JP3317062B2 - 生産管理装置 - Google Patents

生産管理装置

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JP3317062B2
JP3317062B2 JP32251494A JP32251494A JP3317062B2 JP 3317062 B2 JP3317062 B2 JP 3317062B2 JP 32251494 A JP32251494 A JP 32251494A JP 32251494 A JP32251494 A JP 32251494A JP 3317062 B2 JP3317062 B2 JP 3317062B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場の生産ラインにお
けるワークの投入順序を決定し、その生産順序を管理す
る生産管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車生産における車体の塗装工程は、
塗色毎に複数の車体を一纏めにして塗装ラインに投入さ
れるように、ワークである車体の投入順序が決定、管理
されている。これは、一つの塗装ラインでは、様々な色
の塗装が行うことが可能であるが、塗色を変える場合に
は、その塗装ラインの装置内のある塗料の変更や塗料吹
出しノズルやライン内に付着している塗料を洗浄するな
ど、変更のための処理が必要となるため、同色の車体
は、極力一纏めにして同じ色を連続して塗装することが
生産性の向上のために必要不可欠となっている。
【0003】図5は、塗装ラインの一例を示すもので、
このラインは、塗装を行う塗装ブース102と、塗装を
待つストレージライン101、塗装の状態を検査する検
査工程103および塗装後不良となった再び塗装するた
めの回送ライン104よりなり、前工程を終えたワーク
である車体ボディ100が、その車体の仕様による塗色
毎に1ロットとして一纏めとなるように、順次塗装ブー
スに投入されて同色の塗装が行われる。
【0004】この一纏めとした1ロットは、前工程から
ストレージライン101に搬入される際に、その車体の
識別番号などからその車体の仕様として指定されている
塗色を判断し、ストレージラインから同色のものが順番
に払い出されるように、すなわち、塗装ブースへ同色の
ワークが順次投入されるように、ストレージライン10
1の各レーンに搬入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような投入順序に
より塗装すると、確かに、塗装工程自体は、同色のもの
が連続して塗装されるようになるため、その生産性はよ
くなる。しかしながら、塗装工程内における塗色毎の生
産管理のみが行われており、個々の車体の生産期日の管
理がないために、例えば、前工程までで、生産時期に遅
れが生じているような場合、また、塗装後、その塗装面
の状態により再塗装となることがあるため、再塗装のた
めに回送された場合などには、次の同色の塗装が行われ
るロットに組み入れられることとなる。このため、遅れ
の生じているワークは、前のロットの塗装が終了した
後、塗色変更が行われて、次にその色の塗装が行われる
まで待たされることになり、その車体の塗装工程通過が
ますます遅れることとなる。
【0006】各車体は、個々の車体ごとに全生産工程を
通して、その生産順が決定されているため、もし、この
ような生産の遅れが生じた場合には、その後の工程の生
産計画を変更するなど大きな生産計画の狂いが生じると
いった問題があった。
【0007】そこで、本発明は、遅延したワークや回送
されたワークがある場合に、優先的にその遅延ワークや
回送されたワークなどを最優先で工程に投入できるよう
に順番決定を行う生産管理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数のレーンよりなり、ワークの投入順番
待ちが行われるストレージラインを有し、種類の異なる
ワークに対して同一処理が行われる工程に用いられ、当
該工程に投入されるワークが同一処理毎に一纏めとなる
ように投入順序を管理するための生産管理装置であっ
て、前工程の投入から前記ストレージラインまでの工程
通過時間をワークの種類ごとに記憶したワーク別生産リ
ードタイムテーブルと、前工程でのワーク投入時刻から
該ワーク別生産リードタイムテーブルを参照して、前記
ストレージラインにワークが到達する時刻を予測する到
達時刻予測手段と、前記ストレージラインにワークが到
達したことを検出するワーク検出手段と、該ワーク検出
手段がワークを検出した時刻と前記到達時刻予測手段が
予測した時刻を比較する遅延時間算出手段と、該遅延時
間算出手段の算出結果からワークが遅延している場合に
は、遅延したワークが前記投入順序の最優先で投入され
る順序となるように、前記投入順序を決定する投入順序
決定手段と、該投入順序決定手段によって投入順序が最
優先に決定されたワークを、最も速く後工程に払い出し
ができるレーンを前記複数のレーンから選択し、当該レ
ーンに導入するストレージライン制御手段と、を有する
ことを特徴とする生産管理装置である。
【0009】また、上記目的を達成するための本発明
は、ワークの投入順番待ちが行われる複数のレーンより
なるストレージラインを有し、種類の異なるワークに対
して同一処理を行うとともに処理の種類が変更可能であ
る後工程に用いられ、当該後工程に投入されるワークが
同一処理毎に一纏めとなるように前記後工程への投入順
序を管理するための生産管理装置であって、前工程の投
入から前記ストレージラインまでの工程通過時間をワー
クの種類ごとに記憶したワーク別生産リードタイムテー
ブルと、前工程でのワーク投入時刻から該ワーク別生産
リードタイムテーブルを参照して、前記ストレージライ
ンにワークが到達する時刻を予測する到達時刻予測手段
と、前記ストレージラインにワークが到達したことを検
出するワーク検出手段と、該ワーク検出手段がワークを
検出した時刻と前記到達時刻予測手段が予測した時刻を
比較する遅延時間算出手段と、該遅延時間算出手段の算
出結果からワークが遅延している場合には、遅延したワ
ークが前記投入順序の最優先で投入される順序となるよ
うに、前記投入順序を決定する投入順序決定手段と、該
投入順序決定手段によって投入順序が最優先に決定され
たワークが必要とする処理が、前記後工程で行われてい
る処理と同じ場合、前記複数のレーンの内空いているレ
ーンがあれば該空いているレーンに、空いているレーン
がなければ前記後工程で行われている処理を必要とする
ワークが最も短く並んでいるレーンに、また、前記後工
程で行われている処理と異なる場合、前記最優先に決定
されたワークが必要とする処理と同じ処理を必要とする
ワークが最も短く並んでいるレーンに前記最優先に決定
されたワークを導入するストレージライン制御手段と、
を有することを特徴とする生産管理装置である。
【0010】本発明は、前記生産管理手段において、さ
らに遅延時間閾値を設定する遅延時間閾値設定手段を有
し、前記遅延時間算出手段が算出したワークの遅延時間
が、該遅延時間閾値より越えた場合に当該ワークが遅延
していると判断することを特徴とする生産管理装置であ
る。
【0011】また本発明は、前記工程が、前記工程終了
後、不良により再投入される回送ラインを有する塗装工
程であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つ
に記載の生産管理装置である。
【0012】
【作用】上述のように構成された本発明は、工程に投入
するワークを投入順番待ちのために溜め置くストレージ
ラインを有する工程において、ワーク別生産リードタイ
ムテーブルによって、前工程投入からストレージライン
入り口までワークの通過する予定(または基準)時間を
ワークの種類ごとに把握し、前工程に投入されたワーク
の時刻とこのテーブルの通過予定(または基準)時間か
ら、到達時刻予測手段がストレージライン入り口に到達
するワークの時間を予測し、この予測したワーク到達時
刻と、実際にストレージライン入り口にワークが到達し
た時刻とを遅延時間算出手段が比較して、ストレージラ
イン入り口において、ワークが遅延しているかどうかの
判断を行う。そして、遅延している場合には、そのワー
クをできるだけ速く当該工程に投入できるように投入順
序決定手段によって、投入順序の決定する。さらに、ス
トレージライン制御手段により、投入順序を最優先に決
定されたワークを最も速く後工程に払い出しができるレ
ーンを複数のレーンから選択し、選択したレーンにその
ワークを導入するものである。
【0013】上述のように構成された本発明は、後工程
に投入するワークを投入順番待ちのために溜め置く複数
のレーンよりなるストレージラインを有する工程におい
て、ワーク別生産リードタイムテーブルによって、前工
程投入からストレージラインまでワークの通過する予定
(または基準)時間をワークの種類ごとに把握し、前工
程に投入されたワークの時刻とこのテーブルの通過予定
(または基準)時間から、到達時刻予測手段がストレー
ジラインに到達するワークの時間を予測し、この予測し
たワーク到達時刻と、実際にストレージラインにワーク
が到達した時刻とを遅延時間算出手段が比較して、スト
レージラインにおいて、ワークが遅延しているかどうか
の判断を行う。そして、遅延している場合には、そのワ
ークをできるだけ速く後工程に投入できるように投入順
序決定手段によって、投入順序を決定する。さらに、ス
トレージライン制御手段によって、投入順序が最優先に
決定されたワークすなわち遅延しているワークをスト
レージラインに導入する際には、後工程で行われている
処理と導入されるワークが必要とする処理とを比較し
て、処理が同じ場合、複数のレーンの内空いているレー
ンがあれば空いているレーンに、空いているレーンがな
ければ同じ処理を必要とするワークが最も短く並んでい
るレーンに、処理が同じでない場合、導入されるワーク
が必要とする処理と同じ処理を必要とするワークが最も
短く並んでいるレーンにワークを導入するものである。
【0014】本発明においては、前記ワークの遅延して
いるかどうかの判断として、閾値設定手段により遅延の
度合いを閾値として設定し、この閾値を越えるような遅
いワークを遅延ワークとして判断する。
【0015】また、本発明は、塗装工程に好適に用いら
れる。これは、塗装工程の場合、一旦当該塗装工程を通
過したワークが塗装面の不良により再塗装のために回送
される工程であるため、当該工程またはストレージライ
ンにおいてワークの遅延状態を判断することによって、
回送されたワークが遅延ワークとして認識できるので、
回送されたワークを最優先で当該塗装工程に再投入でき
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0017】図1は、本発明を適用した生産管理装置の
機能構成を示すブロック図である。なお、この生産管理
装置が管理するライン構成は、前述の図3に示す塗装工
程である。この生産管理装置は、大別すると、前工程の
投入からストレージライン101入り口にワーク100
が到達する時刻を予測する到達時刻予測部分20、予測
した到達時刻と実際にストレージライン入り口に到達し
たワーク時刻からそのワークの遅延時間を求める遅延時
間算出部分30、ワーク100のストレージラインから
の払い出し順番を決定し1ロットを構成するロッティン
グ制御部分40、およびこの工程を通過するワークの良
不良実績を計算する実績管理部分50よりなる。
【0018】各部分の構成および動作について説明す
る。まず、到達時刻予測部分20は、アクチャルスケジ
ュール管理部1が、図示しないホストコンピュータから
一定期間内のワークの生産計画、例えば1日分の生産計
画であるアクチャルスケジュールを1日に1回受けと
り、このアクチャルスケジュールをアクチャルスケジュ
ール記憶部2に記憶しておく。このアクチャルスケジュ
ールには、少なくとも前工程でのワークの投入状況、投
入予定時刻や投入されている車種、車種(または1台ご
との)ごとの仕様(塗色)、この工程の生産計画(車種
ごとの出来上がり予定)、などが記述されたものであ
る。
【0019】そして、到達時刻予測手段である前工程通
過予測時刻時間算出部4が、ワーク別生産リードタイム
テーブルを記憶した車種別生産リードタイム記憶部3を
参照して、アクチャルスケジュール記憶部2に記憶され
ているアクチャルスケジュール内の前工程での投入状況
から前工程を終了しライン入り口に到達する車種ごとの
時刻を予測する。予測した時刻は車種別予測時刻記憶部
5に記憶される。なお、ワーク別生産リードタイムテー
ブルは、前工程における車種ごとの工程通過時間を記述
したテーブルであり、このテーブルによって、前工程に
投入される予定時刻をアクチャルスケジュールの投入予
定時刻から車種ごとの前工程での通過時刻が算出でき
る。なお、本実施例では前工程へのワーク投入時刻はア
クチャルスケジュールによる予定時刻を用いたが、これ
は、その前の工程で既に遅れている場合には実際に前工
程に投入された時刻そのものが予定より遅れており、こ
の遅れおも含めて後述する遅延時間を算出するためであ
る。
【0020】遅延時間算出部分30は、車両通過実績デ
ータ収集部7が、ストレージライン入り口に設けられた
ワーク検出手段61が検出した車両通過信号を基に設備
制御プログラマブルコントローラ(PC)60が作成し
た車両通過実績データを受信、収集し、車種ごとの通過
実績データとして車両通過実績記憶部8に記憶させる。
そして、遅延時間算出手段である遅延時間算出部6が、
前記車種別予測時刻記憶部5のデータである予測したス
トレージライン入り口に到達するであろう時刻と車両通
過実績記憶部8の実績データの時刻とを比較して、各車
種ごとの遅延時間を算出する。遅延時間の算出は、設備
制御PC60から収集した車両通過実績データが収集さ
れるごとに、その車両を識別するための識別番号をキー
として前記車種別予測時刻記憶部5の各ワークの予測し
た時間を呼び出し、この予測時刻と実績データの時刻を
比較する。比較結果は、アクチャルスケジュールに付加
して遅延時間付通過実績記憶部9に記憶される。なお、
ワーク検出手段としては、例えば、ワークが通過したこ
とによりオンとなるリミットスイッチや、ワークまたは
ワークを載せた搬送台車などにとりつけられて、少なく
ともそのワークの識別番号を発信する送受信器(子機)
に対応してストレージライン入り口に設けられている送
受信器(親機)などによる無線システムである。なお、
本実施例においては、このような無線システムを用いて
おり、子機側では、識別番号の他に、そのワークの履歴
(これまでに通過した工程の記録など)が蓄積されてい
て、その蓄積されている内容についても、ストレージラ
イン入り口に設けられている親機からのコマンド送信に
よって、蓄積された内容が子機から送信されるものであ
る。
【0021】ロッティング制御部分40は、投入順序決
定手段であるロッティング制御部13が遅延時間付通過
実績記憶部9に記憶されているアクチャルスケジュール
から、その日生産予定のワークの同一塗色のものが連続
してストレージラインから塗装ブースに払い出されるよ
うに、ワークの投入順序を決定する(ロッティング処理
と称する)。この投入順序によって連続して投入される
複数のワークが1ロットとなる。
【0022】このロッティング処理は、遅延時間付通過
実績記憶部9に遅延時間が付加されたアクチャルスケジ
ュールが記憶されるつど、すなわち、ストレージライン
入り口にワークが到達したつど行われるが、これは、ス
トレージラインの各レーンが後ろ入れ先出しであるた
め、一旦ストレージラインのレーン内に搬入されたワー
クは塗装ブースへの払い出しが行われるまで基本的に取
り出すことができない。すなわち後ろから引き出して、
レーンを変えることができないため、このストレージラ
インの入り口で、そのワークの払い出し順番(塗装ブー
スへの投入順番)を決定して、その投入順となるような
レーンに搬入する必要がある。したがって、投入順序の
決定は、事実上ストレージラインのどのレーンにワーク
を入れるかを決定することとなる。
【0023】このロッティング処置は、遅延時間が付加
されたアクチャルスケジュールから、そのワークの塗色
が判断されて、ロッティング判断条件記憶部11に格納
されている。また、ロッティング判断条件記憶部11に
は、ロッティングする上での制約条件も記憶されてお
り、制約条件としては、例えば(1)ツートンカラーの
車両は3台以上連続させることができない、(2)白の
車両の後に赤の車両は流せない、(3)連続して10台
以上の車両は流せない、などである。
【0024】ストレージライントラッキングデータ12
は、各ストレージレーンの在庫量と塗装ブースへ払い出
す車両の順序(順列)を記憶しており、例えば図2に示
すように、レーンNo.、ステージNo.、塗色仕様、
ツートンの有無などが記憶されている。この例で行くと
各ストレージレーンにある車両は図3に示すように並ん
でいることとなる。なお、図3において#1、#2…等
はステージNo.である。
【0025】この図3に示した並び順で行くと、前記制
約条件の(1)からツートンカラーの車両は3台連続す
ることができないので、レーン3の#3にある白ツート
ンの車両は次に払い出せないこととなる。このため、レ
ーン1またはレーン2の車両を払い出すようなロッティ
ング処理の順番となる。
【0026】さらに、遅延車閾値記憶部10に記憶され
ている閾値と、遅延時間が付加されたアクチャルスケジ
ュールの遅延時間とが比較されて、もし、閾値より遅延
時間の方が大きい場合、すなわち、ストレージライン入
り口に達したワークが閾値より遅延している場合には、
そのワークが少なくとも同一塗色のロット内で最優先で
ストレージから払い出されて、塗装ブースに投入される
ように、投入順序を決定する。決定された投入順序はス
トレージライン制御部15に指示される。
【0027】投入順序を受けとったストレージライン制
御部15では、通常のワークの場合(遅延車でない場
合)同じ塗色が連続してストレージラインから払い出せ
るように、ストレージライン内のレーンに搬入するよう
に、ストレージラインの設備制御PC62に指示する。
ここでもし、遅延車であり、受けとった投入順序の指示
が最優先である場合には、ストレージライン内の同塗色
のものの内、最も速く払い出しができるレーンを選択
し、そのレーンに最優先となるワークを入れる。
【0028】例えば、最優先となるワークと同じ色を塗
装ブースにおいて塗装中の場合には、空いているレーン
(ワークの並んでいないレーン)があるときにはそのレ
ーンにワークを入れて、次の払い出しの際にはそのワー
クを払い出すようにし、空きレーンがない場合には、同
塗色のワークが並んでいて、最も並んでいるワーク数の
少ないレーンにそのワークを入れて、そのレーンを順次
払い出してそのワークができるだけ速く払い出されるよ
うにする。また、塗装中の色ではない場合には、空きレ
ーンがあるときでもその空きレーンには入れずに、その
ワークと同塗色のワークが並んでいるレーンの内、並ん
でいるワークのできるだけ少ないレーンに入れることと
なる。空きレーンに入れないのは、もしその塗装中の色
と同塗色の遅延車が来た場合にその空きレーンに入れる
ためである。なお、このようなレーンの選択は、あくま
でも一例であり、遅延車ができるだけ速くストレージラ
インから払い出せるようなものであれば、いかような方
法であってもよい。
【0029】なお、閾値の設定は、閾値設定手段19に
よって行われ、この閾値設定手段は、例えばキーボード
やタッチパネルなどの入力装置である。
【0030】実績管理部分50は、ブース直行率管理部
16において、この塗装工程において、不良とならずに
通過したワークの割合を管理するもので、不良実績収集
部18が検査工程で不良の指示(NG)がでたことを検
出し、その数のカウントを行い塗装ブース通過ワークの
数から不良とならずに直行したワークの数を求めて、そ
の直行率を計算する。ブース直行率は、ブース直行率記
憶部14に記憶されて、今後の塗装工程の管理に用いら
れる。なお、この実績管理部分50は、本発明を実施す
る上では必ずしも必要不可欠なものではなく、ただ、こ
の工程を管理する上で本実施例では設置しているもので
ある。
【0031】次に本装置の動作の流れを図4に示すフロ
ーチャート参照して説明する。まず、ロッティング制御
部が、図3に示したような、現在のトラッキングデータ
を読み込み(S1)、ついで、ストレージラインに到達
した車両(ワーク)の塗色データを読み込み(S2)、
色別のロッティングを行う(S3)。このとき前記制約
条件にしたがってロッティングがなされると共に、ここ
で遅延時間と遅延車判別閾値との比較が行われて(S
4)、遅延車ではない場合にはステップS6に進み、も
し遅延車であると判断された場合には、ストレージライ
ンからの払い出しが速くなるように投入順序を最優先と
なるように再ロッティングして投入順序を最優先とする
(S5)。
【0032】そして、車両(ワーク)のストレージライ
ンの投入レーンが決定されて(S6)、トラッキングデ
ータの更新が行われる(S7)。この更新は投入レーン
の決定にしたがって、新たな車両がストレージラインに
投入されるごとに、前記図3に示したようにレーンN
o.、ステージNo.、塗色仕様、ツートンの有無など
のデータが追加更新される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種類の異なるワークに同一処理が行われる工程におい
て、前工程でのワークの払い出し時刻を予測して、この
予測時刻と、実際の払い出し時刻、すなわち当該工程に
ワークが到達した時刻を検出して、予定より遅延してい
るワークは最優先で当該工程に導入するように優先順位
を決定し、遅延しているワークを、最も速く後工程に払
い出しができるレーンを複数のレーンから選択し導入す
るので、後工程の処理を乱すことなく生産性を保持した
まま、かつ、遅延ワークのこれ以上の遅延を防止し、で
きるだけ予定より遅延するワークを減らすことができ
る。さらに、本発明によれば、遅延しているワークに必
要な処理と後工程で行われている処理とが同じ場合、空
いているレーンまたは当該同じ処理を必要とするワーク
が最も短く並ぶレーンに、また、遅延しているワークに
必要な処理と後工程で行われている処理とが異なる場
合、遅延しているワークに必要な処理を必要とするワー
クが最も短く並ぶレーンにワークを導入するので、後工
程の処理を乱すことなく生産性を保持したまま、かつ、
遅延ワークのこれ以上の遅延を防止し、できるだけ予定
より遅延するワークを減らすことができる。
【0034】また、本発明によれば、ワークを溜め置く
ストレージラインを有する工程においては、このストレ
ージラインにワークを導入する際に、遅延しているワー
クであるかどうかの判断を行うこととしたので、当該工
程において、不良となり当該工程に再投入されるために
再びストレージラインに戻されたワークについても、そ
の遅延状態の判断が行われ、このような再投入ワークが
遅延していると判断された場合には、この再投入ワーク
が最優先で当該工程に投入されることとなり、再投入ワ
ーク遅延を極力防止することができる。
【0035】また、本発明においては、遅延ワークであ
るかどうかの判断に閾値を設定してこの閾値を越えて遅
延しているものを遅延ワークとすることにより、遅延量
が少ないものについては、そのままとして、投入順序の
変更に伴うロスを少なくすることができる。
【0036】また、本発明の生産管理装置を塗装工程に
用いることは、塗装工程が不良の検出によって、再塗装
されるようにワークが回送される工程であるため、本発
明の生産管理装置が好適に運用され、当該塗装工程の生
産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一実施例の生産管理装置の
ブロック図である。
【図2】 上記実施例におけるストレージライントラッ
キングデータを説明するための図面である。
【図3】 上記実施例におけるストレージレーンに並ん
でいる車両(ワーク)を示す図面である。
【図4】 上記実施例の生産管理装置の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図5】 塗装工程のライン構成を示す図面である。
【符号の説明】
1…アクチャルスケジュール管理部、 2…アクチャルスケジュール記憶部、 3…車種別生産リードタイム記憶部、 4…通過予測時刻算出部、 5…車種別予測時刻記憶部、 6…遅延時間算出部、 7…車両通過実績収集部、 8…車両通過実績記憶部、 9…遅延時間付通過実績記憶部、 10…遅延車判別閾値記憶部、 11…ロッティング判断条件記憶部、 12…ストレージライントラッキングデータ記憶部、 13…ロッティング制御部、 14…ブース直行率記憶部、 15…ストレージライン制御部、 16…ブース直行率管理部、 17…不良実績記憶部、 18…不良実績収集部、 19…閾値設定手段、 60、61…設備制御PC、 61…ワーク検出手段、 100…ワーク、 101…ストレージライン、 102…塗装ブース、 1ー3…検査工程、 104…回送ライン。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーンよりなり、ワークの投入順
    番待ちが行われるストレージラインを有し、種類の異な
    るワークに対して同一処理が行われる工程に用いられ、
    当該工程に投入されるワークが同一処理毎に一纏めとな
    るように投入順序を管理するための生産管理装置であっ
    て、 前工程の投入から前記ストレージラインまでの工程通過
    時間をワークの種類ごとに記憶したワーク別生産リード
    タイムテーブルと、 前工程でのワーク投入時刻から該ワーク別生産リードタ
    イムテーブルを参照して、前記ストレージラインにワー
    クが到達する時刻を予測する到達時刻予測手段と、 前記ストレージラインにワークが到達したことを検出す
    るワーク検出手段と、該ワーク検出手段がワークを検出
    した時刻と前記到達時刻予測手段が予測した時刻を比較
    する遅延時間算出手段と、 該遅延時間算出手段の算出結果からワークが遅延してい
    る場合には、遅延したワークが前記投入順序の最優先で
    投入される順序となるように、前記投入順序を決定する
    投入順序決定手段と、 該投入順序決定手段によって投入順序が最優先に決定さ
    れたワークを、最も速く後工程に払い出しができるレー
    ンを前記複数のレーンから選択し、当該レーンに導入す
    るストレージライン制御手段と、 を有することを特徴とする生産管理装置。
  2. 【請求項2】 ワークの投入順番待ちが行われる複数の
    レーンよりなるストレージラインを有し、種類の異なる
    ワークに対して同一処理を行うとともに処理の種類が変
    更可能である後工程に用いられ、当該後工程に投入され
    るワークが同一処理毎に一纏めとなるように前記後工程
    への投入順序を管理するための生産管理装置であって、 前工程の投入から前記ストレージラインまでの工程通過
    時間をワークの種類ごとに記憶したワーク別生産リード
    タイムテーブルと、 前工程でのワーク投入時刻から該ワーク別生産リードタ
    イムテーブルを参照して、前記ストレージラインにワー
    クが到達する時刻を予測する到達時刻予測手段と、 前記ストレージラインにワークが到達したことを検出す
    るワーク検出手段と、 該ワーク検出手段がワークを検出した時刻と前記到達時
    刻予測手段が予測した時刻を比較する遅延時間算出手段
    と、 該遅延時間算出手段の算出結果からワークが遅延してい
    る場合には、遅延したワークが前記投入順序の最優先で
    投入される順序となるように、前記投入順序を決定する
    投入順序決定手段と、 該投入順序決定手段によって投入順序が最優先に決定さ
    れたワークが必要とする処理が、前記後工程で行われて
    いる処理と同じ場合、前記複数のレーンの内空いている
    レーンがあれば該空いているレーンに、空いているレー
    ンがなければ前記後工程で行われている処理を必要とす
    るワークが最も短く並んでいるレーンに、また、前記後
    工程で行われている処理と異なる場合、前記最優先に決
    定されたワークが必要とする処理と同じ処理を必要とす
    るワークが最も短く並んでいるレーンに前記最優先に決
    定されたワークを導入するストレージライン制御手段
    と、 を有することを特徴とする生産管理装置。
  3. 【請求項3】 前記生産管理手段において、さらに遅延
    時間閾値を設定する遅延時間閾値設定手段を有し、前記
    遅延時間算出手段が算出したワークの遅延時間が、該遅
    延時間閾値より越えた場合に当該ワークが遅延している
    と判断することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の生産管理装置。
  4. 【請求項4】 前記工程が、前記工程終了後、不良によ
    り再投入される回送ラインを有する塗装工程であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の生産
    管理装置。
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