JP2007124138A - 分散型ネットワークによる移動体位置検出システム - Google Patents
分散型ネットワークによる移動体位置検出システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007124138A JP2007124138A JP2005311629A JP2005311629A JP2007124138A JP 2007124138 A JP2007124138 A JP 2007124138A JP 2005311629 A JP2005311629 A JP 2005311629A JP 2005311629 A JP2005311629 A JP 2005311629A JP 2007124138 A JP2007124138 A JP 2007124138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- position detection
- wireless terminal
- network
- portable wireless
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【課題】簡易な構成によって、携帯無線端末器における通話や、携帯無線端末器の位置を把握できるようにした、ホームサーバを用いた位置検出システムを提供する。
【解決手段】住戸内LANにし、その住戸23の屋内機器を監視制御するホームサーバ21には、携帯無線端末器1が送信した位置検出用端末器3宛ての発信信号に識別信号を付加してネットワークL,Wに中継出力する中継手段を設け、このホームサーバ21を屋内に設置した各住戸を固定中継局2として監視網を構成しており、発信信号を、携帯無線端末器1の移動に従って、固定中継局2が切り替わりながら中継して、ネットワークL,Wに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器3に到達させるようにしている。
【選択図】図1
【解決手段】住戸内LANにし、その住戸23の屋内機器を監視制御するホームサーバ21には、携帯無線端末器1が送信した位置検出用端末器3宛ての発信信号に識別信号を付加してネットワークL,Wに中継出力する中継手段を設け、このホームサーバ21を屋内に設置した各住戸を固定中継局2として監視網を構成しており、発信信号を、携帯無線端末器1の移動に従って、固定中継局2が切り替わりながら中継して、ネットワークL,Wに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器3に到達させるようにしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークを通じて、携帯無線端末器で構成した移動局の現在位置を知ることのできる分散型ネットワークによる移動体位置検出システムに関するものである。
近時、携帯電話通信網やPHS通信網が広く構築されており、携帯無線端末器を使用して、携帯無線端末器同士、または、携帯無線端末器と固定電話機との間での通話を可能としている。また、このような携帯電話通信網やPHS通信網においては、携帯無線端末器に近隣する基地局の位置情報を、特定の携帯無線端末器に送出することによって、携帯無線端末器の位置を教示することもできる(特許文献1)。
また、パーソナルコンピュータに、インターネットなどの通信網を接続し、各々のパーソナルコンピュータに通話機能を持たせることによって、TCP/IPなどのプロトコルに基づいて通話できるものも使用されており、このようなものは、いわゆるIP電話と呼ばれている。
また、各住戸に対して、住戸内LANに、照明器具や空調機器などの家電機器、電気錠などの設備機器を含んだ屋内機器を接続したホームサーバを設置し、各住戸のホームサーバに対して、家庭内の外部機器、例えばパーソナルコンピュータや、近隣の携帯無線端末器よりアクセスすることによって、TCP/IPなどの所定のプロトコルに基づいた通信を要求すると、各ホームサーバからはWEBベースの制御画面を返信して、この制御画面上で所定操作をして、各ホームサーバに接続された屋内機器を制御するシステムも開発されている。
また、パーソナルコンピュータに、インターネットなどの通信網を接続し、各々のパーソナルコンピュータに通話機能を持たせることによって、TCP/IPなどのプロトコルに基づいて通話できるものも使用されており、このようなものは、いわゆるIP電話と呼ばれている。
また、各住戸に対して、住戸内LANに、照明器具や空調機器などの家電機器、電気錠などの設備機器を含んだ屋内機器を接続したホームサーバを設置し、各住戸のホームサーバに対して、家庭内の外部機器、例えばパーソナルコンピュータや、近隣の携帯無線端末器よりアクセスすることによって、TCP/IPなどの所定のプロトコルに基づいた通信を要求すると、各ホームサーバからはWEBベースの制御画面を返信して、この制御画面上で所定操作をして、各ホームサーバに接続された屋内機器を制御するシステムも開発されている。
ところが、上記した技術には以下の問題点があった。
すなわち、携帯電話通信網やPHS通信網においては、携帯無線端末器と無線送受する基地局をくまなく設置する必要があり、その設置コストが莫大である。
また、IP電話においては、端末器として通話機能を持たせたパーソナルコンピュータを必要とし、初期投資が必要である。
本発明は、このような事情を考慮して提案されるものであり、携帯無線端末器における通話や、携帯無線端末器の位置を、簡易な構成によって検出できるようにした位置検出システムを提供することを目的とする。
すなわち、携帯電話通信網やPHS通信網においては、携帯無線端末器と無線送受する基地局をくまなく設置する必要があり、その設置コストが莫大である。
また、IP電話においては、端末器として通話機能を持たせたパーソナルコンピュータを必要とし、初期投資が必要である。
本発明は、このような事情を考慮して提案されるものであり、携帯無線端末器における通話や、携帯無線端末器の位置を、簡易な構成によって検出できるようにした位置検出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、以下の第1,第2の本発明を提案する。請求項1,2は第1の本発明を提案する。
請求項1では、住戸内LANに接続し、その住戸の屋内機器を監視制御するホームサーバには、携帯無線端末器が送信した位置検出用端末器宛ての発信信号に識別信号を付加してネットワークに中継出力する中継手段を設け、このホームサーバを屋内に設置した各住戸を固定中継局として監視網を構成した移動体位置検出システムであって、携帯無線端末器の移動に従って、固定中継局を切替えながら発信信号を、ネットワークに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器に到達させるようにしている。
請求項1では、住戸内LANに接続し、その住戸の屋内機器を監視制御するホームサーバには、携帯無線端末器が送信した位置検出用端末器宛ての発信信号に識別信号を付加してネットワークに中継出力する中継手段を設け、このホームサーバを屋内に設置した各住戸を固定中継局として監視網を構成した移動体位置検出システムであって、携帯無線端末器の移動に従って、固定中継局を切替えながら発信信号を、ネットワークに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器に到達させるようにしている。
請求項2では、ホームサーバは、所定の広がりを有する通信可能ゾーンに侵入した携帯無線端末器と通信する中継器を備え、中継手段は、固定中継局の位置を記憶する位置コードメモリを備え、識別信号として、位置コードメモリに設定された位置コードを付加することを特徴とする。
請求項3,4は、第2の本発明を提案する。
請求項3では、ネットワークには、所定の広がりを有する通信可能ゾーンに侵入した携帯無線端末器と通信する中継器を備えており、この中継器には、上記携帯無線端末器が送信した位置検出用端末器宛ての発信信号に識別情報を付加してネットワークに中継出力する中継手段を設け、この中継器を固定中継局として監視網を構成した移動体位置検出システムであって、携帯無線端末器の移動に従って、固定中継局を切り替えながら発信信号を、ネットワークに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器に到達させるようにしている。
請求項3では、ネットワークには、所定の広がりを有する通信可能ゾーンに侵入した携帯無線端末器と通信する中継器を備えており、この中継器には、上記携帯無線端末器が送信した位置検出用端末器宛ての発信信号に識別情報を付加してネットワークに中継出力する中継手段を設け、この中継器を固定中継局として監視網を構成した移動体位置検出システムであって、携帯無線端末器の移動に従って、固定中継局を切り替えながら発信信号を、ネットワークに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器に到達させるようにしている。
請求項4では、中継手段は、固定中継局の位置を記憶する位置コードメモリを備え、上記識別信号として、位置コードメモリに設定された位置コードを付加することを特徴とする。
請求項5〜7は、第1,2の本発明で使用される携帯無線端末器、位置検出用端末器を提案する。
請求項5では、携帯無線端末器は、通信可能な固定中継局を複数検出したときには、通信電波が最も強い固定中継局を選択して無線通信する無線通信制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項5では、携帯無線端末器は、通信可能な固定中継局を複数検出したときには、通信電波が最も強い固定中継局を選択して無線通信する無線通信制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項6では、携帯無線端末器は、移動局IDを記憶する移動局IDメモリを更に備えており、この移動局IDメモリに設定されている移動局IDを含んだ発信信号を送信し、位置検出用端末器は、位置検知すべき移動局IDを登録した端末器判別手段を備えており、発信信号を受信したときには、その発信信号に含まれている移動局IDを判別して、位置検知すべき移動局IDであれば、付加されている識別情報を監視して、その位置を表示する。
請求項7では、携帯無線端末器は、少なくとも、音声データ、映像信号のいずれかを含む通話信号を出力し、固定中継局は、この通話信号を中継することを特徴とする。
請求項7では、携帯無線端末器は、少なくとも、音声データ、映像信号のいずれかを含む通話信号を出力し、固定中継局は、この通話信号を中継することを特徴とする。
本発明の請求項1、2によれば、各ホームサーバを設けた各住戸を固定中継局として利用し、近隣の携帯無線端末器から発信された発信信号に識別信号を付加して中継させて位置検出用端末器に到達させるようにしたので、専用固定中継局からなる監視網を新たに構築せずに済むため、移動体位置検出システムを、少ない設備投資で構築できる。
また、請求項3、4によれば、請求項1、2のホームサーバに設けた中継手段を中継器側に設けたため、中継器を屋外の主要ポイント(電柱、ビル、駅、バス停など)や、高速道路の一定間隔地点、サービスエリア、料金所などに設けることにより、通信可能ゾーンを増加させることができ、車両に移動局を備えておくことによって、車両の現在位置の監視でき、正確な渋滞情報の予測、管理をすることができる。
また請求項5によれば、携帯無線端末器は、通信電波が最も強い固定中継局を選択して通信をするので、携帯無線端末器の位置検知精度が向上する。
更に請求項6によれば、位置検出用端末器は、中継されてきた発信信号に含まれる移動局IDが、予め登録されているときには、その発信信号を追跡し監視して、特定の携帯無線端末器の移動状況が順次表示できる。
請求項7によれば、携帯無線端末器は、少なくとも、音声データ、映像信号のいずれかを含む通話信号を出力し、固定中継局は、この通話信号を中継するようにしているので、携帯無線端末器同士の間で無線通話や映像交換が可能な通信システムとすることができる。
以下に、本発明の実施の形態を図に従って説明する。
図1は、第1の本発明の実施例である移動体位置検出システムの概略構成の一例を示す図である。
このシステムによれば、住宅地などの監視地区R内の各住戸23は固定中継局2を構成しており、固定中継局2は、移動局を構成する携帯無線端末器1から発信される発信信号を受信してホームサーバ21に送出する中継器22を、各住戸に設置されたホームサーバ21に家庭内LANを通じて接続して構成している。
各ホームサーバ21には、地区ネットワークLを接続している。地区ネットワークLは、ルータ5を仲介させて、インターネットなどの広域ネットワークWに接続されており、広域ネットワークWには、監視局を構成する位置検出用端末器3(パーソナルコンピュータなど)が接続されている。
このシステムによれば、住宅地などの監視地区R内の各住戸23は固定中継局2を構成しており、固定中継局2は、移動局を構成する携帯無線端末器1から発信される発信信号を受信してホームサーバ21に送出する中継器22を、各住戸に設置されたホームサーバ21に家庭内LANを通じて接続して構成している。
各ホームサーバ21には、地区ネットワークLを接続している。地区ネットワークLは、ルータ5を仲介させて、インターネットなどの広域ネットワークWに接続されており、広域ネットワークWには、監視局を構成する位置検出用端末器3(パーソナルコンピュータなど)が接続されている。
固定中継局2は、各々、無線通信可能ゾーンZを有している。各中継器22は、それぞれの無線通信可能ゾーンZに、携帯無線端末器1が入ってくると、その携帯無線端末器1と無線通信路を形成することにより、携帯無線端末器1から送出される発信信号を受信する。
すると、中継器22に接続されているホームサーバ21に対して発信信号が伝送され、ホームサーバ21が地区ネットワークL、広域ネットワークWを通じて、携帯端末6や位置検出用端末器3に到達させる。携帯無線端末器1は、定期的に発信信号を発信しており、位置P1〜P4へと携帯無線端末器1が移動していくと、各々の通信可能ゾーンZをカバーする固定中継局2が、発信信号に識別信号を付加して中継し、位置検出用端末器3に到達させる。そのため、結果的には、携帯無線端末器1の移動に従って、固定中継局2が切り替わりながら、発信信号を位置検出用端末器3に到達させることになる。
このようなシステムでは、ホームサーバ21から地区ネットワークLに発信信号が送出されるが、位置検出用端末器3以外は通信内容を解読できないように、携帯無線端末器1と位置検出用端末器3は暗号化通信をすることが望ましい。そのようにして、携帯無線端末器1に通話機能を持たせ、音声データや映像データを含む通話信号も、発信信号を中継した固定中継局2に中継させるようにすれば、携帯無線端末器1同士や、携帯無線端末器1と携帯無線端末器6(位置検出用端末器3)との間で無線通話や映像交換を行うことも可能となる。
図2は、このシステムにおける通信手順について説明する図である。
携帯無線端末器1と中継器22とは、所定の通信手順を経て無線通信路を形成する。このような無線通信路は、中継器22が、最も強い通信電波を発している携帯無線端末器1を選択して形成する。
すると、携帯無線端末器1では、ホームサーバ21に対してIPアドレスの発行を要求し、発行されたIPアドレスを設定して、呼出信号をパケット信号の形で発信する。すると、ホームサーバ21では、予め設定しておいた位置コードを付加して、位置検出用端末器(監視局)6に送出する。なお、位置コードは、緯度経度情報や、郵便番号を含む住所情報をコード化して構成することができる。また、固定電話の局番を用いても良い。
携帯無線端末器1と中継器22とは、所定の通信手順を経て無線通信路を形成する。このような無線通信路は、中継器22が、最も強い通信電波を発している携帯無線端末器1を選択して形成する。
すると、携帯無線端末器1では、ホームサーバ21に対してIPアドレスの発行を要求し、発行されたIPアドレスを設定して、呼出信号をパケット信号の形で発信する。すると、ホームサーバ21では、予め設定しておいた位置コードを付加して、位置検出用端末器(監視局)6に送出する。なお、位置コードは、緯度経度情報や、郵便番号を含む住所情報をコード化して構成することができる。また、固定電話の局番を用いても良い。
ここに、呼出信号は、図示するように、ホスト局となる位置検出用端末器3のIPアドレス、携帯無線端末器1のIPアドレス、所定のポート番号、移動局IDを含んでおり、ホームサーバ21から送出される段階で、ホームサーバ21に設定しておいた位置コードと、ホームサーバ21のIPコードが付加される。
位置検出用端末器3では、広域ネットワークWに送出される呼出信号を、含まれるホスト局のIPアドレスを元に判別することで位置検出用端末器3宛の信号であると認識し、更に、ポート、移動局ID、位置コードを判別し、携帯無線端末器1の位置を表示する。ここに、位置検出用端末器3は、位置監視をすべき携帯無線端末器1の移動局IDを予め登録しておき、受信した呼出信号に含まれる移動局IDとの照合をしてから、位置表示をするようにすれば、特定の携帯無線端末器1を選別でき、利便にできる。
次に、携帯無線端末器1、固定中継局2、位置検出用端末器3の構成を、以下に詳述する。
図3は、携帯無線端末器1の内部構成の一例を示すブロック図である。この携帯無線端末器1は、アンテナANを通じて無線通信をするための無線通信制御手段10、呼出先となる位置検出用端末器3のIPアドレスを登録する監視局メモリ11、携帯無線端末器1のIDコードを登録する移動局IDメモリ12を備える。
無線通信制御手段10は、中継器22との無線通信路を形成すると、呼出先となる位置検出用端末器3のIPアドレス、携帯無線端末器1のIDコードの他、無線通信により中継器22より割り付けられた携帯無線端末器1のIPアドレスを、パケット信号として固定中継局22に送出する。
無線通信制御手段10は、中継器22との無線通信路を形成すると、呼出先となる位置検出用端末器3のIPアドレス、携帯無線端末器1のIDコードの他、無線通信により中継器22より割り付けられた携帯無線端末器1のIPアドレスを、パケット信号として固定中継局22に送出する。
図4は、ホームサーバ21の内部構成の一例を示すブロック図である。このホームサーバ21は、照明端子T2を有し、照明端子T2に接続された照明器具を制御する照明制御手段21A、HA端子T1を有し、HA端子T1に接続された家電機器を制御する家電制御手段21B、無線通信路を形成した相手方の携帯無線端末器1に対して移動局IPアドレスを割り付けるDHCPサーバ21C、LANポートP2〜Pnに接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器に対して、WEBベースの制御画面を提供するWEBサーバ21D、位置コードを登録した位置コードメモリ21E、携帯無線端末器1から受信した発信信号に、位置コードメモリ21E内の位置コードを付加する位置コード付加手段21F、LANポートP2〜Pnの各々を通じて受信したパケット信号の送出経路、あるいは、HA端子T1、照明端子T2、WANポートP1を通じて受信したパケット信号の送出経路を、パケット信号に含まれる呼出先のIPアドレス、呼出元のIPアドレスに基づいて制御する経路制御手段21Gを備える。
ここに、このホームサーバ21では、位置コードメモリ21E、位置コード付加手段21Fは、本発明の中継手段を構成する。すなわち、固定中継局22を通じて携帯無線端末器1から受信した発信信号に、位置コードを付加して、広域ネットワークWに送出するという機能をなす。
図5は、中継器22の内部構成の一例を示すブロック図である。この中継器22は、アンテナANを通じて、通信可能ゾーンZ内の携帯無線端末器1と通信路を形成する無線通信手段22A、無線通信手段22Aによる無線通信を制御し、携帯無線端末器1からの発信信号を中継し、LANポートP1を通じてホームサーバ21に送出する通信制御手段22Bを備える。LANポートP1は、ホームサーバ21を接続するためのポートである。
図6(a)は、位置検出用端末器3の内部構成の一例を示すブロック図である。位置検出用端末器3は、LANポートP1を通じた、広域ネットワークWとの通信を制御する通信制御手段30、監視対象とすべき携帯無線端末器1の移動局IDが予め登録され、受信した発信信号から移動局IDを抜き出し、登録済みであるか判別する移動局判別手段31、表示手段34への表示を制御する表示制御手段32、操作手段33,表示手段34を備える。なお、住戸内の表示操作部を設けたコントローラや、インターホン機能を備えた住宅設備機器などに組み込んで構成してもよい。更に、所定のソフトウェアをインストールしたパーソナルコンピュータによっても構成できる。
図6(b)は、位置検出用端末器3における携帯無線端末器1の位置表示態様の一例を示す図である。表示手段34には、発信信号に含まれる位置コードより判別した、住所34A、郵便番号34Bが表示されている。郵便番号34Bとともに、受信した発信信号に含まれる移動局IDを表示している。
また、監視地区Rにおけるおおよその位置も、予め地図データを格納しておけば図示するようにすることができる。
また、監視地区Rにおけるおおよその位置も、予め地図データを格納しておけば図示するようにすることができる。
次に、第2の本発明の実施例について説明する。図7は、第2の本発明の実施例である移動体位置検出システムの概略構成の一例を示す図である。
このシステムでは、固定中継局2を、地区ネットワークNに接続された中継器22で構成している。その他の構成要素については図1のシステムと同様であるので説明を省略する。
このシステムでは、固定中継局2を、地区ネットワークNに接続された中継器22で構成している。その他の構成要素については図1のシステムと同様であるので説明を省略する。
このシステムによれば、移動局を構成する携帯無線端末器1の移動に従って、固定中継局2Aを切り替えながら発信信号を、広域ネットワークWに接続されている住戸に設置された位置検出用端末器3に到達させるようにすることにより、位置検出用端末器3で、携帯無線端末器1の現在地を表示できるようにしている。
ここに、中継器22は、屋外の主要ポイント(電柱、ビル、駅、バス停など)や、高速道路の一定間隔地点、サービスエリア、料金所などに設けることにより、通信可能ゾーンを増加させることができ、車両に移動局を備えておくことによって、車両の現在位置の監視でき、正確な渋滞情報の予測、管理をすることができる。
また、各住戸のホームサーバ21に中継器22を接続すれば、中継器22の設置場所を携帯無線端末器1の現在地とすることができる。また、ホームサーバ21に中継器22を通じて、携帯無線端末器1からの発信信号を受信させて、ホームサーバ21による屋内機器の制御や監視をすることができる。
ここに、中継器22は、屋外の主要ポイント(電柱、ビル、駅、バス停など)や、高速道路の一定間隔地点、サービスエリア、料金所などに設けることにより、通信可能ゾーンを増加させることができ、車両に移動局を備えておくことによって、車両の現在位置の監視でき、正確な渋滞情報の予測、管理をすることができる。
また、各住戸のホームサーバ21に中継器22を接続すれば、中継器22の設置場所を携帯無線端末器1の現在地とすることができる。また、ホームサーバ21に中継器22を通じて、携帯無線端末器1からの発信信号を受信させて、ホームサーバ21による屋内機器の制御や監視をすることができる。
図8は、第2の本発明システムにおける通信手順の一例を示す図である。
この通信手順においては、図2の通信手順と異なり、中継器22が直接ネットワークNに接続されており、携帯無線端末器1との間での無線通信の確立、携帯無線端末器1からの要求に応じたIPアドレスの発行、携帯無線端末器1からの呼出信号受信に対して、位置検出用端末器3への位置コード送出のそれぞれの機能を行う。
なお、位置検出用端末器3に送出する位置コードは、中継器22の設置された場所(高速道路の所定位置間隔)の種類に適合させて、道路IDと地点IDとの組み合わせが考えられる。
この通信手順においては、図2の通信手順と異なり、中継器22が直接ネットワークNに接続されており、携帯無線端末器1との間での無線通信の確立、携帯無線端末器1からの要求に応じたIPアドレスの発行、携帯無線端末器1からの呼出信号受信に対して、位置検出用端末器3への位置コード送出のそれぞれの機能を行う。
なお、位置検出用端末器3に送出する位置コードは、中継器22の設置された場所(高速道路の所定位置間隔)の種類に適合させて、道路IDと地点IDとの組み合わせが考えられる。
このような機能を実現するために、中継器22は、図9に示すような構成をしている。図9は、中継器22の内部構成の一例を示すブロック図である。
この中継器22は、無線通信手段22A、通信制御手段22Bの他、DHCPサーバ22C、WEBサーバ22D、位置コードメモリ22E、位置コード付加手段22F、LANポートP1〜P4を備え、ネットワークに接続される経路制御手段22Gを備えている。なお、それぞれの構成要素の機能については先述の通りである。
この中継器22は、無線通信手段22A、通信制御手段22Bの他、DHCPサーバ22C、WEBサーバ22D、位置コードメモリ22E、位置コード付加手段22F、LANポートP1〜P4を備え、ネットワークに接続される経路制御手段22Gを備えている。なお、それぞれの構成要素の機能については先述の通りである。
1 移動局(携帯無線端末器)
2 固定中継局
3 監視局(位置検出用端末器)
11 監視局メモリ
12 移動局IDメモリ
21 ホームサーバ
21E 位置コードメモリ
21F 位置コード付加手段
22 中継器
31 移動局判別手段
L 地区ネットワーク
W 広域ネットワーク
2 固定中継局
3 監視局(位置検出用端末器)
11 監視局メモリ
12 移動局IDメモリ
21 ホームサーバ
21E 位置コードメモリ
21F 位置コード付加手段
22 中継器
31 移動局判別手段
L 地区ネットワーク
W 広域ネットワーク
Claims (7)
- 住戸内LANに接続し、その住戸の屋内機器を監視制御するホームサーバには、携帯無線端末器が送信した位置検出用端末器宛ての発信信号に識別信号を付加してネットワークに中継出力する中継手段を設け、このホームサーバを屋内に設置した各住戸を固定中継局として監視網を構成した移動体位置検出システムであって、
上記携帯無線端末器の移動に従って、上記固定中継局を切り替えながら上記発信信号を、上記ネットワークに接続されている住戸に設置された上記位置検出用端末器に到達させるようにした、分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。 - 請求項1において、
上記ホームサーバは、
所定の広がりを有する通信可能ゾーンに侵入した携帯無線端末器と通信する中継器を備え、
上記中継手段は、
上記固定中継局の位置を記憶する位置コードメモリを備え、
上記識別信号として、上記位置コードメモリに設定された位置コードを付加することを特徴とする、分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。 - ネットワークには、所定の広がりを有する通信可能ゾーンに侵入した携帯無線端末器と通信する中継器を備えており、
この中継器には、上記携帯無線端末器が送信した位置検出用端末器宛ての発信信号に識別情報を付加してネットワークに中継出力する中継手段を設け、この中継器を固定中継局として監視網を構成した移動体位置検出システムであって、
上記携帯無線端末器の移動に従って、上記固定中継局を切り替えながら上記発信信号を、上記ネットワークに接続されている住戸に設置された上記位置検出用端末器に到達させるようにした、分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。 - 請求項3において、
上記中継手段は、
上記固定中継局の位置を記憶する位置コードメモリを備え、
上記識別信号として、上記位置コードメモリに設定された位置コードを付加することを特徴とする、分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
上記携帯無線端末器は、
通信可能な固定中継局を複数検出したときには、通信電波が最も強い固定中継局を選択して無線通信する無線通信制御手段を備えていることを特徴とする、分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
上記携帯無線端末器は、
移動局IDを記憶する移動局IDメモリを更に備えており、この移動局IDメモリに設定されている移動局IDを含んだ発信信号を送信し、
上記位置検出用端末器は、
位置検知すべき移動局IDを登録した端末器判別手段を備えており、
上記発信信号を受信したときには、その発信信号に含まれている移動局IDを判別して、位置検知すべき移動局IDであれば、付加されている識別情報を監視して、その位置を表示することを特徴とする、分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
上記携帯無線端末器は、
少なくとも、音声データ、映像信号のいずれかを含む通話信号を出力し、
上記固定中継局は、この通話信号を中継することを特徴とする分散型ネットワークによる移動体位置検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005311629A JP2007124138A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 分散型ネットワークによる移動体位置検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005311629A JP2007124138A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 分散型ネットワークによる移動体位置検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007124138A true JP2007124138A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38147512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005311629A Withdrawn JP2007124138A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 分散型ネットワークによる移動体位置検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007124138A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013508838A (ja) * | 2009-10-21 | 2013-03-07 | ディール、アーカーオー、シュティフトゥング、ウント、コンパニー、コマンディトゲゼルシャフト | 建物自動化および建物情報システム |
WO2019242268A1 (zh) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 武汉光迅科技股份有限公司 | 监测站的选址方法、用于监测站选址的装置 |
-
2005
- 2005-10-26 JP JP2005311629A patent/JP2007124138A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013508838A (ja) * | 2009-10-21 | 2013-03-07 | ディール、アーカーオー、シュティフトゥング、ウント、コンパニー、コマンディトゲゼルシャフト | 建物自動化および建物情報システム |
WO2019242268A1 (zh) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 武汉光迅科技股份有限公司 | 监测站的选址方法、用于监测站选址的装置 |
US11159232B2 (en) | 2018-06-22 | 2021-10-26 | Accelink Technologies Co., Ltd. | Method of site selection for monitoring station, and device for site selection for monitoring station |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3775278B2 (ja) | 網サービス情報提供システム及び網サービス情報提供装置並びにその方法及び端末 | |
US8121077B2 (en) | Relay device and relay method | |
FR2826540B1 (fr) | Systeme et procede de connexion et d'itinerance a un reseau internet pour un utilisateur se deplacant en exterieur ou en interieur | |
JP2003204570A5 (ja) | ||
KR20100086107A (ko) | 통신 시스템 및 그의 펨토 기지국 연결 변경 방법 | |
JP2009200644A (ja) | 無線基地局の位置登録システム、無線基地局及びgps搭載セルラー端末並びに位置登録方法及び位置情報送信方法 | |
JP3775430B2 (ja) | 網サービス情報提供システム及び網サービス情報提供装置並びにその方法及びその動作制御方法 | |
CN102625230B (zh) | 一种楼宇系统通信方法、装置及系统 | |
WO2008056731A1 (fr) | Système de communication mobile, dispositif de commande sans fil et procédé permettant de sélectionner un dispositif serveur émetteur-récepteur par extension | |
JP2000115171A (ja) | 無線通信ネットワークシステム | |
JP2007295349A (ja) | 通信中継システム及び通信中継方法 | |
JP2007124138A (ja) | 分散型ネットワークによる移動体位置検出システム | |
KR20120137706A (ko) | 통신 시스템, 그의 펨토 기지국 및 그의 클러스터링 및 핸드오버 수행 방법 | |
KR20110074040A (ko) | Rf4ce를 이용한 단말기 및 그 통신 시스템 | |
JP5256122B2 (ja) | 通信中継装置及びその管理システム | |
Gonzalez-Castano et al. | Survivable Bluetooth location networks | |
EP2262329B1 (en) | Power management system | |
JP2001283367A (ja) | 無線を用いたガス関連機器における広域情報通信システム | |
JP2000115172A (ja) | 無線通信ネットワークシステム | |
KR101410359B1 (ko) | Wi-Fi를 이용한 근거리 mVoIP 통신 방법 및 시스템 | |
JP2002034080A (ja) | 無線携帯端末及び遠隔制御システム | |
JP2006293567A (ja) | Gps機能を有する家電機器と、そのgps機能活用システム | |
JP3741700B2 (ja) | 無線端末交信方法 | |
JP4529806B2 (ja) | 自動無線検針システム | |
JP6272654B2 (ja) | 通信システム及び通信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090106 |