JPH0329846Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0329846Y2
JPH0329846Y2 JP1987135648U JP13564887U JPH0329846Y2 JP H0329846 Y2 JPH0329846 Y2 JP H0329846Y2 JP 1987135648 U JP1987135648 U JP 1987135648U JP 13564887 U JP13564887 U JP 13564887U JP H0329846 Y2 JPH0329846 Y2 JP H0329846Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
horn
small
horns
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987135648U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6440121U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987135648U priority Critical patent/JPH0329846Y2/ja
Publication of JPS6440121U publication Critical patent/JPS6440121U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0329846Y2 publication Critical patent/JPH0329846Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Insulators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は2連の碍子をヨークの両端に取付けて
送電線等を支持させる2連耐張碍子装置用の鳥害
防止装置に関するものである。
(従来の技術) 碍子装置にはそのライン側の金具とアース側の
金具に一対のアークホーンを相対向させて取付
け、雷撃時にこれらのアークホーン間で閃絡を行
わせて碍子の破損を防止する工夫がなされてお
り、懸垂碍子を使用した2連耐張碍子装置にはヨ
ークの中心にそれぞれアークホーンを取付けるの
が普通である。ところが大型の鳥類が碍子装置に
止まり翼を開いたような場合にアークホーン間が
鳥類を媒体として通絡される鳥害が後を絶たず、
コンピユーター等の普及により停電事故を極度に
おそれる現代社会においては重要な問題となつて
いる。このため従来からアークホーンを保護カバ
ー等によつて覆い鳥類の接触を防止する鳥害防止
具が種々考案されているが、このような絶縁カバ
ーはアークホーンの形状に一致させた複雑な形状
に成形する必要があるため、その材料は成形が容
易な塩化ビニールなどの樹脂材料によつて製作さ
れており、従つて耐候性が悪く使用中に劣化した
り絶縁性が低下するためにその寿命は3〜5年程
度であつた。また、アーク発生時に焼けて煤等を
生じ碍子を汚損し易いこと、アークの高熱により
変形してアークホーンの閃絡特性を損うおそれが
あること等の多くの欠点もあつた。このため、従
来の鳥害防止具は閃絡の都度点検を必要とするば
かりでなく、3〜5年程度で定期時に取替える必
要があり、その保守作業とこれに伴う経済的負坦
も大きいものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、鳥害を減少させることができ、しかもその寿
命は現行のアークホーンと同様の取扱いができ、
且、アーク発生時にも碍子が煤で汚損されるおそ
れやアークホーンの閃絡特性が阻害されるおそれ
がない2連耐張碍子装置用の鳥害防止装置を目的
として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は2連の碍子を支持するヨークの一方又
は双方の中心線上に小碍子を取付け、この小碍子
の両端に一対の小ギヤツプホーンを中心線方向に
突設するとともに、小碍子の先端部にはメインホ
ーンを取付け、更に小碍子の基部には下側の小ギ
ヤツプホーンの下側から斜上方に突出するアーク
固定用ホーンを取付けたことを特徴とするもので
ある。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
すると、第1図において1,1は2連の懸垂碍子
連を構成する碍子であり、2,2はこれらの懸垂
碍子連を平行に支持するヨークである。一方又は
双方のヨーク2の中心線上には、第2図、第3図
に示されるような小碍子3が懸垂碍子連の軸線に
垂直方向上向きに突出させて取付けられている。
小碍子3はその上下両端にヨークの中心線方向に
延びる一対の小ギヤツプホーン4,5を備え、ま
たその上端にはメインホーン6を備えている。こ
のメインホーン6は他方のヨーク2に突設された
メインホーン6と対向させて設けられたもので、
メインホーン6,6の間〓と小ギヤツプホーン
4,5の間〓との和がその送電線路の協調絶縁距
離に等しく、また小ギヤツプホーン4,5の間〓
Lは、メインホーン6,6が鳥類のような導電体
によつて導通された場合にもなお、対地電圧に耐
える大きさとされている。具体的には送電電圧が
33KVにおいては対地電圧は20KVであり、これ
に対する所要絶縁間隔は水滴などの付着を考慮し
て40mm以上とすれば十分であるため、小碍子3を
一方のヨークに取付ける場合、小ギヤツプホーン
4,5の間隔Lは40mm以上、第1図のように双方
のヨークに小碍子3を取付ける場合、それぞれ20
mm以上とすればよい。更に小碍子3の基部にはア
ーク固定用ホーン7が取付けられている。このア
ーク固定用ホーン7は下側の小ギヤツプホーン5
の下側から中心線に沿つて斜上方に突出するもの
で、碍子1が汚損されたときその沿面に発生した
アークを速かに招弧しアークジエツトを碍子から
遠ざけさせるためのものである。
(作用) このように構成されたものは、雷撃時にはメイ
ンホーン6,6間と小ギヤツプホーン4,5間と
でアーク放電を行わせることにより碍子1が破損
されることを防止でき、また汚損等により碍子1
の沿面にアークが発生した場合にもこれをアーク
固定用ホーン7によつて捨い上げ斜上方に向けら
れた先端から噴射させることによつてアークジエ
ツトを碍子から遠ざけ碍子1が破損することを防
止することができる。一方、大型の鳥類が翼を開
いてメインホーン6,6間を通絡した場合にも、
これと直列に対地電圧に耐える絶縁間隔を持つ小
ギヤツプホーンが設けられているため、小ギヤツ
プホーン4,5間も同時に通絡されない限りは閃
絡事故を生ずるおそれはない。なお本考案におい
ては小碍子3を2連の懸垂碍子連の中心に取付
け、且、小ギヤツプホーン4,5をヨーク2の中
心線方向に設けたので、小ギヤツプホーン4,5
間に形成されるアークが碍子1の方向に噴出して
碍子1に悪影響を及ぼすおそれもない。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、2
連耐張碍子装置における鳥類を媒体とする閃絡事
故を減少させることができるうえ、長年にわたり
屋外で使用しても劣化することがないので従来の
ように短時間での交換を必要としない。しかも本
考案によれば雷撃時のアークや汚損により沿面に
発生するアークから碍子を確実に保護することが
できるうえ、従来の保護カバーを用いたものとは
異なりアーク発生時に煤によつて碍子を汚損した
り、アークホーンの閃絡特性に悪影響を及ぼすお
それもない。よつて本考案は従来の問題点を一掃
した2連耐張碍子装置用の鳥害防止装置として、
その実用的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
は要部の拡大正面図、第3図はその右側面図であ
る。 1:碍子、2:ヨーク、3:小碍子、4,5:
小ギヤツプホーン、6:メインホーン、7:アー
ク固定用ホーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2連の碍子1,1を支持するヨーク2の一方又
    は双方の中心線上に小碍子3を取付け、この小碍
    子3の両端に一対の小ギヤツプホーン4,5を中
    心線方向に突設するとともに、小碍子3の先端部
    にはメインホーン6を取付け、更に小碍子3の基
    部には下側の小ギヤツプホーン5の下側から斜上
    方に突出するアーク固定用ホーン7を取付けたこ
    ことを特徴とする2連耐張碍子装置用の鳥害防止
    装置。
JP1987135648U 1987-09-05 1987-09-05 Expired JPH0329846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135648U JPH0329846Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135648U JPH0329846Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6440121U JPS6440121U (ja) 1989-03-09
JPH0329846Y2 true JPH0329846Y2 (ja) 1991-06-25

Family

ID=31395463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987135648U Expired JPH0329846Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0329846Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6440121U (ja) 1989-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0329846Y2 (ja)
JPH039212Y2 (ja)
JPH0614331Y2 (ja) 2連耐張碍子装置用の鳥害防止装置
JPH0338683B2 (ja)
JPH0241782Y2 (ja)
JPH039211Y2 (ja)
JPH0247803B2 (ja) Kakusodensenyohiraigaishisochi
JPS5929306Y2 (ja) ア−クホ−ン
JPH0241781Y2 (ja)
JPH0512943A (ja) 送電線絶縁吊下部の鳥害防止装置
JPH0338682B2 (ja)
JPH037845Y2 (ja)
JPH04296412A (ja) 避雷碍子装置
JPH0231946Y2 (ja)
JP2509741B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JPH0241780Y2 (ja)
JP2555100B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JPH10269875A (ja) 懸垂型避雷碍子装置
JPH0242021Y2 (ja)
JPH03655Y2 (ja)
JPS5911433Y2 (ja) ア−キングホ−ン
JPS5924095Y2 (ja) 高圧充電部保護用絶縁カバ−
JPS58344Y2 (ja) 配電線用装柱装置
JPS63304535A (ja) 縦配列耐張碍子装置
JPH0441597Y2 (ja)