JPH0614362A - 呼処理方式 - Google Patents

呼処理方式

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JPH0614362A
JPH0614362A JP4170838A JP17083892A JPH0614362A JP H0614362 A JPH0614362 A JP H0614362A JP 4170838 A JP4170838 A JP 4170838A JP 17083892 A JP17083892 A JP 17083892A JP H0614362 A JPH0614362 A JP H0614362A
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JP
Japan
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zone
mobile station
narrow
service
call processing
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JP4170838A
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English (en)
Inventor
Akio Nakanishi
章生 中西
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、移動通信システムの制御局の呼処
理方式に関し、移動局の移動経過に応じてサービスクラ
スを確実に切り替えることを目的とする。 【構成】 通話時、無通話時に複数の無線ゾーンへの入
圏を監視して入圏先の無線ゾーンで位置登録を行う手段
を有し、複数の無線ゾーンからなるサービスエリア内に
位置する移動局の呼について、サービスクラスの範囲内
で制御局11が呼処理を行う呼処理方式において、サー
ビスエリアを分割して形成された複数の空間の境界毎に
互いに隔たった狭域の無線ゾーンを形成し、その無線ゾ
ーンと制御局11とのインタフェースをとる無線基地局
13を備え、制御局11には、狭域の無線ゾーンを介し
て位置登録を行って入圏先の無線ゾーンに基づいて移動
局の移動の経過を記録する狭域ゾーン位置登録手段15
と、その経過に応じてサービスクラスを切り替えるサー
ビスクラス切り替え手段17とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サービスエリア内に位
置する移動局に通信サービスを提供する移動通信システ
ムを統括的に制御する制御局において、各移動局に生起
した呼を処理する呼処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】空間が各階毎に区切られ、かつ同一階内
の空間がパーティションや壁により分割された中高層建
造物や建物が密集した商業地域では、携帯移動局に対し
て限られた無線周波数により安定かつ良好な通話品質の
移動通信サービスを提供するために、数十〜数百メート
ルの間隔で配置された複数の小さな無線ゾーンによりサ
ービスエリアを形成してこれらの無線ゾーンで無線周波
数の再利用をはかるマイクロセル携帯電話システムを適
用することができる。
【0003】図8は、マイクロセル携帯電話システムの
構成例を示すである。図において、携帯移動局に生起す
る呼の処理を行う主制御装置81は、公衆電話網、上述
した無線ゾーンを個別に形成する接続装置821 〜82
n および各携帯移動局の位置登録情報を記憶する記憶装
置83に接続される。接続装置821〜82n は、これ
らの装置が個別に形成する無線ゾーンの無線回線を介し
て携帯移動局を構成する移動端末841 〜84n に接続
される。
【0004】このような構成のマイクロセル携帯電話シ
ステムでは、接続装置821〜82nは、そのシステムが
運用されるビルの構造、サービスエリアの地形その他に
応じた電波伝搬特性に基づいて、例えば、図9に示すよ
うに連続かつ均一なサービスエリアが形成できるような
位置にそれぞれ設けられる。さらに、接続装置821
82n は、これらの装置が個別に形成する無線ゾーン内
に位置する移動端末に対して位置登録のタイミングを与
えるために、無線ゾーンを示す位置情報を含んだ報知信
号を所定の無線チャネルを介して送信する。
【0005】一方、移動端末841 〜84n の内、上述
したサービスエリア内で電源が投入されたりそのサービ
スエリアに入圏した移動端末は、接続装置821 〜82
n によって形成される全ての無線ゾーンについて受信電
界レベルを測定し、測定された受信電界レベルが所定の
下限値以上である全ての無線ゾーンから、受信電界レベ
ルが大きい無線ゾーンを優先させて報知信号が受信され
る無線ゾーンを検索する入圏検定処理を行う。移動端末
は、このようにして受信電界レベルが所定値を超え、か
つ報知信号が受信された無線ゾーンを検索すると、その
無線ゾーンの特定の無線チャネルを介して移動端末の識
別番号を含む位置登録要求信号を送信する。
【0006】接続装置821 〜82n の内、このような
位置登録要求信号を受信した接続装置は、その信号を主
記憶装置81に転送する。主制御装置81は、このよう
にして転送された位置登録要求に含まれる識別番号の正
規性を確認し、記憶装置83上に配置されたホームメモ
リに、その識別番号に対応付けて位置登録要求信号が受
信された無線ゾーンを示す位置情報を登録する。さら
に、主制御装置81は、上述した識別番号で示される移
動端末に、位置登録要求信号を転送した接続装置を介し
てその位置登録要求信号が受け付けられたことを示す位
置登録受付信号を送信する。
【0007】移動端末は、位置登録受付信号を受信する
と該当する無線ゾーンにおける位置登録の完了を認識し
て、その無線ゾーンからの出圏および他の無線ゾーンへ
の入圏の検定処理を開始する。また、移動端末841
84n では、無通話時だけではなく通話時においても、
それぞれの端末が位置する無線ゾーン以外の無線ゾーン
に対する上述した入圏検定処理を並行して行い、新たに
入圏した無線ゾーンに対して上述した手順による位置登
録を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
位置登録を行うマイクロセル携帯電話システムでは、接
続装置821 〜82n は個々の無線ゾーンで報知信号を
送信し、その無線ゾーン内に位置する移動端末は報知信
号で示される位置情報を認識していたために、例えば、
図10に示すように、3階に設置された接続装置823
の送信波が隣接ビルで反射して2階に設置された接続装
置821 の無線ゾーンに到達するオーバリーチが発生す
ると、その無線ゾーンに位置する移動端末は、その移動
端末が位置する2階の無線ゾーンではなく、接続装置8
3 によって形成される3階の無線ゾーンで位置登録を
行う場合があった。
【0009】すなわち、移動端末は接続装置821 〜8
n が形成する無線ゾーン毎に位置登録を行うために、
例えば、ホテルに設けられたマイクロセル携帯電話シス
テムでは、面積が個々の無線ゾーンより小さな個室とそ
の個室の外とで異なる通信サービスを提供するために呼
処理の内容を切り替える判断基準として、上述した位置
登録情報を用いることはできなかった。さらに、講演会
場や劇場のようなイベント会場に設けられたマイクロセ
ル携帯電話システムでは、その会場内に位置する入場者
が携帯する移動端末は、上述したオーバリーチに起因し
て、ロビーやイベント会場外に設けられた接続装置によ
って形成される無線ゾーンに誤って位置登録する場合が
あるために、イベント会場内の入場者のみに対する特定
の通信サービスの提供は、例えば、その会場に電磁的な
シールドを施す大規模な設備を用いなければ実現できな
かった。
【0010】本発明は、移動局に提供可能な通信サービ
スの種類をその移動局の移動経路や位置に応じて確実に
切り替えできる呼処理方式を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の発明
は、予め設定された複数の無線ゾーンへの入圏を通話時
および無通話時に監視して入圏先の無線ゾーンで位置登
録を行う手段を有し、かつ複数の無線ゾーンからなるサ
ービスエリア内に位置する移動局に生起した呼につい
て、その移動局に提供可能な通信サービスの種類を示す
サービスクラスの範囲内で制御局11が呼処理を行う呼
処理方式において、サービスエリアを分割して形成され
た複数の空間の境界毎に互いに隔たった狭域の無線ゾー
ンを形成し、その狭域の無線ゾーンと制御局11との間
のインタフェースをとる無線基地局131 〜13N を備
え、制御局11には、狭域の無線ゾーンを介して位置登
録を行ない、その位置登録時の入圏先の無線ゾーンに基
づいて移動局の移動の経過を求めて記録する狭域ゾーン
位置登録手段15と、狭域ゾーン位置登録手段15によ
って記録された経過に応じてサービスクラスを切り替え
るサービスクラス切り替え手段17とを備えたことを特
徴とする。
【0012】図2は、請求項2に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項2に記載の発明は、サービスエリ
ア内に位置する移動局に生起した呼について、その移動
局に提供可能な通信サービスの種類を示すサービスクラ
スの範囲内で制御局21が呼処理を行う呼処理方式にお
いて、サービスエリアを分割して形成された空間内の特
定点に移動局の装置が物理的に置かれたか否かを監視
し、その監視の結果を制御局11に通知する移動局位置
検出手段23を備え、制御局21には、移動局位置検出
手段23によって通知された監視の結果に応じてサービ
スクラスを切り替えるサービスクラス切り替え手段25
を備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の呼処理方式では、狭域ゾーン
位置登録手段15は、サービスエリア内の複数の空間の
境界毎に無線基地局131 〜13N が個別に形成する狭
域の無線ゾーンを介してそのゾーンを通過する移動局の
位置登録を行い、その位置登録において移動局が入圏し
た狭域の無線ゾーンに基づいて移動局の移動の経過を求
めて記録する。
【0014】このような狭域の無線ゾーンは他の狭域の
無線ゾーンと互いにオーバラップする領域を含まず、か
つ移動局は通話中および非通話中の何れの状態でも自局
が入圏した狭域の無線ゾーンで上述した位置登録の動作
を行う。
【0015】すなわち、狭域ゾーン位置登録手段15に
記録された経過は移動局の移動の経路や現在の位置を正
確に示し、このような経過に基づいてサービスクラス切
り替え手段17は移動局のサービスクラスを切り替える
ので、制御局11は呼が生起した移動局の移動経路や位
置に応じて異なる通信サービスを提供することができ
る。
【0016】請求項2に記載の呼処理方式では、移動局
位置検出手段23がサービスエリアを分割して形成され
た空間内の特定点に移動局の装置が物理的に置かれたか
否かを監視し、その監視の結果に応じてサービスクラス
切り替え手段25がサービスクラスを切り替える。
【0017】したがって、制御局21は、位置登録を行
わずに呼処理の対象となる移動局が位置する空間を確実
に把握し、その空間に上述した特定点が含まれるか否か
に応じて異なる通信サービスを提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3は、請求項1に記載の発明に対
応した実施例を示す図である。
【0019】図において、図8に示すものと機能および
構成が同じものについは、同じ参照番号を付与して示
し、ここではその説明を省略する。本発明の特徴とする
構成は、本実施例では、主制御装置81に代えて主制御
装置31を備え、図4に示すように、劇場入口41にそ
の入口の幅で小さな無線ゾーン(以下、「狭域ゾーン」
という。)を形成する接続装置321 と、劇場入口41
の内側にあるホールから演壇のある会場に連絡する会場
入口42に同様の狭域ゾーンを形成する接続装置322
とを接続装置821 〜824 に併せて備え、記憶装置8
3に代えて接続装置821 〜824 、321 、322
個別に形成する無線ゾーンを示す位置情報を位置登録情
報として移動端末の識別番号に対応付けて記憶する記憶
装置33を備えた点にある。
【0020】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、主制御装置31および記憶装置
33は制御局11および狭域ゾーン位置登録手段15に
対応し、接続装置321 、322 は無線基地局131
13N に対応し、主制御装置31はサービスクラス切り
替え手段17に対応する。
【0021】図5は、狭域ゾーンの構成を示す図であ
る。図6は、本実施例の動作フローチャートである。以
下、図3〜図6を参照して、本実施例の動作を説明す
る。
【0022】接続装置821 〜824 、321 、322
は、それぞれ主制御装置31の制御の下で無線ゾーンを
示すユニークな位置情報が付与され、所定のタイミング
でその位置情報を含み、かつ位置登録動作の起動を要求
する位置登録要求信号を無線ゾーン内の移動端末に送信
する。
【0023】また、接続装置321 、322 は、図5
(a) に示すように、劇場入口41や会場入口42で電波
吸収床材を張り付けた床面と対向する天井面に取り付け
られたり、図5(b) に示すように、劇場入口41や会場
入口42の通路の電波吸収材を張り付けた壁面、床面お
よび天井面の何れかに取り付けられる。さらに、これら
の接続装置は、その装置の取り付け面に垂直にファン状
のビームを形成するアンテナを備える。したがって、劇
場入口41や会場入口42には、図4に点線で示すよう
に、他の無線ゾーンに対するオーバーリーチを生じない
狭域の無線ゾーン(以下、単に「狭域ゾーン」とい
う。)が形成される。
【0024】劇場入口41から入場する者は、それぞれ
ユニークな識別番号が付与された移動端末を携帯する。
このような移動端末は、劇場入口41を通過するときに
接続装置321 から受信される報知信号に応じてその移
動端末に付与された識別番号を含む位置登録要求信号を
送信する。なお、以下では、位置登録の詳細な手順につ
いては、従来例の手順と同じであるから、本実施例の動
作にかかわる手順のみを示してその説明を省略する。接
続装置321 は、このような位置登録要求信号を受信し
て主制御装置31に転送する。主制御装置31は、その
位置登録要求信号に含まれる識別番号に対応した位置登
録情報として、上述した位置登録要求信号を転送した接
続装置によって形成される狭域ゾーンを示す位置情報を
記憶装置33に書き込む。
【0025】さらに、ホールから会場入口42を通過し
て会場内に移動する入場者が携帯する移動端末は、接続
装置322 から受信される報知信号に応じてその移動端
末に付与された識別番号を含む位置登録要求信号を送信
する。接続装置322 は、このような位置登録要求信号
を受信して主制御装置31に送出する。主制御装置31
は、その位置登録要求信号に含まれる識別番号に対応し
た位置登録情報を記憶装置33から検索し、その情報に
接続装置322 が形成する狭域ゾーンの識別情報を付加
する。したがって、記憶装置33には、劇場内において
その場内に位置する個々の移動端末の移動の経歴を確実
に示す位置登録情報がほぼ実時間で記録される。
【0026】主制御装置31は、各無線ゾーン内に位置
する移動端末に生起した呼の呼処理の過程で、このよう
な位置登録情報を参照してその内容に基づいて該当する
移動端末がホール内、会場内および劇場外の何れに位置
するかを認識し、その認識の結果に応じて、例えば、劇
場外に位置する移動端末に対しては劇場内特有のサービ
スの提供を規制し(図6)、会場内に位置する移動端
末のみに同時通訳サービスその他の会場内特有のサービ
スを提供する(図6)。
【0027】このように本実施例によれば、狭域ゾーン
を通過する移動端末に位置登録をさせることにより得ら
れた位置登録情報に基づいて呼処理の対象となり得る移
動端末が位置する点を正確に検出し、その検出の結果に
応じて該当する移動端末のサービスクラスを確実に切り
替えることができる。
【0028】なお、本実施例では、記憶装置33に登録
された位置登録情報の内容に応じて呼が生起した移動端
末の現在位置を求め、その位置に基づいてその移動端末
のサービスクラスを切り替えているが、本発明は、この
ような方法に限定されず、例えば、移動端末の移動に応
じて得られる位置登録情報の履歴をとって記憶装置33
に登録し、その履歴に基づいてサービスクラスを切り替
えることもできる。
【0029】また、本実施例では、接続装置821 〜8
4 によって小ゾーン構成のサービスエリアが形成さ
れ、移動端末841 〜84n はこれらの無線ゾーンに対
する入圏時にも位置登録を行うことにより、通話用の無
線チャネルの割り付けや着信呼に対する応答を行う無線
ゾーンを決定するが、本発明は、このような小ゾーン構
成の移動通信システムに限定されず、例えば、試験のた
めや無線ゾーンの増設に先行して単一の無線ゾーンによ
り運用されている小ゾーン構成の移動通信システム、サ
ービスエリアが地理的に隔たった点に分散して配置され
た小ゾーン構成の移動通信システムにも適用可能であ
り、通信サービスの対象となる移動局が非通話時および
通話時に予め決められた無線ゾーンについて位置登録を
行う機能を有するならば、大ゾーン方式の移動通信シス
テムにも適用可能である。
【0030】さらに、本実施例では、移動端末は位置登
録を促すために接続装置から送信された位置情報を認識
して位置登録要求信号を送信しているが、本発明では、
このような接続装置(基地局)主導型の位置登録方式に
限定されず、移動端末が狭域ゾーンを通過する際に確実
に位置登録を行うことができるならば、例えば、移動端
末が自発的に位置登録要求信号を送信する方法を採用し
てもよい。
【0031】また、本発明は、位置登録の際に移動端末
と接続装置との間の伝送路を形成する無線回線の伝送方
式や位置登録の手順の如何にかかわらず適用可能であ
る。さらに、本実施例では、狭域ゾーンから他の無線ゾ
ーンに対するオーバーリーチを防止するために接続装置
の取り付け面やその接続装置が有するアンテナの放射電
力が所定値以上のレベルで到達する天井面、壁面および
床面に電波吸収材を張りつけたが、本発明は、このよう
な方法に限定されず、例えば、狭域ゾーンに要求される
特性とそのゾーンが形成される点の伝搬特性とに適応さ
せて、接続装置の送信電力やアンテナの指向性を設定す
る方法を用いてもよい。
【0032】さらに、本実施例では、劇場の外側と内側
(ホール)との間を結ぶ通路およびホールと会場との間
を結ぶ通路としてそれぞれ単一の劇場入口41と単一の
会場入口42とを設け、これらの通路に形成された狭域
ゾーンを介して位置登録を行うことにより移動端末の移
動の経過を得ているが、本発明では、このような方法に
限定されず、例えば、これらの通路の両端に互いに隔た
った2つの狭域ゾーンを形成してこれらの狭域ゾーンで
移動端末に位置登録を行わせることにより、上述した移
動の経過にこれらの通路上における移動端末の移動方向
を確実に示す情報を付加したり、劇場入口41や会場入
口42を複数配置してこれらの入口の通路に個別の狭域
ゾーンを形成し、これらの狭域ゾーンを通過する移動端
末に個別に位置登録を行わせることもできる。
【0033】図7は、請求項2に記載の発明に対応した
実施例を示す図である。本発明の特徴とする構成は、本
実施例では、接続装置321 、322 に併せてこれらの
接続装置と同じ構成の接続装置323 を付加し、かつこ
れらの接続装置に併せて無線ゾーンを形成しない接続装
置711 〜71N を備えた点にある。
【0034】なお、本実施例と図2に示すブロック図と
の対応関係については、主制御装置31および記憶装置
33は制御局21に対応し、接続装置711 〜71N
移動局位置検出手段23に対応し、主制御装置31はサ
ービスクラス切換え手段25に対応する。
【0035】以下、ホテルにおいて、接続装置321
カウンタに配置され、接続装置32 2 がエレベータホー
ルに配置され、接続装置323 が宿泊客の目的階におけ
るエレベータの降り口に配置され、接続装置711 〜7
N がホテル内の宿泊部屋に個別に配置されているもの
と仮定して、本実施例の動作を説明する。
【0036】カウンタでは、チェックインをした宿泊客
にはその宿泊客に割り付けられた宿泊部屋の鍵とこれに
一体化された移動端末とが貸与され、その移動端末は接
続装置321 によって形成される狭域ゾーンで位置登録
を行う。なお、以下では、このような位置登録の動作に
ついては、従来例と同じであるから、本実施例の動作に
かかわる点を除きその詳細な説明を省略する。また、記
憶装置33上の所定の記憶領域には、このようにして宿
泊客に貸与された移動端末の識別番号が予め宿泊部屋の
番号と対応付けられたテーブルとして予め記憶される。
【0037】宿泊客が携帯する移動端末は、その宿泊客
がフロントからエレベータホールに移動すると接続装置
322 によって形成される狭域ゾーンで位置登録を行
い、目的階のエレベータの降り口を通過時に接続装置3
3 によって形成される狭域ゾーンで位置登録を行う。
主制御装置31は、これらの位置登録の際に接続装置3
1 〜323 から転送された位置登録要求信号に含まれ
る移動端末の識別番号にに応じて、その識別番号に対応
した記憶装置33上の位置登録情報を更新する。
【0038】さらに、宿泊客が、宿泊部屋の鍵を開けて
入室し、在室検出スイッチを兼ねた室内灯スイッチをオ
ンとすると、そのスイッチの接点と連動して接続装置7
1〜71N の内、該当する宿泊部屋に設けられたもの
が、主制御装置31に利用客が入室したことを通知す
る。主制御装置31は、このような通知に応じて上述し
たテーブルを参照して該当する移動端末の識別番号を取
得し、その識別番号に基づいて接続装置321 〜323
を介して行われる位置登録の際と同様にして位置登録情
報を更新する。また、このように接続装置711 〜71
N から与えられる通知に応じた位置登録情報の更新は、
宿泊客が外出するために部屋の鍵を所持して室内灯スイ
ッチをオフとしたときにも同様にして行われる。
【0039】主制御装置31は、このようにして移動端
末を携帯する宿泊客が居る場所が宿泊部屋その他のホテ
ル内の何れの場所であるかを正確に識別し、その識別の
結果に基づいて通信サービスの種別を切り替える。
【0040】したがって、本実施例によれば、例えば、
宿泊客が在室中にのみ就眠中の着信呼の規制処理を行
い、ホテルの運用の要求に適応したきめの細かな通信サ
ービスを提供することができる。
【0041】なお、本実施例では、接続装置821 〜8
n によって形成される複数の無線ゾーンにより移動端
末841 〜84n が通話を行うサービスエリアが構成さ
れるが、本発明は、このような小ゾーン構成の移動通信
システムに限定されず、サービスエリアが単一の無線ゾ
ーンで構成される大ゾーン構成の移動通信システムにも
適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、サービ
スエリアを分割して形成された複数の空間の境界毎に互
いに隔たった狭域の無線ゾーンを設けて、これらの無線
ゾーンを介して各境界を通過する移動局に位置登録を行
なわせたり、上述した空間内の特定点に移動局の装置が
物理的に置かれたか否かを監視することにより、移動局
の移動の経過や位置する空間を確実に識別し、その識別
の結果に基づいてサービスクラスを切り替える。
【0043】すなわち、呼が生起した移動局にその移動
局の移動の経路や位置に応じて異なる通信サービスを提
供することができるので、本発明を適用した移動通信シ
ステムでは、そのシステムが導入される環境に応じて要
求される通信サービスの種類、移動局の移動範囲や移動
態様その他の多様な条件に適応した運用が可能となって
性能が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項1に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図4】本実施例のゾーン構成を示す図である。
【図5】狭域ゾーンの構成を示す図である。
【図6】本実施例の動作フローチャートである。
【図7】請求項2に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図8】マイクロセル携帯電話システムの構成例を示す
図である。
【図9】ゾーン構成を示す図である。
【図10】オーバリーチの発生を説明する図である。
【符号の説明】
11,21 制御局 13 無線基地局 15 狭域ゾーン位置登録手段 17,25 サービスクラス切り替え手段 23 移動局位置検出手段 31,81 主制御装置 32,71,82 接続装置 33,83 記憶装置 84 移動端末 41 劇場入口 42 会場入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された複数の無線ゾーンへの入
    圏を通話時および無通話時に監視して入圏先の無線ゾー
    ンで位置登録を行う手段を有し、かつ前記複数の無線ゾ
    ーンからなるサービスエリア内に位置する移動局に生起
    した呼について、その移動局に提供可能な通信サービス
    の種類を示すサービスクラスの範囲内で制御局(11)
    が呼処理を行う呼処理方式において、 前記サービスエリアを分割して形成された複数の空間の
    境界毎に互いに隔たった狭域の無線ゾーンを形成し、そ
    の狭域の無線ゾーンと前記制御局(11)との間のイン
    タフェースをとる無線基地局(131 〜13N )を備
    え、 前記制御局(11)には、 前記狭域の無線ゾーンを介して前記位置登録を行ない、
    その位置登録時の入圏先の無線ゾーンに基づいて前記移
    動局の移動の経過を求めて記録する狭域ゾーン位置登録
    手段(15)と、 前記狭域ゾーン位置登録手段(15)によって記録され
    た経過に応じて前記サービスクラスを切り替えるサービ
    スクラス切り替え手段(17)とを備えたことを特徴と
    する呼処理方式。
  2. 【請求項2】 サービスエリア内に位置する移動局に生
    起した呼について、 その移動局に提供可能な通信サービスの種類を示すサー
    ビスクラスの範囲内で制御局(21)が呼処理を行う呼
    処理方式において、 前記サービスエリアを分割して形成された空間内の特定
    点に前記移動局の装置が物理的に置かれたか否かを監視
    し、その監視の結果を前記制御局(11)に通知する移
    動局位置検出手段(23)を備え、 前記制御局(21)には、 前記移動局位置検出手段(23)によって通知された監
    視の結果に応じて前記サービスクラスを切り替えるサー
    ビスクラス切り替え手段(25)を備えたことを特徴と
    する呼処理方式。
JP4170838A 1992-06-29 1992-06-29 呼処理方式 Pending JPH0614362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6108563A (en) * 1996-03-29 2000-08-22 Kabushiki Kaishi Toshiba Communication control apparatus for providing management and call control of mobile stations in radio communication system
JP2009094559A (ja) * 2007-10-03 2009-04-30 Softbank Bb Corp サービス提供システム及びサービス提供方法

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