JPH0614414Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH0614414Y2
JPH0614414Y2 JP1989100636U JP10063689U JPH0614414Y2 JP H0614414 Y2 JPH0614414 Y2 JP H0614414Y2 JP 1989100636 U JP1989100636 U JP 1989100636U JP 10063689 U JP10063689 U JP 10063689U JP H0614414 Y2 JPH0614414 Y2 JP H0614414Y2
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JP
Japan
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plunger
stopper
weight
operating
operating pin
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JP1989100636U
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JPH0339805U (ja
Inventor
昭行 小林
Original Assignee
シーケーデイコントロールズ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ボデイ内に往復移動自由に装着されて一端に
作動ピンを突成してなるプランジヤが、励磁時には作動
用ばねの付勢力に抗してコアに吸引されることにより作
動ピンをボデイの内部に引込ませる退避位置に保持され
るとともに、励磁の解除時には作動用ばねの付勢力によ
つて前記コアから離間してストツパに当接することによ
り作動ピンをボデイから突出させる作動位置に保持され
るようにしたソレノイドに関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 ボビンに巻き付けられた糸を一定長さすなわち織巾に相
当する長さに繰り出す自動織機の横糸繰出し装置におい
ては、ボビンの巻付け先端近くにおいて作動ピンを突出
させることにより、ボビンから繰り出される糸を引掛け
てその繰出しを停止させるための繰出し停止装置が備え
られ、その作動ピンの出入れを行う駆動機構の1つとし
て、ボデイ内に往復移動自由に装着されて一端に作動ピ
ンを突成してなるプランジヤが、励磁時には作動用ばね
の付勢力に抗してコアに吸引されることにより作動ピン
をボデイの内部に引込ませる退避位置に保持されるとと
もに、励磁の解除時には作動用ばねの付勢力によつて前
記コアから離間してストツパに当接することにより作動
ピンをボデイから突出させる作動位置に保持されるよう
にしたソレノイドが用いられている。
しかし、従来のソレノイドは、ストツパが固定して設け
られていたため、作動ピンを突出させて糸の繰出しを停
止する際に、プランジヤがストツパに当接するときに衝
突の反動でバウンドして作動ピンが後退することは避け
られず、その後退量が大きいと一旦引つ掛かつた糸が外
れたボビンから繰り出されてしまうことから、プランジ
ヤのバウンド量を見込んで作動ピンの突出長を長くする
ためにプランジヤのストロークを大きくとるようになつ
ており、このため、応答時間が遅く、また、プランジヤ
を吸引するために大きな磁力が必要となつてコイルが大
形化するとともに消費電力が多くなり、さらに、可動部
の摩耗が大きいために耐用寿命が短いという欠点があ
り、これは、自動織機における横糸の繰出し停止装置用
のソレノイドに限らず、他の装置に用いられるソレノイ
ドにおいても同様に生じる問題であつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するための手段として、ス
トツパが、所定の質量を有するウエイトの少なくともプ
ランジヤに対応する側と反対側の端面に弾性材料からな
る緩衝体を装着した構造をなし、そのストツパが、ウエ
イトのプランジヤの移動方向への同方向への往復移動を
可能に、かつ、ウエイトの端面側にボデイに形成した支
持面に当接させた状態で取り付けられている構成とし
た。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成により、ストツパが、緩衝体をウエイ
トのプランジヤに対応する側と反対側の端面のみに装着
した構造の場合には、ストツパに衝突したプランジヤの
運動エネルギーがウエイトの運動エネルギーに変換され
るとともに緩衝体に吸収されることにより、ウエイト
が、緩衝体を支持面との間で押し潰すように弾性変形さ
せつつ移動して、緩衝体が弾性復帰力により元形状に復
元するとともにウエイトが押し返されるように元位置に
復帰し、この間、プランジヤが作動ピンを突出させる方
向に僅かに移動した後に作動位置に保持されるため、作
動ピンは、一旦所定の長さだけ突き出された後にボデイ
内へ引つ込むことはない。
ストツパが、1つの緩衝体をウエイトのプランジヤに対
応する側の端面とその反対側の端面の両方に装着した構
造の場合には、ストツパに衝突したプランジヤの運動エ
ネルギーがウエイトの運動エネルギーに変換されるとと
もに両緩衝体に吸収されることにより、一端面側の緩衝
体が押し潰されるように弾性変形するとともに、ウエイ
トが他端面側の緩衝体を押し潰すように弾性変形させつ
つ移動した後に、両緩衝体が弾性復元するとともにウエ
イトが元位置に復帰し、この間、プランジヤは作動ピン
を突出させる方向に僅かに移動した後に作動位置に保持
されるものであり、所定の長さまで突き出された作動ピ
ンがボデイ内へ引つ込むことはない。
また、ストツパがいずれの構造をなす場合においても、
停電した際に作動ピンを突出させておかなければならな
いときには、作動ピンの突出が、通電による励磁によつ
てではなく励磁を解除した状態において作動用ばねの付
勢力により行われることから、停電対策を講じなくても
作動ピンを突出位置に保持することができる。
本考案のソレノイドは、作動ピンを突出させるときにプ
ランジヤのバウンドによつて作動ピンが後退するのが防
止されるから、プランジヤのストロークを短く設定する
ことが可能となり、これによつて、応答時間が速くな
り、また、作動ピンを引つ込めるときにプランジヤを吸
引するための磁力が小さくて済むことから、コイルを小
形化できるとともに消費電力を少なくすることができ、
さらに、可動部の摩耗が少なくなつて耐用寿命が長くな
るという効果がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
図において、1は、上方をカバー2で覆われ上面に装置
室3の凹成されたボデイであつて、ボデイ1の上面に
は、コイル5が巻回されたボビン4が、その上下方向の
内周を装置室3に連通させた状態で取付板6により固着
され、ボビン4の内周の上端部にはコア7が固着され、
ボデイ1内には、筒形をなすプランジヤ9が、その上部
をボビン4の内周に緊密かつ上下方向の円滑な摺動を自
由に嵌装するとともに、下部を装置室3内に挿入した状
態で支持されていて、プランジヤ9の内周に装着したば
ね受10とコア7の下端との間に装着した作動用圧縮コ
イルばね11により、プランジヤ9がコア7から離間し
つつ下方へ移動する方向に付勢されており、このプラン
ジヤ9の装置室3内に臨む部分の外周には、停止鍔12
が形成されているとともに、同じくプランジヤ9の装置
室3からボデイ1の底面に達する退避孔14内に挿入さ
れた下端部には、下向きの作動ピン15が一体的に上下
動し得るように固着されている。
装置室3内には、内周に下向きの係止面17を有する段
部を形成して成る支持筒16が、その上端と取付板6の
下面との間に環形をなすゴム板18を挟着した状態で固
着されている。
この支持筒16内には、銅、鉛等の比重の大きい材料か
らなる環形のウエイト21が、プランジヤ9の外周面と
支持筒16の内周面に上下方向の相対的移動を自由に案
内された状態で収容されていて、このウエイト21の上
端面にゴム等の弾性材料からなる板厚寸法の大きい環形
の上部緩衝板22を固着するとともに、ウエイト21の
下端面に同じく弾性材料からなる板厚寸法の大きい環形
の下部緩衝板23を固着することによつてストツパ20
が構成されており、かかるストツパ20は、上部緩衝板
22の上面の周縁部を支持筒16の係止面17に当接さ
せるとともに、下部緩衝板23の下面を装置室3の底面
の支持面24に当接させた状態で保持されている。
そして、コイル5への通電により励磁されてコア7との
間の磁気吸引力によりプランジヤ9が作動用圧縮コイル
ばね11の弾拡力に抗して上動して係止鍔12の上面を
ゴム板18に当接させた第1図に示す退避位置にあると
きには、プランジヤ9の下端の作動ピン15が退避孔1
4内に引つ込むようになつているとともに、励磁が解除
されて作動用圧縮コイルばね11の付勢力によりプラン
ジヤ9が下動してその係止鍔12の下面をストツパ20
の上部緩衝板22の上面に当接させた第2図に示す作動
位置にあるときには、プランジヤ9の作動ピン15の下
端部が退避孔14内からボデイ1の外部に所定の長さだ
け突き出されるようになつている。
本実施例のソレノイドAは上記構成になり、励磁によつ
てプランジヤ9を上動させるときには、プランジヤ9
は、その係止鍔12がゴム板18に当たることにより、
衝突音を発生させることなく上動を停止し、励磁が継続
されている間、第1図に示す退避位置に保持される。
励磁を解除して作動ピン15を突出させる際には、プラ
ンジヤ9が作動用圧縮コイルばね11の付勢によつて急
速に下動することにより係止鍔12がストツパ20の上
部緩衝板22に衝突するが、このときに、プランジヤ9
の運動エネルギーが、両緩衝体22、23に吸収される
とともにウエイト20の運動エネルギーに変換されるた
め、上部緩衝板22が押し潰されるように弾性変形しつ
つウエイト21とともに僅かに下動するとともに、下部
緩衝板23がウエイト20の下面と支持面24との間で
押し潰されるように弾性変形して、この後に、両緩衝体
22、23がその弾性復帰力によつて元の厚さに復元す
るとともにウエイト21が元の位置に復帰し、この間、
プランジヤ9は、ストツパ20に衝突したときの作動位
置から僅かに下方へ移動した後に両緩衝体22、23の
弾性復帰力により押し返されて、元状態に復帰したスト
ツパ20に作動用圧縮コイルばね11の付勢によつて当
接することにより作動位置に保持されるのであつて、こ
れにより、作動ピン15は、ボデイ1の下面から所定の
長さまで一旦突き出した後は、僅かに突出するだけであ
つて、後退することはない。
なお、上記実施例のストツパ20は、ウエイト21の上
下両端面に2枚の緩衝体22、23を固着した構造とし
たが、ストツパの変形例として、1枚の図示しない緩衝
板をウエイト21の下端面にのみ固着する構造としても
よく、この場合には、プランジヤ9のストツパへの衝突
時の運動エネルギーが、ウエイト21の運動エネルギー
に変換されるとともに緩衝板に吸収されるため、ウエイ
ト21が緩衝板を支持面24との間で押し潰すように弾
性変形させつつ下動した後に、緩衝板が元の厚さに復元
するとともにウエイト21が元の位置に復帰し、一方、
プランジヤ9は、ストツパに衝突したときの作動位置か
ら僅かに下方へ移動した後に押し返されて作動位置に保
持されるため、作動ピン15は、ボデイ1の下面から所
定の長さまで一旦突き出した後に後退することはないの
であつて、いずれの変形例においても、所定位置へ突出
後の作動ピン15の後退を防止することができる。
次に、上記実施例のソレノイドAを自動織機の横糸繰出
し装置における繰出し停止装置に使用した例を第3図及
び第4図に基づいて説明する。
ブラケツト30に固定されたソレノイドAの下方には、
糸巻用のボビン31が軸線Xを水平に向けた状態に固設
されていて、そのボビン31にテーパ状に巻回された横
糸32が、図の右方からボビン31の軸線Xと略同方向
に引張されることにより、ボビン31の外周から繰り出
されるようになつており、また、ボビン31の右側に突
出して上向きに屈曲したアーム33の先端部には、滑ら
かな曲面をなす上面に挿入孔35を凹成してなる摺接体
34が、その上面とソレノイドAのボデイ1の下面との
間に僅かな間隙を空け、かつ、挿入孔35をボデイ1の
退避孔14に対応させた状態で固定されている。
横糸32の繰出しを行う際には、ソレノイドAを励磁す
ることによつて作動ピン15をボデイ1内に引つ込ませ
ておくと、横糸32が、作動ピン15に引つ掛かること
なく摺接体34とボデイ1との間隙内を擦り抜けつつ円
錐を描くように繰り出される。
また、横糸32の繰出しを停止する際には、ソレノイド
Aへの通電を解除すると、ボデイ1の下面から作動ピン
15が所定の位置まで突出してその先端を摺接体34の
挿入孔35内に突込むことにより横糸32がボデイ1と
摺接体34の隙間を通るときに作動ピン15に引つ掛か
るが、このときに、作動ピン15は、所定の長さまで一
旦突き出した後はボデイ1側に退避することがないこと
から、作動ピン15の先端部は挿入孔35に挿入された
状態に保持されるため、横糸32は、一度作動ピン15
に引つ掛かると外れることがないのであり、これによ
り、横糸32がボビン31から繰り出されるのが確実に
阻止される。
なお、繰出中に停電した場合には、横糸32を引張する
図示しない引張装置の駆動が停止するのと同時に、ソレ
ノイドAへの通電が遮断されることにより作動ピン15
が突出してこれに横糸32が引つ掛かるから、停電対策
を講じなくても、横糸32がボビン31から繰り出され
て弛みを生じるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図はその励磁
した状態の断面図、第2図はその励磁を解除した状態の
断面図であり、第3図は適用例の一部切欠側面図、第4
図はその適用例の一部切欠平面図である。 A:ソレノイド、1:ボデイ、7:コア、9:プランジ
ヤ、11:作動用圧縮コイルばね、15:作動ピン、2
0:ストツパ、21:ウエイト、22:上部緩衝板、2
3:下部緩衝板、24:支持面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデイ内に往復移動自由に装着されて一端
    に作動ピンを突成してなるプランジヤが、励磁時には作
    動用ばねの付勢力に抗してコアに吸引されることにより
    前記作動ピンを前記ボデイの内部に引込ませる退避位置
    に保持されるとともに、励磁の解除時には前記作動用ば
    ねの付勢力によつて前記コアから離間してストツパに当
    接することにより前記作動ピンを前記ボデイから突出さ
    せる作動位置に保持されるようにしたソレノイドにおい
    て、 前記ストツパが、所定の質量を有するウエイトの少なく
    とも前記プランジヤに対応する側と反対側の端面に弾性
    材料からなる緩衝体を装着した構造をなし、該ストツパ
    が、前記ウエイトの前記プランジヤの移動方向と同方向
    への往復移動を可能に、かつ、前記ウエイトの前記端面
    側を前記ボデイに形成した支持面に当接させた状態で取
    り付けられていることを特徴とするソレノイド。
JP1989100636U 1989-08-29 1989-08-29 ソレノイド Expired - Lifetime JPH0614414Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989100636U JPH0614414Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 ソレノイド

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JP1989100636U JPH0614414Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0339805U JPH0339805U (ja) 1991-04-17
JPH0614414Y2 true JPH0614414Y2 (ja) 1994-04-13

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ID=31649629

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989100636U Expired - Lifetime JPH0614414Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 ソレノイド

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812910U (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 アルプス電気株式会社 ソレノイド
JPS6134710U (ja) * 1984-07-31 1986-03-03 住友特殊金属株式会社 ソレノイド
JPH0437185Y2 (ja) * 1986-09-10 1992-09-01

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Publication number Publication date
JPH0339805U (ja) 1991-04-17

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