JP3130251B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP3130251B2
JP3130251B2 JP08172893A JP17289396A JP3130251B2 JP 3130251 B2 JP3130251 B2 JP 3130251B2 JP 08172893 A JP08172893 A JP 08172893A JP 17289396 A JP17289396 A JP 17289396A JP 3130251 B2 JP3130251 B2 JP 3130251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は搬送装置に関し、
特にたとえば、鋼球,小ねじ,ボルト,ナット,その他
磁性材料からなる諸々の物品を所望する方向に搬送する
ための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を上方に搬送させる搬送装置
としては、たとえばバケットエレベーターなどがあっ
た。この搬送装置は、無端環状の鎖またはベルトに一定
間隔でバケットを取り付け、バケットの中に所望する物
品を入れ、連続的に上方に搬送するものである。
【0003】また、図21(A)はこの発明の背景とな
る従来の搬送装置の一例を示す図解図である。この搬送
装置1は、マグネットローラ2aを有するベルトコンベ
ヤ2を含み、ベルト3の裏面側にマグネットプレートな
いしマグネットバーなどのマグネット部4が配設され
る。この搬送装置1によれば、マグネット部4の磁化力
によって、ベルト3の表面に被搬送物Wを磁気的に吸着
させて、斜め上方に搬送させることができる。
【0004】さらに、図21(B)はこの発明の背景と
なる従来の搬送装置の他の例を示す図解図である。この
搬送装置1は、有底筒状の搬送部材5を含む。搬送部材
5の中には、回転軸6が回動自在に形成される。回転軸
6は、軸受7により搬送部材5に回動自在に支持され
る。回転軸6の外周面には、螺旋状に溝8が形成され
る。溝8の中には、複数のマグネット9が形成される。
この搬送装置1によれば、回転軸6を回転させることに
より、搬送部材5の外周面にたとえば鉄粉などの被搬送
物Wを磁気的に吸着させて、斜め上方に搬送させること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バケッ
トエレベータで構成される搬送装置では、バケットを作
製するなどの手間がかかる上、エレベータ装置自体が大
がかりなものとなるので、搬送装置全体の設置スペース
を広く取る必要があり、ランニングコストも高くついて
いた。
【0006】図21(A)に示す搬送装置1では、コン
ベヤ装置自体の設置スペースを広く取る必要がある上、
被搬送物Wがベルト3の表面に磁気的な吸着力だけで支
持されて移送されるため、ベルト3との接触面が小さ
い、たとえば鋼球などの被搬送物を垂直方向に搬送させ
ることが困難であった。
【0007】また、図21(B)に示す搬送装置1で
は、鉄粉などの被搬送物を斜め上方に移送するには良い
が、それよりも大きい、たとえば鋼球,小ねじ,ボル
ト,ナット,コイルばねなどの被搬送物を上方、とりわ
け、垂直方向に搬送することは困難であった。
【0008】さらに、図21(A)および図21(B)
に示す従来例の搬送装置1では、たとえば6角ボルトや
6角ナットなどの被搬送物、あるいは、3角柱状などの
比較的接触面積のおおきな柱状の被搬送物を搬送すると
きに、磁化された被搬送物の面と面が吸着し、被搬送物
どうしが連なって橋かけ状態となる所謂ブリッジングが
発生して、被搬送物をスムーズに搬送することが困難で
あった。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単な構造、最小限のスペースで被搬送物を垂直方向に連
続的に搬送することができ、しかも、被搬送物はブリッ
ジングすることなくスムーズに搬送される、搬送装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる本願
明は、筒状の搬送部材と、被搬送物を一時的にたくわえ
ておき、被搬送物を搬送部材に供給する案内容器と、搬
送部材に内蔵され、回動自在に形成される柱状の回転部
材と、回転部材に配設され、搬送部材の外周面に磁界を
発生させる磁力発生部と、搬送部材の外周面にコイル状
に配設される搬送路用支持ガイドと、案内容器から搬送
部材へ供給される被搬送物のブリッジングを防止する防
止手段とを含み、防止手段は、被搬送物を搬送路用支持
ガイドの進み方向に沿うよに移行させる移行手段を含
み、移行手段は、被搬送物を搬送部材を中心に攪拌させ
る攪拌手段を含み、攪拌手段は、案内容器を搬送部材を
中心にして、回動させる回動手段を含み、回転部材が回
転することにより、案内容器から供給される被搬送物
は、搬送部材の外周面に磁気的に吸着され、搬送路用支
持ガイドに沿って搬送部材の軸方向に搬送される、搬送
装置である。請求項2にかかる本願発明は、筒状の搬送
部材と、搬送部材の軸方向の一方側に配設され、被搬送
物を一時的にたくわえておき、被搬送物を搬送部材に供
給する案内容器と、搬送部材に内蔵され、回動自在に形
成される柱状の回転部材と、回転部材の軸方向に直線状
に配設され、搬送部材の外周面に磁界を発生させる磁石
と、搬送部材の外周面にコイル状に配設される搬送路用
支持ガイドと、搬送部材を中心にして、搬送路用支持ガ
イドに沿って被搬送物を搬送させる方向と同じ方向に、
案内容器を回転させる回転手段とを含み、回転部材が回
転することにより、案内容器から供給される被搬送物
は、搬送部材の外周面に磁気的に吸着され、搬送路用支
持ガイドに沿って搬送部材の軸方向の一端側から他端側
に搬送される、搬送装置である。請求項3にかかる本願
発明は、上記搬送部材が垂直に起立するように設けら
れ、被搬送物が搬送路用支持ガイドに沿って、搬送部材
の軸方向の下方から上方へと搬送される、請求項1また
請求項2にかかる搬送装置である。
【0011】
【作用】請求項1にかかる本願発明の搬送装置では、案
内容器によって、一時的にたくわえられた被搬送物が、
搬送部材に供給案内される。磁力発生部からの磁力線に
より、搬送部材の外周面には、磁化力が作用して磁界が
発生する。そのため、搬送部材の外周面には、被搬送物
が磁気的に吸着する。そして、回転部材が回転すること
により、被搬送物は、搬送路用支持ガイドに沿って、搬
送部材の軸方向に搬送される。また、防止手段によっ
て、案内容器から搬送部材に供給される被搬送物のブリ
ッジングが防止される。また、移行手段によって、被搬
送物が搬送路用支持ガイドに沿ってその搬送方向に移行
される。この場合、搬送路用支持ガイドの進み方向に被
搬送物が動かされる。さらに、攪拌手段によって、被搬
送物が搬送部材を中心に攪拌されるため、被搬送物が搬
送路用支持ガイドの進み方向に移行する。 さらに、回動
手段によって、案内容器が搬送部材を中心に回動される
ため、被搬送物が搬送路用支持ガイドの進み方向に移行
する。 すなわち、請求項1にかかる本願発明の搬送装置
では、移行手段、攪拌手段ないし回動手段が、搬送路用
支持ガイドを介して、被搬送物を搬送部材の吸着方向
で、かつ、搬送路用支持ガイドの進み方向に被搬送物を
移行させるため、被搬送物のブリッジング状態を解きほ
ぐすように作用する。そのため、請求項1にかかる本願
発明の搬送装置では、案内容器から搬送部材に供給され
る被搬送物のブリッジングが防止される。請求項2にか
かる本願発明の搬送装置では、請求項1にかかる本願発
明の搬送装置と比べて、特に、磁石により搬送部材の外
周面に磁界を発生させている。また、案内容器は、回転
手段によって、被搬送物を搬送路用支持ガイドに沿って
押し上げる方向に回転する。この場合、搬送路用支持ガ
イドの巻き方向が右巻き方向のときには、案内容器は右
ねじの方向に回転させられ、搬送路用支持ガイドの巻き
方向が左巻き方向のときには、案内容器は左ねじの方向
に回転させられる。 すなわち、請求項2にかかる本願発
明の搬送装置では、案内容器が回転することによって、
被搬送物が搬送路用支持ガイドの進み方向に移行するた
め、案内容 器から搬送部材に供給される被搬送物のブリ
ッジングが防止される。請求項3にかかる本願発明の搬
送装置では、請求項1〜請求項2にかかる本願発明の搬
送装置と比べて、特に、搬送部材が垂直に起立するよう
に配設されるため、被搬送物が搬送路用支持ガイドに沿
って搬送部材の軸方向の一端側から他端側へと垂直方向
に搬送される。この場合、搬送部材が立設されるため、
設置スペースが小さくなる。
【0012】
【発明の効果】請求項1〜請求項3にかかる本願発明の
搬送装置によれば、簡単な構造、最小限のスペースで被
搬送物を垂直方向に連続的に搬送することができ、しか
も、被搬送物をブリッジングすることなくスムーズに搬
送することができる。
【0013】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。図2は図1の搬送装置に適用される搬送部材の要部
を示す図であって、(A)はその平面図であり、(B)
はその正面図である。図3は図1の搬送装置に適用され
る搬送部材の取付け状態の概略を示す縦断面拡大図であ
る。搬送装置10は、たとえば非磁性材料からなる円筒
状の搬送部材12を含む。搬送部材12は、被搬送物品
を搬送するための搬送路としての機能を備えている。搬
送部材12は、たとえば合成樹脂、あるいは、アルミ合
金,真鍮,ステンレスなどの非鉄金属などで形成され
る。この実施例では、被搬送物品を搬送部材12の軸方
向の下方から上方へ搬送するために、搬送部材12が垂
直に起立するように配設されている。また、搬送部材1
2がたとえばSUS304などのステンレスパイプで形
成されている。なお、この実施例の説明における非磁性
体には、磁化される強さが鉄,ニッケル,コバルトなど
の強磁性体ほど強くない常磁性体なども含まれる。
【0015】この搬送部材12の軸方向の上端側には、
後述の回転軸24を回転させるモータM1を備えたモー
タドライバユニット14を取り付けるためのモータ取付
け台15が設けられる。モータ取付け台15に固定され
たモータM1は、たとえば図3に示すように、フランジ
部16を介して、回転軸24に接続される。フランジ部
16の胴部16aには、その外周面から内空部に連通す
る複数のねじ孔18aが設けられる。搬送部材12は、
図2に示すように、ねじ孔18aに螺合される止めねじ
18bにより、フランジ部16に固定される。さらに、
フランジ部16には、モータM1を支持固定するための
固定部材20が固着される。固定部材20は、断面略L
字形で板状に形成され、その長辺部20aがたとえば溶
接およびボルト・ナットなどの固着手段により、フラン
ジ16の鍔部16bに固着される。そして、固定部材2
0の短辺部20bは、たとえば図1に示すように、所望
の場所に固着され、モータドライバユニット14を支持
するためのものである。この実施例では、固定部材20
の短辺部20bが、搬送装置10全体を支持する後述の
フレーム100の枠部材103に設けられた取付け片1
03aに、ボルト・ナットなどの固着手段により固定さ
れる。
【0016】搬送部材12の中には、回転部材として、
回転ヨーク部22が配設される。回転ヨーク部22は、
たとえば円柱状の回転軸24と、後述する磁力発生部3
8とで構成される。回転軸24は、たとえばアルミ,真
鍮などの非鉄金属材料や合成樹脂材料等で形成される。
回転軸24は、その軸方向の上端側がモータM1の駆動
軸(図示せず)に接続され、回動自在に形成される。
【0017】この場合、回転軸24の軸方向の上端側に
は、回転軸24をモータM1に取り付けるための軸取り
付け穴26が設けられる。回転軸24の軸方向の上端側
には、外周面から軸取り付け穴26に連通するねじ孔2
8aが設けられる。モータM1の駆動軸(図示せず)
は、軸取り付け穴26に挿入され、ねじ孔28aに螺合
される止めねじ28bで、回転軸24と連結される。回
転軸24は、その軸方向の上端が軸受30で、軸方向の
下端が軸受32で回動自在に支持される。また、搬送部
材12の軸方向の下端には、ブッシュ34が嵌め込ま
れ、たとえばさら小ねじ36で固定される。
【0018】回転軸24の外周面の一部には、たとえば
図3および図4(A)などに示すように、回転軸24の
軸方向に沿って直線状に延びて、磁力発生部38が形成
される。すなわち、回転軸24の外周面には、回転軸2
4の軸方向の上端から軸方向の下端側へと直線状に延び
る溝部40がたとえば1列形成される。溝部40は、図
4(B)に示すように、たとえば断面「コ」字形に形成
される。この溝部40の中には、たとえば複数の短冊状
の磁石片42およびヨーク片44が嵌め込まれる。この
実施例では、磁石片42がたとえば永久磁石で形成され
ている。なお、磁力発生部38としては、たとえば電磁
石などで磁界を発生させるようにしてもよい。
【0019】溝部40の底面40aには、複数の磁石片
42が回転軸24の軸方向に沿って、一直線上に配列さ
れ、たとえば接着剤,その他の固着手段で固着される。
さらに、それらの磁石片42の下面には、それぞれ、た
とえば鉄などの強磁性体からなるヨーク片44が積層さ
れ、たとえば接着剤などで固着される。磁石片42は、
その厚み方向の下端面側がN極に形成され、その上端面
側がS極に形成される。この実施例では、溝部40の底
面40a側に配置される面がN極となり、その反対側に
配置される面がS極となっている。なお、溝部40の底
面40a側に配置される面をS極とし、その反対側に配
置される面をN極となるように配置してもよい。
【0020】この実施例では、磁石片42の厚み方向の
下端面にヨーク片44が配置されるため、磁石片42の
N極から出た磁束(磁力線)は、空気中より通りやすい
ヨーク片44を通って、搬送部材12の外周面に流れ、
S極に入る。そのため、ヨーク片44を設けていない場
合に比べて、磁力線が長くなり、磁化力の及ぶ範囲が広
がる。また、磁束も集中し、磁束密度が高くなるので、
磁化力も大きくすることができる。
【0021】なお、この実施例では、回転軸24の軸方
向に沿って溝部40に直線状に配列される複数の磁石片
42の磁極が、磁石片42の厚み方向の上端面および下
端面に形成されているが、それらの磁石片42の磁極は
磁石片42の長手方向の一端面および他端面に形成する
ようにしてもよい。この場合、隣合う磁石片42の磁極
の極性が同じになるように配置されることが好ましい。
【0022】一方、搬送部材12の外周面には、その軸
方向の下端側から上端側にかけて、搬送路用支持ガイド
46が形成される。この搬送路用支持ガイド46は、非
磁性体でたとえばスパイラル状ないし円状等コイル状
に、搬送部材12の外周面に巻き付けられて形成され
る。なお、この実施例では、搬送路用支持ガイド46が
たとえば断面円形の線材で形成される。
【0023】この搬送路用支持ガイド46は、たとえば
鋼球,6角ナット,6角ボルトなどの被搬送物品Wを支
持する機能と、被搬送物品Wを搬送路用支持ガイド46
に沿って、搬送部材12の軸方向に搬送させるときの搬
送路としての機能を有する。この場合、搬送路用支持ガ
イド46は、回転ヨーク部22の磁力発生部38で発生
した磁化による磁気的な吸着力と協働して、被搬送物品
Wを支持するものである。この実施例では、搬送部材1
2の軸方向の下端側、すなわち、被搬送物品Wが供給さ
れる側から、搬送部材12の軸方向の上端側に、被搬送
物品Wを垂直に搬送するものである。
【0024】一方、搬送装置10には、図1に示すよう
に、搬送部材12の軸方向の下方に、被搬送物品Wを一
時的にたくわえておき、被搬送物品Wを搬送部材12の
軸方向の下端側に案内供給する案内容器として、たとえ
ばじょうご形のホッパー50が配設される。図1に示す
実施例では、ホッパー50がフレーム100に回動自在
に支持される。
【0025】フレーム100は、たとえば箱形状のフレ
ーム本体102を含む。フレーム本体102には、その
両側から上方に延びて、たとえばU字状の枠部材103
が設けられる。枠部材103には、上記したモータドラ
イバユニット14を支持するための固定部材20の短辺
部20bが固着される。フレーム本体102の下部に
は、たとえば矩形の固定板104が配設される。固定板
104には、取付けフランジ106を介して、搬送部材
12の軸方向の下端部が、ボルト105などの固着手段
により固着される。搬送部材12の軸方向の下端部に
は、プーリー110が軸受部108により回動自在に支
持される。プーリー110は、接続片112を介して、
搬送部材12の軸方向の下端部に固着される。また、フ
レーム本体102の下部には、ホッパー50を回転させ
るためのモータM2が配設される。モータM2の駆動軸
には、プーリー114が取着され、プーリー110とプ
ーリー114との間には、ベルト116が架け設けられ
る。さらに、フレーム100の上部では、ホッパー50
の上端縁部が軸受部118によって回動自在に支持され
る。なお、この実施例では、モータM2の回転駆動力を
伝動するために、プーリーおよびベルトなどの伝動装置
を用いたが、伝動装置としてはこれに限定されるもので
はなく、たとえばチェーンおよびスプロケットなどを用
いた伝動装置が適用されてもよい。
【0026】したがって、モータM2を駆動させれば、
モータM2の動力がプーリー114,ベルト116およ
びプーリー110へと伝動され、ホッパー50を回転さ
せることができる。つまり、この実施例では、軸受部1
08,118,プーリー110,114,ベルト11
6,モータM2などで、ホッパー50を回動自在に作動
させる回動手段によって、被搬送物品Wのブリッジング
防止手段を構成している。
【0027】この実施例では、回動手段を作動させるこ
とによって、ホッパー50内に一時的にたくわえおかれ
た複数の被搬送物品Wが攪拌されるので、搬送部材12
の搬送路用支持ガイド46の進み方向に沿うように、被
搬送物品Wが移行される。そのため、搬送時における被
搬送物品Wのブリッジングを防止することができる。す
なわち、ホッパー50を回動自在に作動させる回動手段
は、被搬送物品Wを攪拌させる攪拌手段、および、搬送
路用支持ガイド46の進み方向に移行させる移行手段と
しての機能を有するものである。
【0028】一方、搬送部材12には、搬送部材12の
軸方向の下端側から上端側に搬送される被搬送物品Wを
搬送部材12から離れた別の所望する場所に移送するた
めの移送通路60が適宜取り付けられる。移送通路60
は、たとえば合成樹脂材料、あるいは、真鍮,ジュラル
ミン,アルミ等の非鉄金属材料などで形成され、搬送部
材12の軸方向の中間部の外周面に取り付けられる。こ
の実施例では、移送通路60が搬送部材12の軸方向の
上端側に取り付けられている。この移送通路60は、た
とえば矩形平面状の移送板62を含む。移送板62に
は、その幅方向の一端からほぼ直角に上方に延びて、た
とえば矩形の案内板64が形成される。また、移送板6
2は、その幅方向の他端から上方に突き出し設けられる
保持片66を有する。移送板62,案内板64および保
持片66は、たとえば合成樹脂材料などの非磁性材料で
略L字状に一体的に形成される。
【0029】移送通路60は、図1に示すように、支持
手段としての支持具70によって、搬送部材12の軸方
向の所定の位置に支持される。支持具70は、1対の挟
持部材72,72を含む。1対の挟持部材72,72
は、搬送部材12をその直径方向の両側から挟み込ん
で、締付け手段により締付けられる。この実施例では、
締付け手段として、たとえばボルト・ナットなどの締付
け具74により締付けられる。
【0030】挟持部材72は、図7および図8に示すよ
うに、たとえば半円形筒状の挟持部76を含む。挟持部
76には、その一端および他端から側方に延びて、たと
えば矩形の締付け部78,78が形成される。挟持部7
6の内周面には、搬送路用支持ガイド46が嵌合される
溝部80a,80bおよび80cが形成される。これら
の溝部80a〜80cは、搬送路用支持ガイドの径より
も大きい溝幅を有している。また、これらの溝部80a
〜80cは、たとえば図2に示すように、リード角θ、
ピッチPおよびリードLを有するコイル状の搬送路用支
持ガイド46を嵌合できるように、その搬送路用支持ガ
イド46の形状と対応するものとなっている。さらに、
挟持部材76の内周面には、溝部80a,80b,80
c間に、搬送部材12の外周面に当接する当接部82,
82が形成される。
【0031】そして、挟持部76の軸方向の中央に配設
された溝部80aは、挟持部76の軸方向の一方側およ
び他方側に配設された溝部80bおよび80cよりも溝
幅が大きくなるように形成されている。溝幅の広い溝部
80aを形成することによって、搬送路用支持カイド4
6のピッチPおよびリード角θの変化に柔軟に対応する
ことができる。そのため、搬送路用支持ガイド46のピ
ッチPおよびリード角θの相違する搬送部材12にも、
挟持部76を嵌合することができる。なお、この実施例
では、搬送路用支持ガイド46のピッチPがたとえば8
0mmでリード角θが30°程度のものから、ピッチP
がたとえば110mmでリード角θが38°程度のもの
まで対応できる溝部に形成されている。しかも、この実
施例では、溝部80a,80b,80c間に当接部8
2,82が形成されているため、1対の挟持部76,7
6を搬送部材12に嵌め込んだときに、安定して、1対
の挟持部76,76を取り付けることができる。
【0032】また、締付け部78,78は、それぞれ、
1対の挟持部76,76を搬送部材12に嵌め込んだと
きに、締付け具74を締結するための締付用孔78a,
78aおよび78b,78bを有する。締結用孔78
a,78aおよび78b,78bは、それぞれ、一方の
締付け部78および他方の締付け部78の長さ方向に所
定の間隔を隔てて配置される。また、一方の締結用孔7
8a,78aは、所謂、ばか穴になっていて、他方の締
結用孔78b,78bは、その内周面に雌ねじ部が設け
られたねじ孔になっている。
【0033】したがって、1対の挟持部材72,72
は、搬送部材12の直径方向の両側から挟み込まれ、ボ
ルト・ナットなどの締付け具74により締付けられるこ
とによって、搬送部材12に取り付けられる。この場
合、締付け具74を緩めることにより、1対の挟持部材
72,72は、搬送部材12の軸方向に沿って自在に上
下動させることができる。また、締付け具74を緩めた
状態で、1対の挟持部材72,72を搬送部材12の円
周方向に自在に旋回させることもできる。
【0034】さらに、支持具70には、移送通路60を
取り付けるための補助部材90が配設される。補助部材
90は、たとえばL字形板に形成される。補助部材90
は、その短片部90aが1対の挟持部材72,72の一
方の締付け部78,78間に挟持され、締付け具74に
より固着される。そして、補助部材90の長片部90b
に、移送通路60の案内板64が固着される。なお、こ
の実施例では、補助部材90を用いて移送通路60を装
着したが、移送通路60を1対の挟持部材72,72の
締付け部78,78に、直接、たとえばボルト・ナット
等の固定手段により、取り外し可能に固定するようにし
てもよい。
【0035】図1に戻って、この実施例の搬送装置10
では、ホッパー50によって一時的にたくわえておかれ
た、たとえば鋼球,6角ナット,6角ボルト,ねじりコ
イルばねなどの被搬送物品Wが、搬送部材12の軸方向
の下端部に案内供給される。搬送部材12に供給された
被搬送物品Wは、搬送部材12の軸方向の下方から上方
へと垂直に搬送されていく。すなわち、モータM1を駆
動させることにより、回転軸24が回転する。回転軸2
4が回転すると、回転軸24の磁力発生部38からおよ
ぼされる磁化力は、搬送部材12の外周面全域に作用
し、磁界を形成する。そのため、搬送部材12の外周面
に、被搬送物品Wを磁気的に吸着させることが可能とな
る。しかも、搬送部材12の外周面には、搬送路用支持
ガイド46がコイル状に配設されるため、搬送部材12
の外周面に吸着した被搬送物品Wは、回転軸24の回転
と共に、搬送路用支持ガイド46に沿って、搬送部材1
2の軸方向の下端側から上端側に向かって連続的に搬送
されていく。
【0036】この実施例の搬送装置10では、搬送部材
12との接触面積が少ない、つまり、搬送部材12と点
接触するようなたとえば鋼球などの被搬送物品Wであっ
ても、搬送路用支持ガイド46によって被搬送物品Wを
搬送部材12の外周面に支持することができるため、安
定して被搬送物品Wを搬送部材12の外周面に沿って上
方に搬送することができる。
【0037】さらに、この実施例では、モータM2を駆
動させることによって、ホッパー50が回転軸24と同
方向に回転する。そのため、ホッパー50から搬送部材
12に供給される被搬送物品Wは、搬送部材12を中心
にして攪拌され、順次、リード角θを有する搬送路用支
持ガイド46に沿って移行する。つまり、被搬送物品W
は、リード角θの方向へと移行されていく。それゆえ、
この実施例の搬送装置10では、ホッパー50から搬送
部材12へと供給される被搬送物品Wのブリッジングを
防止することができる。
【0038】さらに、搬送路用支持ガイド46に沿って
搬送部材12の上方へと搬送される被搬送物品Wは、移
送通路60の案内板64に当たり、案内板64に案内さ
れて移送板62上を移送される。つまり、搬送部材12
から取り出された被搬送物品Wは、移送通路60を通っ
て、搬送部材12から離れた所望の別の場所へと、適
宜、移送される。
【0039】また、この実施例の搬送装置10では、支
持具70および補助部材90が設けられているため、搬
送部材12の軸方向の所望する位置で、かつ、搬送部材
12の円周方向の全方位の位置に、移送通路60を自在
に取り付けることができる。言い換えると、この実施例
の搬送装置10では、搬送部材12の搬送路用支持ガイ
ド46に沿って搬送されてくる被搬送物品Wの取り出し
口の位置および方向を任意に変更することができる。
【0040】図9は、図1に示す搬送装置の他の例を示
す要部正面図であり、図10は、その搬送装置に適用さ
れる案内容器の作動機構を示す底面図である。図9に示
す実施例の搬送装置10は、図1に示す搬送装置と比べ
て、特に、被搬送物品Wのブリッジングを防止する攪拌
手段の構成が相違する。図1の搬送装置では、ホッパー
50を搬送部材12に内蔵される回転軸24と同方向に
回転させる回動手段を構成していたが、図9の搬送装置
では、ホッパー50を回転軸24と同方向およびその反
対方向に交互に回転させる回動手段を構成している。図
9の搬送装置10では、図1の搬送装置と同様に、ホッ
パー50が軸受部118などにより、搬送部材12に回
動自在に支持されている。ホッパー50は、たとえばカ
ム装置120によって、時計方向および反時計方向に交
互に周期的に回転させている。すなわち、ホッパー50
の軸方向の下側には、その周囲に環状の鍔片122が設
けられる。鍔片122は、保持部材124に固着され
る。保持部材124は、カム装置120の従節リンク1
26と連結されている。図9の搬送装置10では、モー
タM3を駆動させることによりカム128が等速回転
し、カム128の回転により従節リンク126が等速往
復運動する。したがって、図9の搬送装置10では、ホ
ッパー50が時計方向および反時計方向に交互に周期的
に回転する。図9に示す搬送装置10でも、図1の搬送
装置とほぼ同様の効果が得られる。
【0041】図11は、図1に示す搬送装置のさらに他
の実施例を示す要部正面図である。図11に示す実施例
の搬送装置10は、図1に示す搬送装置と比べて、特
に、被搬送物品Wのブリッジングを防止する防止手段の
構成が相違する。図1の搬送装置では、ホッパー50を
回転させることによりホッパー50内の被搬送物品Wを
攪拌させていたが、図11の搬送装置では、動揺手段と
してのたとえばてこ装置130により、ホッパー50内
の被搬送物品Wを掻き動かす構成としている。図11の
搬送装置10では、ホッパー50の下部外周面に穴(図
示せず)が設けられ、その穴に掻き上げ部材138が挿
通される。掻き上げ部材138は、てこ装置130の作
動アーム136にピン137で固定され、作動アーム1
36は枢軸134で支柱132に回動自在に支持されて
いる。したがって、図11の搬送装置10では、てこ装
置130を作動させて、掻き上げ部材138を上下動さ
せることによって、ホッパー50内の被搬送物品Wを掻
き動かすことができる。図11に示す搬送装置10で
も、図1の搬送装置とほぼ同様の効果が得られる。
【0042】図12は、図1に示す搬送装置のさらに他
の実施例を示す要部正面図である。図12に示す実施例
の搬送装置10は、図11に示す搬送装置と比べて、特
に、掻き上げ部材138の上面に、弾性を有するたとえ
ばばね材等からなるシート状部材140が配設されてい
る。図12の搬送装置10では、図11の搬送装置と比
べて、より広範囲に被搬送物品Wを掻き上げることがで
きるので、より効果的である。
【0043】図13は、図1に示す搬送装置のさらに他
の実施例を示す要部正面図である。図13に示す実施例
の搬送装置10は、図11および図12に示す搬送装置
と比べて、特に、被搬送物品Wのブリッジングを防止す
るために、被搬送物品Wを掻き動かすための動揺手段の
構成が相違する。すなわち、図11および図12の搬送
装置では、てこ装置130により被搬送物品Wを掻き動
かす構成としていたが、図13の搬送装置10では、ホ
ッパー50の底面部に円環状の作動板150を装着し、
その作動板150を上下動させることによって、被搬送
物品Wを掻き動かしている。図13に示す搬送装置10
でも、図1の搬送装置とほぼ同様の効果が得られる。
【0044】図14は、図1に示す搬送装置のさらに他
の実施例を示す要部正面図である。図14に示す実施例
の搬送装置10は、図11〜図13に示す搬送装置と比
べて、特に、帯状の掻き部材160をホッパー50の内
周面に沿って可動させることによって、被搬送物品Wを
掻き動かしている。掻き部材160は、その長さ方向に
所定の間隔を隔てて、複数の断面略台形の突起片162
を有するものである。この搬送装置10では、掻き部材
160を可動させたときに、突起片162に被搬送物品
Wがより効果的に掻き動かされる。
【0045】図15は、図1に示す搬送装置のさらに他
の実施例を示す要部正面図である。図15に示す実施例
の搬送装置10は、図1の搬送装置と比べて、特に、回
転軸24とホッパー50とが、同じ回転駆動手段により
回転可能に形成されている。図15に示す搬送装置10
では、回転軸24が搬送部材12の軸方向の下端から突
き出し設けられる。回転軸24の軸方向の下端部には、
回転軸24を回転させるための歯車170が配設され
る。歯車170は、軸受部172によりフランジ部材1
74に回動自在に支持される。フランジ部材174は、
フレーム本体102の下部に固定される。一方、搬送部
材12には、ホッパー50の底部近傍に、ホッパー50
を回転させるための歯車176が回動自在に配設され
る。歯車176には、ボルト178などの固着手段によ
り、円板状の接続面部材112aが固着される。接続面
部材112aは、接続片112の下端にたとえば溶接な
どの方法により固着される。また、フレーム本体102
の下部には、回転軸24およびホッパー50を回転させ
る回転駆動手段としてのたとえばモータM4が配設され
る。モータM4の駆動軸には、伝動軸180が接続され
る。伝動軸180は、その軸方向に所定の間隔を隔て
て、歯車182および184が配設される。歯車182
および184は、前記歯車174および176にそれぞ
れかみ合うものである。したがって、図15の搬送装置
10では、モータM4を駆動させると、その回転力が歯
車182および184を介して、歯車170および17
6にそれぞれ伝動されるので、回転軸24およびホッパ
ー50は同方向に回転する。すなわち、同じ回転駆動手
段であるモータM4によって、回転軸24とホッパー5
0とを同方向に回転させることができる。なお、図15
の搬送装置10において、回転軸24およびホッパー5
0を回転させるための歯車170,176,182およ
び184をたとえばプーリに変え、さらに、伝動ベルト
などで伝動軸180から伝動される回転力をプーリーに
伝動させるようにしてもよい。
【0046】図16は、図1に示す搬送装置のさらに他
の実施例を示す要部正面図である。図16に示す実施例
の搬送装置10は、図1の搬送装置と比べて、特に、ホ
ッパー50を固定しておいて、搬送部材12および搬送
路用支持ガイド46を回転させるようにしたものであ
る。図16の搬送装置10では、ホッパー50は、フレ
ーム本体102に回転しないように固定されている。一
方、搬送部材12を回転させるための歯車190が、搬
送部材12の軸方向の下端に配設される。さらに、フレ
ーム本体102の下部には、搬送部材12を回転駆動さ
せるためのモータM5が配設される。モータM5の駆動
軸には歯車192が装着され、歯車192は歯車190
とかみ合うように配置される。したがって、モータM5
を駆動させることによって、その回転駆動力が歯車19
2を介して歯車190に伝動される。すなわち、搬送部
材12は、搬送路用支持ガイド46と共に回転する。図
16の搬送装置10では、搬送部材12および搬送路用
支持ガイド46が回転することにより、ホッパー50か
ら搬送部材12に案内供給される被搬送物品が攪拌さ
れ、被搬送物品を搬送路用支持ガイド46の進み方向へ
と移行させることができる。そのため、図16の搬送装
置10においても、被搬送物品のブリッジングを防止す
ることができる。
【0047】図17は、図1,図7および図8に示す挟
持部材の他の例を示す斜視図であり、図18は、図17
の挟持部材の取付け状態を示す要部正面図である。図1
7に示す1対の挟持部材200は、たとえば図7および
図8に示す挟持部材72と比べて、特に、挟持部の内周
面に溝部および当接面が形成されていない。すなわち、
図17の挟持部材200では、1対の挟持部202で円
筒形を形成するものである。この挟持部材202では、
挟持部202の軸方向の長さAが搬送路用支持ガイド4
6のピッチPよりも大きい場合、搬送路用支持ガイド4
6を2ピッチ分以上に挟持部202の内周面が当接する
ため、1対の挟持部材200を安定して搬送部材12に
装着することができる。
【0048】図19は、上述の各実施例の搬送装置に適
用される搬送路用支持ガイドの他の例を示す要部図解図
である。上述の各実施例の搬送装置に適用される搬送路
用支持ガイド46は断面円形に形成されたが、この搬送
路用支持ガイド46の形状は適宜変更可能であり、図1
9(A)に示すように、断面形状がたとえば矩形に形成
されてもよく、また、図19(B)に示すように、断面
形状がたとえばL字形に形成されてもよい。この場合、
断面L字形の短い方の片46aは、搬送物品Wが搬送路
用支持ガイド46から落下しにくいようにするための支
持機能を有する支持片として形成される。さらに、搬送
路用支持ガイド46は、図19(C)に示すように、断
面略L字状の長い方の片46bが搬送部材12の外周面
に対して斜め上方に配置されるように形成してもよい。
【0049】図20は、上述の各実施例の搬送装置に適
用される回転ヨーク部の他の例を示す要部平面図解図で
ある。上述の各実施例の搬送装置に適用される搬送部材
12の回転ヨーク部22に配設された磁力発生部38
は、回転軸24の軸方向に沿って直線状に1列だけ配設
されたが、この磁力発生部38は、たとえば図20
(A),図20(B)および図20(C)に示すよう
に、回転軸24の円周方向に間隔を隔てて、複数列配設
されてもよい。なお、この場合、発明者の実験によれ
ば、回転軸24の円周方向を2等分した位置にそれぞ
れ、磁力発生部38を配列したとき、最も、磁化力が高
くなることが判明した。
【0050】さらに、上述の各実施例の搬送装置に適用
される搬送部材12では、回転軸24が円柱形に形成さ
れたが、回転軸24の形状は、適宜変更可能であり、た
とえば図20(B)に示すように、断面4角形柱状に形
成されてもよく、また、図20(C)に示すように、断
面正6角形柱状に形成されてもよい。
【0051】なお、上述の各実施例では、搬送部材12
を固定し、磁力発生部38を具備する回転ヨーク部22
を回転させることによって、搬送部材12の外周面に被
搬送物品Wを磁気的に吸着させ、かつ、搬送路用支持ガ
イド46に沿って、被搬送物品Wを搬送部材12の軸方
向に搬送させたが、搬送部材12を回動自在に形成し、
回転ヨーク部22を回転させないように固定して、搬送
部材12を回転させるように構成しても、被搬送物品W
を搬送部材12の軸方向に搬送させることが可能とな
る。さらに、上述の各実施例では、ホッパー50がじょ
うご形、所謂、円錐形に形成されたが、ホッパーの形状
は、円錐形に限定されるものではなく、たとえば円筒
形、楕円形筒状、あるいは、4角錐形,6角錐形等の多
角錐体など適宜種々の形状に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の搬送装置に適用される搬送部材の要部を
示す図であって、(A)はその平面図であり、(B)は
その正面図である。
【図3】図1の搬送装置に適用される搬送部材の取付け
状態の概略を示す縦断面拡大図である。
【図4】図1の搬送装置の回転部材を示す図であって、
(A)は回転ヨーク部を示す斜視図であり、(B)は
(A)の線IVB−IVBにおける断面図であり、
(C)は磁力発生部から出る磁束の流れを示す図解図で
ある。
【図5】図1の搬送装置に適用される案内容器およびそ
の周辺を示す要部正面図である。
【図6】図1の搬送装置に適用される案内容器およびそ
の周辺を示す要部底面図である。
【図7】図1の搬送装置に適用される支持手段の挟持部
材を示す図であって、(A)はその平面図であり、
(B)はその正面図であり、(C)はその側面図であ
る。
【図8】図1の搬送装置に適用される支持手段の挟持部
材を示す斜視図である。
【図9】図1に示す搬送装置の他の例を示す要部正面図
である。
【図10】図9の搬送装置に適用される案内容器の作動
機構を示す底面図である。
【図11】図1に示す搬送装置のさらに他の実施例を示
す要部正面図である。
【図12】図1に示す搬送装置のさらに他の実施例を示
す要部正面図である。
【図13】図1に示す搬送装置のさらに他の実施例を示
す要部正面図である。
【図14】図1に示す搬送装置のさらに他の実施例を示
す要部正面図である。
【図15】図1に示す搬送装置のさらに他の実施例を示
す要部正面図である。
【図16】図1に示す搬送装置のさらに他の実施例を示
す要部正面図である。
【図17】図1,図7および図8に示す挟持部材の他の
例を示す斜視図である。
【図18】図17の挟持部材の取付け状態を示す要部正
面図である。
【図19】搬送装置に適用される搬送路用支持ガイドの
他の例を示す要部図解図である。
【図20】搬送装置に適用される回転ヨーク部の他の例
を示す要部平面図解図である。
【図21】(A)はこの発明の背景となる従来の搬送装
置の一例を示す図解図であり、(B)は他の例を示す図
解図である。
【符号の説明】
10 搬送装置 12 搬送部材 14 モータドライバユニット 16 フランジ部 16a 胴部 16b 鍔部 18a ねじ孔 18b 止めねじ 20 固定部材 20a 長辺部 20b 短辺部 22 回転ヨーク部 24 回転軸 26 軸取り付け穴 28a ねじ孔 28b 止めねじ 30,32 軸受 34 ブッシュ 36 小ねじ 38 磁力発生部 40 溝部 42 磁石片 44 ヨーク片 46 搬送路用支持ガイド 50 ホッパー 60 移送通路 62 移送板 64 案内板 66 保持片 70,200 支持具 72,202 挟持部材 74,204 締付け具 76 挟持部 78 締付け部 78a,78b 締結用孔 80a,80b,80c 溝部 90 補助部材 90a 長片部 90b 短片部 100 フレーム 102 フレーム本体 104 固定板 105 ボルト 106 フランジ 108,118 軸受部 110,114 プーリー 112 接続片 116 ベルト 120 カム装置 122 鍔片 124 保持部材 126 従節リンク 128 カム 130 てこ装置 132 支柱 134 枢軸 136 作動アーム 138 掻き上げ部材 140 シート状部材 150 作動板 160 掻き部材 162 突起片 170,176,182,184,190,192 歯
車 174 フランジ部材 178 ボルト 180 伝動軸 θ リード角 P ピッチ L リード M1,M2,M3,M4,M5 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/30 - 65/48 B65G 33/02 - 33/06 B65G 47/00 - 47/20 B23P 19/00 - 21/00 307

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の搬送部材、 被搬送物を一時的にたくわえておき、前記被搬送物を前
    記搬送部材に供給する案内容器、 前記搬送部材に内蔵され、回動自在に形成される柱状の
    回転部材、 前記回転部材に配設され、前記搬送部材の外周面に磁界
    を発生させる磁力発生部、 前記搬送部材の外周面にコイル状に配設される搬送路用
    支持ガイド、および前記案内容器から前記搬送部材へ供
    給される前記被搬送物のブリッジングを防止する防止手
    段を含み、前記防止手段は、前記被搬送物を前記搬送路用支持ガイ
    ドの進み方向に沿うよに移行させる移行手段を含み、 前記移行手段は、前記被搬送物を前記搬送部材を中心に
    攪拌させる攪拌手段を含み、 前記攪拌手段は、前記案内容器を前記搬送部材を中心に
    して、回動させる回動手段を含み、 前記回転部材が回転することにより、前記案内容器から
    供給される前記被搬送物は、前記搬送部材の外周面に磁
    気的に吸着され、前記搬送路用支持ガイドに沿って前記
    搬送部材の軸方向に搬送される、搬送装置。
  2. 【請求項2】 筒状の搬送部材、 前記搬送部材の軸方向の一方側に配設され、被搬送物を
    一時的にたくわえておき、前記被搬送物を前記搬送部材
    に供給する案内容器、 前記搬送部材に内蔵され、回動自在に形成される柱状の
    回転部材、 前記回転部材の軸方向に直線状に配設され、前記搬送部
    材の外周面に磁界を発生させる磁石、 前記搬送部材の外周面にコイル状に配設される搬送路用
    支持ガイド、および 前記搬送部材を中心にして、前記搬
    送路用支持ガイドに沿って前記被搬送物を搬送させる方
    向と同じ方向に、前記案内容器を回転させる回転手段を
    含み、 前記回転部材が回転することにより、前記案内容器から
    供給される前記被搬送 物は、前記搬送部材の外周面に磁
    気的に吸着され、前記搬送路用支持ガイドに沿って前記
    搬送部材の軸方向の一端側から他端側に搬送される、
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送部材は垂直に起立するように設
    けられ、被搬送物が前記搬送路用支持ガイドに沿って、
    前記搬送部材の軸方向の下方から上方へと搬送される、
    請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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