JP2000115172A - 無線通信ネットワークシステム - Google Patents

無線通信ネットワークシステム

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JP2000115172A
JP2000115172A JP27580798A JP27580798A JP2000115172A JP 2000115172 A JP2000115172 A JP 2000115172A JP 27580798 A JP27580798 A JP 27580798A JP 27580798 A JP27580798 A JP 27580798A JP 2000115172 A JP2000115172 A JP 2000115172A
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JP27580798A
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Takaaki Hatakeuchi
孝明 畠内
Shiro Kondo
史郎 近藤
Kazuhiro Tsuchiya
和広 土屋
Hiroshi Uchiyama
拓 内山
Hideaki Yanagihara
秀明 柳原
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Michiyoshi Tsukada
理佳 塚田
Koji Sugami
宏司 寿上
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に低コストで構築/利用できる無線通信
ネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 地域内無線網20は、無線データ通信を
行う複数の無線端末を地域内に特定の間隔で分散配置し
て、これら無線端末のいずれも直接又は他の1以上の無
線端末を介することで他の全ての無線端末と通信可能で
あるように構成される。アクセスポイント40は、上記
無線端末の中で利用者端末50側の通信機器(無線機5
1等)と通信可能な機能をも併せもつ無線端末である。
サーバ30は、各利用者端末50が地域内無線網20を
介して通信を行う(利用者端末50A−50B間の通信
や、インタ−ネット・ゲートウェイ60に接続してのイ
ンターネット利用等)為に必要な設定/登録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信ネットワ
ークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭等にもパーソナルコンピ
ュータ等の情報処理端末が普及してきており、また携帯
電話、PHS等の利用者、携帯端末等のモバイル利用者
も増えてきている。また、これに伴って、電子メール、
インターネット等の様々な形でネットワークを利用する
機会が多くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上記インター
ネットは、プロバイダ(接続業者)を介して利用する
が、一般家庭等の利用者は、公衆回線網や、携帯電話、
PHS事業者等のネットワークを介してプロバイダに接
続するのが一般的である。この場合、利用者は、インタ
ーネットの利用料とは別に、利用者端末からインターネ
ット・プロバイダに接続するまでの間の回線等の利用料
金を支払う必要があった。
【0004】特にインターネット等は長時間接続する利
用者も少なくない状況であり、より低コストで利用でき
ることが望まれている。本発明の課題は、非常に低コス
トで構築/利用できる無線通信ネットワークシステムを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による無線通信ネ
ットワークシステムは、無線データ通信を行う複数の無
線端末をあるエリア内に特定の間隔で分散配置して、前
記無線端末のいずれも直接又は他の1以上の無線端末を
介することで他の全ての無線端末と通信可能であるよう
に構成される無線メッシュと、任意の端末に対して所定
の接続登録手続きを行って、該任意の端末が該無線メッ
シュを介して他の任意の相手先端末と通信することを可
能にする通信登録制御手段とを有する。
【0006】前記通信登録制御手段は、例えば、登録す
べき任意の端末に動的にIPアドレスを割り当てると共
に、登録すべき任意の端末を識別するIDと、該任意の
端末が接続する無線端末を識別するIDと、該IPアド
レスとを対応付けて格納することにより、該登録した任
意の端末が該無線メッシュを介する通信可能とする。
【0007】例えば、前記無線メッシュを構成する無線
端末の一部または全ては、前記任意の端末と無線通信で
きる通信手段を備え、該任意の端末または前記任意の相
手先端末は前記無線メッシュに無線または有線で直接接
続可能な端末または前記無線メッシュに無線または有線
で接続される他のネットワークに接続されている端末で
ある。
【0008】上記無線通信ネットワークシステムによれ
ば、設置、管理、保守等に係わる手間/コストが少なく
て済む故に非常に安価に利用できる情報通信インフラを
任意の利用者に提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1は、本実施形態の無線
通信ネットワークシステムに適用される無線メッシュの
概念図である。
【0010】図1に示す無線メッシュ10は、特定の間
隔で分散配置される複数の無線端末1より成る。この無
線端末1は、例えば特定小電力無線等であり、自らが直
接通信可能な距離には限りがあるので、例えば全ての無
線端末1は少なくとも自己に隣接する無線端末1とは通
信可能なように配置し、例えば発信元の無線端末が種々
の情報をパケット化して発信し、他の無線端末が順次こ
のパケットを中継していき、着信先の無線端末まで転送
することで、全ての無線端末間で通信可能となってい
る。
【0011】上記無線メッシュ10内の無線端末間の通
信手順については、ここでは特に説明しないが、例え
ば、本発明の出願人による先出願(特願平10−185
866号等)に記載されているように、無線メッシュ1
0を構成する各無線端末に識別の為のユニークなIDが
割り当てられており、各無線端末の各々が無線メッシュ
10を構成する全ての無線端末の構成情報を格納してお
り、これらを用いて各無線端末が各々通信パケットの転
送先の無線端末を選択することで通信パケットの中継が
行われ(すなわち、各無線端末は、通信機能以外に、メ
モリ等の記憶部や情報処理機能を有する)、これを順次
繰り返していくことで通信パケットを着信先の無線端末
に到達させるものである。
【0012】本実施形態の無線通信ネットワークシステ
ムは、例えば各市町村等の所定のエリア内に上記無線メ
ッシュ10を張り巡らせ、この無線メッシュ10に種々
の端末を接続可能にするサーバ機能等(後述する)を備
えて成る無線通信ネットワークシステムであり、これよ
り地域内のユーザに非常に安価に利用できる情報通信イ
ンフラを提供するものである。すなわち、特に、上記無
線メッシュ10は基本的に有線接続を必要としないの
で、ネットワーク構築時の設置作業が比較的容易になり
(配線作業が必要ない)、また管理/保守/修理等が比
較的容易となることから、このような通信インフラは非
常に安価に提供することが可能となる。
【0013】図2は、本実施形態の無線通信ネットワー
クシステムの概念図である。無線メッシュ10は、例え
ばある市内を対象エリアとして、各無線端末1を例えば
300m置きに配置して成る無線通信ネットワークであ
る。各無線端末1は、例えば電柱やビルの屋上等に設置
される。無線メッシュ10内における通信方式は、例え
ばTCP/IPベースの通信プロトコルを用いる。
【0014】このような無線メッシュ10に対して、メ
ッシュ外の端末2、3等が無線または有線で接続され
る。無線メッシュ10を構成する無線端末1の全てまた
は一部には、上記メッシュ外の端末2、3等と接続する
為の構成が付加される(以後、このような、無線メッシ
ュ10内の無線端末1間の通信(中継)を行う従来の機
能と、無線メッシュ10外の端末との通信を行う機能と
を併せ持つ無線端末1は、特に“アクセスポイント”と
言う)。メッシュ外の端末2、3は、上記サーバ機能等
(詳しくは後述する)により、このアクセスポイントか
ら当該無線通信ネットワークにアクセス可能となる。
【0015】このアクセスポイントから無線メッシュ1
0に接続するメッシュ外の端末2、3等の形態は、様々
である。例えば、図3(a)に示すように、メッシュ外
の端末2が、無線端末1と直接通信できる無線機能を有
するものであっても良いし、図3(b)に示すように、
メッシュ外の端末2と通信可能な無線機器4を無線端末
1に接続する構成であってもよい。これは、例えば図4
に示すように、メッシュ外の端末2がPHS端末5であ
る場合には、PHS基地局6を無線端末1Aに接続する
構成となる。
【0016】更に、“メッシュ外の端末”という概念
は、無線端末1Aと直接的に通信するものに限らない。
例えば、図5に示すように、図3のような形で無線端末
1と無線で接続可能なメッシュ外の端末2aがあり、こ
の端末2aが回線7(公衆回線、専用線等)に接続され
ている構成において、この回線7に接続されている他の
端末2bも上記“メッシュ外の端末”に含まれる。
【0017】あるいは、図6に示すように、無線メッシ
ュ10内の無線端末1に回線7を有線で接続した構成で
あってもよい。以下、本実施形態の無線通信ネットワー
クシステムについて、特に上記サーバ機能等について、
一例を示しながら、より具体的に説明していく。
【0018】図7は、ある地域内に無線通信ネットワー
クシステムを構築した一例を示す図である。同図におい
て、地域内無線網20は、上記無線メッシュ10を適用
して、例えばあるエリア(地域)内に300m置きに無
線端末1を配置して成る無線通信ネットワークである。
地域内無線網20には、メッシュ外の端末2が当該無線
網20を介して他の端末と通信を行うことを可能にする
為の機能を提供するサーバ30が備えられる。サーバ3
0には、位置登録サーバ、IPアドレス発行サーバ等が
ある。これらについては、後に詳述する。
【0019】アクセスポイント40は、上述した通り、
地域内無線網20を構成する無線端末1の中で、メッシ
ュ外の端末2との通信を行う機能を併せもつ端末のこと
である。
【0020】利用者端末50A、50Bは、メッシュ外
の端末2の一例である。利用者端末50Aは、家屋内に
設置されているパソコンであり、接続している無線機5
1(携帯電話、PHS等)により近隣のアクセスポイン
ト40Aにアクセスする。利用者端末50Bは携帯端末
であり、内蔵の/または接続した無線機により、現在そ
の近くにあるアクセスポイント40Bにアクセスする。
尚、例えば利用者端末50Aとアクセスポイント40A
との間に、無線機51と通信可能な無線機と無線端末1
と通信可能な無線機とが一体となった中継機を用意し、
この中継機を介してアクセスポイント40Aとアクセス
するようにしてもよい。
【0021】また、地域内無線網20は、無線/または
有線で他の回線(公衆回線、専用線等)と接続されてお
り、例えば同図に示すようにインターネット・ゲートウ
ェイ(インターネット・プロバイダ)60に接続されて
いる。このように、ユーザは、地域内無線網20を介し
て、利用者端末同士の通信に限らず、インターネット等
の他のネットワークの端末とも通信できる。勿論、イン
ターネットに限るものではなく、公衆回線網や他の専用
線網にも接続されていてもよい。
【0022】このように、例えば利用者端末50Aのユ
ーザが、地域内無線網20を介して、地域内無線網20
に直接接続可能な他の端末(利用者端末50B等)や、
地域内無線網20に接続している回線(公衆回線、イン
ターネット等)に接続している端末と通信できるように
する為には、その利用者端末50に対して、端末位置登
録とIPアドレス発行処理が行われている必要がある。
すなわち、地域内無線網20内ではTCP/IPベース
の通信プロトコルを用いており、各利用者端末50にI
Pアドレスを割り当てる必要がある。このIPアドレス
は、各利用者端末50に固定的に割り当てておくもので
はなく、その都度(例えば電源立ち上げ時に)、動的に
割り当てるものである。また、端末位置登録は、地域内
無線網20内の中継処理において通信相手の端末2に接
続する(最寄りの)無線端末1がどれであるかを知る必
要があるからである。尚、特に利用者端末50B(携帯
端末)のように移動しながら使用する可能性がある端末
は、通信する毎に最寄りの無線端末1が違う可能性もあ
るので、定期的に又は通信する毎に端末位置登録を確認
/更新するようにしてもよい。
【0023】図8は、上記端末位置登録とIPアドレス
発行処理を説明する為の図である。同図に示す〜に
対応させて、以下に、端末位置登録とIPアドレス発行
処理について説明する。 まず、各アクセスポイント40は、一定周期でブロー
ドキャストで呼び掛けを行っている。 各利用者端末50は、例えば電源立ち上げ時に、自己
の最寄りのアクセスポイント40から上記呼び掛けがあ
ると、これに応答して自己の端末IDを送信する。これ
らは、例えば独自通信プロトコル(TCP/IPプロト
コル以外のプロトコル)により行う。 アクセスポイント40は、上記応答を受けると、この
端末IDと共に自己のアクセスポイントIDを、位置登
録サーバ31に通知する。 これに応じて、IPアドレス発行処理が行われる。こ
のIPアドレス発行処理は、以下の通り行う。 (1)まず、位置登録サーバ31が上記端末ID、アク
セスポイントIDをIPアドレス発行サーバ32に通知
する。 (2)IPアドレス発行サーバ32は、自己が管理して
いるIPアドレスの中から任意のIPアドレスを選ん
で、このIPアドレスと上記端末ID、アクセスポイン
トIDとを対応付けて位置情報テーブル70に登録す
る。位置情報テーブル70は、各利用者端末50を識別
する“端末ID”71と、この端末50が現在どの位置
から接続可能であるかを示す“アクセスポイントID”
72と、この端末50に動的に割り当てられた“IPア
ドレス”73との3つのフィールド(データ項目)より
成り、これらが対応付けられて登録される。また、位置
情報テーブル70の登録内容は、必要に応じて(利用者
端末が他のアクセスポイントの位置に移動したとき等)
更新される。 (3)そして、上記IPアドレスを位置登録サーバ31
に通知する。 位置登録サーバ31は、上記IPアドレスを得ると、
上記IPアドレス発行サーバ32と略同様に、IPアド
レスと上記端末ID、アクセスポイントIDとを対応付
けて登録する。このように、位置登録サーバ31とIP
アドレス発行サーバ32とで位置情報テーブル70を2
重に持つのは、例えばシステムの安全性を確保する為で
ある。また、位置登録サーバ31は、このIPアドレス
をアクセスポイント40に通知する。 アクセスポイント40は、上記取得したIPアドレス
を利用者端末50に通知する。
【0024】尚、上記説明では、位置登録サーバ31と
IPアドレス発行サーバ32とが別々に存在するが、こ
れに限るものではなく、例えば位置登録サーバ31がI
Pアドレス発行サーバ32の機能も併せ持つようにして
もよい。
【0025】また、位置登録サーバ31は、地域内無線
網20全体で一台設置するものとは限らない。地域内無
線網20全体を複数のグループに分割し(例えば地域全
体で300台の無線端末1があるとして、例えば30台
毎に1グループとして10のグループ)、グループ毎に
位置登録サーバ31を設け、各無線端末は自グループの
位置登録サーバ31にアクセスするようにしてもよい。
この場合、IPアドレス発行サーバ32は一台で全ての
位置登録サーバ31の位置情報テーブルを持っているこ
とになり、10台の位置登録サーバ31を管理/統轄す
る役割を果たすものとしてもよい。また、尚、各位置登
録サーバ31は、グループ内の無線端末のいずれか1つ
に接続され、各無線端末は自グループ内でこの位置登録
サーバ31を接続している無線端末のIDを保持してい
ることで、位置登録サーバ31にアクセスするようにし
てもよい。
【0026】上述した処理によって、利用者端末50の
位置登録とIPアドレス割り当てが行われると、ユーザ
は、地域内無線網20を介して各種通信/サービスの利
用が可能となる。例えば、図2〜図6の例のように、ユ
ーザは、地域内無線網20を介して、当該無線網に直接
接続している他の端末や、当該無線網に接続している他
の回線(公衆回線、インターネット等)に接続している
他の端末と通信可能となる。
【0027】この通信の一例を、図9を参照して説明す
る。図9は、地域内無線網20を介する通信の一例を示
す図である。これは、上記の様に登録した位置情報テー
ブルを参照して行うものである。
【0028】同図には、アクセスポイント40Aから地
域内無線網20にアクセスする利用者端末50Aと、ア
クセスポイント40Bから地域内無線網20にアクセス
する利用者端末50Bとの間で通信を行う場合を示す。
【0029】各利用者端末50A、50Bに対しては、
例えば電源立ち上げ時に、図8で説明した端末位置登録
とIPアドレス発行処理が行われており、同図に示すよ
うに位置情報テーブル70には各利用者端末50A、5
0Bの端末ID71(p、q)、これらに各々対応する
アクセスポイントのID72(S、T)、及び発行され
たIPアドレス73(その例は特に示さない)とが対応
付けて登録されているものとする。
【0030】例えば利用者端末50Aが利用者端末50
Bと通信を行う場合、まず、利用者端末50A側では、
通信相手先(利用者端末50B)のマシンID(端末I
D)を知っているものとする。利用者端末50Aが、利
用者端末50BのマシンIDを用いて通信を開始する
と、これを受け取ったアクセスポイント40Aは、通信
相手先のIPアドレスとそのアクセスポイント位置を知
るために、上記マシンIDをサーバ30に通知して、利
用者端末50Bの現在のIPアドレスとそのアクセスポ
イント40BのアクセスポイントIDを得る。このアク
セスポイントIDを得ることで、例えば上記先出願に記
載の経路制御を行って、アクセスポイント40A、40
B間の通信経路を確保できる。そして、取得したIPア
ドレスを用いて、TCP/IPベースの通信プロトコル
により、利用者端末50A、50B間で通信可能とな
る。
【0031】また、例えば利用者端末50Aがインター
ネットにアクセスする場合には、予めインターネットプ
ロバイダ60のゲートウェイアドレスが登録されてお
り、これを用いてプロバイダに接続する。
【0032】アクセスポイントは、通信を行う際、常に
位置登録サーバ31に問い合せを行うものとは限らな
い。例えば、以下の図10で説明するような送受信テー
ブルを用いることで、サーバレス通信も行える。
【0033】図10は、サーバレス通信の一例を説明す
る為の図である。同図において、送受信テーブル80
は、各アクセスポイント40毎に備えられる記憶ユニッ
ト(RAM、フラッシュメモリ等)に格納されているテ
ーブルである。送受信テーブル80には、例えば、上記
図9で説明したサーバ30から通信相手先のIPアドレ
ス及びそのアクセスポイントIDを取得したときに、こ
れらをマシンIDと対応付けて一時的に記憶する。換言
すれば、送受信テーブル80は、各アクセスポイント毎
に現在の自己の通信に必要な部分だけ位置情報テーブル
70の一部を一時的に記憶しておくテーブルであるとも
言える。
【0034】このように、アクセスポイントは、通信を
開始する際には、まず自己の送受信テーブル80を検索
して、該当するデータが登録されている場合には、逐一
サーバ30に問い合せることなく、通信を行うことがで
きる。送受信テーブル80に登録されていない場合の
み、サーバ30に問い合せを行う。これより、サーバ3
0に問い合せが集中して、サーバの処理負荷が増大した
り、サーバにアクセスする為の通信経路が混むような事
態は少なくなる。
【0035】また、アクセスポイントに位置登録サーバ
と略同様機能を持たせるようにしてもよい(以下、疑似
サーバ機能という)。更に、システムの安全性の向上等
の為に、例えば隣接するアクセスポイント間で互いの位
置情報テーブルの情報を共有するようにしてもよい。こ
れらについて、図11を参照して説明する。
【0036】図11は、上記疑似サーバ機能と位置情報
テーブルの共有について説明する為の図である。同図に
示す例では、あるグループ内において2つのアクセスポ
イントが上記疑似サーバ機能を有するものとする。すな
わち、アクセスポイント40A、40Bが、それぞれ位
置情報テーブルを持っている。
【0037】そして、ある一定周期で、自己の持つ位置
情報を他のアクセスポイントにミラーリングすることに
より、位置情報テーブルをアクセスポイント同士が共有
するようにしておく。このようにしておくことで、シス
テムの安全性が向上すると共に、負荷増大時のサーバ機
能移転が行える。サーバ機能移転とは、例えばアクセス
ポイント40Aのトラフィックが多くなったとき、アク
セスポイント40Bがアクセスポイント40Aの処理の
一部または全てを代行することである。このようにトラ
フィックが集中した場合に、分散させるようにもでき
る。
【0038】尚、更に、各アクセスポイントを無線ルー
タとして、各アクセスポイントがそれぞれIPアドレス
を割り当てるようにすることも可能である。また、地域
内無線網20に設けられるサーバ機能30としては、上
記位置登録サーバ31、IPアドレス発行サーバ32以
外に、保守・管理サーバを設けてもよい。保守・管理サ
ーバは、例えば、上記図11で説明したトラフィックの
集中が起こったときのサーバ機能移転を管理/制御す
る。これは、例えば、各アクセスポイントが自己の運転
記録を保守・管理サーバに通知することで、保守・管理
サーバはトラフィックの状態を検知して、必要に応じて
上記サーバ機能移転等を行わせる。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
無線通信ネットワークシステムによれば、設置、管理、
保守等に係わる手間/コストが少なくて済む故に非常に
安価に利用できる情報通信インフラを、任意の利用者に
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の無線通信ネットワークシステムに
適用される無線メッシュの概念図である。
【図2】本実施形態の無線通信ネットワークシステムの
概念図である。
【図3】無線メッシュと接続するメッシュ外の端末の一
例を示す図(その1)である。
【図4】無線メッシュと接続するメッシュ外の端末の一
例を示す図(その2)である。
【図5】無線メッシュと接続するメッシュ外の端末の一
例を示す図(その3)である。
【図6】無線メッシュと接続するメッシュ外の端末の一
例を示す図(その4)である。
【図7】ある地域内に無線通信ネットワークシステムを
構築した一例を示す図である。
【図8】端末位置登録とIPアドレス発行処理を説明す
る為の図である。
【図9】地域内無線網を介する通信の一例を示す図であ
る。
【図10】サーバレス通信の一例を説明する為の図であ
る。
【図11】疑似サーバ機能と位置情報テーブルの共有に
ついて説明する為の図である。
【符号の説明】
1 (無線メッシュを構成する)無線端末 2 無線メッシュ外の端末 3 無線メッシュ外の端末 4 (メッシュ外の端末2と通信可能な)無線機器 5 PHS 6 PHS基地局 7 回線(公衆回線、専用線等) 10 無線メッシュ 20 地域内無線網 30 サーバ 31 位置登録サーバ 32 IPアドレス発行サーバ 40 アクセスポイント 50 利用者端末 51 無線機 60 インターネット・ゲートウェイ 70 位置情報テーブル 71 端末ID(フィールド名) 72 アクセスポイントID(フィールド名) 73 IPアドレス(フィールド名) 80 送受信テーブル 81 端末ID(フィールド名) 82 アクセスポイントID(フィールド名) 83 IPアドレス(フィールド名)
フロントページの続き (72)発明者 土屋 和広 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 内山 拓 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 柳原 秀明 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 鈴木 聡 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 塚田 理佳 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 寿上 宏司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA04 AA09 CB01 DA01 DA06 DA19 DB01 DB12 DB18 EC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線データ通信を行う複数の無線端末を
    あるエリア内に特定の間隔で分散配置して、前記無線端
    末のいずれも直接又は他の1以上の無線端末を介するこ
    とで他の全ての無線端末と通信可能であるように構成さ
    れる無線メッシュと、 任意の端末に対して所定の接続登録手続きを行って、該
    任意の端末が該無線メッシュを介して他の任意の相手先
    端末と通信することを可能にする通信登録制御手段と、 を有することを特徴とする無線通信ネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記通信登録制御手段は、登録すべき任
    意の端末に動的にIPアドレスを割り当てると共に、登
    録すべき任意の端末を識別するIDと、該任意の端末が
    接続する無線端末を識別するIDと、該IPアドレスと
    を対応付けて格納することにより、該登録した任意の端
    末が該無線メッシュを介する通信可能とすることを特徴
    とする請求項1記載の無線通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記無線メッシュを構成する無線端末の
    一部または全ては、前記任意の端末と無線通信できる通
    信手段を備え、該任意の端末または前記任意の相手先端
    末は前記無線メッシュに無線または有線で直接接続可能
    な端末または前記無線メッシュに無線または有線で接続
    される他のネットワークに接続されている端末であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の無線通信ネット
    ワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記通信手段は、前記任意の端末または
    任意の相手先端末がPHS端末である場合に対応したP
    HS基地局であることを特徴とする請求項3記載の無線
    通信ネットワークシステム。
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