JPH061424A - 軸状部品の移送装置 - Google Patents

軸状部品の移送装置

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JPH061424A
JPH061424A JP16237692A JP16237692A JPH061424A JP H061424 A JPH061424 A JP H061424A JP 16237692 A JP16237692 A JP 16237692A JP 16237692 A JP16237692 A JP 16237692A JP H061424 A JPH061424 A JP H061424A
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JP
Japan
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magnetic flux
space
shaft
basket
magnet
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Withdrawn
Application number
JP16237692A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Ohora
庄一郎 大洞
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPH061424A publication Critical patent/JPH061424A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスケットの反転供給時に生じる軸状部品の
偏積状態を解消し、リード線のジャミングやへばりを防
止する。 【構成】 異なる磁極性N、Sが対向するように着磁し
た2枚の磁石板1n、1sは所定の間隔を隔てて対向し
ており、磁石板1n、1sによって両側から囲まれた空
間が移送空間S1になる。移送空間S1内においては、
磁石板1nから1sに向かう磁束B1が生じている。ま
た、磁石板1n、1sの供給側(IN)の端面は、それ
ぞれ供給側(IN)に寸法Tだけ延在し、ヨーク板2の
端面よりも突出している。磁石板1n、1sの延在した
部分によって両側から囲まれた空間が磁束空間S2にな
る。この磁束空間S2内においては、磁束B1と方向を
同じくする磁束B2が生じている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイオードや抵抗等
の、部品本体から相反した方向に導出した強磁性体より
なる2本のリードを有するアキシャル型電子部品等の整
列移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイオードや抵抗等の部品本体の両端か
ら2本のリード線を本体軸線方向に沿って導出させたア
キシャル型電子部品においては、その特性検査工程、捺
印工程等への移送に際し、リード線が不規則に交錯した
ままの状態では円滑な作業が困難なので、予め、これら
部品を整列させた状態で供給するようにしている。
【0003】図2に示すのは、アキシャル型電子部品の
整列移送に用いられているマグネットボックスである。
マグネットボックスは、異なる磁極性N、Sが対向する
ように着磁した2枚の磁石板11n、11sを所定の間
隔を隔てて配置すると共に、磁石板11n、11sの底
面をヨーク板12で連結することにより、断面コ字状の
移送空間S11を形成したものである。軸状部品5例え
ばダイオードは、相反した方向に導出した2本のリード
線5aを具えている。このリード線5aは、Fe、Ni
等の磁性材で形成されている。軸状部品5は、移送空間
S11に供給されると、磁石板11n、11sによる磁
力を受けて浮遊し、磁石板11n、11sの板面に直行
する磁束B11の方向に整列し、排出側(OUT)へ漸
次移送されてゆく。これは、排出側(OUT)に向かっ
て磁束密度が漸次高くなるように設計されていることに
よる。
【0004】ところで、従来、軸状部品5をマグネット
ボックスの移送空間S11に供給するに際し、多数の軸
状部品5を収容したバスケット6を移送空間S11の供
給側(IN)で、反転軸7を中心に人為的あるいは自動
的に反転させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の移送装置で
は、バスケット6が反転時にある程度傾斜すると、軸状
部品5が自重により移動して、バスケット6内で偏積状
態になる。そのため、軸状部品5のリード線5a同士が
交錯したり(ジャミング)、あるいは、リード線5aが
片方の磁石板にへばり付いたりする場合等があった。ま
た、ジャミングした軸状部品5が一群となって移送空間
S1に供給されてしまい、整列動作そのものが困難にな
る場合もあった。これらにより、軸状部品の供給効率、
良品率に低下をきたしていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、バスケットの反
転供給時に生じる軸状部品の偏積状態を解消し、リード
線のジャミングやへばり付き等を防止することにより、
軸状部品の供給効率の向上、不良率の低下を図ることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、異なる磁極
性が対向するように着磁した2枚の磁石板で形成される
移送空間の供給側でバスケットを反転させ、バスケット
内に収容した複数の軸状部品を移送空間に供給すること
により、軸状部品を移送空間内で磁束方向に浮遊整列さ
せた状態で排出側に移送するようにしたものにおいて、
移送空間の供給側に、バスケットの反転経路を含み、か
つ、移送空間と磁束方向を同じくする磁束空間を設け
た。
【0008】また、上記構成において、前記磁束空間
が、前記反転経路の全経路、あるいは、軸状部品がバス
ケット内で自重により移動し始める時点以降の経路を含
むようにした。
【0009】
【作用】バスケットの反転時、軸状部品は磁束空間から
磁力を受け、磁束方向に整列した状態で、バスケットか
ら移送空間に供給される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0011】図1に示すように、マグネットボックス
は、異なる磁極性N、Sが対向するように着磁した2枚
の磁石板1nおよび1sと、磁石板1n、1sの底面を
連結する1枚のヨーク板2と、これらを被覆する非磁性
の保護カバー3とを主要な要素として構成される。磁石
板1n、1sは所定の間隔を隔てて対向しており、磁石
板1n、1sによって両側から囲まれた空間が移送空間
S1になる。移送空間S1内においては、磁石板1nか
ら1sに向かう磁束B1が生じている。また、磁石板1
n、1sの供給側(IN)の端面は、それぞれ供給側
(IN)に寸法Tだけ延在し、ヨーク板2の端面よりも
突出している。磁石板1n、1sの延在した部分によっ
て両側から囲まれた空間が磁束空間S2になる。この磁
束空間S2内においては、磁束B1と方向を同じくする
磁束B2が生じている。尚、磁束B2の磁束密度は、磁
束B1のそれよりも小さく設定するのが望ましいが、こ
れは、公知なように、磁石板1nと1sとの離間距離を
調節すること等によって行なう。
【0012】多数の軸状部品5を収容したバスケット6
は、移送空間S1の供給側(IN)の反転開始位置まで
搬送され、磁束空間S2に完全に入り込んだのち、反転
軸7を中心に同図で反時計方向に反転し、収容した軸状
部品5を移送空間S1に向けて排出する。同図から明ら
かなように、バスケット6の反転動作は、すべて磁束空
間S2内で行なわれている。そのため、バスケット6の
反転動作中、軸状部品5は磁束空間S2の磁力により磁
束B2の方向に拘束される。したがって、軸状部品5の
偏積によるリード線5aのジャミングあるいはへばり付
き等といった弊害が生じない。
【0013】バスケット6が反転終了位置に達すると、
軸状部品5は移送空間S1の磁力に引かれ、漸次、移送
空間S1に入る。前述したように、磁束B2の磁束密度
を、磁束B1のそれよりも小さくしておくことにより、
軸状部品5をバスケット6から移送空間S1へスムーズ
に供給することができる。移送空間S1に供給された軸
状部品5は、移送空間S1の磁力を受けて浮遊し、磁束
B1の方向に整列した状態で排出側(OUT)へ漸次移
送されてゆく。
【0014】尚、本実施例では、バスケット6の反転開
始位置を含む反転経路の全範囲が磁束空間S2に含まれ
ているが、これは必ずしも必須ではなく、反転経路のう
ち少なくとも所定の反転角θ以降の経路が磁束空間S2
に含まれるようにすれば良い。すなわち、軸状部品5が
バスケット6内で自重により移動し始めるのは、バスケ
ット6がある程度傾斜した時点以降のことであり、それ
以前の反転経路については、軸状部品5を磁力によって
拘束する必要性は必ずしもないということである。ここ
で、所定の反転角θとは、軸状部品5がバスケット6内
で自重により移動し始める角度を言う。この反転角θ
は、軸状部品5の種類、重量、形状・寸法等によっても
異なるが、トランジスタ等のアキシャル型電子部品で
は、θを30度〜45度程度に設定するのが良い。具体
的には、図1aにおいて、磁石板1nおよび1sの延在
寸法Tを縮小させるか、あるいは、延在部分の端部をθ
線に沿って切除した形状にすると良い。ただ、全経路を
磁束空間S2に含めるようにすると、バスケット6の反
転開始時から軸状部品5に磁束B2が及ぶので、その偏
積状態をより一層効果的に防止することができる。
【0015】また、磁束空間S2を設ける手段として、
磁石板1nおよび1sを供給側(IN)に延在させる代
わりに、この延在部分に相当する位置に、磁石板1nお
よび1sとは別体の磁石板等を連設するようにしても良
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明にしたように、本発明によれ
ば、バスケットの反転経路を磁束空間内に含めることに
より、軸状部品の反転時の偏積状態を防止するようにし
たので、軸状部品にジャミングやリード線のへばり付き
等といった不都合が生じない。したがって、本発明は、
軸状部品の整列移送における、供給効率の向上、部品不
良率の低下に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図(図a)、平面図
(図b)である。
【図2】従来の移送装置を示す側面図(図a)、平面図
(図b)である。
【符号の説明】
1n 磁石板 1s 磁石板 5 軸状部品 6 バスケット S1 移送空間 S2 磁束空間 B1 磁束 B2 磁束 IN 供給側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる磁極性が対向するように着磁した
    2枚の磁石板で形成される移送空間の供給側でバスケッ
    トを反転させ、このバスケット内に収容した複数の軸状
    部品を前記移送空間に供給することにより、この軸状部
    品を前記移送空間内で磁束方向に浮遊整列させた状態で
    排出側に移送するものにおいて、前記移送空間の供給側
    に、前記バスケットの反転経路を含み、かつ、前記移送
    空間と磁束方向を同じくする磁束空間を連設したことを
    特徴とする軸状部品の移送装置。
  2. 【請求項2】 前記磁束空間が、前記反転経路の全経路
    を含むことを特徴とする請求項1の軸状部品の移送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記磁束空間が、前記反転経路のうち、
    軸状部品がバスケット内で自重により移動し始める時点
    以降の経路を含むことを特徴とする請求項1の軸状部品
    の移送装置。
JP16237692A 1992-06-22 1992-06-22 軸状部品の移送装置 Withdrawn JPH061424A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100712943B1 (ko) * 2003-03-24 2007-05-02 니뽄 가이시 가부시키가이샤 세라믹 필터
WO2009054502A1 (ja) 2007-10-24 2009-04-30 Sekisui Chemical Co., Ltd. 導電性微粒子、異方性導電材料、接続構造体及び導電性微粒子の製造方法
US7942581B2 (en) 2006-08-02 2011-05-17 Miba Gleitlager Gmbh Anti-friction layer for a bearing element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100712943B1 (ko) * 2003-03-24 2007-05-02 니뽄 가이시 가부시키가이샤 세라믹 필터
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WO2009054502A1 (ja) 2007-10-24 2009-04-30 Sekisui Chemical Co., Ltd. 導電性微粒子、異方性導電材料、接続構造体及び導電性微粒子の製造方法

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Effective date: 19990831