程の前で取り外されるまで、生産途中の各自動車に付
随して移動する。
【0015】そして上記IDカード32は、上記車体組立
工程内の各ステーションで上記IDコントローラに接近
すると、そのIDコントローラがデータ受取り開始信号
を送信し、それを受信した場合には、その後にそのID
コントローラが送信するデータを受信して上記RAM内
に記憶し、またそのIDコントローラがデータ送り出し
開始信号を送信し、それを受信した場合には、その後に
そのIDコントローラへ上記RAM内に記憶しているデ
ータを送信する。
【0016】また上記もう一種類のIDカード33は、I
Dカード32と同様の構成を持つとともに塗装工程での使
用に適するように耐熱防塵液密仕様とされて、上記車体
組立工程で組み立てられた車体が塗装工程に入る前に、
その車体の塗装作業の妨げとならない位置に装着され、
その際には、前の車体組立工程で用いられていたIDカ
ード32がエンジンコンパートメント内から取り外される
とともに、そのIDカード32内に記憶されていた各種デ
ータが上記IDコントローラ34を介して上記IDカード
33内に移される。
【0017】そしてこのIDカード33も、上記下塗り、
中塗り、上塗り等の各工程および上記PBSの搬入レー
ン44の入口で上記IDコントローラ34に接近すると、そ
のIDコントローラ34がデータ受取り開始信号を送信
し、それを受信した場合には、その後にそのIDコント
ローラ34が送信するデータを受信して上記RAM内に記
憶し、またそのIDコントローラ34がデータ送り出し開
始信号を送信し、それを受信した場合には、その後にそ
のIDコントローラ34へ上記RAM内に記憶しているデ
ータを送信し、特にPBSの搬入レーン44の入口では、
IDコントローラ34へ、その搬入レーン44に入る、当該
IDカード33を持つ塗装済み車体から構成される自動車
の識別番号およびその自動車に組付けられる仕様を示す
データを送信する。
【0018】このようにしてIDカード33からIDコン
トローラ34へ送信された、PBSの搬入レーン44に入っ
た車両に関する上記識別番号および仕様のデータは逐
次、IDコントローラ34からセルコントローラ23を介し
工程管理コンピュータ17に伝えられ、その工程管理コン
ピュータ17は、それらの識別番号データから搬入レーン
44上の複数の車両の順列状態を把握して、全体管理コン
ピュータ11から送られてきた本来の生産順列のデータと
比較し、それらの車両を四本の搬入レーン44の先端から
No.1〜No.4の四本のストレージレーン45に、できるだけ
その本来の生産順列に従って取り出し易いように、車両
を次に入れるストレージレーン45の順番を入れ換えたり
して分配する。
【0019】さらにここにおける工程管理コンピュータ
17は、この実施例のシステムにおいて仕様間隔カウント
手段1および搬出車両決定手段2として機能すべく、い
わゆるエキスパートシステムを構成し、図4に示す、カ
ウンタ比較51、対象限定52、候補選択53、同一仕様選択
54、搬出車両決定55、カウンタ処理56および、推論結果
57の各知識群につき、図示の流れの順序で、それぞれあ
らかじめ定められた条件に従って、あらかじめ定められ
た処理を実行する。
【0020】すなわち、先ずカウンタ比較51では、「あ
る仕様のカウンタ値が設定間隔台数以上である」という
条件を満足した仕様に、「搬出可」というフラグを与え
る。ここで、上記カウンタとは、車両組立工程へある仕
様を持つ車両が流れた後にその仕様を持たない車両が流
れた台数(間隔台数)を計数するカウンタをいい、例え
ばこの実施例では、仕様A(4WD)、仕様B(サンル
ーフ)、仕様C(エアバッグ)、仕様D(エアコン)の
四種類の仕様について仕様毎に、工程管理コンピュータ
17内にサブプログラムの形で設けられており、また上記
設定間隔台数とは、車両組立工程でその仕様を組付ける
際の作業負荷に応じて、作業が平準化するようにあらか
じめ設定された間隔台数をいい、例えばこの実施例で
は、仕様A(4WD)で前後輪駆動系の組付け工数を考
慮して10台、仕様B(サンルーフ)でスライド機構等の
組付け工数を考慮して5台、仕様C(エアバッグ)で加
速度センサ等の組付け工数を考慮して3台、仕様D(エ
アコン)でコンプレッサやコンデンサ等の組付け工数を
考慮して2台とされている。
【0021】次に、対象限定52では、この実施例では四
本のストレージレーン45のそれぞれの最前列および二列
目までにある車両を搬出の対象として、仕様以外の理由
で搬出できない車両と搬出できる車両との識別を行い、
具体的には、同一車両を二回回送しないようにするた
め、「あるストレージレーン45の最前列に回送車(一旦
回送した車両)がある」という条件を満たしたストレー
ジレーン45の二列目の車両は「判定済み」というフラグ
を与えて判定対象外とし、「回送レーン47が満席であ
る」という条件を満たした場合は、それ以上回送させら
れないので、二列目の車両全てに「判定済み」というフ
ラグを与え、「あるストレージレーン45が空である」ま
たは「あるストレージレーン45が引き出し不可である」
という条件を満たしたストレージレーン45の全車両は、
判定対象外とするために「判定済み」というフラグを与
える。
【0022】次に、候補選択53では、四本のストレージ
レーン45のそれぞれの最前列および二列目までにある車
両のうち、「ある車両の判定がまだである(「判定済
み」フラグが与えられていない)」という条件を満たす
車両を判定対象として、先ず、表1に示す、作業負荷の
大きい順に優先順位を定めた第1の優先順位テーブルに
従い、それらの判定対象の車両のうちで最も優先順位の
高い(順位の数字が小さい)車両を搬出候補と判定す
る。ここで、表1中の○印は、当該車両が持つ仕様であ
って、上記「搬出可」フラグが与えられたものを示す。
【表1】 従って、例えば仕様Aおよび仕様Cのみが設定間隔台数
を満たし「搬出可」となっている場合には、仕様Bまた
は仕様Dを持つ車両は除外され、優先順位7,12,14ま
たは16の仕様を持つ車両のうちで最も優先順位の高い車
両が搬出候補となる。
【0023】そして、上記第1の優先順位テーブルに従
って判定対象となった全車両をチェックしたが、全車両
がいずれの優先順位にも該当せず搬出候補の判定ができ
なかった場合には、次に、表2に示す、作業負荷の小さ
い順に優先順位を定めた第2の優先順位テーブルに従
い、それらの判定対象の車両のうちで最も優先順位の高
い(順位の数字が小さい)車両を搬出候補と判定する。
ここで、表2中の○印は上記「搬出可」フラグの有無を
無視して、当該車両が持つ仕様のみを示す。
【表2】
【0024】次に、同一仕様選択54では、「ある車両の
判定がまだである(「判定済み」フラグが与えられてい
ない)」という条件および「ある車両の仕様が、判定が
「搬出候補」となった車両の仕様と同じである」という
条件を同時に満たす車両がある場合、その車両も搬出候
補と判定する。すなわち搬出候補と判定する車両は、原
則としては一台のみとするが、同一仕様の場合には例外
的に複数台認める。
【0025】次に、搬出車両決定55では、「ある車両の
判定が「搬出候補」である」という条件および「ある車
両が最も前方の列にある」という条件を同時に満たす車
両の判定を「搬出決定」とし、その車両を搬出車両に決
定する。従って、搬出候補と判定された車両が一台だけ
の場合は無条件にその車両が搬出車両に決定するが、搬
出候補と判定された車両が複数台の場合には最前列の車
両が搬出車両に決定する。なお、搬出候補と判定された
車両が全て同じ列にある場合には、「ある車両の、上記
生産計画に基づく本来の生産順が搬出候補車両のうちで
最も早い」という条件をさらに課し、その条件をも満た
す車両の判定を「搬出決定」とし、その車両を搬出車両
に決定する。
【0026】例えば、図3(a)に示すように、ストレ
ージレーン45の、レーンNo.1の最前列に仕様Aで生産順
1番の車両A1 があり、レーンNo.2の最前列に仕様Dの
車両Dがあり、レーンNo.3の最前列に仕様Aで生産順2
番の車両A2 があり、レーンNo.4の最前列に仕様Bの車
両Bがある場合であって、仕様Aのみが「搬出可」フラ
グを与えられている場合には、候補選択53と同一仕様選
択54とによって、レーンNo.1の車両A1 とレーンNo.3の
車両A2 とが搬出候補と判定されるが、上記搬出車両決
定55で、それらが同じ列にあるものの、レーンNo.1の車
両A1 の方が生産順が早いので、その車両A1 が搬出車
両に決定される。
【0027】また例えば、図3(b)に示すように、ス
トレージレーン45の、レーンNo.1には、最前列に仕様B
の車両B、二列目に仕様Aで生産順2番の車両A2 があ
り、レーンNo.2には、最前列と二列目とに仕様Cの車両
Cがあり、レーンNo.3には、最前列に仕様Bの車両B、
二列目に仕様Aで生産順1番の車両A1 があり、レーン
No.4には、最前列と二列目とに仕様Dの車両Dがある場
合であって、仕様Aのみが「搬出可」フラグを与えられ
ている場合には、候補選択53と同一仕様選択54とによっ
て、最前列には候補車両がないので二列目を判定してレ
ーンNo.1の車両A2 とレーンNo.3の車両A1 とが搬出候
補と判定され、上記搬出車両決定55で、それらが同じ列
にあるものの、レーンNo.3の車両A1 の方が生産順が早
いので、その車両A1 が「搬出決定」と判定され、搬出
車両とされる。なお、この場合、レーンNo.3の最前列の
車両Bは後述の如くして回送される。
【0028】さらに例えば、図3(c)に示すように、
ストレージレーン45の、レーンNo.1には、最前列に仕様
Bの車両B、二列目に仕様Aの車両Aがあり、レーンN
o.2には、最前列と二列目とに仕様Cの車両Cがあり、
レーンNo.3には、最前列に仕様Aの車両A、二列目に仕
様Bの車両Bがあり、レーンNo.4には、最前列と二列目
とに仕様Dの車両Dがある場合であって、何れの仕様も
「搬出可」フラグが与えられていない場合には、候補選
択53と同一仕様選択54とによって、第2の優先順位テー
ブルに従い、レーンNo.4の最前列と二列目の仕様Dを持
つ車両Dが搬出候補となり、搬出車両決定55によって、
そのレーンNo.4の最前列の車両Dが搬出車両とされる。
【0029】そして、カウンタ処理56では、「ある車両
の判定が「搬出決定」である」という条件および「ある
車両がある仕様を持つ」という条件を同時に満たす場合
に、その仕様に対応するカウンタを0にリセットする。
従って、PBSから後述の如くして「搬出決定」車両が
次の車両組立工程に流されると、その車両が持つ仕様に
対応するカウンタはゼロとされる。さらに、このカウン
タ処理56では、「ある車両の判定が「搬出決定」であ
る」という条件および「ある車両がある仕様を持たな
い」という条件を同時に満たす場合に、その仕様に対応
するカウンタを1加算する。従って、PBSから後述の
如くして「搬出決定」車両が次の車両組立工程に流され
ると、その車両が持たない仕様に対応するカウンタが歩
進されて、その仕様についての間隔台数が計数される。
【0030】最後に、推論結果57では、「ある車両の判
定が「搬出決定」である」という条件を満たす車両のレ
ーンNo. および列番号を推論結果とし、上記工程管理コ
ンピュータ17は、その推論結果の、搬出決定車両のレー
ンNo. および列番号のデータを、工程内LAN29、PB
SのPLC30およびLAN42を介し、各レーン内のオー
バーヘッドコンベヤの作動を制御する、車両搬送制御手
段3としての複数のPLC43に伝え、その搬出決定車両
のレーンNo. のストレージレーン45に対応するPLC43
は、工程管理コンピュータ17からの列番号が1番の時は
最前列の搬出車両のみ、またその列番号が2番の時は最
前列の回送車と二列目の搬出車両とを搬出レーン46に送
り出し、搬出レーン46に対応するPLC43は、そこに送
り込まれた車両が搬出車両の場合にはそれを次の車両組
立工程へ流し、またそこに送り込まれた車両が回送車の
場合にはそれを回送レーン47に分岐させ、回送レーン47
に対応するPLC43は、そこに送り込まれた回送車を搬
入レーン44へ戻す。
【0031】従って、この実施例のシステムによれば、
PBS以前の車体組立工程や塗装工程で本来の生産順に
対し入れ代わりが生じても、PBSで、車両組立工程で
の作業が平準化するように修正した順列で車両を次の車
両組立工程に流すことができるので、その後の車両組立
工程での手待ち状態やライン停止の発生を有効に防止す
ることができる。
【0032】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、仕様間
隔カウント手段1と搬出車両決定手段2と車両搬送制御
手段3とを別個のコンピュータで構成しても良く、また
仕様間隔カウント手段1と搬出車両決定手段2と車両搬
送制御手段3とを単一のコンピュータで構成しても良
い。
【0033】
【発明の効果】かくしてこの発明のPBSの順列修正シ
ステムによれば、PBS以前の車体組立工程や塗装工程
で本来の生産順に対し入れ代わりが生じても、PBS
で、車両組立工程での作業が平準化するように修正した
順列で車両を次の車両組立工程に流すことができるの
で、その後の車両組立工程での手待ち状態やライン停止
の発生を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のPBSの順列修正システムの構成を
示す概念図である。
【図2】この発明のPBSの順列修正システムの一実施
例を示す構成図である。
【図3】(a)〜(c)は、上記実施例のシステムがP
BSで行う順列修正の例をそれぞれ示す説明図である。
【図4】上記実施例のシステム中のエキスパートシステ
ムが順列修正のために行う知識群の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 仕様間隔カウント手段 2 搬出車両決定手段 3 車両搬送制御手段 17 工程管理コンピュータ 43 プログラマブルコントローラ(PLC) 44 搬入レーン 45 ストレージレーン 46 搬出レーン 47 回送レーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉島 寛 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高野 裕之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 井上 政昭 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両生産工程中の塗装工程の後に配置さ
    れ、一本の搬入レーンと、その搬入レーンの先端から分
    岐した複数のストレージレーンと、それらのストレージ
    レーンが合流した一本の搬出レーンと、その搬出レーン
    の途中から分岐して前記搬入レーンに合流する回送レー
    ンとを具えるPBSで、その搬出レーンの後の車両組立
    工程へ流す車両の順列を修正するシステムにおいて、 前記車両組立工程で車両に組付ける仕様の種類毎に設け
    られ、各々それが対応する仕様の組付けに要する作業負
    荷に応じて間隔台数を設定された複数のカウンタのう
    ち、搬出車両に決定された車両が持たない仕様に対応す
    るカウンタを歩進させるとともに、その搬出車両に決定
    された車両が持つ仕様に対応する前記カウンタをゼロに
    する仕様間隔カウント手段(1)と、 前記複数のストレージレーンの各々の前方の列にある車
    両のうち、前記設定間隔台数に達したカウンタに対応す
    る仕様を持つ車両を判定対象として、その判定対象の車
    両から、前記作業負荷の大きい順に定めた第1の優先順
    位テーブルに基づき搬出候補を選択し、前記判定対象が
    ない場合には、前記複数のストレージレーンの各々の前
    方の列にある車両から、前記カウンタの値にかかわら
    ず、前記作業負荷の小さい順に定めた第2の優先順位テ
    ーブルに基づき搬出候補を選択し、前記搬出候補の車両
    のうち、最も前方の列の車両、同列の場合は本来の生産
    順で最も順番が早い車両を前記搬出車両に決定する搬出
    車両決定手段(2)と、 前記搬出車両に決定された車両が前記ストレージレーン
    の最前列にある場合には、その車両を前記搬出レーンを
    通して前記車両組立工程へ流し、前記搬出車両に決定さ
    れた車両が前記ストレージレーンの最前列にない場合に
    は、その車両よりも前の列にある車両を前記搬出レーン
    から前記回送レーンへ戻した後、その搬出車両に決定さ
    れた車両を、前記搬出レーンを通して前記車両組立工程
    へ流す車両搬送制御手段(3)と、 を具えることを特徴とする、ペインティッドボディ・ス
    トレージの順列修正システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005029148A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Hyundai Motor Co Ltd 車両移送ラインの空ピッチ投入方法
JP2008000892A (ja) * 1999-08-03 2008-01-10 Honda Canada Inc 組立ライン制御システム
JP2009093324A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 多品種少量生産ラインの序列修正システム
WO2010095414A1 (ja) * 2009-02-19 2010-08-26 本田技研工業株式会社 生産ライン
JP2017134565A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 東芝三菱電機産業システム株式会社 自動車生産ラインのpbs出庫順列決定装置

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