JPH06142296A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH06142296A
JPH06142296A JP4300752A JP30075292A JPH06142296A JP H06142296 A JPH06142296 A JP H06142296A JP 4300752 A JP4300752 A JP 4300752A JP 30075292 A JP30075292 A JP 30075292A JP H06142296 A JPH06142296 A JP H06142296A
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JP
Japan
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game
special
prize winning
opening
auxiliary
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Pending
Application number
JP4300752A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動入賞口への入賞率を高めても必ずしも特
別遊技の発生率が高まることがないようにして、遊技者
の遊技に対する意欲を刺激するとともに遊技店の利益を
も考慮した遊技機を提供すること。 【構成】 遊技領域1の中央に変動入賞装置20を配設
し、その下方に補助遊技を行う特定入賞口3,4を配設
している。前記特定入賞口3には補助可変表示装置3A
が、前記特定入賞口4には補助可変表示装置4Aが取り
付けられている。補助遊技は例えば遊技球が前記特定入
賞口3に入賞した場合に、その入賞が特定入賞検出器S
W1で検出されたことに基づき、前記補助可変表示装置
3Aの図柄の変動を停止させ、その停止図柄の如何によ
って前記変動入賞装置20に設けられている開閉翼21
を1回開きに、2回開きに、あるいは閉状態のままに作
動させる遊技である。このように前記開閉翼21の開閉
までに補助遊技を介在させて、前記特定入賞口3,4へ
の入賞率を高めることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機等に
代表される弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の第1種のパチンコ遊技機では始動
入賞口に遊技球が入賞すれば必ず可変表示装置において
可変表示ゲームが開始されるようになっている。そして
そのゲームにおいて当りが発生した場合に遊技者に特別
遊技の権利を与えている。また第2種のパチンコ遊技機
では遊技球が第2種始動入賞口に入賞すれば必ず変動入
賞装置の羽根(開閉翼)が所定の開閉パターンに基づい
て開閉作動されるようになっている。そしてこの開閉作
動中に前記変動入賞装置内に設けられたV入賞口に遊技
球が入賞したときには遊技者に特別遊技の権利が与えら
れる。さらに第3種のパチンコ遊技機では権利発生状態
中に第3種始動入賞口に入賞すると、必ず変動入賞装置
が開状態に移行するようになっている。このように各種
のパチンコ遊技機では、遊技球が始動入賞口に入賞すれ
ば前記可変表示装置が変動したり、前記開閉翼が開閉し
たり、あるいは変動入賞装置が開状態になったりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが始動入賞口へ
の入賞は特別遊技の発生に結び付く可能性があるため、
遊技店がその始動入賞口の入賞率を釘により調整してい
る場合もあった。しかし遊技店の釘調整によって始動入
賞口の入賞率が低下してしまうと、遊技者はその遊技機
での遊技の意欲を失ってしまうことになる。そこで、始
動入賞口への入賞率を高めても必ずしも特別遊技の発生
率が高まることがないようにして、遊技者の遊技に対す
る意欲を刺激するとともに遊技店の利益をも考慮した弾
球遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明は特別遊技価値を付与するための遊技を
行う特別遊技手段において特別条件が達成されたことに
基づいて、特別遊技価値を付与する特別遊技価値付与手
段を備えた弾球遊技機において、前記特別遊技手段を、
補助遊技を行う補助遊技手段の遊技結果に応じて作動さ
せるように構成している。また第2の発明は前記補助遊
技手段を複数の識別情報を可変表示する可変表示装置
と、該可変表示装置の停止表示態様を判定して前記特別
遊技手段を作動させるための信号を発生する作動出力判
定手段とから構成している。また第3の発明は前記作動
出力判定手段が前記停止表示態様に応じて前記特別遊技
手段の作動状態に差異を与える信号を生成するように構
成している。さらに第4の発明は前記特別遊技手段を変
動入賞装置に設けられた開閉翼により構成し、前記変動
入賞装置内に設けられた特別入賞口に遊技球が入賞する
ことにより前記特別条件が達成されるものとして構成し
ている。
【0005】
【作用】第1の発明によれば特別遊技手段を作動させる
ために補助遊技手段を介在させ、かつその補助遊技手段
の遊技結果に左右されて前記特別遊技手段が作動される
ことになる。また第2の発明によれば補助遊技手段の遊
技は可変表示装置により複数の識別情報を可変表示させ
るものであり、その可変表示装置の停止表示態様に応じ
て作動出力判定手段が前記特別遊技手段を作動させるこ
とになる。また第3の発明によれば作動出力判定手段が
可変表示装置の停止表示態様に応じて種々の作動状態を
設定することができることになる。さらに第4の発明に
よればいわゆる第2種のパチンコ遊技機に上記第1及至
第3の発明を適用することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明に係る弾球遊
技機の実施例を説明する。図1に本発明に係る弾球遊技
機としてのパチンコ遊技機の遊技盤(図示せず)前面の
構成例を示す。該遊技盤前面はガイドレール2によって
遊技領域1が画されている。この遊技領域1の中央には
遊技者に特別遊技価値を付与するために特別遊技を行わ
せる、特別遊技手段としての羽根(開閉翼)21を備え
た変動入賞装置20が設けられている。該変動入賞装置
20の下方には前記羽根21を開閉させるための補助遊
技を遊技者に行わせる補助遊技手段を構成する特定入賞
口3,4がそれぞれ設けられている。そして遊技球が開
状態の前記開閉翼21に流入して前記変動入賞装置20
に設けられた特別入賞口としてのV入賞口22に入賞す
ると大当りとなり、特別遊技が開始される。なお、5〜
9で示すものは遊技球の入賞に基づき、遊技者に賞球の
利益を与える一般入賞口であり、10で示すものは流下
方向規制部材としての風車である。
【0007】前記特定入賞口3,4はそれらの入賞口に
入賞した遊技球を検出する特定入賞検出器SW1,SW
2と、複数の識別情報を可変表示する可変表示装置とし
ての補助可変表示装置3A及び補助可変表示装置4Aと
から構成されている。前記補助可変表示装置3A及び前
記補助可変表示装置4Aはそれぞれ独立して遊技者がそ
の目で追うことができないスピードで「0,1,2,
3,4,5,6,7,8,9」の図柄を変動させてい
る。そして前記特定入賞検出器SW1の出力に基づいて
前記補助可変表示装置3Aの図柄が停止し、前記特定入
賞検出器SW2の出力に基づいて前記補助可変表示装置
4Aの図柄が停止するようになっている。この特定入賞
口3,4によって実行される補助遊技の具体的内容は、
前記補助可変表示装置3Aまたは補助可変表示装置4A
の停止表示態様としての停止図柄の如何によって前記変
動入賞装置20の前記開閉翼21が1回開閉したり、2
回開閉したり、あるいは閉状態が維持されたりするよう
になっている。例えばその停止図柄が「7」である場合
には前記開閉翼21が2回開閉し、また「3」,「5」
である場合には前記開閉翼21が1回開閉するようにな
っている。しかし、前記停止図柄が「0」,「1」,
「2」,「4」,「6」,「8」,「9」の場合には前
記開閉翼21の閉状態が維持されるようになっている。
このような補助遊技を遊技球が前記特定入賞口3または
4に入賞してから前記開閉翼21の開閉までの間に介在
させることにより、前記特定入賞口3,4への入賞率を
高めるようにしても問題が生じないことなる。なぜなら
ば前記特定入賞口3または4に遊技球が入賞してもその
入賞に基づいて必ず前記開閉翼21が開閉するわけでは
なく、特別遊技に結び付かないからである。したがって
遊技者の遊技意欲を刺激することができて、また遊技店
の利益をも保護することができることになる。
【0008】この実施例では前記補助可変表示装置3A
または4Aの停止図柄に応じて前記開閉翼21を1回ま
たは2回開閉されたり、全く開閉させないようにしてい
るが、その停止図柄に応じて前記開閉翼21の開状態の
時間に差異を設けるようにしてもよい。例えば停止図柄
が「7」の場合には前記開閉翼21を1秒間開状態に
し、「3」または「5」のときには0.5秒間開状態に
し、それ以外のときは閉状態を維持するようにしてもよ
い。またこの実施例では補助遊技手段は前記補助可変表
示装置3Aまたは補助可変表示装置4Aと該補助可変表
示装置の停止表示態様を判定する作動出力判定手段(後
述)とにより構成されているが、これらに代えて機械的
な構成を用いてもよい。例えば所定の入賞口に入賞した
遊技球を振り分ける振分手段を設けて、第1の入賞口に
振り分けられた場合には前記開閉翼21を2回開閉させ
たり、第2の入賞口に振り分けられた場合には前記開閉
翼21を1回開閉させたり、第3の入賞口に振り分けら
れた場合には閉状態を維持させるようにしてもよい。さ
らにこの実施例では前記特定入賞口3,4にそれぞれ一
体的に前記補助可変表示装置3Aまたは補助可変表示装
置4Aを取り付けているが、これらの可変表示装置は前
記遊技領域1の何れの場所に取り付けてもよく、例えば
前記変動入賞装置20と一体的に取り付けてもよい。ま
たこの実施例では前記開閉翼21の開閉回数は「0」
回、「1」回、「2」回となっているが、これには限定
されず前記補助可変表示装置3Aまたは補助可変表示装
置4Aの停止図柄に応じてどのようにも設定することが
できる。さらに特定入賞口3または4への入賞により前
記補助可変表示装置3Aまたは4Aを作動させて、一定
時間の経過後に前記補助可変表示装置3Aまたは4Aを
停止させる様に制御することもできる。
【0009】次に図2に基づいて変動入賞装置20の概
要を説明する。図2は一部を切り欠いた前記変動入賞装
置20の斜視図である。この変動入賞装置は遊技者に特
別遊技を実行させるもので、ここに特別遊技とは遊技者
に多くの賞球獲得の機会を与える遊技態様であって、前
記開閉翼21の18回の開閉(第2の開閉パターン)動
作(以下特別動作、特動作あるいはV動作という)を1
サイクル(但し18回の開閉動作終了前に遊技球が変動
入賞装置20に10個入賞したときにはその時点までを
1サイクル)とし、各サイクル中に遊技球が特別入賞口
22に入賞することを継続条件に、所定回数(例えば1
6回)の特動作が繰り返されるような遊技をいう。
【0010】該変動入賞装置20はこの装置を遊技盤に
密接に取り付けるための取付基枠30を備え、その取付
基枠30の前面上部に前記補助遊技の結果に従い開閉動
作する一対の開閉翼21が設けられている。一方、前記
取付基枠30の後方には包囲部50と該包囲部50の下
方を塞ぐ底板部60とが設けらけ、前記包囲部50の後
側には前記開閉翼21を作動させるソレノイド(図示せ
ず)を取り付けたソレノイド取付基板70が設けられて
いる。開状態の開閉翼21に流入した遊技球は内部通路
を経て、カウントSW4で検出され、前記遊技空間51
に至るようになっている。該遊技空間51には流入して
きた遊技球を1個貯留する第1の貯留装置としての人形
80が設けられている。該人形80は恐竜に模して作ら
れており、そのでん部80aを中心にして左右に振子の
ように動くとともに人形80の口80bが上下に動くよ
うになっている。前記人形80の背部80dは前記SW
4から落下してくる遊技球の通路となっており、その背
部80dを通過した遊技球は前記口80bに至るように
なっている。そして該口80bが下がった場合にはその
口80bと顎80cとにより遊技球を1個貯留できるよ
うになっている。
【0011】前記人形80の前方には変動入賞装置20
に流入した複数の遊技球を遊技空間51で貯留する第2
の貯留装置としてのストッパー90が、遊技空間51に
出没可能なように設けられている。前記ストッパー90
が遊技空間51に突出することによって複数の遊技球が
貯留され、その貯留された遊技球はストッパー90の没
入によりV通路91を通過してV入賞口22に入賞した
り、一般入賞口23,24に流下するようになってい
る。前記V入賞口22の後方であって前記取付基枠30
の下部には変動入賞装置20の遊技パターンを選択する
ための図柄を変動表示させる図柄変動装置(以下LED
Bとも言う)33が設けられている。この実施例では前
記図柄変動装置33は、モード図柄「B」(ボーナス)
とモード図柄「N」(ノーマル)とを交互にスクロール
表示させるもので、最初のV入賞口22への入賞時にそ
のスクロールが停止され、モード図柄が「B」の場合は
「モードA」の遊技パターンにより、モード図柄が
「N」の場合は「モードB」の遊技パターンにより変動
入賞装置20が動作制御されるようになっている。そし
て出玉を多くする遊技パターンを「モードA」とし、出
玉を少なくする遊技パターンを「モードB」としてい
る。なお、34で示すものは前記SW4で検出された遊
技球数を表示するカウント表示器であり、35で示すも
のは特動作の継続回数を表示する継続数表示器であり、
L1,L2で示すものは遊技状態を表示するランプであ
る。
【0012】このパチンコ遊技機に係る主要部分は、概
略上記のように構成されていて、該パチンコ遊技機に設
置されたコンピュータシステム等の制御手段によって次
のように作用動作されるようになっている。図外の電源
スイッチ操作によりパチンコ遊技機に電気が供給される
と、前記遊技盤に設けられたランプ、LEDが普段遊技
状態の表示を開始する。この普段遊技状態では前記補助
可変表示装置3A及び4Aのそれぞれの図柄が変動を開
始する。前記変動入賞装置20の開閉翼21は閉状態に
あり、人形80は口80bを開けた状態で遊技空間51
の中央(初期位置)に静止しており、前記ストッパー9
0は底板部60に没入している。また前記図柄変動装置
33ではモード図柄の「B」と「N」とが交互にスクロ
ール表示を開始し、そのスクロール表示は遊技者がその
目で追える速度で行われる。
【0013】このような遊技状態で遊技者は発射ダイヤ
ル(図示せず)を操作し、遊技球を前記特定入賞口3ま
たは4に入賞させるようにする。遊技球が前記特定入賞
口3または特定入賞口4に入賞すると前記補助可変表示
装置3Aまたは4Aの図柄が停止し、その停止図柄が例
えば「7」である場合には前記開閉翼21が2回開閉す
る。
【0014】前記開閉翼21が開状態のときに前記入賞
装置20に入賞した遊技球が前記V入賞口22に入賞し
た場合には、この時点で継続数表示器35に「1」が表
示され、前記モード図柄のスクロール表示が「B」また
は「N」の図柄で停止され、特別遊技のためのウエイト
遊技状態に移行する。該ウエイト遊技状態では、人形8
0の口80bが上下に動いて「パクパク」動作するよう
になっており、この「パクパク」動作が終了して、前記
継続数表示器に「2」が表示され、前記開閉翼21が所
定回数(この実施例では18回)開閉動作を繰り返す第
1回目の特別動作が開始される。
【0015】この場合、モード図柄が「B」の場合には
当りとなり「モードA」の遊技パターンで特別動作が行
われ、「N」の場合には「モードB」の遊技パターンで
特別動作が行われることになる。
【0016】このような状態のもとで前記開閉翼21が
開状態のときにタイミングよく変動入賞装置20に流入
した遊技球は前記SW4で検出されて遊技空間51に落
下する。そして前記V入賞口22に遊技球が入賞した場
合には、前記ウエイト遊技状態の後に第2回目の特別動
作が開始され、前記V入賞口22への入賞を条件に最大
16回(実質的には15回)の特別動作が行われるよう
になっている。
【0017】上記のように構成されたパチンコ遊技機の
変動入賞装置20、各種表示装置等は図3に示すような
コンピュータシステムによって制御されている。該コン
ピュータシステムは、CPU200、読出し専用メモリ
たるROM201、随時読出しと書込みが可能なメモリ
たるRAM202を有している。前記ROM201には
前記遊技盤を制御するデータ、各種表示ランプの表示パ
ターン、スピーカ224からの音声の発生パターン等の
固定データが記憶されている。CPU200には、該C
PU200に電気を供給する電源回路203や発信回路
のクロックパルスを分周しCPU200にリセット信号
を送る分周回路204等が接続されている。
【0018】CPU200の入力側には、バァファゲー
ト210、ローパスフィルター211を介して前記特定
入賞口3のSW1、前記特定入賞口4のSW1、前記補
助可変表示装置3A,4A、継続SW3、カウントSW
4、MSW、賞球の2系統処理で使用される2系統用S
W(図示せず)がそれぞれ接続されている。
【0019】一方、前記CPU200の出力側には出力
ポート220、ドライバー221を介して前記図柄変動
装置33、前記開閉翼21用のSOLA、前記ストッパ
ー用のSOLB(図示せず)、前記人形の口用のSOL
C(図示せず)、モータ82(図示せず)、前記カウン
ト表示器34、継続表示器35、ランプ、前記継続数信
号、前記大当り信号、2系統用ソレノイドがそれぞれ接
続されている。また、CPU200にはサウンドジェネ
レータ222、アンプ223を介してスピーカ224が
接続されている。このようなコンピュータシステムによ
って本発明に係る特別遊技価値を付与する特別遊技価値
付与手段、前記開閉翼21を作動させるための信号を生
成する作動出力判定手段が構成されている。
【0020】図4には、図3のコンピュータシステムに
よって行われる補助遊技の制御処理手順を示す。補助ゲ
ームの制御処理はステップS1の分岐処理を介してステ
ップS2の処理No.「0」普段動作処理、ステップS
3の処理No.「1」図柄判定処理あるいはステップS
4の処理No.「2」当り動作処理を行い、メイン処理
(図示せず)にリターンするようになっている。ここで
前記普段動作処理は前記特定入賞検出器SW1またはS
W2の入力を監視して、入力があった場合には前記補助
可変表示装置3Aまたは4Aの図柄を停止させる処理を
行う。また前記図柄判定処理は前記補助可変表示装置3
Aまたは4Aの停止図柄を判定し、その判定結果に従っ
た処理を行うものである。また前記当り動作処理は前記
図柄判定の結果、当りの場合に前記開閉翼21を作動さ
せるソレノイド(SOL)のオン、オフの制御を行うも
のである。
【0021】図5は前記普段動作処理の詳細なフローチ
ャートを示す。この普段動作処理が開始するとステップ
S10で前記特定入賞検出器SW1またはSW2が遊技
球を検出したか否かを判定する。そして遊技球を検出し
たと判定した場合にはステップS12に進み、図柄を停
止させ、ステップS14に進み処理Noを「1」に変更
してリターンする。一方、遊技球を検出していないと判
定した場合にはステップS16に進み図柄の回転処理を
続行し、リターンする。
【0022】図6は前記図柄判定処理の詳細なフローチ
ャートを示す。この図柄判定処理が開始されるとステッ
プS20で停止図柄が「3」か「5」かを判断する。停
止図柄が「3」か「5」であればステップS22に進み
SOLカウンタに「2」をセットする。このSOLカウ
ンタは前記ソレノイドのオンとオフのそれぞれの回数を
計数するもので、前記ステップS22では前記開閉翼2
1の1回開きのためカウンタに「2」をセットする。な
お前記SOLカウンタはソレノイドのオン毎またはオフ
毎に減算され、その値が「0」になれば前記開閉翼21
の開閉動作を終了させるようになっている(後述のステ
ップS44、ステップS52参照)。その後ステップS
24に進みSOLタイマをセットし、ステップS26に
進み処理Noを「2」に変更してリターンする。このS
OLタイマは前記ソレノイドのオン時間とオフ時間のそ
れぞれを計時するもので、このステップS24では最初
のオフ時間、例えば0.3秒をセットする。したがって
図柄の停止後、0.3秒後にソレノイドが開閉動作する
ことになる。一方、停止図柄が「3」か「5」でなけれ
ばステップS28に進み停止図柄が「7」か否かを判断
し、「7」であればステップS30に移行しSOLカウ
ンタに「4」をセットし前記ステップS24に移行する
が、「7」でなければステップS32に進み、処理No
を「0」に変更してリターンするようになっている。前
記ステップS30では前記開閉翼21の2回開きのため
カウンタに「4」をセットしている。
【0023】図7には前記当り動作処理の詳細なフロー
チャートを示す。この当り動作処理が開始されるとステ
ップS40でSOLタイマが減算され、ステップS42
に移行し、前記SOLタイマが「0」か否か、即ちタイ
ムアップしたか否かを判定する。例えば最初にこの当り
動作処理が実行される場合には前記ステップS24でセ
ットされた最初のオフ時間が減算されることになる。タ
イムアップしてないければそのままリターンするが、タ
イムアップしていればステップS44に進みSOLカウ
ンタが「0」が否か、即ち前記開閉翼21の開閉動作が
終了したか否かを判断する。最初にこの当り動作処理が
実行される場合には前記ステップS22またはステップ
S30でSOLカウンタがセットされているので、SO
Lカウンタが「0」ではないと判断されステップS46
に進み、ソレノイドの反転処理を行う。このソレノイド
の反転処理は現時点でソレノイドが「オフ」ならば「オ
ン」に反転させ、逆に現時点でソレノイドが「オン」な
らば「オフ」に反転させる処理である。例えば最初にこ
の当り動作処理が実行される場合には前記ステップS2
4でオフ時間がセットされているのでここでは「オフ」
から「オン」に反転処理される。このような反転処理の
後、ステップS48に進みSOLが「オン」状態か否か
を判断し、「オン」状態であればステップS50に進み
SOLのオン時間用のタイマをセットし、ステップS5
2に進みSOLカウンタの減算処理を行いリターンする
が、SOLが「オン」状態でなければステップS54に
進みSOLのオフ時間用にタイマをセットし、前記ステ
ップS52に進みSOLカウンタの減算処理を行いリタ
ーンする。ここで前記ステップS50でセットされるオ
ン時間用のタイマは1回開きの場合は例えば0.5秒で
あり、2回開きの場合は例えば0.7秒である。また前
記ステップS54でセットされるオフ時間用のタイマは
例えば0.8秒である。前記ステップS52でのSOL
カウンタが減算処理され、再びこの当り処理が実行され
た場合に、前記ステップS44でSOLカウンタが
「0」であると判断されたときにはステップS56に移
行し、処理No.に「0」をセットしリターンするよう
になっている。
【0024】図8には他の実施例に係るパチンコ遊技機
の遊技盤100の構成例を示している。該遊技盤100
には変動入賞装置200の両サイドに遊技球の通過を検
出するゲート800とゲート900とがそれぞれ設けら
れ、前記変動入賞装置200の直下位置には普通図柄5
00Aの停止図柄に従って開閉する可動片500Bを備
えた普通電動役物500が設けられている。300、4
00、600、700で示すものはそれぞれ一般入賞口
である。このように構成されたパチンコ遊技機では次に
ように作動される。前記ゲート800またはゲート90
0を遊技球が通過した場合に、変動している前記普通図
柄500Aの図柄が停止し、その停止図柄が当りか否か
が判定される。例えば停止図柄が「7」であれば当りと
判定され、前記普通電動役物500の可動片500Bが
所定時間、例えば3秒間開状態を維持し、その間に遊技
球が入賞した場合には前記変動入賞装置200の開閉翼
200Aが2回開閉動作を繰り返すように制御される。
また例えば停止図柄が「3」または「5」のときも当り
と判定され、前記普通電動役物500の可動片500B
が所定時間、例えば1.5秒間開状態を維持し、その間
に遊技球が入賞した場合には前記変動入賞装置200の
開閉翼200Aが1回開閉動作を繰り返すように制御さ
れる。しかし前記以外の停止図柄であるときには前記普
通電動役物500の可動片500Bは閉状態を維持する
ようになっている。なお、前記変動入賞装置200の開
閉翼200Aが開閉された後の動作は前記実施例と同様
である。この他の実施例においては前記普通電動役物5
00、前記ゲート800とゲート900により前記補助
遊技手段が構成されている。このような他の実施例では
前記ゲート800またはゲート900への遊技球の通過
率を高めることができる。したがって遊技者の遊技者の
遊技意欲を刺激することができて、また遊技店の利益を
も保護することができる。
【0025】上記実施例と他の実施例において、最初の
特別遊技が終了した後に前記特定入賞口3または4に遊
技球が入賞した場合、前記補助可変表示装置3Aまたは
4Aを「7」で強制的に停止させる制御手段を設けても
よい。このようにすれば前記開閉翼21が2回開閉動作
するので連続的に特別遊技が発生する可能性が高まる。
【0026】図9には本発明を第1種のパチンコ遊技機
に実施した遊技盤の実施例を示している。該遊技盤10
1の中央には可変表示装置201が設置され、該可変表
示装置201の下方には普通図柄501Aを変動させる
普通図柄表示装置としての特定入賞口501が設けら
れ、その特定入賞口501の下方には変動入賞装置20
2が取り付けられている。このように構成されたパチン
コ遊技機では次にように作動される。前記特定入賞口5
01に遊技球が入賞した場合に、変動している前記普通
図柄501Aが停止し、その停止図柄が当りか否かが判
定される。例えば停止図柄が「7」であれば当りと判定
され、前記可変表示装置201の可変表示部201aが
2回変動する。また例えば停止図柄が「3」または
「5」のときも当りと判定され、前記可変表示部201
aが1回変動する。しかし前記以外の停止図柄であると
きには前記可変表示部201aは変動されないようにな
っている。そして前記可変表示部201aの停止図柄
が、例えば「7,7,7」であるときには大当りとなっ
て前記変動入賞装置202の大入賞口202Aが開状態
に変換されて特別遊技が開始されるようになっている。
このような他の実施例では前記特定入賞口501への遊
技球の入賞率を高めて、前記普通図柄501Aの停止態
様により、前記可変表示部201aを回転させることが
できる。したがって遊技者の遊技者の遊技意欲を刺激す
ることができて、また遊技店の利益をも保護することが
できる。なお前記可変表示装置201により本発明に係
る特別遊技手段が構成され、その大当りで特別条件が達
成されることになる。前記変動入賞装置及びその制御手
段により本発明に係る特別遊技価値付与手段が構成され
る。また前記特定入賞口501及び普通図柄501Aに
より補助遊技手段が構成される。なお、上記第2種パチ
ンコ遊技機での実施例では前記特定入賞口3,4への入
賞は記憶されないが、この第1種パチンコ遊技機の場合
は記憶されるようになっている。なお、801と901
とを特定入賞口として構成し、これらに遊技球が入賞す
ることにより前記普通図柄501Aの表示態様を停止す
る様にしてもよい。
【0027】また本発明の補助遊技手段はいわゆる第3
種のパチンコ遊技機にも応用することができる。この場
合の構成例として前記補助可変表示装置を設け、特別遊
技のための権利が発生してからその補助可変表示装置の
停止図柄によって変動入賞装置を遊技者に有利な第2状
態に変換するよう制御する。例えば補助可変表示装置の
停止図柄が「奇数」である場合に変動入賞装置を第2状
態に変換するようにする。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、特別遊
技手段を作動させるために補助遊技手段を介在させ、か
つその補助遊技手段の遊技結果に左右されて前記特別遊
技手段が作動されることになる。したがって補助遊技手
段の補助遊技内容を充実させることによって遊技者の遊
技意欲を高めることができるし、遊技店の利益をも考慮
することができる。請求項2に記載の発明によれば、補
助遊技手段の遊技は可変表示装置により複数の識別情報
を可変表示させるものであり、その可変表示装置の停止
表示態様に応じて作動出力判定手段が前記特別遊技手段
を作動させることになる。したがって可変表示装置の始
動率を高めることによって、特定遊技手段の作動への期
待感が遊技者に高まり、その遊技意欲を高めることがで
きるし、遊技店の利益をも考慮することができる。また
請求項3に記載の発明によれば作動出力判定手段が可変
表示装置の停止表示態様に応じて種々の作動状態を設定
することができることになる。したがって1個の打球の
入賞で複数回にわたって特別遊技手段を作動させる可能
性が生じるので遊技者の遊技意欲が高揚する。さらに請
求項4に記載の発明によればいわゆる第2種のパチンコ
遊技機に上記請求項1及至3に記載の発明を適用するこ
とができるので、第2のパチンコ遊技機において遊技者
の遊技意欲を高めることができ、また遊技店の利益をも
考慮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の遊技盤の構成例を示した正面
図である。
【図2】一部を切り欠いた変動入賞装置の斜視図であ
る。
【図3】パチンコ遊技機に関する全体の制御ブロック図
である。
【図4】補助遊技を処理するためのフローチャート図で
ある。
【図5】補助遊技を処理するためのフローチャート図で
ある。
【図6】補助遊技を処理するためのフローチャート図で
ある。
【図7】補助遊技を処理するためのフローチャート図で
ある。
【図8】他の実施例を示す遊技盤の構成例を示した正面
図である。
【図9】他の実施例を示す遊技盤の構成例を示した正面
図である。
【符号の説明】
3 補助遊技手段 4 補助遊技手段 3A 可変表示装置 4A 可変表示装置 20 変動入賞装置 21 開閉翼(特別遊技手段) 22 特別入賞口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特別遊技価値を付与するための遊技を行
    う特別遊技手段において特別条件が達成されたことに基
    づいて、特別遊技価値を付与する特別遊技価値付与手段
    を備えた弾球遊技機において、 前記特別遊技手段は補助遊技を行う補助遊技手段の遊技
    結果に応じて作動されることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記補助遊技手段は複数の識別情報を可
    変表示する可変表示装置と、該可変表示装置の停止表示
    態様を判定して前記特別遊技手段を作動させるための信
    号を発生する作動出力判定手段とから構成されることを
    特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記作動出力判定手段は前記停止表示態
    様に応じて前記特別遊技手段の作動状態に差異を与える
    信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の弾球
    遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特別遊技手段は変動入賞装置に設け
    られた開閉翼により構成され、前記変動入賞装置内に設
    けられた特別入賞口に遊技球が入賞することにより前記
    特別条件が達成されるものであることを特徴とする請求
    項1及至3に記載の弾球遊技機。
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