JPH06143369A - プラスチック成形品の取出し方法およびその装置 - Google Patents

プラスチック成形品の取出し方法およびその装置

Info

Publication number
JPH06143369A
JPH06143369A JP4322442A JP32244292A JPH06143369A JP H06143369 A JPH06143369 A JP H06143369A JP 4322442 A JP4322442 A JP 4322442A JP 32244292 A JP32244292 A JP 32244292A JP H06143369 A JPH06143369 A JP H06143369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
plastic
plastic molded
molded product
lens frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4322442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3415181B2 (ja
Inventor
Kazuya Hirose
量哉 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP32244292A priority Critical patent/JP3415181B2/ja
Publication of JPH06143369A publication Critical patent/JPH06143369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3415181B2 publication Critical patent/JP3415181B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形したプラスチックレンズの取り出しと同
時に鏡枠への組み付けを行う。 【構成】 鏡枠8を装着した保持部材7を型開き状態の
可動型2に進出させ、ガイドピン17をガイドブッシュ
21に嵌合してプラスチックレンズ12と鏡枠8とを芯
出しする。入子10を進出してプラスチックレンズ12
を鏡枠8内に挿入し、チューブ34によりプラスチック
レンズ12を減圧吸引した状態で、入子10を後退さ
せ、離型する。プラスチックレンズ12の型から取り出
しと鏡枠8への組み付けとを同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形型で成形され、ゲー
トカットされたプラスチック成形品を取り出す方法およ
び装置に関し、特にプラスチック成形品と組付用部品と
を組み付けた状態で取り出すことが可能な方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品の成形型からの取り
出しにおいては、成形品を型内でゲートカットすること
が行われている。図11は実開昭55−21125号公
報に、図12および図13は特開平3−183518号
公報に記載されたこれらのゲートカット方法を示す。図
11においては、切断ピン用エジェクタロッド101に
対し切断用突出しピンを同軸上に配置し、切断ピン用エ
ジェクタロッド101により切断用突き出しピン102
を補助ピン103方向に押し上げることでゲート部のカ
ッティングを行っている。図12においては、可動側型
板120および固定側型板121に入子106を設けて
いる。入子106の外周面には図13に示すように、螺
旋溝104が形成されており、この螺旋溝104に対し
てガイドピン105を係合状態で進退させることにより
入子106が回転しながら軸方向に押し出されて、ゲー
トカットを行っている。図14および図15はこのよう
な手段によりゲートカットされたレンズ等のプラスチッ
ク成形品110を搬送するため、実開昭63−9471
4号公報に記載された搬送部材である。この搬送部材は
チャック本体109から一対のチャックハンド108が
開閉自在に引き出されると共に、チャックハンド108
の先端部に弾性部材107が取り付けられている。プラ
スチックレンズ等のプラスチック成形品110はチャッ
クハンド108の閉動作によって弾性部材107に弾性
的に保持され、この状態で成形型からの搬出が行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
クレンズは成形後に鏡枠に組み付ける必要があり、この
ため成形型からの取出し後においては、収納箱に収めて
鏡枠への組み付け工程に移送され、一つずつ取り出され
て組み付けが行われる。そして、このような取出し、搬
送、組み付けなどの処理においては、それぞれ専用の装
置が必要となっている。これに対し、上述した従来装置
を組み合わせた場合では、単にプラスチック成形品のゲ
ートカットおよび成形型からの搬出を行うだけのものと
なるに過ぎない。従って、これらを組み合わせたとして
も、上述した専用の装置が必要であり、簡素化を期する
ことはできないものとなっている。また、搬送や組み付
け時におけるプラスチック成形品の傷付きや汚れ付着に
対しても有効な対抗手段を採ることはできない不都合が
ある。本発明は、上記事情を考慮してなされたものであ
り、成形型からのプラスチック成形品の取出し時に組付
用部品への組み付けを同時に行うことができ、これによ
り成形品の傷付き、汚れ付着を防止でき、しかも構造を
簡素化することが可能なプラスチック成形品の取出し方
法およびそのための装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプラスチック成
形品の取出し方法は、プラスチック成形品が組み付けら
れる組付用部品を成形型で成形された状態のプラスチッ
ク成形品に対して位置決めし、その後プラスチック成形
品を組付用部品方向に突き出して相互組み付けし、この
状態で成形型から一体的に取り出すことを特徴とする。
また、本発明の取出し装置は、プラスチック成形品が組
み付けられる組付用部品を着脱自在に保持すると共に前
記プラスチック成形品を成形する成形型に対して進退移
動する保持手段と、プラスチック成形品に対して組付用
部品が芯出しされるように前記保持手段を位置決めする
位置決め手段とを備えていることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成の取出し方法は、成形型で成形された
プラスチック成形品に対して組付用部品を位置決めした
後、プラスチック成形品の取出しと同時に組付用部品に
組み付けるため、組み付け状態での取出しが行われる。
このため組み付け工程への搬送や取出しが不要となり、
プラスチック成形品の傷付きや汚れ付着を防止できる。
また、上記構成の取出し装置では、組付用部品を保持し
た保持手段を位置決め手段が位置決めするため、プラス
チック成形品の取出しと組付用部品への組み付けを同時
に行うことができる。
【0006】
【実施例1】図1ないし図4は本発明の実施例1を示
す。図1は射出成形機1の全体構成を示し、可動型2と
固定型3とが対向配置され、固定側にはホッパー4およ
び加熱筒5が設けられている。6はロボットであり、後
述する保持部材7を上下・左右および前後の3軸方向に
移動させることにより、保持部材7を可動型2に対して
進退移動させる。この場合、保持部材7は組付用部品と
しての鏡枠8(図2および図3参照)を着脱自在に保持
した状態で進退移動する。
【0007】可動型2は図2および図3に示すように、
可動側型板9と可動側型板9に設けられた入子10およ
びスリーブ11とを備えている。入子10はレンズ形状
のプラスチック成形品12(以下、プラスチックレンズ
12と記する。)の光学面を形成するものであり、スリ
ーブ11はプラスチックレンズ12の外周部を形成する
ものである。13はプラスチックのスプルー・ランナー
14を突き出すため、可動側型板9内にスライド可能に
設けられたエジェクタピンである。本実施例において、
このエジェクタピン13が挿入された可動側型板9には
螺旋溝15が形成されており、スプルー・ランナー14
が回転しながら突き出されるようになっている。16は
型内でゲートを切断するための切断ピンであり、油圧シ
リンダ(図示省略)により可動側型板9をスライド移動
する。17は固定型3に設けたガイドブッシュ(図示省
略)に嵌合する複数のガイドピンであり、この嵌合によ
り可動型2と固定型3との芯出しを行う。このガイドピ
ン17は後述するように、保持部材7を可動型2に対し
て位置決めする位置決め手段としても機能する。
【0008】保持部材7はロボット6に取り付けられた
平板状の本体20と、可動側型板9のガイドピン17が
嵌合して本体20を可動側型板9に対して位置決めする
ガイドブッシュ21とを備えている。以下、この保持部
材7の構成を図2,図3,図4により説明する。保持部
材7の本体20における可動型2との対向面には、リン
グ状の回転板22が回転可能に取り付けられ、この回転
板22に保持アーム24が連結軸23を介して取り付け
られている。保持アーム24は、図4に示すように、回
転板22に等間隔で3箇所配設されており、それぞれの
保持アーム24はピン25を介して本体20に回動可能
に連結されている。これらの保持アーム24は鏡枠8の
外周面に当接することにより、鏡枠18を着脱自在に保
持するものである。かかる鏡枠8への当接およびその離
隔は回転板22の正逆回転によるピン25廻りの回動に
よって行われる。この回転板22の回転を行うため、回
転板22はロッド26を介してエアシリンダ27に連結
されている。保持部材7の本体20におけるスプルー・
ランナー14との対向部位には挟持アーム28が設けら
れている。挟持アーム28は図4に示すように、回転軸
29を介してX字状に組み付けられており、各挟持アー
ム28の一端側にはリンク30が連結され、このリンク
30の重ね合わせ部分がロッド31を介してエアシリン
ダ32に連結している。このような構造ではエアシリン
ダ32の作動で挟持アーム28の他端側が拡縮し、この
拡縮によりスプルー・ランナー14の挟持およびその開
放を行う。
【0009】このような保持部材7における鏡枠8の保
持部分には貫通孔33が形成され、この貫通孔33がチ
ューブ34を介して真空ポンプ(図示省略)に連結され
ている。これにより真空ポンプが作動すると、鏡枠8内
の空気が排出される。35はこの鏡枠8と本体20との
隙間を塞ぐためのOリングである。
【0010】図2および図3において、35は本体20
内のばね36により突出するように付勢されたセンサピ
ンであり、その基端部がリミットスイッチ37に当接可
能となっている。このセンサピン35は先端部が可動側
型板9に当接することにより押し込まれ、この押し込み
により基端部がリミットスイッチ37と当接する。これ
によりリミットスイッチ37はロボット6に信号を送出
する。なお、センサピン35はストッパー38により、
本体20からの脱離が防止されている。以上の構成に加
えて、保持部材7に対して鏡枠8を供給し、排出する給
排装置(図示省略)がロボット6近辺に設けられてい
る。
【0011】次に本実施例の作動を説明する。給排装置
により鏡枠8が保持部材7に供給されると、エアシリン
ダ27が作動して回転板22が回転し、これにより保持
アーム24が鏡枠8の外周面に当接して鏡枠8を保持す
る。一方、可動型2および固定型3の型締め状態で射出
成形されたプラスチックレンズ12に対し、切断ピン1
6がゲートカットを行うと共に、可動型2と固定型3と
が型開きする。この型開きの際には、ロボット6の作動
により保持部材7が可動型2と対向するように進出する
(図2参照)。その後、保持部材7は可動側型板9に接
近移動し、この移動によりガイドピン5がガイドブッシ
ュ21内に嵌入する。この嵌入によりプラスチックレン
ズ12と鏡枠8との組付け芯が一致する。さらに保持部
材7が可動側型板9に接近すると、センサピン35が可
動側型板9に当接して押し込まれ、センサピン35が一
定量押し込まれると、リミットスイッチ37がリミット
信号をロボット6に出力する。これにより保持部材7の
移動が停止する。この状態においては、保持部材7と可
動型2とは相対的に位置決めされた状態で停止する。
【0012】次に、射出成形機1の突き出しロッドが作
動してプラスチックレンズ12が突き出されるが、鏡枠
8がプラスチックレンズ12と芯出しされているため、
プラスチックレンズ12は鏡枠8内に押し込まれる(図
3参照)。このプラスチックレンズ12の突き出し時に
はエジェクタピン13によってスプルー・ランナー14
も突き出されるが、スプルー・ランナー14は、螺旋溝
15の作用によって図4に示す矢印方向に回転して鏡枠
8から遠ざかる。このためスプルー・ランナー14は鏡
枠8や保持アーム24と干渉することなく、突き出され
る。そして、突き出されたスプルー・ランナー14はエ
アシリンダ32の駆動による挟持アーム28の作動によ
り、同アーム28に挟持される。
【0013】その後、射出成形機1の突き出しロッドを
復帰させるが、このとき、鏡枠8のプラスチックレンズ
12裏側部分が負圧室Aとなってプラスチックレンズ1
2が吸着されているため、プラスチックレンズ12は入
子10から離型する。従って保持部材7を可動型2から
後退させることにより、スプルー・ランナー14の取出
しと、プラスチックレンズ12が組み付けられた鏡枠8
の取出しが行われ、給排装置で鏡枠8を保持部材7から
外す、その後、接着、かしめ等の手段により鏡枠8への
プラスチックレンズ12の本格的な固定を行う。
【0014】このような本実施例では、プラスチックレ
ンズ12の取出しと同時に鏡枠18への組み付けが行わ
れるため、プラスチックレンズ取り出し後の鏡枠18へ
の組み付け工程が不要となり、そのための専用の装置が
不要となって、構成を簡素化できる。また、プラスチッ
クレンズ12の取り出しと同時に鏡枠18に組み付けら
れ、この組み付け状態でその後の処理が行われるため、
プラスチックレンズ12が傷付いたり、汚れたりするこ
とがなくなる。
【0015】
【実施例2】図5は本発明の実施例2を示し、実施例1
と同一の要素は同一の符号で対応させてある。この実施
例では保持部材3の本体20にフロート板41が設けら
れている。フロート板41はガイド軸42に沿って可動
型2方向に移動可能となっていると共に、ばね43によ
って可動型2方向に押圧されている。鏡枠8を着脱自在
に保持する保持アーム24はこのフロート板41に取り
付けられている。また本体20における鏡枠8の取り付
け部分に対応した部位には穴部46が形成されると共
に、この穴部46との対応部位にレンズ44を先端に有
した光ファイバー45が接続されている。光ファイバー
45は紫外線ランプに接続されるものである。このよう
な保持部材7は可動側型板9と平行な状態および直交す
る状態に切り換えられるように回転可能にロボット6に
取り付けられている。
【0016】次に本実施例の作動を説明する。本実施例
において、鏡枠8にはガラスレンズ47があらかじめ固
着されており、この状態で保持アーム24に保持され
る。この鏡枠8の保持は保持部材を水平な状態としたと
きにおこなわれる。また、鏡枠8におけるプラスチック
レンズ12の挿入部分の内面には紫外線硬化型接着剤4
8が塗布されている。
【0017】鏡枠8を保持した保持部材7は次に、可動
側型板9と平行な状態となり、その後、型開き状態の可
動型2に対向するように移動し、ガイドピン35とガイ
ドブッシュ21との嵌合により保持部材7と可動側型板
9との位置決めが行われる。そしてプラスチックレンズ
12を突き出して、鏡枠8に挿入する。この挿入時には
入子10がプラスチックレンズ12を突き出す力でプラ
スチックレンズ12が鏡枠8へ押し付けられるが、ばね
43によってプラスチックレンズ12が鏡枠8へ押し付
けられる力は一定に保たれる。その後、紫外線ランプか
ら紫外線を照射して光ファイバー45およびレンズ44
を介して鏡枠8に塗布された接着剤48へ照射する。こ
れにより、接着剤48が固化し、プラスチックレンズ1
2が鏡枠8へ固定される。この状態で射出成形機1の突
き出しロッドを元に戻して、プラスチックレンズ12を
入子10から離型する。さらに、保持部材7を可動型2
から離し、スプルー・ランナー14を排出した後、保持
部材7を水平状態にして鏡枠8を収納箱に収納する。こ
の場合、必要に応じて鏡枠8に紫外線を照射して接着剤
48をさらに硬化しても良い。
【0018】このような本実施例においても、プラスチ
ックレンズ12の取り出しと同時に鏡枠8への組み付け
を行うことができる。この組み付けと共に、プラスチッ
クレンズの鏡枠8への固定も行うことができ、より確実
な組み付けが可能となっている。また鏡枠8の給排装置
も不要となるメリットがある。
【0019】
【実施例3】図6および図7は本発明の実施例3を示
す。この実施例では図7に示すように、プラスチックレ
ンズ51と筒体52とを有したプラスチック成形品50
と、プラスチック成形品50の筒体52に挿通した支軸
53とを成形後の取り出しと同時に組み付けるものであ
る。かかるプラスチック成形品50は支軸53に沿って
進退することにより、光学機器のズーミング,フォーカ
シングに使用される。
【0020】このようなプラスチック成形品50の成形
を行う射出成形機は図6に示すように、筒体52の貫通
孔を形成するための入子ピン55がスリーブ11に突出
状に設けられている。また、支軸53を入子ピン55と
同軸的に支持する支持アーム56が保持部材7の本体2
0に設けられている。この支持アーム56はエアシリン
ダ(図示省略)によって開閉して支軸53の支持および
その開放を行う。さらに成形後のプラスチック成形品5
0を保持する押え板57が本体20に取り付けられたモ
ータ58の回転軸59に取り付けられている。
【0021】上記構成では、成形後のプラスチック成形
品50を突き出すと、筒体52が入子ピン55から離型
し、この離型と同時に支軸53が筒体52に挿通され
る。また、押え板57を回転させてプラスチック成形品
50を保持し、この状態で射出成形機の突き出しロッド
を元に戻すことによりプラスチック成形品50は入子1
0から離型する。従って、このような本実施例では、組
付用部品がピン状の支軸53であっても、プラスチック
成形品50の取り出しと同期した組み付けを行うことが
できる。
【0022】
【実施例4】図8は本発明の実施例4を示す。この実施
例では、成形直後の高温のプラスチックレンズ12の外
形D0 が鏡枠8の内径D2 よりも若干、大きく、常温状
態のプラスチックレンズ12の外形D1 が鏡枠8の内径
2 よりも小さくなるように、すなわちD0 >D2 ≧D
1 となるようにレンズ12が成形される。
【0023】上記構成において成形直後のプラスチック
レンズ12を突き出すと、D0 >D2 のため、同レンズ
12を鏡枠8内に圧入することができる。そして、射出
成形機の突き出しロッドを元に戻すことにより、プラス
チックレンズ12が入子10から離型する。その後、プ
ラスチックレンズ12を外気で冷却して常温とすること
により、D2 ≧D1 の関係となるため、鏡枠8がプラス
チックレンズ12を締めつけることがなく、同レンズ1
2の光学面が歪むことがない。そして、接着、かしめ等
の手段により、プラスチックレンズ12を鏡枠8に固定
する。このような本実施例では、減圧吸着や紫外線照射
を行うことなく、プラスチックレンズ12の鏡枠8への
組み付けが可能となる。
【0024】
【実施例5】図9は本発明の実施例5を示す。この実施
例では鏡枠8にガラスレンズ47があらかじめ固着され
ており、このガラスレンズ47の固着部分とプラスチッ
クレンズ12の挿入部分との間には穴部60が開口され
ている。また、穴部60に対向する保持アーム24には
連通穴61が形成され、この連通穴61がチューブ62
を介して真空ポンプ(図示省略)に接続されている。
【0025】このような構成では、プラスチックレンズ
12を鏡枠8内に挿入した状態で、真空ポンプによりプ
ラスチックレンズ12とガラスレンズ47との間を負圧
とすることにより、プラスチックレンズ12が吸着状態
となる。このためプラスチックレンズ12を入子10か
ら離型することができる。
【0026】
【実施例6】図10は本発明の実施例6を示す。この実
施例ではプラスチックレンズ12の外周部分に突起12
aが複数形成されていると共に、鏡枠8にはこの突起1
2aがスナップフィット結合する係合穴8aが対向形成
されている。このような構成では、プラスチックレンズ
12が鏡枠8に挿入されると、突起12aと係合穴8a
とがスナップフィット結合する。このためプラスチック
レンズ12が鏡枠8と結合するため、入子10から離型
することができる。従って、この実施例においても、減
圧吸着や紫外線照射を行うことなく、プラスチックレン
ズ12の取り出しに連動した鏡枠8との組み付けを行う
ことができる。
【0027】なお本発明では、プラスチックレンズ12
と鏡枠8との組み付け芯を一致させる機構を各実施例に
示すように可動型2にガイドピン35を設け、これと嵌
合するガイドブッシュ21を保持部材7に設ける手段に
限定されるものではなく、可動型2にガイドブッシュを
設け保持部材7および固定型3に各々ガイドピンを設け
ても良い。また、可動型2と固定型3との芯および可動
型2との保持部材7との芯を一致させる機構としては、
ガイドピンとガイドブッシュの組み合わせだけでなく、
テーパピンとテーパロックピンの組み合わせや固定側ス
リーブと可動側スリーブのテーパ嵌合で行っても良い。
さらに、本発明は、プラスチックレンズのゲートを型内
で切断する手段に影響を受けるものではなく、実施例に
示した手段以外に例えば特開昭55−21125号公報
や特開平3−183518号公報等に記載された手段を
用いても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、プラスチック成
形品の取り出しと同時に組付用部品との組み付けを行う
ため、搬送や組み付け時にプラスチック成形品が傷付い
たり、汚れが付着することなく、しかも組付け機構を簡
素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の全体の側面図。
【図2】実施例1の位置合わせを示す断面図。
【図3】実施例1の組み付けを示す断面図。
【図4】保持部材の平面図。
【図5】実施例2の断面図。
【図6】実施例3の断面図。
【図7】実施例3の成形品の斜視図。
【図8】実施例4の断面図。
【図9】実施例5の断面図。
【図10】実施例6の断面図。
【図11】ゲートカットを行う従来装置の断面図。
【図12】ゲートカットを行う別の従来装置の断面図。
【図13】図12の要部の側面図。
【図14】搬送を行う従来装置の側面図。
【図15】図14の部分断面図。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 可動型 3 固定型 6 ロボット 7 保持部材 8 鏡枠 12 プラスチックレンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成形品が組み付けられる組
    付用部品を成形型で成形された状態のプラスチック成形
    品に対して位置決めし、その後プラスチック成形品を組
    付用部品方向に突き出して相互組み付けし、この状態で
    成形型から一体的に取り出すことを特徴とするプラスチ
    ック成形品の取出し方法。
  2. 【請求項2】 プラスチック成形品が組み付けられる組
    付用部品を着脱自在に保持すると共に前記プラスチック
    成形品を成形する成形型に対して進退移動する保持手段
    と、プラスチック成形品に対して組付用部品が芯出しさ
    れるように前記保持手段を位置決めする位置決め手段と
    を備えていることを特徴とするプラスチック成形品の取
    出し装置。
JP32244292A 1992-11-06 1992-11-06 プラスチック成形品の取出し方法およびその装置 Expired - Fee Related JP3415181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32244292A JP3415181B2 (ja) 1992-11-06 1992-11-06 プラスチック成形品の取出し方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32244292A JP3415181B2 (ja) 1992-11-06 1992-11-06 プラスチック成形品の取出し方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06143369A true JPH06143369A (ja) 1994-05-24
JP3415181B2 JP3415181B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=18143720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32244292A Expired - Fee Related JP3415181B2 (ja) 1992-11-06 1992-11-06 プラスチック成形品の取出し方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3415181B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03193332A (ja) * 1989-12-22 1991-08-23 Olympus Optical Co Ltd レンズ等の光学系と枠の一体成形方法、成形用金型および一体成形品
JPH05200768A (ja) * 1992-01-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 成形方法
JPH05200772A (ja) * 1992-01-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 成形方法
JPH0615682A (ja) * 1992-07-02 1994-01-25 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形方法及び装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03193332A (ja) * 1989-12-22 1991-08-23 Olympus Optical Co Ltd レンズ等の光学系と枠の一体成形方法、成形用金型および一体成形品
JPH05200768A (ja) * 1992-01-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 成形方法
JPH05200772A (ja) * 1992-01-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 成形方法
JPH0615682A (ja) * 1992-07-02 1994-01-25 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3415181B2 (ja) 2003-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100269553B1 (ko) 열 가소성 안경 렌즈의 성형, 돌출 및 침지코팅 방법
TW200842021A (en) Taking out unit of light guide plate and taking out method of light guide plate
AU2549799A (en) Insert part stuck cylindrical article, its forming method, and its forming device
KR101814667B1 (ko) 캡 어셈블리 제조장치 및 이를 이용한 제조방법
US7156650B2 (en) Device for removing an injection molded substrate from an injection mold
EP0729405B1 (en) Optical disk removal from injection mold
JPH06824A (ja) 中子突き出し装置
JP3415181B2 (ja) プラスチック成形品の取出し方法およびその装置
EP0501050A1 (en) Unit type mold for injection molding
JPS63191610A (ja) 射出成形金型
JPH08267467A (ja) 金型装置および成形方法
JPH0615682A (ja) 射出成形方法及び装置
JPH06198675A (ja) ディスク基板の射出成形装置及び射出成形方法
JP2004066773A (ja) レンズ鏡枠一体成形型
JP2673841B2 (ja) 中子ストッカー機能を有する金型
JP2888905B2 (ja) インサート成形装置
JPH0732371A (ja) 成形品の取出し装置
JP4307765B2 (ja) 成形体の取り出し補助装置および取り出しシステム
JP2002254474A (ja) 脆性リングのインサート成形方法および金型
JP2004255608A (ja) 成形型並びに成形型へのインサート部品の挿入方法及び装置
JP4027769B2 (ja) インサートワーク用チャック及びインサート成形品取出機
JPH04112022A (ja) 成形方法および成形装置
JPH01123715A (ja) アンダーカットを有する環状部を含む成形品の射出成形方法および該成形品の射出成形装置
JP2681079B2 (ja) 成形品の取り出し装置
JPH0347726Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees