JPH0614302Y2 - オートリバース式テープレコーダの回転伝達経路切換機構 - Google Patents

オートリバース式テープレコーダの回転伝達経路切換機構

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JPH0614302Y2
JPH0614302Y2 JP1989064590U JP6459089U JPH0614302Y2 JP H0614302 Y2 JPH0614302 Y2 JP H0614302Y2 JP 1989064590 U JP1989064590 U JP 1989064590U JP 6459089 U JP6459089 U JP 6459089U JP H0614302 Y2 JPH0614302 Y2 JP H0614302Y2
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switching gear
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は切換ギヤをヘッド取付板に装着して構成及び組
立の簡略化を図ったオートリバース式テープレコーダの
回転伝達経路切換機構に関する。
(従来の技術) 従来、オートリバース式テープレコーダの回転伝達経路
切換機構として特開昭60-113349号公報が公知である。
これは、第4図に示す如く摺動板1が左方位置にあると
き、右方回動板2が引張ばね3の付勢力により時計方向
に回動して、右方切換ギヤ4が右方伝達ギヤ5の小計ギ
ヤ部51に噛合すると同時に、左方回動板6が引張ばね
3の付勢力に抗して時計方向に回動して、左方切換ギヤ
7が左方伝達ギヤ8の小径ギヤ部81から離間する。ま
た、ピンチローラ切換板9がカムピン10によって左方
へ傾いているため、棒ばね11の右端で右方ピンチロー
ラ12が右方キャプスタン13に押し付けられ、これと同
時に棒ばね11の左端で左方ピンチローラ14が左方キ
ャプスタン15から引き離される。従って、モータ(図
示省略)の回転力は、右方伝達ギヤ5の小径ギヤ部
1、右方切換ギヤ4及び右方リールギヤ16を介して
右方リール受け17に伝達され、テープ(図示省略)は
右方ピンチローラ12と右方キャプスタン13とで挟持
されて、図中右方向へ走行し、右方リール(図示省略)
に巻き取られる。
一方、第5図に示す如く摺動板1が右方位置にあると
き、右方回動板2が引張ばね3の付勢力に抗して反時計
方向に回動して右方切換ギヤ4が右方伝達ギヤ5の小径
ギヤ部51から離間すると同時に、左方回動板6が引張
ばね3の付勢力により反時計方向に回動して左方切換ギ
ヤ7が左方伝達ギヤ8の小径ギヤ部81に噛合する。ま
た、ピンチローラ切換板9がカムピン10の移動によっ
て右方へ傾いているため、棒ばね11の右端で右方ピン
チローラ12が右方キャプスタン13から引き離され、
これと同時に棒ばね11の左端で左方ピンチローラ12
が左方キャプスタン15に押し付けられる。従って、モ
ータの回転力は、大径ギヤ部82が右方伝達ギヤ5の大
径ギヤ部52と噛合する左方伝達ギヤ8の小径ギヤ部
1、左方切換ギヤ7及び左方リールギヤ18を介して
左方リール受け19に伝達され、テープは左方ピンチロ
ーラ14と左方キャプスタン15とで挟持されて、図中
左方向へ走行し、左方リール(図示省略)に巻き取られ
る。
(考案が解決しようとする課題) 斯かる従来のオートリバース式テープレコーダの回転伝
達経路切換機構にあっては、切換ギヤとこれを支持する
回動板(切換ギヤ支持部材)とを左右それぞれ一対宛設
けると共に、左右の回動板相互間に引張ばねを架設して
いるため、部品点数が多く、構成が複雑になるという問
題点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、部品点数を
削減し、構成及び組立の簡素化を図ったオートリバース
式テープレコーダの回転伝達経路切換機構を提供するこ
とを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、互いに噛合してモータにより回転駆動される
一対の伝達ギヤを左右一対のリールギヤの近傍位置に配
置し、左右方向に移動自在に設けた切換板の一方向また
は他方向への移動に伴って前記伝達ギヤの回転を左右の
リールギヤに選択的に伝達するオートリバース式テープ
レコーダの回転伝達経路切換機構に係り、 いずれかの側の前記リールギヤと伝達ギヤとに同時に噛
合する切換ギヤを支持する切換ギヤ支持部材を、磁気ヘ
ツドを取付けた摺動板に一定の範囲で左右方向に移動自
在に設けると共に、前記切換板には上記切換ギヤ支持部
材と係合する係合部を設けることで該切換板に連動させ
て前記切換ギヤ支持部材を移動させるようにしたもので
あって、 特に切換ギヤ支持部材を、板状の主体と、その中央上面
に突設されて前記切換ギヤの軸を回転自在に支持する短
軸ボス部と、このボス部の外周面左右側部にそれぞれ後
方に向けて突設した弾性アームと、この弾性アームの突
出端部に設けた係合体と、前記ボス部の外周面前側部に
前記主体と所定の間隔を存して対向させて設けた抜止片
とを一体に形成した合成樹脂製の部材として構成し、 前記摺動板には、その前後幅が前記主体の前後幅より所
定寸法小さい係合孔と、前記係合体がそれぞれ移動自在
に係合するスリットとを設け、 前記主体のボス部より前端側と前記抜止片とにより摺動
板を挟持した状態で前記切換ギヤ支持部材を摺動板に装
着してなることを特徴とするものである。
(作用) 切換板が左右方向へ移動すると、これと係合部を介して
係合している切換ギヤ支持部材が連動して、この切換ギ
ヤ支持部材に支持された切換ギヤが一方の側のリールギ
ヤと伝達ギヤから引き離されて、他方の側のリールギヤ
と伝達ギヤに噛合する。また、主体をその前端側から前
記係合孔に係合させて前記ボス部を該係合孔の前縁部に
当接させることにより、前記主体全体が該係合孔を介し
て前記摺動板下方に位置し、次いで、前記主体を後方に
スライドさせることにより前記両弾性アームの係合体が
前記スリットに係合し、且つ前記主体の前記ボス部より
前端側と抜止片とにより前記摺動板を挟持した状態で前
記切換ギヤ支持部材が前記摺動板に装着されるものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づき説
明する。第1図は本考案の回転伝達経路切換機構を備え
たオートリバース式テープレコーダの平面図であり、同
図中20はシャーシで、その略中央部には左右(図にお
いては上下)一対のリール受け21,22が正逆回転自
在に設けられている。
両リール受け21,22の下端部には、低速(通常速度
走行)回転用リールギヤ23,24と、高速(高速走
行)回転用リールギヤ25,26とがそれぞれ固定され
ている。なお、図面では簡略のため、全てのギヤ類をピ
ッチ円相当の単なる円で示してある。両リール受け2
1,22には、モータ27の回転力が動力伝達機構2
8,切換ギヤ29及び低速回転用リールギヤ23,24
を介して択一的に伝達されるようになっている。モータ
27は、シャーシ20の一側上面に固定されている。動
力伝達機構28は、シャーシ20の下側に設けられてお
り、モータ27の回転軸に固定された第1ギヤ28
1と、この第1ギヤ281と噛合する第2ギヤ282と、
この第2ギヤ282と同軸一体回転する第3ギヤ28
3と、この第3ギヤ283と噛合する第4ギヤ284と、
この第4ギヤ284と噛合する右方の伝達ギヤ30と、
この右方の伝達ギヤ30と噛合する左方の伝達ギヤ31
とからなる。右方の伝達ギヤ30は互いに同軸一体回転
する大径ギヤ部301と小径ギヤ部302とからなる。ま
た、左方の伝達ギヤ31も、互いに同軸一体回転する大
径ギヤ部311と小径ギヤ部312とからなる。そして、
両伝達ギヤ30,31の大径ギヤ部301と311とが互
いに噛合し、且つ右方の伝達ギヤ30の大径ギヤ部30
1と第4ギヤ284とが互いに噛合している。切換ギヤ2
9は、シャーシ20の上面に矢印A,B方向に所定範囲
移動自在に設けられたヘッド取付板(摺動板)32の先
端部下側に回転可能に軸支されている。
切換ギヤ29は、ヘッド取付板32の先端側(第1図中
左端側)下面に切換ギヤ支持部材33を介して回転可能
に且つヘッド取付体32の移動方向と直交する方向(第
1図中矢印C,D方向)に移動可能に支持されている。
切換ギヤ支持部材33は合成樹脂製で、板状の主体33
aの中央上面に短軸ボス部33bを一体に突設すると共
に、この短軸ボス部33bの外周面左右両側部(第1図
中上下側部)に後方に向けて細い弾性アーム33c,3
3dを一体に突設し、且つこれら両弾性アーム33c,
33dの突出端にピン状の係合体33e,33fを一体
に設け、短軸ボス部33bの外周面前側部(第1図中左
側部)に主体33aと所定間隔を存して対向する抜止片
33gを一体に突設してなる。そして、短軸ボス部33
bがヘッド取付板32の係合孔34に、且つ両弾性アー
ム33c,33dの突出端の係合体33e,33fがヘ
ッド取付板32のスリット35a,35bに移動自在に
それぞれ係合されている。主体33aと抜止片33gと
でヘッド取付板32の一部が挟持された状態にあり、抜
止片33gは両弾性アーム33c,33dと共にヘッド
取付板32の上面側に位置して、切換板36の開口部
(係合部)37内に臨ませてある。
この切換板36は、シャーシ20の上面に位置してヘッ
ド取付板32上に重ねて左右方向(ヘッド取付板32の
移動軸線と直交する矢印C,D方向)に所定範囲移動可
能に設けられている。切換板36は、その両端部(一端
部のみ図示)の係合片36aが、シャーシ20に穿設さ
れた係合孔20a内に摺動可能に係合されている。
切換ギヤ支持部材33は、第3図のようにしてヘッド取
付板32に容易に装着される。即ち、第2図に示す如く
ヘッド取付板32の係合孔34の前後幅L1は、切換ギ
ヤ支持部材33の主体33aの前後幅L2より所定寸法
小さく設定され、この係合孔34の前縁部の略中央部
は、切換ギヤ支持部材33の短軸ボス部33bの外周面
形状と対応する円弧面34aとなっている。そして、第
3図(a)に示す如く、切換ギヤ支持部材33の短軸ボ
ス部33bを、その前縁部を係合孔34の円弧面34a
に合わせた状態にして短軸ボス部33bの上面に指を当
てがってヘッド取付板32の下方に挿入すると共に、抜
止片33gをヘッド取付板32の係合孔34の前縁部上
面に当接させる。この後、第3図(b)に示す如く切換
ギヤ支持部材33全体を指でヘッド取付板32側に押圧
しながら前方(図中左方)にスライドさせて、第3図
(c)に示す如く短軸ボス部33bの周側面を係合孔3
4の前縁部の円弧面34aに当接させる。この後、第3
図(d)に示す如く、抜止片33gの前端部に指を当て
がって、切換ギヤ支持部材33を後方(図中右方)にス
ライドさせることにより、両弾性アーム33c,33d
の突出端の係合体33e,33fがヘッド取付板32の
スリット35a,35bにそれぞれ係合し、切換ギヤ支
持部材33がヘッド取付板32に第1図に示す如く装着
される。この切換ギヤ支持部材は、装着状態において主
体33aと抜止片33gとにより、ヘッド取付板32の
一部が挟持された状態にあり、且つ主体33aの前後幅
2が、係合孔34の前後幅L1より大きいので、濫りに
抜け外れることはない。
切換板36に設けられた嵌合孔38内には、欠歯ギヤよ
りなる駆動ギヤ39の上面に偏心して突設された係合ピ
ン40が嵌合されている。駆動ギヤ39は周方向に18
0°偏位して2つの欠歯部39a,39bを設けてなる
もので、シャーシ20の下面に回転可能に軸支されてい
る。駆動ギヤ39は、第1のカムギヤ41に噛合するも
ので、この第1のカムギヤ41は、動力伝達機構28の
第4ギヤ284と同軸一体回転可能な小径ギヤ42に噛
合されている。そして、駆動ギヤ39が初期状態(第1
図の状態)から時計方向に略180°回転することによ
り、切換板36が矢印D方向へ移動し、更に、駆動ギヤ
39が時計方向に略180°回転することにより、切換板
36が矢印C方向へ移動する。切換板36が初期状態
(第1図の状態)にあって、ヘッド取付板32が矢印A
方向に移動してプレイ位置に達するのに伴い、切換ギヤ
支持部材33の左側の弾性アーム33cの係合体33e
が切換板36の開口部37の傾斜縁部37aからガイド
縁部37bに亘って摺接することにより、この切換ギヤ
支持部材33と一体に切換ギヤ29が矢印C方向に移動
して、この切換ギヤ29が動力伝達機構28の右方の伝
達ギヤ30の小径ギヤ302と右方のリール受け22側
の低速回転用リールギヤ24とに噛合する。また、切換
板36が矢印D方向に移動した位置にあるときは、ヘッ
ド取付板32がプレイ位置に向かって移動するのに伴
い、切換ギヤ支持部材33の右側の弾性アーム33dの
突出端の噛合体33fが切換板36の開口部37の、傾
斜縁部37cからガイド縁部37dに亘って摺接するこ
とにより、この切換ギヤ支持部材33と一体に切換ギヤ
29が矢印D方向に移動して、この切換ギヤ29が動力
伝達機構28の左方の伝達ギヤ31の小径ギヤ312
左方のリール受け21側の低速回転用リールギヤ23と
に噛合する。ヘッド取付板32が矢印A方向に移動して
プレイ位置にあるとき、切換板36が一方向(矢印C方
向)に移動すると、一方のピンチローラが左方のキャプ
スタン軸43aから離間し、図示しない他方のピンチロ
ーラが右方のキャプスタン軸43bに圧着する。また、
ヘッド取付板32がプレイ位置にあって、切換板36が
他方向(矢印D方向)に移動すると、前記左方のピンチ
ローラが左方のキャプスタン軸43aに圧着し、前記右
方のピンチローラが右方のキャプスタン軸43bから離
間する。
ヘッド取付板32の上面には磁気ヘツド44が取り付け
られ、この磁気ヘツド44は、ヘッド取付板32の移動
に伴い、テープカセット(図示省略)内のテープに接離
するものである。ヘッド取付板32は戻しばね45によ
り後退方向(矢印B方向)に付勢されている。
次に、上記構成のオートリバース式テープレコーダの回
転伝達経路切換機構の動作を説明する。第1図は停止状
態にあり、切換板36は矢印C方向に移動した状態にあ
る。この状態からテープカセット(図示省略)を装填し
て録音または再生操作釦(図示省略)をオンすると、モ
ータ27が駆動すると共に、ヘッド取付板32が、戻し
ばね45の付勢力に抗して矢印A方向に前進して、両リ
ール受け21,22に装填されたテープカセット内のテ
ープに磁気ヘツド44が接触し且つ右方のピンチローラ
がテープを介して右方のキャプスタン軸43bに接触
し、左方のピンチローラは左方のキャプスタン軸43a
から離間している。更に、切換板36が矢印C方向に移
動することにより、切換ギヤ29が右方のリール受け2
2の低速回転用リールギヤ24と動力伝達機構28の右
方の伝達ギヤ30の小径ギヤ部302と噛合する。従っ
て、右方のリール受け22が低速回転されることによっ
て、左方のリール受け21側から右方のリール受け22
側に通常走行速度でテープが走行されて、録音または再
生動作が行なわれる。
この状態から切換板36が矢印D方向に移動することに
より、これと共に切換ギヤ支持部材33と切換ギヤ29
とが一体となって、スリット35a,35bに沿って矢
印D方向に移動する。これにより、切換ギヤ29が右方
のリール受け22の低速回転用リールギヤ24と動力伝
達機構28の右方の伝達ギヤ30の小径ギヤ部302
から引き離されて、左方のリール受け21の低速回転用
リールギヤ23と動力伝達機構28の左方の伝達ギヤ3
1の小径ギヤ部312とに噛合する。これにより、左方
のリール受け21が低速回転されて、テープ走行方向が
切り換わり、右方のリール受け22側から左方のリール
受け21側に向かってテープが通常走行速度で走行され
て、録音または再生動作が行なわれる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案のオートリバース式テープレコーダ
の回転伝達経路切換機構は、互いに噛合してモータによ
り駆動される左右一対の伝達ギヤをそれぞれ左右のリー
ルギヤ近傍位置に配置し、磁気ヘツドを取り付けた摺動
板には切換ギヤ支持部材を一定の範囲で左右方向に移動
自在に装着して、この切換ギヤ支持部材にいずれかの側
のリールギヤと伝達ギヤに同時に噛合する切換ギヤを設
け、左右のピンチローラを対応するキャプスタンに対し
て接離させる切換板を前記摺動板と重ねて左右方向に移
動自在に配置して、この切換板に前記切換ギヤ支持部材
と係合する係合部を設け、前記切換ギヤ支持部材が前記
切換板の左右方向への移動に連動して、前記切換ギヤを
一方の側のリールギヤと伝達ギヤから引き離して他方の
側のリールギヤと伝達ギヤに噛合させるように構成した
から、切換ギヤ及びこれを支持する切換ギヤ支持部材
を、それぞれ1個宛設ければよいと共に、従来のような
引張ばねが不要となるから、構成部品を削減し得、構成
の簡素化が図れる。
また、前記切換ギヤ支持部材は、合成樹脂製で、板状の
主体の中央上面に前記切換ギヤの軸を回転自在に支持す
る短軸ボス部を一体に突設すると共に、このボス部の外
周面左右側部に後方に向けて弾性アームを一体に突設
し、且つこれら両弾性アームの突出端部に係合体を一体
に設け、更に、前記ボス部の外周面前側部に前記主体と
間隔を存して対向する抜止片を一体に突設してなり、前
記摺動板には、前後幅が前記主体のそれより所定寸法小
さな係合孔と、前記両弾性アームの係合体が移動自在に
係合するスリットとをそれぞれ設け、前記主体をその前
端側から前記係合孔に係合させて前記ボス部を該係合孔
の前縁部に当接させることにより、前記主体全体が該係
合孔を介して前記摺動板下方に位置し、次いで、前記主
体を後方にスライドさせることにより前記両弾性アーム
の係合体が前記スリットに係合し、且つ前記主体の前記
ボス部より前端側と抜止片とにより前記摺動板を挟持し
た状態で前記切換ギヤ支持部材が前記摺動板に装着され
るように構成したから、摺動板に対して切換ギヤ支持部
材を容易に装着し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
本考案の回転伝達経路切換機構を備えたオートリバース
式テープレコーダの平面図、第2図は第1図におけるヘ
ッド取付板と切換ギヤ支持部材の分解斜視図、第3図は
同ヘッド取付板へ切換ギヤ支持部材を装着する手順を示
す説明図、第4図及び第5図は従来の回転伝達経路切換
機構の平面図である。 21,22……リール受け、27……モータ、29……
切換ギヤ、30……右方の伝達ギヤ、31……左方の伝
達ギヤ、32……ヘッド取付板(摺動板)、33……切
換ギヤ支持部材、33a……主体、33b……短軸ボス
部、33c,33d……弾性アーム、33e,33f…
…係合体、33g……抜止片、35a,35b……スリ
ット、36……切換板、37……開口部(係合部)、L
1……係合孔の前後幅、L2……主体の前後幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のリール受け(21,22)の各基部に
    設けられたリールギヤ(23,24)の近傍に、互いに噛合し
    てモータにより回転駆動される左右一対の伝達ギヤ(30,
    31)を配置し、 磁気ヘツドを搭載し、移動自在に設けられた摺動板と重
    ねて配置され、且つこの摺動板の移動方向と直交する左
    右方向に移動自在に設けられた切換板(36)の一方向また
    は他方向への移動に伴って前記伝達ギヤの回転を前記左
    右のリールギヤに選択的に伝達するオートリバース式テ
    ープレコーダの回転伝達経路切換機構において、 いずれかの側の前記リールギヤと伝達ギヤとに同時に噛
    合する切換ギヤ(29)を回転自在に支持する切換ギヤ支持
    部材(33)を前記摺動板に一定の範囲で左右方向に移動自
    在に設けると共に、前記切換板には上記切換ギヤ支持部
    材と係合する係合部(37)を設けて該切換板の左右方向へ
    の移動に連動させて前記切換ギヤ支持部材を移動させる
    ようにし、 前記切換ギヤ支持部材は、板状の主体(33a)と、この主
    体の中央上面に突設されて前記切換ギヤの軸を回転自在
    に支持するボス部(33b)と、このボス部の外周面左右側
    部に後方に向けて突設した弾性アーム(33c,33d)と、こ
    の弾性アームの突出端部に設けた係合体(33e,33f)と、
    上記ボス部の外周面前側部に前記主体と所定の間隔を存
    して対向させて設けた抜止片(33g)とを一体に形成した
    合成樹脂製の部材からなり、 前記摺動板には、その前後幅が前記主体の前後幅より所
    定寸法小さい係合孔(34)と、前記係合体がそれぞれ移動
    自在に係合するスリット(35a,35b)とを設け、 前記主体のボス部より前端側と前記抜止片とにより前記
    摺動体を挟持した状態で前記切換ギヤ支持部材を摺動板
    に装着してなることを特徴とするオートリバース式テー
    プレコーダの回転伝達経路切換機構。
JP1989064590U 1989-06-02 1989-06-02 オートリバース式テープレコーダの回転伝達経路切換機構 Expired - Lifetime JPH0614302Y2 (ja)

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JP1989064590U Expired - Lifetime JPH0614302Y2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 オートリバース式テープレコーダの回転伝達経路切換機構

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