JPH0614330Y2 - 鳥害防止用カバー - Google Patents

鳥害防止用カバー

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JPH0614330Y2
JPH0614330Y2 JP7600289U JP7600289U JPH0614330Y2 JP H0614330 Y2 JPH0614330 Y2 JP H0614330Y2 JP 7600289 U JP7600289 U JP 7600289U JP 7600289 U JP7600289 U JP 7600289U JP H0614330 Y2 JPH0614330 Y2 JP H0614330Y2
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JP
Japan
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honeycomb structure
cover
peripheral surface
bird damage
insulating rod
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JP7600289U
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JPH0315422U (ja
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康裕 中島
公秋 水野
則雄 田中
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、烏、鳶、鵜等の鳥類が送電線鉄塔上の碍子
装置付近に接近することによって発生する閃絡事故を防
止するために、アークホーンの先端に取り付けて使用さ
れる鳥害防止用カバーに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の鳥害防止用カバーとしては、例えば実開
昭63−164120号公報に示されるような構成のも
のが知られている。
この従来構成では、第4図に示すように、カバー本体1
がコージェライト系ハニカム構造体2によりほぼ円筒状
に形成されるとと共に、その両端面が釉薬等の目封じ層
31によって目封じされ、カバー本体1の外周面には絶
縁性帯状の補強バンド32が密着されている。また、ハ
ニカム構造体2の基端面には挿入孔33が形成され、そ
の挿入孔33には取付用の絶縁棒8が挿入接着されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、この従来の鳥害防止用カバーにおいては、次
のような問題点があった。
(1)ハニカム構造体2の外周面が帯状の補強バンド3
2によって部分的に補強された構成であるため、雷撃あ
るいは碍子の汚損に基づく閃絡により、アークホーン1
6にアークが繰り返し生じて、ハニカム構造体2の内周
面側に高熱によるクラックが発生した場合、補強バンド
32の部分的な締め付けのみでは、ハニカム構造体2の
クラック発生部分の脱落を防止することができない。
(2)前記のようにハニカム構造体2の内周面側にクラ
ックが発生した後、電線の揺れ等によりカバー本体1に
振動が加わった場合、補強バンド32の部分的な締め付
けのみでは、クラックがハニカム構造体2の外周面側に
進展するのを阻止することはできず、ハニカム構造体2
の全体にクラックが広がって、クラック発生部分の脱落
を回避できなくなる。
(3)ハニカム構造体2の基端面に形成された挿入孔3
3に取付用の絶縁棒8が挿入接着されているため、前記
のようにハニカム構造体2にクラックが発生して、その
クラックが挿入孔33の周囲まで波及した場合、絶縁棒
8によるハニカム構造体2の支持機能が失われて、ハニ
カム構造体2全体が絶縁棒8から抜け落ちるおそれがあ
る。
(4)ハニカム構造体2の両端面が釉薬等の目封じ層3
1によって目封じされているため、アーク発生時の加熱
や熱衝撃により、先端面側の目封じ層31が溶融欠損し
たりクラックを発生したりし、雨水がハニカム構造体2
の先端面から内部に浸入して溜まり、カバー本体1の電
気的特性が低下すると共に、冬季にその雨水が凍結して
ハニカム構造体2を押し割るおそれがある。
(5)また、このハニカム構造体2の内部に雨水が溜ま
るのを防止するために、ハニカム構造体2の基端面の目
封じ層31を除去した場合には、通常この種の鳥害防止
用カバーは先端面側が向きに傾斜して取り付けられると
共に、ハニカムセルの角部が鋭いエッジになっているた
め、ハニカム構造体2の外周面に沿って流下する雨水
が、毛細管現象でハニカム構造体2の内部に浸入し、カ
バー本体1の電気的特性が低下する。
この考案は、上記のような従来の技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、アークの発生に伴ってハニカム構造体の内周面側
にクラックが生じても、その内周面側のクラック発生部
分が脱落するおそれを防止することができると共に、ク
ラックがハニカム構造体の内周面側から外周面側に進展
するのを阻止することができ、しかも、ハニカム構造体
に発生したクラックが絶縁棒の取付部には影響せず、ハ
ニカム構造体全体が絶縁棒から抜け落ちるおそれを防止
することができ、さらには、ハニカム構造体の先端面及
び基端面から内部に雨水が浸入するのを防ぐことができ
ると共に、ハニカム構造体の内部に雨水が溜まって、カ
バー本体の電気的特性が低下したり、冬季にその雨水が
凍結してハニカム構造体を押し割ったりするおそれを防
止することができる鳥害防止用カバーを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この考案の鳥害防止用カ
バーにおいては、カバー本体をコージェライト系ハニカ
ム構造体によりほぼ円筒状に形成すると共に、その外周
面全体にゴム等の弾性絶縁材からなる外被体を緊抱して
なり、外被体の一部には取付用の絶縁棒を埋め込み固定
したものである。
また、前記外被体はハニカム構造体の外周面に接着固定
するのが望ましい。さらに、前記絶縁棒の埋め込み部を
含めて、外被体の外周に補強バンドを装着するとよい。
しかも、前記ハニカム構造体の先端面は外周面から延び
る外被体により閉塞し、ハニカム構造体の基端面は開放
するのが望ましい。また、ハニカム構造体の基端面の周
縁を覆うように、外被体の基端面に庇部を延長形成する
とよい。
[作用] 上記のように構成された鳥害防止用カバーにおいては、
ハニカム構造体の外周面全体がゴム等の弾性絶縁材から
なる外被体により緊抱されて、その外被体により常にハ
ニカム構造体全体に中心方向への緊抱力が作用している
ため、雷撃あるいは碍子の汚損に基づく閃絡等により、
アークホーンにアークが繰り返し生じて、ハニカム構造
体の内周面側に高熱によるクラックが発生した場合で
も、ハニカム構造体の形状が崩れることはなく、クラッ
ク発生部分の脱落を確実に防止することができる。
また、外被体の一部に取付用の絶縁棒が埋め込み固定さ
れているため、ハニカム構造体に発生したクラックが絶
縁棒の取付部に波及することはなく、絶縁棒によるハニ
カム構造体の支持機能が失われて、ハニカム構造体全体
が絶縁棒から抜け落ちるおそれを防止することができ
る。
さらに、外被体をハニカム構造体の外周面に接着固定す
れば、前記のようにハニカム構造体の内周面側にクラッ
クが発生した後、電線の揺れ等によりカバー本体に振動
が加わり、クラックがハニカム構造体の外周面側に進展
した場合でも、ハニカム構造体の形状が崩れることなく
クラック進展部分の脱落を、外被体によって未然に防ぐ
ことができる。
また、絶縁棒の埋め込み部を含めて、外被体の外周に補
強バンドを装着すれば、万一、絶縁棒の埋め込み部にお
ける外被体に切断が生じたとしても、補強バンドにより
外被体が離断しないように保持されて、カバー本体全体
が脱落するのを防ぐことができる。
しかも、ハニカム構造体の先端面を外周面から延びる外
被体により閉塞すると共に、ハニカム構造体の基端面を
開放すれば、アーク発生時の加熱や熱衝撃により、先端
面側の外被体が溶融欠損したりクラックを発生したりす
ることはなく、雨水がハニカム構造体の先端面から内部
に浸入するおそれを防止することができる。また、ハニ
カム構造体の内部に雨水が僅かに浸入したとしても、基
端面が開放されているため、その雨水が内部に溜まるこ
とはなく、カバー本体の電気的特性が低下したり、冬季
に内部の雨水が凍結してハニカム構造体を押し割ったり
するおそれを防ぐことができる。
さらに、ハニカム構造体の基端面の周縁を覆うように、
外被体の基端部に庇部を延長形成すれば、カバー本体を
先端面側が上向きに傾斜するように取り付けた通常の使
用状態において、カバー本体の外周面に沿って流下する
雨水が、毛細管現象でハニカム構造体の先端面から内部
に浸入するのを庇部によって防ぐことができ、カバー本
体の電気的特性が低下するおそれを防止することができ
る。
[実施例] 以下、この考案を具体化した鳥害防止用カバーの一実施
例を、図面に従って詳細に説明する。
第1図〜第3図に示すように、カバー本体1は十分な機
械的強度を持たせると共に、アークの発生時の高熱に対
しても耐え得る耐熱衝撃性を持たせるために、熱膨張率
の低いコージェライト系ハニカム構造体2によりほぼ円
筒状に形成され、その基端面の下部には斜状の切欠部3
が設けられている。外被体4はシリコンゴム等の絶縁弾
性材によりハニカム構造体2の外径よりも小さな内径を
有するようにほぼ円筒状に形成され、この外被体4をハ
ニカム構造体2の外周に嵌合して接着固定することによ
り、ハニカム構造体2の外周面全体が緊抱されている。
覆い部5は前記外被体4の先端内縁に一体形成され、こ
の覆い部5がハニカム構造体2の先端面に接着されるこ
とにより、ハニカム構造体2の先端面が閉塞されてい
る。また、ハニカム構造体2の基端面は、前記切欠部3
を含めて開放された状態にある。庇部6は外被体4の基
端部に延長形成され、この庇部6によりハニカム構造体
2の基端面の周縁が覆われている。
膨出部7は前記外被体4の外周上面に突出形成され、ハ
ニカム構造体2の基端部側から先端部近傍にわたって軸
線方向に延びている。FRP等よりなる一対の取付用絶
縁棒8は連結金具9により互いに連結した状態で、外被
体4の膨出部7内に埋め込み固定され、そのほぼ半分が
ハニカム構造体2の基端外側に突出されている。被覆部
10は絶縁棒8の突出部を被覆するように、外被体4か
ら一体に延長形成されている。
係合溝11は前記外被体4の外周面に膨出部7を含めて
周回形成されている。ほぼワイヤリング状の補強バンド
12は係合溝11に嵌着固定され、ピアノ線13の外面
にシリコンゴム等の被覆体14を施した構成となってい
る。そして、この補強バンド12により、前記絶縁棒8
の埋め込み部がハニカム構造体2の中心部に向かって押
し付け保持されている。
取付金具15は碍子装置のアークホーン16の先端にカ
シメ付け固定されるもので、その先端上面には支持板1
7が設けられている。下挟持板18は支持板17の上端
に固定され、その上面には上挟持板19がボルト20及
びナット21により取着されている。そして、両挟持板
18,19の取付溝18a,19a間に前記鳥害防止用
カバーのカバー本体1から突出する絶縁棒8を挟入し
て、ボルト20及びナット21を締め付けることによ
り、カバー本体1をアークホーン16の先端に装着する
ことができる。また、このカバー本体1の装着状態にお
いて、絶縁棒8の先端の取付孔22には割りピン23が
取着され、これによって絶縁棒8が両挟持板18,19
間から抜け止めされている。
次に、前記のように構成された鳥害防止用カバーについ
て作用を説明する。
第一図に示すように、この鳥害防止用カバーが碍子装置
のアークホーン16の先端に装着された状態で、一方の
アークホーン16に止まった鳥類が翼を広げて、その翼
端が他方のアークホーン16の先端に接近した場合、あ
るいは碍子連に止まった鳥類が下方からアークホーン1
6に接近した場合には、アークホーン16の先端に装着
されたカバー本体1が翼端とアークホーン16との接触
を阻止するので、閃絡事故を確実に防止することができ
る。
さて、この実施例の鳥害防止用カバーにおいては、ハニ
カム構造体2の外周面全体がシリコンゴム等の弾性絶縁
材からなる外被体4により緊抱されて、その外被体4に
より常にハニカム構造体2全体に中心方向への緊抱力が
作用しているため、雷撃あるいは碍子の汚損に基づく閃
絡等により、アークホーン16にアークが繰り返し生じ
て、ハニカム構造体2の内周面側に高熱によるクラック
が発生した場合でも、ハニカム構造体2の形状が崩れる
ことはない。従って、ハニカム構造体2の内周面側のク
ラック発生部分が脱落するおそれを確実に防止すること
ができる。
また、外被体4がハニカム構造体2の外周面に接着固定
されているため、前記のようにハニカム構造体2の内周
面側にクラックが発生した後、電線の揺れ等によりカバ
ー本体1に振動が加わったり、クラックがハニカム構造
体2の外周面側に進展した場合でも、クラック進展部分
の脱落を防ぐことができる。
さらに、外被体4の膨出部7に取付用の絶縁棒8が埋め
込み固定されているため、ハニカム構造体2に発生した
クラックが絶縁棒8の取付部に波及することはない。従
って、クラックの発生に伴い絶縁棒8によるハニカム構
造体2の支持機能が失われることはなく、ハニカム構造
体2全体が絶縁棒8から抜け落ちるおそれを防止するこ
ともできる。
また、外被体4の外周に補強バンド12が装着され、補
強バンド12により絶縁棒8の埋め込み部がハニカム構
造体2の中心部に向かって押し付け保持されているた
め、万一、絶縁棒8が埋め込まれた膨出部7の基端縁に
沿って亀裂等が発生した場合でも、補強バンド12によ
り外被体4が離断しないように保持されると共に、絶縁
棒8の先端が補強バンド12の固定位置よりカバー本体
1の先端側に位置するためハニカム構造体2が補強バン
ド12の上端締付部を中心として第2図の時計方向ある
いは、反時計方向に回動付勢されて、絶縁棒8の埋め込
み部側に押し付けられる。従って、カバー本体1全体が
絶縁棒8から離断して脱落するおそれを防ぐこともでき
る。
しかも、ハニカム構造体2の先端面が外被体4の端部に
形成された覆い部5により閉塞されているため、アーク
発生時の加熱や熱衝撃により、先端面側の覆い部5が溶
融欠損したりクラックを発生したりすることはなく、雨
水がハニカム構造体の先端面から内部に浸入するおそれ
を防止することができる。また、ハニカム構造体2の基
端面が開放されているため、ハニカム構造体2の内部に
雨水が僅かに浸入したとしても、その雨水が内部に溜ま
ることはなく、カバー本体1の電気的特性が低下した
り、冬季に内部の雨水が凍結してハニカム構造体2を押
し割ったりするおそれを防ぐことができる。
さらに、ハニカム構造体2の基端面の周縁を覆うよう
に、外被体4の基端部に庇部6が延長形成されているた
め、カバー本体1を先端面側が上向きに傾斜するように
取り付けた通常の使用状態において、カバー本体1外周
面に沿って流下する雨水が、毛細管現象でハニカム構造
体2の先端面から内部に浸入するのを庇部6によって防
ぐことができ、カバー本体1の電気的特性が低下するお
それを防止することができる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば、外被体4を前記実施例とは異なった他
の合成樹脂材料で形成したり、カバー本体1を前記実施
例とは異なった構成の取付金具等を使用してアークホー
ン16に取り付ける等、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で、各部の構成を任意に変更して具体化することも
可能である。
[考案の効果] この考案は、以上説明したように構成されているため、
次のような優れた効果を奏する。
(1)ハニカム構造体の外周面全体がゴム等の弾性絶縁
材からなる外被体により緊抱されて、その外被体により
常にハニカム構造体全体に中心方向への緊抱力が作用し
ているため、雷撃あるいは碍子の汚損に基づく閃絡等に
より、アークホーンにアークが繰り返し生じて、ハニカ
ム構造体の内周面側に高熱によるクラックが発生した場
合でも、ハニカム構造体の形状が崩れることはなく、ク
ラック発生部分の脱落を確実に防止することができる。
(2)外被体の一部に取付用の絶縁棒が埋め込み固定さ
れているため、ハニカム構造体に発生したクラックが絶
縁棒の取付部に波及することはなく、絶縁棒によるハニ
カム構造体の支持機能が失われて、ハニカム構造体全体
が絶縁棒から抜け落ちるおそれを防止することができ
る。
(3)外被体をハニカム構造体の外周面に接着固定すれ
ば、前述したようにハニカム構造体の内周面側にクラッ
クが発生した後、電線の揺れ等によりカバー本体に振動
が加わって、クラックがハニカム構造体の外周面側に進
展した場合でも、ハニカム構造体の形状が崩れることな
く、クラック進展部分の脱落も、外被体によって未然に
防ぐことができる。
(4)絶縁棒の埋め込み部を含めて、外被体の外周に補
強バンドを装着すれば、万一、絶縁棒の埋め込み部にお
ける外被体に切断が生じたとしても、補強バンドにより
外被体が離断しないように保持されて、カバー本体全体
が脱落するのを防ぐことができる。
(5)ハニカム構造体の先端面を外周面から延びる外被
体により閉塞すると共に、ハニカム構造体の基端面を開
放すれば、アーク発生時の加熱や熱衝撃により、先端面
側の外被体が溶融欠損したりクラックを発生したりする
ことはなく、雨水がハニカム構造体の先端面から内部に
浸入するおそれを防止することができる。また、ハニカ
ム構造体の内部に雨水が僅かに浸入したとしても、基端
面が開放されているため、その雨水が内部に溜まること
はなく、カバー本体の電気的特性が低下したり、冬季に
内部の雨水が凍結してハニカム構造体を押し割ったりす
るおそれを防ぐことができる。
(6)ハニカム構造体の基端面の周縁を覆うように、外
被体の基端部に庇部を延長形成すれば、カバー本体を先
端面側が上向きに傾斜するように取り付けた通常の使用
状態において、カバー本体の外周面に沿って流下する雨
水が、毛細管現象でハニカム構造体の先端面から内部に
浸入するのを庇部によって防ぐことができ、カバー本体
の電気的特性が低下するおそれを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した鳥害防止用カバーの一実
施例を示す断面図、第2図はその分解斜視図、第3図は
第1図のA−A線における断面図、第4図は従来の鳥害
防止用カバーを示す断面図である。 1……カバー本体、2……ハニカム構造体、4……外被
体、5……覆い部、6……庇部、8……絶縁棒、12…
…補強バンド、16……アークホーン。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】碍子装置のアークホーン(16)の先端に
    装着される鳥害防止カバーにおいて、 そのカバー本体(1)はコージェライト系ハニカム構造
    体(2)によりほぼ円筒状に形成すると共に、その外周
    面全体にゴム等の弾性絶縁材からなる外被体(4)を緊
    抱してなり、外被体(4)の一部には取付用の絶縁棒
    (8)を埋め込み固定したことを特徴とする鳥害防止用
    カバー。
  2. 【請求項2】前記外被体(4)はハニカム構造体(2)
    の外周面に接着固定されている請求項1記載の鳥害防止
    用カバー。
  3. 【請求項3】前記絶縁棒(8)の埋め込み部を含めて、
    外被体(4)の外周に補強バンド(12)を装着した請
    求項1記載の鳥害防止用カバー。
  4. 【請求項4】前記ハニカム構造体(2)の先端面は外周
    面から延びる外被体(4)により閉塞され、ハニカム構
    造体(2)の基端面は開放されている請求項1記載の鳥
    害防止用カバー。
  5. 【請求項5】前記ハニカム構造体(2)の基端面の周縁
    を覆うように、外被体(4)の基端部に庇部(6)を延
    長形成した請求項4記載の鳥害防止用カバー。
JP7600289U 1989-06-28 1989-06-28 鳥害防止用カバー Expired - Lifetime JPH0614330Y2 (ja)

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JPH0315422U JPH0315422U (ja) 1991-02-15
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