JP2952734B2 - 車両トラッキングデータの修正装置 - Google Patents
車両トラッキングデータの修正装置Info
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- JP2952734B2 JP2952734B2 JP4305610A JP30561092A JP2952734B2 JP 2952734 B2 JP2952734 B2 JP 2952734B2 JP 4305610 A JP4305610 A JP 4305610A JP 30561092 A JP30561092 A JP 30561092A JP 2952734 B2 JP2952734 B2 JP 2952734B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両生産工程内の複
数の作業領域の各々に関しその作業領域内の車両の順列
状態を示す車両トラッキングデータを、車両の実際の順
列状態と整合するように修正する装置に関するものであ
る。
数の作業領域の各々に関しその作業領域内の車両の順列
状態を示す車両トラッキングデータを、車両の実際の順
列状態と整合するように修正する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両を生産する際には通常、
車両の納期や、車両に組付ける仕様によって異なる作業
負荷の平準化等を考慮して生産計画が立てられる。そし
て、車両生産工程中の最初に位置する車体組立工程で
は、その生産計画に基づく生産順に車両が流される。こ
の一方、車体組立工程の次の塗装工程では、同一色に設
定された車両をある程度の台数まとめて塗装した方が生
産効率が高くなるので、下塗り工程および中塗り工程を
経た車両を、例えばそれぞれ塗装色が異なる複数の並行
する上塗り工程に分配してそれぞれ塗装する場合があ
り、また上塗り工程自体、他の工程よりも塗装に時間が
かかるので、生産台数が多い場合に塗装能力確保のた
め、同一色を塗装する複数の並行する上塗り工程に車両
を分配する場合もある。なお、これら生産計画について
は、自動車工学全書第18巻「自動車の製造管理」(昭和
55年12月25日(株)山海堂発行)の第139 頁の4.5.1 の
(4) 項の「自動車の生産ラインの改善のポイント」にて
紹介されている。
車両の納期や、車両に組付ける仕様によって異なる作業
負荷の平準化等を考慮して生産計画が立てられる。そし
て、車両生産工程中の最初に位置する車体組立工程で
は、その生産計画に基づく生産順に車両が流される。こ
の一方、車体組立工程の次の塗装工程では、同一色に設
定された車両をある程度の台数まとめて塗装した方が生
産効率が高くなるので、下塗り工程および中塗り工程を
経た車両を、例えばそれぞれ塗装色が異なる複数の並行
する上塗り工程に分配してそれぞれ塗装する場合があ
り、また上塗り工程自体、他の工程よりも塗装に時間が
かかるので、生産台数が多い場合に塗装能力確保のた
め、同一色を塗装する複数の並行する上塗り工程に車両
を分配する場合もある。なお、これら生産計画について
は、自動車工学全書第18巻「自動車の製造管理」(昭和
55年12月25日(株)山海堂発行)の第139 頁の4.5.1 の
(4) 項の「自動車の生産ラインの改善のポイント」にて
紹介されている。
【0003】それゆえ車両生産工場では、生産管理シス
テムが、塗装工程で入れ代わった車両の順列をその次の
ペインティッドボディ・ストレージ(PBS)で本来の
生産順に近づくように修正してから車両を車両組立工程
へ流すため、塗装工程内の各作業領域すなわち、下塗り
工程、中塗り工程および複数の上塗り工程の各工程に関
し、その工程内の車両の順列状態を示す車両トラッキン
グデータを管理する場合があり、また生産管理システム
が、塗装工程内の各作業領域での車両の仕掛かり状態を
正確に把握して納期管理を的確ならしめるために、上記
車両トラッキングデータを管理する場合もある。
テムが、塗装工程で入れ代わった車両の順列をその次の
ペインティッドボディ・ストレージ(PBS)で本来の
生産順に近づくように修正してから車両を車両組立工程
へ流すため、塗装工程内の各作業領域すなわち、下塗り
工程、中塗り工程および複数の上塗り工程の各工程に関
し、その工程内の車両の順列状態を示す車両トラッキン
グデータを管理する場合があり、また生産管理システム
が、塗装工程内の各作業領域での車両の仕掛かり状態を
正確に把握して納期管理を的確ならしめるために、上記
車両トラッキングデータを管理する場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生産管
理システムが上記車両のトラッキングデータの管理を行
うに際し、従来は、塗装工程内の各作業領域の入口に設
けた、車両の通過を検知するリミットスイッチや光電ス
イッチからの通過検知信号のみにより、生産計画に基づ
く本来の生産順に順列をなしている車両が順次に各作業
領域内に入ったものとみなして、各作業領域内の車両の
順列状態を示す車両トラッキングデータを更新するとい
う方法や、作業者が各作業領域内に入った車両を確認し
てその識別番号を入力することにより車両トラッキング
データを更新するという方法が採られており、それゆ
え、前者の方法では、スイッチの誤検知があった場合
や、塗装工程に来る順列あるは塗装工程内での順列が手
直し等で本来の生産順から入れ代わっている場合には、
車両トラッキングデータがその作業領域内の車両の実際
の順列と異なってしまって、PBSでの車両の順列修正
や車両の納期管理に不都合を生ずることがあるという問
題があり、また後者の方法では、車両の確認と識別番号
の入力とに工数が嵩むという問題があった。
理システムが上記車両のトラッキングデータの管理を行
うに際し、従来は、塗装工程内の各作業領域の入口に設
けた、車両の通過を検知するリミットスイッチや光電ス
イッチからの通過検知信号のみにより、生産計画に基づ
く本来の生産順に順列をなしている車両が順次に各作業
領域内に入ったものとみなして、各作業領域内の車両の
順列状態を示す車両トラッキングデータを更新するとい
う方法や、作業者が各作業領域内に入った車両を確認し
てその識別番号を入力することにより車両トラッキング
データを更新するという方法が採られており、それゆ
え、前者の方法では、スイッチの誤検知があった場合
や、塗装工程に来る順列あるは塗装工程内での順列が手
直し等で本来の生産順から入れ代わっている場合には、
車両トラッキングデータがその作業領域内の車両の実際
の順列と異なってしまって、PBSでの車両の順列修正
や車両の納期管理に不都合を生ずることがあるという問
題があり、また後者の方法では、車両の確認と識別番号
の入力とに工数が嵩むという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
車両トラッキングデータの管理方法の課題を有利に解決
した車両トラッキングデータの修正装置を提供すること
を目的とするものであり、この発明の装置は、車両生産
工程内の複数の作業領域の各々に関しその作業領域内の
車両の順列状態を示す車両トラッキングデータを、車両
の実際の順列状態と整合するように修正する装置であっ
て、図1にその概念を示すように、前記複数の作業領域
のうち、少なくとも一つの作業領域の出口に設けられ、
そこに来た車両の識別番号を検知する識別番号検知手段
1と、前記識別番号検知手段からの信号に基づき入力し
た、その作業領域の出口に実際にある車両の識別番号
と、その作業領域に関する前記車両トラッキングデータ
によりその作業領域の出口にあるとされた車両の識別番
号とを照合し、それらの識別番号が不一致の場合にそれ
を検知する識別番号照合手段2と、前記識別番号照合手
段が識別番号の不一致を検知した場合に、前記各作業領
域に関する車両トラッキングデータを、その不一致の識
別番号を検知した識別番号検知手段が設けられた作業領
域に関するものから始めて、当該作業領域に近い順に逐
次検索し、前記識別番号検知手段が設けられた出口に実
際にある車両の識別番号を発見したら、その識別番号
を、それがあった作業領域に関する車両トラッキングデ
ータから抜き出して、前記識別番号検知手段が出口に設
けられた作業領域に関する車両トラッキングデータの先
頭に移動させる識別番号移動手段3と、を設けたことを
特徴とするものである。
車両トラッキングデータの管理方法の課題を有利に解決
した車両トラッキングデータの修正装置を提供すること
を目的とするものであり、この発明の装置は、車両生産
工程内の複数の作業領域の各々に関しその作業領域内の
車両の順列状態を示す車両トラッキングデータを、車両
の実際の順列状態と整合するように修正する装置であっ
て、図1にその概念を示すように、前記複数の作業領域
のうち、少なくとも一つの作業領域の出口に設けられ、
そこに来た車両の識別番号を検知する識別番号検知手段
1と、前記識別番号検知手段からの信号に基づき入力し
た、その作業領域の出口に実際にある車両の識別番号
と、その作業領域に関する前記車両トラッキングデータ
によりその作業領域の出口にあるとされた車両の識別番
号とを照合し、それらの識別番号が不一致の場合にそれ
を検知する識別番号照合手段2と、前記識別番号照合手
段が識別番号の不一致を検知した場合に、前記各作業領
域に関する車両トラッキングデータを、その不一致の識
別番号を検知した識別番号検知手段が設けられた作業領
域に関するものから始めて、当該作業領域に近い順に逐
次検索し、前記識別番号検知手段が設けられた出口に実
際にある車両の識別番号を発見したら、その識別番号
を、それがあった作業領域に関する車両トラッキングデ
ータから抜き出して、前記識別番号検知手段が出口に設
けられた作業領域に関する車両トラッキングデータの先
頭に移動させる識別番号移動手段3と、を設けたことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】かかる修正装置にあっては、車両生産工程内の
例えば最終段階の作業領域等、幾つかの作業領域の出口
に設けられてそこに来た車両の識別番号を検知する識別
番号検知手段1からの信号に基づき、識別番号照合手段
2が、その作業領域の出口に実際にある車両の識別番号
を入力し、その識別番号と、その作業領域に関する車両
トラッキングデータによりその作業領域の出口にあると
された車両の識別番号とを照合して、それらの識別番号
が不一致の場合にそれを検知し、その不一致が検知され
た場合に、識別番号移動手段3が、各作業領域に関する
車両トラッキングデータを、その不一致の識別番号を検
知した識別番号検知手段が設けられた作業領域に関する
ものから始めて、当該作業領域に近い順に逐次検索し、
上記識別番号検知手段が設けられた出口に実際にある車
両の識別番号を発見したら、その識別番号を、それがあ
った作業領域に関する車両トラッキングデータから抜き
出して、上記識別番号検知手段が出口に設けられた作業
領域に関する車両トラッキングデータの先頭に移動させ
る。
例えば最終段階の作業領域等、幾つかの作業領域の出口
に設けられてそこに来た車両の識別番号を検知する識別
番号検知手段1からの信号に基づき、識別番号照合手段
2が、その作業領域の出口に実際にある車両の識別番号
を入力し、その識別番号と、その作業領域に関する車両
トラッキングデータによりその作業領域の出口にあると
された車両の識別番号とを照合して、それらの識別番号
が不一致の場合にそれを検知し、その不一致が検知され
た場合に、識別番号移動手段3が、各作業領域に関する
車両トラッキングデータを、その不一致の識別番号を検
知した識別番号検知手段が設けられた作業領域に関する
ものから始めて、当該作業領域に近い順に逐次検索し、
上記識別番号検知手段が設けられた出口に実際にある車
両の識別番号を発見したら、その識別番号を、それがあ
った作業領域に関する車両トラッキングデータから抜き
出して、上記識別番号検知手段が出口に設けられた作業
領域に関する車両トラッキングデータの先頭に移動させ
る。
【0007】従ってこの装置によれば、少なくとも識別
番号検知手段1が設けられた作業領域自体を含む、車両
生産工程内の複数の作業領域の車両トラッキングデータ
を、それらの作業領域内での車両の実際の順列状態と整
合するように自動的に修正することができ、それゆえ、
工数が嵩むことなしに、作業負荷の平準化等のための車
両の順列修正や、車両の納期管理を的確なものとするこ
とができる。ここで、識別番号検知手段1を設ける作業
領域の数は、必要とする車両トラッキングデータの精度
と設備コストとの兼ね合いで定めることができ、全ての
作業領域に識別番号検知手段1を設けた場合には、車両
トラッキングデータの修正を完全ならしめることができ
るものの、設備コストが嵩むものとなる。しかもこの装
置によれば、識別番号照合手段2が識別番号の不一致を
検知した場合に識別番号移動手段3が、各作業領域に関
する車両トラッキングデータを、その不一致の識別番号
を検知した識別番号検知手段1が設けられた作業領域に
関するものから始めて当該作業領域に近い順に逐次検索
するので、不一致のあった識別番号の検索を短時間で行
い得て、車両トラッキングデータの修正を短時間で済ま
せることができる。
番号検知手段1が設けられた作業領域自体を含む、車両
生産工程内の複数の作業領域の車両トラッキングデータ
を、それらの作業領域内での車両の実際の順列状態と整
合するように自動的に修正することができ、それゆえ、
工数が嵩むことなしに、作業負荷の平準化等のための車
両の順列修正や、車両の納期管理を的確なものとするこ
とができる。ここで、識別番号検知手段1を設ける作業
領域の数は、必要とする車両トラッキングデータの精度
と設備コストとの兼ね合いで定めることができ、全ての
作業領域に識別番号検知手段1を設けた場合には、車両
トラッキングデータの修正を完全ならしめることができ
るものの、設備コストが嵩むものとなる。しかもこの装
置によれば、識別番号照合手段2が識別番号の不一致を
検知した場合に識別番号移動手段3が、各作業領域に関
する車両トラッキングデータを、その不一致の識別番号
を検知した識別番号検知手段1が設けられた作業領域に
関するものから始めて当該作業領域に近い順に逐次検索
するので、不一致のあった識別番号の検索を短時間で行
い得て、車両トラッキングデータの修正を短時間で済ま
せることができる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図2は、この発明の車両トラッキングデ
ータの修正装置の一実施例を含む、自動車の生産工場中
の塗装工場の生産管理システムを示す構成図であり、図
中符号11で示す、該自動車生産工場全体の生産管理およ
び品質管理を行う全体管理コンピュータには、生産順決
定および部品単位での原価管理その他を行う図示しない
工場ホストコンピュータの他、管理系ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)12と生産情報系LAN13とを持つ
基幹LAN14を介し、生産管理用フアイルサーバ(F/
S)15と、品質管理用F/S16と、上記塗装工場内の塗
装工程およびその後のペインティッドボディ・ストレー
ジ(PBS)を管理する塗装工程管理コンピュータ17と
が接続されている。
細に説明する。図2は、この発明の車両トラッキングデ
ータの修正装置の一実施例を含む、自動車の生産工場中
の塗装工場の生産管理システムを示す構成図であり、図
中符号11で示す、該自動車生産工場全体の生産管理およ
び品質管理を行う全体管理コンピュータには、生産順決
定および部品単位での原価管理その他を行う図示しない
工場ホストコンピュータの他、管理系ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)12と生産情報系LAN13とを持つ
基幹LAN14を介し、生産管理用フアイルサーバ(F/
S)15と、品質管理用F/S16と、上記塗装工場内の塗
装工程およびその後のペインティッドボディ・ストレー
ジ(PBS)を管理する塗装工程管理コンピュータ17と
が接続されている。
【0009】ここにおける塗装工程管理コンピュータ17
は、通常時に稼働するオンラインコンピュータ17a と、
そのコンピュータ17a の故障時等に稼働するバックアッ
プコンピュータ17b とを並列接続して構成されており、
この工程管理コンピュータ17には、管理系LAN18と生
産指示系LAN19とを持つ工程内LAN20を介し、ハー
ドディスクドライブからなる品質履歴保存用D/B21
と、入出力用の端末装置22と、各々通常のコンピュータ
からなる、IDカードデータの管理用のセルコントロー
ラ23および品質管理用のセルコントローラ24と、データ
の入出力用のターミナルサーバ(T/S)25と、作業者
への管理系の指示を出力するためのT/S26と、生産管
理データや品質データの印字出力用のプリンタ27とが接
続されている。
は、通常時に稼働するオンラインコンピュータ17a と、
そのコンピュータ17a の故障時等に稼働するバックアッ
プコンピュータ17b とを並列接続して構成されており、
この工程管理コンピュータ17には、管理系LAN18と生
産指示系LAN19とを持つ工程内LAN20を介し、ハー
ドディスクドライブからなる品質履歴保存用D/B21
と、入出力用の端末装置22と、各々通常のコンピュータ
からなる、IDカードデータの管理用のセルコントロー
ラ23および品質管理用のセルコントローラ24と、データ
の入出力用のターミナルサーバ(T/S)25と、作業者
への管理系の指示を出力するためのT/S26と、生産管
理データや品質データの印字出力用のプリンタ27とが接
続されている。
【0010】ところで、上記塗装工程は、図3に示すよ
うに、下塗り工程51と、中塗り工程52と、通常は別々の
塗色の塗装を行うが生産台数が多い場合には同色の塗装
も分担して行うA,Bの二つの上塗り工程53,54とを具
えており、上記工程管理コンピュータ17には、それら下
塗り工程51、中塗り工程52、上塗り工程53, 54の各工程
および上記PBSでの制御をそれぞれ行う、各々マイク
ロコンピュータを持つ複数のプログラマブル・ロジック
コントローラ(PLC)30が、複数のノード28を持つも
う一つの工程内LAN29を介して接続されている。
うに、下塗り工程51と、中塗り工程52と、通常は別々の
塗色の塗装を行うが生産台数が多い場合には同色の塗装
も分担して行うA,Bの二つの上塗り工程53,54とを具
えており、上記工程管理コンピュータ17には、それら下
塗り工程51、中塗り工程52、上塗り工程53, 54の各工程
および上記PBSでの制御をそれぞれ行う、各々マイク
ロコンピュータを持つ複数のプログラマブル・ロジック
コントローラ(PLC)30が、複数のノード28を持つも
う一つの工程内LAN29を介して接続されている。
【0011】また上記セルコントローラ23には、LAN
31を介し、IDカード32,33に対する情報の受渡し制御
用の複数のIDコントローラ34が接続される一方、上記
セルコントローラ24には、LAN35を介し品質データ入
出力用の端末装置36が接続され、さらに上記T/S25に
は、一般データの入出力用の端末装置37が接続される一
方、上記T/S26には、作業者への表示用の作業指示盤
38および実績表示盤39が接続されている。そして、上記
下塗り、中塗り、上塗りの各工程のPLC30には、LA
N40を介し、塗装ロボットや電着塗装装置、塗装する車
両を搬送するオーバーヘッドコンベヤ等の作業設備の作
動を制御する複数のPLC41と、それら下塗り、中塗
り、上塗りの各工程の入口に設けられてそこを通過する
車体を検知するマイクロスイッチ55とが接続される一
方、上記PBSのPLC30には、LAN42を介し、塗装
済みの車両を搬送するコンベヤの作動を制御する複数の
PLC43が接続されている。
31を介し、IDカード32,33に対する情報の受渡し制御
用の複数のIDコントローラ34が接続される一方、上記
セルコントローラ24には、LAN35を介し品質データ入
出力用の端末装置36が接続され、さらに上記T/S25に
は、一般データの入出力用の端末装置37が接続される一
方、上記T/S26には、作業者への表示用の作業指示盤
38および実績表示盤39が接続されている。そして、上記
下塗り、中塗り、上塗りの各工程のPLC30には、LA
N40を介し、塗装ロボットや電着塗装装置、塗装する車
両を搬送するオーバーヘッドコンベヤ等の作業設備の作
動を制御する複数のPLC41と、それら下塗り、中塗
り、上塗りの各工程の入口に設けられてそこを通過する
車体を検知するマイクロスイッチ55とが接続される一
方、上記PBSのPLC30には、LAN42を介し、塗装
済みの車両を搬送するコンベヤの作動を制御する複数の
PLC43が接続されている。
【0012】ここで、上記IDコントローラ34は、無線
送受信回路と、各種メモリと、制御コンピュータとを具
え、上記塗装工程内の、下塗り工程51の入口に設置され
るとともに、本実施例における識別番号検知手段とし
て、二つの上塗り工程の内の一方の上塗り工程A53の出
口にも設置されて、アンテナ56を介し、所定のデータ受
取り開始信号およびデータ送り出し開始信号との選択的
な送信と、それに続くデータの送信と、そのアンテナ56
に接近した上記IDカード32, 33からの信号の受信とを
行う。
送受信回路と、各種メモリと、制御コンピュータとを具
え、上記塗装工程内の、下塗り工程51の入口に設置され
るとともに、本実施例における識別番号検知手段とし
て、二つの上塗り工程の内の一方の上塗り工程A53の出
口にも設置されて、アンテナ56を介し、所定のデータ受
取り開始信号およびデータ送り出し開始信号との選択的
な送信と、それに続くデータの送信と、そのアンテナ56
に接近した上記IDカード32, 33からの信号の受信とを
行う。
【0013】この一方、上記IDカード32,33は各々、
無線送受信回路と、読出し専用メモリ(ROM)と、読
出し書込み可能メモリ(RAM)と、上記ROMに書き
込まれたプログラムに基づき作動する制御コンピュータ
とを一つのパック内に纏めて構成され(例えば、本出願
人が先に特開昭61−108080号明細書にて提案したもの参
照)、それらのうちのIDカード32は、上記塗装工程の
前の車体組立工程中のエンジンコンパートメントをセッ
トするステーションで、そこに設けられたIDコントロ
ーラ34と同様のIDコントローラから、生産する自動車
の識別番号をデータとして与えられた後、その識別番号
の自動車を構成するためのエンジンコンパートメント内
に装着されて、それ以後、この塗装工程の前で取り外さ
れるまで、生産途中の各自動車に付随して移動する。
無線送受信回路と、読出し専用メモリ(ROM)と、読
出し書込み可能メモリ(RAM)と、上記ROMに書き
込まれたプログラムに基づき作動する制御コンピュータ
とを一つのパック内に纏めて構成され(例えば、本出願
人が先に特開昭61−108080号明細書にて提案したもの参
照)、それらのうちのIDカード32は、上記塗装工程の
前の車体組立工程中のエンジンコンパートメントをセッ
トするステーションで、そこに設けられたIDコントロ
ーラ34と同様のIDコントローラから、生産する自動車
の識別番号をデータとして与えられた後、その識別番号
の自動車を構成するためのエンジンコンパートメント内
に装着されて、それ以後、この塗装工程の前で取り外さ
れるまで、生産途中の各自動車に付随して移動する。
【0014】またもう一種類のIDカード33は、塗装工
程での使用に適するように耐熱防塵液密仕様とされてい
て、上記下塗り工程51の入口で、上記車体組立工程で組
み立てられた車体の塗装作業の妨げとならない位置に装
着され、その際には、前の車体組立工程で用いられてい
たIDカード32がエンジンコンパートメント内から取り
外されるとともに、そのIDカード32内に記憶されてい
た各種データが上記下塗り工程51の入口に設置されたI
Dコントローラ34を介して上記IDカード33内に移され
る。
程での使用に適するように耐熱防塵液密仕様とされてい
て、上記下塗り工程51の入口で、上記車体組立工程で組
み立てられた車体の塗装作業の妨げとならない位置に装
着され、その際には、前の車体組立工程で用いられてい
たIDカード32がエンジンコンパートメント内から取り
外されるとともに、そのIDカード32内に記憶されてい
た各種データが上記下塗り工程51の入口に設置されたI
Dコントローラ34を介して上記IDカード33内に移され
る。
【0015】そしてこのIDカード33も、上記IDカー
ド32と同様、IDコントローラ34のアンテナ56に接近す
ると、そのIDコントローラ34がデータ受取り開始信号
を送信し、それを受信した場合には、その後にそのID
コントローラ34が送信するデータを受信して上記RAM
内に記憶し、またそのIDコントローラ34がデータ送り
出し開始信号を送信し、それを受信した場合には、その
後にそのIDコントローラ34へ上記RAM内に記憶して
いるデータを送信し、特に、上記上塗り工程A53の出口
のIDコントローラ34のアンテナ56に接近すると、その
出口に実際に位置している、当該IDカード33を持つ塗
装済み車体から構成される自動車の識別番号を示すデー
タを送信する。
ド32と同様、IDコントローラ34のアンテナ56に接近す
ると、そのIDコントローラ34がデータ受取り開始信号
を送信し、それを受信した場合には、その後にそのID
コントローラ34が送信するデータを受信して上記RAM
内に記憶し、またそのIDコントローラ34がデータ送り
出し開始信号を送信し、それを受信した場合には、その
後にそのIDコントローラ34へ上記RAM内に記憶して
いるデータを送信し、特に、上記上塗り工程A53の出口
のIDコントローラ34のアンテナ56に接近すると、その
出口に実際に位置している、当該IDカード33を持つ塗
装済み車体から構成される自動車の識別番号を示すデー
タを送信する。
【0016】このようにしてIDカード33からIDコン
トローラ34へ送信された、上塗り工程A53の出口に実際
に位置している車両(実車)に関する識別番号のデータ
は、IDコントローラ34からセルコントローラ23を介し
工程管理コンピュータ17に伝えられ、ここにおける工程
管理コンピュータ17は、全体管理コンピュータ11から送
られてきた、車両の本来の生産順列のデータと、上記下
塗り、中塗り、上塗りの各工程の入口に設けられたマイ
クロスイッチ55からの車体通過検知信号とに基づき、先
ず、その本来の生産順列に従って順次、車体通過検知信
号のあった工程に車両が入ったとして、それら下塗り、
中塗り、上塗りの各工程内の車両に関する車両トラッキ
ングデータを逐次更新し、上記実車に関する識別番号の
データが上塗り工程A53の出口のIDコントローラ34か
ら入力されると、その識別番号データを用いて、図4に
示す手順で上記各車両トラッキングデータを修正する。
トローラ34へ送信された、上塗り工程A53の出口に実際
に位置している車両(実車)に関する識別番号のデータ
は、IDコントローラ34からセルコントローラ23を介し
工程管理コンピュータ17に伝えられ、ここにおける工程
管理コンピュータ17は、全体管理コンピュータ11から送
られてきた、車両の本来の生産順列のデータと、上記下
塗り、中塗り、上塗りの各工程の入口に設けられたマイ
クロスイッチ55からの車体通過検知信号とに基づき、先
ず、その本来の生産順列に従って順次、車体通過検知信
号のあった工程に車両が入ったとして、それら下塗り、
中塗り、上塗りの各工程内の車両に関する車両トラッキ
ングデータを逐次更新し、上記実車に関する識別番号の
データが上塗り工程A53の出口のIDコントローラ34か
ら入力されると、その識別番号データを用いて、図4に
示す手順で上記各車両トラッキングデータを修正する。
【0017】すなわち上記工程管理コンピュータ17は、
この実施例のシステムにおいて識別番号照合手段2とし
て機能すべく、先ず図4中のステップ61で、上記実車に
関する識別番号(実車データ)と、上塗り工程A53の車
両トラッキングデータによりその作業領域の出口にある
とされた、そのトラッキングデータの先頭に位置する識
別番号とを照合し、それらの識別番号が一致した場合に
は、処理を終了して、上塗り工程A53の出口のIDコン
トローラ34から次の実車データが入力されるのを待つ
が、上記識別番号が不一致の場合には、次にこの実施例
のシステムにおいて識別番号移動手段3として機能すべ
く、ステップ62以下のステップへ進む。
この実施例のシステムにおいて識別番号照合手段2とし
て機能すべく、先ず図4中のステップ61で、上記実車に
関する識別番号(実車データ)と、上塗り工程A53の車
両トラッキングデータによりその作業領域の出口にある
とされた、そのトラッキングデータの先頭に位置する識
別番号とを照合し、それらの識別番号が一致した場合に
は、処理を終了して、上塗り工程A53の出口のIDコン
トローラ34から次の実車データが入力されるのを待つ
が、上記識別番号が不一致の場合には、次にこの実施例
のシステムにおいて識別番号移動手段3として機能すべ
く、ステップ62以下のステップへ進む。
【0018】先ずステップ62では、IDコントローラ34
が設けられた上塗り工程A53に関する車両トラッキング
データを検索し、そこに上記実車データがあった場合に
は次のステップ63から後述するステップ70へ進む一方、
そこに実車データがなかった場合にはステップ63からス
テップ64へ進み、そのステップ64では、もう一つの上塗
り工程B54に関する車両トラッキングデータを検索す
る。そして、その上塗り工程B54の車両トラッキングデ
ータ内に実車データがあった場合には次のステップ65か
らステップ70へ進む一方、そこに実車データがなかった
場合にはステップ65からステップ66へ進み、そのステッ
プ66では、一つ前の中塗り工程52に関する車両トラッキ
ングデータを検索する。
が設けられた上塗り工程A53に関する車両トラッキング
データを検索し、そこに上記実車データがあった場合に
は次のステップ63から後述するステップ70へ進む一方、
そこに実車データがなかった場合にはステップ63からス
テップ64へ進み、そのステップ64では、もう一つの上塗
り工程B54に関する車両トラッキングデータを検索す
る。そして、その上塗り工程B54の車両トラッキングデ
ータ内に実車データがあった場合には次のステップ65か
らステップ70へ進む一方、そこに実車データがなかった
場合にはステップ65からステップ66へ進み、そのステッ
プ66では、一つ前の中塗り工程52に関する車両トラッキ
ングデータを検索する。
【0019】そして上記ステップ66での検索で中塗り工
程52に関する車両トラッキングデータ内に上記実車デー
タがあった場合には次のステップ67からステップ70へ進
む一方、そこに実車データがなかった場合には、ステッ
プ67からさらにステップ68へ進み、そのステップ68で
は、さらに一つ前の下塗り工程51に関する車両トラッキ
ングデータを検索して、そこに上記実車データがあった
場合には次のステップ69からステップ70へ進む一方、そ
こにも実車データがなかった場合には、ステップ69から
さらにステップ71へ進む。そしてステップ71では、アラ
ームを出力して注意を促すとともに修正処理を停止し、
指示を待つ。
程52に関する車両トラッキングデータ内に上記実車デー
タがあった場合には次のステップ67からステップ70へ進
む一方、そこに実車データがなかった場合には、ステッ
プ67からさらにステップ68へ進み、そのステップ68で
は、さらに一つ前の下塗り工程51に関する車両トラッキ
ングデータを検索して、そこに上記実車データがあった
場合には次のステップ69からステップ70へ進む一方、そ
こにも実車データがなかった場合には、ステップ69から
さらにステップ71へ進む。そしてステップ71では、アラ
ームを出力して注意を促すとともに修正処理を停止し、
指示を待つ。
【0020】このようにしてここでは、IDコントロー
ラ34が設けられた上塗り工程A53自身の車両トラッキン
グデータを先ず検索し、次いでその上塗り工程A53に近
い順に順次各工程に関する車両トラッキングデータを検
索することにより、検索時間の短縮化を図り、実車デー
タがあった場合に進む上記ステップ70では、実車データ
があった車両トラッキングデータ内からその実車データ
を抜き出して、その実車データを上塗り工程A53に関す
る車両トラッキングデータの先頭に移動させることによ
り、上塗り工程A53の車両トラッキングデータを実際の
車両の整列状態に整合するように修正する。
ラ34が設けられた上塗り工程A53自身の車両トラッキン
グデータを先ず検索し、次いでその上塗り工程A53に近
い順に順次各工程に関する車両トラッキングデータを検
索することにより、検索時間の短縮化を図り、実車デー
タがあった場合に進む上記ステップ70では、実車データ
があった車両トラッキングデータ内からその実車データ
を抜き出して、その実車データを上塗り工程A53に関す
る車両トラッキングデータの先頭に移動させることによ
り、上塗り工程A53の車両トラッキングデータを実際の
車両の整列状態に整合するように修正する。
【0021】すなわち例えば、図5(a)に示すよう
に、車両NO.2の車両4の実車データがIDコントローラ
34のアンテナ56から入力され、その実車データが上塗り
工程A53の車両トラッキングデータ(図では上塗り工程
A53の枠内に示す)内にあった場合には、その上塗り工
程A53の車両トラッキングデータ内から車両NO.2のデー
タを抜き出して、その上塗り工程A53の車両トラッキン
グデータの先頭に移動させ、また例えば、図5(b)に
示すように、車両NO.7の車両4の実車データがIDコン
トローラ34のアンテナ56から入力され、その実車データ
が上塗り工程A53の車両トラッキングデータ内になく、
上塗り工程B54の車両トラッキングデータ(図では上塗
り工程B54の枠内に示す)内にあった場合には、その上
塗り工程B54の車両トラッキングデータ内から車両NO.7
のデータを抜き出して、上塗り工程A53の車両トラッキ
ングデータの先頭に移動させる。
に、車両NO.2の車両4の実車データがIDコントローラ
34のアンテナ56から入力され、その実車データが上塗り
工程A53の車両トラッキングデータ(図では上塗り工程
A53の枠内に示す)内にあった場合には、その上塗り工
程A53の車両トラッキングデータ内から車両NO.2のデー
タを抜き出して、その上塗り工程A53の車両トラッキン
グデータの先頭に移動させ、また例えば、図5(b)に
示すように、車両NO.7の車両4の実車データがIDコン
トローラ34のアンテナ56から入力され、その実車データ
が上塗り工程A53の車両トラッキングデータ内になく、
上塗り工程B54の車両トラッキングデータ(図では上塗
り工程B54の枠内に示す)内にあった場合には、その上
塗り工程B54の車両トラッキングデータ内から車両NO.7
のデータを抜き出して、上塗り工程A53の車両トラッキ
ングデータの先頭に移動させる。
【0022】なお上記上塗り工程54から53への実車デー
タの移動の際には、そのままでは車両トラッキングデー
タに増減が生ずる一方、各工程内の実際の車両数は作業
の開始時および終了時を除き一定になっているはずであ
るので、中塗り工程52から両上塗り工程53, 54へ車両が
入った順序のデータを調べて、例えば車両NO.10 が上塗
り工程A53に入った後に車両NO.11 が上塗り工程B54に
入ったことになっていれば、その車両NO.10 のデータを
上塗り工程A53の車両トラッキングデータ内から抜き出
して上塗り工程B54の車両トラッキングデータの車両N
O.11 の前に移動させるというように、データ上での車
両が移動した順序に基づき各車両トラッキングデータ内
の車両台数を調整する。
タの移動の際には、そのままでは車両トラッキングデー
タに増減が生ずる一方、各工程内の実際の車両数は作業
の開始時および終了時を除き一定になっているはずであ
るので、中塗り工程52から両上塗り工程53, 54へ車両が
入った順序のデータを調べて、例えば車両NO.10 が上塗
り工程A53に入った後に車両NO.11 が上塗り工程B54に
入ったことになっていれば、その車両NO.10 のデータを
上塗り工程A53の車両トラッキングデータ内から抜き出
して上塗り工程B54の車両トラッキングデータの車両N
O.11 の前に移動させるというように、データ上での車
両が移動した順序に基づき各車両トラッキングデータ内
の車両台数を調整する。
【0023】従って、この実施例の装置によれば、少な
くとも上塗り工程A53を含む、塗装工程内の複数の工程
の車両トラッキングデータを、それらの工程内での車両
の実際の順列状態と整合するように自動的に修正するこ
とができ、それゆえ、工数が嵩むことなしに、作業負荷
の平準化等のための車両の順列修正や、車両の納期管理
を的確なものとすることができ、またこの実施例では、
IDコントローラ34を上塗り工程A53のみに設けている
ので、設備コストが嵩むこともない。
くとも上塗り工程A53を含む、塗装工程内の複数の工程
の車両トラッキングデータを、それらの工程内での車両
の実際の順列状態と整合するように自動的に修正するこ
とができ、それゆえ、工数が嵩むことなしに、作業負荷
の平準化等のための車両の順列修正や、車両の納期管理
を的確なものとすることができ、またこの実施例では、
IDコントローラ34を上塗り工程A53のみに設けている
ので、設備コストが嵩むこともない。
【0024】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、上記実
施例におけるIDコントローラ34を、上塗り工程A53の
みならず塗装工程内の残りの全ての工程に設けても良
く、このようにすれば、設備コストが嵩むものの、車両
トラッキングデータの修正を完全ならしめることができ
る。
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、上記実
施例におけるIDコントローラ34を、上塗り工程A53の
みならず塗装工程内の残りの全ての工程に設けても良
く、このようにすれば、設備コストが嵩むものの、車両
トラッキングデータの修正を完全ならしめることができ
る。
【0025】
【発明の効果】かくしてこの発明の車両トラッキングデ
ータの修正装置によれば、少なくとも識別番号検知手段
が設けられた作業領域自体を含む、車両生産工程内の複
数の作業領域の車両トラッキングデータを、それらの作
業領域内での車両の実際の順列状態と整合するように自
動的に修正することができるので、工数が嵩むことなし
に、作業負荷の平準化等のための車両の順列修正や、車
両の納期管理を的確なものとすることができ、しかも、
不一致のあった識別番号の検索を短時間で行い得て、車
両トラッキングデータの修正を短時間で済ませることが
できる。
ータの修正装置によれば、少なくとも識別番号検知手段
が設けられた作業領域自体を含む、車両生産工程内の複
数の作業領域の車両トラッキングデータを、それらの作
業領域内での車両の実際の順列状態と整合するように自
動的に修正することができるので、工数が嵩むことなし
に、作業負荷の平準化等のための車両の順列修正や、車
両の納期管理を的確なものとすることができ、しかも、
不一致のあった識別番号の検索を短時間で行い得て、車
両トラッキングデータの修正を短時間で済ませることが
できる。
【図1】この発明の車両トラッキングデータの修正装置
の構成を示す概念図である。
の構成を示す概念図である。
【図2】この発明の車両トラッキングデータの修正装置
の一実施例を含む、自動車の生産工場中の塗装工場の生
産管理システムを示す構成図である。
の一実施例を含む、自動車の生産工場中の塗装工場の生
産管理システムを示す構成図である。
【図3】上記実施例の装置が修正する車両トラッキング
データの対象である上記塗装工場内の各工程を示す構成
図である。
データの対象である上記塗装工場内の各工程を示す構成
図である。
【図4】上記実施例の装置が実施する車両トラッキング
データの修正の手順を示すフローチャートである。
データの修正の手順を示すフローチャートである。
【図5】(a)および(b)は上記実施例の装置が実施
する車両トラッキングデータの修正の例をそれぞれ示す
説明図である。
する車両トラッキングデータの修正の例をそれぞれ示す
説明図である。
1 識別番号検知手段 2 識別番号照合手段 3 識別番号移動手段 4 車両 17 工程管理コンピュータ 34 IDコントローラ 56 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉島 寛 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 高野 裕之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 井上 政昭 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−93155(JP,A) 特開 平4−114769(JP,A) 特開 昭62−205876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00 B23P 21/00 303
Claims (1)
- 【請求項1】 車両生産工程内の複数の作業領域の各々
に関しその作業領域内の車両の順列状態を示す車両トラ
ッキングデータを、車両の実際の順列状態と整合するよ
うに修正する装置において、 前記複数の作業領域のうち、少なくとも一つの作業領域
の出口に設けられ、そこに来た車両の識別番号を検知す
る識別番号検知手段(1)と、 前記識別番号検知手段からの信号に基づき入力した、そ
の作業領域の出口に実際にある車両の識別番号と、その
作業領域に関する前記車両トラッキングデータによりそ
の作業領域の出口にあるとされた車両の識別番号とを照
合し、それらの識別番号が不一致の場合にそれを検知す
る識別番号照合手段(2)と、 前記識別番号照合手段が識別番号の不一致を検知した場
合に、前記各作業領域に関する車両トラッキングデータ
を、その不一致の識別番号を検知した識別番号検知手段
が設けられた作業領域に関するものから始めて、当該作
業領域に近い順に逐次検索し、前記識別番号検知手段が
設けられた出口に実際にある車両の識別番号を発見した
ら、その識別番号を、それがあった作業領域に関する車
両トラッキングデータから抜き出して、前記識別番号検
知手段が出口に設けられた作業領域に関する車両トラッ
キングデータの先頭に移動させる識別番号移動手段
(3)と、 を設けたことを特徴とする、車両トラッキングデータの
修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4305610A JP2952734B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 車両トラッキングデータの修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4305610A JP2952734B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 車両トラッキングデータの修正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144318A JPH06144318A (ja) | 1994-05-24 |
JP2952734B2 true JP2952734B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17947218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4305610A Expired - Fee Related JP2952734B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 車両トラッキングデータの修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952734B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4655702B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-03-23 | トヨタ自動車株式会社 | 生産管理装置、生産管理方法及び生産管理プログラム |
JP5090659B2 (ja) * | 2006-04-12 | 2012-12-05 | 本田技研工業株式会社 | 塗装システム及び塗装方法 |
JP5234413B2 (ja) * | 2008-08-04 | 2013-07-10 | 株式会社日立製作所 | 工程管理装置、工程管理方法及び工程管理システム |
WO2019012613A1 (ja) * | 2017-07-12 | 2019-01-17 | 本田技研工業株式会社 | 塗装システム及び塗装方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62205876A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-10 | Toyota Motor Corp | 車両並び把握方法 |
JP2971539B2 (ja) * | 1990-08-03 | 1999-11-08 | 本田技研工業株式会社 | 生産管理システム |
JPH04114769A (ja) * | 1990-09-04 | 1992-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 自動ラインの搬送システム |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP4305610A patent/JP2952734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06144318A (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990112 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990608 |
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