JPH0322820Y2 - - Google Patents

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JPH0322820Y2
JPH0322820Y2 JP1987056361U JP5636187U JPH0322820Y2 JP H0322820 Y2 JPH0322820 Y2 JP H0322820Y2 JP 1987056361 U JP1987056361 U JP 1987056361U JP 5636187 U JP5636187 U JP 5636187U JP H0322820 Y2 JPH0322820 Y2 JP H0322820Y2
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cover
cover body
arc
tip
horn
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はからす、鳶、鵜等の鳥類が送電線鉄塔
上の碍子付近に接近することによつて生ずる閃絡
事故を防止するためにアークホーンの先端に取付
けて用いられる鳥害防止用カバーに関するもので
ある。
(従来の技術) 上記のような鳥類を媒体とする閃絡事故を防止
するために従来から各種の防止装置が考案されて
いるが、その代表的なものは実開昭58−147113号
公報等に示されているようにアークホーンを断面
逆U字状の絶縁性のカバーにより覆い、鳥類がア
ークホーンに接触することを防止する形式のもの
であつた。ところがこのような絶縁性のカバーは
アークホーンの形状に一致させた複雑な形状に成
形する必要があるため、成形が容易な塩化ビニル
等の樹脂材料によつて製作されており、従つて耐
候性が悪く使用中に劣化したり絶縁性が低下する
ためにその寿命は3〜5年程度と言われている。
またこのような従来のものは雷撃あるいは碍子の
汚損により閃絡が生じアークが発生した場合に
は、2000℃を越える高熱によつてカバーが焼けて
煤を発生し、碍子連を汚損して電気特性を低下さ
せるおそれがあるうえ、高熱によりカバーが変形
してアークの形成を阻害し、アークホーンの閃絡
特性に影響を与えたり碍子破損を生ずるおそれが
ある等の問題が残されていた。更にまたこのよう
な逆U字状のカバーは下方向からの接触に対して
は鳥害防止効果を十分に発揮しないという欠点が
あるうえ、カバーがアークホーンと直接接触して
いるため、雨、霧、露等により表面が湿潤すると
電気的特性が低下し易い欠点もあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、機械的強度が強く、鳥類がいずれの方向から
接近した場合にも鳥害をほぼ完全に防止すること
ができ、しかもアークホーンの閃絡特性や耐アー
ク特性等を損なうことのない鳥害防止用カバーを
目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は碍子装置のアークホーンの先端に取付
けられる鳥害防止用カバーであつて、そのカバー
本体は端面が目封じされたコージエライト系ハニ
カム構造体からなり、カバー本体の少なくとも先
端側の部分には円筒状部を形成するとともに、そ
の外周面に絶縁性の補強バンドを密着させたこと
を特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
すると、1は碍子装置のアークホーン30の先端
に取付けられる鳥害防止用のカバー本体であり、
十分な機械的強度を持たせるとともにアーク発生
時の高熱に対しても耐え得る耐熱衝撃性を持たせ
るために熱膨脹率の低いコージエライト系ハニカ
ム構造体が用いられる。カバー本体1は円筒形の
ハニカム構造体の後端面から下側に至る部分を第
2図のように切欠いた形状をなし、その少なくと
も先端側の部分には円筒状部3が形成されてい
る。またその各端面には釉薬等による目封じ層2
を形成して雨水等が内部に侵入することを防止し
ている。このカバー本体1の円筒状部3の外周面
には、絶縁性の補強バンド4が密着されている。
この補強バンド4は熱収縮性の樹脂チユーブをカ
バー本体1の円筒状部3に嵌めたうえで加熱して
熱収縮させる等の方法によつてカバー本体1の外
周に圧着させたものとすることが好ましい。この
ような補強バンド4によつてコージエライト系ハ
ニカム構造体からなるカバー本体1は補強され、
アーク発生時等に万一カバー本体1にクラツクが
発生しても、破片が下方へ落下する危険を防止で
きることとなる。なお5はカバー本体1の内部に
埋込まれた2本の絶縁棒であり、カバー本体1の
後端面から突出させてカバー本体1の取付けに使
用するものである。取付方法は特に限定されるも
のではないが、その一例は図示のとおりである。
即ちアークホーン30にかしめられる取付金具2
0の先端に垂直な立上がり部21を形成し、その
上端に水平な固定板22と、その上面に位置して
ボルト23によつて固定板22に対して締付け可
能な可動板24とを設けておく。そしてカバー本
体1の2本の絶縁棒5,5をそれらの固定板22
と可動板24に凹設された取付溝間に挟み、ボル
ト23を締付けることによつてカバー本体1はア
ークホーン30の先端に容易かつ強固に固定され
ることとなる。
(作用) このように構成されたものは、第2図に示すよ
うにアークホーン30の先端に取付けて用いられ
るものであり、一方のアークホーン30に止まつ
た鳥類が翼を広げその翼端が他方のアークホーン
30の先端に接近した場合にも、あるいは碍子連
に止まつた鳥類の翼が下方向からアークホーン3
0に接近した場合にも、アークホーン30の先端
に取付けられたカバー本体1が翼端とアークホー
ン30との接触を防止するので閃絡事故を防止す
ることができる。また本考案においては、カバー
本体1を耐熱衝撃性に優れたコージエライト系ハ
ニカム構造体によつて形成したので、雷撃時や汚
損時のアークによつてカバー本体1は変化を受け
ず、アークホーンの閃絡特性が低下したり耐アー
ク性が損われることがなく、しかもアークの高熱
を受けて煤が発生することもないのでアークを被
つても電気的特性が低下することがない。
また、本考案においては、カバー本体1を構成
するコージエライト系ハニカム構造体の端面を目
封じしてあるので、雨水等がカバー本体1の内部
に侵入して凍結による破壊を引き起こしたりする
ことがない。更にまた本考案においては、カバー
本体1の円筒状部3の外周面に絶縁性の補強バン
ド4を密着させてあるので、万一カバー本体1が
破損した場合にも破片が落下して人や家屋等に危
害を及ぼしたりすることがない。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、鳥
類が接近したときにも鳥害を防止することができ
るうえ、耐熱衝撃性に優れアークホーンの閃絡特
性や耐アーク特性が損われるおそれがなく、また
雨水等の侵入による破損がないうえに万一破損し
たときにも破片が落下するおそれのないものであ
る。
よつて本考案は従来の問題点を一掃した鳥害防
止用カバーとして、その実用的価値は極めて大き
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図はその中央縦断面図である。 1:カバー本体、3:円筒状部、4:補強バン
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 碍子装置のアークホーン30の先端に取付けら
    れる鳥害防止用カバーであつて、そのカバー本体
    1は端面が目封じされたコージエライト系ハニカ
    ム構造体からなり、カバー本体1の少なくとも先
    端側の部分には円筒状部3を形成するとともに、
    その外周面に絶縁性の補強バンド4を密着させた
    ことを特徴とする鳥害防止用カバー。
JP1987056361U 1987-04-14 1987-04-14 Expired JPH0322820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987056361U JPH0322820Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987056361U JPH0322820Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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Publication Number Publication Date
JPS63164120U JPS63164120U (ja) 1988-10-26
JPH0322820Y2 true JPH0322820Y2 (ja) 1991-05-17

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ID=30885103

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JP1987056361U Expired JPH0322820Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446007Y1 (ko) 2009-06-11 2009-09-17 김주찬 조류 집짓기 방지용 애자덮개

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JPS63164120U (ja) 1988-10-26

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